JP2006141180A - ワニス含浸装置及びワニス含浸方法 - Google Patents

ワニス含浸装置及びワニス含浸方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006141180A
JP2006141180A JP2004330800A JP2004330800A JP2006141180A JP 2006141180 A JP2006141180 A JP 2006141180A JP 2004330800 A JP2004330800 A JP 2004330800A JP 2004330800 A JP2004330800 A JP 2004330800A JP 2006141180 A JP2006141180 A JP 2006141180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
varnish
stator core
winding coil
vacuum tank
pressure state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004330800A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4696536B2 (ja
Inventor
Hideaki Kimura
英明 木村
Shingo Hashimoto
伸吾 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2004330800A priority Critical patent/JP4696536B2/ja
Publication of JP2006141180A publication Critical patent/JP2006141180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4696536B2 publication Critical patent/JP4696536B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】ステータコアにおけるワニス含浸の必要がない部分へのワニスの付着を防止し、ワニスの含浸時間を短縮させると共にワニスの含浸率を向上させることができるワニス含浸装置及びワニス含浸方法を提供すること。
【解決手段】ワニス含浸装置1は、回転手段2、通電手段4、ワニス滴下手段5、真空タンク6、真空ポンプ71及び空気ブロア72を有している。ワニス含浸装置1は、真空ポンプ71による真空タンク6内の真空引きと、空気ブロア72による真空タンク6内への空気の供給とを交互に行うよう構成されており、大気圧状態において、回転手段2によってステータコア91を回転させると共に、通電手段4によって巻線コイル92に通電しながら、ステータコア91における巻線コイル92へワニス滴下手段5によってワニスの滴下を行うよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステータコアに挿入配設した巻線コイルにワニスを滴下含浸させるワニス含浸装置及びワニス含浸方法に関する。
例えば、車両等に用いるモータのステータにおいては、ステータコアのスロットに挿入配設した巻線コイルに対してワニスを滴下して、巻線コイルにおける各電線同士の絶縁性、耐振性、耐油性、耐薬品性、放熱性等を向上させている。
例えば、特許文献1に開示されるワニスの滴下含浸方法においては、巻線コイルを挿入配設したステータコアを、その軸方向が水平方向になるようにして保持する。そして、このステータコアを回転させながら、巻線コイルの一部がステータコアの軸方向端部から突出してなるコイルエンド部へワニスを滴下している。
これにより、コイルエンド部に滴下したワニスを、巻線コイルの残部がステータコアのスロット内に挿入配設されてなる挿入配設部へ、毛細管現象によって浸透させ、巻線コイルの全体にワニスを含浸させている。また、上記滴下含浸を行うことにより、ステータコアにおけるスロット、絶縁紙及び巻線コイル以外の部分、すなわちステータコアの軸方向端部、外周部及び内周部にワニスを付着させないようにしている。
しかしながら、上記特許文献1のワニス含浸方法においては、ワニスの滴下含浸は、大気圧状態において行っている。そのため、巻線コイルの挿入配設部とスロットとの間には大気圧状態で空気が残存しており、ワニスの浸透速度が低下し、場合によってはワニスを巻線コイルの全体に均一に浸透させることができない。これにより、ワニスの含浸時間を短縮させること及びワニスの含浸率を向上させることが困難になっていた。
なお、特許文献2のワニス含浸方法においては、ステータ(回転子)を気密性及び柔軟性を有する袋の中に収納し、この袋の内部を真空圧状態にすると共に袋の内部にワニスを注入し、ステータを袋と共に回転させてワニスを含浸させる方法が開示されている。
しかしながら、このワニス含浸方法は、ステータの一部をワニスの中に浸漬させながらステータを回転させるものであり、ステータコアも含めたステータの全体にワニスを含浸させる。そのため、ワニスを含浸させる必要のない部分にまでワニスが付着してしまう。
