JP2006142201A - 遠心分離機およびその故障修理法 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転情報の表示に加え、遠心分離機の故障発生時に警告を知らせるアラーム表示および該アラーム表示に対処するためのメンテナンス情報表示を可能にした表示装置を有する遠心分離機及びその故障修理法を提供する。
【解決手段】遠心分離機の駆動装置4または回転体3に予想される複数種の故障形態を示すアラーム・コードおよび該アラーム・コードに関するメンテナンス情報を予め記憶部65に記憶しておき、制御回路装置6は、運転中に故障が発生した場合、記憶部65に格納されたアラーム・コードを表示装置1に表示する第1の表示ステップと、記憶部に予め登録された認証コードを持つメンテナンス担当者の入力に基づいて、上記第1の表示ステップで表示されたアラーム・コードに対応するメンテナンス情報の少なくとも1つの形態を表示する第2の表示ステップとを実行することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】遠心分離機の駆動装置4または回転体3に予想される複数種の故障形態を示すアラーム・コードおよび該アラーム・コードに関するメンテナンス情報を予め記憶部65に記憶しておき、制御回路装置6は、運転中に故障が発生した場合、記憶部65に格納されたアラーム・コードを表示装置1に表示する第1の表示ステップと、記憶部に予め登録された認証コードを持つメンテナンス担当者の入力に基づいて、上記第1の表示ステップで表示されたアラーム・コードに対応するメンテナンス情報の少なくとも1つの形態を表示する第2の表示ステップとを実行することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転速度、運転時間、温度等の運転情報を表示する表示装置を有する遠心分離機に関し、特に、前記運転情報の表示に加え、遠心分離機の故障発生時に警告を知らせるアラーム表示、および該アラーム表示に対処するためのメンテナンス情報表示を可能にした表示装置を有する遠心分離機およびその故障修理法に関するものである。
従来、遠心分離機は、使い勝手向上のために、遠心分離機の例えば回転体(ロータ)の駆動装置を制御する制御回路装置に多くの機能を付加させ、かつ、回転速度、運転時間、温度、加速勾配、減速勾配等の多くの運転情報または遠心情報を表示できるように液晶ディスプレイ(LCD)等の表示装置を使用するものがある。
液晶ディスプレイを用いた遠心分離機の表示装置の従来例として、図10に示すような表示形態が周知である。図10において、表示領域101は回転体の回転速度の表示部で、上段は運転状態(現在)の回転速度であり、下段は制御回路装置に設定した設定回転速度である。表示領域102は運転時間の表示部で、上段は運転状態(現在)の運転時間であり、下段は制御回路装置に設定した設定運転時間である。同様に、表示領域103は温度の表示部で、上段は運転室の運転状態(現在)での温度であり、下段は制御回路装置に設定した設定温度である。表示領域104aに示された「ACC」は回転体の加速モードの表示部であり、表示領域104bに示された「DEC」は回転体の減速モードを表示している。表示領域105はファンクションの表示部で、例えば、表示領域105aは遠心分離機の使用者のIDコードを設定するための選択領域、表示領域105bはプログラム運転を設定するための選択領域などの機能設定選択領域を表示している。表示領域106は回転体の現在の運転モード表示部で、運転状態に従って、「加速」、「整定」、「減速」、「停止」を示す。表示領域107はメッセージ表示部で、アラーム表示、操作時のメッセージ等を表示する領域である。以上のように、従来の表示装置は、運転条件および運転状態に関する多くの情報を表示できる構成となっている。なお、表示装置を有する遠心分離機は、例えば、下記特許文献1および特許文献2に開示されている。
表示装置を有する遠心分離機において、運転中に、例えば遠心分離機の駆動装置または回転体に故障が発生し、その故障を使用者に警告する場合、即ち、遠心分離機にアラームが発生した場合、遠心分離機の制御回路装置は、表示装置に警告(アラーム)を表示することが周知である。図10に例示した表示装置では、表示領域107のメッセージ表示部にアラーム・コード「E−XX」を表示する。この場合、制御回路装置は、回転体の駆動装置を加速モードから減速モードに変更して回転体を停止させ、運転室のドア・ロックを解除してドアを開放可能状態にする。
このようなアラーム表示状態が発生した場合、遠心分離機の使用者(ユーザ)はアラーム・コードが何を意味するか、取扱い説明書のアラームに関する故障個所の確認を行う。そして、その使用者は、遠心分離機の製造メーカであるメンテナンス担当者によるメンテナンスが必要であることと判断して、メンテナンス担当者に連絡をする。近年の遠心分離機は制御回路装置を構成するマイクロコンピュータの発展により制御内容が高機能化、複雑化しているため、連絡を受けたメンテナンス担当者は、メンテナンス担当者専用のサービスマニュアルに記載された、アラームに関する故障要因、故障点検場所、および故障修理法を参照して、故障診断および故障処置を行っていた。
