JP2006138332A - ガス供給装置およびガス供給方法 - Google Patents

ガス供給装置およびガス供給方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006138332A
JP2006138332A JP2004325911A JP2004325911A JP2006138332A JP 2006138332 A JP2006138332 A JP 2006138332A JP 2004325911 A JP2004325911 A JP 2004325911A JP 2004325911 A JP2004325911 A JP 2004325911A JP 2006138332 A JP2006138332 A JP 2006138332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
supply
valve
recovery
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004325911A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Toma
英治 東馬
Masayuki Kawai
雅之 河合
Hidemasa Ishikawa
秀征 石川
Toshiaki Kuwano
敏明 久和野
Kanji Omori
幹士 大盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Nippon Sanso Corp
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Nippon Sanso Corp
Toho Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Nippon Sanso Corp, Toho Gas Co Ltd filed Critical Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority to JP2004325911A priority Critical patent/JP2006138332A/ja
Publication of JP2006138332A publication Critical patent/JP2006138332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Abstract

【課題】水素ガスを充填する際,充填開始時初期の急激な圧力上昇をおさえ,ノズルと充填口周辺に生じる衝撃を緩和したガス供給装置およびガス供給方法を提供すること。
【解決手段】本発明のガス供給装置は,蓄ガス器ユニット11と,蓄ガス器ユニット11に貯蔵されたガスを自動車タンク4へ供給する供給ライン35とを有するものであって,供給ライン35に設けられた流量制御弁31と,供給ライン35における流量制御弁31より下流の位置に設けられたガス開閉弁33と,供給ライン35における流量制御弁31より下流の位置と蓄ガス器ユニット11の上流側の位置とを結ぶ回収ライン42と,回収ライン42に設けられたガス開閉弁41と,ガス開閉弁33,41の開閉を制御する制御装置36とを有し,制御装置36は,供給ライン35による自動車タンク4へのガス供給の前または後に,ガス開閉弁33,41を開いて供給ライン35を掃気する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,例えば,燃料電池自動車等へ燃料である水素ガスを供給する水素供給ステーション等に設けられるガス供給装置およびそのガス供給装置によるガス供給方法に関するものである。さらに詳細には,高圧の圧縮ガスをディスペンサによって供給するガス供給装置およびガス供給方法に関するものである。
例えば,燃料電池自動車に水素ガスを供給するための水素供給ステーションでは,都市ガス等から水素を製造するための水素製造装置と,製造された水素を供給するためのガス供給装置とを有している。そして,ガス供給装置は,水素製造装置で製造された水素を圧縮保管するための蓄ガス器と,蓄ガス器に保管されている水素を燃料電池自動車等に搭載されているタンク(自動車タンク)に供給するためのディスペンサを有している。一般に,水素製造装置により製造された水素は,圧縮機により所定の圧力(例えば40MPaG)まで昇圧され,一旦蓄ガス器に貯蔵される。そして,燃料電池自動車の自動車タンク等には,ディスペンサによって,所定の圧力(例えば35MPaG)に達するまで水素を充填する。水素充填を行う際には一般に,ディスペンサを介して,その充填ホースを自動車の充填口に接続して行われる。このとき,充填ホース内とディスペンサ内の圧力は充填される自動車タンクと同じ圧力になる。
そのため,充填終了後にノズルを充填口からはずすためには,充填ホース内を減圧する必要がある。そこで,例えば特許文献1に記載のガス供給装置では,充填ホース内の残留ガスを引き込む回収ライン(低圧管路)と三方弁とを有している。この文献に記載のガス供給装置の概略構成を図7に示す。水素ガスを供給するための供給ライン101には,流量制御弁,流量計,ガス開閉弁等が接続されており,充填ホース102によって燃料電池自動車に接続される。さらに,供給ライン101には,三方弁103によって回収ライン104が接続されている。
