JP2006148333A - Ppm同期回路およびppm復調装置 - Google Patents

Ppm同期回路およびppm復調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの伝送レートを向上させることができ、伝送すべきデータ系列中のシンボル同期パターン等を用いる必要がなく、正規のシンボル周期に同期した受信クロックを生成して受信データを再生することができるPPM同期回路およびPPM復調装置を提供する。
【解決手段】パルス位置変調されたPPM変調信号の振幅レベルを比較して2値データに変換するレベル比較器201と、2値データからパルススロット周期の再生クロックを生成するクロック再生部202と、再生クロックを基準に2値データを並列データに変換するシフトレジスタ203と、並列データをもとに受信クロックを生成する同期制御部204とを備え、並列データからパルススロット周期毎にデータの有効性を判定し、その判定結果をもとに再生クロックから正規のシンボル周期に同期した受信クロックを生成するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信や光通信分野などで用いられるパルス位置変調方式(PPM変調方式)の受信装置等で用いられるPPM同期回路およびPPM復調装置に関する。
PPM変調方式は、パルスの位置によって情報を伝送する方式であり、伝送すべき情報のビット数(n)に応じて、m(m≧2n)個のパルススロット位置に1つのパルスを割り当ててnビットの情報を伝送する場合には、m値PPM変調方式という。例えば、4値PPM変調方式では、4個のパルススロットのいずれか1つの位置に2ビットの情報(00,01,10,11)に応じた1つのパルスを割り当てて伝送する。このとき、4個のパルススロットで構成された2ビットの情報を示す単位をシンボルという。従来、この種のPPM復調装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがあった。図13は、特許文献1に記載された従来のPPM復調装置100を示している。図13において、クロック再生手段101は、パルス位置変調されたPPM信号から再生クロック信号を生成し、サンプル結果保持手段102は、PPM信号を再生クロック信号でサンプルしその結果を保持する。シンボル同期信号発生手段103は、PPM信号に埋め込まれているシンボル同期パターンを検出してシンボル同期を獲得してシンボル同期信号を発生し、復調手段104によりシンボル同期信号に同期した受信データを再生する。
このPPM復調装置によれば、伝送すべきデータ系列にあらかじめ埋め込まれているシンボル同期パターンを検出することにより、シンボル同期を確立しシンボル周期に同期した受信データを再生することができる。
特開平9−98193号公報(第2−3頁、図1、図19)
しかしながら、特許文献1に記載された従来のPPM復調装置は、伝送すべきデータ系列にあらかじめ埋め込まれたシンボル同期パターンを検出してシンボル同期を獲得しているため、本来伝送すべきユーザのデータレートが低下してしまう。また、シンボル同期パターンだけでシンボル周期を獲得しているために、伝搬路の回線状態によりシンボル同期パターンが、本来待ち受けすべき正規のパターンでなかった場合にシンボル同期を獲得するまでに時間を要する等の問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、ユーザの伝送レートを向上させることができ、伝送すべきデータ系列中のシンボル同期パターン等を用いる必要がなく、ユーザのデータ系列だけでシンボル同期を自動的に獲得して高速に同期確立し、正規のシンボル周期に同期した受信クロックを生成して受信データを再生することができるPPM同期回路およびPPM復調装置を提供することを目的とする。
(1) nビットに対応してm(m≧2n)個のパルススロットの1つに1つのパルスを割り当てることによってパルス位置変調されたPPM変調信号を受信してシンボル周期の同期を確立するPPM同期回路において、前記パルス位置変調されたPPM変調信号の振幅レベルを比較して2値データに変換するレベル比較手段と、前記2値データからパルススロット周期の再生クロックを生成するクロック再生手段と、前記再生クロックを基準に前記2値データを並列データに変換するレジスタ手段と、前記並列データからパルススロット周期毎にデータの有効性を判定し、その判定結果をもとに前記再生クロックから正規のシンボル周期に同期した受信クロックを生成する同期制御手段と、を備えている。
