JP2006151966A - オリゴナフタレン誘導体およびオリゴナフタレン誘導体を用いた発光素子、並びに発光装置 - Google Patents

オリゴナフタレン誘導体およびオリゴナフタレン誘導体を用いた発光素子、並びに発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】青色として優れた色純度を与える新規材料、ならびにこれを用いた発光素子、並びに発光装置の提供。
【解決手段】ナフタレン骨格が少なくとも3つ以上連続して結合している、例えば下式(64)で表わされるオリゴナフタレン誘導体。
Figure 2006151966

該オリゴナフタレン誘導体は、非常にバンドギャップが大きく、非常に短波長の発光が可能であり、色純度の良い青色発光を得ることができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、発光材料に関する。また、一対の電極と、電界を加えることで発光が得られる発光物質を含む層と、を有する発光素子に関する。また、このような発光素子を有する発光装置に関する。
発光材料を用いた発光素子は、薄型軽量、高速応答性、直流低電圧駆動などの特徴を有しており、次世代のフラットパネルディスプレイへの応用が期待されている。また、発光素子をマトリクス状に配置した発光装置は、従来の液晶表示装置と比較して、視野角が広く視認性が優れる点に優位性があると言われている。
発光素子の発光機構は、一対の電極間に発光層を挟んで電圧を印加することにより、陰極から注入された電子および陽極から注入された正孔が発光層の発光中心で再結合して分子励起子を形成し、その分子励起子が基底状態に戻る際にエネルギーを放出して発光するといわれている。励起状態には一重項励起と三重項励起が知られ、発光はどちらの励起状態を経ても可能であると考えられている。
発光素子の発光波長は、発光素子中に含まれる発光分子の励起状態から基底状態のエネルギー差、すなわちバンドギャップによって決定される。従って、発光分子の構造を工夫することで、種々の発光色を得ることが可能である。そして光の三原色である赤、青、緑の発光が可能な発光素子を用いて発光装置とすることで、フルカラーの発光装置を作製することができる。
しかしながら、フルカラーの発光装置が抱える問題点は、色純度に優れた発光素子を作製することが、必ずしも容易でないことである。これは、優れた色再現性を有する発光装置を作製する為には、色純度に優れた赤、青、緑の発光素子が必要であるものの、信頼性が高く、かつ色純度に優れた発光素子の実現が困難である為である。近年の材料開発の結果、赤色、および緑色の発光素子に関しては、高い信頼性と優れた色純度が達成されているものの、特に青色の発光素子に関しては、十分な信頼性と色純度を持つ発光素子の実現には至っていないのが現状である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、青色として優れた色純度を与える新規材料、ならびにこれを用いた発光素子、並びに発光装置を提供することを課題とする。
本発明者らは、下記一般式(1)で表されるオリゴナフタレン誘導体が優れた青色の色純度の発光を与えることを見いだした。
よって、本発明は、下記一般式(1)で表されるオリゴナフタレン誘導体を提供するものである。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(2)または一般式(3)で表される置換基であり、Arは一般式(4)または一般式(5)で表される置換基であり、Arは一般式(6)または一般式(7)で表される置換基であり、R〜Rは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
また、本発明は、一般式(8)で表されるオリゴナフタレン誘導体を提供するものである。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(9)または一般式(10)で表される置換基であり、Arは一般式(11)で表される置換基であり、Arは一般式(12)または一般式(13)で表される置換基であり、R〜Rは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
より好ましくは、一般式(14)で表されるオリゴナフタレン誘導体であることが望ましい。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(15)または一般式(16)で表される置換基であり、Arは一般式(17)または一般式(18)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
また、より好ましくは、一般式(19)で表されるオリゴナフタレン誘導体であることが望ましい。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(20)または一般式(21)で表される置換基であり、Arは一般式(22)または一般式(23)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
特に、一般式(24)で表されるオリゴナフタレン誘導体であることが好ましい。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(25)または一般式(26)で表される置換基であり、Arは一般式(27)または一般式(28)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
また、一般式(29)で表されるオリゴナフタレン誘導体であることが好ましい。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(30)または一般式(31)で表される置換基であり、Arは一般式(32)または一般式(33)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
上述した本発明のオリゴナフタレン誘導体は、最大発光が350〜450nmの間にあることを特徴とする。
また、本発明の発光素子は、一対の電極間に発光物質を含む層を有し、発光物質を含む層は、上述したオリゴナフタレン誘導体を含むことを特徴とする。
また、本発明は、上述した発光素子を有する発光装置も範疇に含めるものである。
本発明のオリゴナフタレン誘導体は、非常にバンドギャップが大きく、非常に短波長の発光が可能であり、色純度の良い青色発光を得ることができる。
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体を発光素子の発光材料として用いることにより、青色として優れた色純度を与える発光素子を得ることができる。
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体を含む層中に、本発明のオリゴナフタレン誘導体よりも小さなバンドギャップを有する発光材料(以下、ドーパントと記す)を添加し、ドーパントからの発光を得ることができる。このとき、本発明のオリゴナフタレン誘導体は非常に大きなバンドギャップを有するため、比較的短波長領域に発光を有するドーパントを用いても、本発明のオリゴナフタレン誘導体からの発光ではなく、ドーパントからの発光が効率よく得られる。具体的には、450nmあたりに最大発光波長を有する発光材料が優れた青色の色純度を示すが、このような材料をドーパントとして用いることが可能である。
