JP2008286631A - 光学式エンコーダおよびそれを備える電子機器 - Google Patents

光学式エンコーダおよびそれを備える電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】受光信号のDC成分によるSN低下を回避できる小型で低コストな光学式エンコーダを提供する。
【解決手段】この光学式エンコーダでは、第2の電流電圧変換部13が出力する第1のAC信号と第4の電流電圧変換部15が出力する第2のAC信号に対して、比較するDC信号は1つであり、DC信号を共通化している。よって、DC信号のための受光面積を削減することが可能となる。具体的には、第1〜第5の受光素子1〜5の幅(1/8)Pの合計(5/8)Pを移動体6の1ピッチPよりも狭くできる。また、比較信号となるDC信号を共通化することによって、光の散乱,ばらつき等の影響を削減でき、比較部をなす第1,第2の差動増幅器16,17が出力する信号のばらつきを軽減できる。
【選択図】図1A

Description

この発明は、受光素子を用いて移動体の位置,移動速度,移動方向等を検出する光学式エンコーダに関し、特に、一例として、複写機、プリンターなどの印刷機器、FA(ファクトリオートメーション)機器等に用いると好適な光学式エンコーダに関する。
従来、光学式エンコーダとしては、図5Aに示すように、移動体としてのスリット板100に所定のピッチPで形成されたスリット100Aの配列方向に、(1/4)ピッチの間隔で配列された複数の受光素子101〜104を備えるものが提案されている(特許文献1(特開昭59−40258号公報)参照)。この光学式エンコーダは、スリット100Aを通過して光源からの光が入射した各受光素子101〜104が出力する受光信号を比較して、スリット板100の信頼性の高い回転情報を得るようにしている。
また、特許文献2(特開2006−153753号公報)に記載の技術では、(1/4)ピッチずつ位相が異なる4群の検出素子群の出力信号から位相が逆相である2群の素子群からの出力信号の加算値に比例した信号成分を差し引いて、DC(直流)信号成分を除去した出力信号を得るようにしている。
例えば、図5Bに示すように、受光素子101の出力信号S101と受光素子103の出力信号S103(または、受光素子102の出力信号S102と受光素子104の出力信号S104)を加算した加算値に比例した信号成分を、各出力信号S101〜S104から差し引いて、DC(直流)信号成分を除去した出力信号S101’〜S104’を得る。
また、特許文献3(特開2006−138775号公報)に記載の技術では、 移動体のスリットの配列間隔が1ピッチであるときに、この1ピッチ分のスケール幅を有するダイオードによって、DC(直流)電流をモニタすることが開示されている。
また、特許文献4(特開2005−353630号公報)に記載の技術では、受光素子上にレンズを配置して受光分解能を変化させることが記載されている。
ところで、光学式エンコーダにおいて、一般的に、図5Aに示されるように、移動体のスリット100Aの配列間隔を1ピッチPとすると、4つの受光素子101〜104を等間隔に(1/4)ピッチで配置する方法が取られている。
ところが、粗い分解能で使用する場合には、受光素子101〜104の幅が広くなるので、受光チップサイズが大きくなり、コストアップにつながる。また、分解能が粗くなることで発光側からの光の回り込みが減り、SN比が上がることもあり、受光面積は小さい方が望ましい。なお、ここで、粗い分解能とは、一般的な150LPI、180LPIよりも低い分解能を言う。
また、図5Aに示す一例では、光オン部(スリット100A)と光オフ部(中実部100B)とに対応して受光素子101,102と受光素子103,104を対称に配置している。この配置により、受光素子101,102の出力信号と受光素子103,104の出力信号との差分を取ることで、各受光素子の光オフ時に光の回りこみ等により出力信号にDC成分が発生した場合に、SNが低下するのを防ぐようにしている。
ところで、このような出力信号のDC成分を求める方法としては、前述の特許文献2の如く逆相信号を加算して求める方法、前述の特許文献3の如く移動体の1ピッチ分の幅の受光素子によって、DC成分をモニタする方法がある。しかし、両従来技術とも、大きな受光面積を要する。
一方、前述の特許文献4によれば、分解能をレンズによって変更できるので、受光面積を縮小し、受光素子の小型化が可能になるが、別部品としてレンズが必要になるから、光学系を含めたトータルとしてのコストが増加することになる。
