JP2006139835A - 録音装置、録音方法及び車載オーディオシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 録音開始指示よりも前の音声を含めた録音を可能にする。
【解決手段】 音声放送の音声信号を入力可能に構成され、当該音声信号を音声圧縮処理して圧縮音声を記録媒体105に格納する録音装置13において、一定時間分の前記音声信号を巡回的に記録するリングバッファ103を備え、前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファ103に記録されている分の前記音声信号と、前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までに入力された前記音声信号とを音声圧縮処理し、圧縮音声を前記記録媒体105に格納する構成とした。
【選択図】 図2
【解決手段】 音声放送の音声信号を入力可能に構成され、当該音声信号を音声圧縮処理して圧縮音声を記録媒体105に格納する録音装置13において、一定時間分の前記音声信号を巡回的に記録するリングバッファ103を備え、前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファ103に記録されている分の前記音声信号と、前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までに入力された前記音声信号とを音声圧縮処理し、圧縮音声を前記記録媒体105に格納する構成とした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えばラジオ放送などの音声信号を録音する録音装置、録音方法及び車載オーディオシステムに関する。
近年、車両に搭載される車載オーディオシステムとして、音楽CD(Compact Disc)に記録されている音楽の音声データを音声圧縮処理して、内蔵のハードディスクやフラッシュメモリなどの記録媒体に格納しておく録音装置を備え、音楽CDが車載オーディオシステムにセットされていなくとも音楽を聴けるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の車載オーディオシステムには、例えばラジオなどの音声放送の音声をユーザの指示に基づいて録音可能に構成されたものがあり、ユーザがラジオ放送を聴いているときに、所望の音楽などが放送された場合に、録音開始ボタンを操作するなどして、車載オーディオシステムに音楽を録音させておくことで、いつでも、何度でも録音した音楽などが聴けるようになっている。
特開平5−128638号公報
しかしながら、上記ラジオ音声の録音においては、ユーザが所望のラジオ音声を認識し録音開始を指示したときから、ラジオ音声の録音を開始するため、例えばラジオ音声として音楽を録音する場合、音楽の途中からの録音となってしまい、音楽の先頭が録音されない、といった問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、録音開始指示よりも前の音声を含めて録音することのできる録音装置、録音方法及び車載オーディオシステムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、録音開始指示よりも前の音声を含めて録音することのできる録音装置、録音方法及び車載オーディオシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、音声放送の音声信号を入力可能に構成され、当該音声信号を音声圧縮処理して圧縮音声を記録媒体に格納する録音装置において、一定時間分の前記音声信号を巡回的に記録するリングバッファを備え、前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている分の前記音声信号と、前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までに入力された前記音声信号とを音声圧縮処理し、圧縮音声を前記記録媒体に格納することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記音声信号の録音開始指示を受けた時以降に入力された前記音声信号を前記リングバッファに記録すると共に、前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている分の前記音声信号を音声圧縮処理した後、前記録音開始指示を受けた時以降に新たに前記リングバッファに記録された前記音声信号を音声圧縮処理し、前記記録媒体に格納することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記音声信号の入力速度よりも高速度で前記音声信号の音声圧縮処理を行うと共に、前記リングバッファに記録される音声信号と、前記リングバッファから音声圧縮処理のために読み出す音声信号とが等しくなった場合に、前記リングバッファへの音声信号の記録を中止すると共に、入力される音声信号をリアルタイムに音声圧縮処理することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている分の前記音声信号の音声圧縮処理と、前記録音開始指示を受けた時以降に入力される前記音声信号のリアルタイムな音声圧縮処理とを並列処理し、それぞれの音声圧縮処理により得られた圧縮音声を、一連の音声となるように連結して前記記録媒体に格納することを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明は、音声放送の音声信号を入力可能に構成され、当該音声信号を音声圧縮処理して圧縮音声を記録媒体に格納する録音装置において、一定時間分の前記音声信号が音声圧縮処理された圧縮音声を巡回的に記録するリングバッファを備え、前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている前記圧縮音声を前記記録媒体に格納すると共に、前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までに入力された前記音声信号を音声圧縮処理して、圧縮音声を前記記録媒体に格納することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、音楽データが記録された光ディスクから読み出された音声信号を音声圧縮処理してなる圧縮音声を前記記録媒体に格納することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記記録媒体はフラッシュメモリ、或いは、ハードディスクであることを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、車両に搭載される車載機器であることを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記記録媒体はフラッシュメモリ、或いは、ハードディスクであることを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、車両に搭載される車載機器であることを特徴とする。
また上記目的を達成するために本発明は、音声放送の音声信号を音声圧縮処理して圧縮音声を記録媒体に格納する録音方法において、一定時間分の前記音声信号を巡回的に記録し、前記音声信号の録音開始指示を受けた場合に、前記録音開始指示を受けた時点で既に記録していた分の前記音声信号と、前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までの前記音声放送の音声信号とを音声圧縮処理して、圧縮音声を前記記録媒体に格納するようにしたことを特徴とする。
また上記目的を達成するために本発明は、音声放送を受信して音声信号を出力する放送受信装置と、前記音声信号が音声圧縮処理されてなる圧縮音声を記録媒体に格納すると共に、当該記録媒体に格納された圧縮音声を復号処理して音声信号を出力する録音装置と、前記放送受信装置及び前記録音装置から出力された音声信号に基づいて放音する音声出力装置とを備え、車両に搭載される車載オーディオシステムにおいて、前記録音装置は、前記放送受信装置から入力された一定時間分の前記音声信号を巡回的に記録するリングバッファを備え、前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている分の前記音声信号と、前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までに、前記放送受信装置から入力された前記音声信号とを音声圧縮処理し、圧縮音声を前記記録媒体に格納することを特徴とする。
本発明によれば、録音開始指示よりも前の音声を含めて録音することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る車載オーディオシステム1の機能的構成を示すブロック図である。車載オーディオシステム1は、図1に示すように、車両2に搭載される車載機器として構成され、CD読取装置10、ラジオ受信装置11、音声出力装置12、録音装置13、表示装置14及び操作装置15を備えている。CD読取装置10は、音楽CDなどの光ディスクに記録された音声データを読み取って音声信号を音声出力装置12及び録音装置13に出力するものである。また、ラジオ受信装置11は、ラジオ放送を受信して音声信号を音声出力装置12及び録音装置13に出力するものである。音声出力装置12は、CD読取装置10、ラジオ放送受信装置11及び録音装置13から出力された音声信号に基づいて放音するものであり、D/A変換器やアンプ装置、スピーカ装置などを備えている。
録音装置13は、CD読取装置10或いはラジオ放送受信装置11からの音声信号を記録して録音するものであり、再生時には、記録されている音声信号を音声出力装置12に出力する。なお、この録音装置12の具体的な構成については後に詳述する。