また、本発明の材料を用いた発光素子は、優れた青色の色純度をもつため、本発明の発光素子を用いた発光装置は、優れた色再現性を有する。
以下、本発明の実施の態様について図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の材料について説明する。
本発明のオリゴナフタレン誘導体は、一般式(1)で示される構造を有するものである。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(2)または一般式(3)で表される置換基であり、Arは一般式(4)または一般式(5)で表される置換基であり、Arは一般式(6)または一般式(7)で表される置換基であり、R〜Rは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体は、一般式(8)で示される構造を有するものである。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(9)または一般式(10)で表される置換基であり、Arは一般式(11)で表される置換基であり、Arは一般式(12)または一般式(13)で表される置換基であり、R〜Rは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
より具体的には、本発明のオリゴナフタレン誘導体は、一般式(14)で示される構造を有する。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(15)または一般式(16)で表される置換基であり、Arは一般式(17)または一般式(18)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体は、一般式(19)で示される構造を有する。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(20)または一般式(21)で表される置換基であり、Arは一般式(22)または一般式(23)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
特に、一般式(24)で示される構造を有することが好ましい。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(25)または一般式(26)で表される置換基であり、Arは一般式(27)または一般式(28)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
さらに、一般式(29)で示される構造を有することが好ましい。
Figure 2006151966
(式中、nは1あるいは2であり、Arは、一般式(30)または一般式(31)で表される置換基であり、Arは一般式(32)または一般式(33)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、脂環式アルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、シリル基、エステル基、カルボニル基、ハロゲンのいずれかを表す。)
炭素数6以下のアルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、i−ペンチル基、n−ヘキシル基などが挙げられる。
脂環式アルキル基としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。
無置換あるいは置換基を有する芳香環としては、フェニル基、ナフチル基、アントラニル基、ピレニル基、スピロフルオレニル基などが挙げられる。
無置換あるいは置換を有するヘテロ芳香環としては、ピリジル基、インドリル基、カルバゾリル基、チエニル基、フリル基などが挙げられる。
また、一般式(1)で示されるオリゴナフタレン誘導体の具体例としては、下記の構造式(34)〜(144)に示されるオリゴナフタレン誘導体を挙げることができる。ただし、本発明はこれらに限定されない。
Figure 2006151966
Figure 2006151966
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Figure 2006151966
Figure 2006151966
Figure 2006151966
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本発明のオリゴナフタレン誘導体は、ナフタレン骨格が少なくとも3つ以上連続して結合していることが特徴である。
本発明のオリゴナフタレン誘導体は、非常にバンドギャップが大きい。従って、本発明のオリゴナフタレン誘導体は、非常に短波長の発光が可能であり、色純度の良い青色発光を得ることができる。
具体的には、上述した本発明のオリゴナフタレン誘導体は、最大発光波長が350〜450nmの間にあることを特徴とする。
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体は縮合芳香環であるナフタレン骨格を有している為、高いキャリア輸送性を有する。
なお、本発明のオリゴナフタレン誘導体の合成方法としては、種々の反応の適用が可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、本発明のオリゴナフタレン誘導体を用いた発光素子について説明する。
本発明における発光素子の構造は、一対の電極間に、発光物質を含む層を有するものである。なお、素子構造については、特に制限はなく、目的に応じて、公知の構造を適宜選択することができる。
図1に、本発明における発光素子の素子構成の一例を模式的に示す。図1に示す発光素子は、第1の電極101と第2の電極103との間に発光物質を含む層102を有する構成となっている。そして、発光物質を含む層102は、本発明のオリゴナフタレン誘導体を含んでいる。第1又は第2の電極のどちらか一方が陽極、他方が陰極として用いられる。なお、本発明における陽極とは、発光物質を含む層に正孔を注入する電極のことを示す。また、本発明における陰極とは、発光物質を含む層に電子を注入する電極のことを示す。
