JP5717037B2 - 粉末成形用の金型および粉末成形体の製造方法 - Google Patents
粉末成形用の金型および粉末成形体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5717037B2 JP5717037B2 JP2013130195A JP2013130195A JP5717037B2 JP 5717037 B2 JP5717037 B2 JP 5717037B2 JP 2013130195 A JP2013130195 A JP 2013130195A JP 2013130195 A JP2013130195 A JP 2013130195A JP 5717037 B2 JP5717037 B2 JP 5717037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punch
- die
- powder
- outer periphery
- core rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 title claims description 81
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 15
- 238000000465 moulding Methods 0.000 title claims description 14
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 8
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 239000010931 gold Substances 0.000 claims description 2
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 6
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
上下方向に貫通する中空部を有するダイと、
前記ダイの中空部に摺動可能に挿入され、前記ダイの内周全周のうち一部を除いた部分に接する形状をもつ下1パンチと、
前記下1パンチの外周と前記ダイの内周との間の領域に前記下1パンチに隣接して設けられ、前記下1パンチとの間で段差を形成するように前記下1パンチに対して低く配置される下2パンチと、
前記下1パンチおよび前記下2パンチの上方に対向して設けられる上パンチと、
前記下1パンチに形成した貫通孔に挿入され、その貫通孔から前記上パンチに向けて突出した状態に設けられるコアロッドとを有し、
前記下1パンチの外周全周のうち前記下2パンチに隣接する部分とは反対側の部分と、前記ダイとを両者の間のクリアランスがゼロとなるように当接させる。
(1)本発明の実施形態である粉末成形用の金型は、
上下方向に貫通する中空部を有するダイと、
前記ダイの中空部に摺動可能に挿入され、前記ダイの内周全周のうち一部を除いた部分に接する形状をもつ下1パンチと、
前記下1パンチの外周と前記ダイの内周との間の領域に前記下1パンチに隣接して設けられ、前記下1パンチとの間で段差を形成するように前記下1パンチに対して低く配置される下2パンチと、
前記下1パンチおよび前記下2パンチの上方に対向して設けられる上パンチと、
前記下1パンチに形成した貫通孔に挿入され、その貫通孔から前記上パンチに向けて突出した状態に設けられるコアロッドとを有する粉末成形用の金型であって、
前記下1パンチの外周全周のうち前記下2パンチに隣接する部分とは反対側の部分と、前記ダイとを両者の間のクリアランスがゼロとなるように当接させた粉末成形用の金型である。
この構成を採用すると、前記下1パンチの外周全周のうち前記下2パンチに隣接する部分とは反対側の部分と、前記ダイとを両者の間のクリアランスがゼロとなるように当接しているので、下1パンチが、下2パンチに隣接する側から押圧されたときに、下1パンチとダイの当接部分で下1パンチの移動が阻止され、下1パンチの移動を防ぐことができる。
そのため、コアロッドの外周とダイの内周との間の空間に充填した粉末を、上パンチと下1パンチと下2パンチとで圧縮したときに、下2パンチの上方の粉末から受ける水平方向の内圧によって下1パンチが移動するのを防止することができる。この結果、下1パンチの上面に沿った領域での粉末の水平移動を防止して、粉末成形体の垂直穴の精度を確保することが可能となる。
(2)前記下1パンチと前記ダイの当接する範囲を、前記下1パンチの外周全周のうちの1/4以上、1/2未満とすると好ましい。1/4以上とすると、下1パンチの外周が広い範囲でダイに支持されるので、下1パンチの位置がきわめて安定したものとなり、粉末成形体の垂直穴の精度を、安定して確保することが可能となる。また、1/2未満とすると、金型を組み立てる際に、ダイの中空部に下1パンチを挿入する作業が容易となる。
(3)また、本発明の実施形態である粉末成形体の製造方法は、
上下方向に貫通する中空部を有するダイと、
前記ダイの中空部に摺動可能に挿入され、前記ダイの内周全周のうち一部を除いた部分に接する形状をもつ下1パンチと、
前記下1パンチの外周と前記ダイの内周との間の領域に前記下1パンチに隣接して設けられ、前記下1パンチとの間で段差を形成するように前記下1パンチに対して低く配置される下2パンチと、