表示装置14は、音楽CDのタイトルやトラック番号、ラジオの受信チャンネルといった各種情報を表示するものであり、例えば液晶パネルや有機ELパネル、これらパネルの駆動装置などを備えている。操作装置15は、音楽CDの再生ボタンやラジオの選局ボタン、録音開始ボタン、録音終了ボタンなどの各種操作子を備えている。なお、操作装置15として、ボタンなどの操作子に代えて、タッチパネルを用いる構成としても良く、また、リモートコントローラなどを用いる構成としても良い。また、表示装置14及び操作装置15として、例えばカーナビゲーション装置などの他の車載機器が備える表示装置及び操作装置を用いる構成としても良い。
次いで、上記録音装置13の構成について詳述する。図2は録音装置13の機能的構成を示すブロック図である。この図において、メインCPU装置100は、録音装置12の各部の動作を制御するものであり、制御手段としてのCPUのほか、このCPUが実行する制御プログラムを格納するROMや、CPUのワークエリアとして用いられるRAM等を備えている。入力I/F(I/F:インターフェース)101は、上記操作装置15との接続インターフェースであり、ユーザの操作(例えば録音開始指示操作や録音停止指示操作など)を操作装置15から受け取り、メインCPU装置100に出力する。
音声入力I/F102は、上記ラジオ受信装置11及びCD読取装置10との接続インターフェースであり、ラジオ受信装置11から出力された音声信号、或いは、CD読取装置10から出力された音声信号のいずれかを選択的に受け取り、リングバッファ103、及び、エンコーダ104のそれぞれに出力する。
リングバッファ103は、一定時間以上にわたって音声信号を巡回的に記録するRAM等の記憶媒体であり、メインCPU装置100の制御の下、記録された録音データをエンコーダ104に出力する。より具体的には、図3に示すように、リングバッファ103は、メモリの最終アドレスの次のアドレスが先頭アドレスにつながる構造を有し、音声信号の書き込みアドレスが書き込みポインタPwにより示される。したがって、音声入力I/F102から出力された音声信号は、書き込みポインタPwにより示されるアドレスに順次書き込まれると共に、この書き込みに伴って書き込みポインタPwの位置が、書き込まれた音声信号の分(データ量の分)だけ移動(カウントアップ)する。
また、リングバッファ103への音声信号の読み出し位置(取り出し位置)は、読み出しポインタPrにより示され、リングバッファ103から音声信号を読み出す場合には、この読み出しポインタPrから書き込みポインタPwにかけて音声信号が読み出される。本実施の形態では、読み出しポインタPrと書き込みポインタPwとの間の距離(アドレス数)が一定となっており、リングバッファ103への音声信号の書き込みに伴って書き込みポインタPwが移動した場合、この書き込みポインタPwの移動量と同じ分だけ読み出しポインタPrを移動(カウントアップ)させることとしている。このように、読み出しポインタPrから書き込みポインタPwまでの距離(アドレス数)が一定に維持されることで、リングバッファ103には、常に一定時間(一定データ量)分の音声信号が記録されることになる。
また、録音時には、読み出しポインタPrの位置から順に音声信号が読み出されエンコーダ104に出力されると共に、読み出した音声信号の分だけ読み出しポインタPrの位置が書き込みポインタPw側に移動し、これと並行して、リングバッファ103には音声I/F102から入力された音声信号が継続して順次記録される。
エンコーダ104は、メインCPU装置100の制御の下、音声入力I/F102から出力された音声信号及びリングバッファ103から読み出された音声信号を、MP3(MPEG Audio Layer-3)などの所定の圧縮形式にて音声圧縮処理し、圧縮音声を記録媒体105に出力するものである。本実施の形態では、エンコーダ104は、リングバッファ103への音声信号の書き込み速度(すなわち、本記録装置13への音声信号の入力速度)と略同じ速度で音声圧縮処理を行うように構成される。これにより、音声信号の録音時において、リングバッファ103への音声信号の書き込み量が読み出し量よりも大きくなり、リングバッファ103の記録容量が不足して、音声信号が記録できなくなるといった事態が防止される。
記録媒体105は、例えばフラッシュメモリやハードディスクドライブなどの記録媒体であり、メインCPU装置100の制御の下、上記エンコーダ104から出力された圧縮音声を格納し、また、音声再生時には、圧縮音声をデコーダ106に出力する。デコーダ106は、メインCPU装置100の制御の下、記録媒体105から出力された圧縮音声を復号(伸長)して音声出力I/F107に出力するものである。音声出力I/F107は、上記音声出力装置12との接続インターフェースであり、デコーダ106から出力された音声信号を音声出力装置12に出力する。
次いで、本実施の形態の動作について説明する。以下の動作説明では、録音装置13がラジオ音声を録音する場合を説明する。図4は、録音装置13によるラジオ音声の録音動作を示すフローチャートである。この図に示すように、録音装置13のメインCPU装置100は、先ず、音声入力I/F102からの音声入力モードをラジオモードとし(ステップS1)、ラジオ受信装置11から出力された音声信号を音声入力I/F102から本録音装置13に入力させる(ステップS2)。
