JP2013244441A - 遠心機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ロータの回転中において運転状況の表示を阻害しないように表示部のライトを減光するようにして、省エネルギー機能を実現した遠心機を提供する。
【解決手段】
試料を保持するロータを回転させる駆動部と、ロータの回転を制御する制御部と、入力を受け付ける操作部と、運転状況を示す情報を表示する表示部を有し、入力された条件下でロータを回転させる遠心機において、表示部は明るさを調整する機能を有し、操作部による入力が所定時間行われない際には明るさを落とすように制御する減光モードを設けた。減光モードは液晶ディスプレイのバックライトの照度の低減又は消灯で行う。減光モードの実行は、前記ロータの停止中と整定運転中に行うようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転体(ロータ)を高速で回転させる遠心機に関し、特に遠心運転の条件等を表示する表示装置の制御に関するものである。
遠心機は、試料を収容したロータを高速回転させることにより試料の分離等を行う公知の装置である。ユーザは分離する試料にあわせて、ロータの回転数、運転時間(遠心分離時間)、保持温度、加速勾配、減速勾配等の種々の運転条件を、入力装置から入力する。
また、特許文献1にて示すように、遠心機の遠心分離運転中には、表示装置に設定した条件や実際の状態を表示する。これらの表示は、平面型ディスプレイと呼ばれるLCD(液晶ディスプレイ)等を用いて多機能表示するケースが増えている。
ここで図7を用いて、従来の遠心機(遠心分離機)における表示部の調整画面を説明する。図7は従来例の遠心機における表示部の表示画面を示す図である。画面121には、複数のタブ(“Run Screen”、“Menu”、“Custom”)が設けられ、このうちのCustomから“バックライト設定”を選択すると図7に示す画面121となる。従来の遠心機ではバックライト付きの液晶ディスプレイが用いられ、図7に示す画面121からユーザはバックライトの明るさを調整できるように構成される。図7に示す例では、バックライトの明るさは10段階に調整可能であって、Down用アイコン134又はUP用アイコン135を指でタッチすることにより、バックライトの明るさを10段階に設定可能である。ユーザは設定された明るさがどの状態であるかは、左側から右側にかけて並んだ10段階の表示バー130の表示態様によって識別できる。図7の状態では左から7つ分のバーが明るく表示されている状態を示している。右側の黒い3つのバーは表示されていない状態(暗い状態)を示している。このように10段階の調整が可能としたことで、顧客(ユーザ)の意向や据付環境(周囲の明るさ)などに応じた最適な表示状態とすることができた。
図8は従来の遠心機における表示制御の動作タイムチャートを示す図である。縦軸はロータの回転速度(単位rpm)、表示部におけるユーザによる操作(キー操作)の状況、表示輝度の大きさ(MAX〜MIN、バックライトOFF)を示しており、横軸は共に時間の推移を示している。ここでは、回転速度141の曲線に示すように、時刻tにおいてモータが起動してロータが加速状態に移行し、時刻tにおいて整定状態に移行し、時刻tから減速状態に移行して、時刻tでロータの回転が停止する。この際、ユーザは太線142で示すタイミングにおいて入力操作(キー操作)を行うが、そのキー操作にかかわらずに、表示部の表示輝度143は図7においてユーザによって設定された明るさで一定である。ここでは、図7で示したように最大輝度(MAX、図7のすべてのバーが明るく表示されている状態)と、最小輝度(MIN、図7の左側1つだけのバーが明るく表示されている状態)の間のユーザによって設定された輝度で表示される。
特開2000−301029号公報
近年の省エネルギー意識の一層の高まりから、遠心機においても種々の省エネ機能が実現されてきたが、発明者らはパーソナルコンピュータやその他の機器における表示部のように、液晶バックライトの自動消灯機能を採用することを検討した。しかしながら、遠心機においては、どのようなタイミングで消灯させたら良いか、検討すべき課題があった。また、安全性の面からロータ運転中に運転状態を表示しておくことが必須であり、バックライトを消灯して表示内容が視認できないと好ましくないことがわかった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ロータの回転中において運転状況の表示を阻害しないように表示部のライトを減光するようにして、省エネルギー機能を実現した遠心機を提供することにある。
本発明の他の目的は、ロータの回転状況に応じて表示部の減光又は消灯機能を動作させるようにした遠心機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ユーザによるロータの回転状態の識別を阻害しないように構成した減光モードを有する遠心機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、試料を保持するロータを回転させる駆動部と、ロータの回転を制御する制御部と、入力を受け付ける操作部と、運転状況を示す情報を表示する表示部を有し、入力された条件下でロータを回転させる遠心機において、表示部は明るさを調整する機能を有し、操作部による入力が所定時間行われない際には明るさを落とすように制御する減光モードを設けた。操作部および表示部は、バックライトを有するタッチパネル式の液晶ディスプレイ、又は、タッチパネル式のELディスプレイで構成できる。
本発明の他の特徴によれば、操作部による入力が所定時間行われない場合であってもロータの加速時および減速時には減光させないように制御するようにした。また、減光モードの実行を、ロータの停止中、又は/及び、運転中のいずれかに設定可能とした。また、減光モードを実行させるための所定時間を操作部から設定可能とし、減光モードを実行中にロータの加速または減速への状態変化が生じた際には落とした明るさを元に戻すようにした。さらに、減光モードを実行中に遠心機に異常が生じた際には、落とした明るさを元に戻すようにした。
請求項1の発明によれば、表示部は明るさを調整する機能を有し、操作部による入力が所定時間行われない際には明るさを落とす減光モードを設けたので、消費エネルギーを節約することができる遠心機を実現できる。
請求項2の発明によれば、操作部および表示部はバックライトを有するタッチパネル式の液晶ディスプレイであるので、減光モードによってバックライトの寿命を延ばすことができる。
請求項3の発明によれば、操作部および表示部はタッチパネル式のELディスプレイであるので、ユーザによる監視の必要性が低くなった際に効果的に減光でき、暗い部屋での運転等において必要以上にまぶしくない、使い勝手の良い遠心機を実現できる。
請求項4の発明によれば、操作部による入力が所定時間行われない場合であってもロータの加速時および減速時には減光しないので、ロータの回転変動中であって監視されることが好ましい状態のときには表示部を見やすい状態に維持できる。
請求項5の発明によれば、減光モードの実行をロータの停止中、又は/及び、運転中のいずれかに設定可能であるので、ユーザによる監視の必要性が低い状態のときに減光させることができる。
請求項6の発明によれば、減光モードを実行させるための所定時間を操作部から設定可能としたので、ユーザの好みに合わせた使い勝手の良い減光モードを実現することができる。
請求項7の発明によれば、減光モードを実行中にロータの加速または減速への状態変化が生じた際には落とした明るさを元に戻すので、ユーザは表示部の減光状態の解除により遠心機の運転状態が変化したことを容易に認識することができる。
請求項8の発明によれば、減光モードを実行中に遠心機に異常が生じた際には落とした明るさを元に戻すので、異常の発生を見落とす恐れを少なくできる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係る遠心機1の全体構成の概略を示す断面図である。 操作表示部20に表示される表示画面の一例であって、バックライトの明るさ設定時の画面である。 操作表示部20に表示される表示画面の一例であって、エコモードの設定時の画面である。 本実施例の遠心機1における表示制御の動作タイムチャートである。 本実施例の遠心機1における表示制御手順を示すフローチャートである。 第2の実施例における操作表示部20に表示される表示画面の一例である。 従来の遠心機の表示画面の一例であって、エコモードの設定時の画面である。 従来の遠心機の表示制御の動作タイムチャートを示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の実施例に係る遠心機1の全体構成の概略を示す断面図である。遠心機1は、本体内部に回転室5を備え、回転室5はドア3により閉塞され、回転室5の下には駆動源としてモータ4が設けられる。モータ4から回転トルクを伝達するシャフト(出力軸)16が回転室5内まで突出するように延び、シャフト16の先端に設けられたクラウン17にロータ2がセットされる。シャフト16の周囲にはモータ4内部への水分等の侵入防止のため略円筒形状のシャフトケース14が配置される。冷却装置18はチャンバ13の外周に巻きつけられた冷却配管18aに冷媒を流すことによって回転室5内を冷却するものであって、フロンガスなどを冷媒とする冷凍サイクルが用いられる。冷凍サイクルのコンプレッサとしては様々な方式があるが、インバータを用いた可変速コンプレッサを搭載すると冷却能力の向上が図れるので好ましい。チャンバ13と冷却配管18aの周囲、および回転室5を閉塞するドア3の内部には図示しない断熱材が設けられる。
制御装置7は温度センサ15によって検出された回転室5の温度に基づいて冷却装置18を駆動制御し、回転室5を所定の温度に制御する。また制御装置7は、モータ4および冷却装置18の制御だけでなく操作表示部20への各種情報の表示と入力データの取得等の遠心機1の運転に伴う全体の制御を行う。操作表示部20は、バックライトを有するタッチパネル式の液晶ディスプレイを用いると遠心条件等のユーザによる入力を受け付ける操作部と、運転状況を示す情報を表示する表示部を一体で実現できるので、効率的に設置できる上に使いやすい遠心機とすることができる。尚、操作表示部20の構成はバックライトを有するタッチパネル式の液晶ディスプレイを用いた一体構成だけに限られずに、操作部をボタン又はキーボード等の入力部で実現して、表示部を輝度または明るさを調整可能なディスプレイ装置、ランプ装置、その他の表示装置とし、入力部と表示部の一部又は全部を分離させた構成としても良い。
図2は操作表示部20に表示される表示画面の一例であって、バックライト設定時の画面21である。画面21には、複数のタブ(“Run Screen”、“Menu”、“Custom”)が設けられ、このうちのCustomから“バックライト設定”を選択すると図面に示す画面となる。この画面21からユーザがバックライトの明るさを調整できるように構成される点は図7で示した従来例と同じである。バックライトの明るさは10段階に調整可能であって、Down用アイコン34又はUP用アイコン35を選択(例えばユーザが指でアイコンをタッチ)することにより、バックライトの明るさを10段階に設定できる。ユーザは設定された明るさがどの状態であるかは、左側から右側にかけて並んだ10段階の表示バー130の表示態様によって識別できる。図では左から7つ分のバーが明るく表示されている状態を示している。Down用アイコン34又はUP用アイコン35は、図7で示したDown用アイコン134又はUP用アイコン135と表示位置が異なるものの、アイコンを選択された際の動作は図7で示した従来例と同じである。本実施例においては、画面21の左側下方においてアイコン36を設けた。アイコン36は、本実施例に係る省エネルギー機能を有効又は無効にする切り替えスイッチの機能を果たす。図2においては、アイコン36を木の葉のイラストとecoという文字の組み合わせによって作成したが、エコアイコン自体のデザインは任意である。アイコン36の下側には、本実施例に係る省エネルギー機能(減光モード)が“有効”(設定されている状態)か、“無効”(設定されていない状態)か、を示す文字36aが表示される。図2の状態ではアイコン36が薄く示され、その状態が“無効”であることを文字36aによって表示される。この画面においてユーザがアイコン36をタッチすると省エネルギー機能(減光モード)が“有効”に切り替わり図3の表示状態になる。
図3は操作表示部20に表示される表示画面の一例であって、バックライト設定時の画面である。図2の表示状態からユーザがアイコン36をタッチして選択することにより、省エネルギー機能(減光モード)が“有効”になり、アイコン36の表示状態が明るい表示となる。また、文字36aが省エネルギー機能が設定されていることを示す“有効”に切り替わる。アイコン36の右側には、省エネルギー機能が起動するまでの待ち時間37の設定窓が表示される。この待ち時間は、何らかのアクションから省エネルギー機能が起動するまでの時間であって、なんらかのアクションから次のアクションに至る前に待ち時間が経過したら本実施例に係る操作表示部20を“減光”させる。この待ち時間37(本図では15分)はユーザによって任意に設定可能であり、ユーザが待ち時間37の設定窓を選択(例えば指でタッチ)することにより、数値を入力する画面がポップアップ表示されるが、この数値を入力する画面については公知の方法を用いれば良いので説明を省略する。待ち時間37の設定窓の右側には、“減光”する状況を、ロータ2の停止中のみに限定するチェックボックス38、ロータ2の停止中のみならず運転中も減光するためのチェックボックス39を表示する。ユーザはチェックボックス38又は39のいずれか一方をタッチすることにより選択することにより、どのような場合に減光モードを実行するかを指定できる。図3の画面では、何らかのアクションから次のアクションが行われることなく15分が経過したら、操作表示部20のバックライトを減光するが、この減光はロータ2の停止中にのみ行われ、ロータ2が回転中においては減光させない状況を示している。
図4は本実施例の遠心機1における表示制御の動作タイムチャートを示す図である。縦軸はロータ2の回転速度(単位rpm)、操作表示部20におけるユーザによる操作(キー操作)の状況、表示輝度の大きさ(設定輝度、最大輝度MAX、最小輝度MIN、バックライトOFF)を示しており、横軸は共に時間の推移を示している。ここでは、回転速度41の曲線に示すように、時刻tにおいてモータ4が起動してロータ2が加速状態に移行し、時刻tにおいて整定状態に移行し、時刻t12から減速状態に移行して、時刻t13でロータ2の回転が停止する。この際、ユーザは太線42で示すタイミングにおいて操作表示部20への入力操作を行っており、制御装置7はその操作状況を監視する。そして、入力操作が終わってからの経過時間を監視し、第1の閾値(時間T)、第2の閾値(時間T、但しT>T)が経過したかどうかを判定して、経過した場合に所定の制御(バックライト減光、またはバックライト消灯)を行う。
例えば時刻tにおいてユーザによるキー操作が行われると、制御装置7はその後の経過時間を監視し、時刻tにおいて所定時間Tが経過したことを判定したら、バックライトの輝度を最小レベル(MIN)に落とすことにより表示部の減光を行う。さらに制御装置7は、時刻tのキー操作からの経過時間を監視し、時刻tにおいて経過時間(=t―t)がTに到達したらバックライトを消灯する。次に時刻tにおいてユーザにより再び操作表示部20がタッチされると、制御装置7は消灯していたバックライトを点灯させる。この点灯の時の輝度はMINからMAXの間であって図3の画面22にて設定された明るさである。また、TはTに所定の時間を足した値として、例えばT=T+10(min)とすれば良いが、TもTと独立して設定可能に構成しても良い。
次にユーザによるキー操作が行われると、制御装置7によってその行われた時間から経過時間が監視される。尚、この監視において時間Tに達する前に次のキー操作が行われた場合には、経過時間のカウントアップがクリアされ、再びカウントアップが行われる。ここで、本実施例ではキー操作がない時間のカウントアップにおいて、ロータ2の回転が一定でない場合はカウントアップを行わないように構成した。これは、バランス不良などの何らかの原因による異常発生は、主にロータの回転変動中に起こりやすいという経験則から、ロータの回転変動中には操作表示部20での表示が常に把握できる状態に保ちたいためである。本実施例ではロータ2の加速が完了した時刻tから制御装置7によるキー操作間隔時間の監視が再開され、時刻tから時間Tが経過した時刻tにおいてバックライトを減光させて最小輝度状態(MIN)にする。制御装置7は経過時間の監視を続けて行うが、時刻tより時刻Tが経過した時刻tにおいてはバックライトを消灯させないようにした。これはロータ2の回転中は必ず回転状態の監視が必要であるため、バックライトが最小であってもユーザが表示内容を確認できる状態を維持したいためである。このように構成することにより、使い勝手だけでなく安全性を保った遠心機を実現できる。
時刻tにおいてユーザによって再びキー操作が行われると、制御装置7は減光していたバックライトを設定輝度に復帰させる。この点灯の時の輝度はMINからMAXの間であって図3の画面22にて設定された明るさである。そして、制御装置7によるキー操作間隔時間の監視が再開され、時間T経過後の時刻t11において再びバックライトを減光させて最小輝度状態(MIN)にする。次に、時刻t12においてロータ2が減速状態になると、制御装置7によるキー操作間隔時間の監視を中断し、時刻t13においてロータ2が停止してからキー操作間隔時間の監視を再開する。そして、時刻t13より時刻Tが経過した時刻t14においてバックライトを減光させて最小輝度状態(MIN)にする。次に、時刻t15においてユーザによりキー操作が行われたので、バックライトを制御装置7は減光していたバックライトを設定された輝度にて点灯させる。尚、遠心分離運転の終了時(ロータ2の所定回転終了後)においては、ユーザがドアを開けるまではバックライトを減光又は消灯させないように構成して、ユーザに対して運転が終了したことを促すように構成しても良い。
次に、図5のフローチャートを用いて、本実施例の遠心機1における表示制御手順を説明する。図5で示す制御は、例えば、マイクロコンピュータ(汎用マイコンなど)を有する制御装置7においてプログラムを実行することによりソフトウェア的に実行できる。図5に示すフローチャートは遠心機1の電源がオンにされると起動し、電源がオンの最中にはバックグランドにて実行される。まず、遠心機1の電源がオンになると制御装置7は減光タイマをゼロクリアする(ステップ51)。この減光タイマは、何らかのアクションからの経過時間をカウントするための積算手段であって、本実施例ではマイコンに含まれるタイマ手段を用いて実現できる。次に、制御装置7は、減光タイマによるカウントを行う(カウントアップ、ステップ52)。
次に制御装置7は、エラーが発生したが否かを判定する(ステップ53)。ここでいうエラーとは、遠心離の運転の際に制御装置7によって監視される制御事項の異常状態であって、例えば何らかの原因によるロータ2の異常発生による停止、ロータ2の加速不良や回転不良、チャンバ室内の温度異常等である。このようなエラーが発生した場合は、制御装置7は操作表示部20の輝度を最大に設定してユーザに対して注意を促し(ステップ60)、ステップ51に戻る。尚、この際に輝度を最大に設定するだけでなく設定輝度に戻すだけにして代わりに音を出したり操作表示部20にエラー表示をしたりするようにしても良い。また、輝度を最大に設定した上で操作表示部20へのエラー表示をするように構成しても良い。
次に、制御装置7はロータ2が加速中又は減速中であるかを判定する(ステップ54)。ここでロータ2が加速中又は減速中であるということは、ユーザによって注視すべき状態であるので減光状態に移行させずに、図2の画面21でユーザによって設定された輝度、すなわちバックライト設定によって表示し(ステップ61)、ステップ51に戻る。ステップ54において、ロータ2が加速中でも減速中でもない場合、例えば停止中又は定速回転中(整定中)の場合は、制御装置7は減光モードがON(有効)であるかどうかを判定する(ステップ55)。この減光モードのON又はOFFは、図2のアイコン36の選択状態によって判定でき、減光モードがOFF(有効)の場合は図2の画面21でユーザによって設定された輝度、すなわちバックライト設定によって表示し(ステップ61)、ステップ51に戻る。
ステップ55において減光モードがONの場合は、制御装置7はユーザによる操作表示部20の操作があったかどうかを判定し(ステップ56)、操作があった場合は図2の画面21でユーザによって設定された輝度、すなわちバックライト設定によって表示し(ステップ61)、ステップ51に戻る。ステップ56において、操作がなかった場合はカウント中の減光タイマの値が、設定された時間T2よりも大きいか否かを判定し(ステップ57)、大きい場合はロータ2が停止中であるか否かを判定し(ステップ58)、ロータ2が停止中である場合はバックライトを消灯し(ステップ59)、ステップ52に戻る。ロータ2が停止中であるか否かは、制御装置7は図示しない回転検出センサにてモータ4の回転をリアルタイムでモニターするという公知の回転検出手段の出力から容易に判断できる。尚、操作表示部20に用いられる液晶ディスプレイの種類によっては、バックライトの消灯を行うと画面が全く見えない状態になるがロータ2の回転が停止中の場合は、画面が見えない状態となっても問題は生じない。
ステップ58において、カウント中の減光タイマの値が、設定された時間Tよりも大きく、かつ、ロータ2が回転中である場合は、制御装置7はバックライトの設定を最小(図2において表示バー130が左側1つだけつく設定状態)にして操作表示部20での表示を行い(ステップ63)、ステップ52に戻る。
ステップ57において、カウント中の減光タイマの値が、設定された時間Tと等しいか、又は小さい場合は、減光タイマがTよりも大きいかを判定し(ステップ62)、大きい場合に制御装置7はバックライトの設定を最小(図2において表示バー130が左側1つだけつく設定状態)にして操作表示部20での表示を行い(ステップ63)、ステップ52に戻る。ステップ62においてTと等しいか又は小さい場合は、制御装置7はバックライトの設定を図2においてユーザによって設定された輝度に従って操作表示部20の表示を行い(ステップ64)、ステップ52に戻る。尚、減光又は消灯されたバックライトは、ユーザが再び操作表示部からの入力を行うか、ロータ2の回転状態の変化(停止から加速状態へ、または、定速回転から減速状態への移行)が生じた場合にステップ61によってユーザによって設定された輝度によって表示される。
以上説明したように、本実施例においては表示部の減光モードをオンにするかどうかを設定可能とし、設定がオン(有効)の場合においては、所定時間の入力部の無操作状況が続いたら減光させるようにしたので、消費エネルギーを節約することができる上に、バックライトの寿命を延ばすことができる。さらに、減光モードの設定がオン(有効)の場合であって、減光状態が続いて第2の閾値(時間T)が経過したら、ロータ2の回転が停止中の場合に限ってバックライトを消灯するようにしたので、更なる省エネルギーを実現できる。尚、ロータ2の回転にはバックライトは必ず表示されるように構成されるので、ロータ2の回転中においてユーザは表示部(操作表示部20)から運転状況を確認することができる。