陽極としては、公知の材料を用いることができ、仕事関数の大きい(具体的には4.0eV以上)金属、合金、導電性化合物、およびこれらの混合物などを用いることが好ましい。具体的には、インジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)、珪素を含有したインジウム錫酸化物、酸化インジウムに2〜20wt%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(Indium Zinc Oxide)、酸化タングステンを0.5〜5wt%、酸化亜鉛を0.1〜1wt%含有したインジウム錫酸化物(IWZO)等が挙げられる。これらの導電性金属酸化物膜は、通常スパッタにより成膜される。例えば、酸化インジウム−酸化亜鉛(IZO)は、酸化インジウムに対し1〜20wt%の酸化亜鉛を加えたターゲットを用いてスパッタリング法により形成することができる。また、酸化タングステン及び酸化亜鉛を含有した酸化インジウム−酸化スズ(IWZO)は、酸化インジウムに対し酸化タングステンを0.5〜5wt%、酸化亜鉛を0.1〜1wt%含有したターゲットを用いてスパッタリング法により形成することができる。これらの導電性金属酸化物膜は、通常スパッタにより成膜されるが、ゾル−ゲル法などを応用して作製しても構わない。その他、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、または金属材料の窒化物(例えば、窒化チタン:TiN)等を用いることも可能である。
一方、陰極としては、公知の材料を用いることができ、仕事関数の小さい(具体的には3.8eV以下)金属、合金、導電性化合物、およびこれらの混合物などを用いることが好ましい。具体的には、元素周期律の1族または2族に属する金属、すなわちリチウム(Li)やセシウム(Cs)等のアルカリ金属、およびマグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(MgAg、AlLi)、ユウロピウム(Eu)、イッテルビウム(Yb)等の希土類金属およびこれらを含む合金等が挙げられる。ただし、高い電子注入性を有する電子注入層を用いることにより、仕事関数の高い材料、すなわち、通常は陽極に用いられている材料で陰極を形成することもできる。例えば、Al、Ag、ITO等の金属・導電性無機化合物により陰極を形成することもできる。
発光物質を含む層102には、公知の材料を用いることができ、低分子系材料および高分子系材料のいずれを用いることもできる。なお、発光物質を含む層102を形成する材料には、有機化合物材料のみから成るものだけでなく、無機化合物を一部に含む構成も含めるものとする。また、発光物質を含む層は、正孔注入層、正孔輸送層、正孔阻止層(ホールブロッキング層)、発光層、電子輸送層、電子注入層等を適宜組み合わせて構成されるが、単層で構成してもよいし、複数の層を積層させた構成としてもよい。
また、発光物質を含む層の作製には、蒸着法、インクジェット法、スピンコート法、ディップコート法など、湿式、乾式を問わず、用いることができる。
なお、本発明のオリゴナフタレン誘導体は、非常にバンドギャップが大きく、非常に短波長の発光が可能である。従って、色純度の良い青色発光が得られるため、発光層の発光材料として用いることが可能である。
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体を含む層に、本発明のオリゴナフタレン誘導体よりも小さなバンドギャップを有する発光材料(以下、ドーパントと記す)を添加し、ドーパントからの発光を得る構成とすることができる。このとき、本発明のオリゴナフタレン誘導体は非常に大きなバンドギャップを有するため、比較的短波長領域に発光を有するドーパントを用いても、本発明のオリゴナフタレン誘導体からの発光ではなく、ドーパントからの発光が効率よく得られる。具体的には、450nmあたりに発光極大を有する発光材料が優れた青色の色純度を示すが、このような材料をドーパントとして用いることが可能である。
本発明のオリゴナフタレン誘導体で構成される発光層にドーパントを添加して、ドーパントからの発光を得る場合、添加する発光材料としては、蛍光発光材料、燐光発光材料のどちらも用いることができる。具体的には、クマリン誘導体、オリゴフェニレン誘導体、オキサゾール誘導体、スチルベン誘導体、キノロン誘導体、アクリドン誘導体、アントラセン誘導体、ピレン誘導体、フェナントレン誘導体などが好適である。これらのドーパントを少量、具体的には0.001から50wt%、好ましくは0.03から20wt%の割合で添加する。
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体は、色純度の良い青色発光を得られるため、発光を示すドーパントとして用いてもよい。本発明のオリゴナフタレン誘導体を発光を示すドーパントとして用いる場合、発光層を構成するホスト材料としては、テトラアリールシラン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ベンゾニトリル誘導体等を用いることができる。
また、発光層だけでなく、発光層の陰極側、および陽極側に、異なる材料で構成される層を積層しても良い。特に、電極からのキャリア注入を促進する電子注入層、ならびに正孔注入層を発光層と陰極間、あるいは発光層と陽極間にそれぞれ設置することで、発光素子の駆動電圧の低減が達成できる。
正孔注入層を形成する正孔注入性材料としては公知の材料を用いることができる。具体的には、酸化バナジウムや酸化モリブデン、酸化ルテニウム、酸化アルミニウムなどの金属酸化物などが良い。あるいは、有機化合物であればポルフィリン系の化合物が有効であり、フタロシアニン(略称:H−Pc)、銅フタロシアニン(略称:Cu−Pc)等を用いることができる。また、導電性高分子化合物に化学ドーピングを施した材料もあり、ポリスチレンスルホン酸(略称:PSS)をドープしたポリエチレンジオキシチオフェン(略称:PEDOT)や、ポリアニリン(略称:PAni)などを用いることができる。
電子注入層を形成する電子注入性材料としては、公知の材料を用いることができる。具体的には、フッ化カルシウムやフッ化リチウム、酸化リチウムや塩化リチウムなどのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩などが好適である。あるいは、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq)やバソキュプロイン(略称:BCP)などの、いわゆる電子輸送性の材料にリチウムなどのドナー性化合物を添加した層も用いることができる。
これらの電子注入層、正孔注入層を用いることにより、キャリア注入障壁が低減し、効率よくキャリアが発光素子に注入され、その結果駆動電圧の低減が図られる。
さらに、キャリア注入層と発光層との間には、キャリア輸送層を設置するのが良い。これは、キャリア注入層と発光層が接すると、発光層から得られる発光の一部がクエンチされてしまい、発光効率が低下する可能性があるためである。正孔輸送層を用いる場合、正孔注入層と発光層との間に、設置される。好ましい材料としては、芳香族アミン系(すなわち、ベンゼン環−窒素の結合を有するもの)の化合物である。広く用いられている材料として、4,4’−ビス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニル−アミノ]−ビフェニル,その誘導体である4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]−ビフェニル、4,4’,4’’−トリス(N,N−ジフェニル−アミノ)−トリフェニルアミン、4,4’,4’’−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニル−アミノ]−トリフェニルアミンなどのスターバースト型芳香族アミン化合物が挙げられる。
