JP2005078776A - 処理装置及びプログラム - Google Patents

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Yoshinori Watanabe
慶範 渡辺
Tomoya Imagawa
知也 今川
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Abstract

【課題】コンテンツデータを可搬記憶媒体から読み出して記録手段に記録する制御とそれ以外の制御の同時実行が可能な処理装置において、適切な記録速度にて記録制御を実行可能とする。
【解決手段】モード1「標準」、モード2「高速」、モード3「中速」という3モードを相互に切り替える。モード1の「同時再生しながら録音中」の状態において、音声をCD以外に切り替えた場合には、モード2に遷移する。この場合は録音中画面のままとし、制御装置29のCPU、バス等の性能が許す限りの速度で録音に専念する。モード2の録音画面を表示している状態からナビ画面に切り替えると、録音と同時にナビ機能における表示・案内を実施する必要があるため、制御装置29においてはナビ機能が動作できるだけのCPUや、バスの負荷を解放し、速度を少し落として録音する。逆の画面の操作や、音声の操作があった場合は、逆の状態遷移をする。
【選択図】 図6

Description

楽曲データ等のコンテンツデータを可搬記憶媒体から読み出して記録手段に記録する処理及びそれ以外の処理の同時実行が可能な処理装置に関する。
近年、音楽CDから楽曲データを吸い出してタイトルや歌手名等のアルバム情報と共にハードディスク等に記録し、その記録した楽曲データの中から利用者によって指定された楽曲データを再生する装置が注目を浴びている。そして、このような装置は、例えば車載のカーナビゲーション装置やカーオーディオ装置、あるいはそれらを融合したAVNシステムといった形態でも実現されている。
特に車両内という環境では、乗員が何らかの音楽を聴きたいというニーズは強いため、音楽CDを聞きながら同時に録音する機能がある。その一方で、車を乗っている時間は限られるためにできる限り短時間で録音したいという場合もあり、高速で録音する機能がある。高速で録音する場合には、音楽CDに記憶されている楽曲のPCMデータの再生速度よりも速い速度(例えば2倍速、4倍速)で録音する高速録音モードを選択することとなる(例えば、特許文献1参照。)
特開2003−66996号公報
ところで、上述した車載装置では、同一の制御主体(例えばCPU)で録音処理や再生処理、ナビゲーション処理等を実行することとなるため、CDドライブの読み込みができる最高の速度で読み込みをするとリソースが不足し、例えばナビゲーション処理を同時に実行したい場合であっても、本来のナビゲーション機能が実現できなくなる可能性がある。そのような問題が生じないようにするため、予めナビゲーション処理が少し動作できる程度に録音速度を遅くすることも考えられる。上述した特許文献1の例で言えば、高速録音モードではなく標準の録音モードを選択することとなる。
しかしながら、従来技術の場合、録音速度は、一端録音を開始してしまうと変更することはできない。例えば音楽CDのアルバム1枚を録音しようとした場合に数十分から1時間もかかるような状況が生じると、既に目的地についてしまっており、音楽CDの録音のためだけに車内に残らなくてはならないという不都合も生じかねない。もちろん、ナビゲーション機能を絶対に使用したい場合にはこのような対処も致し方ないが、状況によってはナビゲーション機能の使用が不要となったり、あるいは望ましくはあった方がよいが、音楽CDの録音を優先するのであればナビゲーション機能は使用しない、といった選択もあり得る。
そして、このような選択は、必ず録音開始前に確定できるというものではなく、状況次第で随時選択の方向性が変わるものである。
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、コンテンツデータを可搬記憶媒体から読み出して記録手段に記録する制御とそれ以外の制御の同時実行が可能な処理装置において、適切な記録速度にて記録制御を実行可能とすることを目的とする。
請求項1に係る処理装置によれば、制御手段が、コンテンツデータを記憶している可搬記憶媒体(例えば音楽CD等)から読込手段(例えばCDドライブ等)によってコンテンツデータを読み込み、記録手段(例えばハードディスク等)に記録する記録制御を実行すると共に、その記録制御以外の制御も並行して実行することができる。この記録制御以外の制御としては、例えば読込手段によって読み込んだコンテンツデータを再生する制御などが考えられる。また、処理装置が車両に搭載されることを前提とするならば、ナビゲーション制御なども考えられる。
そして制御手段は、記録制御の開始前後を問わず、録音速度の変更指示を受け付ける変更指示受付手段(例えば操作スイッチ等)にて受け付けた変更指示に応じた記録速度にて、記録制御を実行する。
このため、記録制御を開始する前に記録速度を指示できるのはもちろん、記録制御を開始した後であっても記録速度を変更でき、適切な記録速度にて記録処理を実行できる。例えば音楽CDのアルバム1枚を録音しようとした場合に、記録制御以外の制御と並行して実行する場合には数十分から1時間もかかるような状況であったとき、記録制御を開始する前の時点では、その程度の時間を許容できると考えていたのであれば、特に問題ない。しかし、状況が変わって、上述の記録時間を許容できない状況になったのであれば、例えば記録制御以外の制御の実行はせず、記録制御のみに専念して極力短時間で記録完了したいという要望が生じる。こうした場合、記録制御を開始した後であっても記録速度を変更できれば、その時点でのユーザの要望に極力マッチした適切な記録速度にて記録制御を実行することができることとなる。