上述の如く、特に低分解能で使用する際、低コストで、光の回り込みによるDC成分によるSN低下を回避できる光学式エンコーダが求められている。
特開昭59−40258号公報 特開2006−153753号公報 特開2006−138775号公報 特開2005−353630号公報
そこで、この発明の課題は、受光信号のDC成分によるSN低下を回避できる小型で低コストな光学式エンコーダを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の光学式エンコーダは、発光素子と、上記発光素子からの光が到達し得る領域に一方向に並べて配置されている複数の受光素子とを備え、上記受光素子に対応する所定の位置を通過するときに上記光が上記受光素子に入射する状態にする光オン部および上記受光素子に対応する所定の位置を通過するときに上記光が上記受光素子に入射しない状態にする光オフ部を有すると共に上記一方向に移動するときに上記光オン部と光オフ部が上記所定の位置を交互に通過する移動体の移動を検出する光電式エンコーダであり、
上記複数の受光素子が出力する複数の受光信号のうちの互いに位相が180°異なる2つの受光信号を加算して直流成分からなるDC信号を出力する第1の出力部と、
上記複数の受光信号のうちの少なくとも1つの受光信号が入力されると共に上記入力された受光信号から得られた交流成分を含むAC信号を出力する第2の出力部と、
上記第1の出力部からのDC信号と上記第2の出力部からのAC信号とが入力されると共に上記DC信号とAC信号とを比較すると共にこの比較した結果を表す信号を出力する比較部とを備えることを特徴としている。
この発明の光学式エンコーダによれば、比較部は、第1の出力部により得られたDC成分からなるDC信号と、第2の出力部により得られたAC成分によるAC信号とを比較し、この比較結果を表す信号を出力する。上記比較部は、例えば、上記AC信号の信号値と上記DC信号の信号値との大小関係を判定してこの判定結果を表す信号を出力する。
また、ここで、複数個のAC信号に対して、上記DC信号は1つでよい。つまり、複数個のAC信号に対してDC信号を共通化できるので、DC信号のための受光面積を削減することが可能となる。また、DC信号を共通化することによって、比較部が出力する信号のばらつきを軽減できる。よって、この発明によれば、受光信号のDC成分によるSN低下を回避できる小型で低コストな光学式エンコーダを実現できる。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、上記第2の出力部は、複数の上記受光信号を加算して上記AC信号を生成する。
この実施形態の光学式エンコーダによれば、複数の受光信号を加算してAC信号を生成する。これにより、このAC信号を生成する受光素子の受光面積を、上記DC信号を生成する受光素子の受光面積と同一もしくは比例関係として上記AC信号とDC信号とをバランスさせ、比較部がAC信号とDC信号を比較する際のばらつきを抑制できる。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、上記第1の出力部に入力される2つの受光信号のうちの一方の受光信号が上記第2の出力部に入力される。
この実施形態の光学式エンコーダによれば、DC信号を得るための逆相関係の2つの受光信号のうちの一方を、AC信号を得るための受光信号として利用するので、受光素子の面積削減を図れる。また、受光素子の配置場所が異なることに起因する受光量ばらつきを抑制でき、AC信号のデューティ比のばらつきを抑制できる。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、上記移動体の移動方向に対応する方向に配列された{(n/2)+1}個(nは2以上の偶数)の受光素子を備え、上記受光素子は、上記移動体の移動方向に対応する方向の寸法が上記移動体の上記光オン部と光オフ部の配列ピッチのn分の1の寸法であり、
上記第1の出力部は、上記{(n/2)+1}個の受光素子のうちの上記配列の両端の2つの受光素子が出力する受光信号を加算して直流成分からなるDC信号を出力する。