電子輸送層を用いる場合、発光層と電子注入層との間に設置される。相応しい材料としては、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq)、トリス(4−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Almq)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]−キノリナト)ベリリウム(略称:BeBq)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−(4−ヒドロキシ−ビフェニリル)−アルミニウム(略称:BAlq)、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−ベンゾオキサゾラト]亜鉛(略称:Zn(BOX))、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−ベンゾチアゾラト]亜鉛(略称:Zn(BTZ))などの典型金属錯体が挙げられる。あるいは9,10−ジフェニルアントラセンや4,4’−ビス(2,2−ジフェニルエテニル)ビフェニルなどの炭化水素系化合物なども好適である。あるいは、3−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(4−エチルフェニル)−5−(4−ビフェニリル)−1,2,4−トリアゾールなどのトリアゾール誘導体、バソフェナントロリンやバソキュプロインなどのフェナントロリン誘導体を用いても良い。
なお、本発明の形態では、発光層のみに発光に預かるドーパントが添加され、このドーパントからの発光だけが観測されるが、異なる層、例えば電子輸送層やホール輸送層に異なる発光を示すドーパントを添加しても構わない。また、この際のドーパントは、クマリン誘導体、キナクリドン誘導体、アクリドン誘導体、ピレン誘導体、ペリレン誘導体、アントラセン誘導体、ピロン誘導体などの蛍光発光材料だけでなく、トリス(2−フェニルピリジン)イリジウム(以下、「Ir(ppy)」と記す)、2,3,7,8,12,13,17,18−オクタエチル−21H,23H−ポルフィリン−白金(以下、「PtOEP」と記す)など、Ir、Ru、Rh、Pt、あるいは希土類金属などの燐光発光材料でも構わない。発光層から得られる発光と、上記異なる層に添加されたドーパントの発光が互いに補色の関係にある場合、白色の発光が得られる。
本発明のオリゴナフタレン誘導体は非常にバンドギャップが大きい。従って、本発明のオリゴナフタレンを用いる発光素子は、非常に短波長領域での発光が可能であり、色純度の良い青色発光が達成できる。
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体を発光素子の発光材料として用いることにより、青色として優れた色純度を与える発光素子を得ることができる。
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体を含む層中に、本発明のオリゴナフタレン誘導体よりも小さなバンドギャップを有する発光材料を添加し、ドーパントからの発光を得ることができる。本発明のオリゴナフタレン誘導体は非常に大きなバンドギャップを有するため、比較的短波長領域に発光を有するドーパントを用いても、本発明のオリゴナフタレン誘導体からの発光ではなく、ドーパントからの発光が効率よく得られる。よって、色純度に優れた青色発光が得られる。
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体は縮合芳香環であるナフタレン骨格を有している為、高いキャリア輸送性を有する。従って、発光物質を含む層のキャリア輸送層として用いてもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明の発光素子を有する発光装置について説明する。
本実施例では、画素部に本発明の発光素子を有する発光装置について図11を用いて説明する。なお、図11(A)は、発光装置を示す上面図、図11(B)は図11(A)をA−A’およびB−B’で切断した断面図である。点線で示された601は駆動回路部(ソース側駆動回路)、602は画素部、603は駆動回路部(ゲート側駆動回路)である。また、604は封止基板、605はシール材であり、シール材605で囲まれた内側は、空間607になっている。
なお、引き回し配線608はソース側駆動回路601及びゲート側駆動回路603に入力される信号を伝送するための配線であり、外部入力端子となるFPC(フレキシブルプリントサーキット)609からビデオ信号、クロック信号、スタート信号、リセット信号等を受け取る。なお、ここではFPCしか図示されていないが、このFPCにはプリント配線基板(PWB)が取り付けられていても良い。本明細書における発光装置には、発光装置本体だけでなく、それにFPCもしくはPWBが取り付けられた状態をも含むものとする。
次に、断面構造について図11(B)を用いて説明する。素子基板610上には駆動回路部及び画素部が形成されているが、ここでは、駆動回路部であるソース側駆動回路601と、画素部602中の一つの画素が示されている。
なお、ソース側駆動回路601はnチャネル型TFT623とpチャネル型TFT624とを組み合わせたCMOS回路が形成される。また、駆動回路を形成するTFTは、公知のCMOS回路、PMOS回路もしくはNMOS回路で形成しても良い。また、本実施例では、基板上に駆動回路を形成したドライバー一体型を示すが、必ずしもその必要はなく、基板上ではなく外部に形成することもできる。
また、画素部602はスイッチング用TFT611と、電流制御用TFT612とそのドレインに電気的に接続された第1の電極613とを含む複数の画素により形成される。なお、第1の電極613の端部を覆って絶縁物614が形成されている。ここでは、ポジ型の感光性アクリル樹脂膜を用いることにより形成する。
また、被覆性を良好なものとするため、絶縁物614の上端部または下端部に曲率を有する曲面が形成されるようにする。例えば、絶縁物614の材料としてポジ型の感光性アクリルを用いた場合、絶縁物614の上端部のみに曲率半径(0.2μm〜3μm)を有する曲面を持たせることが好ましい。また、絶縁物614として、光によってエッチャントに不溶解性となるネガ型、或いは光によってエッチャントに溶解性となるポジ型のいずれも使用することができる。
第1の電極613上には、発光物質を含む層616、および第2の電極617がそれぞれ形成されている。ここで、陽極として機能する第1の電極613に用いる材料としては、仕事関数の大きい材料を用いることが望ましい。例えば、ITO膜、または珪素を含有したインジウム錫酸化物膜、2〜20wt%の酸化亜鉛を含む酸化インジウム膜、窒化チタン膜、クロム膜、タングステン膜、Zn膜、Pt膜などの単層膜の他、窒化チタンとアルミニウムを主成分とする膜との積層、窒化チタン膜とアルミニウムを主成分とする膜と窒化チタン膜との3層構造等を用いることができる。なお、積層構造とすると、配線としての抵抗も低く、良好なオーミックコンタクトがとれ、さらに陽極として機能させることができる。