また、特許文献2のワニス含浸方法は、真空圧状態を1回形成してワニスの含浸を行い、その後、大気圧状態に戻してさらにワニスを含浸させるものである。そのため、ステータにおける巻線コイルへのワニスの含浸時間を短縮させ、ワニスの含浸率を向上させるためには、十分ではなかった。
特開2003−189523号公報 特開平11−41878号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、ステータコアにおけるワニス含浸の必要がない部分へのワニスの付着を防止し、ワニスの含浸時間を短縮させると共にワニスの含浸率を向上させることができるワニス含浸装置及びワニス含浸方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、巻線コイルを挿入配設したステータコアを保持して回転可能な回転手段と、
上記巻線コイルにワニスを滴下するためのワニス滴下手段と、
上記回転手段及び上記ワニス滴下手段を内部に配設してなる真空タンクと、
該真空タンク内の真空引きを行う真空ポンプとを有し、
上記真空ポンプによる上記真空タンク内の真空引きと、上記真空タンク内への空気の供給とを交互に行うよう構成してあり、負圧状態又は正圧状態の少なくともいずれかにおいて、上記回転手段によって上記ステータコアを回転させながら、該ステータコアにおける上記巻線コイルへ上記ワニス滴下手段によって上記ワニスの滴下を行うよう構成したことを特徴とするワニス含浸装置にある(請求項1)。
本発明のワニス含浸装置は、負圧状態と正圧状態とを交互に形成することにより、ステータコアに挿入配設した巻線コイルへのワニスの含浸性の改良を行ったものである。
すなわち、本発明のワニス含浸装置は、上記回転手段、ワニス滴下手段、真空タンク及び真空ポンプを有しており、真空ポンプによる真空タンク内の真空引きと、真空タンク内への空気の供給とを交互に行うよう構成してある。
そして、上記ワニス含浸装置を用いてステータコアに挿入配設した巻線コイルへワニスの滴下含浸を行う際には、以下のように3つの方法を採用することができる。
すなわち、滴下含浸方法の1つとしては、まず、真空タンク内に配設した回転手段によってステータコアを保持し、正圧状態にある真空タンク内において、回転手段によりステータコアを回転させながら、このステータコアにおける巻線コイルへワニス滴下手段によりワニスの滴下を行う。このとき、滴下されたワニスは、巻線コイルの一部がステータコアの軸方向端部から突出してなるコイルエンド部から、巻線コイルの残部がステータコアのスロット内に挿入配設されてなる挿入配設部に向かって浸透する。
次いで、真空ポンプにより真空タンク内の真空引きを行って、真空タンク内を負圧状態にする。このとき、巻線コイルを挿入配設してなるステータコアのスロット内の真空引きも行われる。そのため、スロット内の挿入配設部に浸透したワニスは、スロットの軸方向中心部へと一層容易に浸透することができる。
その後、真空タンク内に空気を供給して、真空タンク内を再び正圧状態にする。このとき、スロット内の挿入配設部に浸透したワニスは、真空タンク内に供給された空気によって加圧されて、スロットの軸方向中心部へとさらに浸透することができる。
また、真空タンク内を正圧状態にした後には、再び巻線コイルへのワニスの滴下を行い、真空ポンプによって真空タンク内を負圧状態にし、その後、再び正圧状態にする。以降は、上記と同様に負圧状態と正圧状態とを適宜繰り返し形成して、ワニスの滴下含浸を行うことができる。
また、滴下含浸方法の他の1つとしては、まず、真空タンク内に配設した回転手段によりステータコアを保持し、真空ポンプにより真空タンク内の真空引きを行う。このとき、巻線コイルを挿入配設してなるステータコアのスロット内の真空引きも行われ、スロット内に残存する空気が減少する。
また、この真空引きを行うと共に、回転手段によりステータコアを回転させながら、ワニス滴下手段によりステータコアにおける巻線コイルへワニスの滴下を行う。このとき、滴下されたワニスは、巻線コイルの一部がステータコアの軸方向端部から突出してなるコイルエンド部から、巻線コイルの残部がステータコアのスロット内に挿入配設されてなる挿入配設部に向かって浸透する。そして、上記スロット内の空気が減少していることにより、上記挿入配設部へのワニスの浸透が速くなる。
なお、上記ステータコアの回転及びワニスの滴下は、真空タンク内が負圧状態になってから行うこともできる。
次いで、真空タンク内に空気を供給して、真空タンク内を正圧状態にする。このとき、スロット内の挿入配設部に浸透したワニスは、真空タンク内に供給された空気によって加圧されて、スロットの軸方向中心部へと一層容易に浸透することができる。
また、真空タンク内を正圧状態にした後には、再び真空ポンプによって真空タンク内の真空引きを行うと共に、巻線コイルへのワニスの滴下を行い、その後、再び正圧状態にする。以降は、上記と同様に負圧状態と正圧状態とを適宜繰り返し形成して、ワニスの滴下含浸を行うことができる。
また、滴下含浸方法の残りの1つとしては、真空タンク内に配設した回転手段によりステータコアを保持し、回転手段によりステータコアを回転させながら、ワニス滴下手段によりステータコアにおける巻線コイルへワニスの滴下を行う。
