JP4782159B2 - 携帯型検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、製品の状態を読み取る携帯型検査装置に関する。
従来、自動車の生産ラインにおいては、生産工程の終了時に、製品内に組み込まれたECU(Electronic Control Unit)で制御される対象機能の検査を行う際に、故障や不具合を示すDTC(Diagnostic Trouble Code)を読み取り、確認や修理等を行っている。
ところで、近年では、製品に組み込まれるECUの数が多くなっているため、ECUで制御される対象機能の生産工程毎に、このECUおよび対象機能の検査を行い、不具合に対処する方が、全工程の終了時に検査するよりも作業効率が良い。
この場合、対象機能毎に検査装置を設けると、検査装置の種類が多くなり取り扱いが不便となる。そこで、共通の携帯型検査装置を用意し、使用するソフトウェアを入れ替えたり、切り替えたりすることで、各機能を検査することが提案されている。また、このような携帯型検査装置を利用した場合の、検査ソフトウェアやセキュリティ、または検査員の行動等の管理を、無線LANにて接続されたサーバにて一括して行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−157108号公報
ここで、特許文献1のシステムを採用しようとした場合、無線LAN設備に多大の投資が必要となり、また、検査装置の使用場所が無線LAN対応の特定の場所に制限されてしまう。
そこで、各検査員に高性能の携帯型検査装置を携行させることが提案されるが、この場合、汎用性を持った高機能な携帯型検査装置が、工場やサービスステーション等、不特定の場所で大量に使用されることとなるので、置き忘れ等の紛失に備えて、第三者による使用を抑制するために、検査装置に対して使用制限を設けることが望ましい。
ところが、使用制限が設けられることにより、正規の使用者の通常の使用まで制限されてしまうと、携帯型検査装置の利便性が阻害されるおそれがあった。
本発明は、利便性を維持しながらも、第三者による不正使用を抑制することのできる携帯型検査装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯型検査装置(例えば、後述の検査装置10)は、製品の状態を示す状態データの読み取りを行う複数種類のソフトウェアの入れ替え、または切り替えを行うソフトウェア決定手段(例えば、後述のCPU11)と、前記ソフトウェアの使用可否と使用者とを特定する識別データを記憶する記憶手段(例えば、後述の記憶部12)と、前記記憶手段により記憶された識別データを参照することで使用可能と判断されるソフトウェアに関して、外部装置からの操作入力により、前記状態データを読み取ることが可能な許可回数を設定する設定手段(例えば、後述のCPU11)と、前記ソフトウェア決定手段により決定されたソフトウェアによる前記状態データの読み取り回数を計測する計測手段(例えば、後述のCPU11)と、前記計測手段により計測された読み取り回数が、前記設定手段により設定された許可回数に到達した場合に、前記ソフトウェアによる前記状態データの読み取りを禁止する実行禁止手段(例えば、後述のCPU11)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、当該携帯型検査装置は、製品の状態データを読み取ることが可能な許可回数を設定することができる。したがって、万一置き忘れ等の紛失が発生しても、当該携帯型検査装置を入手した第三者による使用回数が制限されるので、不正使用の継続を許可回数以内に抑制することができる。
更に、当該携帯型検査装置は、実際の読み取り回数が許可回数に到達していないことを条件にして継続使用できるので、正規の利用者にとっては、例えば1日毎に検査する製品数に基づいて、使用前に許可回数を設定することにより、許可回数以内での使用に関して利便性を損なうことがない。
また、本発明の携帯型検査装置において、前記ソフトウェアのそれぞれは、前記記憶手段により記憶され得る識別データの組み合わせ毎に、前記許可回数の設定の要否を保持し、前記設定手段は、前記許可回数の設定の要否を参照し、当該設定が必要な場合に、前記許可回数を設定する。
この発明によれば、当該携帯型検査装置は、許可回数の設定が必要なソフトウェアである場合に、許可回数を設定する。したがって、セキュリティが必要なソフトウェアに関してのみ許可回数を設定すればよいので、利用者は、セキュリティ上、読み取られることに問題のない場合に関して許可回数を設定する必要がなく、利便性を向上させることができる。