図6は第2の実施例における操作表示部20に表示される表示画面の一例である。第2の実施例においてはバックライトの消灯を行わない場合のバックライト設定時の画面23である。ここでは図2の表示画面と同じ機能の表示又はアイコンには同じ参照符号を付している。アイコン36は、本実施例に係る省エネルギー機能を有効又は無効にする切り替えスイッチの機能を果たす点は同じであるが、その待ち時間(第1の閾値T)を設定可能としたものの、図3で示した停止中のみ減光するか、運転中も減光するかを選択する画面はない。また、バックライトの減光を行うのをロータ2の停止中のみに限定して、ロータ2の回転中においては、加速中、整定中、減速中のいずれの場合であってもバックライトの減光を行わないように構成した。このように構成すればユーザはバックライトが消灯しているときは、ロータ2が回転しない状態と一義的に判断することができるので、特定用途のユーザによっては大変使いやすい遠心機が実現できる。また、ロータ2の回転中においては必ずバックライトが点灯するので、操作表示部20に表示される内容を即座に視認することができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば上述の実施例では、表示部としてバックライト付きの液晶ディスプレイを用いて説明したが、液晶ディスプレイだけに限られずに、タッチパネル式のELディスプレイ(エレクトロルミネッセンスディスプレイ)、又は、その他の明るさ、輝度等を変更できる任意の表示手段にて実現しても良い。また、減光モードを動作する状況や、待ち時間などをロータの種類、設定回転速度、設定温度等の条件に応じてさらにきめ細かく制御できるように構成しても良く、制御装置はユーザによる監視が必要な状況であるかどうか、例えば回転室5の温度状況などに応じて減光モードの実行を判断するように構成しても良い。
1 遠心機 2 ロータ
3 ドア 4 モータ
5 回転室 7 制御装置
13 チャンバ 14 シャフトケース
15 温度センサ 16 シャフト
17 クラウン 18 冷却装置
18a 冷却配管 20 操作表示部
21、22、23 画面 34 Down用アイコン
35 UP用アイコン 36 アイコン
36a 文字 37 待ち時間
38、39 チェックボックス 41 回転速度
42 太線(キー操作) 43 表示輝度(設定の明るさ)
121 画面 130 表示バー
134 Down用アイコン 135 Up用アイコン
141 回転速度 142 太線(キー操作)
143 表示輝度

Claims (8)

  1. 試料を保持するロータを回転させる駆動部と、前記ロータの回転を制御する制御部と、
    入力を受け付ける操作部と、運転状況を示す情報を表示する表示部を有し、入力された条件下で前記ロータを回転させる遠心機において、
    前記表示部は明るさを調整する機能を有し、
    前記操作部による入力が所定時間行われない際には前記明るさを落とす減光モードを設けたことを特徴とする遠心機。
  2. 前記操作部および前記表示部は、バックライトを有するタッチパネル式の液晶ディスプレイであることを特徴とする請求項1に記載の遠心機。
  3. 前記操作部および前記表示部は、タッチパネル式のELディスプレイであることを特徴とする請求項1に記載の遠心機。
  4. 前記操作部による入力が所定時間行われない場合であっても前記ロータの加速時および減速時には減光させないことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遠心機。
  5. 前記減光モードの実行を、前記ロータの停止中、又は/及び、運転中のいずれかに設定可能であることを特徴とする請求項4に記載の遠心機。
  6. 前記減光モードを実行させるための前記所定時間を前記操作部から設定可能としたことを特徴とする請求項4又は5に記載の遠心機。
  7. 前記減光モードを実行中に、前記ロータの加速または減速への状態変化が生じた際には落とした明るさを元に戻すことを特徴とする請求項6に記載の遠心機。
  8. 前記減光モードを実行中に前記遠心機に異常が生じた際には、落とした明るさを最大にすることを特徴とする請求項6に記載の遠心機。
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