しかしながら、上記従来の遠心分離機において、運転中に、例えば駆動装置または回転体に故障が発生した場合、図10に示すように、遠心分離機の制御回路装置は、表示装置の表示領域107にアラーム・コード、例えば「E−XX」(XXは故障内容を示すコードを示す)を表示するのみであった。そのため、使用者は、アラーム・コード「E−XX」の内容を、遠心分離機の購入時に製造メーカより入手した取扱説明書の故障診断項目によって確認し、故障の診断または修理を必要とするメンテナンス・アラームであると判断する。そして、使用者は、取扱説明書等に記載された製造メーカのメンテナンス担当者に故障診断および故障修理の連絡(サービス・コール)を行う。この時、使用者は、アラーム表示およびその動作により、遠心分離機の運転を中断しなければならないため、運転中断に不快感を感じ、更にアラーム・コードの内容を取扱説明書で検討しなければならないという煩わしさも感じる。その結果、遠心分離機の故障診断の検討に多くの時間を必要とする。
一方、サービス・コールを受けた、製造メーカのメンテナンス担当者は、サービスマニュアルに記載されたアラームに関する故障診断項目により、アラーム・コード「E−XX」のアラーム条件内容(故障要因)を確認する。そして、サービスマニュアルに記載されたチェック項目(故障点検場所)を確認して各部のチェック(点検)を行う。更に、サービスマニュアルに記載された処置内容(故障修理法)を確認し、チェックした内容に対応した処置(修理)を施す。最後に、サービスマニュアルに記載されたアラーム解除の方法を確認して、アラーム解除の操作を行う。
以上のように、従来の遠心分離機は、遠心分離するためのより多くの機能を備え、かつ構造も複雑化しているため、アラームに対する故障診断や故障処置は、サービスマニュアルに記載された手順を確認しながら行っていた。従って、故障要因の確認、故障点検場所および故障修理法の確認、故障修理、およびアラーム・コードの解除等の操作のように、各操作ごとにサービスマニュアルに記載された内容について検討および確認の必要があり、故障診断および故障修理に多くの時間を必要とした。
従って、本発明の目的は、運転情報の表示に加え、遠心分離機の故障発生時に警告を知らせるアラーム表示、および該アラーム表示に対処するためのメンテナンス情報表示を可能にした表示装置を有する遠心分離機およびその故障修理法を提供することにある。
本発明の他の目的は、遠心分離機の故障診断または故障修理に必要な時間を低減した遠心分離機およびその故障修理法を提供することにある。
本発明の上記の目的および更に他の目的、ならびに新規な特徴は、以下の本明細書の記述および添付図面より明らかにされる。
本発明の一つの特徴によれば、試料を入れた回転体を回転させるための駆動装置と、前記駆動装置を制御するための制御回路装置と、前記回転体に収容した試料を遠心分離するための回転速度、運転時間、温度等の運転情報を前記制御回路装置に入力するための入力装置と、前記入力装置による入力情報および前記制御回路装置の運転情報を表示するために前記制御回路装置に接続された表示装置とを有する遠心分離機において、前記制御回路装置は、前記遠心分離機の複数種の故障形態を示すアラーム・コードおよび該アラーム・コードに関するメンテナンス情報を予め記憶するための記憶部を有し、前記遠心分離機の運転中に故障が発生した場合、該故障発生に対応して前記記憶部に格納されたアラーム・コードを前記表示装置に表示する第1の表示ステップと、前記第1の表示ステップで表示されたアラーム・コードに対応して前記記憶部に格納されたメンテナンス情報の少なくとも1つの形態を前記表示装置に表示する第2の表示ステップとを実行することを特徴とする。
本発明の他の特徴によれば、前記制御回路装置は、認証コードを予め登録するための記憶部を更に有し、前記第1の表示ステップを実行した後、前記入力装置の入力が前記認証コードに一致した場合のみ、前記第2の表示ステップを実行することを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、前記制御回路装置が実行する前記第2の表示ステップは前記メンテナンス情報の複数形態を、該形態毎に前記表示装置に表示する複数の表示ステップから成り、一つの形態を表示する表示装置の表示画面は他の形態の表示ステップに移行するための入力領域を含み、前記制御回路装置は、該一つの形態を表示する表示画面の入力領域に入力があったとき、他の形態の表示画面を表示する表示ステップを実行することを特徴とする。即ち、本発明の一つの特徴によれば、前記制御回路装置は、表示されたアラーム・コードについて、対処すべきメンテナンス情報を、所謂、対話型ヘルプ情報として表示させる機能(以下、単に、「対話型ヘルプ機能」と称する場合がある)を備えていることを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、遠心分離機の表示装置には、使用者専用入力による対話型ヘルプ機能によるアラーム・コード表示機能を有し、かつメンテナンス担当者またはメンテナンス関係者専用の認証入力に基づく対話型ヘルプ機能によるメンテナンス情報の表示機能を有することを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、前記メンテナンス情報の前記形態は、故障要因を示す第1の形態と、故障点検場所を示す第2の形態と、故障の修理法を示す第3の形態とを含み、前記制御回路装置は、前記第2の表示ステップにおいて、前記第1乃至第3の形態を前記表示装置に表示することを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、前記メンテナンス情報の前記形態は、前記第1の表示ステップにおいて表示されたアラーム・コードの表示画面を解除するためのアラーム解除画面を含むことを