また、本発明の携帯型検査装置は、前記計測手段により計測された読み取り回数が前記許可回数に到達した場合、所定の条件を満たしたことに応じて、所定回数の新たな許可回数を追加設定する追加設定手段を更に備える。
この発明によれば、当該携帯型検査装置は、実際の読み取り回数が許可回数に到達した場合には、例えば、特定の複数のキーが同時に押下される等、所定の条件を満たしたことに応じて、所定回数の新たな許可回数(例えば、5回)を追加設定する。したがって、許可回数の再設定をし忘れたり、生産計画の変更等で予定数以上の検査が必要になったりした場合でも、利用者が追加で使用することができるように融通性をもたせることができる。
更に、追加設定される回数を所定回数に制限したので、第三者にたまたま偶然に追加で使用されることがあっても、この使用回数は限定されるため、不正使用を抑制することができる。
また、本発明の携帯型検査装置において、前記追加設定手段は、前記新たな許可回数を追加設定した場合に、前記所定の条件を別の条件に置き換える。
この発明によれば、当該携帯型検査装置は、許可回数の追加設定が可能となる所定の条件を置き換える。したがって、同一の操作により許可回数を繰り返し追加設定されることがない。その結果、たとえ第三者により許可回数の追加設定がなされた場合であっても、更に次の追加設定は困難であるため、不正使用を抑制することができる。
本発明によれば、携帯型検査装置の利便性を維持しながらも、第三者による不正使用を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。
[検査装置の概観]
図1は、本実施形態に係る検査装置10の概観図である。検査装置10は、操作部13と表示部14と、DLC(Data Line Connector)15と、発光部17と、を備える。
操作部13は、検査装置10の表面に配置され、利用者からの各種操作入力を受け付ける。また、表示部14は、検査装置10による処理結果や各種情報報知、あるいは利用者からの入力を受け付ける画面等を表示するものであり、液晶ディスプレイであってよい。
DLC15は、製品に組み込まれたECUと接続することによりデータ通信を行う端子である。検査装置10は、このDLC15を介して、製品の状態データとして、故障や不具合等を示すDTCを受信する。
発光部17は、利用者に対して検査装置10の動作状況や警告等を報知するため、点灯や点滅を行うデバイスである。具体的には、LED(Light Emitting Diode)であってよい。また、検査装置10の前面に限らず、背面や下面等の複数個所に設けてもよい。
また、検査装置10は、PC(Personal Computer)と接続して通信を行うUSB端子16(図3参照)を備える。検査装置10は、PCからの指令により、ソフトウェアや、記憶データのメンテナンスを行う。
その他、検査装置10は、表示部14や発光部17と共に、利用者へ報知する手段としてのブザー18(図3参照)を備える。ブザー18は、圧電ブザー等、単音の出力が可能なものであってよい。
図2は、上述の操作部13に配置された操作キーの種類を示す図である。操作部13には、電源スイッチとしての「Powerキー」、処理選択のためのメニュー機能を実行させる「Menuキー」、各種選択や確認での決定や実行を指示する「○キー」、取り消しやメニュー階層の遡りを指示する「×キー」、上下選択を指示して画面内での移動やスクロールを行う「↑キー」および「↓キー」、左右の選択を指示して画面の切り替え等を行う「←キー」および「→キー」が配置される。
なお、本実施形態では、図2に示したように、操作キーを配置して機能を割り当てたが、これら操作キーの種類や機能の割り当ては一例であって、これには限られない。
[検査装置の構成]
図3は、検査装置10の構成を示すブロック図である。検査装置10の全体を制御するCPU11に対して、記憶部12、操作部13、表示部14、DLC15、USB端子16、発光部17、およびブザー18が電気的に接続される。
記憶部12は、CPU11において実行されるプログラムを記憶する。記憶されるプログラムは、本実施形態に係る製品の状態データを読み取るためのアプリケーションの他、検査装置10が備える各種ハードウェアそれぞれの制御を行うファームウェアや、外部機器との通信制御プログラム、あるいは検査装置全体を管理し、アプリケーションにより利用される共通機能を提供する基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)等が含まれる。
更に、記憶部12は、状態データの読み取りの許可回数を示すデータと、この許可回数に基づいてアプリケーションの使用制限を行うプログラムを記憶する。CPU11は、当該プログラムを読み込み実行することにより、アプリケーションの不正使用を抑制する。なお、このプログラムによる使用制限処理の詳細は後述する。
操作部13は、上述(図1および図2)の通り、利用者からの操作入力を受け付ける。CPU11は、この操作入力を受け付けて、アプリケーションの実行内容を制御する。
表示部14は、CPU11におけるアプリケーションの実行に伴い、生成された表示データを受け取ることにより、画面表示を行う。また、発光部17およびブザー18は、CPU11からの指示信号に基づき駆動される。CPU11は、発光部17における赤/緑の2色の切り替えと、点滅の周期を制御し、ブザー18の吹鳴時間と、吹鳴回数および間隔を制御する。
DLC15およびUSB端子16は、上述の通り、外部装置との通信インタフェースである。CPU11は、DLC15を介して、検査対象の製品の状態データを取得する。またCPU11は、USB端子16を介して、PCからアプリケーションおよび各種設定データを取得する。
なお、上述の各ハードウェアは、CPU11により直接制御されることとしたが、これには限られない。例えば、各ハードウェアを制御するための専用の制御部をそれぞれ設け、CPU11からの指令に基づき、これらの制御部により制御してもよい。
[アプリケーション選択]
図4は、検査装置10において使用されるアプリケーションの入れ替えおよび切り替えを示す概念図である。記憶部12に記憶されるアプリケーションの入れ替えは、USB端子16によりPCと接続することにより、PCからの指令に従って行われる。
アプリケーションの構成としては、(a)1つのアプリケーションに1つの機能が存在する場合、(b)1つのアプリケーションに複数の機能が含まれる場合、(c)複数のアプリケーションからなるアプリケーション群として管理される場合がある。PCにて、これらのアプリケーションまたはアプリケーション群を選択することにより、検査装置10の記憶部12に対象のアプリケーション(群)が記憶される。
また、検査装置10のCPU11は、利用者からの操作入力に応じて、記憶部12に記憶されたアプリケーションまたはアプリケーション群から、使用する機能またはアプリケーションを切り替え(選択し)、本実施形態に係る状態データの読み取り処理を実行する。
[動作制限処理内容]
ここで、検査装置10のCPU11によるアプリケーションの動作制限処理について説明する。CPU11は、実行されるアプリケーションまたは機能毎に、使用可能な地区および部門を制限し、更に、使用可能な回数を制限する。
アプリケーションには、予め、当該アプリケーションの機能を示す情報と共に、当該機能を使用可能な地区および部門を示す情報が保持される。そして、検査装置10も同様に、使用可能な地区、部門、および機能を示すデータが記憶部12に記憶される。
CPU11は、アプリケーションに保持された情報と、記憶部12に記憶されたデータとを参照し、双方に共通して設定された地区、部門、および機能の組み合わせに関して、使用を許可する。そして、どちらにもない組み合わせ、または一方にのみある組み合わせに関しては、アプリケーションの実行を許可しない。
地区、部門、機能の組み合わせにより、実行が許可されたアプリケーションに関して、CPU11は、更に、使用可能な回数、すなわち製品に関する状態データの読み取り可能回数を制限する。
なお、使用可能な回数を制限するのは、所定の機能の場合に限定してよい。すなわち、各アプリケーションにおいて、上記の使用可能な機能を定義したテーブルに関連付けて、使用可能回数の制限を行うか否かの区分データを保持する。
ここで、実際の使用回数は、検査装置10の電源がONになることによりカウントすることとする。なお、電源がONのまま複数製品の状態データの読み取りを繰り返すことを抑制するため、DLC15への接続によってカウントする方法を用いてもよい。これにより、簡易的に使用回数を計測することができる。
CPU11は、計測した実際の使用回数が許可回数に到達したか否かを監視することにより、許可回数以内でのアプリケーションの実行を許可する。なお、実際の使用回数が許可回数に到達した場合には、利用者から、所定の緊急回避操作の入力を受け付けることにより、追加で新たな許可回数を設定する。この緊急回避操作は、繰り返し入力されることを抑制するため、入力操作方法が変更されることが好ましいが、新たな許可回数に到達した時点で使用不可としてもよい。
また、検査装置10は、時間計時のためのタイマ(図示せず)を更に備え、許可回数が設定されてからの経過時間を計測してもよい。そして、この経過時間が予め設定された時間になった場合には、使用回数に関わらず、使用不可としてもよい。このことによれば、第三者による不正使用を時間切れによって確実に抑制できる。
[状態遷移]
図5は、検査装置10の稼動状態と状態間の遷移条件とを示す状態遷移図である。これにより、電源がOFFの状態からアプリケーションが起動されるまでの検査装置10の動作を示す。
状態P0は、電源がOFFであり、検査装置10が使用されていない状態である。状態P0からは、「Powerキー」のON操作により、状態P1に移行する。
状態P1は、アプリケーションを選択させるか否かの判断をしている状態である。検査装置10は、状態P0から電源がONにされたことに応じて、起動メッセージを表示すると共に、所定時間内に特定の操作がされた場合、状態P4に移行する。一方、所定時間内にこの操作入力がなかった場合には、通常起動とみなして状態P2に移行する。
状態P2は、検査装置10に設定されているシステム情報を表示させるか否かを判断している状態である。検査装置10は、所定時間内に特定の操作がされた場合、状態P6に移行する。一方、所定時間内にこの操作入力がなかった場合には、通常起動とみなして状態P3に移行する。
状態P3は、検査装置10が不正使用されていないことを確認する状態である。実行されるアプリケーションに関して、セキュリティが有効と設定されている場合、すなわち、当該アプリケーションを使用して製品の状態データを読み取ることのできる許可回数が設定されている場合には、実際の使用回数が許可回数に到達したか否かを判別し、到達した場合には、アプリケーションを起動させない。一方、セキュリティが無効である場合、または実際の使用回数が許可回数に到達していない場合には、アプリケーションの起動を許可する。なお、処理の詳細は図6にて後述する。
状態P4は、検査装置10にて実行するアプリケーションまたは機能の選択を行う状態である。検査装置10にて実行可能なアプリケーションまたは機能が一覧表示され、利用者は「↑キー」または「↓キー」によりカーソルや反転表示の箇所を移動させる。そして、検査装置10は、「○キー」の押下を受け付けると、アプリケーションまたは機能が選択されたと判断し、状態P5に移行する。なお、実行可能なアプリケーションとは、上述のように、地区、部門、および機能の組み合わせのうち、CPU11により実行が許可されたアプリケーションである。
また、状態P4において「×キー」が押下されると、検査装置10は、アプリケーションまたは機能の切り替えは行わず、状態P4を終了して状態P1に移行する。更に、状態P4において、USB端子とPCとの接続が行われると、検査装置10は、状態P7に移行する。
状態P5は、状態P4において選択されたアプリケーションまたは機能への切り替えを利用者に確認させ、確定する状態である。検査装置10は、状態P4にて選択されたアプリケーションまたは機能の名称と共に、確認を促す表示を行う。そして、検査装置10は、「○キー」の押下を受け付けると状態P3に移行する。一方、「×キー」の押下を受け付けると、検査装置10は、アプリケーションまたは機能の切り替えを取り消し、状態P4に移行する。
状態P6は、検査装置10に設定されている各種システム情報を表示する状態である。具体的には、検査装置10は、例えば、シリアル番号、ユーザ名、地区または組織のコード、部門のコード、実行されるアプリケーションまたは機能のコード、各種プログラムのバージョン情報等を表示する。状態P6において、「○キー」または「×キー」の押下を受け付けると、検査装置10は、状態P3に移行する。
状態P7は、PCと接続し、各種設定やプログラムの書き換え等のメンテナンスを行う状態である。状態P7では、検査装置10は、PCからの制御に従い、記憶部12に記憶される各種データを更新する。具体的には、セキュリティ判断のための起動可能回数の設定や警告値の設定、プログラムのアップデート、アプリケーションの入れ替え、ユーザ名の変更、DLC15の接続によるアプリケーション自動起動の有効/無効の切り替え、各状態でのタイムアウト時間の設定等を行う。
状態P7においては、USB端子による接続が切断されると状態P0に移行する。なお、PCからの制御により、他の状態への移行を可能としてもよい。
[処理フロー]
図6は、検査装置10が状態P3(図5)に移行した際の、CPU11の処理の流れを示す図である。
ステップS1では、CPU11は、記憶部12で保持する使用可能カウンタ値をデクリメントする。ここで、使用可能カウンタ値は、状態P7のPC接続による初期設定で予め設定しておく値であって、例えば、1日の間に検査する製品数を充足するように設定される。
ステップS2では、CPU11は、使用可能カウンタ値が警告値以下であるか否かを判定する。ここで、警告値とは、許可回数が残り少なくなったことの警告を表示し始める閾値であって、状態P7のPC接続により予め設定される。この判定がYESの場合はステップS3に移り、判定がNOの場合はセキュリティ判断の処理を終了し、アプリケーションを起動させる。
ステップS3では、CPU11は、緊急回避中か否かを判定する。ここで、緊急回避とは、使用可能カウンタが「0」になり、すなわち使用回数が許可回数に到達した場合に、所定の操作入力を受け付けることにより使用可能カウンタ値を新たに(例えば「5」を)設定した状態である。この判定がYESの場合はステップS9に移り、判定がNOの場合はステップS4に移る。
ステップS4では、CPU11は、使用可能カウンタ値が「0」であるか否かを判定する。この判定がYESの場合は、使用回数が許可回数に到達したので、ステップS6に移る。一方、この判定がNOの場合は、まだ使用が可能であるので、ステップS5に移る。
ステップS5では、CPU11は、ブザー18による吹鳴と共に、使用可能な残り回数が少ないことの警告メッセージを表示部14に表示する。そして、CPU11は、所定時間(例えば、5秒間)が経過すると、セキュリティ判断の処理を終了し、アプリケーションを起動させる。なお、図7(a)に警告メッセージの表示例を示す。これにより、検査装置10は、利用者に許可回数の再設定を促すことができる。
ステップS6では、CPU11は、緊急回避操作の入力を受け付けたか否かを判定する。緊急回避操作は、例えば、「○キー」および「×キー」を同時に3秒以上押し続けること等、既定の操作入力とする。この判定がYESの場合はステップS7に移り、判定がNOの場合はステップS11に移る。
ステップS7では、CPU11は、ブザー18による吹鳴と共に、緊急回避操作を受け付けたことを示すメッセージを表示部14に表示する。そして、CPU11は、所定時間(例えば、5秒間)が経過すると、ステップS8に移る。なお、図7(b)に緊急回避メッセージの表示例を示す。これにより、検査装置10は、緊急回避中であることを報知し、使用を継続するために許可回数の再設定を促すことができる。
ステップS8では、CPU11は、使用可能カウンタ値を新たに(例えば「5」を)設定し、許可回数を増加させる。そして、CPU11は、セキュリティ判断の処理を終了し、アプリケーションを起動させる。
ステップS9では、CPU11は、使用可能カウンタ値が「0」であるか否かを判定する。この判定がYESの場合は、緊急回避中に使用回数が許可回数に到達したので、ステップS11に移る。一方、この判定がNOの場合は、まだ使用が可能であるので、ステップS10に移る。
ステップS10では、CPU11は、緊急回避操作の入力を受け付けたか否かを判定する。この緊急回避操作は、前回やステップS6のものとは異なるものであってよい。この判定がYESの場合はステップS7に移り、判定がNOの場合はステップS5に移る。
なお、初回の緊急回避操作(ステップS6)は、ステップS4の判定によりカウンタ値が「0」になった場合に受け付けたが、2回目以降の緊急回避操作(ステップS10)は、ステップS9の判定によりカウンタ値が「0」となる前でなければ受け付けない。したがって、緊急回避操作が同一の操作方法であったとしても、カウンタ値が「0」になると、継続使用ができなくなる。
ステップS11では、CPU11は、ブザー18による吹鳴と共に、使用不可であることを示すメッセージを表示部14に表示する。そして、CPU11は、所定時間の経過、あるいは「Powerキー」の押下を受け付けることにより、状態P0に移行させる。なお、図7(c)に使用不可メッセージの表示例を示す。
以上のように、本実施形態によれば、検査装置10について、製品の状態データを読み取ることが可能な許可回数を設定した。したがって、万一、検査対象である製品(車両)内への置き忘れ等の紛失が発生しても、検査装置10を入手した第三者による使用回数が制限されるので、不正使用の継続を抑制することができる。
更に、検査装置10は、実際の読み取り回数が許可回数に到達していないことを条件にして継続使用できるので、正規の利用者にとっては、例えば1日毎に検査する製品数に基づいて、使用前に許可回数を設定することにより、許可回数以内での使用に関して利便性を損なうことがない。
また、本実施形態によれば、検査装置10は、許可回数の設定が必要なソフトウェア(アプリケーションまたは機能)である場合に、許可回数を設定した。したがって、セキュリティが必要なソフトウェアに関してのみ許可回数を設定すればよいので、利用者は、セキュリティ上、読み取られることに問題のない場合に関して許可回数を設定する必要がなく、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、検査装置10は、実際の読み取り回数が許可回数に到達した場合には、例えば、特定の複数のキーが同時に押下される等、所定の緊急回避操作の入力を受け付けたことに応じて、所定回数の新たな許可回数(例えば、5回)を追加設定する。したがって、許可回数の再設定をし忘れたり、生産計画の変更等で予定数以上の検査が必要になったりした場合でも、利用者が追加で使用することができるように融通性をもたせることができる。
更に、追加設定される回数を所定回数(例えば、5回)に制限したので、第三者にたまたま偶然に追加で使用されることがあっても、この使用回数は限定されるため、不正使用を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、検査装置10は、許可回数の追加設定が可能となる所定の条件を置き換え、前回と異なる緊急回避操作入力を必要とした。また、緊急回避中に再度許可回数に到達した場合には、使用を禁止したので、同一の操作により許可回数を繰り返し追加設定されることがない。その結果、たとえ第三者により許可回数の追加設定がなされた場合であっても、更に次の追加設定は困難であるため、不正使用を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。また、上述の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、この実施形態に記載されたものには限定されない。
本発明の実施形態に係る検査装置10の概観図である。 前記実施形態に係る操作部13に配置された操作キーの種類を示す図である。 前記実施形態に係る検査装置10の構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係るアプリケーションの入れ替えおよび切り替えを示す概念図である。 前記実施形態に係る検査装置10の状態遷移図である。 前記実施形態に係るCPU11の処理の流れを示す図である。 前記実施形態に係るメッセージの表示例を示す図である。
符号の説明
10 検査装置
11 CPU(ソフトウェア決定手段、設定手段、計測手段、実行禁止手段)
12 記憶部(記憶手段)
13 操作部
14 表示部
15 DLC
16 USB端子

Claims (4)

  1. 製品に組み込まれた制御装置に接続することにより、当該製品の状態を示す状態データを読み取る携帯型検査装置であって、
    前記状態データの読み取りを行う複数種類のソフトウェアの入れ替え、または切り替えを行うソフトウェア決定手段と、
    少なくとも前記ソフトウェアの使用可否と使用可能な部門とを特定する識別データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された識別データを参照することで使用可能と判断されるソフトウェアに関して、外部装置からの操作入力により、前記状態データを読み取ることが可能な許可回数を設定する設定手段と、
    前記ソフトウェア決定手段により決定されたソフトウェアによる前記状態データの読み取り回数を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された読み取り回数が、前記設定手段により設定された許可回数に到達した場合に、前記ソフトウェアによる前記状態データの読み取りを禁止する実行禁止手段と、を備えることを特徴とする携帯型検査装置。
  2. 前記ソフトウェアのそれぞれは、前記記憶手段により記憶され得る識別データの組み合わせ毎に、前記許可回数の設定の要否を保持し、
    前記設定手段は、前記許可回数の設定の要否を参照し、当該設定が必要な場合に、前記許可回数を設定することを特徴とする請求項1に記載の携帯型検査装置。
  3. 前記計測手段により計測された読み取り回数が前記許可回数に到達した場合、所定の条件を満たしたことに応じて、所定回数の新たな許可回数を追加設定する追加設定手段を更に備える請求項1または請求項2に記載の携帯型検査装置。
  4. 前記追加設定手段は、前記新たな許可回数を追加設定した場合に、前記所定の条件を別の条件に置き換えることを特徴とする請求項3に記載の携帯型検査装置。
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