JP2006144365A - 車両用予測制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両の利便性を一層向上させることができる車両用予測制御装置を提供する。
【解決手段】 予測制御部4は、メモリ4aに記録された時間情報に基づき、自動施解錠システム6が動作される頻度が低い時間帯でのリクエスト信号の送信周期を、該自動施解錠システム6が動作される頻度が高い時間帯よりも短く設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザの行動に即したシステム制御を行う車両用予測制御装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載されるような車両用施解錠制御システムが提案されている。この種の車両用施解錠制御システムは、ユーザに所持される携帯機と、車両に配設される車載装置との間で相互通信が自動的に行われる。そして、該相互通信が確立したことを条件としてドア錠が自動的に解錠され、該相互通信が確立できなくなったことを条件としてドア錠が自動的に施錠される。詳しくは、車載装置は車両外部にリクエスト信号を送信するようになっており、携帯機はそのリクエスト信号を受信すると自身に設定されたIDコードを含む応答信号を返信する。車載装置は、その応答信号を受信すると、自身に設定されたIDコードと、応答信号に含まれるIDコードとの比較(IDコード照合)を行い、該IDコード同士が一致した際に、携帯機との相互通信が確立したと判断する。このため、ユーザは車両に近づくだけでドア錠を自動的に解錠させることができ、車両から離間するだけでドア錠を自動的に施錠させることができる。すなわち、ユーザは、何ら操作を行うことなくドア錠の施解錠を行うことができるため、車両の利便性が高くなる。
このような車両用施解錠制御システムに代表されるように、従来、自動車においては、その基本性能や安全性の向上はもとより、利便性の向上が図られている。
特開2001−311333号公報
しかしながら、近年では、更なる車両の利便性の向上が要求されており、こうした要求に応えることが大きな課題となっている。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の利便性を一層向上させることができる車両用予測制御装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両内に配設され、該車両のユーザの行動履歴を記録する記録手段と、該行動履歴に基づいてユーザの行動予測を行い、予測した行動と対応する車両内システムを制御する予測制御手段とを備えることを要旨とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用予測制御装置において、前記記録手段は前記行動履歴を随時更新し、前記予測制御手段は、その更新された行動履歴に基づいてユーザの行動を予測することを要旨とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の車両用予測制御装置において、前記行動履歴は、ユーザの行動内容と、該行動が行われた日付、曜日及び時刻からなる時間情報と、ユーザを特定するユーザ情報とを含み、前記予測制御手段は、前記行動履歴からユーザの行動パターンを予測し、該予測した行動パターンに基づいて次に行われる行動と対応する車両内システムを制御することを要旨とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の車両用予測制御装置において、前記車両内システムは、通信機能を有する携帯機に所定の無線信号を送信し、該無線信号に応答して前記携帯機から送信される応答信号を受信したことを条件としてドア錠を自動的に解錠する自動施解錠システムを含み、前記予測制御手段は、前記記録手段に記録された時間情報に基づき、前記自動施解錠システムが動作される頻度が低い日付や曜日における時間帯での前記無線信号の送信頻度を、該自動施解錠システムが動作される頻度が高い日付や曜日における時間帯よりも低く設定することを要旨とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用予測制御装置において、前記予測制御手段には、予測制御を行う前記車両内システムが動作するために必要な入力信号の全てが入力され、該予測制御手段は、該車両内システムが動作する際に、その車両内システムに必要な入力信号を出力する入力信号管理制御を行うことを要旨とする。
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、ユーザの行動に先んじて車両内システムが制御されるため、ユーザにとって最適なシステムの制御が可能となり、車両の利便性が一層向上する。例えば、前記背景技術に示した車両用施解錠制御システムを車両内システムとして適用した場合、ユーザによるドア錠の解錠履歴を、その解錠の年月日、曜日及び時刻などの時間情報と対応付けて行動履歴として記録手段に記録させる。そして、該行動履歴に基づき、頻繁にドア錠が解錠される時間帯には短い送信周期でリクエスト信号を送信させ、それほど頻繁にドア錠が解錠されない時間帯には長い送信周期でリクエスト信号を送信させるように予測制御手段によって車両用施解錠制御システムを制御する。このようにすれば、車両の無駄な電力消費を抑制しつつ、ユーザにとって最適な操作環境が実現される。よって、バッテリ切れなどが生じにくくなり、車両の利便性が一層向上することとなる。
請求項2に記載の発明によると、ユーザの行動履歴が随時更新されるため、ユーザの行動パターンが変化した際に、予測制御手段は、その変化に合わせてユーザの行動を予測することとなる。すなわち、ユーザにとって最適な操作環境の更新が常に行われることとなり、車両の利便性がより一層向上することとなる。
請求項3に記載の発明によると、季節や曜日、時間帯などによってユーザの行動パターンに変化が生じる場合においても、予測制御手段はこうした変化に対応してユーザの行動を予測可能となる。このため、予測制御手段の予測精度が高くなり、ユーザにとって最適な操作環境がより確実に実現される。しかも、行動履歴にはユーザを特定するユーザ情報が含まれているため、予測制御手段は、該ユーザ情報に基づき、ユーザ別の予測を行うことが可能となる。よって、車両のユーザが変更した場合にも、該ユーザにとって最適な操作環境が実現される。