前記下1パンチおよび前記下2パンチの上方に対向して設けられる上パンチと、
前記下1パンチに形成した貫通孔に挿入され、その貫通孔から前記上パンチに向けて突出した状態に設けられるコアロッドとを使用し、
前記コアロッドの外周と前記ダイの内周との間に形成されるキャビティに充填した粉末を、前記上パンチと前記下1パンチと前記下2パンチとで圧縮することにより、段差を介して隣接する薄肉部と厚肉部をもち、かつ前記薄肉部に垂直穴をもつ粉末成形体を製造する粉末成形体の製造方法であって、
前記下1パンチの外周全周のうち前記下2パンチに隣接する部分とは反対側の部分と、前記ダイとを両者の間のクリアランスがゼロとなるように当接させた粉末成形体の製造方法である。
この構成を採用すると、前記下1パンチの外周全周のうち前記下2パンチに隣接する部分とは反対側の部分と、前記ダイとを両者の間のクリアランスがゼロとなるように当接しているので、下1パンチが、下2パンチに隣接する側から押圧されたときに、下1パンチとダイの当接部分で下1パンチの移動が阻止され、下1パンチの移動を防ぐことができる。
そのため、コアロッドの外周とダイの内周との間の空間に充填した粉末を、上パンチと下1パンチと下2パンチとで圧縮したときに、下2パンチの上方の粉末から受ける水平方向の内圧によって下1パンチが移動するのを防止することができる。この結果、下1パンチの上面に沿った領域での粉末の水平移動を防止して、粉末成形体の垂直穴の精度を確保することが可能となる。
本発明の実施形態にかかる粉末成形用の金型の具体例とこの金型を用いた粉末成形体の製造方法を、図1から図3を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 ダイ
3 下1パンチ
3a 貫通孔
3b 下1パンチの外周全周のうち下2パンチに隣接する部分とは反対側の部分
3c 突起
4 下2パンチ
5 上パンチ
6 サイドコアロッド
7 キャビティ
8 粉末
9 段差部分
10 粉末成形体
11 薄肉部
12 厚肉部
13 段差
14 垂直穴
21 中空部
22 ダイ
23 下1パンチ
23a 貫通孔
24 下2パンチ
25 上パンチ
26 サイドコアロッド
27 キャビティ
28 粉末
29 段差部分
Claims (3)
- 上下方向に貫通する中空部を有するダイと、
前記ダイの中空部に摺動可能に挿入され、前記ダイの内周全周のうち一部を除いた部分に接する形状をもつ下1パンチと、
前記下1パンチの外周と前記ダイの内周との間の領域に前記下1パンチに隣接して設けられ、前記下1パンチとの間で段差を形成するように前記下1パンチに対して低く配置される下2パンチと、
前記下1パンチおよび前記下2パンチの上方に対向して設けられる上パンチと、
前記下1パンチに形成した貫通孔に挿入され、その貫通孔から前記上パンチに向けて突出した状態に設けられるコアロッドとを有する粉末成形用の金型であって、
前記下1パンチの外周全周のうち前記下2パンチに隣接する部分とは反対側の部分と、前記ダイとを両者の間のクリアランスがゼロとなるように当接させた粉末成形用の金型。 - 前記下1パンチと前記ダイの当接する範囲を、前記下1パンチの外周全周のうちの1/4以上、1/2未満とした請求項1に記載の粉末成形用の金型。
- 上下方向に貫通する中空部を有するダイと、
前記ダイの中空部に摺動可能に挿入され、前記ダイの内周全周のうち一部を除いた部分に接する形状をもつ下1パンチと、
前記下1パンチの外周と前記ダイの内周との間の領域に前記下1パンチに隣接して設けられ、前記下1パンチとの間で段差を形成するように前記下1パンチに対して低く配置される下2パンチと、
前記下1パンチおよび前記下2パンチの上方に対向して設けられる上パンチと、
前記下1パンチに形成した貫通孔に挿入され、その貫通孔から前記上パンチに向けて突出した状態に設けられるコアロッドとを使用し、
前記コアロッドの外周と前記ダイの内周との間に形成されるキャビティに充填した粉末を、前記上パンチと前記下1パンチと前記下2パンチとで圧縮することにより、段差を介して隣接する薄肉部と厚肉部をもち、かつ前記薄肉部に垂直穴をもつ粉末成形体を製造する粉末成形体の製造方法であって、
前記下1パンチの外周全周のうち前記下2パンチに隣接する部分とは反対側の部分と、前記ダイとを両者の間のクリアランスがゼロとなるように当接させた粉末成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013130195A JP5717037B2 (ja) | 2013-06-21 | 2013-06-21 | 粉末成形用の金型および粉末成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013130195A JP5717037B2 (ja) | 2013-06-21 | 2013-06-21 | 粉末成形用の金型および粉末成形体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015003331A JP2015003331A (ja) | 2015-01-08 |
JP5717037B2 true JP5717037B2 (ja) | 2015-05-13 |
Family
