JP4639765B2 - ワニス含浸装置及びワニス含浸方法 - Google Patents

ワニス含浸装置及びワニス含浸方法 Download PDF

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本発明は、ステータコアに挿入配設した巻線コイルにワニスを滴下含浸させるワニス含浸装置及びワニス含浸方法に関する。
例えば、車両等に用いるモータのステータにおいては、ステータコアのスロットに挿入配設した巻線コイルに対して、ワニスを滴下して、巻線コイルの絶縁性を向上させている。そして、例えば、特許文献1に開示されるように、回転手段によってステータコアを回転させると共に通電手段によって巻線コイルに通電を行いながら、ワニス滴下手段によって巻線コイルにワニスを滴下し、この巻線コイルにワニスを含浸させている。
こうして、ワニスを巻線コイルの全体に均一に浸透させると共に、巻線コイル及びステータコアを自己発熱させて、これらを加熱することにより、滴下したワニスの乾燥時間を短縮させ、ワニスの硬化の信頼性を向上させている。
また、上記ワニス含浸を行う際には、上記通電手段における通電ケーブル端子と、巻線コイルのリード線端子とを接続して、導通させる必要がある。そのため、通電ケーブル端子とリード線端子とを直接ボルトによって接続する方法、又は通電ケーブル端子とリード線端子とを、端子台を用いて接続する方法が行われている。
しかしながら、上記通電ケーブル端子とリード線端子との接続方法を使用すると、製品となるステータにおけるリード線端子を変形させたり、このリード線端子に傷が入ったりするおそれがある。また、上記通電ケーブル端子とリード線端子との接続に手間がかかり、迅速に上記ワニス含浸を開始することが困難になっている。
さらに、上記接続方法によると、作業者が通電ケーブル端子、リード線端子又は端子台を直接触る必要が生じ、この作業の際には、通電手段による電力の供給が完全に遮断されていることを確認してから行う必要があり、作業の短縮化を一層阻害させる要因となっている。
特開2004−96876号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、通電ケーブル端子とリード線端子との電気的接続を迅速に行うことができると共に、作業者の安全性も十分に確保することができ、かつリード線端子に変形や傷等が生ずることを防止することができるワニス含浸装置及びワニス含浸方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、巻線コイルを挿入配設したステータコアを保持して回転可能な回転手段と、該回転手段へ上記ステータコアを搬送する搬送手段と、上記巻線コイルに通電するための通電手段と、上記巻線コイルにワニスを滴下するためのワニス滴下手段とを有し、上記回転手段によって上記ステータコアを回転させると共に上記通電手段によって上記巻線コイルに通電を行いながら、上記ワニス滴下手段によって滴下した上記ワニスを上記巻線コイルに含浸させるよう構成したワニス含浸装置であって、
該ワニス含浸装置は、上記通電手段における通電ケーブル端子と上記巻線コイルの端部に形成したリード線端子との電気的接続を行う接続治具を有しており、
該接続治具は、上記通電ケーブル端子を取り付けたケーブル側治具部と、上記リード線端子を着脱可能な状態で取り付けるリード線側治具部とからなり、両者は互いに着脱可能に構成してあり、
上記リード線側治具部を上記搬送手段に載置した上記ステータコアにおける上記巻線コイルの上記リード線端子に取り付けた状態においては、上記ケーブル側治具部と上記リード線側治具部とが互いに対向し、次いで、上記搬送手段によって上記ステータコアを上記回転手段へ搬送したときには、上記ケーブル側治具部と上記リード線側治具部とが連結され、上記ステータコアにおける上記巻線コイルへ上記通電手段による通電が可能な状態が形成されるよう構成してあることを特徴とするワニス含浸装置にある(請求項1)。