請求項4に記載の発明によると、自動施解錠システムが動作される頻度が低い日付や曜日における時間帯においては、該自動施解錠システムが動作される頻度が高い日付や曜日における時間帯よりも無線信号の送信頻度が低くなる。このため、無線信号の無駄な送信が抑制され、車両の電力消費量が低く抑えられる。しかも、自動施解錠システムが動作される頻度が高いときには無線信号の送信頻度が高くなるため、携帯機を所持するユーザがドアに近づいてからドア錠が解錠されるまでの時間が短くなり、利便性が損なわれることもない。
請求項5に記載の発明によると、予測制御を行う車両内システムが動作するために必要な入力信号の全てが予測制御手段によって一括管理されるため、車両内システムは常に入力信号の有無を監視する必要がない。それゆえ、予測制御手段は、各種入力信号に基づき、必要なときのみに車両内システムを起動させることが可能となる。よって、車両内システムは、動作が不要な状態においては停止または電力消費量が少ない待機モードとなることが可能となり、車両の電力消費量を低減させることが可能となる。
本発明によれば、車両の利便性を一層向上させることができる車両用予測制御装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、車両内に配設された車両制御システム1は、予測制御装置2を備えている。
<予測制御装置2の構成>
予測制御装置2は、入力インターフェイス部3と、予測制御手段としての予測制御部4と、通信インターフェイス部5とを備えている。
入力インターフェイス部3及び通信インターフェイス部5は、予測制御部4に電気的に接続されている。
入力インターフェイス部3には種々の情報を含む各種入力信号が入力され、該入力インターフェイス部3はそれら入力された各種入力信号を予測制御部4に出力する。ここで、各種入力信号の具体例を以下に列挙する。
・室内温度を示す室温信号。
・空調装置(エアーコンディショナ16)の風量等のモード設定状態を示す空調モード信号。
・空調装置の吹き出し口の向きなどを示す風向信号。
・シートポジションを示すシート位置信号。
・ステアリングポジションを示すステアリング位置信号。
・ドアミラーやルームミラーなどのミラーポジションを示すミラー位置信号。
・オーディオの選曲・選局情報や音量を示すオーディオ信号。
・ドアカーテシスイッチのON/OFF状態を示すドア開閉信号。
・座席への着座状態を示す着座信号。
・シートベルトの装着有無を示すシートベルト状態信号。
・シフトポジションを示すシフト位置信号。
・パーキングブレーキの状態を示すブレーキ信号。
・車両内に設けられたエンジン始動操作部の操作状態を示すエンジン操作信号。
・ウインドウガラスの開閉位置を示す窓開閉位置信号。
なお、入力信号は、車両の状態を示す信号であれば、上記列挙したものに限定されるものではない。
予測制御部4は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、記録手段としての不揮発性のメモリ4aを備えている。メモリ4aには、ユーザに所持される携帯機に設定された1つまたは複数のIDコードが記録されている。また、メモリ4aは、該IDコードと対応する行動履歴を、日付(年月日)、曜日及び時刻からなる時間情報に対応付けした状態で記録可能となっている。具体的には、メモリ4aは、ドア錠の解錠、開閉されたドア位置、着座位置、シートポジション、ミラーポジション、ステアリングポジション、温度・空調モード設定状態、室内空調の風向、ウインドウの開閉、オーディオ等のアクセサリ部品の動作状態、開閉操作されたドア位置、ドアの開閉から車両走行までの操作手順、灰皿やカップホルダ等の室内備品の操作状態などの行動履歴を、IDコード別に、日付、曜日及び時刻に対応付けした状態で行動履歴として記録可能となっている。また、メモリ4aは、所定期間(例えば1年)内における行動履歴を記録し、該所定期間を過ぎた後は、記録されている行動履歴のうちで最も古い時間情報及び行動履歴を最新の行動履歴に更新していくようになっている。
予測制御部4には、車両内に配設された種々の車両内システムと通信インターフェイス部5を介して電気的に接続されている。本実施形態において予測制御部4には、自動施解錠システム6、運転姿勢調整装置11、案内装置12、備品駆動装置13、エンジン制御部14、ウインドウ装置15、空調制御システムとしてのエアーコンディショナ16及びオーディオ装置17といった車両内システム6,11〜17が電気的に接続されている。すなわち、予測制御部4は、通信インターフェイス部5を介して各種車両内システム6,11〜17と通信可能となっている。そして、予測制御部4は、入力インターフェイス部3から入力される各種入力信号を統括的に管理するとともに、各種車両内システム6,11〜17の動作に必要な入力信号を選別して出力する入力信号管理制御を行う。具体的には、予測制御部4は、後述する各種予測制御時においては各種車両内システム6,11〜17に対応する入力信号を能動的に出力し、各種車両内システム6,11〜17から入力信号の要求があった場合には該要求に応じて対応する入力信号を出力するようになっている。
<自動施解錠システム6の構成>
自動施解錠システム6は、照合制御部7、送受信部8及びドアロック装置9を備えている。
送受信部8は、前記携帯機と相互通信可能となっており、照合制御部7からリクエスト信号が入力されると、該リクエスト信号を所定周波数(ここでは134kHz)の電波に変調して車両外部の所定領域に送信する。また、送受信部8は、所定周波数(ここでは300MHz)の電波を受信した際に、その電波をパルス信号に復調して照合制御部7に出力する。なお、本実施形態において、リクエスト信号が送信される車両外部の所定領域とは、運転席ドアの外部周辺領域、助手席ドアの外部周辺領域、運転席側後席ドアの外部周辺領域、及び助手席側後席ドアの外部周辺領域を示す。
ドアロック装置9は、照合制御部7から解錠駆動信号が入力されるとドア錠アクチュエータを駆動してドア錠を解錠させ、照合制御部7から施錠駆動信号が入力されるとドア錠アクチュエータを駆動してドア錠を施錠させる。そして、ドアロック装置9は、ドア錠の施解錠を完了すると、その旨を示す施解錠状態信号を照合制御部7に出力する。
照合制御部7は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、ユーザに所持される携帯機に設定されたIDコードを記録している。こうした照合制御部7は、送受信部8及びドアロック装置9の制御を行う。
