JP2006150907A - モールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置 - Google Patents

モールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006150907A
JP2006150907A JP2004348868A JP2004348868A JP2006150907A JP 2006150907 A JP2006150907 A JP 2006150907A JP 2004348868 A JP2004348868 A JP 2004348868A JP 2004348868 A JP2004348868 A JP 2004348868A JP 2006150907 A JP2006150907 A JP 2006150907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
opening
closing
guide cam
mold opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004348868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4524173B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Hoshinaga
利幸 星長
Satoru Hayashi
悟 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP2004348868A priority Critical patent/JP4524173B2/ja
Publication of JP2006150907A publication Critical patent/JP2006150907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4524173B2 publication Critical patent/JP4524173B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 必要に応じて成形型を開放状態に維持したり、開放状態から閉鎖状態に切り替えたりすることができるモールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置を提供する。
【解決手段】 コンベアライン11上に複数の台車16を周回可能に配列する。各台車16には下型と上型とよりなる成形型20を搭載する。コンベアライン11の所定箇所には、成形型20を開放させるための開放用ガイドカム28を設ける。その開放用ガイドカム28の下流側には成形型20内に樹脂を注入するための注入装置30を配置する。その注入装置30の下流側には成形型20の開放状態への維持と閉鎖状態への切替えとを選択するための型開閉選択機構を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、発泡樹脂よりなる成形品を成形するためのモールドフォーム成形ラインにおける成形型の開閉切替装置に関するものである。
従来、この種のモールドフォーム成形ラインとしては、例えば、特許文献1に開示されるような構成のものが提案されている。この従来構成においては、コンベアライン上に複数の台車が周回可能に配列され、各台車には下型及び上型よりなる成形型が搭載されている。そして、台車がコンベアラインに沿って周回されるとき、成形型の上型が型開きレールの案内作用により開閉ローラを介して開放されて、この型開き状態で成形品の取り出しや発泡原料の注入等が行われる。さらに、台車が下流側へ周回されるとき、成形型の上型が型閉めレールの案内作用により開閉ローラを介して閉鎖されて、この型閉め状態で成形品の発泡成形が行われるようになっている。
特開昭62−275714号公報
ところで、この種のモールドフォーム成形ラインにおいては、成形型を摂氏160度〜230度程度に加熱して成形を行うホットキュアタイプ、成形型を摂氏60度〜80度程度の温度に維持して成形を行うコールドキュアタイプの2種類がある。従って、コールドキュアタイプにおいても、成形型の温度を常温よりもやや高くする必要がある。このため、例えば、冬期においては、作業開始に先立って、台車を一定時間周回させるようにしている。この周回により、台車上の成形型が加熱部を繰り返し通過して、成形型が予熱昇温される。この場合、成形型を開放させた状態で周回させたほうが、加温部からの熱が成形型に有効に吸収される。
また、複数の台車上に同一種類の成形型を搭載した場合であっても、それらの成形型を選択的に使用して、所定個数の成形型に発泡原料を注入することにより、成形個数を調整して、必要数の成形品を成形することもある。このような場合は、所要の成形型を選択使用し、不使用の成形型を休止状態にしたままにしておけばよく、成形ライン上の周回において成形型を開閉動作させる必要がない。