本発明のワニス含浸装置は、上記通電ケーブル端子と上記リード線端子との電気的接続を簡単に行い、この接続に要する時間を短縮するために、上記ケーブル側治具部とリード線側治具部とからなる接続治具を備えたものである。
すなわち、上記ケーブル側治具部は、上記通電手段から通電を行う際に用いる通電ケーブル端子に取り付けてあり、上記ケーブル側治具部と対向できる状態でこの通電ケーブル端子に取り付けてある。
そして、ワニスの滴下含浸を行う際には、上記リード線側治具部を、上記ステータコアにおける巻線コイルのリード線端子に取り付け、このステータコアを上記搬送手段に載置する。また、リード線側治具部は、搬送手段に載置した状態のステータコアにおける巻線コイルのリード線端子に取り付けてもよい。そして、上記取付及び載置を行った後には、ケーブル側治具部とリード線側治具部とが対向する。
次いで、この状態で、搬送手段を回転手段に向けて前進させ、搬送手段によってステータコアを回転手段へ搬送したときには、ケーブル側治具部とリード線側治具部とが連結される。こうして、ステータコアにおける巻線コイルへ通電手段による通電が可能な状態が形成される。その後は、回転手段によってステータコアを回転させると共に通電手段によって巻線コイルに通電を行いながら、ワニス滴下手段によって巻線コイルにワニスを滴下することにより、巻線コイルへワニスを含浸させることができる。
このように、本発明の接続治具を備えたワニス含浸装置によれば、作業者が通電ケーブル端子とリード線端子とを直接操作して接続する必要がなく、作業者はリード線側治具部をリード線端子に取り付ける作業を行い、その後、搬送手段を回転手段に向けて前進させるだけで、ケーブル側治具部とリード線側治具部との連結を行うことができる。そして、通電ケーブル端子とリード線端子とを電気的に接続することができる。
それ故、本発明のワニス含浸装置によれば、上記電気的接続を迅速に行うことができると共に、作業者の安全性も十分に確保することができる。また、通電ケーブル端子とリード線端子とは、接続治具によって接続するため、これらの端子に変形や傷等が生ずることを防止することができる。
第2の発明は、巻線コイルを挿入配設したステータコアを保持して回転可能な回転手段と、該回転手段へ上記ステータコアを搬送する搬送手段と、上記巻線コイルに通電するための通電手段と、上記巻線コイルにワニスを滴下するためのワニス滴下手段と、上記通電手段における通電ケーブル端子と上記巻線コイルの端部に形成したリード線端子との電気的接続を行う接続治具とを有し、該接続治具は、上記通電ケーブル端子を取り付けたケーブル側治具部と、上記リード線端子を着脱可能な状態で取り付けるリード線側治具部とからなると共に、両者は互いに着脱可能に構成してなるワニス含浸装置を用い、
上記リード線側治具部を上記搬送手段に載置した上記ステータコアにおける上記巻線コイルの上記リード線端子に取り付けた状態において、上記ケーブル側治具部と上記リード線側治具部とを互いに対向させる載置取付工程と、
上記搬送手段によって上記ステータコアを上記回転手段へ搬送することにより、上記ケーブル側治具部と上記リード線側治具部とを連結し、上記ステータコアにおける上記巻線コイルへ上記通電手段による通電が可能な状態を形成する搬送連結工程と、
上記回転手段によって上記ステータコアを回転させると共に上記通電手段によって上記巻線コイルに通電を行いながら、上記ワニス滴下手段によって滴下した上記ワニスを上記巻線コイルに含浸させるワニス含浸工程とを含むことを特徴とするワニス含浸方法にある(請求項)。
本発明のワニス含浸方法は、上記接続治具を用い、上記各工程を行って迅速に巻線コイルにワニスの含浸を行うことができる。
すなわち、上記ケーブル側治具部は、上記ケーブル側治具部と対向できる状態で通電ケーブル端子に取り付けてあり、上記載置取り付け工程を行ったときには、ケーブル側治具部と、搬送手段に載置したステータコアに取り付けたリード線側治具部とが互いに対向する。
次いで、上記搬送連結工程を行ったときには、ケーブル側治具部とリード線側治具部とが連結され、ステータコアにおける巻線コイルへ通電手段による通電が可能な状態が形成される。その後、上記ワニス含浸工程を行うことによって、巻線コイルにワニスの含浸を行うことができる。
そのため、本発明の接続治具を用いたワニス含浸方法によれば、上記ワニス含浸装置の発明と同様に、通電ケーブル端子とリード線端子との電気的接続を迅速に行うことができると共に、作業者の安全性も十分に確保することができる。また、通電ケーブル端子とリード線端子とは、接続治具によって接続するため、これらの端子に変形や傷等が生ずることを防止することができる。
上述した第1の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第1の発明において、上記巻線コイルは、U相、V相及びW相の3相の巻線コイルからなり、上記リード線端子は、上記3相の巻線コイルに対応した3相のリード線端子からなり、上記ケーブル側治具部と上記リード線側治具部とは、上記通電ケーブル端子と上記3相のリード線端子とをそれぞれ電気的に接続するよう構成することが好ましい
この場合には、通電ケーブル端子と3相のリード線端子との電気的接続を迅速に行うことができ、この3相のリード線端子に変形や傷等が生ずることを防止することができる。そして、3相のリード線端子に変形や傷等がない3相モータ用のステータを製造することができる。
また、上記リード線側治具部は、上記リード線端子を両側から挟持する一対の挟持部と、該挟持部と電気的に接続され、上記ケーブル側治具部と連結されるリード線側連結部とを有しており、上記ケーブル側治具部は、上記リード線側連結部と連結されるケーブル側連結部を有していることが好ましい(請求項)。
この場合には、リード線側治具部を、その一対の挟持部によってリード線端子を挟持した状態で、このリード線端子に取り付けることができる。そのため、リード線側治具部を簡単かつ確実にリード線端子に取り付けることができる。また、ケーブル側連結部とリード線側連結部との連結により、ケーブル側治具部とリード線側治具部とを容易に連結させることができる。
また、上記挟持部の少なくとも一方は、スプリングによって出入可能であり、上記一対の挟持部は、上記スプリングによる押圧力を与えて上記リード線端子を挟持するよう構成することが好ましい
この場合には、スプリングによる押圧力を利用することにより、一対の挟持部によってリード線端子を柔軟に挟持することができ、このリード線端子に変形や傷等が生じることを一層確実に防止することができる。
また、上記ケーブル側連結部と上記リード線側連結部とは、いずれか一方が接続ピンであると共に他方が上記接続ピンを嵌入するための接続穴であることが好ましい(請求項)。
この場合には、接続穴への接続ピンの嵌入により、ケーブル側治具部とリード線側治具部との連結を一層容易に行うことができる。
また、上記搬送手段は、上記ステータコアを載置する載置部と、該載置部を上記回転手段との間で進退させるスライド機構とを有しており、上記載置部は、該載置部に載置した上記ステータコアにおける上記リード線端子に上記リード線側治具部を取り付けたときには、該リード線側治具部の上記リード線側連結部と、上記ケーブル側治具部の上記ケーブル側連結部との高さ方向及び水平方向の位置が同じになるよう構成することが好ましい
この場合には、上記載置部の構成により、ケーブル側治具部とリード線側治具部との連結を一層容易に行うことができる。また、この場合には、上記スライド機構は、上記載置部を水平方向に向けて直線的にスライドさせるよう構成することができる。そして、スライド機構により、載置部を水平方向に向けて直線的にスライドさせることにより、ケーブル側治具部とリード線側治具部との連結をより一層容易に行うことができる。
なお、上記水平方向の位置が同じであるとは、リード線側治具部のリード線側連結部とケーブル側治具部のケーブル側連結部とが、水平方向に対向する位置関係にあることをいう。
以下に、本発明のワニス含浸装置及びワニス含浸方法にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
(実施例1)
本例のワニス含浸装置1は、図1、図2に示すごとく、巻線コイル92を挿入配設したステータコア91を保持して回転可能な回転手段2と、この回転手段2へステータコア91を搬送する搬送手段3と、巻線コイル92に通電するための通電手段4と、巻線コイル92にワニスを滴下するためのワニス滴下手段5とを有している。このワニス含浸装置1は、回転手段2によってステータコア91を回転させると共に通電手段4によって巻線コイル92に通電を行いながら、ワニス滴下手段5によって滴下したワニスを巻線コイル92に含浸させるよう構成されている。
また、上記ワニス含浸装置1は、図3、図4、図6に示すごとく、通電手段4における通電ケーブル端子411と巻線コイル92の端部に形成したリード線端子931との電気的接続を行う接続治具6を有している。この接続治具6は、通電ケーブル端子411を取り付けたケーブル側治具部7と、リード線端子931を取り付けるリード線側治具部8とからなり、このケーブル側治具部7とリード線側治具部8とは互いに着脱可能に構成されている。
そして、ワニス含浸装置1は、図1、図6に示すごとく、リード線側治具部8を搬送手段3に載置したステータコア91における巻線コイル92のリード線端子931に取り付けた状態においては、ケーブル側治具部7とリード線側治具部8とが互いに対向するよう構成されている。また、ワニス含浸装置1は、図2〜図4に示すごとく、搬送手段3によってステータコア91を回転手段2へ搬送したときには、ケーブル側治具部7とリード線側治具部8とが連結され、ステータコア91における巻線コイル92へ通電手段4による通電が可能な状態が形成されるよう構成されている。
以下に、これを詳説する。
図1、図7に示すごとく、本例のワニス含浸装置1によってワニスの含浸を行う対象は、3相モータに用いるステータ9である。このステータ9は、ステータコア91に、U相、V相及びW相の3相の巻線コイル92を挿入配設してなる。そして、本例のリード線端子931は、3相の巻線コイル92に対応したU相、V相及びW相の3相のリード線端子931からなる。また、ケーブル側治具部7とリード線側治具部8とは、3本の通電ケーブル端子411と3相(3本)のリード線端子931とをそれぞれ電気的に接続するよう構成されている。
図1、図2に示すごとく、本例のワニス含浸装置1は、制御手段10によって制御可能であり、上記回転手段2、通電手段4及びワニス滴下手段5は、制御手段10に電気的に接続されている。
すなわち、制御手段10は、回転手段2がステータコア91を回転させるタイミング、通電手段4により巻線コイル92に通電を行うタイミング、及びワニス滴下手段5により巻線コイル92にワニスの滴下を行うタイミング等を制御することができる。
また、上記ステータコア91には、サーミスタ等の温度検出器(図示略)が埋設されている。この温度検出器を用いてステータコア91の温度を検出することにより、当該ステータ9を用いて構成する3相モータの温度の監視が可能になっている。
また、上記接続治具6は、上記通電ケーブル端子411とリード線端子931とのみを接続したが、上記ワニス含浸を行う際のステータ9の温度を検出するために、上記温度検出器における温度検出線端子(図示略)を、制御手段10における入力線端子(図示略)と接続することもできる。
そして、この場合には、制御手段10は、温度検出器によって検出したステータコア91の温度を監視して、このステータコア91の温度がワニス含浸を行うのに適した温度になるよう通電手段4を制御することができる。
図1、図2に示すごとく、本例の回転手段2は、回転モータ21と、この回転モータ21の出力軸に接続された回転主軸22と、この回転主軸22に移動可能に配設され、ステータコア91の内周側を把持可能なチャック部23と、ステータコア91が回転手段2によって回転するときに通電手段4における通電ケーブル41が捩れることを防止する捩れ防止機構24とを有している。
上記回転主軸22は、水平方向に向けて配設されており、上記チャック部23は、回転主軸22に対してその径方向外方に突出可能な複数の可動チャック231によって構成されている。また、チャック部23は、ステータコア91の軸方向を水平方向に向けた状態で、可動チャック231によってステータコア91の内周側における複数(例えば、3箇所又は4箇所)の周方向位置を押圧して、ステータコア91を保持することができる。そして、ワニスの滴下含浸を行う際には、ステータコア91は、その軸方向を水平方向にして回転することができる。
図1、図2に示すごとく、本例の回転モータ21は、上記回転主軸22を所定の回転角度で往復回転させるよう構成されている。そして、上記捩れ防止機構24は、通電ケーブル41を保持して、回転主軸22の回転に従動して回転可能なケーブルベア24を用いて構成されている。
なお、回転モータ21により回転主軸22を一方向に向けて連続回転させるよう構成した場合には、捩れ防止機構24は、ケーブルベア24を用いる代わりに、スリップリングを用いて構成することができる。このスリップリングは、通電ケーブル41の途中に配設し、通電ケーブル41の一方側と他方側とを電気的に接続すると共に、回転主軸22の中心軸線回りに形成した複数の接続リング部によって、電気的接続を行ったまま回転することができるものである。
また、図1、図3に示すごとく、回転手段2は、ケーブル側治具部7を固定するブラケット25を有しており、通電手段4における通電ケーブル端子411は、ブラケット25に固定したケーブル側治具部7に接続されている。また、ケーブル側治具部7は、ケーブル側治具部7と対向できる状態でブラケット25に固定されている。
図1、図2に示すごとく、本例の搬送手段3は、ステータコア91を載置する載置部31と、この載置部31を回転手段2における回転主軸22の外周側との間で進退させるスライド機構32とを有している。スライド機構32は、回転手段2における回転主軸22の軸方向と同じ方向(本例では水平方向)に向けて載置部31を進退させるよう構成されており、載置部31に載置したワニス含浸前のステータ9を回転主軸22まで搬入し、ワニス含浸後のステータ9を回転主軸22から搬出するよう構成されている。
また、載置部31は、この載置部31に載置したステータコア91におけるリード線端子931にリード線側治具部8を取り付けたときには、このリード線側治具部8のリード線側連結部81と、ケーブル側治具部7のケーブル側連結部71との高さ方向及び水平方向の位置が同じになるよう構成されている。そして、搬送手段3は、スライド機構32により載置部31を水平方向に向けて直線的にスライドさせることにより、ケーブル側治具部7とリード線側治具部8とを連結させるよう構成されている。
なお、スライド機構32は、搬送コンベヤ等により構成し、搬送モータ又は搬送シリンダ等のアクチュエータを用いて進退可能にすることができる。
図1、図2に示すごとく、本例の通電手段4は、3相の高周波電流を発生させる高周波電源装置40によって構成されており、この高周波電源装置40は、位相のずれた3相の高周波電流をステータコア91に挿入配設した3相の巻線コイル92に通電するよう構成されている。また、通電ケーブル端子411は、高周波電源装置40から通電を行うための電流を流す通電ケーブル41の先端部に圧着されている。
また、高周波電源装置40は、インバータ等を用いて、商用の3相交流電源の周波数を高くして高周波電流を形成することができる。
そして、通電手段4は、ステータ9における巻線コイル92に通電を行い、巻線コイル92をその電気抵抗により自己発熱させると共に、通電による磁界の発生により、ステータコア91に渦電流を発生させ、ステータコア91を誘導加熱させることにより、ステータ9の温度を制御することができる。
また、図1、図2に示すごとく、本例のワニス滴下手段5は、ワニスを貯留する貯留タンク(図示略)と、この貯留タンクからワニスを送液するポンプ(図示略)と、このポンプの吐出口に接続された送液管と、この送液管の先端部に接続したワニス滴下ノズル51と、送液管中に配設されたバルブ(図示略)とを有している。
ワニス滴下ノズル51は、U相の巻線コイル92にワニスを滴下するU相用ノズル51Uと、V相の巻線コイル92にワニスを滴下するV相用ノズル51Vと、W相の巻線コイル92にワニスを滴下するW相用ノズル51Wとを有している。U相用ノズル51U及びV相用ノズル51Vは、それぞれU相の巻線コイル92及びV相の巻線コイル92に対して、ステータコア91の外周側からワニスを滴下する位置に配設されている。W相用ノズル51Wは、W相の巻線コイル92に対して、ステータコア91の内周側からワニスを滴下する位置に配設されている。
また、各ノズル21U、V、Wによるワニスの滴下は、巻線コイル92の一部をステータコア91の軸方向端部から突出させて形成したコイルエンド部に対して行う。
図3、図4に示すごとく、本例のリード線側治具部8は、リード線端子931を両側から挟持する一対の挟持部82と、この挟持部82と電気的に接続され、ケーブル側治具部7と連結されるリード線側連結部81とを有している。一対の挟持部82及びリード線側連結部81は、絶縁性を有する絶縁ケース85に配設されている。また、ケーブル側治具部7は、リード線側連結部81と連結されるケーブル側連結部71を有している。ケーブル側連結部71は、絶縁性を有する絶縁ケース75に配設されている。
本例のリード線側連結部81は、接続ピン81であり、ケーブル側連結部71は、接続ピン81を嵌入するための接続穴71である。そして、接続穴71の内周面には、接続ピン81に押圧力を与える押圧手段72が配設されており、接続ピン81を接続穴71に嵌入したときには、接続ピン81は、押圧手段72による押圧力を受けて接続穴71内に保持される。また、本例の押圧手段72は、接続穴71に径方向に伸縮可能な複数の伸縮リング72を設けることによって形成されている。
なお、リード線側連結部81を接続穴71とし、ケーブル側連結部71を接続ピン81としてもよい。
図3〜図5に示すごとく、本例のリード線側治具部8は、上記リード線端子931に取り付けるために互いに着脱可能な第1分割部801と第2分割部802とを有している。この第1分割部801と第2分割部802とが互いに対面する側面には、それぞれリード線端子931と接触する挟持部82が配設されている。第1分割部801と第2分割部802とは、蝶番等によって連結されて互いに開閉可能になっており、閉じたときには、それぞれの挟持部82同士が互いに対向するよう構成されている。
リード線側治具部8の第1分割部801における挟持部82は接続ピン81と一体的に形成されており、ケーブル側治具部7の接続穴71と通電ケーブル端子411とは、電気的に接続されている。
また、各挟持部82、接続ピン81及び接続穴71等は、導電性を有する銅等の金属によって構成されている。
また、挟持部82の一方は、スプリング83によって出入可能であり、第1分割部801と第2分割部802とは、それらの挟持部82同士の間に、スプリング83による押圧力を与えてリード線端子931を挟持するよう構成されている。本例のスプリング83は、第2分割部802における挟持部82を第1分割部801における挟持部82に向けて押圧する位置に配設されている。
図3〜図5に示すごとく、上記各リード線端子931の接触部は、貫通穴を有する円形平板によって形成されている。リード線側治具部8の第1分割部801及び第2分割部802における各挟持部82は、リード線端子931の接触部の表面にそれぞれ接触する挟持接触面を有している。また、第1分割部801における挟持部82には、リード線端子931の貫通穴内に挿通される突起821が形成されており、第2分割部802における挟持部82には、上記突起821を挿入配置するための挿入配置穴822が形成されている。
こうして、リード線端子931は、抜け防止がされた状態でリード線側治具部8に保持される。
次に、上記ワニス含浸装置1を用いて、ステータコア91に挿入配設した巻線コイル92にワニスの含浸を行う方法につき説明し、その作用効果につき説明する。
図1に示すごとく、上記ワニス含浸を行うに当たっては、まず、載置取付工程として、上記巻線コイル92を挿入配設してなるステータコア91を、上記搬送手段3における載置部31に載置する。そして、巻線コイル92の端部に形成されたリード線端子931に、上記リード線側治具部8を取り付ける。
このとき、図5に示すごとく、リード線側治具部8における第1分割部801と第2分割部802とを開け、図6に示すごとく、リード線端子931を第1分割部801の挟持部82と第2分割部802の挟持部82との間に配置し、第1分割部801と第2分割部802とを閉じることにより、一対の挟持部82同士の間には、スプリング83による押圧力を作用させた状態で、リード線端子931を保持することができる。
そして、図1、図6に示すごとく、搬送手段3に載置したステータ9へのリード線側治具部8の取付を行った後には、このリード線側治具部8における3つの接続ピン81と、回転手段2のブラケット25に固定したケーブル側治具部7における3つの接続穴71とが互いに対向する。すなわち、3つの接続ピン81と、3つの接続穴71とは、ステータコア91の周方向及び径方向における配設位置が一致する。
次いで、搬送連結工程として、搬送手段3におけるスライド機構32によって、載置部31に載置したステータコア91を回転手段2における回転主軸22の外周側まで搬入する。このとき、図3、図4に示すごとく、リード線側治具部8における3つの接続ピン81が、ケーブル側治具部7における3つの接続穴71内に挿入配置され、各接続ピン81と各接続穴71とが連結される。こうして、ステータコア91における3相の巻線コイル92へ通電手段4による通電が可能な状態が形成される。
また、図2に示すごとく、ステータコア91を回転主軸22の外周側まで搬入したときには、回転手段2におけるチャック部23を動作させ、チャック部23における複数の可動チャック231によってステータコア91を保持する。
次いで、ワニス含浸工程として、回転手段2によってステータコア91を回転させると共に通電手段4によって巻線コイル92に通電を行う。そして、この状態で、ワニス滴下手段5における各ノズルによって3相の巻線コイル92にワニスを滴下し、この滴下したワニスを巻線コイル92に浸透させて含浸させる。
このように、本例の接続治具6を備えたワニス含浸装置1を用いれば、作業者が通電ケーブル端子411とリード線端子931とを直接操作して接続する必要がなく、作業者はリード線側治具部8をリード線端子931に取り付ける作業を行い、その後、搬送手段3を回転手段2に向けて前進させるだけで、ケーブル側治具部7とリード線側治具部8との連結を行うことができる。そして、通電ケーブル端子411とリード線端子931とを電気的に接続することができる。
それ故、本例のワニス含浸装置1及び方法によれば、上記電気的接続を迅速に行うことができると共に、作業者の安全性も十分に確保することができる。また、通電ケーブル端子411とリード線端子931とは、接続治具6によって接続するため、これらの端子に変形や傷等が生ずることを防止することができる。
実施例における、ステータコアを回転手段に搬送する前の状態のワニス含浸装置を示す説明図。 実施例における、ワニスの滴下含浸を行う状態のワニス含浸装置を示す説明図。 実施例における、ケーブル側治具部とリード線側治具部とを連結させた状態の接続治具を側方から見た状態で示す断面説明図。 実施例における、ケーブル側治具部とリード線側治具部とを連結させた状態の接続治具を上方から見た状態で示す断面説明図。 実施例における、リード線端子にリード線側治具部を取り付ける状態を示す断面説明図。 実施例における、ケーブル側治具部とリード線側治具部とが対向した状態の接続治具を側方から見た状態で示す断面説明図。 実施例における、ステータをステータコアの軸方向から見た状態で示す説明図。
符号の説明
1 ワニス含浸装置
10 制御手段
2 回転手段
3 搬送手段
4 通電手段