また、発光物質を含む層616は、蒸着法、インクジェット法、スピンコート法、ディップコート法などによって形成される。発光物質を含む層616には、本発明のオリゴナフタレン誘導体が含まれている。また、本発明のオリゴナフタレン誘導体と組み合わせて用いる材料としては、低分子系材料、中分子材料(オリゴマー、デンドリマーを含む)、または高分子系材料であっても良い。また、発光物質を含む層に用いる材料としては、有機化合物を単層もしくは積層で用いる場合が多いが、本発明においては、有機化合物からなる膜の一部に無機化合物を用いる構成も含めることとする。
本発明のオリゴナフタレン誘導体は、青色として優れた色純度を有しているため、発光材料として用いた場合、色純度の良い青色発光が得られる。そのため、本発明の発光素子を用いた発光装置は、優れた色再現性を有する。
また、本発明のオリゴナフタレン誘導体はバンドギャップが大きいため、発光層の一部を構成するホスト材料として用いることができる。本発明のオリゴナフタレン誘導体は非常に大きなバンドギャップを有するため、比較的短波長に発光を有するドーパントを用いても、本発明のオリゴナフタレン誘導体からの発光ではなく、ドーパントからの発光が効率よく得られる。
さらに、発光物質を含む層616上に形成される第2の電極(陰極)617に用いる材料としては、仕事関数の小さい材料(Al、Mg、Li、Ca、またはこれらの合金や化合物MgAg、MgIn、AlLi、CaF、または窒化カルシウム等)を用いることが好ましい。なお、発光物質を含む層616で生じた光が第2の電極617を透過させる場合には、第2の電極(陰極)617として、膜厚を薄くした金属薄膜と、透明導電膜(ITO、2〜20wt%の酸化亜鉛を含む酸化インジウム、珪素を含有したインジウム錫酸化物、酸化亜鉛(ZnO)等)との積層を用いることができる。
さらにシール材605で封止基板604を素子基板610と貼り合わせることにより、素子基板610、封止基板604、およびシール材605で囲まれた空間607に発光素子618が備えられた構造になっている。なお、空間607には、不活性気体(窒素やアルゴン等)が充填される場合の他、シール材605で充填される構成も含むものとする。
なお、シール材605にはエポキシ系樹脂を用いるのが好ましい。また、これらの材料はできるだけ水分や酸素を透過しない材料であることが望ましい。また、封止基板604に用いる材料としてガラス基板や石英基板の他、FRP(Fiberglass−Reinforced Plastics)、PVF(ポリビニルフロライド)、マイラー、ポリエステルまたはアクリル等からなるプラスチック基板を用いることができる。
以上のようにして、本発明の発光素子を有する発光装置を得ることができる。
本発明の材料の一例として構造式(94)で表される化合物、4、4’−ビス(2−ナフチル)−1、1’−ビナフチル(略称:DNBN2)の合成方法について説明する。
Figure 2006151966
4、4’−ビス(2−ナフチル)−1、1’−ビナフチル(略称:DNBN2)の合成スキームを(A−1)に示す。
Figure 2006151966
4、4’―ジブロモ−1、1’−ビナフチル(1.65g、4mmol)、2−ナフチルボロン酸(1.72g、10mmol)、酢酸パラジウム(89mg、0.4mmol)、トリス(2−メチルフェニル)ホスフィン(910mg、3mmol)をエチレングリコールジメチルエーテル90mLに懸濁させた。この懸濁液に2N−炭酸カリウム水溶液7.2mLを加え、90℃にて4時間半撹拌を行った。この反応混合物をろ過し、ろ過により得られた固体をメタノールで洗浄した。この固体をクロロホルム約200mLに懸濁させ、ろ過によってろ液を得た。このろ液を濃縮し、ここに酢酸エチルを加え超音波を当てることで、標記化合物(DNBN2)を析出させた。析出してきたDNBN2をろ過によってろ取した(1.5g、収率74%)。精製は昇華精製によって行った。NMRデータを以下に示す。H−NMR(300MHz、CDCl):δ=7.31−7.37(m、2H)、7.40−7.45(m、2H)、7.54−7.67(m、10H)、7.74−7.77(m、2H)、7.92−8.08(m、10H):13C−NMR(75MHz、CDCl):δ=125.9、126.0、126.1、126.4、126.5、126.8、127.1、127.6、127.8、127.8、128.2、128.6、129.0、132.1、132.8、133.4、133.6、138.4、138.5、140.2。また、得られたDNBN2のH NMRのチャートを図5に、13C NMRのチャートを図6に示す。
DNBN2は白色粉末であり、得られたDNBN2の熱重量測定−示差熱分析(TG−DTA:Thermogravimetry−Differential Thermal Analysis)を行った。なお、測定には示差熱熱重量同時測定装置(セイコー電子工業株式会社製,TG/DTA 320型)を用い、窒素雰囲気下、10℃/minの昇温速度で熱物性を評価した。その結果、重量と温度の関係(熱重量測定)から、常圧下で、測定開始時における重量に対し95%以下の重量になる温度は365℃であった。
また、DNBN2のトルエン溶液およびDNBN2の薄膜状態における吸収スペクトルを測定した。最大吸収波長はそれぞれ310nm、320nmであった。また、DNBN2のトルエン溶液およびDNBN2の薄膜の発光スペクトルを図2に示す。図2において横軸は波長(nm)、縦軸は発光強度(任意単位)を表す。最大発光波長は、トルエン溶液の場合では420nm(励起波長330nm)、薄膜の場合ではそれぞれ428nm(励起波長300nm)であり、短波長の発光が得られることが分かった。
また、DNBN2の薄膜状態におけるHOMO準位とLUMO準位の測定を行った。HOMO準位の値は、光電子分光装置(理研計器(株)製、AC−2)を用いて測定したイオン化ポテンシャルの値を、負の値に換算することにより得た。また、LUMO準位の値は、薄膜状態の吸収端をエネルギーギャップとし、HOMO準位の値に加算することにより得た。その結果、HOMO準位、LUMO準位はそれぞれ−5.83eV、−2.53eVであり、3.3eVという非常に大きなバンドギャップを示した。
本発明の材料の一例として構造式(34)で表される化合物、1,5−ジ(2−ナフチル)ナフタレン(略称:DNN1)の合成方法について説明する。
Figure 2006151966
1,5−ジ(2−ナフチル)ナフタレン(略称:DNN1)の合成スキームを(A−2)に示す。
Figure 2006151966
1,5−ジアミノナフタレン3gの氷酢酸(25mL)溶液に、NaNO(3g)の濃硫酸(25mL)溶液を0℃でゆっくりと滴下した。滴下終了後、反応混合物を0℃で15分撹拌した。反応混合物を尿素250mgを含む50gの氷にゆっくりと加えた後、さらにKI(ヨウ化カリウム)(100g)の水溶液(100mL)をゆっくりと滴下した。滴下終了後、反応溶液を室温で一晩攪拌した。析出した固体を吸引ろ過により回収し、真空乾燥した後、固体をジクロロメタンで抽出し、ジクロロメタン可溶部を濃縮した。こうして得られた固体をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:ジクロロメタン=3:1)で精製し、ジクロロメタン/ヘキサンにより再結晶を行なったところ1,5−ジヨードナフタレンを淡黄色のパウダー状固体として2.3g(収率32%)得た。NMRデータを以下に示す。H−NMR (300 MHz, CDCl):δ=8.16−8.12(m, 4H), 7.25 (d, 2H, J=7.8 Hz)。また、得られた1,5−ジヨードナフタレンのH NMRのチャートを図7に示す。
