JP2006151053A - プラットホームドアシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子利用者が降車するホームドア付近の混雑を緩和して円滑な乗降を行えるようにする。
【解決手段】乗客が所持する記録媒体40に記録されている乗車券情報と個人情報とを通信部11で読み取り、乗車券情報から降車予定駅を判別し、個人情報から車椅子利用者であることを判別する。また、メモリ15に記憶されているドア位置情報と、記憶部34に記憶されている時刻表データ36および車両編成データ37とから、車椅子利用者が乗車する列車と乗車位置とを含む車椅子情報を生成し、上位通信部38から降車予定駅へ送信する。降車予定駅では、表示部12やランプ18などにより、車椅子利用者の乗車位置に対応するホームドア付近の乗客に対して、車椅子利用者の存在を報知する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、駅のプラットホームに設けられる複数のホームドアと、このホームドアの開閉を制御するドア制御装置とを備えたプラットホームドアシステムに関する。
ワンマンカーを運行する鉄道の駅などにおいては、プラットホームにホームドアを設置し、通常はホームドアを閉状態にしておき、列車が到着したときだけホームドアを開状態にすることで、ホームにおける安全性を確保することが行われている。下記の特許文献1には、車椅子利用者に配慮したホームドアが記載されている。本文献においては、プラットホームに張り出し可能な可動ステップを設け、ホームドアの開閉動作と、可動ステップの張り出し動作または収納動作とを連動させることで、列車とプラットホームとの間に隙間があっても、車椅子利用者が可動ステップを介して駅員の付き添いなく乗降できるようにしている。
特開2003−81083号公報(段落0013〜0019、図1、図2)
しかしながら、上記特許文献1では、車椅子利用者が降車するホームドアの位置をホームの乗客は前もって知ることができない。このため、たまたま車椅子利用者が降車するホームドアの位置で列車到着を待っていた乗客は、車椅子利用者の降車が終わるまで通路を開けて乗車を待たねばならず、ラッシュ時などにはホームドア付近で混雑が生じる。また、車椅子利用者にとっても、降車しようとすると多数の乗客がドアの前にいて円滑な降車ができず、列車の発車遅れの原因となることもある。
本発明は、上述した問題点に鑑み、車椅子利用者が降車するホームドア付近の混雑を緩和して円滑な乗降を行えるプラットホームドアシステムを提供することを目的としている。
本発明に係るプラットホームドアシステムは、駅のプラットホームに設けられる複数のホームドアと、このホームドアの開閉を制御する制御装置とを備えたプラットホームドアシステムであって、ホームドア付近に設けられ、乗客が所持する記録媒体に記録されている乗車券情報と個人情報とを読み出す読み出し手段と、ホームドアが設置されている駅の発着列車とその車両編成とを特定するための列車情報、およびホームドアの位置を特定するためのドア位置情報を記憶した記憶手段と、読み出し手段によって読み出した乗車券情報から降車予定駅を判別し、個人情報から乗客が車椅子利用者か否かを判別する判別手段と、この判別手段により乗客が車椅子利用者であることが判別された場合に、記憶手段に記憶されている列車情報およびドア位置情報に基づいて、車椅子利用者が乗車する列車と当該利用者の乗車位置とを含む車椅子情報を降車予定駅へ送信する送信手段とを備えている。
このように、乗客が所持する記録媒体に記録されている乗車券情報と個人情報とに基づいて、車椅子利用者と降車予定駅とを判別し、車椅子利用者が乗車する列車と乗車位置とを含む車椅子情報を降車予定駅へ送信することにより、降車予定駅では、送られてきた車椅子情報から、どの列車のどの位置に車椅子利用者が乗車しているかを列車到着前に知ることができる。このため、車椅子利用者の乗車位置に対応するホームドア付近で待っている乗客に対して、車椅子利用者の存在を前もって報知することができる。これによって、乗客は、車椅子利用者が降車することを想定してあらかじめ通路を広く開けたり、他のホームドアへ移ったりする。この結果、ホームドア付近の混雑を緩和して、車椅子利用者の降車と他の乗客の乗車とを円滑に行うことができる。
本発明の実施形態においては、上記プラットホームドアシステムにおいて、他駅から送信されてくる車椅子情報を受信する受信手段と、ホームドア付近に設けられた報知手段とを更に備える。そして、車椅子利用者の乗車する列車が近づいたときに、受信手段が受信した車椅子情報に基づいて、車椅子利用者の乗車位置に対応するホームドア付近の報知手段により、車椅子利用者の存在を報知する。これによると、車椅子利用者の乗車する列車が近づくと、ホームドア付近の報知手段で車椅子利用者の存在が自動的に報知されるため、駅員が対応しなくても、ホームドア付近の混雑を緩和して、車椅子利用者の降車と他の乗客の乗車とを円滑に行うことができる。
