JP6400057B2 - 金型回転式射出成形機の金型交換システム - Google Patents

金型回転式射出成形機の金型交換システム Download PDF

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Description

本発明は、金型が取付けられる回転テーブルが固定盤または可動盤の一方の盤に対して回転可能に設けられた金型回転式射出成形機と前記金型の交換を行う金型交換装置とを備えた金型回転式射出成形機の金型交換システムに関するものである。
射出成形機は成形品に応じて金型が交換されて使用される。また金型は冷却水等の温調用媒体により温度制御されて使用される。冷却水は金型のキャビティ内に射出された溶融樹脂を冷却するものであるが、大気の温度よりも高いことが一般的である。従って常温で保管されている金型に冷却水のホースを接続して温調(加熱)を開始しても金型が安定して成形に適する温度になるまでは一定の時間(一例として30分〜2時間程度)を要する。そのため従来では金型交換時間は、実際の金型脱着時間以外にも金型の昇温の時間にも長時間を要していた。
前記の問題に対応するものとして特許文献1および特許文献2に記載されたものが知られている。特許文献1および特許文献2は、いずれも次の成形に使用される金型を交換台車の上で予備加熱しておくものである。そして予備加熱された金型はホースが接続されたまま交換台車から射出成形機内に搬入されて装着される。このようにすることにより、射出成形機に金型を取付けてから金型の昇温に時間を取られることなく成形が開始することができる。
一方、回転テーブルが盤に対して回転可能に設けられ水平方向に型開閉が行われる金型回転式射出成形機(横型金型回転式射出成形機)の場合、従来は特許文献3に記載の多色成形用射出成形機のようにクレーンを用いて金型交換を行っていた。しかしながらクレーンにより金型を取付けることは時間がかかる上に熟練を要するものであった。
特開昭61−66620号公報(請求項1、発明の目的、第2図) 特開2002−316323号公報(請求項1、0021、図2) 特開2013−188998号公報(請求項1、0035、図5)
特許文献3のような回転金型が取付けられる回転テーブルが盤に対して回転可能に設けられた金型回転式射出成形機においては、特許文献1および特許文献2の技術をそのまま転用して金型の予備加熱を行うことはできない。何故なら金型回転式射出成形機の回転金型は成形時に回転(反転を含む)されるため、外部において温調ホースが取付けられた回転金型をそのまま回転テーブルに装着して成形しようとしても、前記温調ホースが回転テーブルの回転とともに移動されるので問題が発生することが多い。また特に横型金型回転式射出成形機の場合は、外部で温調ホースを取付けて予備加熱を行った金型を温調ホースを取付けたままクレーンを用いて横型金型回転式射出成形機に取付けるとなると、温調ホースが横型金型回転式射出成形機の上部の2本のタイバの間から金型に接続される形となり、特殊な温調ホースの保持方式が必要となる上に床上に載置された温調装置からの温調ホースの長さも非常に長くなるなどの問題も発生する。
従って本発明では上記の問題を鑑みて、金型が取付けられる回転テーブルが固定盤または可動盤の一方の盤に対して回転可能に設けられた金型回転式射出成形機と前記金型の交換を行う金型交換装置とを備えた金型回転式射出成形機の金型交換システムにおいて、比較的簡単かつ短時間に金型の交換と次の成形スタートが行える金型回転式射出成形機の金型交換システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の金型回転式射出成形機の金型交換システムは、金型が取付けられる回転テーブルが固定盤または可動盤の一方の盤に対して回転可能に設けられた金型回転式射出成形機と前記金型の交換を行う金型交換装置とを備えた金型回転式射出成形機の金型交換システムにおいて、固定金型と回転金型の組合せからなる金型の温度制御を行う温調装置と、金型回転式射出成形機の近傍に設けられ載置された金型に対する温調装置による温度制御が可能な金型交換装置の外部温調部と、前記外部温調部から型締装置に向けて金型を略水平方向に移動させる金型交換装置の金型移動機構部とを備えるとともに、金型回転式射出成形機には該金型回転式射出成形機を介して温調装置から回転金型へ温調用媒体を送る経路が設けられ、温調装置から前記外部温調部に載置された前記回転金型へ直接温調用媒体を送る経路から前記金型回転式射出成形機を介して温調装置から前記回転金型へ温調用媒体を送る経路に切換え可能であることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の金型回転式射出成形機の金型交換システムは、請求項1において、固定金型と回転金型の組合せからなる複数の金型が金型取付板に取付けられた型部材が備えられ、前記金型交換装置の外部温調部に前記型部材を載置した状態で前記複数の金型の温度制御を行うことを特徴とする。