詳しくは、照合制御部7は、予測制御装置2から入力される照合制御信号に基づいてリクエスト信号の送信制御を行い、予測制御装置2から入力されるドア開閉信号と、送受信部8を介した携帯機との通信有無とに基づき、ドア錠の施解錠制御を行う。
具体的には、照合制御部7は、予測制御装置2から照合制御信号が入力されると、その照合制御信号に基づき、所定の間欠周期(送信周期)でリクエスト信号を送受信部8に出力し、該リクエスト信号を車両外部の所定領域(各ドアの周辺及びトランクの周辺)に送信させる(送信制御)。
そして、該リクエスト信号に応答して送信された携帯機からの応答信号を示すパルス信号が送受信部8から入力されると、照合制御部7は、該パルス信号に含まれるIDコードと、自身に記録されたIDコードとの比較(ID照合)を行い、該ID照合が一致した際に解錠駆動信号をドアロック装置9に出力してドア錠を解錠させる。このため、携帯機を所持するユーザは、車両に近づいて携帯機と自動施解錠システム6との相互通信を成立させることにより、何ら操作を行うことなくドア錠を自動的に解錠させることができる。なお、本実施形態において照合制御部7は、ドアの周辺に送信したリクエスト信号に応答して送信されて携帯機からの応答信号に基づいてID照合が成立した際に、ドア錠を解錠させるようになっている。また、照合制御部7は、トランクの周辺に送信したリクエスト信号に応答して送信された携帯機からの応答信号に基づいてID照合が成立した際には、トランクを自動的に開放するようになっている。
これに対し、ドア錠が解錠状態にあり且つ予測制御装置2からドアが閉状態である旨を示すドア開閉信号が入力された状態において該ID照合が一致しない場合には、照合制御部7は、施錠駆動信号をドアロック装置9に出力してドア錠を施錠させる(施解錠制御)。このため、ユーザが車両から離間すると携帯機と照合制御部7との間での相互通信が不能となってID照合が一致しなくなることから、ユーザが車両から離間するだけで、何ら操作を行うことなくドア錠を自動的に施錠させることができる。
また、照合制御部7は、ドア錠を施解錠した旨がドアロック装置9から入力されると、その旨を示す施解錠完了信号を予測制御装置2に出力する。このため、予測制御装置2の予測制御部4は、該施解錠完了信号の入力に基づいてドア錠の施解錠状態を認識可能となる。さらに、照合制御部7は、ドア錠を解錠した旨がドアロック装置9から入力されると、該解錠に用いられたIDコード(照合一致したIDコード)を予測制御装置2に出力する。このため、予測制御部4は、該IDコードに基づいてドア錠の解錠に用いられたIDコードを認識可能となり、ひいてはユーザの特定を行うことが可能となる。
<その他の車両内システム11〜17の構成>
運転姿勢調整装置11は、シート調整装置、ステアリング調整装置及びミラー調整装置によって構成されている。この運転姿勢調整装置11は、それぞれ図示しない操作スイッチが操作された際にモータ等のアクチュエータを駆動させ、該アクチュエータの駆動により、シート、ステアリングホイール及びミラーの位置を調整可能となっている。また、運転姿勢調整装置11は、予測制御装置2から入力される姿勢調整制御信号とシート位置信号、ステアリング位置信号及びミラー位置信号とに基づいて姿勢調整制御が必要と判断すると、操作スイッチの操作有無に拘わらず、該入力信号に基づいてアクチュエータを駆動させ、シート、ステアリングホイール及びミラーの位置を自動的に調整する。
案内装置12は、車両室内に設けられたスピーカや照明機器を備え、予測制御装置2から入力される案内制御信号に基づいて該スピーカや照明機器を作動させる。本実施形態において照明機器は、エンジン始動操作部、シフト装置、パーキングブレーキ操作部などを照明可能となっている。そして、例えば予測制御装置2からエンジン始動操作を案内する旨の案内制御信号が入力されると、案内装置12は、スピーカから「エンジン始動待機状態です。」といった音声案内を行うとともに、エンジン始動操作部を照明機器によって照明する。このため、ユーザは、エンジンの始動操作を案内に基づいて容易に行うことが可能となる。
備品駆動装置13は、予測制御装置2から入力される備品制御信号に基づき、ダッシュボードやセンターコンソール等に設けられた灰皿やカップホルダなどを自動的に開閉させる装置である。
エンジン制御部14は、エンジン始動操作部により始動操作が行われた旨を示すエンジン操作信号が予測制御装置2から入力されたことを条件として、燃料噴射制御や点火制御などを行ってエンジンを駆動させる。一方、エンジン制御部14は、エンジン始動操作部により停止操作が行われた旨を示すエンジン操作信号が予測制御装置2から入力されたことを条件として、燃料噴射制御や点火制御などを停止してエンジンを停止させる。また、エンジン制御部14は、イグニッションパルスやオルタネータ出力などに基づいてエンジンの駆動状態を検出し、エンジンが駆動していると判断したときに予測制御装置2に対して完爆信号を出力する。このため、予測制御装置2の予測制御部4は、該完爆信号の入力有無に基づいてエンジンの駆動状態を認識可能となる。
ウインドウ装置15は、図示しないドアに設けられたウインドウ操作部が操作された際にモータ等のアクチュエータを駆動させ、該アクチュエータの駆動により、ウインドウガラスの開閉可能となっている。また、ウインドウ装置15は、予測制御装置2から入力される窓制御信号及び窓開閉位置信号に基づいてウインドウガラスの開閉動作が必要と判断した場合には、ウインドウ操作部の操作有無に拘わらず、窓制御信号及び窓開閉位置信号に基づいてアクチュエータを駆動させ、ウインドウガラスの開閉動作を行う。
エアーコンディショナ16は、車両に設けられた空調装置であり、センタークラスタ等に設けられた空調操作部が操作された際に圧縮機等を作動させ、室内温度を調整する。また、エアーコンディショナ16の制御部は、予測制御装置2から入力される空調制御信号及び室温信号に基づいて空調制御が必要と判断した場合には、空調操作部の操作有無に拘わらず、その空調制御信号に基づいて圧縮機等を作動させる。なお、空調制御信号には風向情報が含まれており、エアーコンディショナ16の制御部は、該風向情報に基づいて風向制御が必要と判断した場合には、噴き出し口に設けられた風向調整用アクチュエータを駆動して風向を自動的に調整する。
