JP2006144110A - 焼結金属材の製造法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 作動音が低減する焼結金属材の製造法を提供する。
【解決手段】 軸(金属)1が摺動する孔2をもつ用途の焼結金属材3の製造法であって、下記(A)〜(E)の工程を備えた焼結金属材3の製造法である。
(A) 凹型4の凹部5底面に前記孔2と対応する第一凸部6を立設する。
(B) 凸型7には前記第一凸部6に対応する箇所を除いて前記凹部5に進入可能な第二凸部8を垂設する。
(C) 粉末金属材9を凹部5に入れて第二凸部8で押圧成形する。
(D) 成形された粉末金属材9を取り出して焼結して焼結金属材3とする。
(E) 焼結金属材3の孔2の縁部10を傾斜面のある押圧具11で押圧して前記縁部10に傾斜面Cを形成する。
【選択図】 図3
【解決手段】 軸(金属)1が摺動する孔2をもつ用途の焼結金属材3の製造法であって、下記(A)〜(E)の工程を備えた焼結金属材3の製造法である。
(A) 凹型4の凹部5底面に前記孔2と対応する第一凸部6を立設する。
(B) 凸型7には前記第一凸部6に対応する箇所を除いて前記凹部5に進入可能な第二凸部8を垂設する。
(C) 粉末金属材9を凹部5に入れて第二凸部8で押圧成形する。
(D) 成形された粉末金属材9を取り出して焼結して焼結金属材3とする。
(E) 焼結金属材3の孔2の縁部10を傾斜面のある押圧具11で押圧して前記縁部10に傾斜面Cを形成する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、軸が摺動する孔をもつ用途の焼結金属材の製造法に関する。
AT車のシフトロック用ソレノイド機構ではソレノイドの作動/不作動とともに軸が摺動(スライド)される孔をもつ金属焼結材が用いられている。なお、対応する特許文献は見当たらなかった。
しかし、そのようなソレノイド機構では作動音がしばしば問題視されているが、作動音の発生箇所が多く、特定しにくいという解決すべき課題があることに着目されるべきである。本発明はこのような解決すべき課題を鑑み、特定箇所に注目して作動音が低減する焼結金属材の製造法を提供することを目的とする。
本発明を要約すると、軸が摺動する孔をもつ用途の焼結金属材の製造法であって、下記(A)〜(E)の工程を備えた焼結金属材の製造法である。
(A) 凹型の凹部底面に前記孔と対応する第一凸部を立設する。
(B) 凸型には前記第一凸部に対応する箇所を除いて前記凹部に進入可能な第二凸部を垂設する。
(C) 粉末金属材を凹部に入れて第二凸部で押圧成形する。
(D) 成形された粉末金属材を取り出して焼結して焼結金属材とする。
(E) 焼結金属材の孔の縁部を傾斜面のある押圧具で押圧して前記縁部に傾斜面を形成する。
(A) 凹型の凹部底面に前記孔と対応する第一凸部を立設する。
(B) 凸型には前記第一凸部に対応する箇所を除いて前記凹部に進入可能な第二凸部を垂設する。
(C) 粉末金属材を凹部に入れて第二凸部で押圧成形する。
(D) 成形された粉末金属材を取り出して焼結して焼結金属材とする。
(E) 焼結金属材の孔の縁部を傾斜面のある押圧具で押圧して前記縁部に傾斜面を形成する。
本発明によれば、焼結金属材の孔の縁部を傾斜面のある押圧具で押圧して前記縁部に傾斜面を形成するため、バリのない縁部をもつ孔に軸が摺動するようになり、作動音を低減できる。
次に、本発明の実施形態を説明するが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示的な実施形態であり、本発明をその実施形態に特有な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の請求項に示した事項さらにはその事項と実質的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
図示の実施形態は、軸(金属)1が摺動する孔2をもつ用途の焼結金属材3の製造法であって、下記(A)〜(E)の工程を備えた焼結金属材3の製造法である。
(A) 凹型4の凹部5底面に前記孔2と対応する第一凸部6を立設する。
(B) 凸型7には前記第一凸部6に対応する箇所を除いて前記凹部5に進入可能な第二凸部8を垂設する。
(C) 粉末金属材9を凹部5に入れて第二凸部8で押圧成形する。
(D) 成形された粉末金属材9を取り出して焼結して焼結金属材3とする。(このままでは、孔2の少なくとも一方の縁部にバリが発生しており、軸1の摺動による作動音が大きい。)
(E) 焼結金属材3の孔2の縁部10を図3のように傾斜面のある先細りテーパ形状の押圧具11、11で押圧して前記縁部10に傾斜面Cを形成する。(傾斜面Cを形成する前の一方の縁部10のエッジは、第一凸部6と第二凸部8とのわずかな隙間によりバリが発生しやすい箇所である。)
なお、押圧具11、11は図3のように、少なくとも一方に焼結金属材3を収める凹部11Aをもち、外周部同士が互いに当接可能な金型構造が好ましいが、焼結金属材3を他の適宜手段で保持させておき、傾斜面のある他のタイプの押圧具により傾斜面Cを形成してもよい。
(A) 凹型4の凹部5底面に前記孔2と対応する第一凸部6を立設する。
(B) 凸型7には前記第一凸部6に対応する箇所を除いて前記凹部5に進入可能な第二凸部8を垂設する。
(C) 粉末金属材9を凹部5に入れて第二凸部8で押圧成形する。