このガス供給装置によって燃料電池自動車の自動車タンクに水素ガスを供給する際には,各弁が制御されて,図7に示すように,供給ライン101から充填ホース102へと水素ガスが流される。充填が終了すると,流通制御弁やガス開閉弁が閉止されるとともに三方弁103が操作され,図8に示すように,充填ホース102と回収ライン104とが連通される。なお,これらの図では連通されている弁の方向を黒三角で,閉止されている方向を白三角で示している。これにより,充填終了時に充填ホース102内等に残留していた水素ガスは,外部に放出されることなく適切に回収処理される。
特開平8−68498号公報
しかしながら,前記した従来のガス供給装置では,次のような問題点があった。この装置での水素ガス充填中は,図7中に太線で示した範囲に高圧の水素ガスが流通する。さらに,充填終了後に残留ガスを回収ライン104によって回収すると,図8に示すようになる。すなわち,充填ホース102内は低圧に減圧されるものの,供給ライン101のうち三方弁103までの範囲には,回収後も高圧水素ガスが残留したままとなっているのである。
この状態で第2の燃料電池自動車に充填する場合には,ノズルを接続した後,各弁が制御されて再び図7に示す状態とされる。すると,上記の範囲にたまっていた残留ガスが勢いよく充填ホース102へと流れ込んでしまう。自動車タンクへの充填時の最終圧力は例えば35MPaGであり,この残留ガスによる充填ホース102等にかかる圧力は,例えば自動車タンクの充填圧力の1/10程度となることがわかった。そのため,充填開始時初期に充填ホース102等にかかる急激な圧力上昇の反動により,ノズルと充填口の周囲等を傷つけるおそれがあるという問題点があった。
本発明は,前記した従来のガス供給装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,水素ガスを充填する際,充填開始時初期の急激な圧力上昇をおさえ,ノズルと充填口周辺に生じる衝撃を緩和したガス供給装置およびガス供給方法を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明のガス供給装置は,ガス貯蔵容器と,ガス貯蔵容器に貯蔵されたガスを供給先容器へ供給する供給ラインとを有するガス供給装置であって,供給ラインに設けられた流量調整弁と,供給ラインにおける流量調整弁より下流の位置に設けられた供給開閉弁と,供給ラインにおける流量調整弁より下流の位置とガス貯蔵容器の上流側の位置とを結ぶ回収ラインと,回収ラインに設けられた回収開閉弁と,供給開閉弁および回収開閉弁の開閉を制御する開閉制御部とを有し,開閉制御部は,供給ラインによる供給先容器へのガス供給の前または後に,供給開閉弁および回収開閉弁を開いて供給ラインを掃気するものである。
このガス供給装置(1)によれば,供給開閉弁を開放して流量調整弁を調整することにより,ガス貯蔵装置から供給先容器へガスが供給される。そして,ガス供給の前または後に,供給開閉弁および回収開閉弁が開かれるので,流量調整弁より下流の位置の供給ラインは回収ラインに連通される。従って,供給先容器へのガス供給の開始時には,流量調整弁より下流には,高圧のガスが残留していることはない。すなわち,供給開閉弁を開放したときに,充填ホースやノズル部分に高圧のガスが流れ込むおそれはない。これにより,水素ガスを充填する際,充填開始時初期の急激な圧力上昇をおさえ,ノズルと充填口周辺に生じる衝撃を緩和したガス供給装置となっている。
また本発明は,ガス貯蔵容器と,ガス貯蔵容器に貯蔵されたガスを供給先容器へ供給する供給ラインとを有するガス供給装置であって,供給ラインに設けられた流量調整弁と,供給ラインにおける流量調整弁より下流の位置に設けられた供給開閉弁と,供給開閉弁をバイパスするバイパス管と,バイパス管とガス貯蔵容器の上流側の位置とを結ぶ回収ラインと,回収ラインに設けられた回収開閉弁とを有するものであってもよい。
このガス供給装置(2)によれば,バイパス管によって供給開閉弁がバイパスされている。従って,供給開閉弁が閉止されていても,流量調整弁の下流側は回収ラインに連通している。つまり,供給先容器へのガス供給の開始時に,流量調整弁より下流には,高圧のガスが残留していないようにガスを回収することができる。これにより,水素ガスを充填する際,充填開始時初期の急激な圧力上昇をおさえ,ノズルと充填口周辺に生じる衝撃を緩和したガス供給装置となっている。
また本発明は,ガス貯蔵容器と,ガス貯蔵容器に貯蔵されたガスを供給先容器へ供給する供給ラインとを有するガス供給装置であって,供給ラインに設けられた流量調整弁と,供給ラインにおける流量調整弁より下流の位置に設けられた供給開閉弁と,供給ラインにおける供給開閉弁より下流の位置とガス貯蔵容器の上流側の位置とを結ぶ第1回収ラインと,第1回収ラインに設けられた第1回収開閉弁と,供給ラインにおける流量調整弁と供給開閉弁との間の位置とガス貯蔵容器の上流側の位置とを結ぶ第2回収ラインと,第2回収ラインに設けられた第2回収開閉弁とを有するものであってもよい。
このガス供給装置(3)によれば,第2回収開閉弁を開放することにより,供給ラインにおける流量調整弁と供給開閉弁との間の位置と第2回収ラインとを連通させることができる。つまり,供給先容器へのガス供給の開始時に,流量調整弁より下流には,高圧のガスが残留していないようにガスを回収することができる。これにより,水素ガスを充填する際,充填開始時初期の急激な圧力上昇をおさえ,ノズルと充填口周辺に生じる衝撃を緩和したガス供給装置となっている
さらに(2)のガス供給装置では,回収開閉弁の開閉を制御する開閉制御部を有し,開閉制御部は,供給ラインによる供給先容器へのガス供給の前または後に,回収開閉弁を開いて供給ラインを掃気することが望ましい。
さらに(3)のガス供給装置では,第1回収開閉弁および第2回収開閉弁の開閉を制御する開閉制御部を有し,開閉制御部は,供給ラインによる供給先容器へのガス供給の前または後に,第1回収開閉弁および第2回収開閉弁を開いて供給ラインを掃気することが望ましい。
このようにすれば,供給先容器へのガス供給の開始時に,流量調整弁より下流には,高圧のガスが残留していないようにガスを回収することができる。
さらに本発明は,ガス貯蔵容器に貯蔵されたガスを,流量調整弁および供給開閉弁が設けられた供給ラインを通して供給先容器へ供給するガス供給方法であって,ガス供給時には,流量調整弁および供給開閉弁を開いて供給先容器へガスを供給し,ガス供給の前または後に,流量調整弁と供給開閉弁との間の区間に残留しているガスをガス貯蔵容器へ回収するガス供給方法にも及ぶ。
本発明のガス供給装置およびガス供給方法によれば,水素ガスを充填する際,充填開始時初期の急激な圧力上昇をおさえ,ノズルと充填口周辺に生じる衝撃が緩和されている。
「第1の形態」
以下,本発明を具体化した第1の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,燃料電池自動車に水素ガスを供給するための水素供給ステーションに使用されるガス供給装置に本発明を適用したものである。
本形態の水素供給ステーションは,その概略構成を図1に示すように,都市ガス等から水素を製造するための水素製造装置2と,製造された水素を供給するためのガス供給装置10とを有している。ガス供給装置10は,水素製造装置2で製造された水素を燃料電池自動車3に搭載されている自動車タンク4に供給するためのものである。このガス供給装置10は,蓄ガス器ユニット11とディスペンサ12とを有している。水素製造装置2により製造された水素ガスは、圧縮機5により所定の圧力以上(例えば40MPaG)まで昇圧され、一旦蓄ガス器ユニット11に貯蔵される。そして,ディスペンサ12によって,燃料電池自動車3の自動車タンク4に所定の圧力(例えば35MPaG)に達するまで水素が充填される。
蓄ガス器ユニット11は,複数のガスタンク21,22を有し,そのそれぞれに対して流入用と流出用のガス開閉弁23,24,25,26および圧力計27,28が接続されている。この図では2つのガスタンク21,22を示しているが,より多数のものを備えていても良い。また,これらのガスタンク21,22は,同様の構成であるが,使用時には区別して使用される。
また,ディスペンサ12は,流量制御弁31,質量流量計32,ガス開閉弁33,圧力計34が順に接続された流路である供給ライン35を有している。この供給ライン35は,蓄ガス器ユニット11の下流に接続されている。供給ライン35の出口には充填ホース37が接続され,その先端にはノズル38を有している。燃料電池自動車3に水素ガスを供給する際には,燃料電池自動車3の充填口39にノズル38が差し込まれて固定される。さらに,供給ライン35には,ガス開閉弁41を介して,回収ライン42,バッファタンク43が接続されている。バッファタンク43は,水素製造装置2の下流で圧縮機5の上流の位置に接続されている。また,ディスペンサ12は,各圧力計27,28,34や質量流量計32の検出結果の入力を受けるとともに,各ガス開閉弁25,26,33,41と流量制御弁31とを制御するための制御装置36を有している。
すなわち,本形態のディスペンサ12は,図2にその主要部を示すように,供給ライン35には上流から流量制御弁31とガス開閉弁33とが接続されている。また,回収ライン42は,そのガス開閉弁33より下流の位置において供給ライン35に接続されている。回収ライン42には,流路を開閉するためのガス開閉弁41が設けられている。そして,これらの弁31,33,41はいずれも制御装置36によって制御される。ここで,流量制御弁31が流量調整弁に,ガス開閉弁33が供給開閉弁に,ガス開閉弁41が回収開閉弁に,制御装置36が開閉制御部にそれぞれ相当する。
本形態の水素供給ステーションによって燃料電池自動車3の自動車タンク4に水素ガスを充填する際には,まず,燃料電池自動車3の充填口39にノズル38を差し込み固定する。そして,ガス開閉弁33を開放して流量制御弁31を次第に開けてゆくことにより,自動車タンク4に水素ガスが充填される。自動車タンク4のガス圧力が所定の圧力近くになった時に,流量制御弁31を徐々に閉止していき,自動車タンク4のガス圧力が所定の圧力に達した時に,ガス開閉弁33と流量制御弁31とを完全に閉じて充填を終了する。
このとき,充填を終了しても充填ホース37内には高圧の水素ガスが残留している。そこで,従来よりこの残留ガスを回収しリサイクルすることが行われている。すなわち充填終了してガス開閉弁33を閉止した後,ガス開閉弁41を開放して,回収ライン42を介して残留ガスをバッファタンク43に回収する。これにより,充填ホース37内部の圧力が低下され,ノズル38を充填口39から容易にはずすことができる。
本形態では,充填ホース37内の水素ガスの回収と同時に,流通制御弁31からガス開閉弁33までの間に残留した水素ガスの回収を行う。そのため,制御装置36は,ガス開閉弁33,41をともに開状態とする。これにより,流量制御弁31からガス開閉弁33までの範囲に残留している水素ガスが回収ライン42へと導かれるので,この範囲内の残圧をも低下させることができる。従って,次の燃料電池自動車3の自動車タンク4に接続した後,まずガス開閉弁33を開放しても残圧による衝撃を受けることはない。
本形態によるガス供給方法を,図3のフローチャートに基づいて説明する。水素ガスの供給を受けようとする燃料電池自動車3がこのステーションに到着すると,この処理が開始される。まず,燃料電池自動車3の充填口39にノズル38を接続し,燃料電池自動車3の開閉弁を開放する(S101)。ここまでは一般に手動で行われる。
次に,制御装置36は,ディスペンサ12のガス開閉弁33を開放するとともに,蓄ガス器ユニット11のガス開閉弁25またはガス開閉弁26を開放する(S102)。どちらのガスタンク21,22を使用するかは,圧力計27,28等の出力値を基にして決定される。さらに,流量制御弁31を徐々に開放し,自動車タンク4に水素ガスを充填する(S103)。
自動車タンク4には,それぞれの満タン時のガス圧力が決まっているので,圧力計34の示す圧力値がその圧力になるまで水素ガスの充填を続ける(S104)。自動車タンク4のガス圧力が所定の圧力近くになったら,流量制御弁31を徐々に閉じていく(S105)。所定の圧力に達した時に,ガス開閉弁33と流量制御弁31を完全に閉じる(S106)。また,蓄ガス器ユニット11のガス開閉弁25あるいはガス開閉弁26も閉止する。
次に,ガス開閉弁33とガス開閉弁41とを同時に開放し,充填ホース37に残留する水素ガスと流量制御弁31からガス開閉弁33までの間に残留する水素ガスを,回収ライン42を介して,バッファタンク43に回収する(S107)。
その後,圧力計34の出力値が所定の圧力まで低下した時,ガス開閉弁33とガス開閉弁41とを同時に閉止する(S108)。次に,燃料電池自動車3の充填口39からノズル38を取り外し,燃料電池自動車3の開閉弁を閉じて(S109),この処理を終了する。
なおここでは,自動車タンク4への水素ガスの充填終了後に続けて残留ガスの回収を行っているが,充填終了後はそのままにしておいて,次の充填開始前に行うようにしても良い。すなわち,S107とS108とをS101の前に行うようにしても良い。
また,ここでは,回収ライン42をガス開閉弁33の下流側に接続するとしたが,ガス開閉弁33の上流で流量制御弁31の下流の位置に接続しても良い。
以上詳細に説明したように本形態のガス供給装置10とこれによるガス充填方法によれば,充填ホース37の内部だけでなく,流量制御弁31とガス開閉弁33との間に残留した水素ガスをも回収される。このため,次の燃料電池自動車3に水素ガスを充填する作業に当たって,ガス開閉弁33を開放しても,充填ホース37等に高圧のガスが流れ込むことはない。従って,水素ガスを充填する際,充填開始時初期の急激な圧力上昇をおさえ,ノズル38と燃料電池自動車3の充填口39周辺に生じる衝撃が緩和され,ノズル38等に傷つくおそれがないガス供給装置10となっている。
「第2の形態」
次に,本発明を具体化した第2の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,燃料電池自動車に水素ガスを供給するための水素供給ステーションに使用されるガス供給装置に本発明を適用したものである。本形態は,第1の形態と比較して,ディスペンサ部分がやや異なるのみであるので,共通部分に関しては同じ符号を用いるとともに説明を省略する。
本形態のディスペンサ13は,図4に示すように,ガス開閉弁33の上流側とガス開閉弁41の上流側とを連通させるバイパス管44が設けられている。このようにすれば,ノズル38をはずすためにガス開閉弁41が開放されたときには,流量制御弁31からガス開閉弁33までの間に残留する水素ガスも回収される。これにより,高圧の残留ガスをバイパス管44を介して回収ライン42に回収することができる。
以上詳細に説明したように本形態のガス供給装置によっても,第1の形態と同様に,水素ガスを充填する際,充填開始時初期の急激な圧力上昇をおさえ,ノズルと充填口周辺に生じる衝撃が緩和されている。
「第3の形態」
次に,本発明を具体化した第3の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,燃料電池自動車に水素ガスを供給するための水素供給ステーションに使用されるガス供給装置に本発明を適用したものである。本形態は,第1の形態と比較して,ディスペンサ部分がやや異なるのみであるので,共通部分に関しては同じ符号を用いるとともに説明を省略する。
本形態のディスペンサ14は,図5に示すように,ガス開閉弁33の上流側とガス開閉弁41の下流側との間に,ガス開閉弁45と第2の回収ライン46とが設けられている。このようにすれば,ノズル38をはずした後,ガス開閉弁33,41を閉止したままで,ガス開閉弁45を開放させて残留ガスの回収を行うことができる。これにより,流量制御弁31からガス開閉弁33までの間に残留する水素ガスは,第2の回収ライン46を介して第1の回収ライン42に回収される。
以上詳細に説明したように本形態のガス供給装置によっても,第1の形態と同様に,水素ガスを充填する際,充填開始時初期の急激な圧力上昇をおさえ,ノズルと充填口周辺に生じる衝撃が緩和されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,図6に示すように,質量流量計32とガス開閉弁33との配置を交換し,流量制御弁31とガス開閉弁33との間の容積を可能な限り小さくして,残留ガスがほとんど残留されないようにしてもよい。さらに,流量制御弁31とガス開閉弁33とを一体品としたものを用いても良い。
また例えば,制御装置36は,ディスペンサ12内に限らず蓄ガス器ユニット11に備えられたり,あるいはディスペンサ12や蓄ガス器ユニット11とは別に単独で設けられても良い。
また例えば,上記の形態では,燃料電池自動車に水素ガスを供給する水素ガス供給ステーションに本発明を適用しているが,水素ガスに限らず,圧縮天然ガス等の他のガスを供給する装置にも適用可能である。
第1の形態のガス供給装置を示す概略構成図である。 第1の形態のガス供給装置を示す概略構成図である。 ガス供給方法を示すフローチャートである。 第2の形態のガス供給装置を示す概略構成図である。 第3の形態のガス供給装置を示す概略構成図である。 ガス供給装置の別の例を示す概略構成図である。 従来のガス供給方法を示す説明図である。 従来のガス供給方法を示す説明図である。
符号の説明
4 自動車タンク(供給先容器)
11 蓄ガス器ユニット(ガス貯蔵容器)
12,13,14 ディスペンサ
31 流量制御弁(流量調整弁)
33 ガス開閉弁(供給開閉弁)
35 供給ライン
36 制御装置(開閉制御部)
41 ガス開閉弁(回収開閉弁,第1回収開閉弁)
42 回収ライン(回収ライン,第1回収ライン)
44 バイパス管
45 ガス開閉弁(第2回収開閉弁)
46 回収ライン(第2回収ライン)

Claims (5)

  1. ガス貯蔵容器と,前記ガス貯蔵容器に貯蔵されたガスを供給先容器へ供給する供給ラインとを有するガス供給装置において,
    前記供給ラインに設けられた流量調整弁と,
    前記供給ラインにおける前記流量調整弁より下流の位置に設けられた供給開閉弁と,
    前記供給ラインにおける前記流量調整弁より下流の位置と前記ガス貯蔵容器の上流側の位置とを結ぶ回収ラインと,
    前記回収ラインに設けられた回収開閉弁と,
    前記供給開閉弁および前記回収開閉弁の開閉を制御する開閉制御部とを有し,
    前記開閉制御部は,前記供給ラインによる供給先容器へのガス供給の前または後に,前記供給開閉弁および前記回収開閉弁を開いて前記供給ラインを掃気することを特徴とするガス供給装置。
  2. ガス貯蔵容器と,前記ガス貯蔵容器に貯蔵されたガスを供給先容器へ供給する供給ラインとを有するガス供給装置において,
    前記供給ラインに設けられた流量調整弁と,
    前記供給ラインにおける前記流量調整弁より下流の位置に設けられた供給開閉弁と,
    前記供給開閉弁をバイパスするバイパス管と,
    前記バイパス管と前記ガス貯蔵容器の上流側の位置とを結ぶ回収ラインと,
    前記回収ラインに設けられた回収開閉弁とを有することを特徴とするガス供給装置。
  3. ガス貯蔵容器と,前記ガス貯蔵容器に貯蔵されたガスを供給先容器へ供給する供給ラインとを有するガス供給装置において,
    前記供給ラインに設けられた流量調整弁と,
    前記供給ラインにおける前記流量調整弁より下流の位置に設けられた供給開閉弁と,
    前記供給ラインにおける前記供給開閉弁より下流の位置と前記ガス貯蔵容器の上流側の位置とを結ぶ第1回収ラインと,
    前記第1回収ラインに設けられた第1回収開閉弁と,
    前記供給ラインにおける前記流量調整弁と前記供給開閉弁との間の位置と前記ガス貯蔵容器の上流側の位置とを結ぶ第2回収ラインと,
    前記第2回収ラインに設けられた第2回収開閉弁とを有することを特徴とするガス供給装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載するガス供給装置において,
    前記回収開閉弁,または,前記第1回収開閉弁および前記第2回収開閉弁,の開閉を制御する開閉制御部を有し,
    前記開閉制御部は,前記供給ラインによる供給先容器へのガス供給の前または後に,前記回収開閉弁,または,前記第1回収開閉弁および前記第2回収開閉弁,を開いて前記供給ラインを掃気することを特徴とするガス供給装置。
  5. ガス貯蔵容器に貯蔵されたガスを,流量調整弁および供給開閉弁が設けられた供給ラインを通して供給先容器へ供給するガス供給方法において,
    ガス供給時には,前記流量調整弁および前記供給開閉弁を開いて供給先容器へガスを供給し,
    ガス供給の前または後に,前記流量調整弁と前記供給開閉弁との間の区間に残留しているガスをガス貯蔵容器へ回収することを特徴とするガス供給方法。
JP2004325911A 2004-11-10 2004-11-10 ガス供給装置およびガス供給方法 Pending JP2006138332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004325911A JP2006138332A (ja) 2004-11-10 2004-11-10 ガス供給装置およびガス供給方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004325911A JP2006138332A (ja) 2004-11-10 2004-11-10 ガス供給装置およびガス供給方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006138332A true JP2006138332A (ja) 2006-06-01

Family

ID=36619293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004325911A Pending JP2006138332A (ja) 2004-11-10 2004-11-10 ガス供給装置およびガス供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006138332A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008388A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Taiyo Nippon Sanso Corp 高圧ガス供給方法
JP2012026580A (ja) * 2011-11-07 2012-02-09 Taiyo Nippon Sanso Corp 高圧ガス供給方法
JP2013231457A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Taiyo Nippon Sanso Corp 水素ガス充填方法
JP2016065567A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 水素ステーション及び水素ステーションの運転方法
JP2016070499A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 エア プロダクツ アンド ケミカルズ インコーポレイテッドAir Products And Chemicals Incorporated 水素供給時の圧力上昇の低減
JP2016109265A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 ヤマト・H2Energy Japan株式会社 水素ガス充填装置および方法
JP2016205439A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社 ガス供給装置
KR20170126950A (ko) * 2015-03-17 2017-11-20 레르 리키드 쏘시에떼 아노님 뿌르 레?드 에렉스뿔라따시옹 데 프로세데 조르즈 클로드 탱크를 충진하는 방법 및 장치
JP2017207094A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 大陽日酸株式会社 水素充填装置及び水素充填方法
KR20220033567A (ko) * 2020-09-07 2022-03-17 한국자동차연구원 수소 디스펜서 장치 및 그 제어 방법
KR20230090889A (ko) 2021-12-15 2023-06-22 현대자동차주식회사 수소 충전 장치 및 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06331098A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Tokico Ltd ガス供給装置
JPH08100896A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Tokyo Gas Co Ltd ガス供給装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06331098A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Tokico Ltd ガス供給装置
JPH08100896A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Tokyo Gas Co Ltd ガス供給装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008388A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Taiyo Nippon Sanso Corp 高圧ガス供給方法
JP2012026580A (ja) * 2011-11-07 2012-02-09 Taiyo Nippon Sanso Corp 高圧ガス供給方法
JP2013231457A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Taiyo Nippon Sanso Corp 水素ガス充填方法
JP2016065567A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 水素ステーション及び水素ステーションの運転方法
JP2016070499A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 エア プロダクツ アンド ケミカルズ インコーポレイテッドAir Products And Chemicals Incorporated 水素供給時の圧力上昇の低減
JP2016109265A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 ヤマト・H2Energy Japan株式会社 水素ガス充填装置および方法
JP2018508000A (ja) * 2015-03-17 2018-03-22 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード タンクを充填する方法および装置
KR20170126950A (ko) * 2015-03-17 2017-11-20 레르 리키드 쏘시에떼 아노님 뿌르 레?드 에렉스뿔라따시옹 데 프로세데 조르즈 클로드 탱크를 충진하는 방법 및 장치
KR102530519B1 (ko) 2015-03-17 2023-05-08 레르 리키드 쏘시에떼 아노님 뿌르 레드 에렉스뿔라따시옹 데 프로세데 조르즈 클로드 탱크를 충진하는 방법 및 장치
JP2016205439A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社 ガス供給装置
JP2017207094A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 大陽日酸株式会社 水素充填装置及び水素充填方法
KR20220033567A (ko) * 2020-09-07 2022-03-17 한국자동차연구원 수소 디스펜서 장치 및 그 제어 방법
KR102435075B1 (ko) * 2020-09-07 2022-08-23 한국자동차연구원 수소 디스펜서 장치 및 그 제어 방법
KR20230090889A (ko) 2021-12-15 2023-06-22 현대자동차주식회사 수소 충전 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006138332A (ja) ガス供給装置およびガス供給方法
EP2799757B1 (en) Gas supply method and gas supply equipment
JP5387846B2 (ja) ガスステーション及びガス充填システム
JP7187251B2 (ja) 車載容器への水素ガス充填方法及び水素ステーション
JP5815778B2 (ja) 圧縮ガスを供給する方法
JP2007263245A (ja) 水素圧縮機システム
JP2007092927A (ja) ガス供給装置
US8349053B2 (en) High efficiency gas concentrating apparatus and method of controlling high efficiency gas concentrating apparatus
JPWO2014084243A1 (ja) 水素ステーション及び水素ステーションにおける蓄圧器への水素充填方法
WO2020196491A1 (ja) 水素ガス供給装置および水素ガス供給方法
JP5461791B2 (ja) ガス充填方法及びガス充填装置
JP2015197190A (ja) 水素ガス充填設備
JP6014106B2 (ja) 高圧ガス蓄圧システム及び高圧ガス蓄圧方法
JP6788141B1 (ja) 水素ステーション
JP2016183686A (ja) 水素ステーション及び水素ステーションでの蓄圧器充填方法
JPH08109999A (ja) ボンベへの圧縮燃料ガス充填方法及び装置
JP6440545B2 (ja) 蓄圧器ユニット、水素ステーション、及び、水素充填方法
JP4522187B2 (ja) 塗布装置および塗布方法
CN113375047B (zh) 一种双压缩系统运行的氢站及其运行方法
JP6102006B2 (ja) ガス充填システム、ガス充填方法、および制御装置
JP2008281108A (ja) ガス供給装置
JP4589795B2 (ja) 液化ガス充填装置
JP5740688B2 (ja) ガス供給装置
JP2010174951A (ja) ガス充填装置
JP4415628B2 (ja) 気体燃料貯蔵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101026