オーディオ装置17は、センタークラスタ等に設けられたオーディオ操作部が操作されることで作動する。また、オーディオ装置17の制御部は、予測制御装置2から入力されるオーディオ制御信号に基づいてオーディオ制御が必要と判断した場合には、オーディオ操作部の操作有無に拘わらず、そのオーディオ制御信号に基づいてオーディオ制御を行う。なお、本実施形態においてオーディオ装置17の制御部は、モード選択(ラジオモード、ミニディスク(MD)モード、コンパクトディスク(CD)モード、カセットテープモード、テレビジョン(TV)モード、ナビゲーションモード等の選択)や、音量調整などを自動的に行う。
<予測制御部4による予測制御態様>
前記予測制御部4は、入力インターフェイス部3から入力される各種入力信号、メモリ4aに記録された行動履歴、及び各種車両内システム6,11〜17との通信に基づき、それぞれ対応する制御信号を、通信インターフェイス部5を介して各種車両内システム6,11〜17に出力する予測制御を行う。本実施形態において予測制御部4は、予測制御としてドア錠の自動解錠制御、操作補助制御、空調制御及びアクセサリ制御を行うようになっている。そこで、予測制御部4によって行われる各種制御を、図2〜図5を用いて詳述する。なお、本実施形態において自動解錠制御及び操作補助制御は図2に示すフローチャートに従って処理され、空調制御及びアクセサリ制御は図5に示すフローチャートに従って処理される。
(自動解錠制御)
予測制御部4は、ユーザが車両に搭乗する前においては自動解錠制御を行い、搭乗初期時においては操作補助制御を行う。
図2に示すように、予測制御部4は、まずステップS1においてドア錠が施錠状態であるか否かを判断する。その結果、ドア錠が解錠状態であれば、後述するステップS7の処理へ移行し、ドア錠が施錠状態であればステップS2の処理に移行する。
ステップS2において予測制御部4は、ユーザの解錠履歴を示すデータ(解錠データ)がメモリ4aに記録されているか否かを判断する。そして、該解錠データがメモリ4aに記録されている場合、ステップS3において予測制御部4は、その解錠データに基づいてリクエスト信号の送信周期と、リクエスト信号を優先的に送信する車外送信領域とを設定する。詳しくは、予測制御部4は、メモリ4aに記録された解錠履歴を時間情報に基づいてグループ分けし、それらグループ毎の解錠頻度を求める。そして、予測制御部4は、現在の年月日、曜日及び時刻と対応する解錠頻度に基づいて該送信周期を決定するとともに、現在の年月日、曜日及び時刻に該当するグループにおいて最も高い頻度で開閉されたドア位置に基づいてリクエスト信号を優先的に送信する車外送信領域を決定する。ここでリクエスト信号の送信周期とはリクエスト信号の間欠周期を指し、該送信周期が短くなるほどリクエスト信号が頻繁に送信される。本実施形態においてリクエスト信号の送信周期は、図3に実線で示すように、解錠頻度が高くなるに従って短く設定され、解錠頻度が低くなるに従って長く設定されるようになっている。なお、ここでは解錠頻度と送信周期とが比例した例を示したが、例えば図3に2点鎖線で示すように、解錠頻度がある程度高くなったら、それ以降は同じ送信周期となるように設定されていてもよい。また、車外送信領域とは、運転席ドアの周辺領域、助手席ドアの周辺領域、運転席側後席ドアの周辺領域、助手席側後席ドアの周辺領域及びトランクの周辺領域のうちの少なくとも1つを示す。
具体例を挙げると、平日(月〜金曜日)における午前6時〜8時及び午後7時〜10時までの間に高い頻度でドア錠が解錠された履歴がメモリ4aに記録されている場合、予測制御部4は、平日においてはそれらの時間帯にリクエスト信号の送信周期を短く設定する(例えば200ミリ秒周期)。これに対し、その他の時間帯でほとんどドア錠が解錠されていない旨の履歴がメモリ4aに記録されている場合、予測制御部4は、それらの時間帯にはリクエスト信号の送信周期を長く設定する(例えば3秒周期)。また、各時間帯において運転席ドアが最も高い頻度で開閉操作されている場合、予測制御部4は、該運転席ドアの周辺領域にリクエスト信号を優先的に送信させるように車外送信領域の優先度を設定する。
なお、メモリ4aに記録される解錠データは曜日にも対応付けされていることから、本実施形態において予測制御部4は、休日(土・日曜日、祝祭日)においては休日における解錠頻度に基づいてリクエスト信号の送信周期を決定する。このため、平日と休日とで解錠頻度の高い時間帯が異なれば、同じ時間帯であってもリクエスト信号の送信周期が異なる周期に設定されることとなる。
さらには、該解錠データは年月日にも対応付けされていることから、本実施形態において予測制御部4は、季節に応じて解錠頻度を算出するようになっている。具体的には、4〜6月、7〜9月、10〜12月、1〜3月における解錠データをそれぞれグループ分けし、それらグループ毎の解錠頻度に基づいてリクエスト信号の送信周期を決定する。このため、例えば、2月の平日におけるある時間帯での解錠頻度と、8月の平日における該時間帯での解錠頻度とが異なる場合、平日の同じ時間帯であっても季節毎にリクエスト信号の送信周期が異なることとなる。なお、ここでは季節毎に4つのグループに分けた例を示したが、これに限らず、例えば月ごとにグループ分けされるようになっていてもよい。
一方、ステップS2において該解錠データがメモリ4aに記録されていない場合、予測制御部4は、ステップS4の処理へ移行し、リクエスト信号の送信周期を初期値に設定する。この初期値は予め設定された送信周期であり、本実施形態では、ユーザの利便性を重視して短い送信周期に設定されている。
続くステップS5において予測制御部4は、リクエスト信号の送信周期に応じて照合制御部7を起動する。つまり、予測制御部4は、決定した送信周期で前記照合制御信号を、通信インターフェイス部5を介して前記照合制御部7に出力する。照合制御部7は該照合制御信号が入力される度に起動して送受信部8からリクエスト信号を送信する。このため、解錠頻度が高い時間帯には短い送信周期で頻繁にリクエスト信号が送信され、解錠頻度が低い時間帯には長い送信周期でリクエスト信号が送信されることとなる。なお、本実施形態において予測制御部4は、ステップS3において所定の閾値よりも短い送信周期に決定した場合には、照合制御部7を常時起動させ、該閾値以上の長い送信周期に決定した場合には、照合制御信号を出力する度に照合制御部7を起動させるようになっている。詳しくは、前記閾値以上の長い送信周期に決定されている場合、照合制御部7は、リクエスト信号を送信しない状態においては、消費電力量が少ないスリープモードに設定されるようになっている。