そして、メインCPU装置100は、音声入力I/F102からの音声信号をリングバッファ103へ入力して、音声信号をリングバッファ103に順次書き込むと共に(ステップS3)、記録した音声信号の分だけ、書き込みポインタPwを移動し(ステップS4)、また、この書き込みポインタPwの移動量と同じ分だけ、読み出しポインタPrを移動することで(ステップS5)、録音開始指示前には、リングバッファ103に常に一定時間分のラジオの音声信号、すなわち、録音開始指示時点から遡って一定時間前までの音声信号が常に書き込まれておくようにする。
次いで、メインCPU装置100は、ユーザにより録音開始指示がなされたか否かを判断し(ステップS6)、録音開始指示が無ければ(ステップS6:NO)、処理手順をステップS2に戻し、リングバッファ103への一定時間分の音声信号の書き込みを継続する。一方、録音開始指示があった場合(ステップS6:YES)、メインCPU装置100は、次のようにしてラジオの音声信号の録音を行う。
詳述すると、メインCPU装置100は、録音開始指示があった時点での読み出しポインタPrが示す位置から書き込みポインタPwの位置に向かって音声信号をリングバッファ103から順次取り出すと共に(ステップS7)、取り出し音声信号の分(データ量の分)だけ読み出しポインタPrを書き込みポインタPw側に移動させ(ステップS8)、リングバッファ103から取り出した音声信号をエンコーダ104に順次出力して音声圧縮処理を行い(ステップS9)、圧縮音声を記録媒体105に順次格納して(ステップS10)、ラジオの音声信号の録音を行う。上記のように、録音開始指示があった時点では、一定時間にわたる音声信号がリングバッファ103に既に書き込まれているため、録音開始時には、図5に示すように、録音開始指示があった時点から一定時間前に遡った音声信号から録音が行われることになる。
次いで、メインCPU装置100は、ユーザにより録音終了指示がなされたか否かを判断し(ステップS11)、録音終了指示が無ければ(ステップS11:NO)、音声信号の録音を継続する。すなわち、メインCPU装置100は、音声入力I/F102からのラジオの音声信号の入力を継続し(ステップS12)、当該音声入力I/F102から入力された音声信号をリングバッファ103に順次書き込むと共に(ステップS13)、書き込みポインタPwを、書き込んだ音声信号の分だけ移動させる(ステップS14)。そして、メインCPU装置100は、リングバッファ103に新たに書き込まれた音声信号の圧縮処理を継続すべく処理手順をステップS7に戻す。これにより、リングバッファ103に新たに書き込まれた音声信号が順次圧縮処理されて記録媒体105に格納される。すなわち、図5に示すように、録音開始指示時点で既にリングバッファ103に書き込まれていた分の音声信号に続いて、録音開始指示後に新たにリングバッファ103に書き込まれた音声信号の圧縮処理及び記憶媒体105への格納が継続的に行われる。
一方、上記ステップS11の判断において、録音終了指示があった場合(ステップS11:YES)、メインCPU装置100は、録音終了指示があった時点での書き込みポインタPwの位置に読み出しポインタPrが到達するまでリングバッファ103から音声信号をエンコーダ104に出力して音声圧縮処理を実行しつつ、圧縮音声を記録媒体105に順次格納する(ステップS15)。この結果、図5に示すように、録音終了指示があった時点までのラジオの音声信号が圧縮されて、記録媒体105に格納される。
その後、メインCPU装置100は、次の録音開始指示に備えるべく、読み出しポインタPrを、書き込みポインタPwまでの距離が一定になるように移動し(ステップS16)、ラジオモードが終了していなければ(ステップS17:NO)、次の録音指示に備えるべく、処理手順をステップS1に戻し、ラジオモードが終了していれば(ステップS17:YES)、本処理を終了する。
なお、録音装置13がラジオの音声信号を録音するときの動作について説明したが、本録音装置13は、音楽CDに記録されている音声信号の録音も可能である。音楽CDの録音時には、CD読取装置10により読み取られた音声信号が音声入力I/F102から入力され、エンコーダ104により音声圧縮処理されて記録媒体105に格納される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、録音装置13が一定時間分の前記音声信号を巡回的に記録するリングバッファ103を備え、音声信号の録音開始指示を受けた場合、録音開始指示を受けた時点で既にリングバッファ103に記録されている分の音声信号と、録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までに入力された音声信号とを音声圧縮処理し、圧縮音声を記録媒体105に格納する構成としたため、録音開始指示を受けた時点よりも前の音声を含めて記録媒体105に格納することができる。したがって、ユーザがラジオ放送を聴いていて、録音したい音楽が流れた場合に、録音開始指示を音楽の途中に行ったとしても、音楽の先頭を含めて録音することができる。