この実施形態の光学式エンコーダによれば、上記配列ピッチをPとすると、(1/n)P×{(n/2)+1}=(1/2+1/n)P が{(n/2)+1}個の受光素子の上記移動方向対応寸法(幅)になる。つまり、上記nの値を、大きくすることで、{(n/2)+1}個の受光素子の全幅を上記配列ピッチPの2分の1のサイズに近づく値まで縮小でき、受光面積を低減できる。そして、この{(n/2)+1}個の受光素子の配列の両端の1/n幅の2つの受光素子が出力する2つの受光信号は互いに位相が180°ずれている逆相関係になる。よって、この2つの受光信号を第1の出力部で加算することにより、交流成分が相殺されて直流成分からなるDC信号を得ることができる。このDC成分と信号成分を比較することで、0〜180°の範囲内の位相差を有する信号群を比較部から得ることができる。ただし、上記nの値は、受光素子の受光感度を考慮して、信号回路,光学系のばらつきに影響を受けない範囲内で決定することが望ましい。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、上記nは、4以上の偶数であり、上記第1の出力部は、上記受光信号を加算して得た加算信号を(n/8)倍に増幅したDC信号を出力し、
上記第2の出力部は、上記{(n/2)+1}個の受光素子のうちの上記配列の両端の2つの受光素子のいずれか一方の受光素子を除く(n/2)個の受光素子のうちの(n/4)個の受光素子が出力する受光信号から得られた交流成分を含むAC信号を出力する。
この実施形態の光学式エンコーダによれば、{(n/2)+1}個の受光素子のうちの上記配列の両端の2つの受光素子のいずれか一方の受光素子を除く(n/2)個の受光素子において、(n/4)個の受光素子から得られるAC信号の位相と、残りの(n/4)個の受光素子から得られるAC信号との位相との位相差を90°にできる。また、第1の出力部は、2個の(1/n)幅の受光素子の受光信号を加算して得たDC信号を(n/8)倍に増幅して出力する一方、第2の出力部は、(n/4)個の(1/n)幅の受光素子の受光素子から得られるAC信号を出力する。つまり、第1の出力部による、2×(1/n)×(n/8)=(1/4)ピッチ分のDC成分と第1の出力部による、(n/4)×(1/n)=(1/4)ピッチ分のAC成分とを比較部で比較することにより、比較部からはデューティが50%となる信号が得られるので、信号処理上有益である。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、上記第1または第2の出力部の少なくとも一方は、複数の増幅器と、この複数の増幅器に受光信号を分配すカレントミラー回路とを有する。
この実施形態の光学式エンコーダによれば、第1または第2の出力部は、カレントミラー回路によって、受光信号を複数の増幅器に分配するので、受光信号の減衰および複数の受光信号間の干渉を抑制でき、DC信号またはAC信号を理想波形に近づけることができる。
また、一実施形態の電子機器では、上記光学式エンコーダを備えるので、主に低分解能で使用する際、受光量が変動しても動作精度が優れ、かつ、ばらつきの少ない信号を出力できる光学式エンコーダを備えた小型で低コストの電子機器となる。
この発明の光学式エンコーダによれば、比較部は、第1の出力部により得られたDC成分からなるDC信号と、第2の出力部により得られたAC成分によるAC信号とを比較し、この比較結果を表す信号を出力する。例えば、上記AC信号から上記DC信号を差し引くことにより、上記AC信号から有効な信号成分としての交流成分が得られる。また、ここで、複数個のAC信号に対して、上記DC信号は1つでよい。つまり、複数個のAC信号に対してDC信号を共通化できるので、DC信号のための受光面積を削減することが可能となる。また、DC信号を共通化することによって、比較部が出力する信号のばらつきを軽減できる。よって、この発明によれば、受光信号のDC成分によるSN低下を回避できる小型で低コストな光学式エンコーダを実現できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1Aに、この発明の第1実施形態としての光学式エンコーダの構成を模式的に示す。
この第1実施形態は、一方向に並べて配置されている5個の受光素子1〜5を備える。この受光素子1〜5は一例としてフォトダイオードからなる。この5個の受光素子1〜5は、図示しない発光素子とで移動体6を所定の間隔を隔てて挟むように配置されている。
上記移動体6は、光オン部としてのスリット6Aと光オフ部としての中実部6Bとが移動方向に交互に配置されている。上記発光素子から上記スリット6Aに入射する光は、スリット6Aを通過できるが、上記発光素子から中実部6Bに入射する光は、中実部6Bを通過できない。この実施形態では、スリット6Aの移動方向の寸法と中実部6Bの移動方向の寸法とを等しくしているが、両者の寸法は異なっていても良い。また、移動体6の移動方向に対応する方向に配列された5個の各受光素子1〜5の上記移動方向に対応する方向の寸法(幅)は、移動体6におけるスリット6Aの配列ピッチPの8分の1である。