この構成により、並列データからパルススロット周期毎にデータの有効性を判定し、その判定結果をもとに、復調すべき受信データの正規のシンボル周期に同期した受信クロックが生成できるため、シンボル同期パターン等を用いることなく、伝送すべきユーザのデータ系列だけでシンボル同期を自動的に獲得して同期確立することができる。
(2) 上記(1)に記載のPPM同期回路において、送信すべきパルス信号が搬送波信号によってパルス位置変調された前記PPM変調信号を入力して該PPM変調信号の包絡線を検出する検波手段を備えている。
この構成により、複雑な回路を用いることなく簡易な構成だけで、搬送波信号によってパルス位置変調されたPPM変調信号の復調にも対応することができる。
(3) 上記(1)に記載のPPM同期回路において、前記同期制御手段は、前記受信クロックを生成するために用いられたカウント値の状態を監視して、シンボル周期の同期状態を判定する同期状態判定手段を備えている。
この構成により、シンボル周期の同期状態をリアルタイムに把握することにより、受信信号のシンボル同期状態を監視することができる。また、同期はずれ状態を検出して、シンボル同期の再同期確立処理(更新)を行うことによって、信頼性の高いシンボル同期を確立することができ、受信データの品質を向上させることができる。
(4) PPM復調装置において、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のPPM同期回路のレジスタ手段で得られた並列データを符号化データに変換する符号化手段と、前記符号化データを前記受信クロックでサンプリングして受信データを再生する受信データ再生手段と、を備えている。
この構成により、PPM変調信号の正規の受信データを簡易な構成で簡単に復調することができる。
(5) PPM同期方法において、並列データの有効性をパルススロット周期毎に判定する工程と、その判定結果をもとに再生クロックから受信クロックを得る工程と、を備えている。
この方法により、シンボル同期パターン等を用いることなく、伝送すべきユーザのデータ系列だけでシンボル同期を自動的に獲得して同期確立することができる。
本発明によれば、並列データからパルススロット周期毎にデータの有効性を判定し、その判定結果をもとに、復調すべき受信データの正規のシンボル周期に同期した受信クロックが生成できるため、シンボル同期パターン等を用いることなく、伝送すべきユーザのデータ系列だけでシンボル同期を自動的に獲得して同期確立することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるPPM同期回路の構成を示す概略ブロック図である。本発明の第1の実施の形態におけるPPM同期回路200は、図1に示すように、m値PPM変調信号mPPMの振幅レベルを比較して2値データBDに変換するレベル比較器201と、2値データBDからパルススロット周期の再生クロックCRを生成するクロック再生部202と、再生クロックCRを基準に2値データBDを並列データPD[m−1:0]に変換するシフトレジスタ203と、並列データPD[m−1:0]のデータの有効性を判定して判定結果JDを出力する判定部2041と、その判定結果JDにより、再生クロックCRから受信クロックRCを生成する分周カウンタ2042とを備えている。そして、分周カウンタ2042はカウント値DV[n−1:0]を出力できるように構成されている。
次に、第1の実施の形態におけるPPM同期回路200について、その動作を、図2および図3を用いて、4値PPM変調方式の場合について説明する。図2(a)は、判定部2041の判定動作を示す真理値表、図2(b)は、分周カウンタ2042のカウント動作を決定するための条件判断表、図3は、PPM同期回路の動作を示すタイミングチャートである。図3に示すように、2ビットの送信データは、存在しうる4値(0,1,2,3)の状態により、送信データが“0”ならばパルススロット位置“0”に、送信データが“1”ならばパルススロット位置“1”にというような規則で4値PPM変調信号4PPMが送信側で変調されているものとする。