また、本実施の形態の記録装置13を、音声信号の録音開始指示を受けた時以降に入力された音声信号をリングバッファ103に記録する構成とすると共に、音声信号の録音開始指示を受けた場合、録音開始指示を受けた時点で既にリングバッファ103に記録されている分の音声信号を音声圧縮処理した後、これに続けて、録音開始指示を受けた時以降に新たにリングバッファ103に記録された音声信号を音声圧縮処理して、記録媒体105に格納する構成としたため、音声信号の録音時には、リングバッファ103に記録されている音声信号を順次音声圧縮処理するだけで良く、構成が簡易となる。
特に、リングバッファ103への音声信号の書き込み速度(すなわち、記録装置13への音声信号の入力速度)と略同じ速度で音声圧縮処理を行うように構成さることで、音声信号の録音時において、リングバッファ103への音声信号の書き込み量が、読み出し量よりも大きくなり、リングバッファ103の記録容量が不足して音声信号が記録できなくなるといった事態が防止可能となると共に、リングバッファ103として記録容量の小さなものを用いることができる。
なお、上述した実施の形態はあくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形が可能である。そこで、以下に各種の変形例について説明する。
(1)上述した実施の形態では、ラジオの音声信号を録音する場合、録音開始指示があった時点での読み込みポインタPrの位置から、録音終了指示があった時点での書き込みポインタPwの位置まで音声信号をリングバッファ103から順次取り出して録音することで、録音開始指示があった時点から一定時間前に遡った音声信号を録音した後に、録音終了指示があった時点までの音声信号を録音する構成としたが、これに限らない。
すなわち、図6に示すように、録音開始指示があった場合、この録音開始指示の時点までに既にリングバッファ103に書き込まれていた音声信号の音声圧縮処理と、音声入力I/F102からエンコーダ104に入力される音声信号のリアルタイムな音声圧縮処理とを並列的に行い、録音終了指示後に、それぞれの音声圧縮処理によって生成された圧縮音声を、一連の音声となるように連結し、この圧縮音声を記録媒体105に格納する構成としても良い。この構成によれば、録音終了指示と略同時に、録音処理を終了させることができ、録音処理に要する時間を短縮することができ、また、リングバッファ103に要求される記憶容量を抑えることができる。
また、図7に示すように、上述した実施の形態と同様に、録音時もリングバッファ103への音声信号の書き込みを継続すると共に、記録装置13への音声信号の入力速度よりも高速度で音声信号の音声圧縮処理を行う構成とし、リングバッファ103へ記録される音声信号と、リングバッファ103から読み出される音声信号とが等しくなった場合に、リングバッファ103への音声信号の記録を中止して、音声入力I/F102から入力される音声信号をリアルタイムに音声圧縮処理する構成とすることも可能である。この構成によれば、録音終了指示と略同時に、録音処理を終了させることができ、録音処理に要する時間を短縮することができる。
(2)上述した実施の形態において、リングバッファ103に、音声入力I/F102から入力された音声信号を記録しておき、録音開始指示後に、この音声信号に対して音声圧縮処理を施す構成としたが、これに限らず、音声信号を予め音声圧縮処理してリングバッファ103に記録しておき、録音開始指示があったときには、その時点でリングバッファ103に記録されている圧縮音声を記録媒体105に格納すると共に、録音開始指示以降に入力される音声信号を音声圧縮処理して記録媒体105に格納する構成としても良い。この構成によれば、リングバッファ103に長時間の音声信号を記録しておくことができ、また、リングバッファ103の記憶容量を小さくすることもできる。
(3)上述した実施の形態において、リングバッファ103に記録する音声信号の時間長を、当該リングバッファ103に記録可能な音声信号の時間長を限度としてユーザが任意に設定可能に構成しても良い。
(4)上述した実施の形態において、CD読取装置10及びラジオ受信装置11は、音声出力装置12及び録音装置13の各々に音声信号を出力する構成としたが、これに限らず、CD読取装置10及びラジオ受信装置11が音声信号を録音装置13に出力し、その音声信号を録音装置13が音声出力装置12に出力する構成としても良い。
1 車載オーディオシステム
11 ラジオ受信装置
12 音声出力装置
13 録音装置
100 メインCPU装置
102 音声入力I/F
103 リングバッファ
104 エンコーダ
105 記録媒体
11 ラジオ受信装置
12 音声出力装置
13 録音装置
100 メインCPU装置
102 音声入力I/F
103 リングバッファ
104 エンコーダ
105 記録媒体
Claims (10)
- 音声放送の音声信号を入力可能に構成され、当該音声信号を音声圧縮処理して圧縮音声を記録媒体に格納する録音装置において、
一定時間分の前記音声信号を巡回的に記録するリングバッファを備え、
前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている分の前記音声信号と、前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までに入力された前記音声信号とを音声圧縮処理し、圧縮音声を前記記録媒体に格納する
ことを特徴とする録音装置。 - 前記音声信号の録音開始指示を受けた時以降に入力された前記音声信号を前記リングバッファに記録すると共に、
前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている分の前記音声信号を音声圧縮処理した後、
前記録音開始指示を受けた時以降に新たに前記リングバッファに記録された前記音声信号を音声圧縮処理し、前記記録媒体に格納する
ことを特徴とする請求項1に記載の録音装置。 - 前記音声信号の入力速度よりも高速度で前記音声信号の音声圧縮処理を行うと共に、
前記リングバッファに記録される音声信号と、前記リングバッファから音声圧縮処理のために読み出す音声信号とが等しくなった場合に、前記リングバッファへの音声信号の記録を中止すると共に、入力される音声信号をリアルタイムに音声圧縮処理する
ことを特徴とする請求項2に記載の録音装置。 - 前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている分の前記音声信号の音声圧縮処理と、前記録音開始指示を受けた時以降に入力される前記音声信号のリアルタイムな音声圧縮処理とを並列処理し、
それぞれの音声圧縮処理により得られた圧縮音声を、一連の音声となるように連結して前記記録媒体に格納する
ことを特徴とする請求項1に記載の録音装置。 - 音声放送の音声信号を入力可能に構成され、当該音声信号を音声圧縮処理して圧縮音声を記録媒体に格納する録音装置において、
一定時間分の前記音声信号が音声圧縮処理された圧縮音声を巡回的に記録するリングバッファを備え、
前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている前記圧縮音声を前記記録媒体に格納すると共に、
前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までに入力された前記音声信号を音声圧縮処理して、圧縮音声を前記記録媒体に格納する
ことを特徴とする録音装置。 - 音楽データが記録された光ディスクから読み出された音声信号を音声圧縮処理してなる圧縮音声を前記記録媒体に格納することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の録音装置。
- 前記記録媒体はフラッシュメモリ、或いは、ハードディスクであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の録音装置。
- 車両に搭載される車載機器であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の録音装置。
- 音声放送の音声信号を音声圧縮処理して圧縮音声を記録媒体に格納する録音方法において、
一定時間分の前記音声信号を巡回的に記録し、
前記音声信号の録音開始指示を受けた場合に、前記録音開始指示を受けた時点で既に記録していた分の前記音声信号と、前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までの前記音声放送の音声信号とを音声圧縮処理して、圧縮音声を前記記録媒体に格納するようにした
ことを特徴とする録音方法。 - 音声放送を受信して音声信号を出力する放送受信装置と、
前記音声信号が音声圧縮処理されてなる圧縮音声を記録媒体に格納すると共に、当該記録媒体に格納された圧縮音声を復号処理して音声信号を出力する録音装置と、
前記放送受信装置及び前記録音装置から出力された音声信号に基づいて放音する音声出力装置とを備え、車両に搭載される車載オーディオシステムにおいて、
前記録音装置は、
前記放送受信装置から入力された一定時間分の前記音声信号を巡回的に記録するリングバッファを備え、
前記音声信号の録音開始指示を受けた場合、前記録音開始指示を受けた時点で既に前記リングバッファに記録されている分の前記音声信号と、前記録音開始指示を受けた時から録音終了指示を受けた時までに、前記放送受信装置から入力された前記音声信号とを音声圧縮処理し、圧縮音声を前記記録媒体に格納する
ことを特徴とする車載オーディオシステム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004327240A JP2006139835A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 録音装置、録音方法及び車載オーディオシステム |
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JP2004327240A JP2006139835A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 録音装置、録音方法及び車載オーディオシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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2004
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