また、この実施形態は、第1〜第5の5個の電流分配器7〜11と、増幅器としての第1〜第4の4個の電流電圧変換部12〜15と、比較部としての第1,第2の2個の差動増幅器16,17と、第1,第2の2個のAD(アナログ・デジタル)変換部18,20とを有する。上記第1,第5の電流分配器7,11と第1,第3の電流電圧変換部12,14が第1の出力部を構成している。また、上記第1〜第4の電流分配器7〜10と第2,第4の電流電圧変換部13,15が第2の出力部を構成している。
第1〜第5の5個の電流分配器7〜11には、それぞれ、5個の受光素子1〜5が出力する受光信号が入力される。第1,第2,第3,第4,第5の電流分配器7,8,9,10,11は、それぞれ、図1Bに示すような受光素子1,2,3,4,5からの受光信号による第1,第2,第3,第4,第5受光電流I1,I2,I3,I4,I5を出力する。上記第1受光素子1が出力する受光信号と第5受光素子5が出力する受光信号とは位相が180°異なっているので、第1受光電流I1と第5受光電流I5とは位相が180°異なっている。
第1の電流電圧変換部12および第3の電流電圧変換部14には、第1の電流分配器7からの第1受光電流I1と第5の電流分配器11からの第5受光電流I5が入力される。よって、この第1,第3の電流電圧変換部12,14は、互いに位相が180°異なる第1,第5の2つの受光電流I1,I5を加算した直流成分からなる電流(I1+I5)が入力され、この加算電流(I1+I5)を電圧に変換したDC信号を、第1,第2の差動増幅器16,17に出力する。この第1,第3の電流電圧変換部12,14と上記第1,第5の電流分配部7,11が第1の出力部を構成している。この加算電流(I1+I5)は、図1B,図1Cに示す(I1+I5)の波形に対応している。
一方、第2の電流電圧変換部13には、第1,第2の電流分配器7,8からの第1,第2受光電流I1,I2を加算した交流成分としての加算電流(I1+I2)が入力される。よって、この第2の電流電圧変換部13は、この加算電流(I1+I2)を電圧に変換して交流成分を含む第1のAC信号を、第1の差動増幅器16に出力する。この加算電流(I1+I2)は、図1Cに示す(I1+I2)の波形に対応している。
また、第4の電流電圧変換部15には、第3,第4の電流分配器9,10からの第3,第4受光電流I3,I4を加算した交流成分としての加算電流(I3+I4)が入力される。よって、この第4の電流電圧変換部15は、この加算電流(I3+I4)を電圧に変換して交流成分を含む第2のAC信号を、第2の差動増幅器17に出力する。この加算電流(I3+I4)は、図1Cに示す(I3+I4)の波形に対応している。
上記第1の差動増幅器16は、第1の電流電圧変換部12からのDC信号と第2の電流電圧変換部13からの第1のAC信号とを比較演算して、両者の差を増幅した信号を、第1のAD変換部18に出力する。また、上記第2の差動増幅器17は、第3の電流電圧変換部14からのDC信号と第4の電流電圧変換部15からの第2のAC信号とを比較演算して、両者の差を増幅した信号を、第2のAD変換部20に出力する。これにより、第1のAD変換部18は第1のデジタル信号21を出力し、第2のAD変換部20は第2のデジタル信号22を出力する。
この実施形態によれば、第1,第2のAD変換部18,20から位相が略90°異なるデューティ50%の2つのデジタル信号21,22が得られる。この実施形態では、第1のAC信号,第2のAC信号,DC信号における受光面積を等価にしたことで、この2つのデジタル信号21,22のデューティが50%となる。また、第1,第2の差動増幅器16,17は、第1,第2のAC信号とDC信号とをオフセットすることなく比較演算を行うことができる。
この実施形態によれば、第2の電流電圧変換部13が出力する第1のAC信号と第4の電流電圧変換部15が出力する第2のAC信号に対して、比較するDC信号は1つであり、DC信号を共通化している。よって、この実施形態によれば、DC信号のための受光面積を削減することが可能となる。具体的には、第1〜第5の受光素子1〜5の幅(1/8)Pの合計(5/8)Pを移動体6の1ピッチPよりも狭くできる。また、比較信号となるDC信号を共通化することによって、光の散乱,ばらつき等の影響を削減でき、比較部をなす第1,第2の差動増幅器16,17が出力する信号のばらつきを軽減できる。よって、この実施形態によれば、受光信号のDC成分によるSN低下を回避できる小型で低コストな光学式エンコーダを実現できる。
なお、この実施形態において、上記発光素子から各受光素子1〜5へ入射する入射光量の分布に差がある場合は、電流電圧変換部12,14が出力するDC信号の信号値に比例した値のDC信号を第1,第2の差動増幅器16,17に入力してもよい。また、電流電圧変換部13,15が出力するAC信号の信号値に比例した値のAC信号を第1,第2の差動増幅器16,17に入力してもよい。