PPM同期回路200のレベル比較器201では、4値PPM変調信号4PPMを入力して、パルスの振幅レベルと閾値Vtを比較しパルスが存在するか否かをコンパレータ2011により検出してパルス検出信号PSを出力する。
ワンショット回路2012は、入力信号の立ち上がりを検出して一定幅のパルスを出力する回路であり、コンパレータ2011で検出されたパルス検出信号PSにより、パルスが存在する場合はパルススロット周期Tpの幅にわたり“H”として、パルスが存在しない場合は“L”として2値データBDに変換する。
クロック再生部202は、2値データBDが入力されるとパルススロット周期Tpの再生クロックCRを生成する。クロック再生部202は、一般的に位相比較器、ループフィルタ、VCOなどによって構成されるPLL回路等により実現することができる。
2値データBDは、シフトレジスタ203によって再生クロックCRを基準にシフトされ、4本の並列データPD[3:0]に変換される。
同期制御部204の判定部2041では、並列データPD[3:0]が入力されデータの有効性が判定される。判定動作は、図2(a)に示す真理値表に従って判定され判定結果JD(H=有効、L=無効)として出力される。すなわち、1つのシンボル周期内には1つのパルスだけが存在するというPPM変調方式の特徴を利用して、パルススロット周期Tp毎に並列データPD[3:0]を監視して、その中に1つだけ“H”が存在した場合だけ有効と判断し、それ以外は無効と判断するようになされている。
分周カウンタ2042は、判定結果JDをもとに4値(0,1,2,3)の状態を表現できるカウント値DV[1:0]を生成するカウンタである。分周カウンタ2042のカウント動作は、図2(b)に示す条件判断表に従って動作する。分周カウンタ2042のカウント値DV[1:0 ]を更新する条件は4つ(A,B,C,D)存在し、条件Aの状態の優先順位が最も高い。条件判断は再生クロックCRの立ち上がり位置でエッジ毎に判断され、カウント値DV[1:0]と判定結果JDの状態から、条件Aから条件Dの状態判断によりカウント値DV[1:0]を更新させる。この更新動作により再生クロックCRを4分周したシンボル周期Trの受信クロックRC(=カウント値DV[1])を生成することができる。また、このときの受信クロックRCのシンボル周期位相は、送信データのシンボル周期位相に対し、再生クロックCRの1クロック分の遅延差で常時生成される。
このように、第1の実施の形態におけるPPM同期回路によれば、並列データPD[3:0]をもとにパルススロット周期Tp毎にデータの有効性を判定し、有効と判断された時間軸上の位置を基準に再生クロックCRを4分周することにより、受信クロックRCを生成することができる。また、生成された受信クロックRCは、復調すべき受信データの正規のシンボル周期に同期しているため、シンボル同期パターン等を用いることなく、伝送すべきユーザのデータ系列だけでシンボル同期を自動的に獲得して同期確立することができる。
なお、第1の実施の形態では、レベル比較器201のコンパレータ2011において、入力されるパルスの振幅レベルが閾値Vtを基準にパルスの有無判定を行うようにしているが、ヒステリシス特性を有したコンパレータを用いても良く、このようにすれば、伝送すべき規定のパルス幅よりも短いノイズなどの信号を除去することができる。また、図2および図3は、4値PPM変調方式の場合の動作例を示したが、複数のm値PPM変調方式においても基本動作は同じである。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態におけるPPM同期回路の構成を示す概略ブロック図である。第2の実施の形態におけるPPM同期回路200の基本構成は、第1の実施の形態のそれと同一であり、以下の説明では、図1を参照して説明した部分と対応する部分には同一符号を付して示す。したがって、これらのものについてはその詳細な説明を省略し異なる点のみを説明する。第2の実施の形態と第1の実施の形態との相違点は、送信すべきパルス信号が搬送波信号によってパルス位置変調されたm値PPM変調信号mPPMを入力し、その変調信号の包絡線を検出する検波器205を備えたところにある。
以下、第2の実施の形態の動作について、図5を用いて説明する。図5は、検波器205における包絡線検波の動作を示すタイミングチャートである。図5に示すように、4値PPM変調信号4PPMは送信側で伝送すべきパルスに単一の正弦波信号である搬送波信号が重畳されている変調信号である。
