JP2021189846A - ドライブレコーダ及びサーバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライブレコーダ内のデータを通信により外部に効率的に提供する。【解決手段】ドライブレコーダ10は、サーバ装置30に対する問合せ処理の実行により、サーバ装置30が利用者端末装置50から受信したリクエスト信号を説明する受信リクエストデータを取得するように構成される。ドライブレコーダ10は、受信リクエストデータに基づき、リクエスト信号に対する利用者端末装置50向けの応答データをサーバ装置30に送信するように構成される。ドライブレコーダ10は、環境に応じた周期を問合せ周期に設定するように構成される。ドライブレコーダ10は、設定された問合せ周期で、問合せ処理を実行するように構成される。【選択図】図2

Description

本開示は、ドライブレコーダ及びサーバ装置に関する。
車両に搭載されたドライブレコーダと、ドライブレコーダからの映像データを記録するサーバ装置とを備えた映像記録システムが既に知られている(例えば特許文献1参照)。
このシステムによれば、ドライブレコーダがサーバ装置に映像データの要否を問い合わせる。ドライブレコーダは、サーバ装置から映像データを要求する旨の返答を得た場合、対応する映像データを、サーバ装置に送信する。サーバ装置は、受信した映像データを保存する。
特開2016−091267号公報
ところで、本発明者は、サーバ装置を介して、ドライブレコーダ内のデータを、利用者端末装置からの要求に応じて、ドライブレコーダから利用者端末装置に提供することを考えている。利用者端末装置は、ドライブレコーダの所有者が所持する通信端末装置であり得る。
サーバ装置を用意するのは、車両と共に移動するドライブレコーダは、通信環境の悪いエリアに位置することも多いためである。サーバ装置が介在することで、ドライブレコーダが通信不可能な時期に発生した利用者端末装置からの要求を、ドライブレコーダが通信可能な時期に、サーバ装置からドライブレコーダに伝達することができる。
しかしながら、こうしたデータ提供によっても、ドライブレコーダとサーバ装置との間においては、ドライブレコーダの環境に相応しくない通信によって余分な又は無駄な通信コスト及び/又は通信負荷が生じる。ドライブレコーダからのセルラー通信網を通じたデータ提供によれば、セルラー通信網の利用に伴う通信コストも発生する。
そこで、本開示の一側面によれば、ドライブレコーダ内のデータを通信により外部に効率的に提供可能な技術を提供できることが望ましい。
本開示の一側面によれば、車両に搭載される通信機能を有したドライブレコーダが提供される。ドライブレコーダは、データ取得部と、応答部と、設定部と、を備える。データ取得部は、サーバ装置に対する問合せ処理の実行により、サーバ装置が利用者端末装置から受信したドライブレコーダに対するリクエスト信号を説明する受信リクエストデータを取得するように構成される。
応答部は、データ取得部により取得された受信リクエストデータに基づき、リクエスト信号に対する利用者端末装置向けの応答データをサーバ装置に送信するように構成される。設定部は、問合せ処理の実行周期である問合せ周期を設定するように構成される。
本開示の一側面によれば、設定部は、ドライブレコーダの環境に応じた周期を問合せ周期に設定するように構成される。データ取得部は、設定部により設定された問合せ周期で、問合せ処理を実行し、受信リクエストデータをサーバ装置から取得するように構成される。
このドライブレコーダによれば、ドライブレコーダの環境に応じた適切な周期で、通信コスト及び/又は通信負荷を抑えて、サーバ装置に対する問合せ処理を行うことができる。従って、本開示の一側面によれば、利用者端末装置からの要求に応じたデータを、ドライブレコーダから効率的に提供可能である。
本開示の一側面によれば、ドライブレコーダは、無線基地局を通じてサーバ装置と無線通信するように構成されてもよい。設定部は、無線基地局からの無線電波の受信強度が基準未満であるときには、受信強度が基準以上であるときよりも長い周期を、問合せ周期に設定してもよい。
通信環境が悪く、通信コスト及び/又は通信負荷が増大する原因となる事象、例えば通信の失敗による再送等が発生する可能性が高いときには、問合せ周期を長く設定し、反対に、通信環境が良いときには、問合せ周期を短く設定すれば、通信環境に応じた適切な問合せ周期でサーバ装置に対する問合せを行うことができる。適切な周期での問合せによれば、ドライブレコーダは、通信コスト及び/又は通信負荷を抑えつつ、要求に応じたデータを迅速に提供することができる。
本開示の一側面によれば、ドライブレコーダは、サーバ装置との通信環境に基づき区別される第一エリア及び第二エリアのうちのいずれのエリアに位置するかを判別するように構成される通信環境判別部を備えてもよい。第一エリアは、第二エリアよりも通信環境が悪いエリアであり得る。設定部は、判別されたエリアが第一エリアであるときには、判別されたエリアが第二エリアであるときよりも長い周期を、問合せ周期に設定してもよい。
本開示の一側面によれば、ドライブレコーダは、マップ記憶部と、位置座標取得部と、を更に備えてもよい。マップ記憶部は、第一エリア及び第二エリアを定義するマップデータを記憶してもよい。位置座標取得部は、現在位置座標を検出する位置検出器から、検出された現在位置座標を取得するように構成されてもよい。通信環境判別部は、取得された現在位置座標とマップデータとの比較により、ドライブレコーダが第一エリア及び第二エリアのうちのいずれのエリアに位置するかを判別してもよい。
本開示の一側面によれば、ドライブレコーダは、通信環境に関する時間帯定義記憶部及び時間帯判別部を更に備えてもよい。時間帯定義記憶部は、サーバ装置との通信環境に基づき区別される第一の時間帯及び第二の時間帯を定義する時間帯定義データを記憶してもよい。時間帯判別部は、時間帯定義データに基づき、現在時刻が第一の時間帯及び第二の時間帯のうちのいずれの時間帯に属するかを判別するように構成されてもよい。
第一の時間帯は、第二の時間帯よりも通信環境が悪い時間帯であり得る。設定部は、時間帯判別部により判別された時間帯が第一の時間帯であるときには、判別された時間帯が第二の時間帯にあるときよりも長い周期を、問合せ周期に設定してもよい。こうした問合せ周期の設定によれば、時間変化する環境に応じた適切な周期でサーバ装置に対して問合せを行うことができる。
本開示の一側面によれば、ドライブレコーダは、リクエスト信号の発生頻度に関する時間帯定義記憶部及び時間帯判別部を更に備えてもよい。時間帯定義記憶部は、リクエスト信号の発生頻度に基づき区別される第一の時間帯及び第二の時間帯を定義する時間帯定義データを記憶してもよい。時間帯判別部は、時間帯定義データに基づき、現在時刻が第一の時間帯及び第二の時間帯のうちのいずれの時間帯に属するかを判別するように構成されてもよい。
第一の時間帯は、第二の時間帯よりも発生頻度が低い時間帯であってもよい。設定部は、時間帯判別部により判別された時間帯が第一の時間帯であるときには、判別された時間帯が第二の時間帯にあるときよりも長い周期を、問合せ周期に設定してもよい。
こうした問合せ周期の設定によれば、利用者端末装置からのリクエスト信号に対する応答速度を向上させつつ、ドライブレコーダからサーバ装置への無駄な問合せを抑えることができる。従って、ドライブレコーダからの効率的なデータ提供が可能である。