本発明の金型回転式射出成形機の金型交換システムは、金型が取付けられる回転テーブルが固定盤または可動盤の一方の盤に対して回転可能に設けられた金型回転式射出成形機と前記金型の交換を行う金型交換装置とを備えた金型回転式射出成形機の金型交換システムにおいて、固定金型と回転金型の組合せからなる金型の温度制御を行う温調装置と、金型回転式射出成形機の近傍に設けられ載置された金型に対する温調装置による温度制御が可能な金型交換装置の外部温調部と、前記外部温調部から型締装置に向けて金型を略水平方向に移動させる金型交換装置の金型移動機構部とを備えるとともに、金型回転式射出成形機には該金型回転式射出成形機を介して温調装置から回転金型へ温調用媒体を送る経路が設けられ、温調装置から前記外部温調部に載置された前記回転金型へ直接温調用媒体を送る経路から前記金型回転式射出成形機を介して温調装置から前記回転金型へ温調用媒体を送る経路に切換え可能であるので、比較的簡単かつ短時間に金型の交換と次の成形スタートが行える
本実施形態の金型回転式射出成形機の型閉時の側面図である。 本実施形態の金型回転式射出成形機の金型交換システムの平面図である。 図1のA−A線の矢視図である。 別の実施形態の回転テーブルと型部材の正面図である。 更に別の実施形態の金型回転式射出成形機の金型交換システムの側面図である。 図5におけるB−B線の矢視図である。
本発明の実施形態の金型回転式射出成形機の金型交換システム10を構成する金型回転式射出成形機11の概要について図1ないし図3を参照して説明する。本発明の金型回転式射出成形機11は、ベース12上の長手方向の一側に設けられた型締装置13とベース12上の長手方向の他側に設けられた射出装置14a,14bとから基本的な部分が構成される。そして金型回転式射出成形機11は、ベース12上に固定的に設けられた型締装置13の固定盤17に対して可動盤18が水平方向に型開閉され、回転金型33a,33bが取付けられる回転テーブル31が前記固定盤17または前記可動盤18の一方の盤に対して回転可能に設けられている。
次に型部材15について説明すると、本実施形態では2個の固定金型16a,16bが金型取付板23の前面23aにボルト等で固定され、固定金型16a,16bと金型取付板23を合わせて固定側(他方側)の型部材15aが構成される。また2個の回転金型33a,33bが回転プレート側の金型取付板34の前面34aにボルト等で固定され、回転金型33a,33bと金型取付板34を合わせて回転プレート側(一方側)の型部材15bが構成される。また固定側の金型取付板23には、2本の射出装置14a,14bのノズルが挿入可能な孔またはノズルタッチ面が形成されている。
固定金型16a,16bについては、固定側の型部材15aが固定盤17に固定されたときに反操作側(図2において型締装置13の上側)に温調ホースの接続口であるカプラ66等が設けられている。そのため後述する反操作側に設けられた外部温調部47において固定金型16a,16bに温調ホース62a,62bを取付けた状態のまま金型回転式射出成形機11の型締装置13に向けて固定金型16a,16bを移動させてもホースの処理が容易となる。
回転金型33a,33bについても、回転金型33a,33bが金型取付板34を介して回転テーブル31に固定されたときに反操作側に向けられる面に温調ホースの接続口であるカプラ等67が設けられている。すなわち回転金型33a,33bの反操作側に温調ホースの接続口が設けられることにより、固定金型16a,16bの温調ホースの接続口と同じ側にあることになり作業が容易となる。また後述する回転テーブル31側の温調ホース46a,46bとの切換えも容易となる。なお本実施形態では固定金型16a,16b、回転金型33a,33bともに接続口は供給側と排出側がそれぞれ1個づつ図示されているが、金型内に複数系統の流路を設ける場合には接続口もそれに応じた数準備される。また固定金型16a,16b、回転金型33a,33bともに、接続口を設ける位置は、必ずしも金型交換装置26の側に限定されず金型の下面等でもよい。
金型取付板23、34は、同一形状となっている。また異なる成形品を成形するため交換用に準備される各型部材15についても、金型取付板23,34は同一形状のものを用いることが好ましい。なお型部材15の回転テーブル側の金型取付板34と他方側の金型取付板23に固定される金型の数は、限定されず1個または3個以上の複数でもよい。そして1個または複数個の金型が金型取付板に取付けられた型部材15を複数、回転テーブル31に固定するものでもよい。また型部材は金型のみであり、固定金型が固定盤17へ直接取付けられ、回転金型が回転テーブル31に直接取付けられるものでもよい。