続くステップS6において予測制御部4は、照合制御部7から入力される前記施解錠完了信号に基づき、ドア錠の解錠の有無を時間情報とともにメモリ4aに記録する。詳しくは、照合制御部7からドア錠を解錠した旨を示す施解錠完了信号(解錠完了信号)が入力された場合、予測制御部4は、該解錠された旨と、その年月日、曜日及び時刻とを対応付けした状態でメモリ4aに記録する。これに対し、照合制御部7から解錠完了信号が入力されない場合、予測制御部4は、メモリ4aに何も記録しない。このため、メモリ4aには、ドア錠が解錠された場合にのみ解錠履歴として記録されることとなる。
こうしたステップS1〜S6の処理を繰り返し行うことにより、予測制御部4は自動解錠制御を行う。
(操作補助制御)
ステップS1においてドア錠が解錠状態と判断した場合やステップS6の処理を完了した場合、予測制御部4は、ステップS7〜S12に示す操作補助制御を行う。
まず、ステップS7において予測制御部4は、入力インターフェイス部3から入力される入力信号(着座信号等)に基づき、乗員の有無を判断する。その結果、予測制御部4は、乗員検知(乗員あり)と判断されない場合にはここでの処理を一旦終了し、乗員検知と判断された場合にはステップS8の処理へ移行する。
ステップS8において予測制御部4は、ドア錠の解錠に用いられたIDコードを時間情報とともにメモリ4aに記録する。前述したようにドア錠が解錠されると照合制御部7から該解錠に用いられたIDコードが予測制御部4に入力されるため、予測制御部4は、入力されたIDコードをメモリ4aに記録するとともに、ステップS9においてユーザを特定する。通常、携帯機は同一人物によって所持されるため、予測制御部4は、該IDコードに基づいてユーザを特定する。
続くステップS10において予測制御部4は、特定したユーザの操作データがメモリ4aに記録されているか否かを判断する。詳しくは、予測制御部4は、特定したユーザのIDコードと対応付けされた操作データがメモリ4aに記録されているか否かを判断する。その結果、該操作データがメモリ4aに記録されている場合、予測制御部4はステップS11において操作制御を行う。そこで、ステップS11において行われる操作制御の態様例を図4を用いて詳述する。
まず、予測制御部4は、メモリ4aに記録された操作データに基づき、ユーザの搭乗直後の行動を予測する。予測制御部4は、入力インターフェイス部3からの入力信号や、通信インターフェイス部5を介した各種システム6,11〜17との通信等により、車両部品の動作状態や操作状態等を認識可能である。また、それら車両部品の状態を示すデータがIDコード及び時間情報とともにメモリ4aに記録されていることから、予測制御部4は、メモリ4aに記録された該データに基づいてユーザの搭乗直後の行動を予測する。より詳しくは、メモリ4aに記録された該データから、ユーザが最も頻繁に行う行動手順を選出し、それを予測行動として決定する。例えば、予測制御部4は、図4に示す予測行動An1〜An6をユーザの予測行動として決定した場合、これら予測行動に対応した操作アシストを行うようになっている。ここでは、「シートベルト装着操作(An1)」→「ウインドウ開操作(An2)」→「灰皿開操作(An3)」→「エンジン始動操作(An4)」→「シフト操作(An5)」→「パーキングブレーキ解除操作(An6)」の手順を予測制御部4が予測行動として決定した場合について説明する。
まず、特定したユーザのIDコードと対応するシートポジション、ミラーポジション及びステアリングポジションのうちの少なくとも1つがメモリ4aに記録されている場合、予測制御部4は、同図にAs1で示すように、それらポジションの自動調整を行う。すなわち、シートポジション、ミラーポジション及びステアリングポジションが、特定したユーザに最適な位置となるように自動的に調整される。このため、ユーザは、車両に搭乗しただけで、何ら操作を行うことなく最適なシートポジション、ミラーポジション及びステアリングポジションを得ることができる。
続いてAs2で示すように、予測制御部4は、予測行動An1(シートベルト装着操作)に対応して、シートベルトの装着操作案内を行う。具体的には、予測制御部4は、前記案内装置12に案内制御信号を出力し、スピーカによる音声案内やシートベルトを照明するなどして装着操作手順をユーザに案内する。
そして、予測制御部4は、入力インターフェイス部3からの入力信号(シートベルト状態信号)に基づいてシートベルトが装着されたことを認識すると、As3で示すように、予測行動An2(ウインドウ開操作)及び予測行動An3(灰皿開操作)に対応して、ウインドウ及び灰皿の自動開制御を行う。詳しくは、予測制御部4は、前記ウインドウ装置15に窓制御信号を出力してウインドウガラスを自動的に開動作させた後、前記備品駆動装置13に備品制御信号を出力して灰皿を自動的に開動作させる。
その後、As4で示すように、予測制御部4は、予測行動An4(エンジン始動操作)に対応して、エンジン始動操作案内を行う。具体的には、予測制御部4は、前記案内装置12に案内制御信号を出力し、スピーカによる音声案内やエンジン始動操作部を照明するなどしてエンジン始動操作手順をユーザに案内する。
そして、予測制御部4は、通信インターフェイス部5を介したエンジン制御部14との通信に基づいてエンジンが始動したことを認識すると、As5で示すように、予測行動An5(シフト操作)に対応して、シフト操作案内を行う。具体的には、予測制御部4は、案内装置12に案内制御信号を出力し、スピーカによる音声案内やシフト装置を照明するなどしてシフト操作手順をユーザに案内する。
そして、予測制御部4は、入力インターフェイス部3からの入力信号(シフト位置信号)に基づいてシフト装置が操作されたことを認識すると、As6で示すように、予測行動An6(パーキングブレーキ解除操作)に対応して、パーキングブレーキ解除操作案内を行う。具体的には、予測制御部4は、案内装置12に案内制御信号を出力し、スピーカによる音声案内やパーキングブレーキを照明するなどしてパーキングブレーキ解除手順をユーザに案内する。
こうした一連の操作制御が予測制御部4によって行われることにより、ユーザは、普段のルーチンで車両を操作する際、その操作を行う前に操作アシストが行われることとなるため、高い利便性を得ることができる。また、ユーザは、自らが行う操作手順を車両が案内してくれることにより、オーナーとしての満足感を得ることもできる。