そして、真空ポンプによる真空タンク内の真空引きと、真空タンク内への空気の供給とを繰り返し行い、真空タンク内を負圧状態と正圧状態とに適宜変更しながらワニスの滴下含浸を行う。これによっても、スロット内の挿入配設部に浸透したワニスを、スロットの軸方向中心部へと容易に浸透させることができる。
このように、上記回転手段を用いてステータコアを回転させながらワニスの滴下を行うことにより、巻線コイルの周方向において、ワニスが局所的に偏って含浸されることを防止することができる。
また、ワニスの滴下は、巻線コイルに直接行っているため、ステータコアの軸方向端部、外周部及び内周部にワニスが付着してしまうことを防止することができる。
それ故、本発明のワニス含浸装置によれば、負圧状態と正圧状態とを繰り返し形成し、少なくともいずれかの状態においてステータコアを回転させながらワニスの滴下を行うことにより、ステータコアにおけるワニス含浸の必要がない部分へのワニスの付着を防止し、ワニスの含浸時間を短縮させると共にワニスの含浸率を向上させることができる。
第2の発明は、ステータコアに挿入配設した巻線コイルに、ワニスを滴下して含浸させるワニス含浸方法において、
負圧状態と正圧状態とを交互に形成し、該負圧状態又は該正圧状態の少なくともいずれかにおいて、上記ステータコアを回転させながら、該ステータコアにおける上記巻線コイルへワニスの滴下を行うことを特徴とするワニス含浸方法にある(請求項4)。
本発明のワニス含浸方法は、負圧状態と正圧状態とを交互に形成することにより、ステータに挿入配設した巻線コイルへのワニスの含浸性の改良を行ったものである。
そして、本発明においても、上記ワニス含浸装置の発明と同様に、上記3つの滴下含浸方法を採用することができる。
それ故、本発明のワニス含浸方法によれば、ステータコアにおけるワニス含浸の必要がない部分へのワニスの付着を防止し、ワニスの含浸時間を短縮させると共にワニスの含浸率を向上させることができる。
上述した第1、第2の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第1、第2の発明において、上記負圧状態は、大気圧よりも低い任意の真空圧状態とすることができる。例えば、この負圧状態は、−0.01〜−0.1[MPa・G]とすることができる。また、正圧状態は、大気圧状態とすることができ、又は、例えば0〜0.1[MPa・G]とすることができる。
また、上記負圧状態と正圧状態とは、負圧状態と正圧状態との形成(正圧状態と負圧状態との形成)を1セットとすると、2セット以上の適宜セット回数を繰り返し形成することができる。例えば、負圧状態と正圧状態とを繰り返し形成するセット回数は、2〜10セットとすることができる。
上記第1の発明においては、上記ワニス含浸装置は、上記巻線コイルに通電を行う通電手段を有しており、上記ワニス滴下手段から上記巻線コイルへの上記ワニスの滴下は、上記通電手段によって上記巻線コイルに通電しながら行うよう構成することが好ましい(請求項2)。また、上記第2の発明においては、上記ワニスの滴下は、上記巻線コイルに通電しながら行うことが好ましい(請求項5)。
これらの場合には、巻線コイルに通電を行うことにより、巻線コイルをその電気抵抗により自己発熱させると共に、通電による磁界の発生により、ステータコアに渦電流を発生させ、ステータコアを誘導加熱させて、巻線コイルを加熱することができる。そのため、巻線コイルを内部から加熱することができ、ステータコアのスロット内に挿入配設された巻線コイルの挿入配設部へワニスを一層迅速に浸透させることができる。そのため、上記ワニスの含浸時間を一層短縮することができ、ワニスの含浸率を一層向上させることができる。
また、上記第1の発明においては、上記真空タンクには、該真空タンク内に空気を供給する空気ブロアが接続してあることが好ましい(請求項3)。
この場合には、空気ブロアによって真空タンク内に迅速に空気を供給することができ、上記ワニスの滴下含浸を行う時間を一層短縮することができる。
以下に、本発明の実施例にかかるワニス含浸装置及びワニス含浸方法につき、図面と共に説明する。
(実施例1)
本例のワニス含浸装置1は、図1〜図3に示すごとく、巻線コイル92を挿入配設したステータコア91を保持して回転可能な回転手段2と、巻線コイル92に通電を行う通電手段4と、巻線コイル92にワニスを滴下するためのワニス滴下手段5と、回転手段2及びワニス滴下手段5を内部に配設してなる真空タンク6と、真空タンク6内の真空引きを行う真空ポンプ71とを有している。
上記真空タンク6には、この真空タンク6内に空気を供給するための空気供給口62と、真空ポンプ71を接続した空気排気口61とが形成されている。また、空気供給口62には、真空タンク6内に空気を供給する空気ブロア72が接続されている。
そして、ワニス含浸装置1は、真空ポンプ71による真空タンク6内の真空引きと、空気ブロア72による真空タンク6内への空気の供給とを交互に行うよう構成されている。
また、ワニス含浸装置1は、正圧状態としての大気圧状態において、回転手段2によってステータコア91を回転させると共に、通電手段4によって巻線コイル92に通電しながら、ステータコア91における巻線コイル92へワニス滴下手段5によってワニスの滴下を行うよう構成されている。