また、本発明の実施形態においては、ホームドアが、通路幅の狭い第1の開状態と、通路幅の広い第2の開状態とに開制御される。そして、車椅子利用者の乗車する列車が到着したときに、当該車椅子利用者の乗車位置に対応するホームドアを、第2の開状態とする。これによると、通路幅が広くなって車椅子の通行が容易となり、車椅子利用者の降車をより円滑に行うことができる。また、車椅子利用者のいない通常時は、通路幅を狭くしてプラットホームにおける安全を確保することができる。
本発明によれば、車椅子利用者が乗車する列車と乗車位置とを降車予定駅で前もって知ることができるので、降車予定駅において車椅子利用者の降車と他の乗客の乗車とを円滑に行うことができる。
図1は、本発明が適用されるホームドアの一例を示す外観図である。50、60は駅のプラットホームに設けられる複数のホームドアである。ホームドア50は、図の左右方向へ移動自在な2つの扉51、52を備えている。扉51は左方向への移動により壁体71へ収納され、右方向への移動により壁体71から繰り出される。扉52は左方向への移動により扉51の内部に収納され、右方向への移動により扉51から繰り出される。ホームドア60も左右方向へ移動自在な2つの扉61、62を備えている。扉61は左方向への移動により壁体72へ収納され、右方向への移動により壁体72から繰り出される。扉62は左方向への移動により扉61の内部に収納され、右方向への移動により扉61から繰り出される。各扉の繰り出しと収納は、壁体71、72に内蔵されているドア駆動部(図示省略)により行われる。
壁体72のホームドア50付近には、通信部11が設けられており、壁体73のホームドア60付近にも、通信部21が設けられている。壁体71のホームドア50付近および壁体72のホームドア50付近には、それぞれ表示部12とランプ18とが設けられている。また、壁体72のホームドア60付近および壁体73のホームドア60付近にも、それぞれ表示部22とランプ28とが設けられている。ここでは、表示部12とランプ18、および表示部22とランプ28がそれぞれホームドア50、60の両側に設けられているが、表示部とランプはホームドアの片側のみに設けてもよい。また、表示部とランプのうち、いずれか一方のみを設けてもよい。
図2は、ホームドア50、60の開状態を示している。ここで、ホームドア50においては、扉51が壁体71に収納されているとともに、扉52が扉51に収納されていて、ドアの通路幅W2が広くなっている。一方、ホームドア60においては、扉61は壁体72から繰り出されていて、扉62のみが扉61に収納されており、ドアの通路幅W1が狭くなっている。後述するように、車椅子利用者が乗降する場合は、ホームドア50のように、両方の扉51、52が収納されて通路幅がW2のように広くなり、車椅子利用者が乗降しない場合は、ホームドア60のように、一方の扉62のみが収納されて通路幅がW1のように狭くなる。
図3は、車椅子利用者Pがホームドア50の前で列車待ちをしている状態を示している。車椅子利用者Pが乗る車椅子42には、非接触カードなどの記録媒体40を保持するホルダ41が設けられており、このホルダ41に保持された記録媒体40の記録情報が通信部11により読み取られる。通信部11は、例えば1m〜2mの通信距離を有している。記録媒体40には、乗車券情報と個人情報とが記録されている。乗車券情報は、発駅、着駅、経由駅、有効期限などの情報である。また、個人情報は、氏名、年齢、性別、電話番号などの情報のほか、車椅子利用者であることを表す情報を含んでいる。通信部11で乗車券情報と個人情報とを読み取った後の処理については、後で詳しく説明する。
図4は、本発明に係るプラットホームドアシステム(以下、「ホームドアシステム」という。)の実施形態を示すブロック図である。ホームドアシステム100は、前述のホームドア50、60と、これらのホームドア50、60の開閉を制御するドア制御装置10、20とを備えている。ここでは、ホームドアが2つしか示されていないが、実際にはホームドアは列車の扉ごとに多数設けられ、各ホームドアに対応してそれぞれドア制御装置が設けられる。
ドア制御装置10において、11は前述の通信部、12は前述の表示部、13はホームドア50の扉51、52を駆動するモータ等からなるドア駆動部、14は車椅子利用者の降車をスピーカ17やランプ18により報知するための報知部、15はROMやRAM等から構成されるメモリ、16はCPU等から構成される制御部である。メモリ15には、ホームドア50がどの位置の(前から何番目の)ドアであるかを表すドア位置情報が記憶されている。ドア位置情報としては、例えば、ホームドアごとに割り当てられたドアコードを用いることができる。スピーカ17とランプ18は必ずしも両方設ける必要はなく、いずれか一方のみを設けてもよい。図1〜図3では、ランプ18のみが設けられているが、スピーカ17を設ける場合は、壁体71、72の適宜場所に内蔵して設ければよい。