41 通電ケーブル
411 通電ケーブル端子
5 ワニス滴下手段
51 ワニス滴下ノズル
6 接続治具
7 ケーブル側治具部
71 ケーブル側連結部(接続穴)
8 リード線側治具部
801 第1分割部
802 第2分割部
81 リード線側連結部(接続ピン)
82 挟持部
83 スプリング
9 ステータ
91 ステータコア
92 巻線コイル
93 リード線
931 リード線端子

Claims (4)

  1. 巻線コイルを挿入配設したステータコアを保持して回転可能な回転手段と、該回転手段へ上記ステータコアを搬送する搬送手段と、上記巻線コイルに通電するための通電手段と、上記巻線コイルにワニスを滴下するためのワニス滴下手段とを有し、上記回転手段によって上記ステータコアを回転させると共に上記通電手段によって上記巻線コイルに通電を行いながら、上記ワニス滴下手段によって滴下した上記ワニスを上記巻線コイルに含浸させるよう構成したワニス含浸装置であって、
    該ワニス含浸装置は、上記通電手段における通電ケーブル端子と上記巻線コイルの端部に形成したリード線端子との電気的接続を行う接続治具を有しており、
    該接続治具は、上記通電ケーブル端子を取り付けたケーブル側治具部と、上記リード線端子を着脱可能な状態で取り付けるリード線側治具部とからなり、両者は互いに着脱可能に構成してあり、
    上記リード線側治具部を上記搬送手段に載置した上記ステータコアにおける上記巻線コイルの上記リード線端子に取り付けた状態においては、上記ケーブル側治具部と上記リード線側治具部とが互いに対向し、次いで、上記搬送手段によって上記ステータコアを上記回転手段へ搬送したときには、上記ケーブル側治具部と上記リード線側治具部とが連結され、上記ステータコアにおける上記巻線コイルへ上記通電手段による通電が可能な状態が形成されるよう構成してあることを特徴とするワニス含浸装置。
  2. 請求項1において、上記リード線側治具部は、上記リード線端子を両側から挟持する一対の挟持部と、該挟持部と電気的に接続され、上記ケーブル側治具部と連結されるリード線側連結部とを有しており、
    上記ケーブル側治具部は、上記リード線側連結部と連結されるケーブル側連結部を有していることを特徴とするワニス含浸装置。
  3. 請求項2において、上記ケーブル側連結部と上記リード線側連結部とは、いずれか一方が接続ピンであると共に他方が上記接続ピンを嵌入するための接続穴であることを特徴とするワニス含浸装置。
  4. 巻線コイルを挿入配設したステータコアを保持して回転可能な回転手段と、該回転手段へ上記ステータコアを搬送する搬送手段と、上記巻線コイルに通電するための通電手段と、上記巻線コイルにワニスを滴下するためのワニス滴下手段と、上記通電手段における通電ケーブル端子と上記巻線コイルの端部に形成したリード線端子との電気的接続を行う接続治具とを有し、該接続治具は、上記通電ケーブル端子を取り付けたケーブル側治具部と、上記リード線端子を着脱可能な状態で取り付けるリード線側治具部とからなると共に、両者は互いに着脱可能に構成してなるワニス含浸装置を用い、
    上記リード線側治具部を上記搬送手段に載置した上記ステータコアにおける上記巻線コイルの上記リード線端子に取り付けた状態において、上記ケーブル側治具部と上記リード線側治具部とを互いに対向させる載置取付工程と、
    上記搬送手段によって上記ステータコアを上記回転手段へ搬送することにより、上記ケーブル側治具部と上記リード線側治具部とを連結し、上記ステータコアにおける上記巻線コイルへ上記通電手段による通電が可能な状態を形成する搬送連結工程と、
    上記回転手段によって上記ステータコアを回転させると共に上記通電手段によって上記巻線コイルに通電を行いながら、上記ワニス滴下手段によって滴下した上記ワニスを上記巻線コイルに含浸させるワニス含浸工程とを含むことを特徴とするワニス含浸方法。
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