以下に、これを詳説する。
図1、図2に示すごとく、上記ワニス含浸装置1は、通電手段4における通電ケーブル41の端部に形成した通電ケーブル端子411と、巻線コイル92におけるリード線93の端部に形成したリード線端子931との電気的接続を行う接続治具8を有している。この接続治具8は、通電ケーブル端子411を取り付けたケーブル側治具部81と、リード線端子931を取り付けるリード線側治具部82とからなり、このケーブル側治具部81とリード線側治具部82とは互いに着脱可能に構成されている。
そして、上記ワニスの滴下含浸を行う際には、上記接続治具8によって、通電ケーブル41端子とリード線93端子とを電気的に接続し、通電手段4によってステータ9における巻線コイル92へ通電可能な状態を形成することができる。
図4、図5に示すごとく、本例のワニス含浸装置1によってワニスの含浸を行う対象は、3相モータに用いるステータ9である。このステータ9は、ステータコア91に、U相、V相及びW相の3相の巻線コイル92U、V、Wを挿入配設してなる。
そして、各相の巻線コイル92は、電線を複数回巻回してなり、ステータコア91のスロット911内に挿入配設されてなる一対の挿入配設部921と、ステータコア91の軸方向端部913から突出してなる一対のコイルエンド部922とからなる。また、本例の巻線コイル92は、複数個が連結された連極コイルを形成している。また、電線は、絶縁被覆してなるワイヤを複数本束ねたものからなる。
また、図4に示すごとく、巻線コイル92は、U相、V相、W相の順にステータコア91に挿入配設されており、U相の巻線コイル92Uのコイルエンド部922は、ステータコア91の径方向の最も外側に、W相の巻線コイル92Wのコイルエンド部922は、ステータコア91の径方向の最も内側に、V相の巻線コイル92Vのコイルエンド部922は、両者の中間に配設されている。
また、本例のリード線端子931は、3相の巻線コイル92に対応したU相、V相及びW相の3相のリード線端子931からなる。そして、ケーブル側治具部81とリード線側治具部82とは、3本の通電ケーブル端子411と3相(3本)のリード線端子931とをそれぞれ電気的に接続するよう構成されている。
図1に示すごとく、本例のワニス含浸装置1は、制御手段10によって制御可能であり、上記回転手段2、通電手段4、ワニス滴下手段5、真空ポンプ71及び空気ブロア72は、制御手段10に電気的に接続されている。
すなわち、制御手段10は、回転手段2がステータコア91を回転させるタイミング、通電手段4により巻線コイル92に通電を行うタイミング、及びワニス滴下手段5により巻線コイル92にワニスの滴下を行うタイミング、真空ポンプ71により真空タンク6内の真空引きを行うタイミング、空気ブロア72により真空タンク6内へ空気の供給を行うタイミング等を制御することができる。
また、本例の制御手段10は、真空ポンプ71による真空タンク6内の真空引きと、空気ブロア72による真空タンク6内への空気の供給とを、交互にそれぞれ所定の時間繰り返すよう構成されている。
また、上記ステータコア91には、サーミスタ等の温度検出器(図示略)が埋設されている。この温度検出器を用いてステータコア91の温度を検出することにより、当該ステータ9を用いて構成する3相モータの温度の監視が可能になっている。
また、上記接続治具8は、上記通電ケーブル端子411とリード線端子931とのみを接続したが、上記ワニス含浸を行う際のステータ9の温度を検出するために、上記温度検出器における温度検出線端子(図示略)を、制御手段10における入力線端子(図示略)と接続することもできる。
そして、この場合には、制御手段10は、温度検出器によって検出したステータコア91の温度を監視して、このステータコア91の温度がワニス含浸を行うのに適した温度になるよう通電手段4を制御することができる。
図1、図2に示すごとく、本例の回転手段2は、回転モータ21と、この回転モータ21の出力軸に接続された回転主軸22と、この回転主軸22に移動可能に配設され、ステータコア91の内周側を把持可能なチャック部23と、ステータコア91が回転手段2によって回転するときに通電手段4における通電ケーブル41が捩れることを防止する捩れ防止機構24とを有している。
上記回転主軸22は、水平方向に向けて配設されており、上記チャック部23は、回転主軸22に対してその径方向外方に突出可能な複数の可動チャック231によって構成されている。また、チャック部23は、ステータコア91の軸方向を水平方向に向けた状態で、可動チャック231によってステータコア91の内周側における複数(例えば、3箇所又は4箇所)の周方向位置を押圧して、ステータコア91を保持することができる。そして、ワニスの滴下含浸を行う際には、ステータコア91は、その軸方向を水平方向にして回転することができる。
図1、図2に示すごとく、本例の回転モータ21は、上記回転主軸22を所定の回転角度で往復回転させるよう構成されている。そして、上記捩れ防止機構24は、通電ケーブル41を保持して、回転主軸22の回転に従動して回転可能なケーブルベア24を用いて構成されている。