しかしながら、前述した従来のモールドフォーム成形ラインにおいては、型開きレールの下流側に型閉めレールが配置されていて、すべての成形型が型開きレールにより順に開放された後に、型閉めレールにより順に閉鎖されるようになっている。このため、前記のように特定種類または必要個数の成形型を選択的に使用して、特定種または必要数の成形品を成形する場合でも、不使用の成形型を含めてすべての成形型が開放状態から閉鎖される。よって、コンベアラインを駆動させるために大きな駆動力が必要になるとともに、成形型が無用に開閉動作されて成形型の開閉機構等の耐久性の低下を招くという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、必要に応じて成形型を開放状態に維持したり、開放状態から閉鎖状態に切り替えたりすることができるモールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、作業領域と保温領域または加熱領域とよりなるコンベアライン上に下型と上型とよりなる複数の成形型を配列し、前記作業領域においてコンベアラインの所定箇所には成形型を開放させるための型開放装置を設け、その型開放装置の下流側には成形型内に樹脂を注入するための注入装置を配置し、その注入装置の下流側には成形型の開放状態の維持と閉鎖状態への切替えとを選択するための型開閉選択手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、前記コンベアラインが閉ループ状をなし、前記型開閉選択手段の下流側と前記型開放装置の上流側との間には、成形型の加温装置を設けたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明においては、請求項1または2に記載の発明において、前記型開放装置は、前記コンベアラインに沿って設けられた型開放ガイドカムであることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明においては、請求項3に記載の発明において、前記注入装置の下流側には、コンベアラインに沿って、型開放維持ガイドカムと、型閉鎖ガイドカムとを設け、前記型開閉選択手段は、前記型開放カムを型開放維持ガイドカムまたは型閉鎖ガイドカムに接続されるように切り替える切替レバーであることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明においては、請求項4に記載の発明において、前記型開放維持カムは、型開閉選択手段の下流側と型開放装置の上流側との間に連続して設けられていることを特徴とするものである。
(作用)
この発明においては、複数の成形型がコンベアラインに沿って順に周回されるとき、型開閉選択手段により、成形型の開放状態の維持と、開放状態から閉鎖状態への切替えとが選択される。このため、成形型の予熱周回において、成形型を開放状態に維持できる。さらに、特定種類または必要個数の成形型を選択的に使用して、特定種または必要な所定数の成形品を成形する場合に、不使用の成形型が開放状態から閉鎖されるのを抑制することができる。よって、コンベアラインを駆動させるために大きな駆動力が必要になったり、成形型が無用に開閉動作されて耐久性の低下を招いたりするのを防止することができる。
以上のように、この発明によれば、必要に応じて成形型を開放状態に維持したり、開放状態から閉鎖状態に切り替えたりすることができ、エネルギー節約等が可能となる。
以下に、この発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、この実施形態のコールドキュアタイプのモールドフォーム成形ラインにおいては、工場等の床面F上に、閉ループ状で、かつトラック状をなすコンベアライン11が敷設されている。このコンベアライン11は、一対のスプロケット12と、両スプロケット12間に掛装されたチェーンコンベア13とから構成されている。コンベアライン11の外周に沿ってトラック状に延びるように、基台14上には一対のガイドレール15A及び1本の支持レール15Bが敷設されている。ガイドレール15A上には、複数の台車16がそれらの下面に設けられた車輪17を介して移動可能に支持され、連結部材18を介してチェーンコンベア13に連結されている。そして、チェーンコンベア13の回転により、各台車16がコンベアライン11に沿って図1の矢印方向に周回されるようになっている。
図3及び図4に示すように、台車16上には型フレーム19を介して成形型20が搭載されている。すなわち、型フレーム19は、台車16上に水平状態に支持された下型フレーム19Aと、その下型フレーム19A上に支軸21を介して開閉回動可能に支持され、成形型20に対応する上型フレーム19Bとから構成されている。下型フレーム19Aの外端部は、車輪22を介して前記支持レール15Bに走行可能に支持されている。前記成形型20は、下型フレーム19Aの上面に型締め用のエアバッグ23を介して配設された下型20Aと、それらの下型20Aに開閉可能に対応するように、各上型フレーム19Bの下面に取り付けられた上型20Bとから構成されている。各下型20Aの上面には凹状の成形面20aが形成されるとともに、各上型20Bの下面には凸状の成形面20bが形成されている。
前記下型フレーム19Aと上型フレーム19Bとの外端部間には、両型20A,20Bを閉鎖状態にクランプ保持するための一対のクランプ機構24が配設されている。これらのクランプ機構24は、下型フレーム19A側に設けられたクランプピン25と、そのクランプピン25に係脱可能に対応するように、上型フレーム19B側に設けられたクランプレバー26とから構成されている。このクランプレバー26は軸26aにより回動可能に支持されるとともに、図示しないスプリング及びストッパにより図3及び図4の位置に保持される。
各上型フレーム19Bの外面には、上型20Bを上型フレーム19Bとともに開閉させるための開閉用カムフォロワ27が突設されている。
図1〜図5に示すように、前記コンベアライン11の作業領域としての前方周回部分に対応して、基台14の上方にはロッドよりなる型開放装置としての開放用ガイドカム28が支柱29を介して架設支持されている。この開放用ガイドカム28には、上型フレーム19Bの前記開閉用カムフォロワ27に係合して、閉鎖状態の上型20Bを開放回動させるための開放部28aと、上型20Bの開放状態を維持させるために開放部28aに続く開放維持部28bと、上型20Bをさらに大きく開放させるための拡大開放部28cとが形成されている。図1に示すように、前記開放部28a及び開放維持部28bは成形型20の前側、拡大開放部28cは成形型20の後側に配置されている。なお、図1では図示はしないが、図3及び図5から明らかなように、前記開放部28aは1本のロッドにより構成され、開放維持部28b及び拡大開放部28cは2本のロッドにより構成されている。
そして、各台車16がコンベアライン11に沿って周回される途中で、開閉用カムフォロワ27が開放用ガイドカム28の開放部28aに係合されることにより、閉鎖状態の上型フレーム19Bが支軸21を中心に上方に回動されて、上型20Bが下型20A上から開放され、開放維持部28bの前側のロッドにより開放状態を維持される。この開放状態で、成形型20の前方側から作業者により、下型20Aの成形面20aからの成形品の取り出し、両型20A,20Bの成形面20a,20bの清掃、成形面20a,20bに対する離型剤の塗布等の作業が行われるようになっている。
図1に示すように、前記開放用ガイドカム28の拡大開放部28cと対応する位置には、一対の作業ロボットよりなる注入装置30が対向配置されている。そして、複数の台車16上に搭載された成形型20の上型20Bが拡大開放部28cによりさらに大きく開放された状態で、注入装置30と対応する位置を通って周回移動されるとき、これらの注入装置30により、下型20Aの成形面20a内に発泡原料の注入が行われるようになっている。この場合、図示しない制御装置の作用により、特定種類または必要個数の成形型20が選択設定された場合には、その選択された下型20Aのみに発泡原料の注入が行われる。なお、拡大開放部28cにおいては、上型20Bが大きく開放されるため、図3に示すように、カムフォロワ27は後側のロッドに係合支持される。
図1、図2、図5及び図6に示すように、前記注入装置30の下流側の位置には、型開閉選択手段としての型開閉選択機構31が配設されている。この型開閉選択機構31は、前記開放用ガイドカム28の下流側に分岐して設けられた2本のロッドよりなる開放維持用ガイドカム32(図1では図示を省略している)及び閉鎖切替用ガイドカム33と、両ガイドカム32,33の分岐部に設けられた切替レバー34とから構成されている。開放維持用ガイドカム32は、開放用ガイドカム28の開放維持部28bの延長線上で、コンベアライン11を一周して開放用ガイドカム28の開放維持部28bの始端部にまで延びるように配置されている。
前記開放用ガイドカム28の開放部28aの上端部において、開放維持用ガイドカム32の前側のロッドの端部と開放用ガイドカム28との間には、切り離し部40が形成されるとともに、開放維持用ガイドカム32の後ろ側のロッドと開放用ガイドカム28の後ろ側のロッドとは連続している。
なお、図1及び図2においては、前記各カム28,32,33を1本のロッドとして描いている。
図6(a)(b)に示すように、閉鎖切替用ガイドカム33は、開放用ガイドカム28の開放維持部28bから下方へ延びるように配置されている。また、切替レバー34には切替動作駆動用のロータリアクチュエータ等のアクチュエータ35が連結されている。
そして、前記注入装置30において発泡原料の注入が行われなかった成形型20については、アクチュエータ35により切替レバー34が図5,図6(a)(b)に実線で示す位置に切替え配置される。これにより、上型フレーム19Bの開閉用カムフォロワ27が開放用ガイドカム28上から切替レバー34を介して開放維持用ガイドカム32側に案内移動されて、成形型20の上型20Bが開放状態に維持される。また、注入装置30において発泡原料の注入が行われた成形型20については、アクチュエータ35により切替レバー34が図5,図6(a)(b)に鎖線で示す位置に切替え配置される。これにより、開閉用カムフォロワ27が開放用ガイドカム28上から閉鎖切替用ガイドカム33側に案内移動されて、成形型20の上型20Bが開放状態から閉鎖状態に切替えられるようになっている。
図1、図2及び図4に示すように、前記注入装置30の下流側において、コンベアライン11の前方周回部分の右端部、後方周回部分及び前方周回部分の左端部と対応する位置には、保温領域としてのトンネル36が設置されている。トンネル36内の左右2箇所には、成形型20に向けて上方及び下方から温風を供給するための上下一対の温風供給ダクト37,38が配設されている。上部温風供給ダクト37には、閉鎖状態の上型20Bに上方から温風を供給するための下向き供給口37aと、開放状態の上型20Bに側方から温風を供給するための横向き供給口37bとが形成されている。そして、発泡原料の注入後に、上型20Bが下型20Aに対して閉鎖された状態で、台車16、型フレーム19及び成形型20がトンネル36内を通って周回移動されるとき、温風供給ダクト37,38からの温風により成形型20が所定温度に保温される。これにより、成形型20内の発泡原料の発泡と硬化とが促進されて、成形品の成形が行われるようになっている。また、開放状態の成形型20が所定の温度付近に維持されるようになっている。
次に、前記のように構成されたモールドフォーム成形ラインの動作を説明する。