次に、図4に、上記第1実施形態に対応する回路例を示す。この回路例では、カレントミラー回路で構成された第1,第2,第3,第4,第5の電流分配器7,8,9,10,11を有する。カレントミラー回路を採用することで、電流分配による電流減衰を防ぐことができる。電流電圧変換部12には、第1の電流分配器7からの受光電流I1と第5の電流分配器11からの受光電流I5が入力され、受光電流I1とI5を加算した加算電流(I1+I5)を電圧に変換したDC信号を第1の差動増幅器16に入力する。一方、電流電圧変換部13には、第1の電流分配器7からの受光電流I1と第2の電流分配器8からの受光電流I2が入力され、受光電流I1とI2を加算した加算電流(I1+I2)を電圧に変換した第1のAC信号を第1の差動増幅器16に入力する。第1の差動増幅器16は、上記DC信号と上記第1のAC信号とを比較演算して、両者の差を増幅した信号を第1のAD変換部18に出力する。
一方、電流電圧変換部14には、第1の電流分配器7からの受光電流I1と第5の電流分配器11からの受光電流I5が入力され、受光電流I1とI5を加算した加算電流(I1+I5)を電圧に変換したDC信号を第2の差動増幅器17に入力する。一方、電流電圧変換部15には、第3の電流分配器9からの受光電流I3と第4の電流分配器10からの受光電流I4が入力され、受光電流I3とI4を加算した加算電流(I3+I4)を電圧に変換した第2のAC信号を第2の差動増幅器17に入力する。第2の差動増幅器17は、上記DC信号と上記第2のAC信号とを比較演算して、両者の差を増幅した信号を第2のAD変換部20に出力する。
(第2の実施の形態)
次に、図2に、この発明の第2実施形態としての光学式エンコーダの構成を模式的に示す。この第2実施形態は、図1Aの5個の受光素子1〜5に替えて、3個の受光素子31〜33を備える点と、図1Aの5個の電流分配器7〜11に替えて、3個の電流分配器35〜37を備える点とが、前述の第1実施形態と異なる。よって、前述の第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付して、前述の第1実施形態と異なる点を主に説明する。
この実施形態では、移動体6の移動方向に対応する方向に配列された3個の各受光素子31〜33の上記移動方向に対応する方向の寸法(幅)は、移動体6におけるスリット6Aの配列ピッチPの4分の1である。
第1〜第3の3個の電流分配器35,36,37には、それぞれ、3個の受光素子31,32,33が出力する受光信号が入力される。第1の電流分配器35は、受光素子31からの受光信号による第1受光電流I11およびこの第1受光電流I11の2分の1の電流(1/2)・I11を出力する。また、第2の電流分配器36は、受光素子32からの受光信号による第2受光電流I12を出力する。また、第3の電流分配器37は、受光素子33からの受光信号による第3受光電流I13およびこの第3受光電流I13の2分の1の電流(1/2)・I13を出力する。ここで、第1受光素子31が出力する受光信号と第3受光素子33が出力する受光信号とは位相が180°異なっているので、第1受光電流I11と第3受光電流I3とは位相が180°異なっている。
次に、第1の電流電圧変換部12および第3の電流電圧変換部14には、第1の電流分配器35からの電流(1/2)・I11と第3の電流分配器37からの電流(1/2)・I13が入力される。よって、この第1,第3の電流電圧変換部12,14は、互いに位相が180°異なる第1,第3の2つの受光電流I11,I13を加算した直流成分からなる電流(I11+I13)の2分の1の電流(I11+I13)/2が入力され、この加算電流(I11+I13)/2を電圧に変換したDC信号を、第1,第2の差動増幅器16,17に出力する。この第1,第3の電流電圧変換部12,14と上記第1,第3の電流分配部35,37が第1の出力部を構成している。
一方、第2の電流電圧変換部13には、第1の電流分配器35からの第1受光電流I11が交流成分として入力される。よって、この第2の電流電圧変換部13は、この第1受光電流I11を電圧に変換して交流成分を含む第1のAC信号を、第1の差動増幅器16に出力する。
また、第4の電流電圧変換部15には、第2の電流分配器36からの第2受光電流I12が交流成分として入力される。よって、この第4の電流電圧変換部15は、この第2受光電流I12を電圧に変換して交流成分を含む第2のAC信号を、第2の差動増幅器17に出力する。
上記第1の差動増幅器16は、第1の電流電圧変換部12からのDC信号と第2の電流電圧変換部13からの第1のAC信号とを比較演算して、両者の差を増幅した信号を、第1のAD変換部18に出力する。また、上記第2の差動増幅器17は、第3の電流電圧変換部14からのDC信号と第4の電流電圧変換部15からの第2のAC信号とを比較演算して、両者の差を増幅した信号を、第2のAD変換部20に出力する。これにより、第1のAD変換部18は第1のデジタル信号41を出力し、第2のAD変換部20は第2のデジタル信号42を出力する。
この実施形態によれば、第1,第2のAD変換部18,20から位相が略90°異なるデューティ50%の2つのデジタル信号41,42が得られる。この実施形態では、加算電流(I11+I13)の1/2を電圧に変換してDC信号とした。これにより、第1のAC信号,第2のAC信号,DC信号のそれぞれにおける受光面積を等価にすることができ、この2つのデジタル信号21,22のデューティが50%となる。よって、第1,第2の差動増幅器16,17は、第1,第2のAC信号とDC信号とをオフセットすることなく比較演算を行うことができる。
この実施形態によれば、第2の電流電圧変換部13が出力する第1のAC信号と第4の電流電圧変換部15が出力する第2のAC信号に対して、比較するDC信号は1つであり、DC信号を共通化している。よって、この実施形態によれば、DC信号のための受光面積を削減することが可能となる。具体的には、第1〜第3の受光素子31〜33の幅(1/4)Pの合計(3/4)Pを移動体6の1ピッチPよりも狭くできる。また、比較信号となるDC信号を共通化することによって、光の散乱,ばらつき等の影響を削減でき、比較部をなす第1,第2の差動増幅器16,17が出力する信号のばらつきを軽減できる。よって、この実施形態によれば、受光信号のDC成分によるSN低下を回避できる小型で低コストな光学式エンコーダを実現できる。
(第3の実施の形態)
次に、図3に、この発明の第3実施形態としての光学式エンコーダの構成を模式的に示す。この第3実施形態は、図1Aの5個の受光素子1〜5に替えて、9個の受光素子51〜59を備える点と、図1Aの5個の電流分配器7〜11に替えて、5個の電流分配器61〜65を備える点とが、前述の第1実施形態と異なる。よって、前述の第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付して、前述の第1実施形態と異なる点を主に説明する。
この実施形態では、移動体6の移動方向に対応する方向に配列された9個の各受光素子51〜59の上記移動方向に対応する方向の寸法(幅)は、移動体6におけるスリット6Aの配列ピッチPの16分の1である。
第1の電流分配器61は、第1の受光素子51からの第1の受光信号が入力されて、第1の受光信号による第1受光電流I31と第1受光電流I31の2倍の電流2・I31とを出力する。また、第2の電流分配器62は、第2,第3,第4の受光素子52,53,54からの第2,第3,第4受光信号が入力されて、第2,第3,第4受光信号による第2,第3,第4受光電流I32,I33,I34を加算した電流(I32+I33+I34)を出力する。
また、第3の電流分配器63は、第5,第6の受光素子55,56からの第5,第6受光信号が入力されて、第5,第6受光信号による第5,第6受光電流I35,I36を加算した電流(I35+I36)を出力する。また、第4の電流分配器64は、第7,第8の受光素子57,58からの第7,第8受光信号が入力されて、第7,第8受光信号による第7,第8受光電流I37,I38を加算した電流(I37+I38)を出力する。また、第5の電流分配器65は、第9の受光素子59からの第9の受光信号が入力されて、第9の受光信号による第9受光電流I39の2倍の電流2・I39を出力する。
ここで、第1受光素子51が出力する受光信号と第9受光素子59が出力する受光信号とは位相が180°異なっているので、第1受光電流I31と第9受光電流I39とは位相が180°異なっている。
次に、第1の電流電圧変換部12および第3の電流電圧変換部14には、第1の電流分配器61からの第1受光電流I31の2倍の電流2・I31と第5の電流分配器61からの第9受光電流I39の2倍の電流2・I39が入力される。よって、この第1,第3の電流電圧変換部12,14は、互いに位相が180°異なる第1,第9の2つの受光電流I31,I39を加算した直流成分からなる電流(I31+I39)の2倍の電流(I31+I39)×2が入力される。そして、この第1,第3の電流電圧変換部12,14は、この2倍の電流(I31+I39)×2を電圧に変換したDC信号を、第1,第2の差動増幅器16,17に出力する。この第1,第3の電流電圧変換部12,14と上記第1,第5の電流分配部61,65が第1の出力部を構成している。
一方、第2の電流電圧変換部13には、第1と第2の電流分配器61と62からの第1受光電流I31と加算電流(I32+I33+I34)とを加算した交流成分としての加算電流(I31+I32+I33+I34)が入力される。よって、この第2の電流電圧変換部13は、この加算電流(I31+I32+I33+I34)を電圧に変換して交流成分を含む第1のAC信号を、第1の差動増幅器16に出力する。
また、第4の電流電圧変換部15には、第3,第4の電流分配器63,64からの加算電流(I35+I36),(I37+I38)を加算した交流成分としての加算電流(I35+I36+I37+I38)が入力される。よって、この第4の電流電圧変換部15は、この加算電流(I35+I36+I37+I38)を電圧に変換して交流成分を含む第2のAC信号を、第2の差動増幅器17に出力する。
上記第1の差動増幅器16は、第1の電流電圧変換部12からのDC信号と第2の電流電圧変換部13からの第1のAC信号とを比較演算して、両者の差を増幅した信号を、第1のAD変換部18に出力する。また、上記第2の差動増幅器17は、第3の電流電圧変換部14からのDC信号と第4の電流電圧変換部15からの第2のAC信号とを比較演算して、両者の差を増幅した信号を、第2のAD変換部20に出力する。これにより、第1のAD変換部18は第1のデジタル信号71を出力し、第2のAD変換部20は第2のデジタル信号72を出力する。
この実施形態によれば、第1,第2のAD変換部18,20から位相が略90°異なるデューティ50%の2つのデジタル信号71,72が得られる。この実施形態では、加算電流(I31+I39)の2倍を電圧に変換してDC信号とした。これにより、第1のAC信号,第2のAC信号,DC信号のそれぞれにおける受光面積を等価にすることができ、この2つのデジタル信号71,72のデューティが50%となる。よって、第1,第2の差動増幅器16,17は、第1,第2のAC信号とDC信号とをオフセットすることなく比較演算を行うことができる。
この実施形態によれば、第2の電流電圧変換部13が出力する第1のAC信号と第4の電流電圧変換部15が出力する第2のAC信号に対して、比較するDC信号は1つであり、DC信号を共通化している。よって、この実施形態によれば、DC信号のための受光面積を削減することが可能となる。具体的には、第1〜第9の受光素子51〜59の幅(1/16)Pの合計(9/8)Pを移動体6の1ピッチPよりも狭くできる。また、比較信号となるDC信号を共通化することによって、光の散乱,ばらつき等の影響を削減でき、比較部をなす第1,第2の差動増幅器16,17が出力する信号のばらつきを軽減できる。よって、この実施形態によれば、受光信号のDC成分によるSN低下を回避できる小型で低コストな光学式エンコーダを実現できる。
なお、上記第1〜第3実施形態において、電流電圧変換部12〜15においてゲイン抵抗等でゲイン調整を行うことで、各受光素子への受光量のばらつきを軽減することができる。また、上記第1〜第3実施形態では、比較部を差動増幅器で構成したが、比較部をコンパレータで構成してもよい。また、上記第1〜第3実施形態のいずれかの光学式エンコーダを備えた電子機器によれば、主に低分解能で使用する際、受光量が変動しても動作精度が優れ、かつ、ばらつきの少ない信号を出力できる光学式エンコーダを備えた小型で低コストの電子機器となる。
また、上記第1,第2,第3実施形態では、(1/8)P幅,(1/4)P幅,(1/16)P幅の受光素子を5個,3個,9個備えたが、(1/6)P幅の受光素子を4個備えてもよく、(1/10)P幅の受光素子を6個備えてもよく、(1/18)P幅の受光素子を10個備えてもよい。なお、(1/n)P幅の受光素子を{(n/2)+1}個(nは4以上の偶数(4,6,8,10,12…))備える場合には、第1の出力部をなす第1,第3の電流電圧変換部12,14は、両端の受光素子が出力する受光信号による受光電流を加算して得た加算電流を(n/8)倍に増幅したDC信号を第1,第2の差動増幅器16,17に出力する。また、第2の出力部をなす第2の電流電圧変換部13は、上記{(n/2)+1}個の受光素子のうちの上記配列の両端の2つの受光素子のいずれか一方の受光素子を除く(n/2)個の受光素子のうちの(n/4)個の受光素子が出力する受光信号による受光電流を加算して得られた交流成分を含むAC信号を第1の差動増幅器16に出力する。一方、第4の電流電圧変換部15は、残りの(n/4)個の受光素子が出力する受光信号による受光電流を加算して得られた交流成分を含むAC信号を第2の差動増幅器17に出力する。
この発明の光学式エンコーダの第1実施形態の受光素子(受光素子幅:1/8ピッチ)の配置および信号処理系の構成を示すブロック図である。 上記第1実施形態の受光素子が出力する受光信号を受けた第1〜第5の電流分配器が出力する電流波形の一例を示す波形図である。 上記第1実施形態の第1〜第4の電流電圧変換部に入力される加算電流波形の一例を示す波形図である。 この発明の光学式エンコーダの第2実施形態の受光素子(受光素子幅:1/4ピッチ)の配置および信号処理系の構成を示すブロック図である。 この発明の光学式エンコーダの第3実施形態の受光素子(受光素子幅:1/16ピッチ)の配置および信号処理系の構成を示すブロック図である。 上記第1実施形態において第1〜第5電流分配器をカレントミラー回路で構成した回路例を示す回路図である。 従来の光学式エンコーダの構成例を示す模式図である。 従来の光学式エンコーダの受光素子の出力信号およびその信号処理例を説明する波形図である。
符号の説明
1〜5、31〜33、51〜59 受光素子
6 移動体
7〜11、35〜37、61〜65 電流分配器
12〜15 電流電圧変換部
16、17 差動増幅器
18、20 AD変換器

Claims (7)

  1. 発光素子と、上記発光素子からの光が到達し得る領域に一方向に並べて配置されている複数の受光素子とを備え、上記受光素子に対応する所定の位置を通過するときに上記光が上記受光素子に入射する状態にする光オン部および上記受光素子に対応する所定の位置を通過するときに上記光が上記受光素子に入射しない状態にする光オフ部を有すると共に上記一方向に移動するときに上記光オン部と光オフ部が上記所定の位置を交互に通過する移動体の移動を検出する光電式エンコーダであり、
    上記複数の受光素子が出力する複数の受光信号のうちの互いに位相が180°異なる2つの受光信号を加算して直流成分からなるDC信号を出力する第1の出力部と、
    上記複数の受光信号のうちの少なくとも1つの受光信号が入力されると共に上記入力された受光信号から得られた交流成分を含むAC信号を出力する第2の出力部と、
    上記第1の出力部からのDC信号と上記第2の出力部からのAC信号とが入力されると共に上記DC信号とAC信号とを比較すると共にこの比較した結果を表す信号を出力する比較部と
    を備えることを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記第2の出力部は、
    複数の上記受光信号を加算して上記AC信号を生成することを特徴とする光学式エンコーダ。
  3. 請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記第1の出力部に入力される2つの受光信号のうちの一方の受光信号が上記第2の出力部に入力されることを特徴とする光学式エンコーダ。
  4. 請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記移動体の移動方向に対応する方向に配列された{(n/2)+1}個(nは2以上の偶数)の受光素子を備え、
    上記受光素子は、上記移動体の移動方向に対応する方向の寸法が上記移動体の上記光オン部と光オフ部の配列ピッチのn分の1の寸法であり、
    上記第1の出力部は、上記{(n/2)+1}個の受光素子のうちの上記配列の両端の2つの受光素子が出力する受光信号を加算して直流成分からなるDC信号を出力することを特徴とする光学式エンコーダ。
  5. 請求項4に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記nは、4以上の偶数であり、
    上記第1の出力部は、上記受光信号を加算して得た加算信号を(n/8)倍に増幅したDC信号を出力し、
    上記第2の出力部は、上記{(n/2)+1}個の受光素子のうちの上記配列の両端の2つの受光素子のいずれか一方の受光素子を除く(n/2)個の受光素子のうちの(n/4)個の受光素子が出力する受光信号から得られた交流成分を含むAC信号を出力することを特徴とする光学式エンコーダ。
  6. 請求項1または2に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記第1または第2の出力部の少なくとも一方は、複数の増幅器と、この複数の増幅器に受光信号を分配するカレントミラー回路とを有することを特徴とする光学式エンコーダ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の光学式エンコーダを備える電子機器。
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