なお、回転モータ21により回転主軸22を一方向に向けて連続回転させるよう構成した場合には、捩れ防止機構24は、ケーブルベア24を用いる代わりに、スリップリングを用いて構成することができる。このスリップリングは、通電ケーブル41の途中に配設し、通電ケーブル41の一方側と他方側とを電気的に接続すると共に、回転主軸22の中心軸線回りに形成した複数の接続リング部によって、電気的接続を行ったまま回転することができるものである。
また、図2に示すごとく、回転手段2は、ケーブル側治具部81を固定するブラケット25を有しており、通電手段4における通電ケーブル端子411は、ブラケット25に固定したケーブル側治具部81に接続されている。また、ケーブル側治具部81は、ケーブル側治具部81と対向できる状態でブラケット25に固定されている。
図1、図2に示すごとく、本例の搬送手段3は、ステータコア91を載置する載置部31と、この載置部31を回転手段2における回転主軸22の外周側との間で進退させるスライド機構32とを有している。スライド機構32は、回転手段2における回転主軸22の軸方向と同じ方向に向けて載置部31を進退させるよう構成されており、載置部31に載置したワニス含浸前のステータ9を回転主軸22まで搬入し、ワニス含浸後のステータ9を回転主軸22から搬出するよう構成されている。
なお、スライド機構32は、搬送コンベヤ等により構成し、搬送モータを用いて進退可能にすることができる。
図1に示すごとく、本例の通電手段4は、3相の高周波電流を発生させる高周波電源装置40によって構成されており、この高周波電源装置40は、位相のずれた3相の高周波電流をステータコア91に挿入配設した3相の巻線コイル92に通電するよう構成されている。また、通電ケーブル端子411は、高周波電源装置40から通電を行うための電流を流す通電ケーブル41の先端部に圧着されている。
また、高周波電源装置40は、インバータ等を用いて、商用の3相交流電源の周波数を高くして高周波電流を形成することができる。
そして、通電手段4は、ステータ9における巻線コイル92に通電を行い、巻線コイル92をその電気抵抗により自己発熱させると共に、通電による磁界の発生により、ステータコア91に渦電流を発生させ、ステータコア91を誘導加熱させることにより、ステータ9をワニス滴下含浸に適した温度に加熱することができる。
また、図1、図2に示すごとく、本例のワニス滴下手段5は、ワニスを貯留する貯留タンク(図示略)と、この貯留タンクからワニスを送液するポンプ(図示略)と、このポンプの吐出口に接続された送液管と、この送液管の先端部に接続したワニス滴下ノズル51と、送液管中に配設されたバルブ(図示略)とを有している。
ワニス滴下ノズル51は、U相の巻線コイル92にワニスを滴下するU相用ノズル51Uと、V相の巻線コイル92にワニスを滴下するV相用ノズル51Vと、W相の巻線コイル92にワニスを滴下するW相用ノズル51Wとを有している。U相用ノズル51U及びV相用ノズル51Vは、それぞれU相の巻線コイル92及びV相の巻線コイル92に対して、ステータコア91の外周側からワニスを滴下する位置に配設されている。W相用ノズル51Wは、W相の巻線コイル92に対して、ステータコア91の内周側からワニスを滴下する位置に配設されている。
また、各ノズル21U、V、Wによるワニスの滴下は、巻線コイル92の一部をステータコア91の軸方向端部913から突出形成したコイルエンド部922に対して行う。
図1、図2に示すごとく、本例の真空タンク6は、容器本体65と、この容器本体65に対して開閉可能な開閉扉66とを有して構成されている。また、本例の搬送手段3のスライド機構32は、真空タンク6の開閉扉66を開けた状態で、載置部31を容器本体65内まで前進させて、ステータコア91を回転手段2まで搬入するよう構成されている。
また、図3に示すごとく、本例の真空タンク6には、ワニスが加熱された際に蒸発するワニス中の溶媒等を排気する排気脱臭装置73と、この蒸発した溶媒等の濃度を検出するガス濃度検出器731とが配設されている。そして、制御手段10は、ガス濃度検出器731により検出した上記溶媒等の濃度を監視して、上記通電手段4による加熱量を制御するよう構成されている。
次に、上記ワニス含浸装置1を用いて、ステータコア91に挿入配設した巻線コイル92にワニスの含浸を行う方法につき説明し、その作用効果につき説明する。
本例においては、ワニス滴下→真空引き→正圧のサイクルを繰り返す。
図2に示すごとく、上記ワニス含浸を行うに当たっては、まず、巻線コイル92を挿入配設してなるステータコア91を、搬送手段3における載置部31に載置し、巻線コイル92の端部に形成されたリード線端子931に、上記リード線側治具部8を取り付ける。
次いで、搬送手段3におけるスライド機構32によって、載置部31に載置したステータコア91を、真空タンク6内に配設した回転手段2における回転主軸22の外周側まで搬入する。このとき、ケーブル側治具部81とリード線側治具部82とが連結され、ステータコア91における3相の巻線コイル92へ通電手段4による通電が可能な状態が形成される。
また、図1に示すごとく、ステータコア91を回転主軸22の外周側まで搬入したときには、回転手段2におけるチャック部23を動作させ、チャック部23における複数の可動チャック231によってステータコア91を保持する。
次いで、図1に示すごとく、大気圧状態にある真空タンク6内において、回転手段2によりステータコア91を回転させながら、このステータコア91における巻線コイル92のコイルエンド部922へワニス滴下手段5によりワニスの滴下を行う。このとき、滴下されたワニスは、コイルエンド部922から挿入配設部921に向かって浸透する。
次いで、真空ポンプ71により真空タンク6内の真空引きを行って、真空タンク6内を負圧状態(真空圧状態)にする。このとき、巻線コイル92を挿入配設してなるステータコア91のスロット911内の真空引きも行われる(図4参照)。そのため、スロット911内の挿入配設部921に浸透したワニスは、スロット911の軸方向中心部へと一層容易に浸透することができる。
また、上記負圧状態は、−0.05〜−0.1[MPa・G]とすることができる。
その後、空気ブロア72により真空タンク6内に空気を供給して、真空タンク6内を再び大気圧状態にする。このとき、スロット911内の挿入配設部921に浸透したワニスは、真空タンク6内に供給された空気によって加圧されて、スロット911の軸方向中心部へとさらに浸透することができる。
また、真空タンク6内を大気圧状態にした後には、再び巻線コイル92へのワニスの滴下を行い、真空ポンプ71によって真空タンク6内を負圧状態にし、その後、再び大気圧状態にする。以降は、上記と同様に負圧状態と大気圧状態とを適宜繰り返し形成して、ワニスの滴下含浸を行うことができる。
このように、上記回転手段2を用いてステータコア91を回転させながらワニスの滴下を行うことにより、巻線コイル92の周方向において、ワニスが局所的に偏って含浸されることを防止することができる。
また、ワニスの滴下は、巻線コイル92に直接行っているため、ステータコア91の軸方向端部913、外周部、内周部(スロット911同士の間に形成されたティース912の内周面)(図4参照)にワニスが付着してしまうことを防止することができる。
それ故、本例のワニス含浸装置1及びワニス含浸方法によれば、ステータコア91におけるワニス含浸の必要がない部分へのワニスの付着を防止し、ワニスの含浸時間を短縮させると共にワニスの含浸率を向上させることができる。
(実施例2)
本例は、負圧状態において、ステータコア91を回転させると共にワニスの滴下を行う方法を示す例である。また、本例においては、真空引き・ワニス滴下→正圧のサイクルを繰り返す。
すなわち、本例においては、まず、真空タンク6内に配設した回転手段2によりステータコア91を保持し、真空ポンプ71により真空タンク6内の真空引きを行う。このとき、巻線コイル92を挿入配設してなるステータコア91のスロット911内の真空引きも行われ、スロット911内に残存する空気が減少する。
また、真空ポンプ71により真空引きを行うと共に、回転手段2によりステータコア91を回転させながら、ワニス滴下手段5によりステータコア91における巻線コイル92のコイルエンド部922へワニスの滴下を行う。このとき、滴下されたワニスは、コイルエンド部922から挿入配設部921に向かって浸透する。そして、上記スロット911内の空気が減少していることにより、挿入配設部921へのワニスの浸透が速くなる。
なお、上記ステータコア91の回転及びワニスの滴下は、真空タンク6内が負圧状態になってから行うこともできる。
また、負圧状態においてワニスの滴下を行う際には、負圧の程度が大きすぎるとワニスが脱泡するおそれがあるため、真空ポンプ71による真空引きは、真空タンク6内の圧力が−0.01〜−0.07[MPa・G]となるよう行うことが好ましい。
次いで、空気ブロア72により真空タンク6内に空気を供給して、真空タンク6内を大気圧状態にする。このとき、スロット911内の挿入配設部921に浸透したワニスは、真空タンク6内に供給された空気によって加圧されて、スロット911の軸方向中心部へと一層容易に浸透することができる。また、真空タンク6内を大気圧状態にした後には、再び真空ポンプ71によって真空タンク6内を負圧状態にすると共に、巻線コイル92へのワニスの滴下を行い、その後、再び大気圧状態にする。以降は、上記と同様に負圧状態と大気圧状態とを適宜繰り返し形成して、ワニスの滴下含浸を行うことができる。
本例においても、その他の構成及び動作等は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
本例は、大気圧状態及び負圧状態のいずれにおいても、ステータコア91を回転させると共にワニスの滴下を行う方法を示す例である。本例においては、ワニス滴下を行いながら、真空引き→正圧のサイクルを繰り返す。
すなわち、本例においては、真空タンク6内に配設した回転手段2によりステータコア91を保持し、回転手段2によりステータコア91を回転させながら、ワニス滴下手段5によりステータコア91における巻線コイル92のコイルエンド部922へワニスの滴下を行う。
そして、真空ポンプ71による真空タンク6内の真空引きと、真空タンク6内への空気の供給とを繰り返し行い、真空タンク6内を負圧状態と大気圧状態とに適宜変更しながらワニスの滴下含浸を行う。これによっても、スロット911内の挿入配設部921に浸透したワニスを、スロット911の軸方向中心部へと容易に浸透させることができる。
また、本例においても、負圧状態においてワニスの滴下を行う際には、真空タンク6内の負圧状態は、−0.01〜−0.07[MPa・G]とすることが好ましい。
本例においても、その他の構成及び動作等は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1〜3における、ワニスの滴下含浸を行う状態のワニス含浸装置を示す説明図。 実施例1〜3における、ステータコアを回転手段に搬送する前の状態のワニス含浸装置を示す説明図。 実施例1〜3における、ワニス含浸装置を示す全体説明図。 実施例1〜3における、ステータをステータコアの軸方向から見た状態で示す説明図。 実施例1〜3における、ステータを模式的に示す説明図。
符号の説明
1 ワニス含浸装置
2 回転手段
3 搬送手段
4 通電手段
5 ワニス滴下手段
6 真空タンク
71 真空ポンプ
72 空気ブロア
9 ステータ
91 ステータコア
911 スロット
92 巻線コイル
921 挿入配設部
922 コイルエンド部

Claims (5)

  1. 巻線コイルを挿入配設したステータコアを保持して回転可能な回転手段と、
    上記巻線コイルにワニスを滴下するためのワニス滴下手段と、
    上記回転手段及び上記ワニス滴下手段を内部に配設してなる真空タンクと、
    該真空タンク内の真空引きを行う真空ポンプとを有し、
    上記真空ポンプによる上記真空タンク内の真空引きと、上記真空タンク内への空気の供給とを交互に行うよう構成してあり、負圧状態又は正圧状態の少なくともいずれかにおいて、上記回転手段によって上記ステータコアを回転させながら、該ステータコアにおける上記巻線コイルへ上記ワニス滴下手段によって上記ワニスの滴下を行うよう構成したことを特徴とするワニス含浸装置。
  2. 請求項1において、上記ワニス含浸装置は、上記巻線コイルに通電を行う通電手段を有しており、上記ワニス滴下手段から上記巻線コイルへの上記ワニスの滴下は、上記通電手段によって上記巻線コイルに通電しながら行うよう構成してあることを特徴とするワニス含浸装置。
  3. 請求項1又は2において、上記真空タンクには、該真空タンク内に空気を供給する空気ブロアが接続してあることを特徴とするワニス含浸装置。
  4. ステータコアに挿入配設した巻線コイルに、ワニスを滴下して含浸させるワニス含浸方法において、
    負圧状態と正圧状態とを交互に形成し、該負圧状態又は該正圧状態の少なくともいずれかにおいて、上記ステータコアを回転させながら、該ステータコアにおける上記巻線コイルへワニスの滴下を行うことを特徴とするワニス含浸方法。
  5. 請求項4において、上記ワニスの滴下は、上記巻線コイルに通電しながら行うことを特徴とするワニス含浸方法。
JP2004330800A 2004-11-15 2004-11-15 ワニス含浸装置及びワニス含浸方法 Expired - Fee Related JP4696536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004330800A JP4696536B2 (ja) 2004-11-15 2004-11-15 ワニス含浸装置及びワニス含浸方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004330800A JP4696536B2 (ja) 2004-11-15 2004-11-15 ワニス含浸装置及びワニス含浸方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006141180A true JP2006141180A (ja) 2006-06-01
JP4696536B2 JP4696536B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=36621564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004330800A Expired - Fee Related JP4696536B2 (ja) 2004-11-15 2004-11-15 ワニス含浸装置及びワニス含浸方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4696536B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120107490A1 (en) * 2009-07-08 2012-05-03 Yakov Abramov Method and plant for manufacturing electrotechnical articles
CN108282061A (zh) * 2018-01-04 2018-07-13 赵文英 绕组内加热真空及真空压力浸漆设备
JP2019106782A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 ファナック株式会社 固定子及び電動機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177144A (ja) * 1985-01-30 1986-08-08 Toyo Electric Mfg Co Ltd 界磁コイルの含浸方法