さて、このモールドフォーム成形ラインの運転時には、コンベアライン11のチェーンコンベア13の回転により、複数の台車16がコンベアライン11に沿って図1の矢印方向に周回される。そして、この周回に伴って台車16がトンネル36内から外部に出ると、上型閉鎖状態の成形型20は、その上型20Bが、図1〜図3に示すように、開放用ガイドカム28の開放部28aの案内作用により、開閉用カムフォロワ27を介して、下型20A上から開放される。そして、開閉用カムフォロワ27が切り離し部40を経て、開放用ガイドカム28の開放維持部28bに移行し、上型20Bが開放状態に維持される。また、開放維持用ガイドカム32によって、上型開放状態に維持されていた成形型20は、開放用ガイドカム28の部分でも開放状態を維持される。よって、この状態で成形型20の前方側から作業者により、下型20Aの成形面20aからの成形品の取り出し、両型20A,20Bの成形面20a,20bの清掃、成形面20a,20bに対する離型剤の塗布等の作業が行われる。
その後、台車16が注入装置30と対応する位置まで周回移動されると、選択された特定種類または所定個数の成形型20に対して、注入装置30から下型20Aの成形面20a内に発泡原料が注入される。そして、発泡原料が注入された成形型20については、型開閉選択機構31の切替レバー34が図5及び図6(a)(b)に鎖線で示す位置に切替えられて、開閉用カムフォロワ27が開放用ガイドカム28上から閉鎖切替用ガイドカム33側に案内移動される。これにより、図4に実線で示すように、成形型20の上型20Bが開放状態から閉鎖状態に切替えられて、トンネル36内に送り込まれる。
これに対して、選択されなかった成形型20に対しては、注入装置30からの発泡原料の注入が行われることなく、注入装置30の下流側に周回移動される。そして、発泡原料が注入されなかった成形型20については、型開閉選択機構31の切替レバー34が図5に実線で示す位置に切替えられて、開閉用カムフォロワ27が開放用ガイドカム28上から切替レバー34を介して開放維持用ガイドカム32側に案内移動される。これにより、図4に鎖線で示すように、成形型20の上型20Bが開放状態に維持されて、トンネル36内に送り込まれる。
この状態で、図5に示すように、台車16がトンネル36内を通って周回移動され、上下の温風供給ダクト37,38から成形型20に対して温風が供給されて、その成形型20が所定温度に保温される。これにより、発泡原料が注入されている閉鎖状態の成形型20については、成形型20内の発泡原料の発泡と硬化とが促進されて、成形品の成形が行われる。また、発泡原料が注入されていない開放状態の成形型20については、開放状態のままトンネル36内を通過する。
また、成形型20の予熱昇温のための運転時には、型開閉選択機構31の切替レバー34が図5及び図6(a)(b)に実線で示す位置に切替えられる。これにより、成形型20の上型20Bが開放状態でトンネル36内に送り込まれる。そして、切替レバー34が前記の実線位置に維持されることで、全ての成形型20が開放状態で周回され、温風供給ダクト37,38からの温風により予熱昇温される。また、特定の成形型20のみを予熱する場合には、前述のように、切替レバー34を切替えて、その特定の成形型20を開放状態でトンネル36内に送り込めばよい。
以上のように、このモールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置においては、複数の成形型20のうちで、成形を実行する特定種類または所定個数の成形型20が選択されて、開放状態から閉鎖状態に切替えられるとともに、その他の成形型20が開放状態に維持されるようになっている。このため、特定種類または所定個数の成形型20を選択的に使用して、特定種または所定の必要数の成形品を成形する場合や、成形型20に予熱を与える場合に、不使用の成形型20が開放状態から無用に閉鎖されるのを抑制することができる。従って、コンベアライン11の駆動力を低減することができるとともに、成形型20の開閉機構部分の耐久性を向上させることができる。
以上のように、この実施形態においては、以下の効果を発揮する。
・ 成形不使用の成形型20の開閉を抑制でき、コンベアライン11の周回に要する駆動力を低減することができて、エネルギーを節約できる。
・ 成形型20の開閉回数を少なくでき、開閉機構部分の耐久性を向上させることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態において、台車16に対する成形型20の搭載構造を変更すること。例えば、支持レール15Bを省略して、成形型20全体を台車16上に搭載すること。
・ 前記実施形態において、型開閉選択機構31のアクチュエータをモータやソレノイド等の他の構成のものに変更すること。
・ 成形型20を加熱領域としてのトンネル36内において摂氏160度〜230度程度に加熱するホットキュアタイプのモールドフォーム成形ラインにこの発明を具体化すること。
一実施形態のモールドフォーム成形ラインの全体を示す平面図。 図1のモールドフォーム成形ラインの正面図。 成形型が開放された状態を示す拡大側断面図。 成形型が閉鎖された状態を示す拡大側断面図。 型開閉選択機構を示す要部斜視図。 (a)は、型開閉選択機構を示す平面図、(b)は、切替レバー及びアクチュエータを示す斜視図。
符号の説明
11…コンベアライン、13…チェーコンベア、15A…ガイドレール、16…台車、19…型フレーム、19A…下型フレーム、19B…上型フレーム、20…成形型、20A…下型、20B…上型、27…開閉用カムフォロワ、28…型開放装置としての開放用ガイドカム、28a…開放部、30…注入装置、31…型開閉選択手段としての型開閉選択機構、32…開放維持用ガイドカム、33…閉鎖切替用ガイドカム、34…切替レバー、35…アクチュエータ。

Claims (5)