本開示の一側面によれば、ドライブレコーダは、車両の加速度を検出する加速度検出器から、検出された車両の加速度を示す加速度情報を取得するように構成される加速度取得部を備えてもよい。設定部は、加速度情報に基づき、問合せ周期を設定してもよい。例えば、設定部は、車両の加速度が基準より大きい事象が発生したときには、当該事象が発生していないときよりも短い周期を、問合せ周期に設定してもよい。
ドライブレコーダの用途から、交通事故又は交通事故に類する事象が発生したときには、ドライブレコーダ内のデータを要求するリクエスト信号が利用者端末装置から発せられる可能性が高くなる。従って、加速度に基づく問合せ周期の設定によれば、利用者端末装置からの要求に応じたドライブレコーダからの効率的なデータ提供が可能である。
本開示の一側面によれば、ドライブレコーダは、車両の速度を検出する速度検出器から、検出された車両の速度を示す速度情報を取得するように構成される速度取得部を備えてもよい。設定部は、速度情報に基づき、問合せ周期を設定してもよい。例えば、車両の速度が基準より大きい事象が発生したときには、当該事象が発生していないときよりも短い周期を、問合せ周期に設定してもよい。
車両速度が大きいときには、単位時間当たりの車両の移動距離が大きい。問合せ周期を速度に応じて上述したように変更することによれば、車両が高速移動するときに問合せのないまま車両が長距離移動するのを抑制することができ、車両の移動に伴うドライブレコーダの環境変化に応じた適切な周期で問合せ処理を実行することができる。
本開示の一側面によれば、ドライブレコーダが、交通事故の発生頻度に基づき区別される第一頻度エリア及び第二頻度エリアのうちのいずれのエリアに位置するかを判別するように構成される頻度判別部を備えてもよい。第一頻度エリアは、第二頻度エリアよりも発生頻度が高いエリアであってもよい。設定部は、ドライブレコーダが第一頻度エリアに位置すると判別されたときには、ドライブレコーダが第二頻度エリアに位置すると判別されたときよりも短い周期を、問合せ周期に設定してもよい。
本開示の一側面によれば、モード判別部が設けられてもよい。モード判別部は、ドライブレコーダが第一モード及び第二モードのいずれで動作しているかを判別するように構成され得る。第一モードは、車両が駐車中であるときのドライブレコーダの動作モードであってもよい。第二モードは、車両が走行又は停車中であるときのドライブレコーダの動作モードであってもよい。設定部は、ドライブレコーダが第一モードで動作していると判別されたときには、ドライブレコーダが第二モードで動作していると判別されたときよりも長い周期を、問合せ周期に設定してもよい。
ドライブレコーダの用途から、車両が走行又は停車中であるときに比べ、車両が駐車中であるときのリクエスト信号の発生頻度は、低い傾向がある。従って、こうしたドライブレコーダの動作モードに応じた問合せ周期の設定によれば、効率的なデータ提供が可能である。
本開示の一側面によれば、応答部は、上記応答データとして、リクエスト信号により要求された車両周囲の映像が記録された第一の映像データを、サーバ装置に送信し、更には、リクエスト信号の有無によらず、所定条件が満足されると、対応する車両周囲の映像が記録された第二の映像データを、サーバ装置に送信するように構成されてもよい。
本開示の一側面によれば、ドライブレコーダは、車両乗員からの操作を受け付けるための操作部を備えてもよい。応答部は、操作部を通じて映像データの送信操作がなされると、所定条件が満足されたと判断し、送信操作に対応する車両周囲の映像が記録された第二の映像データを、サーバ装置に送信するように構成されてもよい。このドライブレコーダによれば、送信操作に応じて迅速に、映像データを提供することができる。
本開示の一側面によれば、応答部は、車両が所定の挙動を示したとき所定条件が満足されたと判断し、車両が所定の挙動を示したときの車両周囲の映像が記録された第二の映像データを、サーバ装置に送信するように構成されてもよい。
本開示の一側面によれば、データ取得部は、第一取得部と、第二取得部と、を備えてもよい。第一取得部は、設定部により設定された問合せ周期で問合せ処理を実行して、受信リクエストデータを取得するように構成されてもよい。第二取得部は、問合せ周期によらず、特定条件が満足されたときに問合せ処理を実行して、受信リクエストデータを取得するように構成されてもよい。
本開示の一側面によれば、第二取得部は、予め定められた時刻が到来したときに、特定条件が満足されたと判断して、問合せ処理を実行し、受信リクエストデータを取得するように構成されてもよい。
本開示の一側面によれば、第二取得部は、予め定められた地点を車両が通過するときに、特定条件が満足されたと判断して、問合せ処理を実行し、受信リクエストデータを取得するように構成されてもよい。
本開示の一側面によれば、サーバ装置が提供されてもよい。サーバ装置は、リクエスト処理部と、応答データ転送部と、を備え得る。リクエスト処理部は、利用者端末装置からのドライブレコーダに対するリクエスト信号を受信し、受信したリクエスト信号を説明する受信リクエストデータを、ドライブレコーダからの問合せに応じて、ドライブレコーダに送信するように構成されてもよい。応答データ転送部は、ドライブレコーダからのリクエスト信号に対する利用者端末装置向けの応答データを受信し、受信した応答データを、利用者端末装置に送信するように構成されてもよい。
本開示の例示的実施形態に係る通信システムの構成を表すブロック図である。 ドライブレコーダと、サーバ装置と、利用者端末装置との間の通信に関するタイムチャートである。 利用者端末装置のプロセッサが実行する受付要求処理を表すフローチャートである。 利用者端末装置のプロセッサが実行する取得関連処理を表すフローチャートである。 サーバ装置のプロセッサが実行する中継処理を表すフローチャートである。 ドライブレコーダのプロセッサが実行する問合せ関連処理を表すフローチャートである。 ドライブレコーダのプロセッサが実行する主設定処理を表すフローチャートである。 ドライブレコーダのプロセッサが実行する副設定処理を表すフローチャートである。 ドライブレコーダのプロセッサが実行する第一環境判別処理を表すフローチャートである。 ドライブレコーダのプロセッサが実行する第二環境判別処理を表すフローチャートである。 ドライブレコーダのプロセッサが実行する能動送信処理を表すフローチャートである。 ドライブレコーダのプロセッサが実行する加速度関連処理を表すフローチャートである。 ドライブレコーダのプロセッサが実行する速度関連処理を表すフローチャートである。
以下に本開示の例示的実施形態を、図面を参照しながら説明する。
本開示の例示的実施形態に係る通信システム1は、図1に示すように、通信機能を有する複数のドライブレコーダ10と、サーバ装置30と、複数の利用者端末装置50とを備える。ドライブレコーダ10のそれぞれは、対応するユーザの利用者端末装置50に関連付けられており、対応する利用者端末装置50からの要求を、サーバ装置30を介して受けて、要求に応じたデータを、サーバ装置30に送信するように構成される。
サーバ装置30は、ドライブレコーダ10からのデータを、対応する利用者端末装置50に転送するように構成される。この転送により、ユーザは、サーバ装置30を通じて、対応するドライブレコーダ10から所望のデータを取得することができる。
ドライブレコーダ10から提供されるデータの例には、ドライブレコーダ10により撮影された車両周辺の映像データが含まれる。映像データの例には、音声を含む動画データ及び静止画データが含まれる。
サーバ装置30は、予め登録された対応表に従って、利用者端末装置50に関連付けられたドライブレコーダ10、及び、ドライブレコーダ10に関連付けられた利用者端末装置50を特定することができる。
以下では、複数のドライブレコーダ10及び複数の利用者端末装置50のうち、互いに関連付けられた一つのドライブレコーダ10と一つの利用者端末装置50との組合せに注目して、ドライブレコーダ10、サーバ装置30、及び、利用者端末装置50の構成及び動作を説明する。そして、ドライブレコーダ10と利用者端末装置50との間の対応関係を特定する動作に関する説明を省略する。
ドライブレコーダ10は、例えば普通自動車、タクシー、バス、及びトラック等の四輪自動車に搭載される。ドライブレコーダ10は、プロセッサ11と、記憶デバイス13と、カメラ14と、位置検出器15と、加速度検出器16と、操作部17と、入力インタフェース18と、通信インタフェース19とを備える。
プロセッサ11は、記憶デバイス13に記憶されたコンピュータプログラムに従う処理を実行する。記憶デバイス13は、例えばフラッシュメモリにより構成される。あるいは、記憶デバイス13は、ドライブレコーダ10に内蔵されるフラッシュメモリと、メモリカードに対するデータ書込及びデータ読込用のリーダ/ライタと、を備えることができる。この場合、メモリカードは、ユーザの行為によってリーダ/ライタに装着され、映像データ等の記録に用いられ得る。
カメラ14は、ドライブレコーダ10を搭載する車両の周囲を撮影可能に構成される。カメラ14は、例えば、車両前方を撮影するように配置される。カメラ14により撮影された車両周囲の映像データは、プロセッサ11による記録処理を通じて記憶デバイス13に記録される。
位置検出器15は、GPS受信機を備える。すなわち、位置検出器15は、GPS衛星からのGPS信号に基づき、現在位置座標(緯度及び経度)を検出するように構成される。検出された現在位置座標は、プロセッサ11に入力される。プロセッサ11は、上記記録処理において、映像データを撮影時の位置座標と関連付けて、記憶デバイス13に記録するように構成される。
加速度検出器16は、所謂Gセンサであり、加速度を検出するように構成される。検出される加速度は、車両又はドライブレコーダ10の加速度に対応する。検出された加速度を示す加速度情報は、プロセッサ11に入力される。
操作部17は、車両乗員からの操作を受け付け可能に構成される。例えば、操作部17は、メカニカルスイッチを備える。入力インタフェース18は、車両内の速度検出器により検出される車両の速度を示す情報などの車両情報を入力するためのインタフェースを備える。
通信インタフェース19は、セルラー通信可能な無線通信インタフェースを備える。ドライブレコーダ10は、通信インタフェース19及びセルラー通信網を通じてサーバ装置30と無線通信可能に構成される。
サーバ装置30は、一つ又は複数のコンピュータにより構成される。図1において簡易表示されるサーバ装置30は、プロセッサ31と、記憶デバイス33と、通信インタフェース39と、を備える。プロセッサ31は、記憶デバイス33に記憶されたコンピュータプログラムに従う処理を実行する。記憶デバイス33は、例えばハードディスクドライブにより構成される。通信インタフェース39は、ドライブレコーダ10と通信するための通信インタフェース、及び、利用者端末装置50と通信するための通信インタフェースを備える。
利用者端末装置50は、プロセッサ51と、記憶デバイス53と、ディスプレイ55と、入力デバイス57と、通信インタフェース59と、を備える。利用者端末装置50の例には、ユーザが所持する携帯端末装置、具体的には、スマートフォン及びタブレットが含まれる。ドライブレコーダ10がタクシーやバスなどの商用車に搭載される場合、利用者端末装置50は、商用車の運行を管理する企業のオフィスや監視センタに設置されたコンピュータであり得る。
プロセッサ51は、記憶デバイス53に記憶されたコンピュータプログラムに従う処理を実行する。記憶デバイス53は、例えばフラッシュメモリにより構成される。ディスプレイ55は、プロセッサ51により制御されて、ユーザ向けの情報を表示する。ディスプレイ55は、例えば液晶ディスプレイにより構成される。
入力デバイス57は、ユーザからの操作信号をプロセッサ51に入力するように構成される。入力デバイス57の例には、ディスプレイ55上のタッチパネル、キーボード、及び、ポインティングデバイスが含まれる。
通信インタフェース59は、サーバ装置30と広域ネットワークを通じて通信可能なインタフェースである。広域ネットワークには、インターネットが含まれる。
続いて、ドライブレコーダ10と、サーバ装置30と、利用者端末装置50との間の通信を、図2を用いて概略説明する。その後、ドライブレコーダ10、サーバ装置30、及び利用者端末装置50のそれぞれが実行する処理の詳細を説明する。
図2に示すように、本実施形態の通信システム1では、サーバ装置30が利用者端末装置50とドライブレコーダ10との間の通信を中継する。サーバ装置30は、利用者端末装置50からのドライブレコーダ10に対するリクエスト信号を受信する。
サーバ装置30は、利用者端末装置50から受信したリクエスト信号を説明する受信リクエストデータを、対応するドライブレコーダ10に提供する。受信リクエストデータは、利用者端末装置50からのリクエスト信号によるドライブレコーダ10に対する要求内容を表す。
但し、本実施形態の通信システム1では、サーバ装置30からドライブレコーダ10に対し、リクエスト信号の受信をドライブレコーダ10からの問合せなしに通知することができない。これは、例えば通信コストの抑制のためである。
そのため、ドライブレコーダ10は、設定された問合せ周期Tで間欠的にサーバ装置30に問合せ信号を送信する。ドライブレコーダ10とサーバ装置30との間の通信は、例えば、セルラー通信網を通じたUDP通信によりダイレクトに行われる。
サーバ装置30は、ドライブレコーダ10からの問合せ信号に応じて、利用者端末装置50から受信したリクエスト信号を説明する上記受信リクエストデータを、対応するドライブレコーダ10に送信する。
受信リクエストデータは、ドライブレコーダ10に対して未伝達の新しいリクエスト信号があるときに、ドライブレコーダ10に送信される。未伝達の新しいリクエスト信号がないときには、リクエスト信号がないことを示すデータが、問合せ信号に対する返答データとして、ドライブレコーダ10に送信される。
ドライブレコーダ10は、サーバ装置30から上記受信リクエストデータを受信すると、受信リクエストデータに基づき、利用者端末装置50から要求されたデータを、利用者端末装置50からのリクエスト信号に対する応答データとして、サーバ装置30に送信する。
サーバ装置30は、応答データを受信すると、受信した応答データを保存するとともに、対応する利用者端末装置50に対し、データ取得をプッシュ通知する。以下では、この通知のことを、取得通知と表現する。サーバ装置30は更に、利用者端末装置50との通信により、ドライブレコーダ10から受信した応答データを、利用者端末装置50に転送する。
続いて、利用者端末装置50で実行される処理の詳細を説明する。利用者端末装置50のプロセッサ51は、ドライブレコーダ10に対する操作画面の表示指示が入力デバイス57を通じて入力されると、図3に示す受付要求処理を実行する。
受付要求処理を開始すると、プロセッサ51は、操作画面をディスプレイ55に表示し、ドライブレコーダ10に要求するデータを指定する操作を、操作画面及び入力デバイス57を通じて受け付ける(S110)。
その後、プロセッサ51は、操作により指定されたデータをドライブレコーダ10に対して要求するリクエスト信号を、通信インタフェース59を通じてサーバ装置30に送信する(S120)。更に、プロセッサ51は、ドライブレコーダ10からの応答待ちを示す画面を、ディスプレイ55に表示させる。その後、受付要求処理を終了する。
プロセッサ51は更に、図4に示す取得関連処理を繰返し実行する。取得関連処理において、プロセッサ51は、サーバ装置30からの取得通知を受けるまで待機する(S210)。そして、取得通知を受けると(S210でYes)、通信インタフェース59を介したサーバ装置30との通信により、サーバ装置30から転送される上記リクエスト信号に対する応答データを、サーバ装置30から受信する(S220)。
一例によれば、サーバ装置30から利用者端末装置50に対しては、SMS(ショートメッセージサービス)又はMMS(マルチメディアメッセージングサービス)を通じて、取得通知及び/又は応答データが送信され得る。
応答データを受信すると、プロセッサ51は、この応答データに基づく処理を実行し(S230)、取得関連処理を終了する。S230において、プロセッサ51は、例えば、サーバ装置30から受信した応答データを、記憶デバイス53に保存することができる。
応答データが映像データである場合、プロセッサ51は、例えばユーザからの入力デバイス57を通じた再生指示に従って、受信及び保存した映像データを再生処理し、再生映像をディスプレイ55に表示させることができる。
一方、サーバ装置30のプロセッサ31は、図5に示す中継処理を繰返し実行する。中継処理を開始すると、プロセッサ31は、利用者端末装置50からリクエスト信号を受信したか否かを判断する(S310)。
プロセッサ31は更に、ドライブレコーダ10から問合せ信号を受信したかを判断する(S330)。プロセッサ31は更に、ドライブレコーダ10から応答データを受信したかを判断する(S350)。プロセッサ31は、リクエスト信号、問合せ信号、及び応答データのいずれも受信していないと判断した場合、中継処理を終了する。
プロセッサ31は、リクエスト信号を受信したと判断すると(S310でYes)、リクエスト信号の受信内容を、記憶デバイス33内の通信ログに記録する(S320)。その後、中継処理を終了する。
プロセッサ31は、問合せ信号を受信したと判断すると(S330でYes)、対応する利用者端末装置50との通信ログを参照し(S340)、通信ログが示すリクエスト信号の受信記録に応じた返答データを生成して、生成した返答データを、問合せ信号送信元のドライブレコーダ10に送信する(S350)。
プロセッサ31は、未伝達の新しいリクエスト信号があるときには、そのリクエスト信号を説明する受信リクエストデータを、返答データとしてドライブレコーダ10に送信する。未伝達の新しいリクエスト信号がないときには、リクエスト信号がないことを示す返答データをドライブレコーダ10に送信する。その後、中継処理を終了する。
この他、プロセッサ31は、ドライブレコーダ10から上記リクエスト信号に対する応答データを受信したと判断すると(S360でYes)、応答データを記憶デバイス33に保存する(S370)。
プロセッサ31は、更に、応答データについての取得通知を、対応する利用者端末装置50に送信する(S380)。更に、利用者端末装置50との通信により、応答データを、利用者端末装置50に転送する(S390)。その後、中継処理を終了する。
この他、ドライブレコーダ10のプロセッサ11は、図6に示す問合せ関連処理を繰返し実行することにより、サーバ装置30に問合せ信号を送信する。この問合せ関連処理を開始すると、プロセッサ11は、問合せ信号の前回送信時点からの経過時間を算出する(S410)。プロセッサ11は、問合せ信号の送信時刻の情報を記憶しておくことで、経過時間を算出することができる。
その後、プロセッサ11は、経過時間が予め設定された問合せ周期Tを超えたか否かを判断する(S420)。問合せ周期Tは、ドライブレコーダ10が置かれている環境に応じて調整される。問合せ周期Tは、例えば、最短で0.5秒、最長で10分の時間長に調整される。ここで参照される問合せ周期Tの設定に関する処理の詳細については、図7以降の図面を用いて後述する。
経過時間が問合せ周期Tを超えたと判断すると(S420でYes)、プロセッサ11は、S440に移行する。S440において、プロセッサ11は、サーバ装置30に問合せ信号を送信する。
一方、経過時間が問合せ周期Tを超えていないと判断すると(S420)、プロセッサ11は、特定条件が満足されたか否かを判断する(S430)。特定条件は、問合せ周期Tよりも十分に長い時間空けて満足される条件に定められる。
例えば、プロセッサ11は、一日のうちの予めユーザにより登録された時刻が到来すると特定条件が満足されたと判断することができる。あるいは、プロセッサ11は、位置検出器15により検出された現在位置座標に基づき、車両が予めユーザにより登録された地点を通過したとき、特定条件が満足されたと判断することができる。
プロセッサ11は、特定条件が満足されていないと判断すると(S430でNo)、S410に移行して、経過時間を算出する。このようにして、プロセッサ11は、問合せ信号の前回送信時点からの経過時間が問合せ周期Tを超えるか、特定条件が満足されるまで、経過時間の更新動作を繰返し実行する。
そして、経過時間が問合せ周期Tを超えるか(S420でYes)、特定条件が満足されると(S430でYes)、S440に移行し、上述した問合せ信号を送信する。問合せ信号の送信後、プロセッサ11は、サーバ装置30からの返答データとして受信リクエストデータを受信したか否かを判断する(S450)。
受信リクエストデータを受信したと判断すると(S450でYes)、プロセッサ11は、受信リクエストデータが説明するリクエスト信号に対する応答データをサーバ装置30に送信する(S460)。
例えば、プロセッサ11は、リクエスト信号により利用者端末装置50から指定された期間の映像データを記憶デバイス13から読み出して、読み出した映像データを利用者端末装置50向けの応答データとしてサーバ装置30に送信する。
一方、プロセッサ11は、問合せ信号に対する返答データとして、リクエスト信号がない旨のデータを受信した場合、及び返答データを受信できなかった場合には、S450で否定判断し、サーバ装置30に対して上記応答データを送信することなく、問合せ関連処理を終了する。
この他、プロセッサ11は、図7に示す主設定処理を繰返し実行することにより、ドライブレコーダ10の環境に応じた問合せ周期Tを設定する。プロセッサ11は、ここで設定された問合せ周期Tに従って、図6に示す問合せ関連処理において問合せ信号を送信する。
主設定処理を開始すると、プロセッサ11は、ドライブレコーダ10の動作モードが駐車監視モードであるか否かを判断する(S510)。本実施形態のドライブレコーダ10は、動作モードとして、通常動作モードと駐車監視モードとを備える。
ドライブレコーダ10は、車両の非駐車中、すなわち車両の走行中及び停車中では、通常動作モードで動作し、駐車中には、駐車監視モードで動作する。ドライブレコーダ10は、車両の常時電源及びACC電源に接続される。プロセッサ11は、ACC電源がオンであるとき、車両が非駐車中であるとみなして、通常動作モードで動作し、ACC電源がオフであるとき、車両が駐車中であるとみなして、駐車監視モードで動作する。
通常動作モードにおいて、プロセッサ11は、上記記録処理として、カメラ14からの映像データを常時記憶デバイス13に記録する処理を実行する。駐車監視モードにおいて、プロセッサ11は、車両の衝撃を検知したとき、又は、カメラ14の映像データから車両周囲の動体を検知したときに限って映像データを記録する処理を実行する。
ドライブレコーダ10の動作モードが駐車監視モードであると判断すると(S510でYes)、プロセッサ11は、問合せ周期Tを、駐車監視モード用の周期TPに設定する(S520)。その後、主設定処理を終了する。この駐車監視モード用の周期TPは、設定可能な範囲内で最も長い問合せ周期Tに対応する。
一方、プロセッサ11は、動作モードが駐車監視モードではなく通常動作モードであると判断すると(S510でNo)、S530に移行して、図8に示す副設定処理を実行する。
副設定処理を開始すると、プロセッサ11は、通信環境の良好なエリアにドライブレコーダ10が位置するかを判断する(S610)。S610において、プロセッサ11は、図9に示す第一環境判別処理を実行することができる。
第一環境判別処理において、プロセッサ11は、位置検出器15から現在位置座標を取得する(S710)。プロセッサ11は更に、記憶デバイス13から環境マップデータを読み出す(S720)。環境マップデータは、通信環境が良いエリア及び悪いエリアを位置座標と関連付けて定義するマップデータである。
プロセッサ11は、この環境マップデータと現在位置座標とを比較することにより、ドライブレコーダ10が位置するエリアが、環境マップデータにおいて通信環境が良いエリア及び悪いエリアのいずれに定義されているかを判別する(S730)。
プロセッサ11は、ドライブレコーダ10が位置するエリアが通信環境の良いエリアに定義されていると判別したとき、S610において、通信環境が良好なエリアにドライブレコーダ10が位置すると肯定判断し、それ以外の場合には、否定判断することができる。
環境マップデータは、セルラー通信網の無線基地局からの無線電波の受信強度を各地点で計測した結果に基づいて作成され得る。受信強度は、例えばRSSI値である。例えば、平均RSSI値が基準以上のエリアを通信環境の良いエリアとして定義し、平均RSSI値が基準未満のエリアを、通信環境の悪いエリアとして定義するように、環境マップデータは作成され得る。
別例として、プロセッサ11は、環境マップデータを用いることなく、無線基地局からの無線電波の受信強度を基準値と比較して、通信環境が良好なエリアにドライブレコーダ10が位置するか否かを判断してもよい。すなわち、プロセッサ11は、受信強度が基準値以上であるときには、S610で肯定判断し、受信強度が基準値未満であるときには、S610で否定判断してもよい。
プロセッサ11は、S610で肯定判断すると、S620に移行して、問合せ周期Tを、予め定められた短い周期TSに仮設定する。その後、S630に移行する。短い周期TSは、例えば、0.5秒であり得る。
S630において、プロセッサ11は、現在が、通信環境の良好な時間帯であるか否かを判断する。ここでの通信環境の良否は、受信強度を基準に評価されるものではなく、主に通信トラフィックに起因した通信障害の多さを基準に評価される。セルラー通信網では、通信トラフィックが増大すると、通信速度が低下したり、通信に失敗したりするなどの通信障害が発生しやすくなる。
通信トラフィックは、人の行動パターンに対応した時間的な規則性がある。S630では、この規則性を利用し、通信環境が良好な時間帯であるか否かを判断する。具体的に、プロセッサ11は、S630において、図10に示す第二環境判別処理を実行することができる。
第二環境判別処理において、プロセッサ11は、図示しない内部時計から現在時刻情報を取得する(S810)。あるいは、プロセッサ11は、GPS信号から特定される現在時刻を示す情報を取得する。
プロセッサ11は更に、記憶デバイス13が記憶する時間帯定義データを読み出す(S820)。時間帯定義データは、曜日毎に一日における通信環境が良い時間帯及び悪い時間帯を定義する。通信環境が良い時間帯及び悪い時間帯は、各時刻における平均的な通信トラフィック量を基準に定義され得る。
その後、プロセッサ11は、現在時刻と時間帯定義データとを比較し、現在時刻が通信環境の良い時間帯及び通信環境の悪い時間帯のいずれの時間帯に定義されているかを判別する(S830)。プロセッサ11は、現在時刻が通信環境の良い時間帯に定義されていると判別したとき、S630において肯定判断し、それ以外の場合には、否定判断することができる。
S630で肯定判断すると(S630でYes)、プロセッサ11は、S620で仮設定された問合せ周期T=TSを、問合せ周期Tの設定値に確定して(S700)、副設定処理を終了する。
一方、プロセッサ11は、S630で否定判断すると、S640に移行し、S620で仮設定された問合せ周期T=TSを、それより長い周期TM1に修正する。その後、問合せ周期Tの設定値を、修正後の問合せ周期T=TM1に確定し(S700)、副設定処理を終了する。一例によれば、S640において、プロセッサ11は、問合せ周期T=TSを、それより所定倍の周期TM1に修正することができる。
プロセッサ11は、S610で否定判断すると、すなわち、通信環境が悪いエリアにドライブレコーダ10が位置すると判断すると、S650に移行し、問合せ周期Tを、予め定められた長い周期TLに仮設定する。長い周期TLは、駐車監視モード用の周期TPより短い周期であって、S610で仮設定される周期TS、及び、S640における修正後の周期TM1よりも長い周期である。
続くS660において、プロセッサ11は、リクエスト信号の発生頻度が高い環境にドライブレコーダ10が置かれているか否かを判断する。S660において、プロセッサ11は、現在時刻が上記発生頻度の高い時間帯であるか否かを判断することができる。この判断のために、記憶デバイス13は、リクエスト信号の発生頻度が高い時間帯及び低い時間帯を定義する頻度定義データを記憶することができる。リクエスト信号の発生頻度が低い時間帯は、発生頻度が高い時間帯ではない時間帯に対応する。
頻度定義データは、利用者端末装置50のユーザによって作成され、メモリカードなどを通じてドライブレコーダ10に提供され得る。あるいは、プロセッサ11は、過去のリクエスト信号の発生記録に対する解析を通じて、頻度定義データを生成及び更新してもよい。リクエスト信号の発生記録は、サーバ装置30からの受信リクエストデータに基づいて生成され得る。
プロセッサ11は、リクエスト信号の発生頻度が高い環境にドライブレコーダ10が置かれていると肯定判断すると(S660でYes)、仮設定された問合せ周期T=TLを、それより短い周期TM2に修正する(S670)。その後、S680に移行する。
S670において、プロセッサ11は、問合せ周期T=TLを、それより所定割合短い周期TM2に修正することができる。プロセッサ11は、S660で否定判断すると(S660でNo)、S670の処理を実行せずに、S680に移行する。
S680において、プロセッサ11は、交通事故の発生頻度の高い環境にドライブレコーダ10が置かれているか否かを判断する。S680において、プロセッサ11は、ドライブレコーダ10の現在位置が交通事故の発生頻度の高いエリアであるか否かを判断することができる。この判断のために、記憶デバイス13は、交通事故の発生頻度が高いエリア及び低いエリアを示す事故エリアデータを記憶することができる。交通事故の発生頻度が低いエリアは、交通事故の発生頻度の高いエリアではないエリアに対応する。
プロセッサ11は、位置検出器15から取得した現在位置座標と事故エリアデータとの比較により、ドライブレコーダ10の現在位置が交通事故の発生頻度の高いエリアであるか否かを判断することができる。
プロセッサ11は、交通事故の発生頻度の高い環境にドライブレコーダ10が置かれていると判断すると(S680でYes)、仮設定されている問合せ周期T、具体的には周期TL又は周期TM2を、それより短い周期TM3に修正する(S690)。プロセッサ11は、問合せ周期T=TL又はTM2を、それより所定割合短い周期TM3に修正することができる。
S690の処理を終えると、プロセッサ11は、S700に移行する。プロセッサ11は、S680で否定判断すると(S680でNo)、S690の処理を実行せずに、S700に移行する。
S700において、プロセッサ11は、問合せ周期Tの設定値を、S660,S680の両者で否定判断したとき、周期TLに確定する。S660で肯定判断し、S680で否定判断したとき、問合せ周期Tの設定値を、周期TM2に確定する。S680で肯定判断したとき、問合せ周期Tの設定値を、周期TM3に確定する。その後、副設定処理を終了する。
プロセッサ11は、このようにして副設定処理(S530)でドライブレコーダ10の環境に応じた問合せ周期Tを設定する。
この他、プロセッサ11は、図11に示す能動送信処理を繰り返し実行することにより、所定条件が満足されると、利用者端末装置50からのリクエスト信号なしに、利用者端末装置50に対して映像データを送信する。
能動送信処理において、プロセッサ11は、操作部17を通じて映像データの送信操作がなされたか否かを判断する(S910)。プロセッサ11は更に、車両に衝撃が発生したか否かを判断する(S920)。S920において、プロセッサ11は、加速度検出器16により閾値以上の加速度が検出されたか否かを判断することにより、車両に衝撃が発生したか否かを判断する。
プロセッサ11は、映像データの送信操作がなされたと判断すると(S910でYes)、送信操作により指定された映像データを、記憶デバイス13から読み出して、サーバ装置30を通じて利用者端末装置50に送信する(S930)。その後、能動送信処理を終了する。
サーバ装置30は、S930で送信される映像データを受信すると、受信した映像データを応答データと同様に取り扱って、S360で肯定判断し、S370以降の処理を実行することができる。
プロセッサ11は、車両に衝撃が発生したと判断すると(S920でYes)、衝撃の発生前後所定期間においてカメラ14により撮影された車両周囲の映像データを、サーバ装置30を通じて利用者端末装置50に送信する(S930)。その後、能動送信処理を終了する。
プロセッサ11は、送信操作がなされておらず、衝撃も発生していない場合(S910及びS920でNo)、映像データを送信することなく、能動送信処理を終了する。プロセッサ11は、上述した内容の能動送信処理を繰り返し実行する。
以上に説明した本実施形態の通信システム1によれば、利用者端末装置50からのリクエスト信号が、サーバ装置30を通じて、詳細には受信リクエストデータの形態で、ドライブレコーダ10に伝送される。ドライブレコーダ10は、リクエスト信号に対応する応答データを、サーバ装置30を通じて利用者端末装置50に提供する。
ドライブレコーダ10は、サーバ装置30に対する問合せにより受信リクエストデータを取得する。本実施形態によれば、ドライブレコーダ10とサーバ装置30との間の通信は、セルラー通信網を通じて行われる。通信コストを抑えるために、ドライブレコーダ10からの問合せ回数は、抑えられるのが好ましい。一方、利用者端末装置50からのリクエスト信号に対しては迅速に応答できるのが好ましい。
本実施形態によれば、問合せ周期Tは、ドライブレコーダ10の通信環境に応じて、具体的には、通信環境によって区別されるエリア及び時間帯に応じて変更される(S610−S650)。従って、ドライブレコーダ10は、通信コストを抑えるという観点、及び、リクエスト信号に迅速に応答するという観点で、通信環境に対応する適切な問合せ周期Tでサーバ装置30に対する問合せ処理、すなわち問合せ信号の送信処理(S440)を実行することができる。従って、本実施形態の通信システム1によれば、ドライブレコーダ10内のデータを通信により外部に効率的に提供することができる。
本実施形態によれば更に、問合せ周期Tが、リクエスト信号の発生頻度の高い時間帯であるか否かによって変更される(S660,S670)。更には、問合せ周期Tは、交通事故の発生頻度の高いエリアであるか否かによっても変更される(S680,S690)。従って、本実施形態によれば、通信コストを考慮しつつ、ユーザの必要に応じて迅速にデータを提供することが可能である。
ドライブレコーダ10は更に、リクエスト信号の発生頻度が低く、暗電流で動作することになる駐車監視モードでは、問合せ周期Tを長く設定するので、暗電流の消費を抑えて、効率的に動作することができる。
付言すると、本実施形態においてドライブレコーダ10からの問合せ方式を採用しているのは、車両のエンジンがオフである駐車中のドライブレコーダ10の動作が制限されるためである。
仮にドライブレコーダ10からの問合せ方式を採用せずに、サーバ装置30が利用者端末装置50からのリクエスト信号を受信次第、ドライブレコーダ10にリクエスト信号を転送することを考える。
この場合には、ドライブレコーダ10が、駐車中にも継続的に受信待機状態になければ、サーバ装置30からの送信信号を受信することができない。しかしながら、駐車中に受信待機状態を継続することは、暗電流の消費量の観点から好ましくない。
加えて、ドライブレコーダ10は、常時電源に接続されずACC電源に接続されて使用される形態も考えられる。ACC電源のみに接続されるドライブレコーダ10は、車両の駐車中には、電力供給を受けることができず、電源オフの状態にある。この状態では、ドライブレコーダ10は、サーバ装置30からの送信信号を受信することができない。換言すれば、サーバ装置30は、受信できないドライブレコーダ10に対してリクエスト信号を送り続けることになる。このような通信は、明らかに非効率で無駄の多い手法である。
従って、本実施形態のように、ドライブレコーダ10からの問合せ方式を採用することは、車両内での使用環境において、特に有意義である。
この他、本実施形態におけるドライブレコーダ10は、設定された問合せ周期Tによらず、ユーザにより定義される特定条件が満足されると問合せ処理を行う(S430,S440)。具体的には、ユーザにより定められた時刻又は地点で問合せ処理を行う(S430,S440)。従って、ユーザの所望に応じて、効率的に問合せ処理を行うことが可能である。
また、本実施形態によれば、ドライブレコーダ10は、特定条件が満足されると、リクエスト信号によらず、映像データを送信する(S910−S930)。特には、車両が所定の挙動を示したとき、具体的には衝撃を検知したときに、映像データを送信するので、ユーザにとって便利である。
本開示が、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができることは言うまでもない。上記実施形態によれば、ドライブレコーダ10は、リクエスト信号によらず、衝撃が発生すると、映像データを、サーバ装置30を通じて利用者端末装置50に送信する。この送信動作が利用者端末装置50のユーザにとって有意義なものであることは、ドライブレコーダ10の用途の一つに、ドライブレコーダ10により撮影された映像により、事故発生状況を証明することが含まれることから、容易に理解できる。
但し、ユーザによっては、リクエスト信号によらない映像データの提供を望まないことも考えられる。従って、衝撃に基づく映像データの送信機能は、ユーザからの指示に基づき、オン/オフ可能な機能としてドライブレコーダ10に搭載されてもよい。
一方で、ドライブレコーダ10は、第一変形例として、図12に示す加速度関連処理を繰り返し実行するように構成されてもよい。第一変形例の通信システム1は、以下に説明する点を除けば、上述の実施形態と同様に構成される。
第一変形例のプロセッサ11は、加速度関連処理を開始すると、加速度検出器16から加速度情報を取得し(S1010)、取得した加速度情報に基づき、基準値より大きい加速度が検出されたか否かを判断する(S1020)。
基準値より大きい加速度が検出されたと判断すると(S1020でYes)、プロセッサ11は、問合せ周期Tを現在の設定値より短い周期TAに設定する(S1030)。一例によれば、周期TAは、現在の設定値より所定割合短い周期である。別例によれば、周期TAは、S620で選択される周期TSと同一周期である。
S1030における周期TAの設定後、プロセッサ11は、一定期間、問合せ周期T=TAの変更を禁止して(S1040)、加速度関連処理を終了する。プロセッサ11は、S1020で否定判断すると(S1020でNo)、問合せ周期Tを変更することなく、加速度関連処理を終了する。問合せ周期T=TAの変更が禁止されている期間、プロセッサ11は、主設定処理及び副設定処理により問合せ周期Tを変更しないように動作する。
以上に説明した第一変形例によれば、加速度検出器16により高い加速度が検出されたとき、換言すれば、交通事故、又はそれに類する事象が発生した可能性が高く、それによりリクエスト信号が発生する可能性が高いときに、問合せ周期Tを一時的に短くする。従って、第一変形例によれば、ユーザが所望としているときに、リクエスト信号に迅速に応答して、所望データをユーザに提供することができる。
この他、プロセッサ11は、図8に示す副設定処理におけるS700の処理実行前に、図13に示す速度関連処理を実行し、問合せ周期Tを車両の速度に応じて修正するように構成されてもよい。
第二変形例によれば、ドライブレコーダ10は、プロセッサ11が、図13に示す速度関連処理を実行するように構成される。第二変形例の通信システム1は、以下に説明する点を除けば、上述の実施形態の通信システム1と同様に構成される。
速度関連処理を開始すると、プロセッサ11は、入力インタフェース18を通じて車両の速度情報を速度検出器(図示せず)から取得する(S1110)。その後、プロセッサ11は、車両の速度が基準値より大きいか否かを判断する(S1120)。
プロセッサ11は、車両の速度が基準値より大きいと判断すると(S1120でYes)、問合せ周期Tを、現在の仮設定値よりも所定割合短い周期TBに修正する(S1130)。その後、プロセッサ11は、S700に移行する。
一方、プロセッサ11は、車両の速度が基準値以下であると判断すると(S1120でNo)、問合せ周期Tの仮設定値を変更せずに、速度関連処理を終了して、S700に移行する。
第二変形例によれば、車両の速度が高いときには、問合せ周期Tが、車両の速度が低いときよりも短く設定される。従って、車両の高速移動時に、問合せのないまま車両が長距離移動するのを抑制することができ、車両の移動に伴うドライブレコーダ10の環境変化に応じた適切な問合せ周期Tで、問合せ処理を実行することができる。
この他、上記実施形態及び変形例では、ドライブレコーダ10は、環境に応じて問合せ周期Tを調整したが、ドライブレコーダ10は、環境に応じて、問合せ信号の間欠送信動作を実行するか否かを切り替えるように構成されてもよい。すなわち、ドライブレコーダ10は、特定の環境では、問合せ処理を行わないように構成されてもよい。
上記実施形態及び変形例における1つの構成要素が有する機能は、複数の構成要素に分散して設けられてもよい。複数の構成要素が有する機能は、1つの構成要素に統合されてもよい。上記実施形態及び変形例の構成の一部は、省略されてもよい。上記実施形態及び変形例の構成の少なくとも一部は、他の上記実施形態及び変形例の構成に対して付加又は置換されてもよい。特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
最後に用語間の対応関係を説明する。ドライブレコーダ10のプロセッサ11が実行するS440,S450の処理は、データ取得部により実現される処理の一例に対応し、S460,S930の処理は、応答部により実現される処理の一例に対応する。
プロセッサ11が実行するS520,S620,S640,S650,S670,S690,S700,S1030,S1130の処理は、設定部により実現される処理の一例に対応する。
プロセッサ11が実行するS710及びS730の処理は、それぞれ、位置座標取得部及び通信環境判別部により実現される処理の一例に対応する。プロセッサ11が実行するS630,S830,S660の処理は、それぞれ、時間帯判別部により実現される処理の一例に対応する。
プロセッサ11が実行するS1010,S1110の処理は、それぞれ、加速度取得部及び速度取得部により実現される処理の一例に対応する。プロセッサ11が実行するS680の処理は、頻度判別部により実現される処理の一例に対応する。プロセッサ11が実行するS510の処理は、モード判別部により実現される処理の一例に対応する。
この他、サーバ装置30のプロセッサ31が実行するS310−S350の処理は、リクエスト処理部によって実現される処理の一例に対応し、S360−390の処理は、応答データ転送部によって実現される処理の一例に対応する。
1…通信システム、10…ドライブレコーダ、11…プロセッサ、13…記憶デバイス、14…カメラ、15…位置検出器、16…加速度検出器、17…操作部、18…入力インタフェース、19…通信インタフェース、30…サーバ装置、31…プロセッサ、33…記憶デバイス、39…通信インタフェース、50…利用者端末装置、51…プロセッサ、53…記憶デバイス、55…ディスプレイ、57…入力デバイス、59…通信インタフェース。

Claims (17)

  1. 車両に搭載される通信機能を有したドライブレコーダであって、
    サーバ装置に対する問合せ処理の実行により、前記サーバ装置が利用者端末装置から受信した前記ドライブレコーダに対するリクエスト信号を説明する受信リクエストデータを取得するように構成されるデータ取得部と、
    前記データ取得部により取得された前記受信リクエストデータに基づき、前記リクエスト信号に対する前記利用者端末装置向けの応答データを前記サーバ装置に送信するように構成される応答部と、
    前記問合せ処理の実行周期である問合せ周期を設定するように構成される設定部と、
    を備え、
    前記設定部は、前記ドライブレコーダの環境に応じた周期を前記問合せ周期に設定し、
    前記データ取得部は、前記設定部により設定された前記問合せ周期で、前記問合せ処理を実行し、前記受信リクエストデータを前記サーバ装置から取得するドライブレコーダ。
  2. 前記ドライブレコーダは、無線基地局を通じて前記サーバ装置と無線通信するように構成され、
    前記設定部は、前記無線基地局からの無線電波の受信強度が基準未満であるときには、前記受信強度が基準以上であるときよりも長い周期を、前記問合せ周期に設定する請求項1記載のドライブレコーダ。
  3. 前記ドライブレコーダが、前記サーバ装置との通信環境に基づき区別される第一エリア及び第二エリアのうちのいずれのエリアに位置するかを判別するように構成される通信環境判別部
    を備え、
    前記第一エリアは、前記第二エリアよりも前記通信環境が悪いエリアであり、
    前記設定部は、判別されたエリアが前記第一エリアであるときには、前記判別されたエリアが前記第二エリアであるときよりも長い周期を、前記問合せ周期に設定する請求項1又は請求項2記載のドライブレコーダ。
  4. 前記第一エリア及び前記第二エリアを定義するマップデータを記憶するマップ記憶部と、
    現在位置座標を検出する位置検出器から、検出された前記現在位置座標を取得するように構成される位置座標取得部と、
    を更に備え、
    前記通信環境判別部は、取得された前記現在位置座標と前記マップデータとの比較により、前記ドライブレコーダが前記第一エリア及び前記第二エリアのうちのいずれのエリアに位置するかを判別する請求項3記載のドライブレコーダ。
  5. 前記サーバ装置との通信環境に基づき区別される第一の時間帯及び第二の時間帯を定義する時間帯定義データを記憶する時間帯定義記憶部と、
    前記時間帯定義データに基づき、現在時刻が前記第一の時間帯及び前記第二の時間帯のうちのいずれの時間帯に属するかを判別するように構成される時間帯判別部と、
    を更に備え、
    前記第一の時間帯は、前記第二の時間帯よりも通信環境が悪い時間帯であり、
    前記設定部は、前記時間帯判別部により判別された時間帯が前記第一の時間帯であるときには、前記判別された時間帯が前記第二の時間帯にあるときよりも長い周期を、前記問合せ周期に設定する請求項1〜請求項4のいずれか一項記載のドライブレコーダ。
  6. 前記リクエスト信号の発生頻度に基づき区別される第一の時間帯及び第二の時間帯を定義する時間帯定義データを記憶する時間帯定義記憶部と、
    前記時間帯定義データに基づき、現在時刻が前記第一の時間帯及び前記第二の時間帯のうちのいずれの時間帯に属するかを判別するように構成される時間帯判別部と、
    を更に備え、
    前記第一の時間帯は、前記第二の時間帯よりも前記発生頻度が低い時間帯であり、
    前記設定部は、前記時間帯判別部により判別された時間帯が前記第一の時間帯であるときには、前記判別された時間帯が前記第二の時間帯にあるときよりも長い周期を、前記問合せ周期に設定する請求項1〜請求項4のいずれか一項記載のドライブレコーダ。
  7. 前記車両の加速度を検出する加速度検出器から、検出された前記車両の加速度を示す加速度情報を取得するように構成される加速度取得部
    を備え、
    前記設定部は、前記加速度情報に基づき、前記車両の加速度が基準より大きい事象が発生したときには、前記事象が発生していないときよりも短い周期を、前記問合せ周期に設定する請求項1〜請求項6のいずれか一項記載のドライブレコーダ。
  8. 前記車両の速度を検出する速度検出器から、検出された前記車両の速度を示す速度情報を取得するように構成される速度取得部
    を備え、
    前記設定部は、前記速度情報に基づき、前記車両の速度が基準より大きい事象が発生したときには、前記事象が発生していないときよりも短い周期を、前記問合せ周期に設定する請求項1〜請求項6のいずれか一項記載のドライブレコーダ。
  9. 前記ドライブレコーダが、交通事故の発生頻度に基づき区別される第一頻度エリア及び第二頻度エリアのうちのいずれのエリアに位置するかを判別するように構成される頻度判別部
    を備え、
    前記第一頻度エリアは、前記第二頻度エリアよりも前記発生頻度が高いエリアであり、
    前記設定部は、前記ドライブレコーダが前記第一頻度エリアに位置すると判別されたときには、前記ドライブレコーダが前記第二頻度エリアに位置すると判別されたときよりも短い周期を、前記問合せ周期に設定する請求項1〜請求項8のいずれか一項記載のドライブレコーダ。
  10. 前記ドライブレコーダが第一モード及び第二モードのいずれで動作しているかを判別するように構成されるモード判別部
    を備え、
    前記第一モードは、前記車両が駐車中であるときの前記ドライブレコーダの動作モードであり、前記第二モードは、前記車両が走行又は停車中であるときの前記ドライブレコーダの動作モードであり、
    前記設定部は、前記ドライブレコーダが前記第一モードで動作していると判別されたときには、前記ドライブレコーダが前記第二モードで動作していると判別されたときよりも長い周期を、前記問合せ周期に設定する請求項1〜請求項9のいずれか一項記載のドライブレコーダ。
  11. 前記応答部は、前記応答データとして、前記リクエスト信号により要求された車両周囲の映像が記録された第一の映像データを前記サーバ装置に送信し、更には、前記リクエスト信号の有無によらず、所定条件が満足されると、対応する車両周囲の映像が記録された第二の映像データを、前記サーバ装置に送信するように構成される請求項1〜請求項10のいずれか一項記載のドライブレコーダ。
  12. 車両乗員からの操作を受け付けるための操作部を備え、
    前記応答部は、前記操作部を通じて映像データの送信操作がなされると、前記所定条件が満足されたと判断し、前記送信操作に対応する車両周囲の映像が記録された前記第二の映像データを、前記サーバ装置に送信するように構成される請求項11記載のドライブレコーダ。
  13. 前記応答部は、前記車両が所定の挙動を示したとき前記所定条件が満足されたと判断し、前記車両が所定の挙動を示したときの車両周囲の映像が記録された前記第二の映像データを、前記サーバ装置に送信するように構成される請求項11記載のドライブレコーダ。
  14. 前記データ取得部は、
    前記設定部により設定された前記問合せ周期で前記問合せ処理を実行して、前記受信リクエストデータを取得するように構成される第一取得部と、
    前記問合せ周期によらず、特定条件が満足されたときに前記問合せ処理を実行して、前記受信リクエストデータを取得するように構成される第二取得部と、
    を備える請求項1〜請求項13のいずれか一項記載のドライブレコーダ。
  15. 前記第二取得部は、予め定められた時刻が到来したときに、前記特定条件が満足されたと判断して、前記問合せ処理を実行し、前記受信リクエストデータを取得するように構成される請求項14記載のドライブレコーダ。
  16. 前記第二取得部は、予め定められた地点を前記車両が通過するときに、前記特定条件が満足されたと判断して、前記問合せ処理を実行し、前記受信リクエストデータを取得するように構成される請求項14記載のドライブレコーダ。
  17. 請求項1〜請求項16のいずれか一項記載のドライブレコーダと通信可能なサーバ装置であって、
    利用者端末装置からの前記ドライブレコーダに対するリクエスト信号を受信し、受信した前記リクエスト信号を説明する受信リクエストデータを、前記ドライブレコーダからの問合せに応じて、前記ドライブレコーダに送信するように構成されるリクエスト処理部と、
    前記ドライブレコーダからの前記リクエスト信号に対する前記利用者端末装置向けの応答データを受信し、受信した前記応答データを、前記利用者端末装置に送信するように構成される応答データ転送部と、
    を備えるサーバ装置。
JP2020095563A 2020-06-01 2020-06-01 ドライブレコーダ及びサーバ装置 Active JP6782508B1 (ja)

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