JP2006147291A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 両持梁状のロックアームの小型化および操作性向上を実現する。
【解決手段】 雌コネクタハウジング1の上面には、両持梁状のロックアーム2が前後方向に設けられるとともに、ロックアーム2に隣接するように解除レバー7が設けられている。この解除レバー7は、係止部5の付近に設けられた連係部9と、指で押圧操作を行う操作部8と、係止部5を解除変位させる方向に作用させる支点部10とが設けられ、これらが力学的てこを構成するように機能している。本発明では、操作部8をロックアーム2上に係止部5と併存させず、別途に設けられた解除レバー7の外端部に設けるようにし、かつ解除レバー7を係止部5付近において、ロックアーム2とスポット的に連係させて係止部5の解除変位を可能にしたから、良好な操作性を維持しつつ、ロックアーム2の短尺化ひいては雌コネクタハウジング1の小型化が可能となった。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コネクタのロック構造に関する。
従来、両持梁状のロックアームを用いたコネクタとして、下記特許文献1に記載したものが知られている。この種のロックアームは、コネクタハウジングと一体形成され、両基端部の途中に設けられた係止部が上下方向に弾性変位可能とされている。そして、係止部が相手側コネクタハウジングに設けられた被係止部と、係止し合うことで嵌合状態がロックされる。また、係止部の周辺には操作部が設けられており、指で押圧することによって、嵌合状態を解除することが可能である。
実開昭62−18979号公報
このような操作部は、雌雄コネクタハウジングが嵌合したときに、雄側フード部の前方に露出した位置に配される。また、操作部は操作性を考慮すれば、ロックアームの全長の中央部に配したほうがよく、これらを併せ考えると、ロックアーム長ひいては、雌コネクタハウジングの長尺化を招く。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、良好な操作性を維持しつつコネクタ全体を小型化することを目的とする。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、良好な操作性を維持しつつコネクタ全体を小型化することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相互に嵌合可能なコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングには両持梁状のロックアームが設けられ、このロックアームにおける両基端部の途中にロックアームの長手方向とほぼ直交する方向に変位可能な係止部が設けられるとともに、他方のコネクタハウジングには前記係止部と係止可能な被係止部が設けられることで、前記両コネクタハウジングを正規嵌合状態にロックするコネクタにおいて、前記一方のコネクタハウジングには、前記ロックアームによるロック状態を解除するための解除レバーが設けられ、かつこの解除レバーは、前記一方のコネクタハウジングの外端部周辺に配される操作部と、前記係止部付近に連係箇所を有し、前記解除レバーを前記ロックアームと連動可能とする連係部と、前記操作部を操作したときに、前記係止部が前記被係止部との係止を解除する方向へ変位させるように前記連係部を作用させ、かつ前記操作部および前記連係部とともに力学的てこを構成する支点部とが備えられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記連係部は、前記解除レバーが前記係止部付近で前記ロックアームと直結された構成であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記解除レバーは前記連係部より先端側を自由端とし、前記操作部を操作しながら両コネクタハウジングを嵌合する際には、前記連係部を中心として持ち上がり変位した前記自由端側が相手側コネクタハウジングのフード部の開口縁に干渉可能とするところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記解除レバーは前記連係部より先端側を自由端とし、両コネクタハウジングの嵌合状態で操作部を操作すると、前記自由端は前記連係部を中心として持ち上がり変位して相手側コネクタハウジングのフード部の内面に当接することで、前記支点部となるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によると、操作部をロックアーム上に係止部と併存させず、別途に設けられた解除レバーの外端部に設けるようにし、かつ解除レバーを係止部付近において、ロックアームとスポット的に連係させて係止部の解除変位を可能にしたから、良好な操作性を維持しつつ、ロックアームの短尺化ひいてはコネクタハウジングの小型化が可能となった。