得られた1,5−ジヨードナフタレン2.0g (5.3mmol)、ナフチル−2−ボロン酸 2.0g (11.6mmol)、酢酸パラジウム27mg(0.053mmol)、トリ(2−トリル)ホスフィン67mg(0.21mmol)、を100ml三口フラスコに入れ、窒素気流下にした後エチレングリコールジメチルエーテル20mlを加えた。2N−炭酸カリウム水溶液10mlを加え、80℃で4時間撹拌した。反応終了後、反応溶液を水で3回洗浄し、水層をトルエンで3回抽出した。有機層と合わせて飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、自然ろ過後、ろ液を濃縮した。こうして得られた固体をアルミナカラムクロマトグラフィー(トルエン)により精製し、トルエンで再結晶した所、目的物であるDNN1を無色プレート状結晶として1.8g、収率90%で得た。NMRデータを以下に示す。H−NMR (300 MHz, CDCl):δ=8.00−7.91(m, 10H), 7.70−7.67 (m, 2H), 7.59−7.47 (m, 8H)。また、得られたDNN1のH NMRのチャートを図8に示す。
得られたDNN1について、実施例1と同様な測定を行ったところ、薄膜状態における最大吸収波長は255nmであった。また、図3に示すように、薄膜状態における最大発光波長は384nmであり、短波長の発光が得られることが分かった。また、融点は237℃であった。HOMO準位、LUMO準位はそれぞれ−5.74eV、−2.62eVであり、3.1eVという非常に大きなバンドギャップを示した。
本発明の材料の一例として構造式(64)で表される化合物、1,4−ジ(2−ナフチル)ナフタレン(略称:DNN2)の合成方法について説明する。
Figure 2006151966
1,4−ジ(2−ナフチル)ナフタレン(略称:DNN2)の合成スキームを(A−3)に示す。
Figure 2006151966
1,4−ジブロモナフタレン5.0g (17.5mmol)、2−ナフタレンボロン酸 6.6g (38.5mmol)、酢酸パラジウム42mg(0.175mmol)、トリ(2−トリル)ホスフィン213mg(0.70mmol)を300ml三口フラスコに入れ、窒素気流下にした後エチレングリコールジメチルエーテル80mlを加えた。この後、2N−炭酸カリウム水溶液20mlを加え、80℃で4時間撹拌した。反応終了後、反応溶液を水で3回洗浄し、水層をトルエンで3回抽出した。有機層と合わせて飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、自然ろ過、濃縮した。得られた固体をアルミナカラムクロマトグラフィー(トルエン)により精製し、得られた溶液を濃縮して、得られた固体をトルエンで再結晶した所、目的物(つまり、DNN2)の無色プレート状結晶を5.3g、収率80%で得た。NMRデータを以下に示す。H−NMR (300 MHz, CDCl):δ=8.05−7.92(m, 10H), 7.23−7.69 (m, 2H), 7.61 (s, 2H), 7.58−7.55 (m, 4H), 7.47−7.43 (m, 2H)。また、得られたDNN2のH NMRのチャートを図9に示す。
得られたDNN2について、実施例1と同様な測定を行ったところ、薄膜状態における最大吸収波長は296nmであった。また、図4に示すように、薄膜状態における最大発光波長は408nmであり、短波長の発光が得られることが分かった。また、融点は237℃であった。HOMO準位、LUMO準位はそれぞれ−5.85eV、−2.63eVであり、3.2eVという非常に大きなバンドギャップを示した。
本実施例では、構造式(94)で示されるDNBN2を用いた発光素子について図10を用いて説明する。
まず、第1の電極101として珪素を含有したインジウム錫酸化物を形成する。その上に、正孔注入層111として機能する4、4’−ビス[N−{4−(N、N−ビス(3−メチルフェニル)アミノ)フェニル}N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:DNTPD)を50nmの膜厚で成膜した。
このDNTPD膜上に、正孔輸送層112として4,4’―ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:NPB)を30nmの膜厚で成膜した。これらの膜は、いずれも真空蒸着法によって成膜した。
このNPB膜上に、DNBN2と2,5,8,11−テトラ−t−ブチルペリレン(略称:TBP)を共蒸着によって成膜した。この膜は発光層113であり、膜厚は40nmである。また、TBPはDNBN2に対して1wt%の濃度である。
この発光層113上に電子輸送層114としてAlqを20nm、さらに電子注入層115としてフッ化カルシウムを1nmの膜厚で成膜し、最後に第2の電極103として機能するAlを100nm成膜して発光素子を作製した。
作製した発光素子に電流を流したところ、CIE色度座標(x=0.15、y=0.12)である青色として優れた色純度の発光が得られた。
本実施例では、構造式(34)で示されるDNN1を用いた発光素子について図10を用いて説明する。
まず、第1の電極101として珪素を含有したインジウム錫酸化物を形成する。その上に、正孔注入層111として機能する銅フタロシアニン(略称:CuPc)を20nmの膜厚で成膜した。
このCuPc膜上に、正孔輸送層112として4,4’―ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:NPB)を40nmの膜厚で成膜した。これらの膜は、いずれも真空蒸着法によって成膜した。
このNPB膜上に、DNN1と2−t−ブチル−9、10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(略称:t−BuDNA)を共蒸着によって成膜した。この膜は発光層113であり、膜厚は40nmである。また、t−BuDNAとDNN1の重量比は1:1である。
この発光層113上に電子輸送層114としてAlqを20nm、さらに電子注入層115としてフッ化カルシウムを1nmの膜厚で成膜し、最後に第2の電極103として機能するAlを100nm成膜して発光素子を作製した。
作製した発光素子に電流を流したところ、CIE色度座標(x=0.16、y=0.16)である青色として優れた色純度の発光が得られた。
本実施例では、構造式(64)で示されるDNN2を用いた発光素子について図10を用いて説明する。
まず、第1の電極101として珪素を含有したインジウム錫酸化物を形成する。その上に、正孔注入層111として機能する銅フタロシアニン(略称:CuPc)を20nmの膜厚で成膜した。
このCuPc膜上に、正孔輸送層112として4,4’―ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:NPB)を40nmの膜厚で成膜した。これらの膜は、いずれも真空蒸着法によって成膜した。
このNPB膜上に、DNN2と2−t−ブチル−9、10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(略称:t−BuDNA)を共蒸着によって成膜した。この膜は発光層113であり、膜厚は40nmである。また、t−BuDNAとDNN2の重量比は1:1である。
この発光層113上に電子輸送層114としてAlqを20nm、さらに電子注入層115としてフッ化カルシウムを1nmの膜厚で成膜し、最後に第2の電極103として機能するAlを100nm成膜して発光素子を作製した。
作製した発光素子に電流を流したところ、CIE色度座標(x=0.15、y=0.12)である青色として優れた色純度の発光が得られた。
本実施例では、構造式(94)で示されるDNBN2をドーパントとして用いた発光素子について図10を用いて説明する。
まず、第1の電極101として珪素を含有したインジウム錫酸化物を形成する。その上に、正孔注入層111として機能する銅フタロシアニン(略称:CuPc)を20nmの膜厚で成膜する。
このCuPc膜上に、正孔輸送層112として4,4’―ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:NPB)を40nmの膜厚で成膜する。これらの膜は、いずれも真空蒸着法によって成膜する。
このNPB膜上に、DNBN2とテトラフェニルシラン(略称:TPS)を共蒸着によって成膜する。この膜は発光層113であり、膜厚は40nmである。また、DNBN2とTPSの重量比は1:100である。
この発光層113上に電子輸送層114としてAlqを20nm、さらに電子注入層115としてフッ化カルシウムを1nmの膜厚で成膜し、最後に第2の電極103として機能するAlを100nm成膜して発光素子を作製する。
作製した発光素子に電流を流すことにより、DNBN2からの発光が得られる。
本実施例では、本発明の発光素子を用いて作製された発光装置をその一部に含む様々な電気機器について説明する。
本発明の発光素子を有する発光装置を用いて作製された電気機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、コンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうる表示装置を備えた装置)などが挙げられる。これらの電気機器の具体例を図12に示す。
図12(A)はテレビ受像機であり、筐体9101、支持台9102、表示部9103、スピーカー部9104、ビデオ入力端子9105等を含む。本発明のテレビ受像機は、本発明の発光素子を有する発光装置をその表示部9103に用いることにより作製される。本発明の発光装置は、本発明のオリゴナフタレン誘導体を用いているため、色純度の良い青色発光を得ることができる。そのため、色再現性が向上し、美しい画像を表示することができる。なお、テレビ受像機は、コンピュータ用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用装置が含まれる。
図12(B)はコンピュータであり、本体9201、筐体9202、表示部9203、キーボード9204、外部接続ポート9205、ポインティングマウス9206等を含む。本発明のコンピュータは、本発明の発光素子を有する発光装置をその表示部9203に用いることにより作製される。本発明の発光装置は、本発明のオリゴナフタレン誘導体を用いているため、色純度の良い青色発光を得ることができる。そのため、色再現性が向上し、美しい画像を表示することができる。
図12(C)はゴーグル型ディスプレイであり、本体9301、表示部9302、アーム部9303を含む。本発明のゴーグル型ディスプレイは、本発明の発光素子を有する発光装置をその表示部9302に用いることにより作製される。本発明の発光装置は、本発明のオリゴナフタレン誘導体を用いているため、色純度の良い青色発光を得ることができる。そのため、色再現性が向上し、美しい画像を表示することができる。
図12(D)は携帯電話であり、本体9401、筐体9402、表示部9403、音声入力部9404、音声出力部9405、操作キー9406、外部接続ポート9407、アンテナ9408等を含む。本発明の携帯電話は、本発明の発光素子を有する発光装置をその表示部9403に用いることにより作製される。本発明の発光装置は、本発明のオリゴナフタレン誘導体を用いているため、色純度の良い青色発光を得ることができる。そのため、色再現性が向上し、美しい画像を表示することができる。
図12(E)はカメラであり、本体9501、表示部9502、筐体9503、外部接続ポート9504、リモコン受信部9505、受像部9506、バッテリー9507、音声入力部9508、操作キー9509、接眼部9510等を含む。本発明のカメラは、本発明の発光素子を有する発光装置をその表示部9502に用いることにより作製される。本発明の発光装置は、本発明のオリゴナフタレン誘導体を用いているため、色純度の良い青色発光を得ることができる。そのため、色再現性が向上し、美しい画像を表示することができる。
以上の様に、本発明の発光素子を有する発光装置の適用範囲は極めて広く、この発光装置をあらゆる分野の電気機器に適用することが可能である。本発明の発光素子を有する発光装置を用いることにより、色再現性に優れた電気機器を提供することが可能となる。
本発明の発光素子を模式的に説明する図。 本発明のオリゴナフタレン誘導体である4、4’−ビス(2−ナフチル)−1、1’−ビナフチルの発光スペクトルを示す図。 本発明のオリゴナフタレン誘導体である1,5−ジ(2−ナフチル)ナフタレンの発光スペクトルを示す図。 本発明のオリゴナフタレン誘導体である1,4−ジ(2−ナフチル)ナフタレンの発光スペクトルを示す図。 本発明のオリゴナフタレン誘導体である4、4’−ビス(2−ナフチル)−1、1’−ビナフチルのH NMRチャートを示す図。 本発明のオリゴナフタレン誘導体である4、4’−ビス(2−ナフチル)−1、1’−ビナフチルの13C NMRチャートを示す図。 中間体である1,5−ジヨードナフタレンのH NMRチャートを示す図。 本発明のオリゴナフタレン誘導体である1,5−ジ(2−ナフチル)ナフタレンのH NMRチャートを示す図。 本発明のオリゴナフタレン誘導体である1,4−ジ(2−ナフチル)ナフタレンのH NMRチャートを示す図。 本発明の発光素子の一例を示す図。 本発明の発光装置を説明する図。 本発明の電気器具を説明する図。
符号の説明
101 第1の電極
102 発光物質を含む層
103 第2の電極
111 正孔注入層
112 正孔輸送層
113 発光層
114 電子輸送層
115 電子注入層
601 ソース側駆動回路
602 画素部
603 ゲート側駆動回路
604 封止基板
605 シール材
607 空間
608 配線
609 FPC(フレキシブルプリントサーキット)
610 素子基板
611 スイッチング用TFT
612 電流制御用TFT
613 第1の電極
614 絶縁物
616 発光物質を含む層
617 第2の電極
618 発光素子
623 nチャネル型TFT
624 pチャネル型TFT
9101 筐体
9102 支持台
9103 表示部
9104 スピーカー部
9105 ビデオ入力端子
9201 本体
9202 筐体
9203 表示部
9204 キーボード
9205 外部接続ポート
9206 ポインティングマウス
9301 本体
9302 表示部
9303 アーム部
9401 本体
9402 筐体
9403 表示部
9404 音声入力部
9405 音声出力部
9406 操作キー
9407 外部接続ポート
9408 アンテナ
9501 本体
9502 表示部
9503 筐体
9504 外部接続ポート
9505 リモコン受信部
9506 受像部
9507 バッテリー
9508 音声入力部
9509 操作キー
9510 接眼部


Claims (14)

  1. 一般式(1)で表されるオリゴナフタレン誘導体。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(2)または一般式(3)で表される置換基であり、Arは一般式(4)または一般式(5)で表される置換基であり、Arは一般式(6)または一般式(7)で表される置換基であり、Rは水素原子を表し、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  2. 一般式(8)で表されるオリゴナフタレン誘導体。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(9)または一般式(10)で表される置換基であり、Arは一般式(11)で表される置換基であり、Arは一般式(12)または一般式(13)で表される置換基であり、Rは水素原子を表し、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  3. 一般式(14)で表されるオリゴナフタレン誘導体。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(15)または一般式(16)で表される置換基であり、Arは一般式(17)または一般式(18)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  4. 一般式(19)で表されるオリゴナフタレン誘導体。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(20)または一般式(21)で表される置換基であり、Arは一般式(22)または一般式(23)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  5. 一般式(24)で表されるオリゴナフタレン誘導体。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(25)または一般式(26)で表される置換基であり、Arは一般式(27)または一般式(28)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  6. 一般式(29)で表されるオリゴナフタレン誘導体。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(30)または一般式(31)で表される置換基であり、Arは一般式(32)または一般式(33)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、最大発光波長が350〜450nmの間にあるオリゴナフタレン誘導体。
  8. 一対の電極間に発光物質を含む層を有し、前記発光物質を含む層は、一般式(1)で示されるオリゴナフタレン誘導体を含むことを特徴とする発光素子。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(2)または一般式(3)で表される置換基であり、Arは一般式(4)または一般式(5)で表される置換基であり、Arは一般式(6)または一般式(7)で表される置換基であり、Rは水素原子を表し、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  9. 一対の電極間に発光物質を含む層を有し、前記発光物質を含む層は、一般式(8)で示されるオリゴナフタレン誘導体を含むことを特徴とする発光素子。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(9)または一般式(10)で表される置換基であり、Arは一般式(11)で表される置換基であり、Arは一般式(12)または一般式(13)で表される置換基であり、Rは水素原子を表し、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  10. 一対の電極間に発光物質を含む層を有し、前記発光物質を含む層は、一般式(14)で示されるオリゴナフタレン誘導体を含むことを特徴とする発光素子。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(15)または一般式(16)で表される置換基であり、Arは一般式(17)または一般式(18)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  11. 一対の電極間に発光物質を含む層を有し、前記発光物質を含む層は、一般式(19)で示されるオリゴナフタレン誘導体を含むことを特徴とする発光素子。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(20)または一般式(21)で表される置換基であり、Arは一般式(22)または一般式(23)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  12. 一対の電極間に発光物質を含む層を有し、前記発光物質を含む層は、一般式(24)で示されるオリゴナフタレン誘導体を含むことを特徴とする発光素子。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(25)または一般式(26)で表される置換基であり、Arは一般式(27)または一般式(28)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  13. 一対の電極間に発光物質を含む層を有し、前記発光物質を含む層は、一般式(29)で示されるオリゴナフタレン誘導体を含むことを特徴とする発光素子。
    Figure 2006151966
    (式中、nは1であり、Arは、一般式(30)または一般式(31)で表される置換基であり、Arは一般式(32)または一般式(33)で表される置換基であり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、炭素数6以下の直鎖状あるいは分岐を有するアルキル基、無置換あるいは置換基を有する芳香環、無置換あるいは置換基を有するヘテロ芳香環のいずれかを表す。)
  14. 請求項8乃至請求項13のいずれか一項に記載の発光素子を有する発光装置。


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