上述の請求項1に係る処理装置の場合には、変更指示受付手段にて受け付けた変更指示に応じた記録速度にて記録制御を実行するようにしたため、例えばユーザが操作スイッチ等を操作することによって記録速度の変更指示をすることができる。これに対して、請求項2に係る処理装置によれば、そのようなユーザからの指示がなくても、制御手段自体が、自立的に判断して、適切な記録速度での記録制御を行うことができる。つまり、請求項2に係る処理装置によれば、制御手段が、コンテンツデータを記憶している可搬記憶媒体から読込手段によってコンテンツデータを読み込み、記録手段に記録する記録制御を実行すると共に、その記録制御以外の制御も並行して実行することができる。そして制御手段は、記録制御以外の制御の内容に応じ、記録制御とそれ以外の制御とが並行して実行可能な記録速度で最高記録制御を実行する。
これによって、例えば記録制御開始時にはナビゲーション機能を使用するために相対的に低速の記録速度での記録制御が開始されたとしても、途中でそのナビゲーション機能を使用するのを止めれば、自動的に、相対的に高速の記録速度での記録制御に変更するため、やはり、適切な記録速度にて記録制御を実行することができる。
記録制御以外の制御としては、読み込んだコンテンツデータを再生する制御やナビゲーション制御などが考えられることを説明した。これらの制御を実行することは、ユーザによる要望が比較的大きいと考えられるため、記録以外の制御を実行させないのではなく、ユーザが複数の制御を並行して実行することを希望する場合には、そのようにした方がよい性格のものである。但し、常にそのような制御の実行を希望するわけではなく、記録制御に対する緊急性の観点や、その他の制御の実行に対する重要性の観点等から総合的に決まるものである。そこで、上述のようにユーザの指示に応じたり、制御手段が自立的に判断することで適切な記録速度による記録制御を実行することは、非常に有効である。
また、請求項7に記載のプログラムを用いてコンピュータを請求項1〜請求項6の何れかに記載の処理装置の制御手段として機能させるようにしてもよい。
このようなプログラムは、磁気ディスク、光磁気ディスク、メモリカード等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして起動することにより用いることができる。また、ネットワークを介してロードして起動することにより用いることもできる。したがって、機能アップ等を容易に行うことができる。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は処理装置の一実施例としてのAVN(Audio Visual Navigation)システム1の概略構成を示すブロック図である。AVNシステム1は、CD・MD再生、TV・FM/AMラジオ受信といったAV機能とナビゲーション機能を一体化したシステムであり、今後の車載システムの主流になり得るものである。
このAVNシステム1は車両に搭載され、車両の現在位置を検出する位置検出器21と、ユーザからの各種指示を入力するための操作スイッチ群22と、各種データを記憶するためのハードディスク23、AVNシステム1とは別の装置から情報を入力したり別の装置に情報を出力したりすることが可能な外部情報入出力部24と、CDドライブ25と、地図や各種情報の表示を行うための表示部26と、各種の音声を出力するためのオーディオアンプ27及びスピーカ37と、音声入力するためのマイクロフォン28と、MDドライブ30と、ラジオ放送信号を受信するためのFM/AMチューナ31と、テレビ放送信号を受信するためのTVチューナ32と、上述した位置検出器21,操作スイッチ群22,ハードディスク23,外部情報入出力部24,CDドライブ25,マイクロフォン28,MDドライブ30,FM/AMチューナ31,TVチューナ32からの入力に応じて各種処理を実行し、外部情報入出力部24,表示部26,オーディオアンプ27,CDドライブ25,MDドライブ30,FM/AMチューナ31,TVチューナ32等制御する制御装置29と、を備えている。
位置検出器21は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置,方位,速度等を検出するGPS受信機21aと、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ21bと、車両の前後方向の加速度等から走行した距離を検出するための距離センサ21cと、地磁気から進行方位を検出するための地磁気センサ21dとを備えている。そして、これら各センサ等21a〜21dは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。
操作スイッチ群22としては、表示部26と一体に構成され、表示画面上に設置されるタッチパネル及び表示部26の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等が用いられる。尚、タッチパネルと表示部26とは積層一体化されており、タッチパネルには、感圧方式,電磁誘導方式,静電容量方式,あるいはこれらを組み合わせた方式など各種の方式があるが、その何れを用いてもよい。
外部情報入出力部24は、図示しないアンテナが接続され、そのアンテナを介して図示しないVICSセンタから交通情報を受信する。この受信した交通情報は制御装置29へ送られて案内経路を設定する際等に利用される。また、自動車電話や携帯電話を介してインターネットと接続し、各種情報を取得することができるようにされている。
CDドライブ25は、図示しないCD−ROMに記憶された各種データを入力するための装置である。このCDドライブ25にてデータ入力する対象のCD−ROMとしては、例えば地図データ(道路の形状データ、道路の幅員データ、道路の規制データ、地形データ、マークデータ、交差点データ、施設のデータ等)等が記憶されたいわゆる地図CDや、楽曲データが記憶されたいわゆる音楽CDなどがある。なお、ここでは簡単のためにCDドライブ25として説明するが、記憶媒体の種類に応じたドライブを用いることの一例であり、記憶媒体がDVD−ROMであれば、それに対応したドライブを用いる。したがって、このCDドライブ25に加えてDVDドライブを追加したり、あるいはCDドライブ25に替えて、例えばDVD−ROM及びCD−ROMの両方からのデータ読込が可能なDVD/CDドライブを用いることが考えられる。
CDドライブ25を介して音楽CDから読み出された楽曲データは、ハードディスク23に格納することができる。また、この楽曲データを再生させる場合におけるユーザの選択等を容易にするため、楽曲データをインデックスデータと対応させてハードディスク23に格納することができる。このインデックスデータとは、アーティスト名称/アルバム名称/ジャンルデータなどである。これらのインデックスデータは、それを管理しているサーバからインターネット経由で取得する。この点については後述する。また、CDドライブ25を介して地図CDから読み出された地図データや施設ガイド・各種案内のための音声データ等も、このハードディスク23に記憶させることができる。
表示部26は、カラー表示装置であり、液晶ディスプレイ,有機ELディスプレイ,CRTなどがあるが、その何れを用いてもよい。表示部26の表示画面には、位置検出器21にて検出した車両の現在位置とCDドライブ25より入力された地図データとから特定した現在地を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種施設のマーク等の付加データとを重ねて表示することができる。また、施設のガイド等も表示できる。
オーディオアンプ27は音声を増幅するためのものであり、その増幅された音声は、スピーカ37から出力される。スピーカ37は、例えば2個、4個、5個など複数から構成され、車両内に配置されている。そして、ハードディスク23に記憶された施設のガイドや各種案内の音声データに基づいて制御装置29が実行する処理の結果としてのガイド音声等や、ハードディスク23に記憶された楽曲データに基づいて制御装置29が再生した楽音信号を出力することができる。また、FM/AMチューナ31,TVチューナ32を介して受信した放送信号に基づく音声も出力することができる。
マイクロフォン28は、利用者が音声を入力(発話)するとその入力した音声に基づく電気信号を出力するものである。利用者はこのマイクロフォン28に様々な音声を入力することにより、AVNシステム1を操作することができる。
制御装置29は、図2に示すように、CPU291、ROM,RAM等のメモリ292、通信ドライバ293、エンコーダ294、デコーダ295、デジタルアナログコンバータ(DAC)296、図示しないI/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどから構成されており、メモリ292に記憶されたプログラムに基づいて各種処理を実行する。
例えば、ナビゲーション関連の処理としては、位置検出器21からの各検出信号に基づき座標及び進行方向の組として車両の現在位置を算出し、ハードディスク23から読み込んだ現在位置付近の地図等を表示部26に表示する表示処理や、ハードディスク23に格納された地点データと、操作スイッチ群22の操作に従って設定された目的地とに基づいて、現在位置から目的地までの最適な経路を算出し、その算出した経路を案内する経路案内処理等を行う。
また、音楽CDの録音再生関連の処理としては、CDドライブ25を介して音楽CDから読み出した楽曲データをハードディスク23に記録する録音処理や、操作スイッチ群22の操作に従って選択された対象となる楽曲データをハードディスク23から読み出して再生し、再生した楽音信号をオーディオアンプ27に出力する再生処理を実行する。また、制御装置29は、音楽CDから読み出したTOC(Table of Contents)情報を元に、外部情報入出力部24を介してインターネット経由では所定のサーバにアクセスし、該当するインデックスデータを取得する。そして、ハードディスク23に、楽曲データとインデックスデータとを対応させて記憶する。このインデックスデータは例えばアーティスト名称/アルバム名称/ジャンルデータなどであり、ユーザの操作によって編集可能とされている。つまり、操作スイッチ群22を操作することによって、例えばアーティスト名を愛称に変更したり省略した名称に変更したりすることができる。個人的に楽しむものであるため、このように自分の好みによってアーティスト名を変更することで、再生させる楽曲データを選択する際に選択が容易になったり、ユーザの趣味性を満足させることができる。
ここで、録音時、再生時及び録音再生時の制御装置29の動作について図2,図3を参照して説明する。
図2(a)は、録音時のデータの流れを示している。CPU291からCDドライブ25、エンコーダ294を制御して、CDドライブ291で再生した音楽CDのデジタルデータをエンコーダ294に取り込む。エンコーダ294は、ハードディスク23に記憶できるフォーマットに圧縮し、通信ドライバ293を介してハードディスク23に書き込む。ここでのフォーマットとしては、MP3や、ATRACK3、AACなど、音質の劣化を最小限に抑えながら圧縮効率のよい非可逆なフォーマットを採用してもよいし、音質を全く損なわないが圧縮率が(相対的に)悪い可逆なフォーマットを採用しても良い。このフォーマット変換もエンコーダ294で行われる。ハードディスク23には、上記フォーマットにそったファイル形式で保存される。
図2(b)は、再生時のデータの流れを示している。上記録音制御によってハードディスク23に録音した音楽ファイルを、通信ドライバ293を介して読み出し、デコーダ295に読み込ませる。デコーダ295によってデコードしたストリーム音声はDAC296でアナログ信号に変換されてオーディオアンプ27に渡され、オーディオアンプ27にて増幅された後、スピーカ37から発音される。
図3(a)は、録音同時再生の場合(その1)のデータの流れを示している。CPU291からCDドライブ25、エンコーダ294を制御して、CDドライブ25で再生した音楽CDのデジタルデータをエンコーダ294に取り込む。エンコーダ294は、このデジタルデータをハードディスク23に記憶できるフォーマットに圧縮し、通信ドライバ293を介してハードディスク23に書き込む。この書き込みと同時に、ハードディスク23に録音した音楽ファイルを、通信ドライバ293を介して読み出し、デコーダ295に読み込ませる。デコーダ295によってデコードしたストリーム音声はDAC296でアナログ信号に変換されてオーディオアンプ27に渡され、オーディオアンプ27にて増幅された後、スピーカ37から発音される。これにより、音楽CDを録音しながら同時に再生することができる。なお、このようなデータの流れを実現する場合には、ハードディスク23への読み書きのためのバスと、エンコーダ294、デコーダ295へのバスに対するトラフィックが高くなるため、相当高速なバスが不可欠となる。また、この構成であれば、録音する曲と、再生する曲を別々にすることもできる
可能である。
図3(b)は、録音同時再生の場合(その2)のデータの流れを示している。CPU291からCDドライブ25、エンコーダ294を制御して、CDドライブ25で再生した音楽CDのデジタルデータをエンコーダ294に取り込んでハードディスク23に記憶できるフォーマットに圧縮する。そして、このエンコーダ294の出力を、CPU291がメモリ292上にバッファリングする。バッファリングしたデータは、CPU291が、時分割で、通信ドライバ293を介してハードディスク23に書き込む処理と、デコーダ295へ出力する処理を行う。デコーダ295によってデコードしたストリーム音声はDAC296でアナログ信号に変換されてオーディオアンプ27に渡され、オーディオアンプ27にて増幅された後、スピーカ37から発音される。このようにしても、音楽CDを録音しながら同時に再生することができる。なお、このようなデータの流れを実現する場合には、バッファリングできるメモリ292の容量に限りがあることを考慮して、録音する曲と再生する曲は同じにすることが考えられる。
ここまででAVNシステム1の概略構成を説明したが、AVNシステム1の各部と特許請求の範囲に記載の用語との対応を示しておく。ハードディスク23が記録手段に相当し、CDドライブ25が読込手段に相当する。また、操作スイッチ群22が変更指示受付手段に相当し、制御装置29が制御手段に相当する。
次に、制御装置29で実行される処理の内、音楽CDの録音に係る処理に関して説明する。
制御装置29は、録音モードを切り替えて録音することができる。録音モードは、モード1(標準)、モード2(高速)、モード3(中速)の3種類の録音速度に対応するものが準備されている。
[同時再生と非同時再生の場合における録音モードの切替]
図4を参照して、同時再生と非同時再生の場合における録音モードの切替について説明する。音楽CDから録音する場合、CDの読み込み速度・CPUの処理速度・エンコーダの処理速度・エンコードに使用できるメモリのサイズ・HDDへの通信のバスのトラフィック、といった要因で録音速度の上限が決まる。
そこで、図4(a)に示すように、モード1(標準)とモード2(高速)とを切り替える。モード1(標準)は、同時再生がある場合を想定したものであり、録音速度をX倍とする。この録音速度に関しては、システム全体のパフォーマンスが高ければ、音楽CDの読み込みと、ハードディスク23への書き込みを両立できるため、例えば録音速度X1=2倍としてもよい。また、パフォーマンスが低ければ、音楽CDを再生する箇所とハードディスク23へ書き込む箇所が同じになるため、限りなく録音速度X2=1倍に近い速度とせざるを得ない。
一方、モード2(高速)は、同時再生がない場合を想定したものであり、録音速度をY倍とする。この録音速度に関しては、ハードディスク23への録音に独占することができれば、システムのパフォーマンスの最高速で録音ができる。例えばパフォーマンスの最高速が4倍であれば録音速度Y=4倍とすることが考えられる。
モード間の切り替えについては、例えば録音時に多少録音に時間がかかってもいいのでユーザが音楽CDを聞きたい場合(モード1)と、音楽CD以外の音声(例えばラジオ)を楽しめばよく、とにかく短時間で録音して欲しい場合(モード2)とを、選択できるようにする。また、録音の途中でも切替できるようにする。さらに、ソースに応じて自動的に切り替えるようにしてもよい。
例えば、録音開始時にモード選択ができるようにすることが考えられる。この場合は、図4(b)に示すように「録音中に同時に再生しますか」というガイダンスを表示部26に表示すると共に、「する」「しない」という2種類のスイッチを表示して、ユーザに選択させるようにすることが考えられる。また、録音途中には図4(c)に示すようなスイッチを表示部26に表示し、ユーザが録音速度を切り替えられるようにする。例えば図4(b)に示す状態は、高速で録音中である旨及び対象曲の順番と曲名を表示すると共に、スイッチ「高速」が現在選択中であることを示している。そして、スイッチ「低速」は操作可能な状態であり、このスイッチ「低速」をユーザが押せば、録音速度を低速に切り替えることができる。さらに、図4(d)に示すように、モード1(標準)で録音している状態でCD以外のソースに切り替わった場合には、自動的にモード2(高速)で録音するように切り替える。逆に、モード2(高速)で録音している状態でCDのソースに切り替わった場合には、自動的にモード1(標準)で録音するように切り替える。
[他機能との両立の場合における録音モードの切替]
図5を参照して、他機能との両立の場合における録音モードの切替について説明する。他の機能、例えばナビゲーション機能における地図の表示と両立させるためには、リソースを当該他の機能に与える必要がある。一方、上述したように、音楽CDから録音する場合、CDの読み込み速度・CPUの処理速度・エンコーダの処理速度・エンコードに使用できるメモリのサイズ・HDDへの通信のバスのトラフィック、といった要因などで録音速度の上限が決まる。
そこで、図5(a)に示すように、モード2(高速)とモード3(中速)とを切り替える。モード2(高速)は、上述したように同時再生がない場合を想定したものであり、録音速度をY倍とする。この録音速度に関しては、ハードディスク23への録音に独占することができれば、システムのパフォーマンスの最高速で録音ができる。例えばパフォーマンスの最高速が4倍であれば録音速度Y=4倍とすることが考えられる。
一方、モード3(中速)は、同時再生がある場合を想定したものであり、録音速度をZ倍とする。この録音速度に関しては、他の機能へのリソースを配分できる範囲で、ハードディスクへの録音速度を決定するため、例えば録音速度Z=2倍とすることが考えられる。
モード間の切り替えについては、例えば録音時に多少録音に時間がかかってもいいので他の機能を動作させたい場合(モード3)と、他の機能は一切動作しなくてもよく、とにかく短時間で録音して欲しい場合(モード2)とを、選択できるようにする。また、録音の途中でも切替できるようにする。例えば、ナビゲーション地図を表示したり、音声案内(例えば経路案内等)できるようにする。さらに、表示している画面内容に応じて自動的に切り替えるようにしてもよい。
例えば、録音開始時にモード選択ができるようにすることが考えられる。この場合は、図5(b)に示すように「録音中にナビ機能を動作しますか」というガイダンスを表示部26に表示すると共に、「する」「しない」という2種類のスイッチを表示して、ユーザに選択させるようにすることが考えられる。また、録音途中には図5(c)に示すようなスイッチを表示部26に表示し、ユーザが録音速度を切り替えられるようにする。例えば図5(b)に示す状態は、高速で録音中である旨及び対象曲の順番と曲名を表示すると共に、スイッチ「高速」が現在選択中であることを示している。そして、スイッチ「中速」は操作可能な状態であり、このスイッチ「中速」をユーザが押せば、録音速度を中速に切り替えることができる。さらに、図5(d)に示すように、モード2(高速)を選択している状態からモード3(中速)に切り替えた場合には、表示部26における表示画面をナビ画面に切り替える。逆に、モード3(中速)を選択している状態からモード2(高速)に切り替えた場合には、録音中画面に切り替える。もちろん、元々録音中画面を表示していた場合にはそのままの画面状態とする。なお、表示画面に応じてモードを自動的に切り替える場合、モード2(高速)で録音している状態で表示部26における表示画面がナビ画面に切り替わった場合には、自動的にモード3(中速)で録音するように切り替える。逆に、モード3(中速)で録音している状態でナビ画面から録音中画面に切り替わった場合には、自動的にモード2(中速)で録音するように切り替える。
[録音モードの切替状態遷移]
図6には、モード1,2,3という3モードを相互に切り替える場合の状態遷移の概要を示した。
モード1の「同時再生しながら録音中」の状態において、音声をCD以外に切り替えた場合には、モード2に遷移する。この場合は録音中画面のままとし、制御装置29のCPU、バス等の性能が許す限りの速度で録音に専念する。モード2の録音画面を表示している状態からナビ画面に切り替えると、録音と同時にナビ機能における表示・案内を実施する必要があるため、制御装置29においてはナビ機能が動作できるだけのCPUや、バスの負荷を解放し、速度を少し落として録音する。逆の画面の操作や、音声の操作があった場合は、逆の状態遷移をする。
ここまでが、録音モードの切替に関する全体的な説明であったが、録音開始時にモード選択する場合の具体例に関して簡単に説明しておく。
図7は、録音速度をユーザに選択させる場合の処理例を示すフローチャートである。
まず、CDドライブ25に音楽CDを挿入してセットする(S110)。そして、音楽CDの再生が開始すると(S120)、表示部26には画面G11が表示される。この画面G11においては、左上に音源を示す「CD」と表示され、中央に、CDタイトル・アーティスト名・1番目の曲名が表示され、右下に録音スイッチが表示される。
上述したように操作スイッチ群22は、表示部26とは積層一体化されたタッチパネルを有しており、この録音スイッチ部分をユーザが押すと(S130)、録音モードに移行する。録音モードに移行した場合には、表示部26には画面G12が表示される。この画面G12は録音設定をするためのものであり、上部にはその状態を示す「録音設定」が表示され、中央部には曲番号と曲名(ここでは順番に5曲)及びその録音をするか否かを指定するためのチェック欄が表示され、下部に録音開始スイッチが表示される。本実施例では、録音開始スイッチは録音速度によって「標準」「中速」「高速」の3種類が準備されており、それらが表示される。
そして、チェック欄を押すことによって録音対象曲が指定され(S140)、その後、録音開始スイッチがユーザによって押されると(S150)、どの速度に対応するスイッチが押されたのかを判断する(S160)。
「標準」スイッチが押されたのであればS170へ移行して、録音モード1「標準」に設定して録音を開始する。この場合、オーディオアンプ27及びスピーカ37を介して出力される音声は、録音している音楽CDの楽曲に係るものであり、表示部26に表示される画面は録音画面のままである。この録音画面は例えば画面G13のようなものであり、例えばS170へ移行した場合であれば、画面上部には録音モードを示す「標準」が表示され、中央部には曲番号と曲名(ここでは順番に5曲)及び録音が済んだのか、録音中なのか、未だ録音されていないのかを示すためのチェック欄が表示される。なお、チェック欄には、録音済みの場合は「済」、録音中の場合には「★」、未録音の場合には「未」と表示される。また、下部には中止スイッチとスキップスイッチが表示される。中止スイッチが押された場合には録音処理自体を中止し、スキップスイッチが押された場合には録音中の曲を飛ばして、次の曲の録音を開始する。
一方、「中速」スイッチが押されたのであればS180へ移行して、録音モード3「中速」に設定して録音を開始する。この場合、オーディオアンプ27及びスピーカ37を介して出力される音声は、録音している音楽CDの楽曲以外に係るものであり、表示部26に表示される画面はナビゲーション画面に切り替わる。
また、「高速」スイッチが押されたのであればS190へ移行して、録音モード2「高速」に設定して録音を開始する。この場合、オーディオアンプ27及びスピーカ37を介して出力される音声は、録音している音楽CDの楽曲以外に係るものであり、表示部26に表示される画面はナビゲーション画面に切り替わる。
そして、録音が終了すると、画面G14に示すように「録音を終了しました」との表示を出す(S200)。
図8は、録音同時再生か、録音のみかをユーザに選択させる場合の処理例を示すフローチャートである。
まず、CDドライブ25に音楽CDを挿入してセットする(S210)。そして、音楽CDの再生が開始すると(S220)、表示部26には画面G21が表示される。この画面G21においては、左上に音源を示す「CD」と表示され、中央に、CDタイトル・アーティスト名・1番目の曲名が表示され、右下に録音スイッチが表示される。
この録音スイッチ部分をユーザが押すと(S230)、録音モードに移行する。録音モードに移行した場合には、表示部26には画面G22が表示される。この画面G22は録音設定をするためのものであり、上部にはその状態を示す「録音設定」が表示され、中央部には曲番号と曲名(ここでは順番に5曲)及びその録音をするか否かを指定するためのチェック欄が表示され、下部に録音開始スイッチが表示される。本実施例では、「スタート」と表示されたスイッチが録音開始スイッチである。
そして、チェック欄を押すことによって録音対象曲が指定され(S240)、その後、録音開始スイッチがユーザによって押されると(S250)、次に、画面G23に示すように、「再生しながら、録音しますか」という表示と共に「はい」「いいえ」というスイッチを表示する。そして、その何れのスイッチが押されたかによって同時再生の指示か否かを判断する(S260)。
同時再生の場合にはS270へ移行して、録音モード1「標準」に設定して録音を開始する。この場合、オーディオアンプ27及びスピーカ37を介して出力される音声は、録音している音楽CDの楽曲に係るものであり、表示部26に表示される画面は録音画面のままである。この録音画面は例えば画面G23のようなものであり、例えばS270へ移行した場合であれば、画面上部には録音モードを示す「標準」が表示され、中央部には曲番号と曲名(ここでは順番に5曲)及び録音が済んだのか、録音中なのか、未だ録音されていないのかを示すためのチェック欄が表示される。
一方、同時再生でない場合にはS280へ移行して、録音モード2「高速」に設定して録音を開始する。この場合、オーディオアンプ27及びスピーカ37を介して出力される音声は、録音している音楽CDの楽曲以外に係るものであるが、表示部26に表示される画面は録音画面のままである。
そして、録音が終了すると、画面G24に示すように「録音を終了しました」との表示を出す(S290)。
図9は、ナビ画面を表示するかをユーザに選択させる場合の処理例を示すフローチャートである。
まず、CDドライブ25に音楽CDを挿入してセットする(S310)。そして、音楽CDの再生が開始すると(S320)、表示部26には画面G31が表示される。この画面G21においては、左上に音源を示す「CD」と表示され、中央に、CDタイトル・アーティスト名・1番目の曲名が表示され、右下に録音スイッチが表示される。
この録音スイッチ部分をユーザが押すと(S330)、録音モードに移行する。録音モードに移行した場合には、表示部26には画面G32が表示される。この画面G32は録音設定をするためのものであり、上部にはその状態を示す「録音設定」が表示され、中央部には曲番号と曲名及びその録音をするか否かを指定するためのチェック欄が表示され、下部に録音開始スイッチが表示される。本実施例では、「スタート」と表示されたスイッチが録音開始スイッチである。
そして、チェック欄を押すことによって録音対象曲が指定され(S340)、その後、録音開始スイッチがユーザによって押されると(S350)、次に、画面G33に示すように、「ナビ画面を表示しますか」という表示と共に「はい」「いいえ」というスイッチを表示する。そして、その何れのスイッチが押されたかによってナビ画面を表示する指示か否かを判断する(S360)。
ナビ画面の表示指示ではない場合にはS370へ移行して、録音モード1「標準」に設定して録音を開始する。この場合、オーディオアンプ27及びスピーカ37を介して出力される音声は、録音している音楽CDの楽曲に係るものであり、表示部26に表示される画面は録音画面のままである。この録音画面は例えば画面G33のようなものであり、例えばS370へ移行した場合であれば、画面上部には録音モードを示す「標準」が表示され、中央部には曲番号と曲名及び録音が済んだのか、録音中なのか、未だ録音されていないのかを示すためのチェック欄が表示される。
一方、同時再生でない場合にはS380へ移行して、録音モード3「中速」に設定して録音を開始する。この場合、オーディオアンプ27及びスピーカ37を介して出力される音声は、録音している音楽CDの楽曲以外に係るものであり、表示部26に表示される画面はナビ画面である。
そして、録音が終了すると、画面G34に示すように「録音を終了しました」との表示を出す(S390)。
以上説明した本実施例のAVNシステム1によれば、音楽CDから読み込んだコンテンツデータをハードディスク23に記録する記録制御を実行すると共に、その記録制御以外の制御も並行して実行することができるのであるが、操作スイッチ群22を介して、録音制御の開始前後を問わず、録音速度の変更指示を受け付けることができ、その受け付けた変更指示に応じた録音速度にて録音制御を実行する。このため、録音制御を開始した後であっても録音速度を変更でき、適切な録音速度にて録音処理を実行できる。例えば音楽CDのアルバム1枚を録音しようとした場合に、例えばナビゲーション制御と並行して実行する場合には数十分から1時間もかかるような状況であったとき、録音制御を開始する前の時点では、その程度の時間を許容できると考えていたのであれば、特に問題ない。しかし、状況が変わって、上述の録音時間を許容できない状況になったのであれば、例えばナビゲーション制御も含め、録音制御以外の制御の実行はせずに録音制御のみに専念して極力短時間で記録完了したいという要望が生じる。こうした場合、録音制御を開始した後であっても録音速度を変更できれば、その時点でのユーザの要望に極力マッチした適切な記録速度にて記録制御を実行することができることとなる。
本実施例では車載システムとして実現しているが、特に車載システムにてAVNシステムを構築する場合、制御部は共通とし、図1に示すように制御装置29が統合して制御する構成とすることが多い。したがって、録音制御とそれ以外の制御を制御装置29が並行して実行可能なようになっていることを前提とし、しかし、録音制御を優先したい場合や、複数の制御を並行して実行させたい場合など、状況によってユーザの要望も種々変化する。したがって、その時々の要望にマッチした適切な録音速度で録音制御が実行できれば、非常に有効である。
また、そのようなユーザからの指示がなくても、表示部26への表示画面の内容に応じて制御装置29が自立的に判断し、適切な録音速度での録音制御を行うことができる。例えばナビ画面の表示がユーザから指示された場合には、ユーザがナビ画面の表示を希望していることが推定されるため、ナビ機能に係る制御と録音制御とを並行して実行できるような録音モードに自動的に切り替える。逆に、ナビ画面から録音画面への表示切り替えがユーザからなされた場合には、録音を優先させたいという希望が推定されるため、録音制御に専念する。このように、適切な録音速度での録音制御が実現できる。
以下、他の実施例について説明する。
(1)上記実施例では図2,3に示すように制御装置29がエンコーダ29及びデコーダ295を備え、いわゆる「ハード的に」エンコード・デコードする構成であったが、いわゆる「ソフト的に」エンコード・デコードする構成としてもよい。その場合は、図10に示す制御装置129のように、CPUがエンコード部、デコード部及びバッファ等を備え、直接DACとデータのやりとりをすればよい。
まず、図10(a)を参照して、ソフトデコードの場合における録音同時再生時のデータの流れを説明する。
CDドライブ25で再生した音楽CDのデジタルデータをCPUに取り込む。CPUで一時的にバッファにデータをバッファリングし、エンコード部でハードディスク23に記憶できるフォーマットに圧縮し、通信ドライバを介してハードディスク23に書き込む。
それと同時に、バッファから読み出したデータをDACを介してオーディオアンプ27へ出力する。この場合は、一時的にバッファリングするメモリ容量にも限りがあるため、同じ曲を書き込みながら、再生することが考えられる。
なお、CPUがDAC側にデータを渡さずエンコード部だけに渡せば、同時再生せずに録音のみできることとなる。
一方、図10(b)を参照して、ソフトデコードの場合における再生時のデータの流れを説明する。
ハードディスク23に録音した音楽ファイルを、通信ドライバを介して、デコード部に読み込ませる。デコード部にてデコードしたストリーム音声をDACでアナログに変換し、オーディオアンプ27に出力する。
このようなソフトデコード方式であっても、同様に実現できる。
(2)上記実施例では録音制御、すなわち記録対象として楽曲データを想定して説明したが、楽曲の代わりに動画(例えば映画やプロモーションビデオ等)や、音声(例えば小説を読み上げたものや落語等)や、テキスト(例えば新聞記事や雑誌記事等)を録音・再生(表示)してもよい。このような場合であっても、記録制御とそれ以外の制御を並行して実行するか否かで記録速度を可変にすることの有意性があるからである。なお、動画等がコンテンツデータとなる場合には、可搬記憶媒体としてDVD−ROM等の使用が考えられる。したがって、当然ながらCDドライブ25に替えて、あるいはCDドライブ25と共にDVDドライブを準備すればよい。あるいはCD−ROM及びDVD−ROMの両方の読み出しが可能なCD−DVDドライブなどを用いても良い。
(3)ユーザがAVNシステム1に対して指示等を入力する際、上記実施例では、操作スイッチ群22を介した手入力にて行ったが、例えばマイクロフォン28を介した音声入力にても実行できるようにしてもよい。車載システムの場合には運転者がユーザとなることが多いため、音声入力が可能であると便利である。手操作による入力ではなく音声入力が可能であれば、運転者がハンドル等の運転装置から手を離すことなく音声によって指示を与えることができ安全性が高まるからである。
(4)上記実施例では車載システムとして実現した一例を示したが、車載システムに限定されることはなく、種々のシステムに適用可能である。
実施例のAVNシステムの構成を示すブロック図である。 録音時・再生時のデータの流れを示す説明図である。 録音同時再生時のデータの流れを示す説明図である。 同時再生と非同時再生の場合における録音モードの切り替えの説明図である。 他機能との両立の場合における録音モードの切り替えの説明図である。 録音モードの切替状態の遷移を示す説明図である。 録音速度をユーザに選択させる場合の処理例を示すフローチャートである。 録音同時再生か、録音のみかをユーザに選択させる場合の処理例を示すフローチャートである。 ナビ画面を表示するかをユーザに選択させる場合の処理例を示すフローチャートである。 ソフト的にエンコード・デコードする場合の構成例及びデータの流れを示す説明図である。
符号の説明
1…AVNシステム、21…位置検出器、21a…GPS受信機、21b…ジャイロスコープ、21c…距離センサ、21d…地磁気センサ、22…操作スイッチ群、23…ハードディスク、24…外部情報入出力部、25…CDドライブ、26…表示部、27…オーディオアンプ、28…マイクロフォン、29…制御装置、30…MDドライブ、31…FM/AMチューナ、32…TVチューナ、37…スピーカ、291…CPU、292…メモリ、293…通信ドライバ、294…エンコーダ、295…デコーダ、296…デジタルアナログコンバータ(DAC)。

Claims (7)

  1. コンテンツデータを記録するための記録手段と、
    コンテンツデータを記憶している可搬記憶媒体から前記コンテンツデータを読み込むための読込手段と、
    前記読込手段によって前記可搬記憶媒体から読み込んだコンテンツデータを前記記録手段に記録する記録制御を実行すると共に、当該記録制御以外の制御も並行して実行可能な制御手段と、
    録音速度の変更指示を受け付ける変更指示受付手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記記録制御の開始前後を問わず、前記変更指示受付手段にて受け付けた変更指示に応じた記録速度にて、前記記録制御を実行すること
    を特徴とする処理装置。
  2. コンテンツデータを記録するための記録手段と、
    コンテンツデータを記憶している可搬記憶媒体から前記コンテンツデータを読み込むための読込手段と、
    前記読込手段によって前記可搬記憶媒体から読み込んだコンテンツデータを前記記録手段に記録する記録制御を実行すると共に、当該記録制御以外の制御も並行して実行可能な制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記記録制御以外の制御の内容に応じ、前記記録制御とそれ以外の制御とが並行して実行可能な最高記録速度で前記記録制御を実行すること
    を特徴とする処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の処理装置において、
    前記記録制御以外の制御は、前記読込手段によるコンテンツデータ読込に係る制御を含むことを特徴する処理装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の処理装置において、
    前記記録制御以外の制御は、前記読込手段によって読み込んだコンテンツデータを再生する制御を含むことを特徴する処理装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の処理装置において、
    車両に搭載されることを特徴する処理装置。
  6. 請求項5に記載の処理装置において、
    前記記録制御以外の制御は、ナビゲーション制御を含むことを特徴する処理装置。
  7. コンピュータを、請求項1〜6の何れかに記載の処理装置の制御手段として機能させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010250918A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Denso Corp ナビゲーション装置及びプログラム

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