請求項1の発明によると、操作部をロックアーム上に係止部と併存させず、別途に設けられた解除レバーの外端部に設けるようにし、かつ解除レバーを係止部付近において、ロックアームとスポット的に連係させて係止部の解除変位を可能にしたから、良好な操作性を維持しつつ、ロックアームの短尺化ひいてはコネクタハウジングの小型化が可能となった。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によると、ロックアームと解除レバーとが連係部において直結されているため、操作部からの操作力を確実に伝達することが可能となる。
請求項2の発明によると、ロックアームと解除レバーとが連係部において直結されているため、操作部からの操作力を確実に伝達することが可能となる。
<請求項3の発明>
ところで、操作部を操作しながら両コネクタハウジングの嵌合を行うと、ロックアームの戻り時にロックアームがコネクタハウジングの外面を叩きつける打圧音を聞くことができなくなり、正規嵌合状態の確認を行うことができなくなるおそれがある。しかし、請求項3の発明によれば、操作部の操作を伴って、コネクタハウジング同士の嵌合を行うという不正な作業がなされると、解除レバーの先端部が持ち上がって、フード部の開口縁に干渉し、コネクタハウジング同士の嵌合を不能にする。したがって、ロックアームが相手側コネクタハウジングを叩きつける打圧音を聞くことで、嵌合動作が完了したことを確実に知ることができる。
ところで、操作部を操作しながら両コネクタハウジングの嵌合を行うと、ロックアームの戻り時にロックアームがコネクタハウジングの外面を叩きつける打圧音を聞くことができなくなり、正規嵌合状態の確認を行うことができなくなるおそれがある。しかし、請求項3の発明によれば、操作部の操作を伴って、コネクタハウジング同士の嵌合を行うという不正な作業がなされると、解除レバーの先端部が持ち上がって、フード部の開口縁に干渉し、コネクタハウジング同士の嵌合を不能にする。したがって、ロックアームが相手側コネクタハウジングを叩きつける打圧音を聞くことで、嵌合動作が完了したことを確実に知ることができる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によると、解除レバーの自由端が相手側コネクタハウジングのフード部の内面に当接して支点部として機能するため、係止部は被係止部との係止状態が解放されて、両コネクタハウジングのロック解除を行うことができる。
請求項4の発明によると、解除レバーの自由端が相手側コネクタハウジングのフード部の内面に当接して支点部として機能するため、係止部は被係止部との係止状態が解放されて、両コネクタハウジングのロック解除を行うことができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。尚、以下の説明において、上下方向とは図1における上下方向とし、幅方向とは図8における横方向とし、前後方向とは図8における紙面に直交する向きとし、嵌合面側を前方向とする。
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。尚、以下の説明において、上下方向とは図1における上下方向とし、幅方向とは図8における横方向とし、前後方向とは図8における紙面に直交する向きとし、嵌合面側を前方向とする。
本実施形態におけるコネクタは、互いに嵌合可能な雄コネクタと雌コネクタとから構成されている。
雄コネクタは、合成樹脂製の雄コネクタハウジング20(以下、単に雄ハウジング20という)を有し、横長断面の略ブロック状の雄端子収容部21と、その前面部分に一体的に突出形成されたフード部22とから構成されている。雄端子収容部21は、前後方向に開口したキャビティ23が形成され、12個のキャビティ23が上下2段に分かれて各6個ずつ一定の間隔をおいて、幅方向および上下方向に整列して配されている。そして、雄端子30はキャビティ23の後方から挿入されると、雄端子30の端子接触部32がフード部22の奥から突き出た状態となるとともにキャビティ23内部のランス29によって係止され、抜け止め状態となる。また、雄ハウジング20の下面には機器本体との固定を行う取り付け部24が形成されている。取り付け部24はスライド式のロック構造となっており、機器本体のブラケットに設けられた係止孔(図示しない)に係止可能な係止突部25が中央部分に設けられている。
雄コネクタは、合成樹脂製の雄コネクタハウジング20(以下、単に雄ハウジング20という)を有し、横長断面の略ブロック状の雄端子収容部21と、その前面部分に一体的に突出形成されたフード部22とから構成されている。雄端子収容部21は、前後方向に開口したキャビティ23が形成され、12個のキャビティ23が上下2段に分かれて各6個ずつ一定の間隔をおいて、幅方向および上下方向に整列して配されている。そして、雄端子30はキャビティ23の後方から挿入されると、雄端子30の端子接触部32がフード部22の奥から突き出た状態となるとともにキャビティ23内部のランス29によって係止され、抜け止め状態となる。また、雄ハウジング20の下面には機器本体との固定を行う取り付け部24が形成されている。取り付け部24はスライド式のロック構造となっており、機器本体のブラケットに設けられた係止孔(図示しない)に係止可能な係止突部25が中央部分に設けられている。
一方、雄端子収容部21の前後方向における略中央部分には、サイドタイプのリテーナ27が上面側から装着可能となっている。リテーナ27は、係止突部28を有し、仮係止位置と本係止位置との間を上下方向に移動可能とされ、仮係止位置においては、係止突部28がキャビティ23から待避した状態にあって、雄端子30の挿抜を許容可能とするのに対し、本係止位置においては、キャビティ23内に進入して、係止突部28が雄端子30に係止して、雄端子30の抜け止めを行うようにされている。
フード部22の内側における上面前端でかつ幅方向における中央部分には、後述するロックアーム2との係止を行う被係止部6が一体形成されている。被係止部6は、前端下部は僅かに角が削られている一方、後面部分は前方へ向けて急な上り勾配をなす被係止面6Aとなっている。被係止部6の幅方向両側には、保護壁26がフード部22の前後方向に亘って下向きに突出形成されており、その前端下部は角が取れて丸みを帯びた形状をしている。
雌コネクタは、合成樹脂製の雌コネクタハウジング1(以下、単に雌ハウジング1という)を有し、横長断面の略ブロック状の雌端子収容部11が設けられている。雌端子収容部11は、雄端子31の位置に対応して、図示12個のキャビティ12が上下2段に分かれて各6個ずつ前後方向に開口して形成され、雌端子31が後方から挿入可能とされている。キャビティ12の底面前方には、ランス14が突出して形成されている。雌端子31はキャビティ12内に進入し、ランス14を撓ませつつ正規の挿入位置にまで到達すると、ランス14が弾性復帰して係止される。
一方、雌端子収容部11の前後方向における略中央部分には、雌ハウジング1の下面側からサイドタイプのリテーナ13が装着可能となっている。リテーナ13は、各キャビティ12の位置に対応して雌端子31との係止を行う係止突部15を有し、雌ハウジング1に装着すると、仮係止位置と本係止位置との間を移動可能とされ、仮係止位置においては、係止突部15がキャビティ12から待避した状態にあって、雌端子31の挿抜を許容可能とするのに対し、本係止位置においては、キャビティ12内に進入し、係止突部15が雌端子31に係止して、抜け止めを行うようにされている。
次に、両ハウジングのロック構造について説明する。雌端子収容部11の上面には、ロックアーム2が、前後方向に形成されている。ロックアーム2は、前後方向に長い1本のアームを有し、アームの両端が固定された両持梁状となって上下方向に撓み変位可能である。また、ロックアーム2の幅方向両側には、一対の案内壁16,16が前後方向に形成されており、両ハウジング1,20を嵌合する際には、案内壁16の内側面と保護壁26の外側面とが摺接することで、両ハウジング1,20の嵌合動作を案内可能としている。この案内壁16は、ロックアーム2の後端付近で一旦外側へ湾曲した後、雌端子収容部11上面の幅方向両端で前後方向に形成された規制壁18と連結されている。そして、連結箇所より後方部分においては、アーチ部17が、雌端子収容部11上面から膨出形成されており、後述する解除レバー7の操作部8が不用意に操作されるのを規制している。
ロックアーム2は詳細には、雌端子収容部11上面の幅方向中央部分で、かつ前後方向における後方部分から第1基端部3が一体的に立ち上げられ、前方に向かって平行姿勢を取りながら雌端子収容部11の前端部分まで延出されている。その前端部分は幅方向両側に拡幅形成されており、その拡幅部分において雌端子収容部11の上面から一体的に立ち上げられた一対の第2基端部4,4によってそれぞれ固定されている。ロックアーム2の上面略中央部分には、略ブロック状の係止部5が突出して形成されている。係止部5の前面は後方に向かって急な上り勾配となった突き当て面5Aとされ、後面は僅かに後傾気味に形成された係止面5Bとされている。また、係止部5の上面は、突き当て面5Aおよび係止面5Bと直角をなし、前方に向かってやや上り勾配をなす傾斜面5Cとなっている。突き当て面5Aは、両ハウジング1,20の嵌合途中において、被係止部6の前面に当接し、嵌合動作が一旦停止するようにされているが、被係止部6の前面と突き当て面5Aとの嵌合抵抗を越える嵌合操作力、つまり、雌雄のコネクタ間の摩擦力を上回るような嵌合操作力が加わると、係止部5は被係止部6との係止を解除して、慣性力によって一気に正規の嵌合状態にまで至らしめるような設定となっている。また、傾斜面5Cの前縁および後縁は、角が取れて丸みを帯びた形状となっている。
また、ロックアーム2の幅方向両側に隣接して、ロックアーム2の解除操作を行う解除レバー7が前後方向に形成されている。解除レバー7は一対の解除アーム7A,7Aを有し、略中央部分で係止部5の幅方向両側下部と連結されている。この連結部分は連係部9とされ、ロックアーム2の解除操作時においては、係止部5を上下方向に変位させる作用点として機能している。また連係部9は、両ハウジング1,20の嵌合前においては、解除レバー7がロックアーム2とは独立した揺動動作をとる支点としての機能も有している。そして、一対の解除アーム7A,7Aの後端同士は、アーチ部17の下方部分において後方へ向けて幅が広くなるように形成された後、操作部8によって連結されている。操作部8は、雌端子収容部11上面の後端縁部付近において後端縁からはみ出さないように位置し、指で引掛けやすいように、後端部分に段差部が設けられて一段高く形成されている。また、解除レバー7は、両ハウジング1,20の嵌合操作前において操作部8を押し下げるような想定外の不正な操作がなされた場合には、解除アーム7Aの前端部分が持ち上がり、フード部22の開口縁に当接することで、雌端子収容部11がフード部22内への進入を許容しないように設定されている。
解除アーム7Aの先端上縁部分は、両ハウジング1,20の嵌合完了状態において、操作部8を押圧することにより、雄ハウジング20のフード部22の内側に当接する支点部10とされている。また、解除アーム7Aの連係部9より後方下面部分は、操作部8の押圧操作により雌端子収容部11の上面との接触を回避するため、後方に向けて上方に湾曲した形状となっている。
続いて、本実施形態の作用および効果を説明する。まず、両ハウジング1,20の嵌合作業について説明する。雌ハウジング1に対して雌端子31をキャビティ12の後方から挿入する。このとき、雌端子31は、キャビティ12の下面に設けられたランス14を撓み変形させつつ進入し、正規の嵌合位置に到達すると、ランス14が弾性復帰し一次係止される。さらに、雌端子31は、雌端子収容部11にあらかじめ仮係止状態で装着されたサイドタイプのリテーナ13を仮係止位置から本係止位置へと移動させることで本係止されて、二重に抜け止めされた状態となる。なお上記作業は、雄ハウジング20に雄端子30を組み付ける際にも同様に適用される。
次に、雌ハウジング1を雄ハウジング20のフード部22内に挿入する。このとき、案内壁16の内側面と保護壁26の外側面とが摺接するようにして挿入することで、上下反転等の誤嵌合を規制可能としている。こうして挿入していくと、図2に示すように、係止部5の突き当て面5Aが被係止部6の前面に当接して嵌合抵抗が発生し、両ハウジング1,20の嵌合動作が一旦規制される。
このとき、作業者が解除レバー7の操作部8を押圧しながら両ハウジング1,20の嵌合操作を行っても、図5に示すように、解除レバー7の前端部分が連係部9を支点として持ち上がり、フード部22の開口縁に突き当たるため、慣性ロックの作用を生じさせることなく嵌合操作を可能にしてしまう不正な作業を回避することができる。
被係止部6の前面と突き当て面5Aとの嵌合抵抗を越える嵌合操作力が加えられると、係止部5は一気に下方へ変位し、嵌合方向への規制が解除されて、嵌合抵抗が消失する。すると、両ハウジング1,20に付与されていた嵌合操作力が両ハウジング1,20を嵌合方向に接近させる大きな慣性力として作用する。係止部5が被係止部6の下部を潜りつつ通過すると弾性復帰し、係止部5の後面と被係止面6Aとが係止することで嵌合状態がロックされる。
次に、両ハウジング1,20の嵌合状態を解除する手順について説明する。嵌合状態を解除するためには、操作部8を指で押し下げる。すると、解除レバー7の支点部10がフード部22の内側下面に当接するため、連係部9が、揺動軌跡を描きながら下方へ変位するとともに、係止部5も連係部9によって、下方へ変位する。操作部8が雌端子収容部11の上面に当接するまで押し下げられた結果、係止部5と被係止部6との係止状態は解除されて、係止部5の上端縁が被係止部6の下面とほぼ同じ高さとなるように設定されている。このとき、ロックアーム2のアームは弾性的に撓み変形した状態にあるため、操作部8を指で押さえた状態のまま、両ハウジング1,20を引き離す。係止部5が被係止部6の下を通過して、フード部22の外部に出ると、両ハウジング1,20の嵌合状態が解除される。
以上のように、本実施形態によると、操作部8をロックアーム2上に係止部5と併存させず、別途に設けられた解除レバー7の外端部に設けるようにし、かつ解除レバー7を係止部5付近において、ロックアーム2とスポット的に連係させて係止部5の解除変位を可能にしたから、良好な操作性を維持しつつ、ロックアーム2の短尺化ひいては雌ハウジング1の小型化が可能となった。また、解除レバー7がロックアーム2とは独立して揺動動作をとるように連係部9を設けて、嵌合前に解除レバー7の操作部8を押圧した状態では、フード部22の開口縁に当接して、雌端子収容部11をフード部22内に進入することができないようにしたから、慣性ロックの作用を生じさせることなく嵌合操作を可能にしてしまう不正な作業を規制することが可能となった。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、連係部は、ロックアームと解除レバーとが直接連結されたものを示したが、必ずしも連結されるものでなくてもよく、例えば、常には切り離し状態にあるが、操作部の操作によって相互に係止し合うようにして連動可能となる関係であってもよい。
(2)実施形態1では、コネクタハウジングのロック解除時の支点が雄コネクタハウジングに形成されるものを示したが、雌コネクタハウジングにおいて、係止部より前方位置で雌コネクタハウジングの上面に解除レバーの前端が連結した部分を支点としてもよい。
1…雌コネクタハウジング
2…ロックアーム
3…第1基端部
4…第2基端部
5…係止部
6…被係止部
7…解除レバー
8…操作部
9…連係部
10…支点部
20…雄コネクタハウジング
2…ロックアーム
3…第1基端部
4…第2基端部
5…係止部
6…被係止部
7…解除レバー
8…操作部
9…連係部
10…支点部
20…雄コネクタハウジング
Claims (4)
- 相互に嵌合可能なコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングには両持梁状のロックアームが設けられ、このロックアームにおける両基端部の途中にロックアームの長手方向とほぼ直交する方向に変位可能な係止部が設けられるとともに、他方のコネクタハウジングには前記係止部と係止可能な被係止部が設けられることで、前記両コネクタハウジングを正規嵌合状態にロックするコネクタにおいて、
前記一方のコネクタハウジングには、前記ロックアームによるロック状態を解除するための解除レバーが設けられ、かつこの解除レバーは、前記一方のコネクタハウジングの外端部周辺に配される操作部と、前記係止部付近に連係箇所を有し、前記解除レバーを前記ロックアームと連動可能とする連係部と、前記操作部を操作したときに、前記係止部が前記被係止部との係止を解除する方向へ変位させるように前記連係部を作用させ、かつ前記操作部および前記連係部とともに力学的てこを構成する支点部とが備えられていることを特徴とするコネクタ。 - 前記連係部は、前記解除レバーが前記係止部付近で前記ロックアームと直結された構成であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記解除レバーは前記連係部より先端側を自由端とし、前記操作部を操作しながら両コネクタハウジングを嵌合する際には、前記連係部を中心として持ち上がり変位した前記自由端側が相手側コネクタハウジングのフード部の開口縁に干渉可能とすることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
- 前記解除レバーは前記連係部より先端側を自由端とし、両コネクタハウジングの嵌合状態で操作部を操作すると、前記自由端は前記連係部を中心として持ち上がり変位して相手側コネクタハウジングのフード部の内面に当接することで、前記支点部となることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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2004
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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