そして、予測制御部4は、こうした操作制御を完了すると、ステップS12において実際の操作を時間情報とともにメモリ4aに記録する処理を行う。詳しくは、予測制御部4は、ステップS11において操作制御を行うものの、実際にはその操作手順どおりにユーザの操作が行われる場合と、異なる手順でユーザの操作が行われる場合とが考えられる。そこで、予測制御部4は、入力インターフェイス部3からの入力信号や各種車両内システム12〜16との通信などに基づき、実際に行われた操作をその操作が行われた時点での時間情報とともにメモリ4aに記録(更新)する。よって、次回の操作制御時においては、更新された操作データを鑑みた設定が行われることとなる。
したがって、本実施形態においては、案内装置12、備品駆動装置13及びウインドウ装置15が操作案内システムとして機能することとなる。
(空調制御)
予測制御部4は、エンジンが始動されると、図5にステップS21〜S23で示す空調制御及びステップS24〜S26で示すアクセサリ制御を順次行う。
まず、ステップS21において予測制御部4は、ユーザの空調調整履歴を示すデータ(空調データ)がメモリ4aに記録されているか否かを判断する。その結果、該空調データがメモリ4aに記録されている場合、ステップS22において予測制御部4は、その空調データに基づいて空調制御を行う。詳しくは、予測制御部4は、メモリ4aに記録された種々の空調調整状態のうち、最も高い頻度で設定された空調調整状態に基づいて空調制御を行う。
具体的には、例えば、予測制御部4は、8月の午前6時〜8時にエンジンが始動された場合での最も頻度の高い室内温度設定状態が「25℃」であると判断した際には、この時季のこの時間帯にエンジンが始動されると、室内温度が「25℃」となるように空調制御行う。また、予測制御部4は、2月の午前6時〜8時にエンジンが始動された場合での最も頻度の高い室内温度設定状態が「20℃」であると判断した際には、この時季のこの時間帯にエンジンが始動されると、室内温度が「20℃」となるように空調制御行う。そして、こうした空調制御を行う際、予測制御部4は、エアーコンディショナ16に空調制御信号を出力し、該エアーコンディショナ16を自動的に作動させるとともに、空調モード(冷房、暖房、送風等)、風量及び風向を自動的に設定する。なお、予測制御部4は、空調モード、風量及び風向についても、メモリ4aに記録された空調モード、風量データ及び風向データのうち、最も高い頻度で設定された空調モード、風量データ及び風向データに基づいて設定する。このため、ユーザは、エアーコンディショナ16の操作部を操作することなく自身にとって最も快適な室内温度状態にすることができ、車両の高い利便性を得ることができる。
そして、予測制御部4は、こうした空調制御を完了した場合、またはステップS21においてメモリ4aに空調データが記録されていないと判断した場合には、ステップS23において実際の空調データを時間情報とともにメモリ4aに記録する処理を行う。詳しくは、予測制御部4は、ステップS22において空調制御を行うものの、実際には異なる空調状態に手動設定される場合がある。そこで、予測制御部4は、入力インターフェイス部3からの入力信号(室温信号、空調モード信号、風向信号など)に基づき、実際に行われた操作をその操作が行われた時点での時間情報とともにメモリ4aに記録(更新)する。よって、次回の空調制御時においては、更新された空調データを鑑みた設定が行われることとなる。
(アクセサリ制御)
ステップS23の処理を完了すると、予測制御部4は、ステップS24〜S26に示すアクセサリ制御を行う。なお、本実施形態において予測制御部4は、アクセサリ制御としてオーディオ装置17の作動制御を行うようになっている。
まず、ステップS24において予測制御部4は、ユーザのオーディオ設定履歴を示すデータ(オーディオ情報)がメモリ4aに記録されているか否かを判断する。そして、外オーディオ情報がメモリ4aに記録されている場合、ステップS25において予測制御部4は、そのオーディオ情報に基づいてオーディオ装置17の作動制御を行う。詳しくは、予測制御部4は、メモリ4aに記録された種々のオーディオ情報を時間情報に基づいてグループ分けし、それらグループ毎のオーディオ設定頻度を算出する。そして、予測制御部4は、現在の年月日、曜日及び時刻と対応するグループにおいて最も高い頻度で設定されたオーディオ情報に基づいてオーディオ装置17の作動制御を行う。なお、本実施形態においては、モード選択情報(ラジオモード、MDモード、CDモード、カセットテープモード、TVモード、ナビゲーションモード等の情報)、選曲・選局情報及び音量情報がオーディオ情報として設定されている。
具体的には、例えば、予測制御部4は、平日における午前6〜8時にエンジンが始動された場合、ラジオモードでFM放送のA局を「7」という数値のボリュームレベルに頻繁に設定していた場合、予測制御部4は、該設定となるようにオーディオ装置17を自動的に制御する。このため、たとえ直前のオーディオ装置17のモード選択状態やボリュームレベルが異なっていたとしても、平日の午前6〜8時にユーザによってエンジンが始動されると、モード選択状態やボリュームレベルなどが自動的に変更されることとなる。よって、ユーザは、何ら操作を行うことなく、その時間帯でいつも設定しているオーディオ装置17の作動状態にすることができ、車両の高い利便性を得ることができる。
そして、予測制御部4は、こうしたオーディオ装置17の作動制御を完了した場合、またはステップS24においてメモリ4aにオーディオ情報が記録されていないと判断した場合には、ステップS26において実際のオーディオ情報を時間情報とともにメモリ4aに記録する処理を行う。詳しくは、予測制御部4は、ステップS25においてオーディオ装置17の作動制御を行うものの、実際には異なる作動状態に手動設定される場合がある。そこで、予測制御部4は、通信インターフェイス部5を介したオーディオ装置17との通信に基づき、実際に設定されたオーディオ情報をその設定が行われた時点での時間情報とともにメモリ4aに記録(更新)する。よって、次回のオーディオ装置17の作動制御時においては、更新されたオーディオ情報を鑑みた設定が行われることとなる。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)予測制御装置2の予測制御部4は、過去に行われたユーザの行動履歴に基づき、これから行われるユーザの行動を予測し、その予測行動に応じて車両内システム6,11〜17を制御する。そして、該予測制御部4によって行われる予測制御により、ユーザの行動に先んじて車両内操作部の案内が行われたり、ユーザが何ら操作を行うことなく車両内システム6,11〜17が動作されたりする。このため、ユーザにとって最適な車両内システム6,11〜17の制御が可能となり、車両の利便性を一層向上させることができる。
(2)メモリ4aは、常に最新となる所定期間におけるユーザの行動履歴を記録し、該所定期間を過ぎた後は、記録されている行動履歴のうちで最も古い時間情報及び行動履歴を最新の行動履歴に更新していく。すなわち、メモリ4aに記録されるユーザの行動履歴は、随時更新される。このため、ユーザの行動パターンが変化した場合には、予測制御部4は、その変化に合わせてユーザの行動を予測することとなる。よって、ユーザにとって最適な操作環境の更新が常に行われることとなり、車両の利便性をより一層向上させることができる。
(3)メモリ4aに記録される時間情報は年月日、曜日及び時刻によって構成され、該メモリ4aには、ユーザの行動履歴がこうした時間情報と対応付けされた状態で記録される。このため、季節や曜日、時間帯などによってユーザの行動パターンに変化が生じる場合においても、予測制御部4はこうした変化に対応してユーザの行動を予測可能となる。このため、予測制御部4の予測精度が高くなり、ユーザにとって最適な操作環境がより確実に実現される。しかも、行動履歴にはユーザを特定するユーザ情報(IDコード)が含まれているため、予測制御部4は、該ユーザ情報に基づき、ユーザ別の行動予測を行うことができる。よって、車両のユーザが変更した場合、すなわち異なるIDコードを有する携帯機を所持したユーザによって車両が操作される場合にも、該ユーザにとって最適な操作環境を実現することができ、車両の利便性をさらに向上させることができる。
(4)予測制御部4による自動施解錠制御において、自動施解錠システム6が動作される頻度、すなわちドア錠の解錠頻度が低い時間帯では、該解錠頻度が高い時間帯よりもリクエスト信号の送信周期が長くなる。このため、リクエスト信号の無駄な送信が抑制され、車両の電力消費量が低く抑えられる。しかも、解錠頻度が高い時間帯においてはリクエスト信号の送信周期が短くなるため、携帯機を所持するユーザがドアに近づいてからドア錠が解錠されるまでの時間が短くなり、利便性が損なわれることもない。
ちなみに、「特開平10−297430号公報」では、リクエスト信号の送信を許可する時間帯をユーザによって設定可能となっている。このため、例えば夜中など、車両を利用しないと思われる時間帯にはリクエスト信号を送信させないように設定することで、車両の電力消費量を低く抑えることが可能となっている。しかしながら、時間帯をユーザが自身で設定しなければならないため、設定作業、設定変更作業などが必要となってしまう。これに対し本実施形態の予測制御装置2では、メモリ4aに記録されたユーザの解錠履歴に基づいてリクエスト信号の送信周期が自動的に設定されるため、前記公報のようなユーザによる設定作業等が不要となり、利便性がより向上する。
(5)予測制御が行われる車両内システム6,11〜17が動作するために必要な入力信号の全てが予測制御部4によって一括管理されるため、該車両内システム6,11〜17は常に入力信号の有無を監視する必要がない。それゆえ、予測制御部4は、各種入力信号に基づき、必要なときのみに車両内システム6,11〜17を起動させることが可能となる。よって、車両内システム6,11〜17は、動作が不要な状態においては停止または電力消費量が少ない待機モードとなることが可能となり、車両の電力消費量を一層低減させることができる。
(6)予測制御部4は、ユーザの操作に先んじて操作案内を行ったり、備品を自動的に駆動したりする操作補助制御を行うようになっている。このため、ユーザは、普段のルーチンで車両を操作する際、その操作を行う前に操作アシストが行われることとなるため、高い利便性を得ることができる。また、ユーザは、自らが行う操作手順を車両が案内してくれることにより、オーナーとしての満足感を得ることもできる。
(7)予測制御部4は、ユーザの行動履歴に基づいて空調装置(エアーコンディショナ16)を自動的に駆動制御する空調制御を行うようになっている。このため、ユーザは、エアーコンディショナ16の操作部を何ら操作することなく自身にとって最も快適な室内温度状態にすることができ、車両の高い利便性を得ることができる。
(8)予測制御部4は、ユーザの行動履歴に基づいてアクセサリ装置(オーディオ装置17)の作動を自動的に制御するアクセサリ制御を行うようになっている。このため、ユーザは、何ら操作を行うことなく、特定の時間帯でいつも設定しているオーディオ装置17の作動状態にすることができ、車両の高い利便性を得ることができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 行動履歴は必ずしも随時更新されることに限定されない。例えば、一週間おきに行動履歴が更新されたり、所定期間の行動履歴が記録された後は一切更新されなくなっていたりしてもよい。すなわち、行動履歴の更新有無や、更新タイミングは、如何様に設定されていてもよい。
・ 前記実施形態において時間情報は、年月日、曜日及び時刻によって構成されている。しかし、時間情報は、年月日及び曜日のうちの一方または両方を含んでいなくてもよい。また、メモリ4aに記録されるユーザの行動履歴に、時間情報を含ませないようにしてもよい。
・ 前記実施形態において予測制御部4には、各種車両内システム6,11〜17が動作するために必要な入力信号の全てが入力され、該予測制御部4はそれら入力信号を一括管理するようになっている。しかし、各種入力信号は、必要な車両内システム6,11〜17に個別に入力されるようになっていてもよい。すなわち、予測制御部4は、各種入力信号を必ずしも一括管理しないようになっていてもよい。
・ 前記実施形態において予測制御部4は、照合制御部7において照合が成立したIDコードに基づいてユーザ特定を行うようになっている。すなわち、ユーザ情報はIDコードによって構成されている。しかし、指紋照合装置、声紋照合装置、虹彩照合装置、顔認証装置などの生体認証装置を車両内に設け、予測制御部4は、該生体認証装置において照合が成立したデータに基づいてユーザ特定を行うようになっていてもよい。すなわち、ユーザ情報は、ユーザの生体情報によって構成されていてもよい。また、予測制御部4は、こうしたユーザ特定を行わないようになっていてもよい。
・ 予測制御部4は、ドア錠の自動解錠制御、操作補助制御、空調制御及びアクセサリ制御のうちの一種〜三種を行うようになっていてもよい。また、操作補助制御にあっては、運転姿勢調整装置11の自動駆動や案内装置12による操作案内のみを行い、備品駆動装置13やウインドウ装置15の自動駆動については行わないようになっていてもよい。
・ 予測制御部4は、例えば、GPS(Global Positioning System )等を用いた車両位置情報をユーザの行動履歴としてメモリ4aに記録させるようになっていてもよい。そして、予測制御部4は、該車両位置情報を用いた予測制御を行うようになっていてもよい。具体的には、ユーザが平日の毎日午前7時〜8時の間に、ある地点(例えばコンビニエンスストアなど)でエンジンを駆動した状態で5分ほど停車する履歴が存在する場合、該時間にこの地点で車両が停車された際に、予測制御部4は、ドア錠の自動施解錠制御を行うようになっていてもよい。この自動施解錠制御時において予測制御部4は、例えば、エンジンが駆動状態であっても、上記地点でドアの開閉操作があった際にドア錠を自動的に施錠させ、5分経過時にドア錠を自動的に解錠させるように照合制御部7に施解錠制御信号を出力するようにする。このようにすれば、ユーザがほんの少しだけ車両から離間する間においても車両のセキュリティを確保することができるとともに、そのためのユーザの操作が何ら不要となるため、車両の高い利便性を得ることができる。また、こうした具体例に限らず、例えばユーザが毎週日曜日の午前6時〜7時の間に、所定のゴルフ場でトランクを開ける作業を行う履歴が存在する場合、予測制御部4は、この時間のこの場所に車両が位置すると判断した際に、トランクを自動的に開けるようになっていてもよい。このようにすれば、ユーザは何ら操作を行うことなくトランクを開けることができるため、車両の高い利便性を得ることができる。
・ アクセサリ制御は、前述したオーディオ装置17の作動制御に限らず、例えば、ターボタイマ装置、車両セキュリティ装置、リモートエンジンスタート装置等、種々のアクセサリ装置の作動制御を行うようになっていてもよい。また、予測制御部4は、各種アクセサリ装置のうちの1つまたは複数の作動制御を行うようになっていてもよい。
・ 前記実施形態において予測制御部4は、エンジンが始動された直後にのみ空調制御及びアクセサリ制御を行うようになっている。しかし、予測制御部4は、これら制御を、エンジンの駆動中に常時または定期的に行われるようになっていてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 請求項3または請求項4に記載の車両用予測制御装置において、前記車両内システムは、車両室内に設けられた各種操作体の操作手順を案内する案内装置を含み、前記予測制御手段は、前記記録手段に記録されたユーザの行動履歴に基づいて該ユーザによって最も頻繁に行われる操作手順を予測し、その予測した操作手順に従って前記案内装置の作動を制御すること。
(2) 請求項3,4及び技術的思想(1)のいずれか1項に記載の車両用予測制御装置において、前記車両内システムは、車両室内の温度調整を行う空調装置を含み、前記予測制御手段は、前記記録手段に記録されたユーザの行動履歴に基づき、該ユーザによって最も頻繁に設定される室内温度環境となるように前記空調装置を自動的に制御すること。
(3) 請求項3,4及び技術的思想(1),(2)のいずれか1項に記載の車両用予測制御装置において、前記車両内システムは、車両室内に設けられたアクセサリ装置を含み、前記予測制御手段は、前記記録手段に記録されたユーザの行動履歴に基づき、該ユーザによって最も頻繁に設定される作動状態となるように前記アクセサリ装置の作動を自動的に制御すること。
本発明の一実施形態の車両制御システムの概略構成を示すブロック図。 同実施形態の予測制御手段によって行われる処理を示すフローチャート。 同実施形態において、ドア錠の解錠頻度と無線信号の送信周期との関係を示すグラフ。 同実施形態の操作補助制御の一例を示すシーケンスチャート。 同実施形態の予測制御手段によって行われる処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…車両制御システム、2…予測制御装置、4…予測制御手段としての予測制御部、4a…記録手段としてのメモリ、6…車両内システムとしての自動施解錠システム、11…車両内システムとしての運転姿勢調整装置、12…車両内システムとしての案内装置、13…車両内システムとしての備品駆動装置、14…車両内システムとしてのエンジン制御部、15…車両内システムとしてのウインドウ装置、16…車両内システムとしてのエアーコンディショナ(空調装置)、17…車両内システムとしてのオーディオ装置。

Claims (5)

  1. 車両内に配設され、該車両のユーザの行動履歴を記録する記録手段と、該行動履歴に基づいてユーザの行動予測を行い、予測した行動と対応する車両内システムを制御する予測制御手段とを備えることを特徴とする車両用予測制御装置。
  2. 前記記録手段は前記行動履歴を随時更新し、前記予測制御手段は、その更新された行動履歴に基づいてユーザの行動を予測することを特徴とする請求項1に記載の車両用予測制御装置。
  3. 前記行動履歴は、ユーザの行動内容と、該行動が行われた日付、曜日及び時刻からなる時間情報と、ユーザを特定するユーザ情報とを含み、
    前記予測制御手段は、前記行動履歴からユーザの行動パターンを予測し、該予測した行動パターンに基づいて次に行われる行動と対応する車両内システムを制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用予測制御装置。
  4. 前記車両内システムは、通信機能を有する携帯機に所定の無線信号を送信し、該無線信号に応答して前記携帯機から送信される応答信号を受信したことを条件としてドア錠を自動的に解錠する自動施解錠システムを含み、
    前記予測制御手段は、前記記録手段に記録された時間情報に基づき、前記自動施解錠システムが動作される頻度が低い日付や曜日における時間帯での前記無線信号の送信頻度を、該自動施解錠システムが動作される頻度が高い日付や曜日における時間帯よりも低く設定することを特徴とする請求項3に記載の車両用予測制御装置。
  5. 前記予測制御手段には、予測制御を行う前記車両内システムが動作するために必要な入力信号の全てが入力され、該予測制御手段は、該車両内システムが動作する際に、その車両内システムに必要な入力信号を出力する入力信号管理制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用予測制御装置。
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