検波器205は、この変調信号の包絡線(変調信号の極大点を滑らかにつないだ線)を検波するものであり、先ず、4値PPM変調信号4PPMをダイオードにより整流して負の部分を切り取る。その後抵抗とコンデンサで構成されたローパスフィルタで波形を滑らかにつないで検波信号DSを得る。なお、この検波信号DS以降の信号の処理や動作については、第1の実施の形態のそれと同じため詳しい説明は省略する。
このように、第2の実施の形態におけるPPM同期回路によれば、検波器205を備えることにより、複雑な回路を用いることなく簡易な構成だけで、搬送波信号によってパルス位置変調されたPPM変調信号の復調にも対応することができる。
なお、図5は、4値PPM変調方式の場合の動作例を示したが、複数のm値PPM変調方式においても動作は同じである。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態におけるPPM同期回路の構成を示す概略ブロック図である。第3の実施の形態におけるPPM同期回路200の基本構成は、第1の実施の形態のそれと同一であり、以下の説明では、図1を参照して説明した部分と対応する部分には同一符号を付して示す。したがって、これらのものについてはその詳細な説明を省略し異なる点のみを説明する。第3の実施の形態と第1の実施の形態との相違点は、同期制御部204の判定部2041と分周カウンタ2042から出力される各々の判定結果JDとカウント値DV[n−1:0]を入力し、そのカウント値の状態を監視してシンボル周期の同期状態を判定する同期状態判定部206を備えたところにある。そして、同期状態判定部206から出力されるクリア信号CLは、シフトレジスタ203に入力されるように構成されている。
以下、第3の実施の形態の動作について、図7〜図9を用いて、4値PPM変調方式の場合について説明する。図7は同期状態判定部206の詳細な回路図、図8は同期状態判定部206のカウンタ2061のカウント動作を決定させるための条件判断表、図9は同期状態判定部206を含むPPM同期回路の動作を示すタイミングチャートである。
通常、伝搬路の回線状態によってはノイズ等による妨害信号を受信してしまう場合があり、このような妨害信号は図9の点線で示すように妨害パルスVPとして受信される。このような場合、妨害パルスVPは、レベル比較器201によって斜線で示した信号が2値データBDとして検出され、さらに並列データPD[3:0]に伝達される。
同期制御部204では、並列データPD[3:0]により第1の実施の形態に示したような動作にしたがって判定結果JDとカウント値DV[1:0]が生成されるが、このとき、妨害パルスVPを受信したことにより、カウント値DV[1:0]の値が“1”である状態が2クロック(図9の斜線部の信号)区間継続される結果となる。
同期状態判定部206では、このカウント値DV[1:0]の“1”の状態が2クロック以上続いた状態を検出するものである。カウンタ2061は、8値(0〜7)の状態を表現できるCNT[2:0]を生成するカウンタである。カウンタ2061のカウント動作は、図8に示す条件判断表に従って動作する。カウンタ2061のCNT[2:0]を更新する条件は5つ(A,B,C,D,E)存在し、条件Aの状態の優先順位が最も高い。条件判断は再生クロックCRの立ち上がり位置でエッジ毎に判断され、カウント値DV[1:0]と後述する同期状態信号SSおよびカウンタ2061自身のCNT[2:0]の状態から、条件Aから条件Eの状態判断によりCNT[2:0]を更新させる。
さらに、CNT[2:0 ]はデコーダ2062により、入力値が“2”と“6”のときに有効となる信号をSRフリップフロップ2065で検出することによりクリア信号CLを得る。すなわち、クリア信号CLはCNT[2:0]=“2”のときにセット(“H”)、CNT[2:0]=“6”のときにクリア(“L”)され、再生クロックCRで4クロック分が“H”になる信号となる。そして、このクリア信号CLはシフトレジスタ203に入力されているので、並列データPD[3:0]の値は全て“L”(図9の網掛けされた信号)にクリアされる。