ドア制御装置20において、21は前述の通信部、22は前述の表示部、23はホームドア60の扉61、62を駆動するモータ等からなるドア駆動部、24は車椅子利用者の降車をスピーカ27やランプ28により報知するための報知部、25はROMやRAM等から構成されるメモリ、26はCPU等から構成される制御部である。メモリ25には、ホームドア50の場合と同様に、ホームドア60のドア位置情報が記憶されている。スピーカ27とランプ28は必ずしも両方設ける必要はなく、いずれか一方のみを設けてもよい。図1〜図3では、ランプ28のみが設けられているが、スピーカ27を設ける場合は、壁体72、73の適宜場所に内蔵して設ければよい。
ドア制御装置10、20以外のドア制御装置(図示省略)についても、構成は上記と同じである。30は列車が接近したことを検知する列車接近検知センサ、31は列車が停止したことを検知する列車停止検知センサであって、これらのセンサ30、31は、プラットホームや線路等の適宜場所に配設される。32は開いているホームドア50、60を閉じるためのドア閉スイッチであって、プラットホームの適宜場所に配設され、駅員によって手動で操作される。33はホームドアシステム100全体の制御を行うシステム制御部であって、CPU等から構成される。34は記憶部であって、ホームドア50、60が設置されている駅の駅コード35と、当該駅における発着列車の時刻表データ36と、各列車の車両編成を表す車両編成データ37とがあらかじめ記憶されている。なお、前述したドア位置情報を、メモリ15、25ではなく記憶部34に記憶させてもよい。38は、他の駅に設けられたホームドアシステムと通信を行うための上位通信部である。
以上の構成において、通信部11は本発明における読み出し手段の一実施形態を構成し、メモリ15、25および記憶部34は記憶手段の一実施形態を構成し、制御部16、26は判別手段の一実施形態を構成し、表示部12,22、報知部14,24、スピーカ17,27およびランプ18,28は報知手段の一実施形態を構成し、上位通信部38は送信手段および受信手段の一実施形態を構成する。また、記憶部34の時刻表データ36および車両編成データ37は、本発明における列車情報の一実施形態を構成する。
次に、図4のホームドアシステム100の動作を説明する。まず、乗車駅での動作を図5のフローチャートに従って説明する。ステップS11では、各ドア制御装置10、20の通信部11、21が記録媒体40の検出を待機している。この検出は、例えば通信部11、21からの応答要求に対する記録媒体40からの応答信号の有無に基づいて行われる。図3で示したように、車椅子利用者Pがホームドア50に近づくと、通信部11と記録媒体40との間で通信が行われて、記録媒体40が検出される。記録媒体40が検出されると(ステップS11:YES)、通信部11は、記録媒体40に記録されている乗車券情報と個人情報とを読み取る(ステップS12)。そして、読み取った個人情報の中に、車椅子利用者であることを表す情報が含まれているか否かを調べて、記録媒体40を所持する乗客が車椅子利用者Pか否かを判別する(ステップS13)。判別の結果、乗客が車椅子利用者Pでなければ(ステップS13:NO)、通常の乗客と判断して、以降のステップS14〜S17は実行されない。
判別の結果、乗客が車椅子利用者Pである場合は(ステップS13:YES)、記憶部34に記憶されている列車情報(時刻表データ36および車両編成データ37)と、メモリ15に記憶されているドア位置情報とに基づいて、当該車椅子利用者Pが乗車する列車と乗車位置とを含む車椅子情報を生成する(ステップS14)。車椅子利用者Pが乗車する列車は、現在時刻と時刻表データ36とを照合し、現在時刻から最も近い時刻に到着する列車で特定することができる。車椅子利用者Pの乗車位置(前から何両目の車両のどの扉付近か)については、列車ごとにホームでの停車位置が決まっており、また、ホームドアが列車の扉に対応して設けられていることから、車両編成データ37から得られる当該列車の車両編成と、ドア位置情報から得られるホームドア50のドア位置とに基づいて乗車位置を特定することができる。
次に、読み取った乗車券情報に基づいて、車椅子利用者Pが降車する予定の降車予定駅を判別する(ステップS15)。前述のように、乗車券情報には着駅の情報が含まれるので、これを読み取ることで降車予定駅を判別することができる。また、これに限らず、途中下車を考慮して、着駅までの各駅を降車予定駅と判別してもよい。さらに、乗車する列車が快速電車のような場合は、着駅までに停車する駅のみを降車予定駅と判別してもよい。その他、記録媒体40に記録されている過去の乗車履歴に基づき、乗車当日の曜日や時間帯等を考慮して降車駅を推定し、これを降車予定駅と判別するような運用も可能である。その後、記憶部34に記憶されている駅コード35を読み出す(ステップS16)。この駅コード35は、車椅子利用者Pが乗車する乗車駅の駅名を表している。なお、上述したステップS14〜S16の順序は入れ替わってもよい。
以上の処理を実行した後、ステップS16で読み出した駅コードと、ステップS14で生成した車椅子情報とを、ステップS15で判別した降車予定駅へ上位通信部38より送信する(ステップS17)。降車駅には、図4と同じ構成のホームドアシステム100が設けられており、乗車駅の上位通信部38から降車予定駅の上位通信部38へ上記の各情報が送信される。この後は、列車が到着するのを待ち、列車が到着すると、ドア駆動部13、23によりホームドア50、60が図2に示したように開き、車椅子利用者Pはホームドア50から列車に乗車する。この場合、ホームドア50の通路幅W2が広いため、車椅子42(図3)の通行が容易となっている。
次に、降車予定駅での動作を図6のフローチャートに従って説明する。降車予定駅のホームドアシステム100では、他駅からの車椅子情報が上位通信部38で受信されたか否かを監視している(ステップS21)。車椅子情報が受信されると(ステップS21:YES)、受信した車椅子情報に基づいて、車椅子利用者Pの乗車位置に対応するホームドアを判別する(ステップS22)。車椅子情報には、前述したように、車椅子利用者Pが乗車している列車と乗車位置とが含まれているので、どの列車の何両目の何番目の扉付近に車椅子利用者Pが乗っているのかが分かる。そして、列車ごとにホームでの停車位置が決まっており、また、ホームドアが列車の扉に対応して設けられていることから、上記乗車位置に対応するホームドアを判別することができる。また、当該列車が降車予定駅に到着する時刻は、時刻表データ36から分かる。そこで、ホームドアを判別した後、到着予定の列車が接近するのを待ち(ステップS23)、到着時刻が近づいたときに列車接近検知センサ30(図4)から検知信号が出力されれば、該当列車が接近したと判定する(ステップS23:YES)。
列車の接近が判定されると、ステップS22で判別したホームドア(ここではホームドア50とする)の両側に設けられている表示部12およびランプ18により、車椅子利用者Pの存在を報知する(ステップS24)。図7は、表示部12に表示されるメッセージの一例を示している。図7(a)は、車椅子利用者Pがいない通常の場合に、列車接近検知センサ30から出力される検知信号に基づいて表示されるメッセージである。図7(b)は、車椅子利用者Pがいる場合に、ステップS24において表示されるメッセージである。また、ランプ18は通常は点灯していないが、表示部12に図7(b)のメッセージ表示される場合は、ランプ18が例えば赤色に点灯または点滅する。また、報知手段としてスピーカ17(図4)が設けられる場合は、当該スピーカ17から図7(b)のメッセージが音声で出力される。
このようにして、降車予定駅では、乗車駅から送られてきた車椅子情報に基づき、どの列車のどの位置に車椅子利用者Pが乗車しているかが列車到着前に分かるので、車椅子利用者Pの乗車位置に対応するホームドア50付近で待っている乗客に対して、表示部12、ランプ18またはスピーカ17などにより、車椅子利用者Pの存在を前もって知らせることができる。このため、乗客は、車椅子利用者Pが降車すること想定してあらかじめ通路を広く開けたり、他のホームドア60へ移ったりするので、これによって、ホームドア50付近の混雑が緩和され、車椅子利用者Pの降車と他の乗客の乗車とが円滑に行われる。
その後、到着した列車が停止するのを待ち(ステップS25)、列車停止検知センサ31から検知信号が出力されれば、列車が停止したと判定する(ステップS25:YES)。列車の停止が判定されると、ドア駆動部13、23によりホームドア50、60を開く(ステップS26)。この場合、図2に示したように、車椅子利用者Pの乗車位置に対応するホームドア50では、両方の扉51、52が収納されて通路幅がW2のように広くなるので、車椅子利用者Pの降車がより円滑に行われる。一方、車椅子利用者Pが降車しないホームドア60では、一方の扉62のみが収納されて通路幅がW1のように狭くなり、プラットホームにおける安全を確保することができる。
その後、ドア閉スイッチ32(図4)がオンになったか否かを判定する(ステップS27)。ホームドア50、60が開いて車椅子利用者Pが降車し、他の乗客の乗降終了も確認されると、ドア閉スイッチ32が駅員により操作されてオンとなり(ステップS27:YES)、ドア閉スイッチ32からの出力信号に基づいて、ドア駆動部13、23により、全てのホームドアが閉状態となる(ステップS28)。なお、本実施形態では、ドア閉スイッチ32がホーム側に設けられているが、列車側にドア閉スイッチ32を設け、乗員によってスイッチが操作されるようにしてもよい。
以上述べた実施形態では、プラットホームドアシステム100が他駅から受信した車椅子情報に基づいて、ホームドア50、60付近に設けられた表示部12、22やランプ18、28等により車椅子利用者Pの存在が自動的に報知されるため、駅員が対応しなくても、ホームドア付近の混雑を緩和して、車椅子利用者の降車と他の乗客の乗車とを円滑に行うことができるが、本発明は、表示部やランプ等の報知手段を備えていないプラットホームドアシステムにも適用することができる。この場合のプラットホームドアシステムは車椅子情報の送受信機能のみを有し、降車予定駅では他駅から受信した車椅子情報に基づいて、例えば駅の係員室に設置されている表示装置に車椅子利用者が乗車している列車、乗車位置、および乗車位置に対応するホームドアなどの情報が表示され、駅の係員がこの表示情報に従ってアナウンス等で車椅子利用者の存在を乗客に報知する。
また、本発明における記録媒体としては、前述の非接触カードに限らず、携帯端末であってもよい。携帯端末は通信機能を備えておればよく、専用機であってもよいし、携帯電話機のような他の機能を有するもので兼用してもよい。
本発明が適用されるホームドアの一例を示す外観図である。 ホームドアの開状態を示す図である。 車椅子利用者がホームドアの前で列車待ちをしている状態を示す図である。 本発明に係るプラットホームドアシステムの実施形態を示すブロック図である。 乗車駅でのプラットホームドアシステムの動作を示すフローチャートである。 降車予定駅でのプラットホームドアシステムの動作を示すフローチャートである。 表示部に表示されるメッセージの一例を示す図である。
符号の説明
10,20 ドア制御装置
11,21 通信部
12,22 表示部
13,23 ドア駆動部
14,24 報知部
15,25 メモリ
16,26 制御部
17,27 スピーカ
18,28 ランプ
33 システム制御部
34 記憶部
35 駅コード
36 時刻表データ
37 車両編成データ
38 上位通信部
40 記録媒体
50,60 ホームドア
51,52,61,62 扉
100 プラットホームドアシステム
P 車椅子利用者
W1、W2 通路幅

Claims (3)

  1. 駅のプラットホームに設けられる複数のホームドアと、前記ホームドアの開閉を制御するドア制御装置とを備えたプラットホームドアシステムであって、
    前記ホームドア付近に設けられ、乗客が所持する記録媒体に記録されている乗車券情報と個人情報とを読み出す読み出し手段と、
    前記ホームドアが設置されている駅の発着列車とその車両編成とを特定するための列車情報、およびホームドアの位置を特定するためのドア位置情報を記憶した記憶手段と、
    前記読み出し手段によって読み出した前記乗車券情報から降車予定駅を判別し、前記個人情報から乗客が車椅子利用者か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により乗客が車椅子利用者であることが判別された場合に、前記記憶手段に記憶されている列車情報およびドア位置情報に基づいて、車椅子利用者が乗車する列車と当該利用者の乗車位置とを含む車椅子情報を前記降車予定駅へ送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするプラットホームドアシステム。
  2. 請求項1に記載のプラットホームドアシステムにおいて、
    他駅から送信されてくる前記車椅子情報を受信する受信手段と、
    前記ホームドア付近に設けられた報知手段と、
    を更に備え、
    前記車椅子利用者の乗車する列車が近づいたときに、前記受信手段が受信した車椅子情報に基づいて、車椅子利用者の乗車位置に対応するホームドア付近の報知手段により、車椅子利用者の存在を報知することを特徴とするプラットホームドアシステム。
  3. 請求項2に記載のプラットホームドアシステムにおいて、
    前記ホームドアは、通路幅の狭い第1の開状態と、通路幅の広い第2の開状態とに開制御され、
    前記車椅子利用者の乗車する列車が到着したときに、当該車椅子利用者の乗車位置に対応するホームドアを、前記第2の開状態とすることを特徴とするプラットホームドアシステム。
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