射出装置14a,14bは公知のものであり、通常はそれぞれ別の材料を射出する目的で射出装置が2本並列状態に設けられている。なお射出装置の配置は、図2に示されたものに限定されず、1本の射出装置が型締装置の横にノズルを金型側に向けて設けられたものや、3本以上の射出装置を有するものなどでもよい。
型締装置13については、固定盤17の四隅近傍にはそれぞれ型締機構の型締シリンダ19が設けられ、その型締シリンダ19のロッドがそれぞれタイバ20となっている。従って図3に示されるようにタイバ20は上下にそれぞれ2本づつが設けられている。またベース12上(または固定盤17)には型開閉機構21のサーボモータ22が固定されるとともにボールネジが軸支されている。一方可動盤18には型開閉機構21のボールナットが固定され、前記ボールナットにはボールネジが挿通されている。そして可動盤18は、固定盤17に対して水平方向に型開閉可能となっている(図2においては反操作側の型開閉機構21は省略して記載されている。)。本発明のように可動盤18を水平方向に移動させるものは、可動盤を垂直方向に昇降させるものとの比較において、成形サイクル時間を短縮し消費電力を削減できる場合が多い。なお型締機構はトグル機構等異なる機構のものでもよく、型開閉機構21も油圧シリンダ等異なる機構のものでもよい。
固定盤17の射出装置側の面には、前記2本の射出装置14a,14bのノズルが挿入可能な凹状の穴17bが形成されている。また特に図1に示されるように固定盤17の型部材取付面17aの下部の下側の2本のタイバ20,20を結んだ線よりも僅かに上方となる位置には、型部材15を略水平方向に移動可能な成形機側の金型移動機構部24が設けられている。金型交換装置26の一部を構成する金型移動機構部24は、水平方向に一列に並んだ複数の転動ローラ25から構成される。そして前記転動ローラ25の上面に金型取付板23が載置可能となっている。また固定盤17の型部材取付面17aの上部側と下部側の2箇所づつには、固定側の型部材15aの固定機構であるクランプ装置27が設けられている。
可動盤18については、前記タイバ20が可動盤18の四隅近傍の孔にそれぞれ挿通されている。そして可動盤18の背面18bの四隅近傍にはハーフナット28が設けられ、タイバ20の図示しない係止溝と係合・離脱可能となっている。更に可動盤18の上面には回転テーブル31を回転させる回転機構のサーボモータ29が取付けられている。また回転テーブル31の外周部31bには、回転テーブル31を回転させるタイミングベルト43と噛合される歯が形成されている。可動盤18に設けられた回転テーブル回転用のサーボモータ29の駆動プーリと回転テーブル31の外周部31bに形成された歯の両方に前記タイミングベルト43が掛け渡されている。なお回転テーブル31の回転機構は前記に限定されない。更にまた可動盤18の下面側には、ベース12上を可動盤18を摺動させるためのガイドブロック30等が設けられている。
また可動盤18の固定盤側の面18aには回転テーブル31が回転可能(回転可能とは一定角度回転して停止後に反転するものも含む)に取付けられている。回転テーブル31は一定の厚みを有する円盤状の盤体であり、回転テーブル31の中心位置には円筒状で中空の回転軸32が反固定盤側に向けて固着されている。そして回転テーブル31の回転軸32は、可動盤18の中央の貫通孔に対して図示しないベアリングまたはブッシュを介して挿入されている。従って回転テーブル31は、水平方向の軸を中心に回転される。また回転テーブル31の型部材取付面31a(他方の盤である固定盤17と対向する面)には、回転金型33a,33bが取付け可能となっている。なお本実施形態では2個の回転金型33a,33bが回転テーブル側の金型取付板34を介して回転テーブル31の型部材取付面31aに取付けられている。
回転テーブル31の回転中心O(回転軸32の中心)から一方側の2箇所と他方側の2箇所には、回転テーブル側の型部材15bの固定機構であるクランプ装置35が設けられている。また回転テーブル31の回転中心Oに対して型部材取付面31aの一方には、金型移動機構部38が設けられている。金型交換装置26の一部を構成する金型移動機構部38は、回転テーブル31の回転中心Oに対して弦方向に一列に配設された複数の転動ローラ39から構成される。そして前記転動ローラ39の上面に型部材15の金型取付板34が載置可能となっている。
回転テーブル31の型部材取付面31aにおいて、転動ローラ39が設けられる位置は、金型移動機構部38が回転中心Oより最下方となるように回転テーブル31を停止した際に、転動ローラ39の上面を結んだ線が、下側のタイバ20,20を結んだ線よりも僅かに上方に位置するような位置に設けられている。また回転テーブル31が型部材15の交換のために停止した際に型部材15が搬入される側と反対側の型部材取付面31aには、搬入された金型取付板34が当接されて位置決めされるためのストッパ部材44が固定されている。
可動盤18の反金型取付面18bには温調ホース用の中継ブロック40が取付けられている。そして温調装置36と中継ボックス40の間は、供給用と排出用の温調ホース37a,37bにより接続されている。また中継ブロック40から成形機側にも供給用と排出用の可撓性の温調ホース42a,42bが接続されている。そして前記温調ホース42a,42bは、回転テーブル31の円筒状の回転軸32の内部と回転テーブル31の内部に形成された通路内を通過して回転テーブル31の型部材取付面31aに固定された中継ブロック45に接続されている。そして前記中継ブロック45のもう一方には回転金型33a,33bへの接続される供給用と排出用の温調ホース46a,46bがそれぞれ接続可能となっている。このことにより温調装置36と回転金型33,33bは、金型回転式射出成形機11を介して温調が行えるようになっている。そして本実施形態では回転テーブル31の回転軸32の内部を介して温調される。なお、回転軸32の内部の温調流路から回転テーブル31の内部の温調流路への接続はロータリジョイントを用いたものでもよい。そして「金型回転式射出成形機11を介して温度制御を行う」とは、外部温調部47を介さないものであれば回転軸32の内部を通過するものに限定されない。例えば温調装置36から金型回転式射出成形機11の側面等に設けた温調ホース保持部により保持される温調ホースを介して回転金型33a,33bに温度制御を行うものも含んでいる。
次に型部材15(複数の金型と金型取付板23,34のセット)を交換するための金型交換装置26の金型交換台車49の外部温調部47について主に図2により説明する。金型回転式射出成形機11の近傍(ここでは反操作側の側方)の床上には、型開閉方向と平行にレール48が2本設けられ、前記レール48の上を金型交換台車49が移動機構である油圧シリンダ68により型開閉方向に移動可能となっている。なお金型交換台車49の移動機構は自走式のモータであり金型交換台車49にモータが搭載されたものでもよい。金型交換台車49は、成形の終了した型部材15を降ろす搬出部50と、次の成形に用いる型部材15を載置して温度制御をする機能も有する搬入部51とが設けられている。搬出部50と搬入部51はその上面に図示しない転動ローラ等をそれぞれ備えている。また金型交換台車49には搬出部50を金型回転式射出成形機11に向けて進退させる油圧シリンダ54等の移動機構部と、搬入部51を金型回転式射出成形機11に向けて進退させる油圧シリンダ55等の金型移動機構部とが設けられている。更には搬出部50には成形の終了した型部材15を搬出するための油圧シリンダ56等の金型移載機構が設けられている。また外部温調部47にも次回に成形を行う型部材15を搬入するための油圧シリンダ57等の金型移載機構が設けられている。なお搬出部50や搬入部51の金型移動機構部は略水平方向に金型を移動させるものが望ましいが、上記に限定されない。
金型交換台車49上の一方側の搬入部51を含む部分は、外部温調部47となっている。そして外部温調部47の搬入部51の上面の転動ローラが設けられた部分は、次に成形を行う金型(型部材15)の載置面となっている。また外部温調部47における搬入部51の他側には固定金型側の温調用の中継ボックス58が固定的に設けられている。また搬入部51の他側には回転金型側の温調用の中継ボックス59が固定的に設けられている。固定金型側の中継ボックス58と温調装置36は、成形中と次の成形の2成形分(2セット分)の固定金型16a,16bに冷却水(温調媒体)を供給するための供給用と排出用の温調ホース60a,60b,61a,61bで接続されている。そして中継ボックス58の金型側は、成形中の固定金型16a,16bに接続される供給用の温調ホース62aおよび排出用の温調ホース62bに接続されるとともに、次の成形に用いられる固定金型16a,16bに接続される供給用の温調ホース63aおよび排出用の温調ホース63bにも接続可能となっている。
また外部温調部47の一側の回転金型側の中継ボックス59は、温調装置36と外部温調される回転金型33a,33bへ冷却水(温調媒体)を供給するための供給用と排出用の温調ホース64a,64bで接続されている。そして中継ボックス58の金型側は、次の成形に用いられる回転金型33a,33bに接続される供給用の温調ホース65aおよび排出用の温調ホース65bにも接続可能となっている。なお本実施形態では、外部温調部47には、固定金型側および可動金型側の中継ボックス58,59が設けられているが、中継ブロック58,59は金型交換台車49が型開閉方向に移動したり、固定金型16a,16bが固定盤17の型部材取付面17aに向けて移動される際に可撓性を備えた温調ホースを円滑に処理するためのものである。しかし中継ボックス58,59等は必須のものではない。例えば温調ホースをガイドして移動する移動部を設けたり、ケーブルベア(登録商標)等を使用してもよい。また温調装置36に接続される温調ホース60,61,64等は一部に固定的な金属管を用いたものでもよい。また本実施形態では説明の便宜上、金型に接続される温調ホースを供給用1本と排出用1本の2本の場合について記載しているが、実際には金型構造によっては、供給用、排出用ともに複数本の温調ホースを有する場合もある。
次に温調装置36について説明すると、金型回転式射出成形機11の近傍(ここでは反操作側の近傍)の床上には温調装置36が設けられている。温調装置36は公知のものであり、固定金型16a,16bと回転金型33a,33bに向けて、クローズドループ制御により設定された冷却水等の温調媒体を供給する。本実施形態では温調装置36から回転金型33a,33bへは、金型回転式射出成形機11を介して温調を行う供給側の温調ホース37aと排出側の温調ホース37bが接続されるとともに、外部温調部47を介して直接に温調を行う供給側の温調ホース64aと排出側の温調ホース64bが少なくとも接続可能となっている。また温調装置36から固定金型16a,16bへは、外部温調部47を介して直接に温調を行う供給側の温調ホース60a,61aと排出側の温調ホース60b,61bの2系統が接続されている。ただし固定金型16a,16bへの温調ホースも、金型回転式射出成形機11を介して温調を行う供給側の温調ホースと排出側の温調ホースを設けてもよい。なお温調装置36は1基が図示されているが、実際には1基に限らず複数台の温調装置から冷却水等の温調媒体の供給と循環を行うものでもよい。そして更に冷却用の温調媒体とは別に加熱用の温調媒体も供給可能な温調装置を設けてもよい。その場合外部温調部47へは冷却用の温調媒体が供給される温調ホースのみが接続される。
また金型交換台車49および外部温調部47については上記には限定されず、金型回転式射出成形機11の操作側等の近傍に設けてもよい。また外部温調部47は載置部が型開閉方向や型開閉方向と直交方向の少なくとも一方に移動不可能なものでもよい。その場合、金型回転式射出成形機11と外部温調部47の間に設けられる金型移動機構部は、型部材15を移動させるため別部材からなる渡り通路を設けることや、固定盤17や可動盤18の盤面のタイバ20の外側位置にも転動ローラを設けること等が想定される。また温調装置26は、金型回転式射出成形機11のベース12内や金型交換台車49内の搬出部51の下のスペース等に収納されるものでもよい。
次に金型回転式射出成形機11を用いた成形方法について説明する。型締装置13の固定盤17および可動盤18の回転テーブル31に型部材15が取付けられて成形を行う際、図示しない制御装置からの指令によりサーボモータ29が作動されて回転テーブル31が第1の成形位置に位置決め制御され停止され、型閉および型締された際には、射出装置14aから固定金型16aと回転金型33aが型合せされて形成されたキャビティに対して射出がなされる。また同時か前後して射出装置14bから固定金型16bと回転金型33bが型合せされて形成されたキャビティに対して別の樹脂を用いて射出がなされる。そしてそれぞれのキャビティの溶融樹脂が冷却固化後に型開きされて回転金型33bから2材料からなる成形品が取り出された後に、サーボモータ29が駆動されて回転テーブル31と型部材15bが180°回転され、回転金型33a,33bは第2の成形位置に回転移動される。そして再び型閉および型締されると、射出装置14aから固定金型16aと回転金型33bが型合せされて形成されたキャビティに対して射出がなされ、射出装置14bから固定金型16bと回転金型33aが型合せされて形成されたキャビティに対して別の樹脂を用いて射出がなされる。次にそれぞれのキャビティの溶融樹脂が冷却固化後に型開きされた際は、回転金型33aから2材料からなる成形品が取り出される。そして再びサーボモータ29が駆動されて回転テーブル31と型部材15bが180°回転(反転)され、回転金型33a,33bは第1の成形位置に移動され、以後同様に成形が反復される。
これらの成形において固定金型16a,16bに対する温度制御は、温調装置36から温調ホース60a,60b、中継ボックス58、温調ホース62a,62bを介して直接温調が行われている。また回転金型33a,33bに対する温度制御は、温調装置36から温調ホース37a,37b、中継ボックス40,温調ホース42a,42b、中継ボックス45、温調ホース46a,46bの経路で行われ、これは金型回転式射出成形機11の内部を介して行われている。
次に金型回転式射出成形機の金型交換システム10による金型交換方法について説明する。金型回転式射出成形機11の側で上記の成形が行われているのと並行して、図2に示されるように金型交換台車49は成形の完了した型部材15を降ろす搬出部50が、型閉時の固定盤17と可動盤18の間に正対する台車の型部材交換位置(搬出位置)に停止される。また搬出部50の隣の外部温調部47(搬入部51)では次回の成形に使用する型部材15が載置されている。
そして外部温調部47の載置部に載置された型部材15の固定金型16a,16bには、温調ホース63a,63bが接続される。そして固定金型16a,16bは、温調装置36から温調ホース61a,61b、中継ボックス58、温調ホース63a,63bを介して冷却水(温調媒体)が送られ成形温度に昇温がなされている。また型部材15の回転金型33a,33bには、温調ホース65a,65bが接続される。そして回転金型33a,33bは、温調装置36から温調ホース64a,64b、中継ボックス59、温調ホース65a,65bを介して冷却水(温調媒体)が送られ成形温度に昇温がなされている。なお次の成形に用いる金型の温調開始のタイミングは、一例として、前の成形の1成形に要する成形時間と残り生産数を乗算した時間が、次の成形に用いる金型の昇温に必要な時間と一致した際である。従って外部温調部47に載置された次の金型に予め温調ホースを接続しておいて前記のタイミングで自動的に温調装置36から金型へ冷却水(温調媒体)の供給を開始するようにしてもよく、アラーム信号を受けて係員が冷却水(温調媒体)の供給を開始するようにしてもよい。
そして前の成形が終了して作業者が金型回転式射出成形機11の操作盤において金型交換モードを選択した際に、図3に示されるように金型移動機構部38が他方の固定盤17の金型移動機構部24と対向する状態に回転テーブル31を位置決め制御により停止させて型部材15の交換が行われる。そして固定盤17のクランプ装置27、回転プレート31のクランプ装置35による前の成形に用いられた型部材15のクランプを停止する。またこの際に固定金型16a,16bに接続されていた温調ホース62a,62bも取り外しておく。また回転金型33,33bに接続されていた温調ホース46a,46bも取り外しておく。この際温調ホース46a,46bは、次の型部材15の搬入の邪魔になるようなら中継ボックス45からも一旦に取り外しておいてもよい。
そして次に可動盤18をごく僅かに型開側に移動させる。このことにより固定盤17の型部材取付面17aと金型取付板23との間に僅かに間隙が形成され、型部材15が取り出すスペースが生まれる。次に油圧シリンダ54を作動させ、搬出部50を回転式射出成形機11の下側のタイバ20の近傍位置まで前進させる。そして搬出部50の油圧シリンダ56のロッドとその先端の型部材連結部を前進させて型部材15に連結し、次に油圧シリンダ56のロッドを退縮させて型部材15を搬出部50の転動ローラの上に取り出す。型部材15全体が搬出部50の定位置まで移動されると油圧シリンダ56が作動されて搬出部50が金型交換台車49上の定位置まで後退される。
次に金型交換台車49の移動機構の油圧シリンダ68が作動され、金型交換台車49が型閉方向に移動される。そして金型交換台車49の外部温調部47(搬入部51)が、固定盤17と可動盤18の間に正対する搬入位置に停止される。この際に外部温調部47では次の成形に用いる型部材15の固定金型16a,16bと回転金型33a,33bは、温調装置36からの冷却水(温調媒体)の通水により既に成形に適する温度まで昇温が完了されている。そして回転金型33a,33bについては、型部材15を金型回転式射出成形機11に向けて移動する前に接続されていた温調ホース65a,65bを取り外す。なお固定金型側は温調ホース63a,63bは取り外さない。
次に油圧シリンダ55を作動させ、次の成形に用いられる型部材15を載置した外部温調部47の搬入部51を回転式射出成形機11の下側のタイバ20の近傍位置まで前進させる。この際に搬入部51と金型移動機構部24,38の高さは略同じ高さになるように設けられている。そして更に油圧シリンダ56のロッドを前進させ、ロッド先端に連結された型部材15を前進させる。型部材15は反操作側の上下のタイバ20,20間を通過して、搬入部51の転動ローラの上から固定盤17に設けられた金型移動機構部24の転動ローラ25と可動盤18の回転テーブル31に設けられた金型移動機構部38の転動ローラ39の上を略水平方向に移動される。なお略水平とは例えば5度以内の範囲で登り勾配、下り勾配の場合を含む。
そして型部材15の金型取付板34がストッパ部材44等に当接されると油圧シリンダ56のロッドの前進が停止されるとともにロッド先端の型部材15との連結が解除される。そして型部材15は、図示しない位置決め機構により位置決めされる。そして油圧シリンダ56のロッドが退縮され、搬入部51も移動機構の油圧シリンダ55のロッドの退縮により金型交換台車49の定位置まで後退される。
次に型開閉機構21の作動により可動盤18と回転テーブル31が僅かに前進されて、固定盤17の型部材取付面17aと金型取付板23の間が完全に密着される。また同時に回転プレート31の型部材取付面31aと金型取付板34の間に完全に密着される。そして次にクランプ装置27が作動して固定盤側の金型取付板23が固定盤17の型部材取付面17aへ固定される。また回転プレート31のクランプ装置35が作動して回転テーブル側の金型取付板34が回転テーブル31の型部材取付面31aへ固定される。
次に回転テーブル31の中継ボックス45と回転金型33a,33bの間を温調ホース46a,46bを用いて接続する。このことにより、次の成形を開始するまでの間に回転金型33a,33bの温度制御は、外部温調部47を介しての温度制御から金型回転式射出成形機11を介しての温度制御に切換えられる。外部温調部47において温調ホース65a,65bを取り外してから、金型回転式射出成形機11において温調ホース46a,46bを接続して冷却水の循環を開始するまでの間は、回転金型33a,33bの温度制御は行われないが、短時間であるので問題ない。なお固定金型16a,16bについては固定盤17に金型を取付けて成形を開始するまで温調ホース63a,63bの着脱は行わない。ただし固定金型16a,16bについても温調ホースの着脱を行って金型回転式射出成形機11を介しての温度制御に切換えを行ってもよい。
次に図4に示される別の実施形態の横型金型回転式射出成形機71について同一部分は同一符号を用い、相違点を中心に説明する。横型金型回転式射出成形機71の型締装置13の主要部分の構造は、図1ないし図3の例とほぼ同じである。図4の例では回転プレート31の型部材15が搬入される側とは反対側にオートカプラ装置72のソケット部73が固定されている。前記ソケット部73はバネにより常時は閉鎖される開閉弁を備えている。またソケット部には前記開閉弁を開放する油圧シリンダ74を備えている。そしてオートカプラ装置72のソケット部73へは温調装置36から回転軸32の内部および回転プレート31の内部を介して温調ホース42a,42b(流路)が接続されている。
一方型部材15の金型取付板34の金型取付面の搬入時に前側端部にはオートカプラ装置72のプラグ部75が固定されている。プラグ部75はバネにより常時は閉鎖される開閉弁を備えており、ソケット部73と当接され前記油圧シリンダ74の作動により弁が開放されるようになっている。プラグ部75は中継ボックスの機能を備えたものであり、プラグ部75と回転金型33a,33bとの間にはそれぞれ供給側の温調ホース76a,76a、排出側の温調ホース76b,76bが固定的に接続されている。従ってこの図4のタイプでは交換される型部材15は全て金型取付板34にオートカプラ装置72のプラグ部75が取付けられていることになる。更に図示は省略するが横型金型回転式射出成形機71の近傍に設けられた外部温調部47にもオートカプラ装置72のソケット部73が備えられている。
次に別の実施形態の横型金型回転式射出成形機71の型部材15の交換について説明する。型部材15の交換までに外部温調部47では、次の成形に用いる金型が成形に適する温度まで予熱され準備されている。そして前の成形が終了して横型金型回転式射出成形機71から金型が降ろされる際、回転テーブル31は図4に示される位置にあって、オートカプラ装置72の油圧シリンダ74が後退作動されて成形機側のソケット部73の開閉弁と金型側のプラグ部75のプラグ部75の開閉弁がそれぞれ閉鎖される。一方、外部温調部47で次の成形のために準備された型部材15の回転金型33a,33bは、外部温調部47のオートカプラ装置72の図示しないソケット部の油圧シリンダの作動により、回転金型33a,33bとの冷却水の循環が断ち切られてから、横型金型回転式射出成形機71の型締装置13に搬入される。そして搬入された型部材15の金型取付板34の前側端部またはプラグ部75が、回転テーブル31に設けられたストッパ部材またはソケット部73に当接して停止される。次にソケット部73の油圧シリンダ74が前進作動されると成形機側のソケット部73の開閉弁と金型取付板34側とプラグ部75の開閉弁がそれぞれ開放され、温調装置36から横型金型回転式射出成形機71の内部を介して回転金型33a,33bの温調が可能となる。この実施形態では金型交換の際の作業者の負担を軽減することができる。
なお上記の各実施形態では、金型回転式射出成形機11、71の回転テーブル31が一方の盤である可動盤18に対して回転可能に設けられている。しかし金型回転式射出成形機においては一方の盤が固定盤であって、固定盤に対して水平方向の軸を中心に回転する回転テーブルが取付けられたものでもよい。
次に図5、図6に示される更に別の実施形態の金型回転式射出成形機の金型交換システム81について説明する。竪型金型回転式射出成形機82は、竪型の型締装置83の一側に複数の射出装置84a、84bを備えている。また型締装置83の他側には金型交換台車94が設けられている。図5は、竪型金型回転式射出成形機82の型締装置83の回転テーブル85から型部材86を取り外した状態を示している。型締装置83はベース側の固定盤87と上盤88の間には4本のタイバ89が縦方向に設けられている。可動盤90は前記タイバ89にガイドされて型開閉機構により昇降可能に設けられている。また上盤88には型締シリンダ91が設けられ、そのラムが可動盤90の背面に固定されている。可動盤90の下面には回転テーブル85が回転可能に設けられており、回転テーブル85には回転金型92a,92bが取付けられる。また固定盤87には固定金型93a,93bが取付けられる。ここでは一例として固定金型2個と回転金型2個がそれぞれ金型取付板に取付けられ交換単位としての型部材86を構成している。