また、デコーダ2062で検出した入力値“2”と、カウント値DV[1:0]をデコーダ2063で検出した入力値“1”と判定結果JDをANDゲート2064で論理積した信号をSRフリップフロップ2066で検出することにより同期状態信号SSを得る。すなわち、同期状態信号SSはCNT[2:0]=“2”のときにセット(“H”)、判定結果JD=“H”でかつカウント値DV[1:0]=“1”のときにクリア(“L”)され、再生クロックCRで6クロック分が“H”になる信号となる。したがって、同期状態信号SSは妨害パルスVPの受信による同期はずれ状態を検出する。なお、同期状態信号SSは、“H”で同期はずれ、“L”で同期状態を表す信号である。
このように、第3の実施の形態におけるPPM同期回路によれば、同期状態判定部206を備えることにより、ノイズ等による妨害信号を受信してしまった場合に生じる同期はずれ状態をリアルタイムに検出することができるので、受信信号のシンボル同期状態を監視することができる。また、同期はずれ状態を検出して並列データPD[3:0]をクリアすることによって、シンボル同期の再同期確立処理を同期制御部204で行うことができるので、信頼性の高いシンボル同期を確立することができ、受信データの品質を向上させることができる。
なお、図7に示す同期状態判定部206の回路では、カウント値DV[1:0]=“1”でかつ2クロック以上の場合に同期はずれとみなしていたが、システムの状況に応じて、カウント値DV[n−1:0]が適当な値でかつ適当なクロック数以上の場合に同期はずれとみなすようにしてもよい。この場合は、適当な値のカウント値DV[n−1:0]を検出するカウンタ2061と、適当な値で有効とするデコーダ2062により、適当なクロック数以上で同期はずれを検出できる回路で構成するれば対処できる。なお、図7〜図9は、4値PPM変調方式の場合の動作例を示したが、複数のm値PPM変調方式においても基本的に動作は同じである。
(第4の実施の形態)
図10は、本発明の第4の実施の形態におけるPPM復調装置の構成を示す概略ブロック図である。本発明の第4の実施の形態におけるPPM復調装置は、図10に示すように、PPM復調装置300において使用されるPPM同期回路200は、第1から第3の実施の形態において説明したPPM同期回路のうちの1つである。PPM同期回路200から出力される並列データPD[m−1:0]を入力して、符号化データED[n−1:0]に変換する符号化部301と、その符号化データED[n−1:0]をPPM同期回路200から出力される受信クロックRCでサンプリングして受信データを再生する受信データ再生部302とを備えている。
以下、第4の実施の形態の動作について、図11および図12を用いて説明する。図11(a)は符号化部301の動作を示す真理値表、図11(b)は受信データ再生部302の詳細な回路図、図12は4値PPM変調方式の場合のPPM復調装置の動作を示すタイミングチャートである。
PPM同期回路200から出力される並列データPD[3:0]は、符号化部301によって、図11(a)に示す真理値表に従って符号化データED[1:0]に変換される。符号化データED[1:0]は、図11(b)に示す受信データ再生部302の各Dフリップフロップ3021、3022により、受信クロックRCの立ち上がりエッジで符号化データED[1:0]の正規の受信データ(図12の網掛けされているデータ部分)をサンプリングする。サンプリングされたデータは受信データRD[1:0]として再生される。したがって、送信データと一致した受信データRD[1:0]が復調されることがわかる。
このように、第4の実施の形態におけるPPM復調装置によれば、PPM同期回路200と、符号化部301と、受信データ再生部302とを備えることによって、正規のシンボル周期に同期した受信クロックRCを生成できるので、符号化部301のデータ変換と受信データ再生部302のサンプリングだけで、簡易な構成で簡単に受信データを復調することができる。
なお、図10のPPM同期回路200からは、第3の実施の形態で説明した同期状態信号SSが出力されていないが、この同期状態信号SSを出力するようにしても良く、このようにすれば、受信データを復調しながらシンボル周期の同期状態をリアルタイムで把握することができる。また、図11(a)および図12は、4値PPM変調方式の場合の動作例を示したが、複数のm値PPM変調方式においても基本的に動作は同じである。