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、試料を入れた回転体を回転させるための駆動装置と、前記駆動装置を制御するための制御回路装置と、前記回転体に収容した試料を遠心分離するための回転速度、運転時間、温度等の運転情報を前記制御回路装置に入力するための入力装置と、前記入力装置による入力情報および前記制御回路装置の運転情報を表示するために前記制御回路装置に接続された表示装置とを有する遠心分離機において、前記遠心分離機の複数種の故障形態を示すアラーム・コード、該アラーム・コードに関するメンテナンス情報、および認証コードを前記制御回路装置の記憶部に予め記憶させておき、前記遠心分離機の運転中に故障が発生した場合、前記認証コードの前記入力装置からの入力があったとき、前記制御回路装置は前記アラーム・コードに対応する前記メンテナンス情報を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
本発明の更に他の特徴によれば、試料を入れた回転体を回転させるための駆動装置と、各種の情報を記憶するための記憶部を有し、前記駆動装置を制御するための制御回路装置と、前記回転体に収容した試料を遠心分離するための回転速度、運転時間、温度等の運転情報を前記制御回路装置に入力するための入力装置と、前記入力装置による入力情報および前記制御回路装置の運転情報を表示するために前記制御回路装置に接続された表示装置とを有する遠心分離機の故障修理法において、前記遠心分離機の複数種の故障形態を示すアラーム・コード、該アラーム・コードに関する故障点検場所および故障修理法を含むメンテナンス情報、および認証コードを前記制御回路装置の記憶部に予め記憶させる段階と、前記遠心分離機の運転中に故障が発生した場合、故障形態に対応する前記アラーム・コードを前記表示装置にアラーム表示させる段階と、前記記憶部に予め記憶させた前記認証コードと同一の認証コードを前記入力装置から入力することにより、前記アラーム・コードに対応する前記メンテナンス情報を前記表示装置に表示させる段階と、前記メンテナンス情報に基づき故障修理が終了した後、前記表示装置に前記アラーム表示を解除した表示を行う段階とを具備することを特徴とする。
本発明に従えば、遠心分離機の表示装置に使用者専用の、所謂、対話型ヘルプ機能が設けられているので、使用者が故障時のアラーム発生に対する対応を早く処理することかできる。
また、本発明に従えば、メンテナンス担当者専用の認証コード入力機能が設けられ、かつ対話型ヘルプ機能が設けられているので、メンテナンス担当者がアラーム発生時の故障点検および故障修理をより早く処理することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明に係る実施形態の遠心分離機の構成を示すブロック図、図2は図1に示す遠心分離機の入力装置の構成図、図3は図1に示す遠心分離機の表示装置の制御手順を示すフローチャート、図4は図1に示す表示装置のアラーム発生後の基本表示画面、図5は図1に示す表示装置の使用者用アラーム情報画面、図6は図1に示す表示装置のメンテナンス用アラーム情報画面、図7は図1に示す表示装置のメンテナンス用アラーム・チェック画面、図8は図1に示す表示装置のメンテナンス用アラーム処置画面、および図9は図1に示す表示装置のメンテナンス用アラーム解除画面である。
本発明に係る遠心分離機は、壁部5aおよびドア7によって密閉された回転室(ロータ室)5と、回転室5の中に装着され、遠心分離すべき試料を入れる回転体3と、回転体3を高速回転させるための駆動装置4と、駆動装置4および後述する表示装置1を制御するための制御回路装置6と、回転体3に収容した試料を遠心分離するための回転速度、運転時間、温度、加速勾配、減速勾配等の運転条件の情報を制御回路装置6に入力し、ファンクション(機能)の選択を行うための入力装置(キースイッチ操作パネル)2と、入力装置2による入力情報および制御回路装置6の運転情報を表示するために制御回路装置6に接続された表示装置1とを有する。これら回転室5や駆動装置4などの構成部材は、筐体8の中に装着され、特に、入力装置2の操作パネルと表示装置1の表示画面は、筐体8の上面右側に露出している。
制御回路装置6はマイクロコンピュータから成り、駆動装置4および表示装置1を制御する機能を持つ。この制御回路装置(マイクロコンピュータ)6は、駆動装置4の制御プログラムおよび表示装置1の制御プログラム、アラーム・コード、メンテナンス情報等を格納するリード・オンリ・メモリ(ROM)66と、ROM66に格納された制御プログラム等を実行する中央処理装置(CPU)63と、CPU63の作業領域やデータの一時記憶領域などとして機能するランダム・アクセス・メモリ(RAM)64と、基準クロック信号発振器を含むタイマ(TIM)67と、故障発生時に必要な後述する使用者(ユーザ)の識別コード、製造メーカのメンテナンス担当者の認証コード、使用時間および使用回転数の実績などを記憶するための消去および書換え可能なEEPROMなどから構成されたプログラマブル・リード・オンリ・メモリ(PROM)65と、表示装置1の表示制御信号を出力し、入力装置2の信号を入力する入出力ポート61と、回転室5の温度検出器5bによる検出信号の入力、駆動装置4内に装着された回転検出器(図示なし)やロータ識別器(図示なし)による検出信号の入力、他の各種センサ(図示なし)からの信号入力、および制御回路装置6による制御信号の出力を行う入出力ポート62とを備え、これらのサブブロック61〜67はバス(BUS)68によって相互に接続されている。本発明において、後述するメンテナンス担当者の認証コード(認証番号)は、例えば、上記PROM65の一記憶領域に記憶され、また、アラーム・コードやメンテナンス情報は、上記ROM66の一記憶領域に記憶される。
入力装置2のキースイッチ操作パネルの一例が図2に示される。図2において、キースイッチ操作パネルは、入力表示画面の入力個所の指定を行うためのカーソルキー21、数字入力を行うための数字キー22、表示画面などを初期状態画面(例えば、後述する基本画面)にするためのクリアキー23、データ入力を実行させるためのエンターキー24、表示画面を戻すためのエスケープキー25、表示画面のコンストラスト調整や音量調整など特定の機能を指定するためのメニューキー26、回転室(ロータ室)5を、図示されていない、真空ポンプによって減圧状態にするためのバキュームキー27、駆動装置4の運転を開始させるためのスタートキー28、駆動装置4の運転を停止させるためのストップキー29、回転体3を連続運転させるためのホールドキー30等を具備する。
遠心分離機の使用者は回転数、運転時間(分離時間)、保持温度、加速勾配、減速勾配等のいわゆる運転条件(分離条件)を変えて使用する。また、遠心分離機の使い勝手を向上させるために遠心分離機により多種の機能を付加させる場合もある。このため、表示装置1は、より多くの情報を自由度高く表示させるために、代表的な表示装置として液晶ディスプレイ(LCD)が用いられる。他の表示装置として、プラズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロルミネッセントパネル(ELP)を用いることもできる。
本発明に従う表示装置1の基本画面の例は、図4に示される。なお、図4において、図10に示した従来周知の基本画面の表示領域と同一する部分は、同一の参照符号を付してその説明を省略する。図4の基本画面においては、本発明に従って、特に、表示領域107aにアラーム・コード「E−XX」を表示し、かつ表示領域107bにヘルプ・ボタン「ヘルプ」を表示できる構成となっている。
以下、駆動装置4または回転体3が加速中にアラーム(故障または警告)が発生した場合、本発明に従う制御回路装置6および表示装置1によって、メンテナンス情報を表示装置1に表示させる動作、所謂、対話型ヘルプ機能の動作について、図3に示した制御手順のフローチャート、および図4乃至図9に示した表示装置1の表示画面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、表示装置1の表示画面に使用される用語「アラーム」は故障または警告を意味する。また、「アラーム・コード」は故障形態の種類を示すコードを意味し、例えば、30種の故障形態を「E−01」〜「E−30」のコードで表示する。以下の説明では、故障発生時のアラーム・コードを、一般的に「E−XX」と表示する。また、「アラーム要因」は故障要因、「アラーム・チェック」は故障点検場所、「アラーム処置」は故障修理法をそれぞれ意味し、これら故障要因、故障点検場所、故障修理法等の複数形態に関する情報を、本発明ではメンテナンス情報と称する。
駆動装置4または回転体3が加速中に故障(アラーム)が発生した時、本発明に従う「アラーム・ヘルプ処理」がスタートする(図3のステップ200)。このとき、制御回路装置6は、表示装置1に、図4に示した基本画面を表示する(図3のステップ201)。
ステップ201において表示された表示装置1の表示画面において、表示領域107aにPROM65に予め記憶されていたアラーム・コード「E−XX」を、また表示領域107bにタッチ・ボタン「ヘルプ」を表示する。このとき、制御回路装置6は、アラーム・コード「E−XX」の表示領域107aおよびタッチ・ボタン「ヘルプ」の表示領域107bを同時に点滅させて、遠心分離機がアラーム発生であることを強調表示する。遠心分離機の使用者(ユーザの担当者)は、点滅する表示領域「E−XX」と「ヘルプ」をもつ表示画面により、アラーム状態でることを認識できる。
ここで、アラーム・コード「E−XX」は、例えば、2種の故障形態「E−01」および「E−02」が同時に発生した場合、入力装置2のクリアキー23にタッチすることにより、画面を切換えて表示できる。予想される複数種の故障形態は、予めROM66に格納(記憶)されていて、制御回路装置6は、駆動装置などに備えられた検出器が異常を検出したものに一致した故障内容のコードを、アラーム・コードとして表示する。また、図4の基本画面は、本発明に従ったタッチ・ボタン「ヘルプ」を有し、次の他の表示画面に移行させるための入力機能を有している。即ち、タッチ・ボタン「ヘルプ」に触れると他の表示画面に移行する。
使用者は、ステップ201による基本画面(図4)から救援機能を求めて、メンテナンス担当者(製造メーカ担当者)の認証番号の入力なしに(ステップ202)、タッチ・ボタン「ヘルプ」に触れると(ステップ209)、表示画面は、図5の使用者用「アラーム情報画面」に移行する(ステップ210)。使用者は、遠心分離機の製造メーカのメンテナンス担当者によるメンテナンス(故障点検)が必要であることと、そのメンテナンス担当者名およびその連絡先とを、図5の表示画面より、瞬時に確認することができる。この使用者用「アラーム情報画面」では、アラーム・コード「E−XX」が同時に表示される。
図5の使用者用「アラーム情報画面」において、タッチ・ボタン「戻る」に触れると(ステップ211)、図4の「基本画面」に戻る(ステップ201)。使用者は、図4の「基本画面」に戻して、故障修理が完了するまで、「E−XX」と「ヘルプ」が点滅しているアラーム表示を行うことができる。
使用者より連絡を受けた製造メーカのメンテナンス担当者が、故障修理のために、図4の基本画面の「E−XX」と「ヘルプ」が点滅している状態で、入力装置2のキースイッチ操作パネルより、自己の認証番号(認証コード)を入力する。その入力コードが、予めPROM65に登録しておいた認証番号に間違いなく一致すれば、基本画面の表示領域107bのタッチ・ボタン「ヘルプ」のみが点滅する(ステップ202)。
更に、メンテナンス担当者は、図4のタッチ・ボタン「ヘルプ」に触れると(ステップ203)、ステップ204に進み、制御回路装置6によって、図6に示すような「アラーム情報画面」が表示される(ステップ204)。
図6の「アラーム情報画面」は、表示領域111にアラーム・コード「E−XX」の具体的な故障内容が表示され、表示領域112に「アラーム要因」、即ち故障要因が表示される。例えば、表示領域111のアラーム・コードは、「E−XX:モータ・パルス信号なし」という具体的な故障内容が表示される。また、表示領域112のアラーム要因は、「(1)センサの故障またはセンサ・ケーブルが断線した」、「(2)センサ・ホルダが適切な位置からずれている」、「(3)モータのケーブルが1相断線した」という内容が表示される。これによって、メンテナンス担当者は、短時間で故障内容を確認することができる。
更に、図6の「アラーム情報画面」は、本発明に従って、表示領域107cにタッチ・ボタン「アラーム・チェック」を表示し、表示領域107dにタッチ・ボタン「アラーム解除」を表示する。
そして、メンテナンス担当者に対して、図6の「アラーム情報画面」は、表示領域113に、「アラーム・チェックする場合アラーム・チェック・ボタンを選択する」とのメッセージを表示し、一方、表示領域113の下段に、「アラーム解除する場合はアラーム解除ボタンを選択する」とのメッセージを表示する。更に、表示領域107eには、終了して戻る場合のボタン「戻る」を表示する。このように、図6のメンテナンス情報の一形態である「アラーム情報画面」は、メンテナンス情報の他の形態(例えば、アラーム・チェック情報)を表示する表示ステップに移行するための複数の入力領域(タッチ・ボタン)107c、107d、および107eを備えている。即ち、図6の「アラーム情報画面」は、上記図4の「基本画面」と同様に、次の他の表示画面に移行するための入力機能を有している。
制御回路装置6は、それらタッチ・ボタン(入力領域)107c、107d、107eの選択された一つに、メンテナンス担当者が触れたり、あるいは入力装置により入力をしたとき、他の形態の表示画面、例えば、「アラーム・チェック画面」を表示するステップを実行する(例えば、ステップ207)。
つまり、メンテナンス担当者は、表示領域113に表示されたメッセージに従って、表示領域107c、107d、107eのボタン入力領域に入力すれば、次のメンテナンス情報の表示画面に移行し、他の形態のメンテナンス情報を得ることができる。所謂、制御回路装置6とメンテナンス担当者は対話型ヘルプの操作を進めることができる(ステップ206〜ステップ208)。
図3のステップ206、ステップ207、およびステップ208は、メンテナンス担当者より、図6の「アラーム情報画面」に表示されたボタン「戻る」、ボタン「アラーム・チェック」、およびボタン「アラーム解除」の何れか一つに入力が有ったか否かを判断する処理フローである。所謂、「アラーム情報画面」による対話型の処理フローを示している。
メンテナンス担当者がボタン「アラーム解除」に触れると(ステップ208)、表示装置1には、図9に示したメンテナンス用「アラーム解除画面」が表示される(ステップ212)。
図9のメンテナンス用「アラーム解除画面」の表示領域141には「注記」を表示し、その「注記」の内容として「駆動部の回転検出が正常にできない場合に発生するアラームであり安全のためにロータ・パルス信号がなくなるまではアラーム解除やドア・ロック解除することができません」との表示をして、アラーム解除に関しての説明がされている。そして表示領域142には、アラーム解除方法が表示されており、「アラーム解除する場合は、ボタン「E−XX」に触れた後にボタン「アラーム解除」に触れる」と表示してある。即ち、タッチ・ボタン「E−XX」に触れ(ステップ214)、その後に、タッチ・ボタン「アラーム解除」に触れることにより(ステップ215)、アラームが解除され、ドア7のロックが解除される(ステップ216)。更に、表示装置1の表示画面は、アラーム表示が削除された「基本画面」表示となる(ステップ217)。即ち、ステップ217における「基本画面」には、図4に示した「基本画面」における表示領域107aのアラーム・コード「E−XX」および表示領域107bのヘルプ・ボタン「ヘルプ」が削除され、表示されなくなる。このアラーム解除の他の表示法としては、アラームコード「E−XX」とヘルプ・ボタン「ヘルプ」の両者の点滅表示をさせないようにしても良い。
従って、メンテナンス担当者は、図9に示した「アラーム解除画面」の表示内容に従い操作を行い、アラーム解除を容易に行うことができ、遠心分離機のドア7を開けることができる。
また、メンテナンス担当者は、図6に示した「アラーム情報画面」において、表示領域107cのボタン「アラーム・チェック」に触れると(ステップ207)、表示装置1には、図7に示すように、メンテナンス情報の他の形態である、メンテナンス用「アラーム・チェック画面」が表示される(ステップ219)。
図7のメンテナンス用「アラーム・チェック画面」の表示領域121には、故障点検場所を示す「アラーム・チェック」の項目が表示される。「アラーム・チェック」項目の例示として、「(1)モータ・パルス信号のチェック端子を確認する」、「(2)センサ・ホルダの位置確認をする」、「(3)モータのケーブルを確認する」という項目が表示されている。従って、メンテナンス担当者は、メンテナンス用「アラーム・チェック画面」に従い、上記(1)乃至(3)の項目を順次確認することによって、故障点検場所を把握することができる。
一方、図7の「アラーム・チェック画面」は、その表示領域107fにタッチ・ボタン「処置」を表示する。また、その表示領域122には、「アラーム処置」情報の画面に移行するためのメッセージ「アラーム処置する場合は下記ボタンを触れる」が表示されている。メンテナンス担当者は、表示領域122のメッセージによって、次の操作を容易に判断することができる。
メンテナンス担当者が、図7の「アラーム・チェック画面」より「アラームの処置」を行う場合、表示領域107fのタッチ・ボタン「処置」に触れると(ステップ221)、図8に示されたメンテナンス用「アラーム処置画面」が表示される(ステップ222)。
ステップ219において、図8のメンテナンス用「アラーム処置画面」の表示領域131には、メンテナンス情報の他の形態である「アラーム処置」(故障修理法)が表示される。アラーム処置として「(1)モータパルス発生素子を交換する」、「(2)センサホルダの位置を正規位置にする」、「(3)ケーブルの断線を修理する」という項目が明示されている。メンテナンス担当者は、メンテナンス用「アラーム処置画面」によって処理内容を確認することができ、短時間に修理を完了することができる。
例えば、遠心分離機の電源を切って故障診断および故障修理を完了させた場合、遠心分離機の電源を再投入して、表示装置1のアラーム表示をアラーム解除できる。このアラーム解除は、図2に示した入力装置の操作パネル2のクリアキー23を押すことによって、図4における「E−XX」および「ヘルプ」のアラーム表示が無い「基本画面」を表示できる。これによって、故障修理が完了していることを確認できる。
もし、図8のメンテナンス用「アラーム処置画面」において、前画面である図7のメンテナンス用「アラーム・チェック画面」を再度参照したい場合、タッチ・ボタン「戻る」に触れれば(ステップ223)、図7の「アラーム・チェック画面」に戻る(ステップ219)。
図7のメンテナンス用「アラーム・チェック画面」において、アラーム・チェックを終了したい場合、タッチ・ボタン「戻る」に触れると前画面に戻り、このボタンに触れ続けると図4の基本画面に戻る事ができる(ステップ220)。
上述の実施形態では、表示画面のボタンに触れて画面の移行(切換え)を行ったが、図2に示した入力装置(キースイッチ操作パネル)2のカーソルキー21によりカーソルを移動し表示画面の所定ボタンの表示領域内に止めて、かつエンターキー24を押すリターン操作によっても、画面の切換えが可能である。
以上の実施形態より明らかにされるように、遠心分離機の使用者は、使用者専用の対話型ヘルプ機能によるアラーム表示画面よりアラーム発生時の対応方法を瞬時かつ容易に確認することができる。また、メンテナンス担当者は、認証番号の照合機能を設けてあるメンテナンス担当者専用の対話型ヘルプ機能によるメンテナンス表示画面により、遠心分離機の故障した箇所を短時間で修理診断し、また修理完了させることができる。
以上の説明より明らかにされるように、本発明によれば、メンテナンス情報の一形態を表示する表示画面には、更に他の形態を表示する表示画面に移行するためのメッセージ表示領域とタッチ・ボタンなどの入力表示領域を有する。これによって、メンテナンス担当者は、メンテナンス情報の表示画面と対話形式でメンテナンス情報を短時間で充実させることができる。所謂、対話型ヘルプ機能を具備している。結果的に、故障診断および修理を短時間で完了することができる。
また、本発明によれば、遠心分離機に予想される複数種の故障形態を示すアラーム・コード、該アラーム・コードに関するメンテナンス情報、および故障を点検するメンテナンス担当者の認証コード(認証番号)を制御回路装置の記憶部に予め記憶させておき、遠心分離機の運転中に故障が発生した場合、メンテナンス担当者が、認証コードの入力装置からの入力によって、アラーム・コードに対応する前記メンテナンス情報を前記表示装置に表示させ、該メンテナンス情報の故障処置手順に従って遠心分離機の故障診断および故障修理を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
1:表示装置 2:入力装置 21:カーソルキー 22:数字キー
23:クリアキー 24:エンターキー 25:エスケープキー
26:メニューキー 27:バキュームキー 28:スタートキー
29:ストップキー 30:ホールドキー 3:回転体(ロータ)
4:駆動装置 5:回転室(ロータ室) 6:制御回路装置
61、62:入出力ポート 63:中央処理装置(CPU)
64:ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
65:プログラマブルROM(PROM) 66:リード・オンリ・メモリ(ROM)
67:タイマ 68:バス 7:ドア 8:筐体
101:回転速度表示領域 102:運転時間表示領域 103:温度表示領域
104a:加速モード表示領域 104b:減速モード表示領域
105:ファンクション画面表示領域 105a:IDコード設定表示領域
105b:プログラム設定表示領域 106:運転モード表示領域
107:メッセージ表示領域 107a:アラーム・コード表示領域
107b:ボタン「ヘルプ」表示領域
107c:ボタン「アラーム・チェック」表示領域
107d:ボタン「アラーム解除」表示領域 107e:ボタン「戻る」表示領域
107f:ボタン「処置」表示領域 111:アラーム・コード内容表示領域
112:「アラーム要因」メッセージ表示領域
113:「アラーム・チェック」「アラーム解除」ボタンのメッセージ表示領域
121:「アラーム・チェック」メッセージ表示領域
122:「処置」ボタンのメッセージ表示領域
131:「アラーム処置」メッセージ表示領域
141:「アラーム解除画面」における「注記」表示領域
142:ボタン「アラーム解除」表示領域
200〜226:表示装置の制御手順の処理ステップ
23:クリアキー 24:エンターキー 25:エスケープキー
26:メニューキー 27:バキュームキー 28:スタートキー
29:ストップキー 30:ホールドキー 3:回転体(ロータ)
4:駆動装置 5:回転室(ロータ室) 6:制御回路装置
61、62:入出力ポート 63:中央処理装置(CPU)
64:ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
65:プログラマブルROM(PROM) 66:リード・オンリ・メモリ(ROM)
67:タイマ 68:バス 7:ドア 8:筐体
101:回転速度表示領域 102:運転時間表示領域 103:温度表示領域
104a:加速モード表示領域 104b:減速モード表示領域
105:ファンクション画面表示領域 105a:IDコード設定表示領域
105b:プログラム設定表示領域 106:運転モード表示領域
107:メッセージ表示領域 107a:アラーム・コード表示領域
107b:ボタン「ヘルプ」表示領域
107c:ボタン「アラーム・チェック」表示領域
107d:ボタン「アラーム解除」表示領域 107e:ボタン「戻る」表示領域
107f:ボタン「処置」表示領域 111:アラーム・コード内容表示領域
112:「アラーム要因」メッセージ表示領域
113:「アラーム・チェック」「アラーム解除」ボタンのメッセージ表示領域
121:「アラーム・チェック」メッセージ表示領域
122:「処置」ボタンのメッセージ表示領域
131:「アラーム処置」メッセージ表示領域
141:「アラーム解除画面」における「注記」表示領域
142:ボタン「アラーム解除」表示領域
200〜226:表示装置の制御手順の処理ステップ
Claims (7)
- 試料を入れた回転体を回転させるための駆動装置と、前記駆動装置を制御するための制御回路装置と、前記回転体に収容した試料を遠心分離するための回転速度、運転時間、温度等の運転情報を前記制御回路装置に入力するための入力装置と、前記入力装置による入力情報および前記制御回路装置の運転情報を表示するために前記制御回路装置に接続された表示装置とを有する遠心分離機において、
前記制御回路装置は、前記遠心分離機の複数種の故障形態を示すアラーム・コードおよび該アラーム・コードに関するメンテナンス情報を予め記憶するための記憶部を有し、前記遠心分離機の運転中に故障が発生した場合、該故障発生に対応して前記記憶部に格納されたアラーム・コードを前記表示装置に表示する第1の表示ステップと、前記第1の表示ステップで表示されたアラーム・コードに対応して前記記憶部に格納されたメンテナンス情報の少なくとも1つの形態を前記表示装置に表示する第2の表示ステップとを実行することを特徴とする遠心分離機。 - 前記制御回路装置は、認証コードを予め登録するための記憶部を更に有し、前記第1の表示ステップを実行した後、前記入力装置の入力が前記認証コードに一致した場合のみ、前記第2の表示ステップを実行することを特徴とする請求項1に記載された遠心分離機。
- 前記制御回路装置が実行する前記第2の表示ステップは前記メンテナンス情報の複数形態を、該形態毎に前記表示装置に表示する複数の表示ステップから成り、一つの形態を表示する表示装置の表示画面は他の形態の表示ステップに移行するための入力領域を含み、前記制御回路装置は、該一つの形態を表示する表示画面の入力領域に入力があったとき、他の形態の表示画面を表示する表示ステップを実行することを特徴とする請求項2に記載された遠心分離機。
- 前記メンテナンス情報の前記形態は、故障要因を示す第1の形態と、故障点検場所を示す第2の形態と、故障の修理法を示す第3の形態とを含み、前記制御回路装置は、前記第2の表示ステップにおいて、前記第1乃至第3の形態を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載された遠心分離機。
- 前記メンテナンス情報の前記形態は、前記第1の表示ステップにおいて表示されたアラーム・コードの表示画面を解除するためのアラーム解除画面を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載された遠心分離機。
- 試料を入れた回転体を回転させるための駆動装置と、各種の情報を記憶するための記憶部を有し、前記駆動装置を制御するための制御回路装置と、前記回転体に収容した試料を遠心分離するための回転速度、運転時間、温度等の運転情報を前記制御回路装置に入力するための入力装置と、前記入力装置による入力情報および前記制御回路装置の運転情報を表示するために前記制御回路装置に接続された表示装置とを有する遠心分離機において、
前記遠心分離機の複数種の故障形態を示すアラーム・コード、該アラーム・コードに関するメンテナンス情報、および認証コードを前記制御回路装置の記憶部に予め記憶させておき、前記遠心分離機の運転中に故障が発生した場合、前記認証コードの前記入力装置からの入力があったとき、前記制御回路装置は前記アラーム・コードに対応する前記メンテナンス情報を前記表示装置に表示させることを特徴とする遠心分離機。 - 試料を入れた回転体を回転させるための駆動装置と、各種の情報を記憶するための記憶部を有し、前記駆動装置を制御するための制御回路装置と、前記回転体に収容した試料を遠心分離するための回転速度、運転時間、温度等の運転情報を前記制御回路装置に入力するための入力装置と、前記入力装置による入力情報および前記制御回路装置の運転情報を表示するために前記制御回路装置に接続された表示装置とを有する遠心分離機の故障修理法において、
前記遠心分離機の複数種の故障形態を示すアラーム・コード、該アラーム・コードに関する故障点検場所および故障修理法を含むメンテナンス情報、および認証コードを前記制御回路装置の記憶部に予め記憶させる段階と、
前記遠心分離機の運転中に故障が発生した場合、故障形態に対応する前記アラーム・コードを前記表示装置にアラーム表示させる段階と、
前記記憶部に予め記憶させた前記認証コードと同一の認証コードを前記入力装置から入力することにより、前記アラーム・コードに対応する前記メンテナンス情報を前記表示装置に表示させる段階と、
前記メンテナンス情報に基づき故障修理が終了した後、前記表示装置に前記アラーム表示を解除した表示を行う段階とを具備することを特徴とする遠心分離機の故障修理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004335495A JP2006142201A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | 遠心分離機およびその故障修理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004335495A JP2006142201A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | 遠心分離機およびその故障修理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006142201A true JP2006142201A (ja) | 2006-06-08 |
JP2006142201A5 JP2006142201A5 (ja) | 2007-09-27 |
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ID=36622483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004335495A Withdrawn JP2006142201A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | 遠心分離機およびその故障修理法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006142201A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013244441A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Hitachi Koki Co Ltd | 遠心機 |
CN104741251A (zh) * | 2013-12-27 | 2015-07-01 | 日立工机株式会社 | 离心机 |
JP2015202486A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 分離装置、分離方法および分離回収ガス |
JP2016049496A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 日立工機株式会社 | 遠心機 |
-
2004
- 2004-11-19 JP JP2004335495A patent/JP2006142201A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013244441A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Hitachi Koki Co Ltd | 遠心機 |
CN104741251A (zh) * | 2013-12-27 | 2015-07-01 | 日立工机株式会社 | 离心机 |
JP2015123432A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 日立工機株式会社 | 遠心機 |
JP2015202486A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 分離装置、分離方法および分離回収ガス |
JP2016049496A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 日立工機株式会社 | 遠心機 |
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