ID=52299672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013130195A Active JP5717037B2 (ja) | 2013-06-21 | 2013-06-21 | 粉末成形用の金型および粉末成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5717037B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106273632B (zh) * | 2016-11-01 | 2019-01-01 | 湖北蕲艾堂科技有限公司 | 一种艾管成型组件及艾管成型设备 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0726071Y2 (ja) * | 1988-11-24 | 1995-06-14 | 三菱マテリアル株式会社 | 粉末成形用金型 |
JP2926686B2 (ja) * | 1990-06-22 | 1999-07-28 | 株式会社ユニシアジェックス | 粉末成形装置 |
JP2510213Y2 (ja) * | 1990-10-18 | 1996-09-11 | トヨタ自動車株式会社 | 圧粉体成形用金型 |
JP3381813B2 (ja) * | 1995-02-01 | 2003-03-04 | 日立粉末冶金株式会社 | 圧粉体成形金型 |
JP2003027108A (ja) * | 2000-12-28 | 2003-01-29 | Yoshitsuka Seiki:Kk | 粉末成形方法および装置 |
JP2005290523A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Sumitomo Denko Shoketsu Gokin Kk | 複合焼結機械部品及び粉末成形装置 |
JP2007222879A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Toyota Motor Corp | 粉末成形用金型及び粉末成形方法 |
-
2013
- 2013-06-21 JP JP2013130195A patent/JP5717037B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015003331A (ja) | 2015-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5636846B2 (ja) | ボス付き円盤状部材の製造方法およびボス付き円盤状部材の製造装置 | |
US20140182437A1 (en) | Trimming die and punch thereof | |
CN104014787A (zh) | 多台阶粉末冶金零件一次成型模具和成型方法 | |
JP5717037B2 (ja) | 粉末成形用の金型および粉末成形体の製造方法 | |
JP2007083308A (ja) | 成形品製造装置 | |
CN104550948B (zh) | 一种薄壁套筒类磁性材料的成型装置及方法 | |
CN105848800B (zh) | 具有小半径突角的零件的冲压方法 | |
JP2007222879A (ja) | 粉末成形用金型及び粉末成形方法 | |
CN209520256U (zh) | 一种利于脱模的硬质合金模具 | |
JP2014079886A (ja) | エジェクタ装置およびこのエジェクタ装置を有する成型金型 | |
JP2021000664A (ja) | 成型金型、成型方法 | |
JP5862927B2 (ja) | 湾曲板状部品の圧粉体成形金型装置 | |
JP4282084B2 (ja) | 焼結部品の製造方法 | |
CN106102968A (zh) | 接合构件、制造接合构件的方法以及压缩模具组件 | |
JP2002045998A (ja) | プレス成形機 | |
CN104923674A (zh) | 一种钣金零件侧面下陷的冲压模具及冲压方法 | |
JP4722742B2 (ja) | 焼結品の製造方法 | |
CN105327962B (zh) | 一种控制杯形件反挤压底部形状的模具 | |
CN113042627B (zh) | 一种减少零件缺陷的多工步冲压成型方法 | |
CN219274476U (zh) | 一种上内冲移动成形的导向套 | |
JP2005254252A (ja) | サイジング装置 | |
JP2014108448A (ja) | チャンネル材のプレス成形方法及びチャンネル材用プレス成形装置 | |
KR20110111509A (ko) | 노즐 베인의 제조 방법 | |
CN211990932U (zh) | 一种轴承座整形模具 | |
WO2022004222A1 (ja) | ワークの製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150306 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5717037 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |