JP2006141648A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機に内蔵される電子機器の放熱を効果的に行い、電子機器を温度上昇による悪影響から守る。
【解決手段】 遊技機の筐体に収納された電子機器と、前記電子機器で発生する熱を逃がすための放熱部材と、前記放熱部材に形成された光触媒膜と、前記光触媒膜に光を照射するための光源とを備える。放熱部材に光触媒膜を塗布し、これに光を照射するようにしたので、光触媒の作用により薄い水膜が形成され、それが気化するときに気化熱を奪い、放熱部材における放熱効果を高めることができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、回胴などの可動部又はCPUやメモリなどの電子回路を備えるスロットマシン等の遊技機に関し、特に遊技機に内蔵される電子機器の冷却に関する。
スロットマシンやパチンコ機などの遊技機はマイコン(CPU)を内蔵していて、抽選・入賞・払い出し・演出の制御をプログラムで実現している。この種の遊技機は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び該抽選結果に応じた入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、メイン基板からコマンドを受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うサブ基板とを備えている。
特開2003−49292「遊技機の制御装置」
メイン基板やサブ基板に設けられたマイコン(CPU)などの電子機器は多量の熱を発生する。さらに、遊技機では演出用として多数のランプ・LEDやスピーカー及びこれらを駆動する増幅器やドライバーを備えているが、これらも多量の熱を発生する。遊技機筐体の内部の温度が非常に高くなると、CPUが熱により暴走したりして電子機器の故障が発生しやすくなる。また、温度が高くなると各装置の寿命も短くなる。そこで、遊技機に内蔵される電子機器の放熱対策として、ヒートシンクや放熱ファンなどの放熱部材を発熱部分に搭載し、熱による暴走・故障などが発生しないように冷却している。前記放熱部材の放熱性能はなるべく高いことが望ましい。
本発明は、遊技機に内蔵される電子機器の放熱を効果的に行うことを目的とし、電子機器を温度上昇による悪影響から守ることのできる遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、筐体と、前記筐体に開閉自在に設けられた扉と、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う処理部を含む、前記筐体に収納された電子機器と、前記電子機器で発生する熱を逃がすための放熱部材と、前記放熱部材に形成された光触媒膜と、前記光触媒膜に光を照射するための光源とを備えるものである。
電子機器に用いられる放熱部材(ヒートシンク、冷却ファンなど)に光触媒膜(例えば酸化チタン)を塗布する。光触媒の作用により薄い水膜が形成され、それが気化するときに気化熱を奪い、放熱部材における放熱効果を高める。電子部品(例えばIC)の放熱部分又はその放熱部材に水を噴霧すれば同様の効果を奏することができるが、電子部品は水を嫌うので水の噴霧は好ましくない。その点、放熱部材に光触媒を塗布し、薄い水膜を形成するという手段は電子部品に悪影響を与えることがない。前記光触媒膜に光を照射するための光源として例えば紫外線LEDを設ける。紫外線LEDをパルス駆動して、間欠的に光を照射すると好適である。前記放熱部材を設けるべき電子機器として、メイン基板のCPU、サブ基板のCPU及び/又は演出用の音響増幅器(サウンドアンプ)を挙げることができる。
前記処理部による内部抽選及び入賞判定の結果に応じて前記光源を制御する。具体的には、サウンドが頻繁に発生する内部抽選当選時や入賞時に光源(紫外線LED)を発光させる。当該タイミングで演出用の照明が点滅し音響が発生し、電子機器が発熱するので、当該タイミングにおいて放熱効果を高めることは合理的である。
前記電子機器に温度センサが設けられ、前記温度センサの出力に応じて前記光源を制御する。温度が上昇したときに放熱効果を高めること合理的である。電子機器、例えばCPUに温度計が内蔵されている場合があり、当該温度計の出力を監視し、温度が閾値を超えた場合に光源(紫外線LED)を発光させる。温度上昇に伴って発生する光の量を増加するようにしてもよい。
前記扉の開閉状態を検出するセンサを備え、前記扉が開放されているときは前記光源による光の照射が停止されるようにしてもよい。
前記光源は、前記筐体の内側で下方に向けて設けられているか、又は前記筐体の側面内側に他方の側面に向けて設けられているようにしてもよい。
前記電子機器を収納するケースを備え、前記電子機器に設けられた前記放熱部材を照射するように前記ケース内に光源を設けるようにしてもよい。
前記筐体内に水分を含ませた高吸水性ポリマーの保水材を配置するようにしてもよい。
本発明によれば、遊技機の電子機器に用いられる放熱部材に光触媒膜を塗布し、これに光を照射するようにしたので、光触媒の作用により薄い水膜が形成され、それが気化するときに気化熱を奪い、放熱部材における放熱効果を高めることができる。
この発明の実施の形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は遊技機(スロットマシン)の正面図である。
スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れる。メダル投入口100は、スロットマシン10の正面で略中央右側の位置に設けられている。
スロットマシン10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール(回胴)40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。ベットスイッチ16は、回転リール(回胴)40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代える。精算スイッチ17は、回転リール(回胴)の左方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す。スタートスイッチ30は回転リール(回胴)40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、リール(回胴)ユニット60の駆動を開始させる。ストップスイッチ50は、リール(回胴)ユニット60の駆動を停止させるためのものである。リール(回胴)ユニット60は、三個の回転リール(回胴)40から構成されている。そして、各回転リール(回胴)40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリール(回胴)テープ42とを備えている。このリール(回胴)テープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。62は各種の演出を行うための液晶表示部である。
スタートスイッチ30は、前述のように回転リール(回胴)40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技からの所定時間経過を条件に、リール(回胴)ユニット60の駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、前述のようにリール(回胴)ユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、各回転リール(回胴)40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール(回胴)40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール(回胴)40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール(回胴)40の回転を停止するように設定されている。
メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リール(回胴)ユニット60が駆動され、三個の回転リール(回胴)40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール(回胴)40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作すると、三個の回転リール(回胴)40の回転が全て停止する。このとき、図柄表示窓13の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、図示しないホッパーユニットを介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
3つの回転リール(回胴)40が停止したときに図柄表示窓13に表示される図柄を「停止出目」という。同じ図柄が当選ライン(メダル投入枚数により1本、3本、5本と変化する)上に揃うと入賞したことになり、メダルが払い出される。
図2はスロットマシン10の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン10は、その主要な処理装置としてメイン基板1(第1処理部)とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2(第2処理部)とを備える。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リール(回胴)の回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、記憶手段であるROMおよびRAMを含む。
メイン基板1のCPUには温度センサTSが設けられている。温度センサTSはCPUに外付けする(具体的にはCPUのパッケージに熱伝導性の良い媒体を介して取り付ける)ようにしてもよいが、CPUの種類によっては温度センサTSを内蔵しているものもある。
メイン基板1は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール(回胴)40の回転及び停止を制御する際に、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行う図示しない入賞抽選手段を含む。この入賞抽選手段による抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール(回胴)40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、記憶手段であるROMおよびRAMを含む。
サブ基板2はメイン基板1からコマンドをうけ、これに従って演出等の処理を行う。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
メイン基板1には、光触媒(酸化チタン)膜を照射するための光源(紫外線LED)Lが接続されている。光源Lはメイン基板1のCPU又はその他の電子機器により制御される。典型的には、光源Lは電源投入されている間は常時点灯するが、扉が開放されたときは消灯するように制御してもよい。扉が開放されたときに光(紫外線)が外に漏れることを防ぐためである。内部抽選の結果や入賞状態に応じて光源Lを制御したり(例えば内部抽選に当選したときに点灯させる)、温度センサTSの出力に応じて光源を制御する(例えば温度が閾値を超えたときに光源Lを点灯させ、温度が上昇するに伴いその出力光の強さを増加させる)。電源のオンオフ、扉の開閉、内部抽選の結果や入賞状態及び温度の情報はメイン基板1のCPUで把握できるので、これらに基づいて光源Lを制御できる。もちろんメイン基板1のCPU以外の電子機器(マイコン)により光源Lを制御するようにしてもよい。
メイン基板1には扉開放検出センサSが接続されている。これは上述のように扉の開閉に応じて光源Lの点灯/消灯を制御するためである。センサSとして、発光部と受光部を含む光学式のセンサ(フォトインタラプタなど)や、押しボタンスイッチやリードスイッチなどの機械式のセンサ、ロータリエンコーダやポテンショメータ(例えば回転軸に連動するように設ける)などの電気的センサを用いることができる。
図2のメイン基板1のCPUやサブ基板2のCPU、スピーカ基板201の音響増幅器(サウンドアンプ)には図示しない放熱部材(ヒートシンクや放熱ファンなど)が設けられていて、当該放熱部材の表面には光触媒(酸化チタン)の膜が形成されている。光触媒の膜は光源Lの光を受けて親水基を発生する。この親水基によりその表面に薄い水膜を形成し、それが蒸発するときに気化熱を奪うので放熱効果を高めることができる。
メイン基板1にはスタートスイッチ30,ストップスイッチ50,リール(回胴)駆動部70,リール(回胴)位置検出回路71、ホッパー駆動部80、メダルの貯留と払い出しを行うホッパー81及びホッパー81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には液晶表示部62の制御基板200、スピーカ基板201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。以下、スタートスイッチ30,ストップスイッチ50を除く、これらの周辺基板/装置について説明する。
リール(回胴)駆動部70は、3つのリール(回胴)40を回転駆動する図示しないステッピングモータを駆動する回路である。各ステッピングモータはリール(回胴)駆動回路70によって1−2相励磁されており、所定数のパルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1回転する。
リール(回胴)位置検出回路71は、リール(回胴)40の近傍に設けられてリール(回胴)40の回転位置を検出するための図示しないホトセンサから出力パルス信号を受け、3つのリール(回胴)40それぞれの回転位置を検出し、その検出信号を出力するものである。図示しないホトセンサは各リール(回胴)40が一回転する毎に各リール(回胴)40に設けられた遮蔽板を検出してリセットパルスを発生する。このリセットパルスはリール(回胴)位置検出回路71を介してメイン基板1のCPUに与えられる。メイン基板1のRAM内には、各リール(回胴)40について一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納されており、CPUはリセットパルスを受け取ると、RAM内に形成されたこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理により、各図柄の移動表示と各ステッピングモータの回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。
ホッパー駆動部80は、メダルを収納するとともに指示された枚数のメダルを払い出すホッパー81の図示しないモータを駆動する回路である。
メダル検出部82は、ホッパー81から払い出されるメダル数を計数するためのものである。メイン基板1のCPUは、このメダル検出部82から受けた実際に払い出しのあったメダル計数値が所定の配当枚数データに達した時に、ホッパー駆動部80による駆動を停止させ、メダル払い出しを終了させる。ホッパー駆動回路80,メダル検出部82により、遊技の結果に基づいて所定枚数のメダルが遊技者に払い出される。
液晶制御基板200は、液晶表示部62を駆動するための回路である。
スピーカ基板201は、図示しないスピーカを吹鳴駆動するための回路である。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
液晶表示部62、図示しないスピーカや表示ランプ等は演出表示装置を構成する。この演出表示装置は、遊技者に入賞等を報知したり、いわゆるアシストタイム(AT)において、一定ゲーム間に特定の小役を台自体が何らかのアクションを伴ってユーザに教えるためのものである。
なお、メイン基板1のROMには、このスロットマシン10で実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されている他、入賞確率テーブル,シンボル(図柄)テーブルおよび入賞図柄組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されている。入賞確率テーブルは、抽出された乱数を各入賞態様に区分けするように区分されており、発生する一定範囲の乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶している。すなわち、入賞確率テーブルは、取り得る乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。抽出された乱数データは、乱数の全領域中の各入賞態様ごとに区分された入賞判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する入賞態様に対応する当選が決定される。例えば、抽出された乱数の数値が、入賞確率テーブル5のどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞判定テーブル5の外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。各種の入賞はこのような入賞確率テーブルのデータ設定に応じた確率の下で発生するため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
本発明の実施の形態において、電子機器の放熱対策として使用される放熱部材(ヒートシンクや放熱ファンなど。以下ヒートシンクを例にとり説明を加える)に対して光触媒を用いたコーティング処理を行う。光触媒(二酸化チタン)は、紫外線との反応により表面上に親水基を発生させる。親水基は水と馴染みやすく、表面上に薄い水膜を生成するように働く。ヒートシンクは熱を放出するため一定の熱を帯びるが、その表面上の水膜を蒸発させることで気化熱を奪い、冷却能力を高めるようにする。但し、電子機器は紫外線が提供されにくい環境で使用されることが多いので、紫外線LEDなどの光源を使用することにより、冷却効果を高めるようにする。
すなわち、メイン基板1のCPUやサブ基板のCPU、スピーカ基板201の音響増幅器に取り付けた放熱部材(ヒートシンク)に光触媒膜を形成し、前記光触媒膜に光源Lからの光を照射する(放熱部材と光触媒膜の例は図4参照)。
光触媒の作用について簡単に説明を加える。光触媒である酸化チタンに光が当たると、同時に2つの反応が生じる。すなわち、e-(電子)とh+(正孔)が生じるとともに、酸化チタンを構成している2つの酸素のうちのひとつと、空気中のHOが反応する。空気中のOがe-と、空気中のHOがh+とそれぞれ反応を起こす。酸化チタン表面にO−(スーパーオキサイドイオン)、・OH(水酸ラジカル)という、2種の活性酸素が発生する。OとHOが反応した結果、酸化チタン表面に、水とのなじみが非常によい−OH(親水基)が発生する。酸化チタン表面の親水基により空気中の水分が水膜を形成するのである。
前述のように、メイン基板1による前述の内部抽選及び入賞判定の結果に応じて光源Lを制御するようにしてもよい。具体的には、サウンドが頻繁に発生する内部抽選当選時や入賞時に光源(紫外線LED)を発光させる。当該タイミングで演出用の照明が点滅し音響が発生し、電子機器が発熱するので、当該タイミングにおいて放熱効果を高めることは合理的である。内部抽選が不当選であるときは光源Lを消灯するようにしてもよい。
温度センサTSの出力に応じて光源Lを制御するようにしてもよい。例えば、温度センサTSの出力を監視し、温度が閾値を超えた場合に光源(紫外線LED)を発光させる。温度上昇に伴って発生する光の量を増加するようにしてもよい。
また、扉の開閉状態を検出する扉開放検出センサSを備え、扉が開放されているときは光源Lによる光の照射を停止するように制御してもよい。扉が開いたときに紫外線が外部に漏れないようにすることが好ましい。
光源Lは、筐体11の内側で下方に向けて設けられているか、又は筐体11の側面内側に他方の側面に向けて設けられていることが、紫外線が外部に漏れないようにする点で好ましい。例えば、図3に示すように、光触媒を形成した放熱部材(図4参照)を備えるメイン基板1及び/又はサブ基板2を筐体の右側面内部に設ける場合、光源Lを筐体左側面内側に設ける(L−1)。同メイン基板1及び/又はサブ基板2を筐体底部に設ける場合、光源を筐体の中板下側に設ける(L−2)。
図3に示すように、筐体11内部に水分を含ませた高吸水性ポリマーの保水材22を配置するようにしてもよい。保水材から筐体11内部に少しずつ水分を補給することにより、光触媒において安定に水膜形成を可能にする。保水材22は一般的な吸水ポリマーでもよいが、設定した温度になると自動的に吸った水を排出する感温吸排水性樹脂であればより好ましい。このような感温吸排水性樹脂は公知のものである。高吸水性ポリマーは自重の数百倍〜千倍もの吸水力があり、多少の圧力をかけても離水しないという特徴があり、筐体内に設置するのに好適である。
メイン基板1やサブ基板2を収納するケースを備える場合、CPUに設けられた放熱部材を照射するようにケース内に光源を設けるとよい。例えば、図4に示すように、基板1,2を覆うケースCが設けられている場合、基板上のCPUに設けられたヒートシンク21の真上に光源Lを設けるようにする。ヒートシンク21上には光触媒膜(酸化チタン膜)20が形成されている。
本発明の実施の形態によれば、放熱部材(ヒートシンク)に光触媒膜(例えば酸化チタン)を塗布し、その表面において光触媒の作用により薄い水膜が形成され、それが気化するときに気化熱を奪うようになるので、放熱部材における放熱効果を高めることができる。発明の実施の形態によれば、電子機器に水を噴霧する場合と異なり、電子部品に悪影響を与えることがない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
遊技機(スロットマシン)の正面図である。 発明の実施の形態に係る遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態に係る電子機器と光源の配置を示す説明図である。 発明の実施の形態に係るケースに収納された電子機器と光源の配置を示す説明図である。
符号の説明
1 メイン基板
2 サブ基板
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 光触媒膜(酸化チタン)
21 放熱部材(ヒートシンク)
22 保水材
30 スタートスイッチ
40 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 液晶表示部
70 リール駆動部
71 リール位置検出回路
80 ホッパー駆動部
81 ホッパー
82 メダル検出部
100 メダル投入口
200 液晶制御基板
201 スピーカ基板
202 LED基板
304 メダル払い出し口
311 メダル受け部(下皿)
L 光源(紫外線LED)
S 扉開放検出センサ
TS 温度センサ

Claims (7)

  1. 筐体と、前記筐体に開閉自在に設けられた扉と、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う処理部を含む、前記筐体に収納された電子機器と、前記電子機器で発生する熱を逃がすための放熱部材と、前記放熱部材に形成された光触媒膜と、前記光触媒膜に光を照射するための光源とを備える遊技機。
  2. 前記処理部による内部抽選及び入賞判定の結果に応じて前記光源が制御されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記電子機器に温度センサが設けられ、前記温度センサの出力に応じて前記光源が制御されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記扉の開閉状態を検出するセンサを備え、前記扉が開放されているときは前記光源による光の照射が停止されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記光源は、前記筐体の内部で下方に向けて設けられているか、又は前記筐体の側面内側に他方の側面に向けて設けられていることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の遊技機。
  6. 前記電子機器を収納するケースを備え、前記電子機器に設けられた前記放熱部材を照射するように前記ケース内に光源を設けたことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の遊技機。
  7. 前記筐体内に水分を含ませた高吸水性ポリマーの保水材を配置したことを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の遊技機。
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