(D) 成形された粉末金属材9を取り出して焼結して焼結金属材3とする。(このままでは、孔2の少なくとも一方の縁部にバリが発生しており、軸1の摺動による作動音が大きい。)
(E) 焼結金属材3の孔2の縁部10を図3のように傾斜面のある先細りテーパ形状の押圧具11、11で押圧して前記縁部10に傾斜面Cを形成する。(傾斜面Cを形成する前の一方の縁部10のエッジは、第一凸部6と第二凸部8とのわずかな隙間によりバリが発生しやすい箇所である。)
なお、押圧具11、11は図3のように、少なくとも一方に焼結金属材3を収める凹部11Aをもち、外周部同士が互いに当接可能な金型構造が好ましいが、焼結金属材3を他の適宜手段で保持させておき、傾斜面のある他のタイプの押圧具により傾斜面Cを形成してもよい。
さらに詳述すれば、本シフトロック用ソレノイド機構は、プランジャ12とコイル13などのソレノイド部と、支点14を中心としてプランジャ12の動きとリンクするアーム15と、アーム15とリンクして動く軸1などを備える。
そうすると、軸1が、軸受けとなる焼結金属材3の孔2内を摺動する動作をする。縁部10に傾斜面Cを形成することで、軸1と孔2の接触抵抗が良好に低減される結果が得られた。詳しい実験結果によれば、傾斜面Cを形成しない場合より作動音が5dBも低減した。
かくして本実施形態によれば、焼結金属材3の孔2の縁部10を傾斜面のある押圧具11で押圧して前記縁部10にバリのない傾斜面Cを形成するため、孔2に摺動する軸1との摩擦による作動音を相当低減できる。
1 軸(金属)
2 孔
3 焼結金属材
4 凹型
5 凹部
6 第一凸部
7 凸型
8 第二凸部
9 粉末金属材
10 縁部
11 押圧具
C 傾斜面
2 孔
3 焼結金属材
4 凹型
5 凹部
6 第一凸部
7 凸型
8 第二凸部
9 粉末金属材
10 縁部
11 押圧具
C 傾斜面
Claims (1)
- 軸が摺動する孔をもつ用途の焼結金属材の製造法であって、下記(A)〜(E)の工程を備えた焼結金属材の製造法。
(A) 凹型の凹部底面に前記孔と対応する第一凸部を立設する。
(B) 凸型には前記第一凸部に対応する箇所を除いて前記凹部に進入可能な第二凸部を垂設する。
(C) 粉末金属材を凹部に入れて第二凸部で押圧成形する。
(D) 成形された粉末金属材を取り出して焼結して焼結金属材とする。
(E) 焼結金属材の孔の縁部を傾斜面のある押圧具で押圧して前記縁部に傾斜面を形成する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004339810A JP2006144110A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 焼結金属材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004339810A JP2006144110A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 焼結金属材の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006144110A true JP2006144110A (ja) | 2006-06-08 |
Family
ID=36624149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004339810A Pending JP2006144110A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 焼結金属材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006144110A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4859074A (ja) * | 1971-11-29 | 1973-08-18 | ||
JPH04105796A (ja) * | 1990-08-27 | 1992-04-07 | Toyota Motor Corp | 段付形状部をもつ圧粉体成形装置 |
JPH08209205A (ja) * | 1995-02-01 | 1996-08-13 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 圧粉体成形金型 |
-
2004
- 2004-11-25 JP JP2004339810A patent/JP2006144110A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4859074A (ja) * | 1971-11-29 | 1973-08-18 | ||
JPH04105796A (ja) * | 1990-08-27 | 1992-04-07 | Toyota Motor Corp | 段付形状部をもつ圧粉体成形装置 |
JPH08209205A (ja) * | 1995-02-01 | 1996-08-13 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 圧粉体成形金型 |
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