JP2000287418A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Toyo Electric Mfg Co Ltd 通電方式による滴下含浸温度制御方法及びその装置
JP2002171728A (ja) * 2000-12-01 2002-06-14 Moric Co Ltd コイル含浸装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177144A (ja) * 1985-01-30 1986-08-08 Toyo Electric Mfg Co Ltd 界磁コイルの含浸方法
JP2000287418A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Toyo Electric Mfg Co Ltd 通電方式による滴下含浸温度制御方法及びその装置
JP2002171728A (ja) * 2000-12-01 2002-06-14 Moric Co Ltd コイル含浸装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120107490A1 (en) * 2009-07-08 2012-05-03 Yakov Abramov Method and plant for manufacturing electrotechnical articles
JP2019106782A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 ファナック株式会社 固定子及び電動機
US11245316B2 (en) 2017-12-12 2022-02-08 Fanuc Corporation Stator and electric motor
CN108282061A (zh) * 2018-01-04 2018-07-13 赵文英 绕组内加热真空及真空压力浸漆设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4696536B2 (ja) 2011-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10148158B2 (en) Varnish impregnation apparatus and varnish impregnation method
CN105794090B (zh) 旋转电机
JP4830583B2 (ja) ワニス含浸方法及びワニス含浸装置
CN101989777A (zh) 电机及电机的制造方法
KR101013786B1 (ko) 모터의 결선 구조 및 그 결선 방법
JP2016015798A (ja) 回転電機ステータ
JP4696536B2 (ja) ワニス含浸装置及びワニス含浸方法
WO2005027314A1 (ja) 巻線コイルの組付治具、組付方法及び組付装置
JP2013005553A (ja) 誘導加熱による固定子の加熱方法、及び加熱装置
US20030003175A1 (en) Device for impregnating an insulation of a winding bar of an electrical machine
JP5444134B2 (ja) 誘導加熱による固定子の加熱方法、及び加熱装置
JP4691448B2 (ja) 回転電機製造装置及び回転電機製造方法
JP6221574B2 (ja) ワニス含浸装置及びワニス含浸方法
US11784545B2 (en) Method of manufacturing stator for rotating electric machine
JP2007274763A (ja) ワニス含浸方法
JP4356406B2 (ja) 回転電機巻線コイルの加熱処理装置
JP2020205724A (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
JP2007274807A (ja) ワニス含浸装置、ワニス含浸用治具及びワニス含浸方法
JP2008092733A (ja) 回転電機巻線の加熱法及びこの加熱法を行う処理装置
JP4639765B2 (ja) ワニス含浸装置及びワニス含浸方法
CN108886285A (zh) 绝缘结构制造方法、绝缘结构及旋转电机
KR20010006313A (ko) 회전자 권선의 고정 방법
US20200389076A1 (en) Method of forming a stator having skewed slots and a stator including skewed slots
JP2005102404A (ja) ワニス含浸装置
KR20170022310A (ko) Led 패키지 공정용 보이드 제거 및 플라즈마 세정 복합 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110214

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees