JP2006149323A - 固形培地の溝孔形成装置 - Google Patents

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木下  栄一郎
Shiro Katsuno
勝野  志郎
Hirotaka Doi
土井  宏貴
Hidehiro Okada
英博 岡田
Tetsuya Uchida
内田  哲也
Kihachiro Hase
喜八郎 長谷
Yasuhiro Miyauchi
康弘 宮内
Kazuhiko Yamamoto
山本  和彦
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Abstract

【課題】ウレタンマットに孔を開けて苗を移植し、移植機で掻き取りやすいように溝を形成するときに、孔位置と溝位置とがずれると移植機による掻き取り精度に悪影響を及ぼしてしまう。
苗挿し孔と切り溝との位置関係をより一定に形成できることで移植精度を向上させることを課題とする。
【解決手段】育苗器移送装置で移送される育苗器に収容したマット状の固形培地に、苗を挿入する苗挿し孔を形成するピンと、前記固形培地に切り溝を形成する溝切板とを育苗器の移送方向と交差する方向に交互に多数形成し、前記ピンと前記溝切板とが前記育苗器移送装置の上方から下降して共に固形培地内に挿入して苗挿し孔と切り溝とを形成する構成としたことを特徴とする固形培地の溝孔形成装置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウレタンマット等の固形培地に苗を挿す苗挿し孔等を形成する装置に関するものである。
一列ずつウレタンマットに播種孔を形成する装置が特許文献1に記載されている。
特開平7−303404号公報
ウレタンマット等の固形培地に苗挿しされた苗を圃場に移植するときには移植機の移植爪で固形培地を掻き取って移植する。そのため、掻き取り精度を向上させるためウレタンに予め溝を切っておくことが望ましい。
しかしながら、特許文献1に記載している内容では予め切り溝が形成されているウレタンマットに孔を開ける構成のため、孔を形成したときに孔位置が溝位置に対してずれてしまう場合が生じる。そうなると、移植機による掻き取り精度に悪影響を及ぼす。
本発明は、苗挿し孔と切り溝との位置関係を一定に形成することで移植精度を向上させることを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために次のような技術的手段を備える。
すなわち、請求項1記載の発明においては、育苗器移送装置Aで移送される育苗器1に収容したマット状の固形培地30に、苗Wを挿入する苗挿し孔30aを形成するピン31と、前記固形培地30に切り溝30bを形成する溝切板32とを育苗器1の移送方向Rと交差する方向に交互に多数形成し、前記ピン31と前記溝切板32とが前記育苗器移送装置Aの上方から下降して共に固形培地30内に挿入して苗挿し孔30aと切り溝30bとを形成する構成としたことを特徴とする固形培地の溝孔形成装置とする。
請求項2記載の発明においては、前記溝切板32で溝切りした位置と次工程で溝切りする位置とを一部重複するよう育苗器1を育苗器移送装置Aで移送し、前記切り溝30bが育苗器1の移送方向Rに沿って連続して前記固形培地30の上面に形成される構成としたことを特徴とする請求項1記載の固形培地の溝孔形成装置とする。
請求項1記載の発明においては、固形培地30に苗挿し孔30aと切り溝30bを交互に設け、ピン31と溝切板32とを下降させて共に固形培地30内に挿入する構成としたため、苗挿し孔30aと切り溝30bとの位置を一定にすることが可能になる。これにより、固形培地に苗挿しした苗Wを移植機で移植するときに、固形培地30の掻き取り精度を向上させることができ、より良好な苗の栽培をすることができる。
請求項2記載の発明においては、前記切り溝30bが育苗器1の移送方向Rに沿って途切れること無く連続して前記固形培地30の上面に形成されることができるため、より固形培地30の掻き取り精度を向上させることができ、より良好な苗の栽培をすることができる。
本発明を実施するための形態として、い草苗Wを固形培地であるウレタンマット30に挿入する苗挿し機の構成に基づいて説明する。
1は育苗器でウレタンマット30を収容している。Aは育苗器1を移送方向Rに向かって移送する育苗器移送装置で、育苗器1の左右幅と略同じ幅に設ける枠体2と、育苗器1を底面から支持し移送方向Rに移送する移送ベルト3と、ベルト面に位置検出用の多数の切欠き穴4aを形成し、かつ育苗器1に押し作用を与える複数の仕切板4bを取り付けた位置検出ベルト4と、切欠き穴4aを検出するセンサSと、育苗器1の有無を検出するリミットスイッチ5a、5b、移送ベルト3及び位置検出ベルト4を駆動するモータG等を備えている。本実施例の仕切板4bは隣り合う仕切板間に育苗器1が略一個載置できる程度の間隔で取り付けられている。
Bは苗Wを保持して育苗器1に収容したウレタンマット2に苗挿しする苗挿し装置で、苗Wを保持するとき苗Wを一本ずつ左右両側から把持する把持具6a,6bからなる把持ハンド6を多数並列して設けている。なお、本実施の形態では十個の把持ハンド6…を並列して設けており、把持ハンド6の一方の把持具6aは把持具プレート6nに取り付け、他方の把持具6bは把持具プレート6mに取り付けている。そして、把持具プレート6m、6nはリンク機構7を介して把持ハンド開閉モータ8に連結されており、把持ハンド開閉モータ8の駆動により把持具プレート6m,6nが反対側に動作することで、同時に十個の把持ハンド6…が開閉動作する構成としている。
また、把持具プレート6m,6nはアーム9を介して把持ハンド前後移動モータ10と連結されており、把持ハンド前後移動モータ10の駆動により、十個の把持ハンド6…が共に育苗器1の移送方向Rに沿って前後移動する構成としている。把持ハンド前後移動モータ10は横スライド板11に取り付けられており、横スライド板11はアーム12を介して把持ハンド横移動モータ13と連結されている。そして、把持ハンド横移動モータ13の駆動により十個の把持ハンド6…及び横スライド板11は案内板14に沿って育苗器1の移送方向Rと交差する方向に横移動する構成としている。
16は苗挿し装置Bを上下動させるモータで案内板14をチェン16aに取り付け、育苗器移送装置Aの左右の枠体2にそれぞれ固定されている二本の支持板15,15に沿って上下方向に動作させることで把持ハンド6を上下方向に昇降するよう構成している。
ところで、把持具6a,6bの苗把持位置にはそれぞれ弾性体が取り付けられており、本実施例では一方の把持具6bにはスポンジ等の軟質の弾性体6cを、他方の把持具6aには紙やすり状のラバー等の硬質の弾性体6dを取り付けている。そして、硬質の弾性体6dの把持面には凹凸を形成している。また、軟質の弾性体6cの厚さは硬質の弾性体6dの厚さより厚く形成している。
この構成により、同じ品種でも太さの異なる苗Wを把持する場合に軟質の弾性体6cが苗Wの太さを吸収することができると共に、硬質の弾性体6dにより苗Wの把持力を向上させることができる。
特にい草苗等のように滑り易い苗を把持して苗挿しする場合により確実に把持して苗挿しできるため効果が大きい。
Cは苗挿し装置Bに苗を供給する苗供給装置で、苗Wを収容する多数の苗収容体20…(本実施の形態では把持ハンド6の四倍の数である四十個)を平面視で略長円形状に形成する苗供給装置枠体21に沿って連続して数珠繋ぎで配置している。17は苗収容体20…を周回移動させるスプロケットで、枠体2に取り付けている苗供給装置枠体21の両端部にそれぞれ設けてチェーン18の駆動で回動し、スプロケット17が回動すると苗収容体20はスプロケット17の作用を受けて押され、苗供給装置枠体21に沿って略長円形状の周回軌跡を描いてT方向に周回移動する。
なお、22はスプロケットの歯数をカウントするセンサ、23は苗収容体20…の周回軌跡の内側に設けた苗置き台、24は苗収容体20…の駆動、及び停止を選択するスイッチである。スイッチ24は苗置き台23上に設けており、作業者が苗を苗収容体20…に供給しているとき、緊急の場合にすぐに押しやすい。25は苗案内ガイドで苗収容体20…に収容されている苗Wを把持ハンド6…で把持して取り出す苗把持位置N及びその前後の苗収容体20…の上方に設けている。苗収容体20に供給した苗Wの上端が周回軌跡内側、即ち苗置台23側に向かって倒れて収容されている場合に、周回動作しながら苗Wのを起こして苗Wを起立させることで把持具6a…で苗Wを取り出すときにより良好な姿勢で苗Wを把持できるようにしている。なお、苗案内ガイド25は苗置き台23に取り付けている。
なお、本実施の形態の苗供給装置枠体21の一端Pは育苗器移送装置Aの左右幅より外側に向かって突出して備えることで、作業者が苗収容体20に苗Wを投入する苗投入場所となるスペースMを形成している。そして、作業者が苗Wを投入する苗投入場所Mは、苗を把持ハンド6…で把持する苗把持位置Nに隣接するスペースである。
苗投入場所Mの近傍には苗挿し機の電源スイッチ、リセットスイッチ、そして各種装置を作動させるシーケンサー等を内蔵する操作盤Fや、作業者が操作する各種装置を集中的に備え、作業者が苗収容体20に苗投入しながら苗挿し機を運転・制御することができるよう構成している。
次に苗収容体20について説明する。
苗収容体20は平面視円状に形成する蓋体20aと、側面視三角形状の底部20bと正面視長方形状の胴部20cとから構成され、蓋体20aの上面には開口部20dを、底部20bと胴部20cの側面には開口部20eをそれぞれ形成している。蓋体20aには隣接する左右の苗収容体20を連結させる上下2枚のプレート26a、26bそれぞれに2つずつ取り付けており、多数の苗収容体20が平面視で長円形状に数珠つなぎされている。
なお、本実施の形態のように苗収容体20を分割形成したことで、胴部20cの長さをの組み替えることにより苗の長さ・大きさに適した苗収容体20にすることが可能になる。なお、図示はしないが、胴部20cの長さを伸縮して苗の長さ・大きさに適した苗収容体20にすることもできる。
Dは育苗器1に収容しているウレタンマット30に苗を挿し込むための苗挿し孔30aと切り溝30bとを形成する溝孔形成装置で、育苗器1の長手方向に形成する苗挿し孔30aに対応するピン31と、隣接するピン31間に設ける溝切板32を育苗器1の移送方向Rに交差する方向に交互に配置されている。
ピン31はピン取付体33に、溝切板32は溝切板取付体34にそれぞれ設定間隔で固定して取り付けられている。溝切板32は下端部ほど狭く形成しており、ウレタンマット30に挿入しやすいよう形成している。溝切板取付体34は吊り下げ部材35に取り付けられており、吊り下げ部材35はピン取付体33吊り下げ支持され、また、ピン31が貫通できる貫通孔(図示せず)を形成している。31はスプリングで吊り下げ部材に巻回している。
ピン取付体33には溝孔形成装置D全体を上下方向に動作させるアーム37が取り付けられており、駆動モータ38の駆動により上下動する構成である。
次に、本実施の形態の苗挿し機の作業内容について説明する。
操作盤Fの電源スイッチ、及び運転スイッチ24を押すと苗挿し機の装置各部動作を開始する。作業者は苗投入場所Mにいて苗Wを周回する苗収容体20…に一本ずつ苗Wを投入していく。
苗投入場所Mで苗を収容した苗収容体20はT方向に回転して苗把持位置Nまで周回する。そのとき、センサ22はスプロケット17の歯数をカウントしており、設定する歯数をカウントする毎に一時停止する。
一方、ウレタンマット30を収容した育苗器1は育苗器移送装置Aの移送ベルト3及び位置検出ベルト4に載置され、設定距離ずつ仕切板4bで押されながら移送される。位置検出ベルト4及び移送ベルト3は、センサSが切欠き穴4aの数を検出しながら設定距離ずつ周回している。溝孔形成装置Dの下方にあるリミットスイッチ5aが育苗器1を検出すると、移送ベルト3及び位置検出ベルト4は停止し、溝孔形成装置Dのモータ38が駆動を開始してピン31及び溝切板32が下降する。すると、溝切体32がウレタンマット30内に挿入して切り溝30bを形成する。そして育苗器1よりも幅の広い溝切板取付体34が育苗器1の枠部1aを押圧し、溝切板32がウレタンマット30に挿入された状態で、ピン取付体33がさらにスプリング36を押しながら下降してピン31がウレタンマット30に挿入し苗挿し孔30aを形成する。切り溝30b及び苗挿し孔30aが形成されると溝孔形成装置Dは上昇を開始する。そして押圧されていたスプリング36の反発でピン取付体33を初期位置まで押し戻す。本実施例では苗挿し孔30aが切り溝30bよりも深く形成されている。
そして一列目の切り溝30b及び苗挿し孔30aが形成されると育苗器は設定距離だけR方向に移送され、二列目の切り溝30bと苗挿し孔30aを形成するべく溝孔形成装置Dは再度下降動作を開始する。ここで、溝切体32による溝切り位置について図8に基づいて説明すると、一列目の溝切り工程で形成される切り溝30bと二列目の溝切工程で形成される切り溝30bの上端部はLの分だけ重複して溝切るよう構成している。すなわち、前工程で溝切りした部分の上端部の一部を次工程で溝切りする部分が再度重複して溝切りするよう育苗器移送装置Aで設定距離分移送する構成としている。そのため、切り溝30bの上端部30cは溝が途切れること無く連続して形成することができ、後に移植機(図示せず)でウレタンマット30を掻き取って圃場に移植するときにより分離しやすくすることができるため、掻き取り精度が向上する。
溝孔形成装置Dでウレタンマット30の全面に苗挿し孔30a及び切り溝30bが形成されたら、さらに移送ベルト3及び位置検出ベルト4で苗供給装置Cの方向に設定距離ずつ移送される。
そして苗供給装置Cの下方にあるリミットスイッチ5bが育苗器1を検出すると移送ベルト3及び位置検出ベルト4が停止し、把持ハンド6…による苗移植作業が開始する。
把持ハンド6…による苗移植作業の一工程を図10に基づき説明する。
まず、把持ハンド前後移動モータ10が駆動を開始し、初期位置にいる把持ハンド6…が進行方向Rに向かって前進して苗収容体20…の開口部20e…から内部に挿入する(イ)。そして、苗把持位置Nまで周回移動した苗収容体20…内に収容されている苗Wを把持ハンド開閉モータ8の駆動により把持ハンド6…の把持位置で把持する。そして、把持ハンド6…は苗を把持した状態で初期位置まで後退する(ロ)と、把持ハンド上下動モータ16が駆動を開始して把持ハンド6…が育苗器1より設定距離だけ上の位置であるV1位置まで下降する(ハ)。そして、把持ハンド6…は移植する苗挿し孔30aの上方位置V2位置まで前進する(ニ)。そして、ウレタンマット30の上面付近、すなわちV3位置まで下降して苗Wを苗挿し孔30aに移植する(ホ)。苗を移植すると苗把持ハンド6…は把持していた苗Wを離して後退し(ヘ)、次いで再度初期位置まで上昇して戻る(ト)ところで一工程が終了する。この苗挿し作業の工程中に次の工程で苗挿しする苗Wを供給するために、苗収容体20…が設定したスプロケット17の回転数分周回して次工程に移植する分の苗Wが収容された苗収容体20…が苗把持位置Nまで移送される。
なお、苗Wを苗挿し孔30aに移植して苗Wを離すときに、図11に示すように初期位置の開き距離Qより短い距離Kを開いて後退する構成にしている。本実施例ではKはQの半分程度の距離、すなわち把持ハンド6…は半開した状態で後退する構成としている。この構成により、苗収容体20…内の苗Wを把持するときには、把持ハンド6…は広く開いて苗Wをより確実に把持することができると共に、移植した苗Wを離すときには狭く開くことで隣接する苗Wに把持具6a,6bが当たって前工程で既に苗挿しした苗を倒し難くすることができる。そのため、隣接する苗Wと苗Wとの間隔をより狭くして一枚のウレタンマット30により多くの苗を移植するいわゆる密植をすることができる。
苗挿し孔30aが例えば一列に30個ずつ形成している場合には、苗把持ハンド6は前記の工程を3回繰り返す。この場合移植する苗挿し孔30aは二つずつ開けた間隔で植え付けられ、1工程の苗挿しが終了毎に、把持ハンド横移動モータ13モータ12aが作動して横スライド板11が案内板14に沿って移動し、把持ハンドが苗挿し孔一つ分だけ左右方向に移動し、苗挿しした苗と苗との間に次の苗を挿している。苗挿し工程中は移送ベルト3及び位置検出ベルト4は停止しており、溝孔形成装置Dも上昇位置で待機している。
一列分の苗挿し孔30a全てに苗Wを挿すと移送ベルト3及び位置検出ベルト4が設定距離分移動し、次の列の苗挿し孔30aへの苗挿し作業が開始される。
なお、V1からV3までの位置は図示しない近接センサ等によって位置を検出して停止している。
また、苗挿し装置B、すなわち、苗把持ハンド6が苗収容体20の苗Wを把持して苗挿し作業をするまで、上下動と前後進だけでよく、育苗移送装置Aの幅より左右外側に移動することがないため、苗把持ハンド6の移動距離が短くなり、その分作業能率を向上させることができる。
また、本実施の形態では育苗器1を移送していることを検出するのにベルト孔4aをセンサSで検出する構成にしたため、ベルト孔数の異なるベルトに交換するだけでベルトの搬送ピッチを変える事ができるため、他の種類の育苗器や移植する間隔を変えて苗挿しすることができる。
なお、溝孔形成装置Dで苗挿し孔30aと切り溝30bを形成する位置と苗Wを苗挿し孔30aに挿入する位置とはベルト孔4aのピッチに合わせた位置になるようにすることでより苗挿し孔30aに苗を挿す精度を向上させることができる。
次に溝孔形成装置Dの別実施例について図12と図13に基づいて説明する。
溝切板取付体34には溝切板32と交差する方向に溝切部34aを形成する。溝切部34aは移送方向Rと交差する方向にウレタンマット30に切り溝30dを形成する。すなわち、溝孔形成装置Dが下降して苗挿し孔30a、切り溝30bを形成すると共に切り溝30bと交差する方向の切り溝30dを形成することができる。そのため、移植機で圃場にウレタンマット30を掻き取って移植するときに、より分離しやすくなり掻き取り精度を向上させることができる。
また、40はヒーター線でピン取付体33や溝切板取付体に接続して加熱することで、ウレタンマット30により孔を開けやすくしている。
41はウレタンマット引き上げ防止体で、ウレタンマット30に挿入した溝孔形成装置Dが上昇するときにウレタンマット30が育苗器1から引き上げられてしまうのを防止するためのもので、育苗器1の上方にあって長手方向の幅よりも長く構成している。そして、育苗器移送装置Aの枠体2側に取り付けられている。
次に育苗器移送装置Aの別実施例について図14に基づいて説明する。
溝孔形成装置Dの溝孔形成位置の近傍には育苗器1の位置を調節する位置調節装置49を設けている。位置調節装置49は育苗器1に押し作用を与える仕切板4bと育苗器1との隙間を無くして育苗器の位置決めを行なうことで溝孔形成装置Dで苗挿し孔30aや切り溝30bをより精度を高く形成することができるものである。
具体的に詳述すると、枠体2,2には育苗器1を移送方向Rに沿って案内する案内ガイド50,50を設け、溝孔形成装置D付近の案内ガイド50,50にはスプリング55,55の一端を取り付け、スプリング55,55の多端には縦軸56,56を回動支点に回動し、一端を案内ガイド50,50より内側に突出しているくの字型の回動板57を取り付けている。
育苗器1が移送ベルト3及び位置検出ベルト4で移送され、溝孔形成装置Dの下方まで移送され、育苗器1が回動板57,57の一端に当たると回動板57,57が縦軸56,56を軸心に回動し、スプリング55,55が引っ張られる。そして、スプリング55,55が戻り方向に力が加わると回動板57,57が育苗器1が移送方向R後ろ側にある仕切板4bに当たるまで押し戻す。そして、移送ベルト3及び位置検出ベルト4は停止して育苗器1に収容するウレタンマット30に向かって溝孔形成装置Dが下降する。
図14に示すように位置調節装置49は育苗器1の左右両側に設けることで育苗器1を均等に戻すことができ、育苗器1の位置決め精度がより向上する。また、隣接する仕切板4bの間隔を広めにしても育苗器1の位置決めができるので育苗器1をベルトに載置しやすくなる。
苗挿し機の平面図 苗挿し機の側面図 溝孔形成装置の斜視図 溝孔形成装置の正面図 位置検出ベルトの斜視図 側面から見た苗把持ハンドで苗を把持する様子を説明する図 苗挿し作業の作業工程図 切り溝を形成する工程を説明する断面図 苗収容体の斜視図 苗挿し作業の工程図 苗挿し作業の斜視図 別実施例の溝孔形成装置の斜視図 別実施例の溝孔形成装置の斜視図 別実施例の育苗器移送装置の平面図
符号の説明
A 育苗器移送装置
B 苗挿し装置
C 苗供給装置
D 溝孔形成装置
R 育苗器1の移送方向
1 育苗器
6 苗把持ハンド
20 苗収容体
30 固形培地(ウレタンマット)
30a 苗挿し孔
30b 切り溝
31 ピン
32 溝切板

Claims (2)

  1. 育苗器移送装置Aで移送される育苗器1に収容したマット状の固形培地30に、苗Wを挿入する苗挿し孔30aを形成するピン31と、前記固形培地30に切り溝30bを形成する溝切板32とを育苗器1の移送方向Rと交差する方向に交互に多数形成し、前記ピン31と前記溝切板32とが前記育苗器移送装置Aの上方から下降して共に固形培地30内に挿入して苗挿し孔30aと切り溝30bとを形成する構成としたことを特徴とする固形培地の溝孔形成装置。
  2. 前記溝切板32で溝切りした位置と次工程で溝切りする位置とを一部重複するよう育苗器1を育苗器移送装置Aで移送し、前記切り溝30bが育苗器1の移送方向Rに沿って連続して前記固形培地30の上面に形成される構成としたことを特徴とする請求項1記載の固形培地の溝孔形成装置。

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