JP2004309387A - 光学式エンコーダ - Google Patents

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明広 田中
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Abstract

【課題】光電流におけるDC成分を大幅に低減することが可能な光学式エンコーダを提供することを目的とする。
【解決手段】一定値以下のピッチを有する明暗パターンの第1の方向に沿った移動に対して、出力が変化する第1の光検出手段と、前記一定値以下のピッチを有する明暗パターンの前記第1の方向に沿った移動に対して、明パターンに相当する光を常に検出する第2の光検出手段と、前記第1の光検出手段の出力と前記第2の光検出手段の出力との演算を実施する演算回路と、を備えたことを特徴とする光学式エンコーダを提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式エンコーダに関し、特に、フォトダイオードを用いた光学式エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
光学式エンコーダは、位置検出手段として用いられ、例えば、プリンタにおけるプリントヘッドの位置検出や、コピー機における紙送り量の制御などに利用されている。
【0003】
図11は、光学式エンコーダの要部断面構造を例示する模式図である。すなわち、同図に例示した光学式エンコーダの場合、発光素子31と受光素子32とが対向して設けられている。発光素子31は、例えばリードフレーム40の先端にLED(light emitting diode:発光ダイオード)70がマウントされ、その周囲が樹脂により適宜モールドされた構造を有する。一方、受光素子32は、リードフレーム50の先端に受光IC80がマウントされ、その周囲が樹脂により適宜モールドされた構造を有する。これら発光素子31と受光素子32との間には、スケール33が挿入され、スケール33とエンコーダとの相対的な変位が検出される。
【0004】
図12は、受光IC80に形成されたフォトダイオードの平面パターンを例示する模式図である。後に詳述するように、受光IC80には、プレーナ状のpn接合からなる複数のフォトダイオードと、その駆動回路が設けられている。なお、このようなフォトダイオードを用いた光検出回路は、例えば、特許文献1に開示されている。
【0005】
光学式エンコーダの場合、これらフォトダイオード(1c、1d、・・・)は、図12に例示したように、それぞれが略長方形状に形成され、同図においてY方向にアレイ状に配置されている。そして、コンタクト20を介して、4相の配線(30a〜30d)に対して順番に接続されている。すなわち、隣接する4個のフォトダイオード(1a〜1d、2a〜2d、・・・)が一組となるように接続されている。
【0006】
図13は、スケール33とフォトダイオードとの配置関係を表す模式図である。
【0007】
すなわち、スケール33には、光を透過するパターン部34と、光を遮蔽するパターン部35とが交互に設けられている。これらパターン34、35のピッチは、フォトダイオード(1c、1d、・・)の配列のピッチと略整合している。例えば同図に表した具体例の場合、1組のフォトダイオード(1a〜1d、2a〜2d、)に対して、スケール33の明暗パターン34、35が整合している。
【0008】
発光素子31からの光がスケール33を透過すると、スケールの明暗パターン34、35により、受光素子32に入る光に明暗がつけられ、この光の明暗によりフォトダイオード各相に流れる光電流に差が生じる。この光電流の差を回路で検出し、出力する。
【0009】
図13に表した具体例において、スケール33と受光素子31とが相対的に変位すると、フォトダイオードに接続された4相の配線(30a〜30d)のそれぞれにおいて、図14に表したような波形の光電流が得られる。4相の配線(30a〜30d)のそれぞれから得られる波形の時間変化を読み取ることにより、スケール33とエンコーダとの相対的な変位の方向及び量が分かる。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−340669号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の光学式エンコーダにおいては、光電流波形のDC成分が高いため、ダイナミックレンジが狭くなるなどの問題があった。
すなわち、図14から分かるように、フォトダイオードから得られる光電流の波形は、DC電流成分とAC電流成分との組合わせになっている。ここで問題になるのは、光電流がDC電流成分をもっていることである。スケール33によって、フォトダイオードに入射する光に明暗が与えられるが、スケール33の明パターン34を透過した光の屈折や回折、あるいは周囲光の影響などにより、本来光が入らないことが望ましい暗パターン35の下のフォトダイオードにも光が入るために、このようなDC成分が生ずる。また、隣接するフォトダイオード間で、光または光キャリアによるクロストークが生ずることによっても、DC成分が発生する。
【0012】
このようなDC電流成分が発生すると、電流−電圧変換回路でAC電流成分がつぶれ、出力波形が歪んでしまい、回路の出力特性(Duty比・位相差)が低下するという問題が生ずる。これに対抗してダイナミックレンジを広げるためには、光の入力が強くなってもAC成分がつぶれないように、電源電圧を高くしなくてはならず、回路の低電源電圧化に不利となる。
【0013】
またさらに、このようなDC成分は、エンコーダを小型化すると顕著になる傾向が見られる。これは、小型化に伴い、発光素子31と受光素子32との間隔も縮小され、発光素子31から放出され受光素子32に入射する光の平行性が低下するからである。このため、光学式エンコーダの小型化を進める上でも改善が必要とされる。
【0014】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、その目的は、光電流におけるDC成分を大幅に低減することが可能な光学式エンコーダを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本願発明の第1の態様によれば、一定値以下のピッチを有する明暗パターンの第1の方向に沿った移動に対して、出力が変化する第1の光検出手段と、前記一定値以下のピッチを有する明暗パターンの前記第1の方向に沿った移動に対して、明パターンに相当する光を常に検出する第2の光検出手段と、前記第1の光検出手段の出力と前記第2の光検出手段の出力との演算を実施する演算回路と、を備えたことを特徴とする光学式エンコーダが提供される。
【0016】
本願発明の第2の態様によれば、第1の方向に並んで配列され前記第1の方向に対して略垂直な方向に長手方向を有する複数の第1のフォトダイオードと、前記複数の第1のフォトダイオードの前記長手方向端部に隣接して配置され、前記第1の方向に長手方向を有する第2のフォトダイオードと、前記複数の第1のフォトダイオードの検出結果と前記第2のフォトダイオードの検出結果とに基づいて演算を実施する演算回路と、を備えたことを特徴とする光学式エンコーダが提供される。
【0017】
本願発明の第3の態様によれば、第1の方向に並んで配列された複数の第1のフォトダイオードと、前記複数の第1のフォトダイオードの間に配置され、同一の配線に共通に接続された複数の第2のフォトダイオードと、前記複数の第1のフォトダイオードの検出結果と前記複数の第2のフォトダイオードの検出結果とに基づいて演算を実施する演算回路と、を備えたことを特徴とする光学式エンコーダが提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態にかかる光学式エンコーダのフォトダイオードの構成を例示する平面図である。
すなわち、本実施形態においても、略長方形状の信号用フォトダイオード(1a、1b、・・nd)が並列して設けられている。これら信号用フォトダイオードのそれぞれは、4相の配線30a〜30dのいずれかに対して順番に接続されている。すなわち、4相の配線30a〜30dによりそれぞれ共通接続された4相のフォトダイオード群(1a〜na、1b〜nd、1c〜nc、1d〜nd)が形成されている。そして、隣接するフォトダイオード(例えば、1a〜1d)は、それぞれ異なるフォトダイオード群に属するように配列されている。
そしてさらに、これら信号用フォトダイオードの上下に、DCキャンセル用フォトダイオード103が設けられている。DCキャンセル用フォトダイオード103は、信号用フォトダイオードのように所定ピッチで分割されておらず、信号用フォトダイオードの配列方向に沿って連続的に延在した略ストライプ状に形成されている。
【0020】
信号用フォトダイオード1a〜ndのそれぞれには、図13に関して前述した如く、図示しないスケールとの相対的な変位により、光の明暗の変化に対応する光電流が流れる。これに対して、DCキャンセル用フォトダイオード103においては、スケールの変位には依存せずに常に一定の光が照射される。つまり、このDCキャンセル用フォトダイオード103の長手方向の幅は、図示しないスケールの明暗パターンのピッチよりも大きいので、スケールの位置が変わっても、光が照射される面積と光が照射されない面積とがそれぞれ常に一定であるために、常に一定の光電流を得ることが可能となる。従って、これらDCキャンセル用フォトダイオード103からの光電流を利用して、信号用フォトダイオード1a〜ndの光電流におけるDC成分をキャンセルすることができる。このための回路構成については、後に詳述する。
【0021】
図2は、本実施形態のフォトダイオードの断面構造を一例を表す模式図である。すなわち、同図は、図1のA−A線断面図である。
【0022】
本具体例の場合、p型シリコン基板113の上にn型エピタキシャル層112が設けられ、pn接合フォトダイオード(1a、1b、・・・)が形成されている。そして、これらフォトダイオードは、p型分離領域111により互いに分離されている。
【0023】
図3は、本実施形態のフォトダイオードの断面構造のもうひとつの例を表す模式図である。すなわち、同図は、図1のA−A線断面図である。
【0024】
この構造の場合、p型シリコン基板113の上にn型埋め込み層114が設けられ、その上にn型エピタキシャル層112が形成されている。そして、その表面にp型拡散層111がプレーナ状に形成されている。この拡散層111が形成するpn接合により、それぞれのフォトダイオード(1a、1b、・・・)が得られる。
【0025】
図4は、本実施形態の光学式エンコーダにおいて用いることができる回路を表す模式図である。
【0026】
すなわち、同図は、図2に表したような断面構造を有する半導体に設けることができる回路を表す。すなわち、この回路は、p型シリコン基板の上にn型エピタキシャル層112を形成することにより得られたフォトダイオードの周辺に設けることができる。
【0027】
この回路は、電流・電圧変換部300a〜300dと、DCキャンセル部200と、を有する。
【0028】
信号用フォトダイオード群(1a〜na、1b〜nb、1c〜nc、1d〜nd)のそれぞれは、電流・電圧変換部300a〜300dに接続されている。図4には、これらのうち電流・電圧変換部300dの構成を表した。すなわち、電流・電圧変換部300dにおいては、変換用トランジスタ301と抵抗303とにより、フォトダイオード群(1d〜nd)に流れる光電流が電圧に変換され出力される。図示は省略したが、他の電流・電圧変換部300a〜300cも、同様の構造を有する。
【0029】
一方、DCキャンセル用フォトダイオード103は、DCキャンセル部200に接続されている。DCキャンセル用フォトダイオード103のアノードは接地(Gnd)され、一方、カソードは、カレントミラー回路の基準PNPトランジスタ201のベース及びコレクタに接続されている。そして、この基準PNPトランジスタ201から、PNPトランジスタ(202〜205)で電流を折り返すように接続されている。PNPトランジスタ(202〜205)のコレクタは、電流・電圧変換部300dに接続され、配線30dを介して信号用フォトダイオード群(1d〜nd)のカソードに至る。
【0030】
また、図示は省略したが、これと同様に、PNPトランジスタ202、203、204のコレクタは、それぞれ電流・電圧変換部300a、300b、300cにおいて、信号用フォトダイオード群1a〜na、1b〜nb、1c〜ncのカソードにそれぞれ接続されている。
【0031】
この回路構成により、電流・電圧変換回路300dの入力電流は、(I1−I2)となり、電流I2の分だけキャンセル(引き算)することができる。つまり、DCキャンセル用フォトダイオード103を流れる光電流に基づいて電流I2が形成され、これよって信号用フォトダイオード群から得られる信号のDC成分を補正することができる。
【0032】
図5は、本発明において得られるDC成分のキャンセル効果を説明するための模式図である。すなわち、同図(a)は、図14に例示したような従来の光学式エンコーダから得られる光信号を表すグラフ図であり、同図(b)は、本実施形態の光学式エンコーダから得られる光信号を表すグラフ図である。
【0033】
エンコーダから得られる光信号は、前述したように、DC成分とAC成分とを有する。AC成分は、発光素子と受光素子との配置関係などに応じて、同図に点線で例示したように比較的大きな振幅を有する場合や、また、同図に実線で表したように比較的小さな振幅を有する場合がある。ここで、小さな振幅を有する場合(実線)の振幅をB、DC成分のレベルをAとした場合、同図(b)に表したようにDCキャンセルを実施しない場合のAとBの比率は、例えば、A:B=5:1程度である。これに対して、本実施形態によれば、同図(a)に表したようにA:B=2:1あるいはそれ以下にまで、DC成分のレベルを下げることができる。
【0034】
キャンセルするための電流I2は、光電流I1より低い電流値に設定する。信号用フォトダイオードとDCキャンセル用フォトダイオードの面積の比から、各々の光電流値(DC電流成分)を見積り、I2<I1の条件内で、カレントミラー回路の電流比率を自由に設定できる。カレントミラー比を任意に設定できるので、DC電流成分のキャンセルに必要とされる電流I2を、最適なDCキャンセル量(電流値)に設定することができる。その結果として、電流・電圧変換部300から得られる出力信号におけるDC成分のレベルをほぼゼロにまで下げることも可能である。なお、電流・電圧変換回路の出力電圧のダイナミックレンジが広ければ、I1<I2でなくても設定可能である。
【0035】
本実施形態によれば、このように、光電流におけるDC成分を低下させることにより、以下の効果が得られる。
【0036】
まず、信号のダイナミックレンジを拡大できる。すなわち、信号用フォトダイオードの光電流のDC電流成分を回路でキャンセル(引き算)することにより、発光素子の光強度が変動しても、光電流の変動を小さく抑えることができる。その結果として、回路の入力ダイナミックレンジを広げることができる。
【0037】
次に、回路の電源電圧を下げることができる。すなわち、これまでは、電流・電圧変換回路のダイナミックレンジを拡大するために、電源電圧を高くする必要があった。これに対して、本実施形態によれば、発光素子の光強度の変動による光電流の変動を抑えられることから、ダイナミックレンジの拡大が可能となるため、電源電圧を高くする必要がなくなり、回路の低電源電圧化が可能となる。
【0038】
また、エンコーダの出力特性(Duty・位相差)の精度を向上できる。すなわち、DC成分を下げることにより、振幅の大きいAC成分の光電流が取り出せるため、エンコーダ機能として重要な出力特性(Duty比・位相差)を、より精度良く得ることが可能となる。
【0039】
またさらに、エンコーダの小型化が容易となる。すなわち、光学式エンコーダにおいては、小型化すると、発光素子と受光素子との間隔が縮小されるために、受光素子に入射する光の平行性が低下する。このため、スケールの明暗パターンが受光素子に忠実に反映されず、光の回折などによるDC成分が増加する傾向がある。これに対して、本実施形態によれば、DC成分を確実且つ容易に低減できので、光学式エンコーダを小型化し、且つ高い分解能を確保することが可能となる。
【0040】
図6は、本発明において用いることができる回路のもう一つの具体例を表す模式図である。すなわち、同図は、図3に表したように、n型エピタキシャル層の表面にp型拡散層を形成することによりフォトダイオードを形成した場合に、これらフォトダイオードの周囲に設けることができる回路を表す。
【0041】
本具体例の回路も、電流・電圧変換部300a〜300dと、DCキャンセル部200と、を有する。そして、DCキャンセル用フォトダイオード103のカソードはVccに接続され、一方アノードはカレントミラー回路の基準NPNトランジスタ211のベースとコレクタに接続されている。この基準NPNトランジスタ211から、NPNトランジスタ(212〜215)で電流が折り返される。また、NPNトランジスタ215のコレクタが信号用フォトダイオード群(1d〜nd)のアノードに接続されている。
【0042】
この回路構成により、電流・電圧変換回路300dの入力電流は、(I1−I2)となり、電流I2の分の電流をキャンセル(引き算)できる。
【0043】
図7は、本発明において用いるとができるフォトダイオードの第2の具体例を表す平面図である。同図については、図1乃至図6に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0044】
本実施形態においては、信号用フォトダイオード(1a、1b、・・nd)の間に、DCキャンセル用フォトダイオード103が設けられている。これらDCキャンセル用フォトダイオード103は、配線30eによって、共通接続されている。
【0045】
図13に例示したようなスケール33を用いた場合には、1組すなわち隣接する4個の信号用フォトダイオード(例えば、1a〜1d)のうちの、2個のフォトダイオード(例えば、1aと1b)は明パターン34の下にあり、残り2個のフォトダイオード(例えば、1cと1d)は暗パターン35の下にある。DCキャンセル用フォトダイオード103についても同様に、1組の信号用フォトダイオードに対応して、4個のDCキャンセル用フォトダイオード103が設けらているので、それらのうちの2個には光が照射され、残りの2個には光が照射されない。
【0046】
しかし、これらDCキャンセル用フォトダイオード103は、同じ配線30eにより共通接続されているため、全てのDCキャンセル用フォトダイオード103に照射される光の量は、スケールの位置によらず一定となる。つまり、DCキャンセル用フォトダイオード103からは、常に一定の光電流を得ることができる。この光電流を用いて、信号用フォトダイオード1a〜ndの光電流におけるDC成分をキャンセルすることができる。このための回路としては、図5及び図6に関して前述したものなどを用いることができる。
【0047】
またさらに、本実施形態の場合、隣接する信号用フォトダイオードの間にDCキャンセル用フォトダイオード103を挿入するので、信号用フォトダイオード間の「クロストーク」を低減できるという効果が得られる。例えば、図4において、信号用フォトダイオード1aと1bとの間にDCキャンセル用フォトダイオード103を設けることにより、これらフォトダイオード1a、1b間のクロストーク(光電流の相互干渉)を低減することができる。すなわち、信号用フォトダイオードに光が照射した時に、半導体層中で発生する光キャリアによる余分な光電流を、DCキャンセル用フォトダイオード103で吸収することができる。このため、光電流を効率よく取り出せ、信号用フォトダイオード間の相互干渉の影響を低減できる。 その結果として、空間的な検出分解能を上げることができる。
【0048】
つまり、エンコーダとして、より精度の高い光電流が取り出せるため、エンコーダ機能として重要な出力特性(Duty比・位相差)を、より精度良く得ることが可能となる。
【0049】
図8は、本実施形態のフォトダイオードの断面構造を一例を表す例示する模式図である。すなわち、同図は、図7のA−A線断面構造を表す。
【0050】
本具体例は、図2に表したものと同様の積層構造を有する。すなわち、p型シリコン基板113の上にn型エピタキシャル層112が設けられ、pn接合フォトダイオード(1a、1b、・・・)が形成されている。そして、これらフォトダイオードは、p型分離領域111により互いに分離されている。
【0051】
図9は、本実施形態のフォトダイオードの断面構造のもうひとつの例を表す模式図である。すなわち、同図は、図4のA−A線断面構造を表す。
【0052】
本具体例は、図3に表したものと同様の積層構造を有する。すなわち、p型シリコン基板113の上にn+型埋め込み層114が設けられ、その上にn型エピタキシャル層112が形成されている。そして、その表面にp型拡散層111がプレーナ状に形成されている。この拡散層111が形成するpn接合により、それぞれのフォトダイオード(1a、1b、・・・)が形成される。
【0053】
図10は、本発明において用いることができるフォトダイオードの第3の具体例を表す模式図である。同図についても、図1乃至図9に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0054】
本具体例においても、信号用フォトダイオード(1a、1b、・・nd)の間に、DCキャンセル用フォトダイオード103が設けられている。但し、これらDCキャンセル用フォトダイオード103は、その上下端のみならず中央付近においても、配線30eによって、共通接続されている。すなわち、本具体例におけるDCキャンセル用フォトダイオード103は、同図に向かって上下方向に細長く形成されているために、上下方向の抵抗率が高くなる傾向を有する。これに対して、図10に表したようにフォトダイオードの中央付近にも配線30eを接続すれば、DCキャンセル用フォトダイオード103からの光電流の取り出しインピーダンスを改善できる。
【0055】
また、本具体例においても、DCキャンセル用フォトダイオード103を信号用フォトダイオードの間に設けることにより、これら信号用フォトダイオード間のクロストークを防ぐことができるという効果が得られる。
【0056】
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
【0057】
例えば、図1に表したDCキャンセル用フォトダイオードと、図7または図10に表したDCキャンセル用フォトダイオードと、を組み合わせてもよい。このようにすれば、DCキャンセル用フォトダイオードの受光面積を増加させ、キャンセル用の光電流量を増大させることができると同時に、信号用フォトダイオード間のクロストークも防ぐことができる。
また、以上説明した発光素子、受光素子、半導体基板、半導体層、電極、回路要素などの各要素の材料、導電型、キャリア濃度、不純物、厚み、配置関係、パターン形状などに関して当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を有する限りにおいて本発明の範囲に包含される。
【0058】
その他、上述した光学式エンコーダについては、当業者が公知の範囲から適宜選択したものも、本発明の要旨を含む限り本発明の範囲に包含される。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、光電流におけるDC成分を大幅に低減することが可能となり、ダイナミックレンジを拡大し、検出分解能を増大させ、小型化も容易となる光学式エンコーダを提供することができ、産業上のメリットは多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる光学式エンコーダのフォトダイオードの構成を例示する平面図である。
【図2】本実施形態のフォトダイオードの断面構造を一例を表す模式図である。
【図3】本実施形態のフォトダイオードの断面構造のもうひとつの例を表す模式図である。
【図4】本実施形態の光学式エンコーダにおいて用いることができる回路を表す模式図である。
【図5】本発明において得られるDC成分のキャンセル効果を説明するための模式図である。
【図6】本発明において用いることができる回路のもう一つの具体例を表す模式図である。
【図7】本発明において用いるとができるフォトダイオードの第2の具体例を表す平面図である。
【図8】本実施形態のフォトダイオードの断面構造を一例を表す例示する模式図である。
【図9】本実施形態のフォトダイオードの断面構造のもうひとつの例を表す模式図である。
【図10】本発明において用いることができるフォトダイオードの第3の具体例を表す模式図である。
【図11】光学式エンコーダの要部断面構造を例示する模式図である。
【図12】受光IC80に形成されたフォトダイオードの平面パターンを例示する模式図である。
【図13】スケール33とフォトダイオードとの配置関係を表す模式図である。
【図14】光電流の波形を表すグラフ図である。
【符号の説明】
1a〜nd ・・・ 信号用フォトダイオード
20 ・・・ コンタクト
30、30a〜30 ・・・ 金属配線
31 ・・・ 発光素子
32 ・・・ 受光素子
33 ・・・ スケール
34 ・・・ 光の透過する透明なパターン
35 ・・・ 光の透過を妨げる黒の遮光パターン
36 ・・・ 発光素子からの光
37 ・・・ スケールを透過した光の屈折・回折光
40 ・・・ LEDチップ
50 ・・・ 受光ICチップ
60 ・・・ スケール
70 ・・・ LEDチップ
80 ・・・ 受光IC
101 ・・・ DCキャンセル用フォトダイオード
102 ・・・ DCキャンセル用フォトダイオード
103 ・・・ DCキャンセル用フォトダイオード
111 ・・・ P型領域
112 ・・・ N型領域
113 ・・・ P型半導体基板
114 ・・・ N型埋め込み層
200 ・・・ カレントミラー回路
201 ・・・ カレントミラー回路の基準PNPトランジスタ
202 〜 205 ・・・ PNPトランジスタ
211 ・・・ カレントミラー回路の基準NPNトランジスタ
212 〜 215 ・・・ NPNトランジスタ
300a〜300d ・・・ 電流・電圧変換回路
301 ・・・ 入力トランジスタ
303 ・・・ 帰還抵抗

Claims (14)

  1. 一定値以下のピッチを有する明暗パターンの第1の方向に沿った移動に対して、出力が変化する第1の光検出手段と、
    前記一定値以下のピッチを有する明暗パターンの前記第1の方向に沿った移動に対して、明パターンに相当する光を常に検出する第2の光検出手段と、
    前記第1の光検出手段の出力と前記第2の光検出手段の出力との演算を実施する演算回路と、
    を備えたことを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 第1の方向に並んで配列され前記第1の方向に対して略垂直な方向に長手方向を有する複数の第1のフォトダイオードと、
    前記複数の第1のフォトダイオードの前記長手方向端部に隣接して配置され、前記第1の方向に長手方向を有する第2のフォトダイオードと、
    前記複数の第1のフォトダイオードの検出結果と前記第2のフォトダイオードの検出結果とに基づいて演算を実施する演算回路と、
    を備えたことを特徴とする光学式エンコーダ。
  3. 第1の方向に並んで配列された複数の第1のフォトダイオードと、
    前記複数の第1のフォトダイオードの間に配置され、同一の配線に共通に接続された複数の第2のフォトダイオードと、
    前記複数の第1のフォトダイオードの検出結果と前記複数の第2のフォトダイオードの検出結果とに基づいて演算を実施する演算回路と、
    を備えたことを特徴とする光学式エンコーダ。
  4. 前記複数の第2のフォトダイオードは、前記複数の第1のフォトダイオードのそれぞれの間に配置されていることを特徴とする請求項3記載の光学式エンコーダ。
  5. 前記第1の光検出手段は、
    前記第1の方向に沿って配列された複数の第1のフォトダイオードと、
    複数の配線と、
    を有し、
    前記複数の第1のフォトダイオードは、それぞれが前記複数の配線のいずれかに対して共通接続された複数のダイオード群からなり、且つ、前記第1のフォトダイオードのうちの隣接するものは、前記複数のダイオード群のうちの異なるものに属することを特徴とする請求項1記載の光学式エンコーダ。
  6. 前記複数の第1のフォトダイオードは、4つ毎にそれぞれ同一の配線に接続されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の光学式エンコーダ。
  7. 前記第2の光検出手段は、前記第1の方向に見たときに、前記一定値以下のピッチよりも大なる光検出部を有する第2のフォトダイオードを含むことを特徴とする1または5に記載の光学式エンコーダ。
  8. 前記複数の第1のフォトダイオードのそれぞれは、前記第1の方向に対して略垂直な方向に延伸した略長方形状の光受光部を有し、
    前記第2のフォトダイオードは、前記第1の方向に沿って延伸した略長方形状の光検出部を有することを特徴とする請求項5記載の光学式エンコーダ。
  9. 前記第2の光検出手段は、
    前記第1の方向に沿って配列された複数の第2のフォトダイオードと、
    前記複数の第2のフォトダイオードを共通接続する配線と、
    を含むことを特徴とする請求項1または5記載の光学式エンコーダ。
  10. 前記複数の第2のフォトダイオードのそれぞれは、前記複数の第1のフォトダイオードのそれぞれの間に設けられたことを特徴とする請求項9記載の光学式エンコーダ。
  11. 前記複数の第1のフォトダイオードのそれぞれは、前記第1の方向に対して略垂直な方向に延伸した略長方形状の光受光部を有し、
    前記複数の第2のフォトダイオードのそれぞれは、前記第1の方向に対して略垂直な方向に延伸した略長方形状の光検出部を有することを特徴とする請求項10記載の光学式エンコーダ。
  12. 前記共通接続する配線は、前記複数の第2のフォトダイオードのそれぞれの中央近傍に接続された配線を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1つに記載の光学式エンコーダ。
  13. 前記演算回路は、前記第2のフォトダイオードの出力に一定の係数を乗算したものを前記第1のフォトダイオードの出力から減算することを特徴とする請求項2〜12のいずれか1つに記載の光学式エンコーダ。
  14. 前記第2のフォトダイオードの出力に前記一定の係数を乗算したものは、前記第1のフォトダイオードの出力よりも小なることを特徴とする請求項13記載の光学式エンコーダ。
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