本発明は、ユーザの伝送レートを向上させることができ、伝送すべきデータ系列中のシンボル同期パターン等を用いる必要がなく、ユーザのデータ系列だけでシンボル同期を自動的に獲得して高速に同期確立し、正規のシンボル周期に同期した受信クロックを生成して受信データを再生することができるといった効果を有し、無線通信や光通信分野などで用いられるパルス位置変調方式の受信装置等への適用が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るPPM同期回路の構成を示す概略ブロック図 本発明の第1の実施の形態に係るPPM同期回路の判定部における判定動作を示す真理値表および分周カウンタにおけるカウント動作を決定するための条件判断表を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るPPM同期回路の動作を説明するタイミングチャート 本発明の第2の実施の形態に係るPPM同期回路の構成を示す概略ブロック図 本発明の第2の実施の形態に係るPPM同期回路の動作を説明するタイミングチャート 本発明の第3の実施の形態に係るPPM同期回路の構成を示す概略ブロック図 本発明の第3の実施の形態に係るPPM同期回路の同期状態判定部における具体的な構成を示す回路図 本発明の第3の実施の形態に係るPPM同期回路の同期状態判定部のカウンタにおけるカウント動作を決定するための条件判断表を示す図 本発明の第3の実施の形態に係るPPM同期回路の動作を説明するタイミングチャート 本発明の第4の実施の形態に係るPPM復調装置の構成を示す概略ブロック図 本発明の第4の実施の形態に係るPPM復調装置の符号化部における動作を示す真理値表および受信データ再生部における具体的な構成を示す回路図 本発明の第4の実施の形態に係るPPM復調装置の動作を説明するタイミングチャート 従来のPPM復調装置の構成を示す概略ブロック図
符号の説明
200 PPM同期回路
201 レベル比較器
2011 コンパレータ
2012 ワンショット回路
202 クロック再生部
203 シフトレジスタ
204 同期制御部
2041 判定部
2042 分周カウンタ
205 検波器
206 同期状態判定部
2061 カウンタ
2062、2063 デコーダ
2064 ANDゲート
2065、2066 SRフリップフロップ
300 PPM復調装置
301 符号化部
302 受信データ再生部
3021、3022、302n Dフリップフロップ

Claims (5)

  1. nビットに対応してm(m≧2n)個のパルススロットの1つに1つのパルスを割り当てることによってパルス位置変調されたPPM変調信号を受信してシンボル周期の同期を確立するPPM同期回路において、
    前記パルス位置変調されたPPM変調信号の振幅レベルを比較して2値データに変換するレベル比較手段と、
    前記2値データからパルススロット周期の再生クロックを生成するクロック再生手段と、
    前記再生クロックを基準に前記2値データを並列データに変換するレジスタ手段と、
    前記並列データからパルススロット周期毎にデータの有効性を判定し、その判定結果をもとに前記再生クロックから正規のシンボル周期に同期した受信クロックを生成する同期制御手段と、
    を備えたPPM同期回路。
  2. 送信すべきパルス信号が搬送波信号によってパルス位置変調された前記PPM変調信号を入力して該PPM変調信号の包絡線を検出する検波手段を備えた請求項1に記載のPPM同期回路。
  3. 前記同期制御手段は、前記受信クロックを生成するために用いられたカウント値の状態を監視して、シンボル周期の同期状態を判定する同期状態判定手段を備えた請求項1に記載のPPM同期回路。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のPPM同期回路のレジスタ手段で得られた並列データを符号化データに変換する符号化手段と、前記符号化データを前記受信クロックでサンプリングして受信データを再生する受信データ再生手段と、を備えたPPM復調装置。
  5. 並列データの有効性をパルススロット周期毎に判定する工程と、その判定結果をもとに再生クロックから受信クロックを得る工程と、を備えたPPM同期方法。
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