JP2006140430A - 伝導ノイズ抑制体および伝導ノイズ抑制体付電子部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 絶縁性基体2と、この上に金属軟磁性体を物理的蒸着させて形成された独立した複数の金属軟磁性体クラスター3を有する伝導ノイズ抑制層とを有する伝導ノイズ抑制体1;配線回路と、伝導ノイズ抑制体1とを具備し、伝導ノイズ抑制層の面と、伝導ノイズ抑制層と電磁結合する配線回路から放射される電気力線とが略直交するように、伝導ノイズ抑制体1が配置されている伝導ノイズ抑制体付電子部品。
【選択図】 図1
Description
ここで、伝導ノイズ抑制層は、金属軟磁性体と、これとは別の材料とを同時に蒸着させて形成された層であってもよい。
また、物理的蒸着時における絶縁性基体のせん断弾性率は、1×104 〜1×1010Paであることが望ましい。もしくは、絶縁性基体は、セラミックスであってよい。
本発明の伝導ノイズ抑制体の1GHzでのロス電力比は、0.3〜0.9であることが望ましい。
ここで、伝導ノイズ抑制層の幅は、伝導ノイズ抑制層と電磁結合する配線回路の幅よりも広いことが望ましい。
また、伝導ノイズ抑制層と、伝導ノイズ抑制層と電磁結合する配線回路との距離は、0.1〜200μmであることが望ましい。
また、物理的蒸着時における絶縁性基体のせん断弾性率が、1×104 〜1×1010Paであれば、金属軟磁性体クラスターが安定に分散するため、これらが凝集して結晶化し、微粒子、金属薄膜等に成長することを確実に抑えることができる。
本発明の伝導ノイズ抑制体の1GHzでのロス電力比が、0.3〜0.9であれば、伝導ノイズ抑制効果が充分に発揮される。
伝導ノイズ抑制層の幅が、伝導ノイズ抑制層と電磁結合する配線回路の幅よりも広ければ、効率よく伝導ノイズを抑制できる。
また、伝導ノイズ抑制層と、伝導ノイズ抑制層と電磁結合する配線回路との距離が、0.1〜200μmであれば、効率よく伝導ノイズを抑制できる。
<伝導ノイズ抑制体>
本発明の伝導ノイズ抑制体は、絶縁性基体と、該絶縁性基体上に金属軟磁性体を物理的蒸着させて形成された独立した複数の金属軟磁性体クラスターを有する伝導ノイズ抑制層とを有するものである。
伝導ノイズ抑制層は、比較的硬い絶縁性基体上に金属軟磁性体を物理的蒸着させて形成されたものと、比較的軟らかい絶縁性基体上に金属軟磁性体を物理的蒸着させて形成されたものとでは、形態が異なる。すなわち、絶縁性基体が比較的硬い場合は、絶縁性基体上に、独立した複数のナノメーターレベルの金属軟磁性体クラスターと、これらの間に形成される金属軟磁性体の存在しない欠陥とからなる「金属軟磁性体層」が形成される。一方、絶縁性基体が比較的軟らかい場合は、絶縁性基体の表面に、独立した複数のナノメーターレベルの金属軟磁性体クラスターと絶縁性基体の一部とが混ざり合って、複合化した「複合層」が形成される。
図1は、金属軟磁性体層が形成された本発明の伝導ノイズ抑制体を、金属軟磁性体層(上面)側から見た模式図である。この伝導ノイズ抑制体1は、絶縁性基体2と、該絶縁性基体2上に金属軟磁性体を物理的蒸着させて形成された独立した複数のナノメーターレベルの金属軟磁性体クラスター3およびこれらの間に存在する欠陥からなる金属軟磁性体層4とを有するものである。
このように分散された金属軟磁性体クラスターは、理由は定かではないが、構造由来で磁気異方性が高まり、または反磁界による磁気的特性を発現することにより、薄層であっても充分な伝導ノイズ抑制効果を有するものと思われる。
絶縁性基体が比較的軟らかい、すなわち絶縁性基体のせん断弾性率が低い場合には、図7の高分解能透過型電子顕微鏡像および該電子顕微鏡像の模式図である図8に示すように、金属軟磁性体クラスターが絶縁性基体2の一部と混ぜ合わせられた状態になって、複合層5が形成される。
このように分散された金属軟磁性体クラスターは、理由は定かではないが、構造由来で磁気異方性が高まり、または反磁界による磁気的特性を発現することにより、薄層であっても充分な伝導性ノイズ抑制効果を有するものと思われる。
なお、複合層5は、金属軟磁性とこれとは別の材料とを同時に蒸着(以下、絶縁化蒸着という。)した場合にも形成される。絶縁化蒸着については、後述する。
本発明における絶縁性基体とは、表面抵抗が106 Ω/cm2 以上の基体を意味する。