図1ないし図3の実施形態と同様に、回転テーブル85には回転テーブル85の回転軸101の内部、回転テーブル85の内部の温調流路を介して中継ボックス102が設けられている。なお竪型金型回転式射出成形機82の型締装置83は、固定盤に回転テーブルが設けられたものでもよい。
竪型金型回転式射出成形機82の近傍には金型交換台車94と温調装置95が設けられている。金型交換台車94は移動可能であって、載置された次の成形に用いる型部材86(準備金型)と温調装置95とを接続して前記準備金型の温調が可能な外部温調部96を兼ねている。外部温調部96の載置部96aの上方にはガイドレール97が水平方向に設けられ、ガイドレール97に沿ってホース保持具98が移動可能となっている。そして温調装置95に接続される可撓性の温調ホース99a,99b,100a,100bは一旦ホース保持具98に保持されてから金型交換台車94の外部温調部96に載置され予熱される準備金型に接続されるようになっている。なお図6等では金型交換台車94の移動機構や金型移動機構部については省略してあるが、それぞれ設けられている。
次の図5、図6に示される更に別の実施形態の竪型金型回転式射出成形機82の金型交換方法について説明する。前の成形が行われている際に並行して外部温調部96には次の成形に用いる型部材86(準備金型)が載置され温調装置95と温調ホース99a,99b,100a,100bを介して直接接続され予熱される。次に前の成形が完了すると前の成形に用いていた型部材86が竪型金型回転式射出成形機82から取り外され、金型交換台車94の搬出部104に水平移動される。
それと前後して金型交換台車94の外部温調部96に載置されていた型部材86(準備金型)の内、回転金型92a,92bに接続された温調ホース99a,99bを取り外す。次に型部材86を略水平方向に移動させて竪型金型回転式射出成形機82に搬入し、固定盤87および回転テーブル85の取付け位置に固定する。また回転テーブル85に取付けられた回転金型92a,92bに対して回転テーブル85の中継ボックス102に接続された温調ホース103a、103bを接続する。このことにより回転金型92a,92bは竪型金型回転式成形機82を介して温度制御されるように切換えられる。また固定金型93a,93bについては温調ホース100a,100bを取付けたまま竪型金型回転式成形機82に搬入、取付され、成形を開始する。ただし温調ホース100a,100bはホース保持具98に保持されて移動されるので、温調ホース100a,100bが可撓製のホース(ゴムホース)であっても処理が問題となることはない。なおガイドレールやホース保持具の構造の工夫をすることにより、回転金型92a,92bも外部温調部96で接続していた温調ホース99a,99bを取り外さずに成形に移行することも不可能ではない。
10 金型回転式射出成形機の金型交換システム
11 金型回転式射出成形機
15 型部材
16a,16b 固定金型
17 固定盤
18 可動盤
24,38 金型移動機構部
26 金型交換装置
33a,33b 回転金型
36 温調装置
47 外部温調部
49 金型交換台車

Claims (2)

  1. 金型が取付けられる回転テーブルが固定盤または可動盤の一方の盤に対して回転可能に設けられた金型回転式射出成形機と前記金型の交換を行う金型交換装置とを備えた金型回転式射出成形機の金型交換システムにおいて、
    固定金型と回転金型の組合せからなる金型の温度制御を行う温調装置と、
    金型回転式射出成形機の近傍に設けられ載置された金型に対する温調装置による温度制御が可能な金型交換装置の外部温調部と、
    前記外部温調部から型締装置に向けて金型を略水平方向に移動させる金型交換装置の金型移動機構部とを備えるとともに、
    金型回転式射出成形機には該金型回転式射出成形機を介して温調装置から回転金型へ温調用媒体を送る経路が設けられ、
    温調装置から前記外部温調部に載置された前記回転金型へ直接温調用媒体を送る経路から前記金型回転式射出成形機を介して温調装置から前記回転金型へ温調用媒体を送る経路に切換え可能であることを特徴とする金型回転式射出成形機の金型交換システム。
  2. 固定金型と回転金型の組合せからなる複数の金型が金型取付板に取付けられた型部材が備えられ、
    前記金型交換装置の外部温調部に前記型部材を載置した状態で前記複数の金型の温度制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の金型交換システム。
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