  1. 作業領域と保温領域または加熱領域とよりなるコンベアライン上に下型と上型とよりなる複数の成形型を配列し、前記作業領域においてコンベアラインの所定箇所には成形型を開放させるための型開放装置を設け、その型開放装置の下流側には成形型内に樹脂を注入するための注入装置を配置し、その注入装置の下流側には成形型の開放状態の維持と閉鎖状態への切替えとを選択するための型開閉選択手段を設けたことを特徴とするモールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置。
  2. 前記コンベアラインが閉ループ状をなし、前記型開閉選択手段の下流側と前記型開放装置の上流側との間には、成形型の加温装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載のモールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置。
  3. 前記型開放装置は、前記コンベアラインに沿って設けられた型開放ガイドカムであることを特徴とする請求項1または2に記載のモールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置。
  4. 前記注入装置の下流側には、コンベアラインに沿って、型開放維持ガイドカムと、型閉鎖ガイドカムとを設け、前記型開閉選択手段は、前記型開放ガイドカムを型開放維持ガイドカムまたは型閉鎖ガイドカムに接続されるように切り替える切替レバーであることを特徴とする請求項3に記載のモールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置。
  5. 前記型開放維持ガイドカムは、型開閉選択手段の下流側と型開放装置の上流側との間に連続して設けられていることを特徴とする請求項4に記載のモールドフォーム成形ラインの型開閉切替装置。
JP2004348868A 2004-12-01 2004-12-01 モールドフォーム成形ライン Active JP4524173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004348868A JP4524173B2 (ja) 2004-12-01 2004-12-01 モールドフォーム成形ライン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004348868A JP4524173B2 (ja) 2004-12-01 2004-12-01 モールドフォーム成形ライン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006150907A true JP2006150907A (ja) 2006-06-15
JP4524173B2 JP4524173B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=36629753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004348868A Active JP4524173B2 (ja) 2004-12-01 2004-12-01 モールドフォーム成形ライン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4524173B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104108154A (zh) * 2014-07-18 2014-10-22 浙江衢州祥光橡塑有限公司 聚氨酯发泡成型生产线
KR20160071881A (ko) * 2014-12-12 2016-06-22 광명산업(주) 발포 금형 캐리어 교체 장치
EP3112115A1 (en) * 2015-06-26 2017-01-04 Cannon S.p.A. Method and apparatus for conveying and foaming objects
CN113771285A (zh) * 2021-09-10 2021-12-10 敏华家具制造(惠州)有限公司 发泡件生产工艺

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111136845A (zh) * 2019-12-18 2020-05-12 浙江格林特木塑材料有限公司 一种制作塑木板材的定型系统

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5045854A (ja) * 1973-08-30 1975-04-24
JPS5517519A (en) * 1978-07-24 1980-02-07 Achilles Corp Production device of synthetic resin foamed product
JPS59131435A (ja) * 1983-01-17 1984-07-28 Bridgestone Corp 合成樹脂発泡体成型品の製造法
JPS60127907U (ja) * 1984-02-03 1985-08-28 三菱電機株式会社 注型金型の型締及び離型装置
JPS6283607U (ja) * 1985-11-12 1987-05-28
JPH02215508A (ja) * 1989-02-16 1990-08-28 Yamakiyuu Chain Kk 型成形装置
JPH052919U (ja) * 1991-02-05 1993-01-19 西川化成株式会社 モールド型
JPH06166052A (ja) * 1992-12-01 1994-06-14 Ricoh Co Ltd ロータリー成形システム
JP2003231149A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Biggu:Kk 樹脂成型装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5045854A (ja) * 1973-08-30 1975-04-24
JPS5517519A (en) * 1978-07-24 1980-02-07 Achilles Corp Production device of synthetic resin foamed product
JPS59131435A (ja) * 1983-01-17 1984-07-28 Bridgestone Corp 合成樹脂発泡体成型品の製造法
JPS60127907U (ja) * 1984-02-03 1985-08-28 三菱電機株式会社 注型金型の型締及び離型装置
JPS6283607U (ja) * 1985-11-12 1987-05-28
JPH02215508A (ja) * 1989-02-16 1990-08-28 Yamakiyuu Chain Kk 型成形装置
JPH052919U (ja) * 1991-02-05 1993-01-19 西川化成株式会社 モールド型
JPH06166052A (ja) * 1992-12-01 1994-06-14 Ricoh Co Ltd ロータリー成形システム
JP2003231149A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Biggu:Kk 樹脂成型装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104108154A (zh) * 2014-07-18 2014-10-22 浙江衢州祥光橡塑有限公司 聚氨酯发泡成型生产线
KR20160071881A (ko) * 2014-12-12 2016-06-22 광명산업(주) 발포 금형 캐리어 교체 장치
KR101668336B1 (ko) 2014-12-12 2016-10-28 광명산업(주) 발포 금형 캐리어 교체 장치
EP3112115A1 (en) * 2015-06-26 2017-01-04 Cannon S.p.A. Method and apparatus for conveying and foaming objects
KR20170001653A (ko) * 2015-06-26 2017-01-04 캐논 에스.피.에이. 물체를 발포화하고 이송하기 위한 방법 및 장치
KR102610464B1 (ko) 2015-06-26 2023-12-05 캐논 에스.피.에이. 물체를 발포화하고 이송하기 위한 방법 및 장치
CN113771285A (zh) * 2021-09-10 2021-12-10 敏华家具制造(惠州)有限公司 发泡件生产工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP4524173B2 (ja) 2010-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3506755A (en) Molding apparatus and methods
JP5004808B2 (ja) 高生産効率で低システム価格の射出成形システム
JP6084599B2 (ja) 複数個の成形品を並行して成形する成形方法および成形装置
CN106794610B (zh) 用于生产光扩散透镜的设备和方法
JP4524173B2 (ja) モールドフォーム成形ライン
JP6211503B2 (ja) 成形品の製造方法、成形品、および成形品の製造装置
JP6400057B2 (ja) 金型回転式射出成形機の金型交換システム
US8337186B2 (en) Method and apparatus for molding resin foam product
JP2006142726A (ja) 成形装置
JP2011056927A (ja) 多材射出成形機および多材射出成形方法
US4043736A (en) Two-shuttle thermoforming machine
JP4589708B2 (ja) モールドフォーム成形ラインの成形型冷却装置
JP6089093B2 (ja) 成形品の製造方法及び成形品製造装置
JP3251345B2 (ja) 射出成形機の金型交換装置
JP3669785B2 (ja) 成形機の成形システム
JPH0730343Y2 (ja) 射出成形機等の安全ドア装置
JP6368736B2 (ja) 成形装置、成形方法、成形システム
JP7223365B2 (ja) 発泡樹脂成形品の成形方法及び成形装置
JP2022120888A (ja) 射出成形方法及び射出成形装置
KR100396426B1 (ko) 복사기 드럼청소용 블레이드 제조장치
JP4033751B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法と金型
KR101972614B1 (ko) 사출성형기 및 사출성형기의 사출 제어방법
JPS6366654B2 (ja)
KR102502455B1 (ko) 사출 성형기
CN206124096U (zh) 多工位快速成型盆架注塑机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4524173

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140604

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250