金属軟磁性体層4を形成させる場合の絶縁性基体2としては、酸化ケイ素(石英ガラス等)、窒化ケイ素、アルミナ等のセラミックス、発泡セラミックスが挙げられる。
絶縁性基体2の厚さは、絶縁性が保たれれば良く、0.1μm以上であればよい。
(1)JIS K7113に規定されている引張応力と歪との関係から引張り弾性率を求め、これをもとに下記式からせん断弾性率を求める。
せん断弾性率=引張り弾性率/(2×(1+ポアソン比))
ここで2×(1+ポアソン比)の値は、剛直な高分子からゴム状の弾性体まで、おおよそ2.6〜3.0である。
(2)温度特性を把握できる粘弾性率測定装置を用い、試験モードをせん断モードにしてせん断弾性率を測定する。
(3)粘弾性率測定装置を用い、試験モードを引張りモードにして貯蔵弾性率G’および損失弾性率G”を測定し、下記式から複素弾性率G* を求め、複素弾性率を引張り弾性率として、上記式からせん断弾性率を求める。
G* =√((G’)2 +(G”)2)
本発明におけるせん断弾性率は、粘弾性率測定装置として、レオメトリック・サイエンティフィック社製ソリッドアナライザーRSA−IIを用い、せん断モードにて、測定周波数1Hzの条件で測定した値とする。
所望のせん断弾性率にするために、金属軟磁性体の物理的蒸着の後に絶縁性基体2を焼成固化または化学架橋することが好ましい。この点においては、蒸着時には低せん断弾性率であり、蒸着後に架橋してせん断弾性率を上げることができる有機高分子を用いることが特に好ましく、熱硬化性樹脂、エネルギー線(紫外線、電子線等)硬化性樹脂が好適である。
ここで、炭酸ガス透過率および酸素透過率は、JIS K7126に準拠して測定され、求められる気体透過係数である。
まず、物理的蒸着法(PVD)の一般的な説明を行う。
物理的蒸着法は、一般に、真空にした容器の中で蒸発材料を何らかの方法で気化させ、気化した蒸発材料を近傍に置いた基体上に堆積させて薄膜を形成する方法であり、蒸発材料の気化方法の違いで、蒸発系とスパッタリング系に分けられる。蒸発系としては、EB蒸着、イオンプレーティングなどが挙げられ、スパッタリング系としては、高周波スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、対向ターゲット型マグネトロンスパッタリングなどが挙げられる。
なお、絶縁性基体2に金属軟磁性体を蒸着させる際には、金属軟磁性体はプラズマ化またはイオン化された金属軟磁性体原子として蒸着されるので、蒸着された金属軟磁性体の組成は、蒸着材料として用いた金属軟磁性体の組成比と必ずしも同一であるとは限らない。
ここで、蒸着質量は、ガラス、シリコン等の硬質基体上に同条件で金属軟磁性体を蒸着し、堆積した厚さを測定し、平均することによって求められる。
伝導ノイズ抑制効果の目安となる反射減衰量S11および透過減衰量S21の測定については、IEC(International Electrotechnical Commission)のWorking Group 10、Technical Committee 51で規格化が検討されており、2005年に発行の予定である。
図9は、検討されている反射減衰量S11および透過減衰量S21の測定に用いられる装置を示す概略構成図である。テストフィクスチャー11に設けられた、規定の特性インピーダンス(50Ω等)を持つマイクロストリップ線路12上に、伝導ノイズ抑制体1(50mm×50mm)を密着して置き、伝導ノイズ抑制体1を装着する前後のSパラメータの変化(反射減衰量S11および透過減衰量S21)を、マイクロストリップ線路12に電気的に接続されたネットワークアナライザー13で測定する。
ロス電力比は、0〜1の値をとり、下記式で表される。
ロス電力比(Ploss/Pin)=1−(│Γ│2+│Τ│2)
ここで、S11=20log│Γ│、S21=20log│Τ│、Γは反射係数であり、Τは透過係数である。
伝導ノイズ抑制体のロス電力比を0.3〜0.9にするためには、絶縁性基体2上に、金属軟磁性体を物理的蒸着し、金属軟磁性体クラスターを分散させる構造を有することを基本に、物理的蒸着の条件、絶縁性基体2の物性をコントロールすることにより達成される。
本発明の伝導ノイズ抑制体は、その磁気的特性である磁気損失によって、電子部品、これが搭載された電子機器の配線回路の導体中を流れる高周波ノイズ電流を抑制することができる。また、高周波電流のインピーダンス不整箇所での反射に伴う共振等による放射ノイズも未然に抑制することできる。
信号の配線回路としては、通常、マイクロストリップ線路が採用されている。図10は、伝導ノイズ抑制体付電子部品の一例を示す図である。この伝導ノイズ抑制体付電子部品は、グランド層20と、絶縁層21と、配線回路22と、絶縁層21に埋設された伝導ノイズ抑制体1とを具備するものである。
マイクロストリップ線路の場合は、図10に示すように配線回路22とグランド層20との間に密に電気力線が集中することとなるので、この間に伝導ノイズ抑制体1を配置することが特に好ましい。
多層プリント板においては、電源層およびグランド層を構成する銅箔が多層プリント板のほぼ全面にわたって拡がり、これら銅箔が、周端部が開放した平行平板構造をとるため、電源層とグランド層との間の共振(電源−グランド層共振)によって大きな放射ノイズが発生する。よって、配線回路の近傍だけではなく、電源層とグランド層との間にも伝導ノイズ抑制体1を配置することにより、電源−グランド層共振が抑えられ、結果、この共振による放射ノイズが抑えられる。
(評価)
表面観察:
日本電子(株)製、フィールドエミッション走査電子顕微鏡を用い、加速電圧3kV、作動距離3mmの条件で、倍率20万倍で伝導ノイズ抑制体の表面を観察した。
断面観察:
(株)日立製作所製、透過型電子顕微鏡H9000NARを用いた。
せん断弾性率:
せん断弾性率は、粘弾性率測定装置として、レオメトリック・サイエンティフィック社製ソリッドアナライザーRSA−IIを用い、せん断モードにて、測定周波数1Hzの条件で測定した。
伝導ノイズ抑制効果:
キーコム(株)製、近傍界用電磁波吸収材料測定装置を用いて、Sパラメーター法によるS11(反射減衰量)およびS21(透過減衰量)を測定した。また、ロス電力比を評価した。ネットワークアナライザーとしては、アンリツ(株)製、ベクトルネットワークアナライザー37247Cを用い、50Ωのインピーダンスを持つマイクロストリップラインのテストフィクスチャーとしては、キーコム(株)製、TF−3Aを用いた。
絶縁性基体として、500μm厚の石英ガラスを用意した。この石英ガラスの上面に、膜厚換算で10nmのNi金属を、対向ターゲット型マグネトロンスパッタリング法により物理的蒸着させ、独立した複数の金属軟磁性体クラスターからなる金属軟磁性体層を形成し、伝導ノイズ抑制体を得た。この際、基体温度を50℃に保ち、蒸発粒子が100eVの粒子エネルギーを持つようバイアス電圧を調整した。得られた伝導ノイズ抑制体表面をフィールドエミッション走査電子顕微鏡により観察した。表面観察結果を図4に示す。また、得られた伝導ノイズ抑制体の一部を薄片にし、断面にイオンビームポリシャーを施し、高分解能透過型電子顕微鏡により金属軟磁性体層の断面を観察した。断面観察結果を図5に示す。また、金属軟磁性体層の電子線回折を行い、結晶状態を観察した。電子線回折像を図6に示す。
高分解能透過型電子顕微鏡観察および電子線回折より、部分的にナノメーターレベルのNi格子が認められるが、明確な粒界は認められず、金属軟磁性体クラスターが独立分散している様子が伺われた。図9に示す装置を用い、この伝導ノイズ抑制体をマイクロストリップ線路12の幅方向と平行になるように50mm□の伝導ノイズ抑制体を密着して載置させ、Sパラメーターを測定した。結果を図13示す。また、1GHzにおけるロス電力比を求めたところ、0.62であった。ついで、伝導ノイズ抑制体を150℃で240時間加熱させた後、同様にしてロス電力比を求めたところ、初期より13%ほど変動するものの、良好な値(0.54)となり、充分な伝導ノイズ抑制効果を示した。
実施例1で用いた石英ガラス上に、10μm厚のポリアクリロニトリル膜(常温(25℃)のせん断弾性率1.7×109 (Pa)、160℃のせん断弾性率1.5×106 (Pa)、常温(25℃)の炭酸ガス透過率5.3×10-8{cm3 (STP)cm/(cm2 ×sec×cmHg)}、常温(25℃)の酸素ガス透過率2.8×10-15 {cm3 (STP)cm/(cm2 ×sec×cmHg)}をキャスティングで形成した。このポリアクリルシート上に、膜厚換算で30nmのFe金属を、対向ターゲット型マグネトロンスパッタリング法により物理的に蒸着させ、複合層を形成し、伝導ノイズ抑制体を得た。この際、基体温度を160℃に保ち、蒸発粒子が100eVの粒子エネルギーを持つようバイアス電圧を調整した。得られた伝導ノイズ抑制体の一部を薄片にし、断面にイオンビームポリシャーを施し、高分解能透過型電子顕微鏡により複合層の断面を観察した。断面観察結果を図7に示す。
複合層断面の状態は、ほぼ実施例1と同様の状態であった。また、実施例1と同様に、100℃で1000時間加熱する前後のロス電力比を求めたところ、それぞれ0.58、0.56と変化は小さく安定しており、高い伝導ノイズ抑制効果を維持していた。
ポリアクリロニトリル膜をエポキシ樹脂に変更した以外は、実施例2と同様の絶縁性基体を用い、この上に、膜厚換算で40nmのFe−Ni系軟磁性金属を、対向ターゲット型マグネトロンスパッタリング法により物理的に蒸着させ、複合層を形成し、伝導ノイズ抑制体を得た。この際、基体温度を常温に保ち、蒸発粒子が8eVの粒子エネルギーを持つようわずかに負の電圧を印加し、同時に窒素ガスを50sccm流入さた。スパッタリング終了後、試料を毎分1℃の上昇レートで、250℃まで昇温させ、エポキシ樹脂を硬化させた。
実施例1と同様に、150℃で240時間加熱する前後のロス電力比を求めたところ、0.64、0.63と変わらず、充分な耐熱性と高い伝導ノイズ抑制効果を有していた。
絶縁性基体を500μm厚のアルミナ板(表面粗さRa=0.7μm)に変更した以外は、実施例1と同様にして伝導ノイズ抑制体を得た。
実施例1と同様に、150℃で240時間加熱する前後のロス電力比を求めたところ、初期より7%ほど変動するものの、良好な値(0.55)となり、充分な伝導ノイズ抑制効果を示した。
実施例1と同様の石英ガラス上に、高周波スパッタリングにより金属軟磁性体としてFeを、マトリックス材としてアルミナを共スパッタリングし、蛍光X線分析によりFe72Al11O17の組成の2μm厚の磁性膜を形成した。ついで、Fe微粒子を析出させるため、300℃で2時間、真空中で熱処理を施し、グラニュラー構造の磁性体膜を得た。
実施例1と同様に、150℃で240時間加熱する前後のロス電力比を求めたところ、0.24、0.23と変わらなかったが、充分な伝導ノイズ抑制効果はなかった。
実施例3で得られた50mm□の伝導ノイズ抑制体を、図9の装置のマイクロストリップ線路12の幅方向に対して垂直になるように配置、すなわち、図8のテストフィクスチャー11上に伝導ノイズ抑制体1を立てて、マイクロストリップ線路12からの電気力線に平行になるように配置して、ロス電力比を求めたところ0.09と低い値であり、伝導ノイズ抑制効果はなかった。
2 絶縁性基体
3 金属軟磁性体クラスター
4 金属軟磁性体層
5 複合層
6 結晶格子(金属軟磁性体クラスター)
22 配線回路
40 配線回路
Claims (8)
- 絶縁性基体と、
該絶縁性基体上に金属軟磁性体を物理的蒸着させて形成された独立した複数の金属軟磁性体クラスターを有する伝導ノイズ抑制層と
を有することを特徴とする伝導ノイズ抑制体。 - 伝導ノイズ抑制層が、金属軟磁性体と、これとは別の材料とを同時に蒸着させて形成された層であることを特徴とする請求項1記載の伝導ノイズ抑制体。
- 物理的蒸着時における絶縁性基体のせん断弾性率が、1×104 〜1×1010Paであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の伝導ノイズ抑制体。
- 絶縁性基体が、セラミックスであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の伝導ノイズ抑制体。
- 伝導ノイズ抑制体の1GHzでのロス電力比が、0.3〜0.9であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の伝導ノイズ抑制体。
- 配線回路と、
請求項1ないし5のいずれか一項に記載の伝導ノイズ抑制体とを具備し、
伝導ノイズ抑制層の面と、伝導ノイズ抑制層と電磁結合する配線回路から放射される電気力線とが略直交するように、伝導ノイズ抑制体が配置されていることを特徴とする伝導ノイズ抑制体付電子部品。 - 伝導ノイズ抑制層の幅が、伝導ノイズ抑制層と電磁結合する配線回路の幅よりも広いことを特徴とする請求項6項記載の伝導ノイズ抑制体付電子部品。
- 伝導ノイズ抑制層と、伝導ノイズ抑制層と電磁結合する配線回路との距離が、0.1〜200μmであることを特徴とする請求項6または請求項7記載の伝導ノイズ抑制体付電子部品。
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