JP2006137707A - 男性ホルモン調整用香料組成物 - Google Patents

男性ホルモン調整用香料組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2006137707A
JP2006137707A JP2004328946A JP2004328946A JP2006137707A JP 2006137707 A JP2006137707 A JP 2006137707A JP 2004328946 A JP2004328946 A JP 2004328946A JP 2004328946 A JP2004328946 A JP 2004328946A JP 2006137707 A JP2006137707 A JP 2006137707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
fragrance
composition
testosterone
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004328946A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5404985B2 (ja
Inventor
Shinichiro Haji
信一郎 土師
Yoko Aitsu
陽子 合津
Mio Nakamura
未央 中村
Keiko Mori
圭子 森
Tatsushi Hotta
龍志 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP2004328946A priority Critical patent/JP5404985B2/ja
Publication of JP2006137707A publication Critical patent/JP2006137707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5404985B2 publication Critical patent/JP5404985B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

【課題】 安全性が高く長期間にわたり使用可能である、男性ホルモンを調節できる香料組成物を提供する。
【解決手段】 体液中のテストステロン濃度を変化させる1種または2種以上の香料成分を配合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、男性ホルモンを調整するための香料組成物、ならびに美容方法に関するものである。
テストステロン、アンドロステンジオン、デヒドロエピアンドロステロンなどの男性ホルモン(アンドロゲン)は、男性において生殖器官の機能維持等の作用を有するのみならず、女性においても副腎や卵巣で生合成されて血流とともに体内を循環し、タンパク同化、血中コレステロール調整、高血糖抑制、K、Ca、Pの排泄抑制、皮脂腺における分泌促進など、さまざまな生理作用を有することが知られている。さらに、女性ホルモン生合成の前駆体としても重要な役割を果たしており、骨粗鬆症、高脂血症、体力消耗、更年期障害、月経前症候群などの改善に男性ホルモンが有効であることが分かっている。また一方で、過剰な男性ホルモンは皮脂分泌の亢進や多毛症の原因となり、したがって男性ホルモンの活性過剰を抑えることによって、にきび発生の抑制、皮脂によるテカリ防止、ムダ毛の抑制等の美容上有益な効果をもたらすことができる。
男性ホルモンを亢進させる目的で直接テストステロン等の男性ホルモンを投与したり、あるいは逆に男性ホルモンの作用を緩和させる目的でエストラジオール、エストロン等の女性ホルモンを投与する等、男性ホルモンを調整するためにホルモン療法が行われている。また、テストステロンを活性型5α−ジヒドロテストステロン(活性型5α−DHT)に還元するテストステロン5α−レダクターゼの作用を阻害するテストステロン5α−レダクターゼ阻害剤や、テストステロンから生じた5α−DHTが受容体と結合するのを阻害するアンドロゲン受容体結合阻害剤のような、様々な抗男性ホルモン剤が報告されており(例えば特許文献1)、それら抗男性ホルモン剤を配合した発毛抑制剤や皮脂分泌抑制剤等が提案されている。
しかしながら、上記のようなホルモン療法や抗男性ホルモン剤を用いて男性ホルモンを調整する方法では、ホルモンバランスに悪影響を及ぼし、かえって生体の恒常性を乱す恐れがある。また、その副作用や安全性の問題から、化粧料のような長期間にわたり使用するものへの応用には適さないと考えられる。これまで、化粧料や食品などに応用できる、副作用が少なく長期間適用可能な男性ホルモン調整方法はまだ開発されていない。
一方で、これまで、香料の香りが内分泌に及ぼす影響についての検討は、主にコルチゾールなどストレス関連ホルモンへの影響に関するものであり、性ホルモンに対する香料の影響についての検討はほとんどなされておらず、特定香料が女性ホルモン(エストラジオール)レベルに及ぼす影響について報告されているのみである(非特許文献1)。
特開2002−363085号公報 加藤雅光 他、日皮協ジャーナル 27(1), 63-67, (2004)
本発明は、上記のような事情に鑑み、安全性が高く長期間にわたり使用可能である、男性ホルモンを調整できる香料組成物を提供することを目的とするものである。
本発明者は、特定の香料(精油)の香りを嗅がせることによって、嗅覚刺激を介して身体の恒常性維持機能に作用して、主要な男性ホルモンであるテストステロンの体液中の濃度を変化(上昇または低下)させることができることを見出し、本願発明を完成するに至った。テストステロン(17β−ヒドロキシ−4−アンドロステン−3−オン)は、男性ホルモン(アンドロゲン)代謝やアンドロゲン活性の中心をなすものであり、また一方で女性ホルモン(エストラジオール)の前駆体でもあり、体液中のテストステロン濃度を調節することによって、男性ホルモンの活性過剰によって生じる様々な症状や、また一方で男性ホルモンが有効に作用する様々な症状を改善することができる。テストステロンの分泌は視床下部や下垂体前葉等の中枢神経系から分泌される性腺刺激ホルモン放出ホルモンや性腺刺激ホルモン)により制御されている一方で、テストステロンが視床下部や下垂体前葉にフィードバック作用して、性腺刺激ホルモン放出ホルモンや性腺刺激ホルモンの分泌を負に調節し、生体における恒常性が維持されている。したがって、香料による嗅覚刺激を介して、テストステロンのフィードバック調節機構を刺激することによって、男性ホルモンのバランスを調整することができると考えられる。
本発明の男性ホルモン調整用香料組成物は、体液中のテストステロン濃度を変化させる1種または2種以上の香料成分を含むことを特徴とする。
また、本発明の男性ホルモンを調整する美容方法は、体液中のテストステロン濃度を変化させる1種または2種以上の香料成分の香りを嗅がせることを特徴とする。
本明細書において、「体液中のテストステロン濃度を変化させる」とは、被験者に対象の香料成分の香りを嗅がせたときに、その香料成分の香りを嗅がせない場合と比較して、例えば血液、血漿、血清、唾液、リンパ液、組織液等の、被験者の任意の体液中のテストステロン濃度を変化(上昇または低下)させることを意味する。尚、それら体液の採取部位は限定されない。テストステロンは、精巣、副腎、卵巣等で産生され、血中に分泌された後、血流とともに体内を循環し、一定の比率で唾液やその他各種生体組織に移行することから、血液中のテストステロン濃度とその他各体液中のテストステロン濃度との間に相関性があると考えられている。
本発明の1つの態様において、本発明の香料組成物または美容方法において用いられる香料成分は、体液中のテストステロン濃度を上昇させる香料成分である。そのような香料成分として、例えば、バジルオイル、クラリセージオイル、ユーカリオイル、ラベンダーオイル、ジンジャーオイル、およびローズオイル等が挙げられる。
また、本発明の別の態様において、本発明の香料組成物または美容方法において用いられる香料成分は、体液中のテストステロン濃度を低下させる香料成分である。そのような香料成分として、例えば、ペチグレインオイル、オリスオイル、ベルガモットオイル、ペッパーオイル、オレンジオイル、ヤロウオイル、カルダモンオイル、およびローズマリーオイル等が挙げられる。
本発明の外用組成物は、上記のような香料組成物を含むことを特徴とする。本明細書において、「外用組成物」とは、皮膚(頭皮、頭髪、爪も含む)に対して適用する組成物全般を包括する概念であり、例えば、基礎化粧料、メーキャップ化粧料、毛髪化粧料、皮膚もしくは毛髪洗浄料等の化粧料や、軟膏剤、歯磨等の種々の医薬品ないし医薬部外品等を含む。その剤形も特に限定されず、例えば、水溶液系、可溶化系、乳化系、油液系、ゲル系、ペースト系、軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3層など、任意の剤型を含む。好ましくは、本発明の外用組成物は化粧料である。
また、本発明の雑貨類または衣類は、上記のような香料組成物を含むことを特徴とする。
本発明の香料組成物または美容方法は、テストステロン濃度を変化させる香料成分による嗅覚刺激を介して、生体自体によるテストステロンのフィードバック調節機構をうまく働かせて、生体における男性ホルモンのバランスを適切に調整することができる。したがって、より簡便かつ安全に、男性ホルモンのバランスの崩れに関連する様々な症状を予防または改善することが可能である。例えば、本発明の香料組成物またはそれを含む様々な製品を用いることによって、あるいは本発明の美容方法によって、男性ホルモンの活性過剰によって生じる皮脂分泌の亢進や多毛症等の症状や、また逆に男性ホルモンが有効に作用する骨粗鬆症、高脂血症、体力消耗、更年期障害、月経前症候群等の症状を改善することができる。
本発明において用いられる香料成分は、その香りを嗅がせたときに、血液、血漿、血清、唾液、リンパ液、組織液等の任意の体液中のテストステロン濃度を変化させるものであれば特に限定されず、天然香料、合成香料、半合成香料等のいずれであってもよい。また、そのような香料成分は、任意の抽出方法や蒸留方法、合成方法等によって調製することができ、また市販されているものを用いてもよい。本発明において用いるのが好ましいとして上記において特定の香料成分を挙げているが、これらは単に例示に過ぎず、本発明はこれらの香料成分に限定されるものではない。また、そのような香料成分を、1種単独で用いても、または2種以上を組合せて用いてもよい。
尚、例示として挙げている香料成分はいずれも市販されているものであるが、以下に、好ましいとされた香料成分について簡単に説明する。
バジルオイル
バジルオイルとしては、例えば、シソ科(Ocimum basilicum L.)の全草を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
クラリセージオイル
クラリセージオイルとしては、例えば、シソ科(Salvia sclarea L.)の開花期の花穂または全草を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
ユーカリオイル
ユーカリオイルとしては、例えば、フトモモ科(Eucalyptus globulus)などユーカリ属の葉や小枝を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
ラベンダーオイル
ラベンダーオイルとしては、例えば、シソ科(Lavandula officinalis)の花を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
ジンジャーオイル
ジンジャーオイルとしては、例えば、ショウガ科(Zingiber officinale)の根茎を乾燥させたものを水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
ローズオイル
ローズオイルとしては、例えば、バラ科(Rose damascena)などローズ属の花を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
ペチグレインオイル
ペチグレインオイルとしては、例えば、ミカン科(Citrus aurantium)、いわゆるビターオレンジの葉、小枝を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
オリスオイル
オリスオイルとしては、例えば、アヤメ科(iris pallida、Iris germanica、Iris florentina)の根茎を収穫後2〜3年間熟成させたものを粉砕し、溶剤抽出あるいは水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
ベルガモットオイル
ベルガモットオイルとしては、例えば、ミカン科(Citrus bergamia Risso et Poit)の果皮を圧搾して得られる精油を用いることができる。
ペッパーオイル
ペッパーオイルとしては、例えば、コショウ科(Piper nigrum L)の実を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
オレンジオイル
オレンジオイルとしては、例えば、ミカン科(Citrus sinensis)、いわゆるスゥイートオレンジの果皮を圧搾して得られる精油を用いることができる。
ヤロウオイル
ヤロウオイルとしては、例えば、キク科(Achillea millefolium)の全草を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
カルダモンオイル
カルダモンオイルとしては、例えば、ショウガ科(Elettaria cardamomum)の乾燥した果実を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
ローズマリーオイル
ローズマリーオイルとしては、シソ科(Rosmarinus officinalis)の花および葉を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
本発明の香料組成物中におけるテストステロン濃度を変化させる香料成分のそれぞれの配合量は、選択される香料成分の種類や、他の配合成分、さらには用途等によって、適宜選択されるものであり、特に限定されないが、通常、香料組成物の全質量に対して、0.001〜100質量%、好ましくは、0.01〜100質量%である。
本発明の男性ホルモン調整用香料組成物は、通常の調香手段により、前述したような、テストステロン濃度を変化させる1種または2種以上の香料成分と、他の任意の香料とを適当な割合で調合し、好適な香となるように調香したものであってよい。
また、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物は、香料成分が気化し、吸入し得る形態のものであればどのようなものでもよく、特にその剤型等の形態によって限定されるものではない。
本発明の男性ホルモン調整用香料組成物は、香料単独で用いてもよいが、様々な対象物に含めることができる。その対象物の種類に応じて、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物の他に、任意の構成要素をさらに含めることができる。また、他の男性ホルモン調節作用を有する薬剤と本発明の香料を併用してもよい。
例えば、対象物が外用組成物である場合には、その剤形(例えば、液剤、粉末剤、顆粒剤、エアゾール剤、固形剤、ジェル剤等)や、製品形態(例えば化粧料、医薬品、医薬部外品等)に応じて、通常そのような外用組成物に含まれる任意の成分を、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物と共に含んでいてよい。
尚、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物を含む外用組成物として好適な態様の1つである化粧料として、限定はされないが、例えば、香水、オードトワレ、オーデコロン、クリーム、乳液類、化粧水、ファンデーション類、粉白粉、口紅、石鹸、シャンプー・リンス類、ボディーシャンプー、ボディーリンス、ボディーパウダー類、浴剤類等が挙げられる。
また、例えば、芳香剤、消臭剤、アロマキャンドル、インセンス、文房具、財布、バッグ、靴等の任意の雑貨類や、例えば下着、洋服、帽子、ストッキング、靴下等、任意の衣類に、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物を含めることができる。それらの素材に本発明の香料組成物を加えても、あるいはそれらの製品に本発明の香料組成物を加えてもよい。
さらに、本発明の効果が得られる限り、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物を、吸入医薬品のような吸入製品や、飲料、食料等において用いてもよい。
尚、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物の様々な使用態様を例示したが、それらに限定されるものではなく、本発明の効果を達成できる限り、任意の態様で用いることができる。また、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物の他に、具体的な態様に応じて、一般的な香料成分を、本発明の効果を損なわない限り配合することができる。
対象物中における本発明の男性ホルモン調整用香料組成物の配合量は、香料組成物を構成する香料成分の種類や、対象物によって適宜選択することができ、特に限定されないが、例えば、テストステロン濃度を変化させる香料成分の総量として、対象物の全質量に対して、0.0001〜50質量%であり、より好適には、0.001〜20質量%であり、さらに好適には、0.01〜10質量%である。
本発明の美容方法において、「香料成分の香りを嗅がせる」とは、気化した香料成分の吸入によって嗅覚を刺激することを意味し、そのやり方や手段は特に限定されず、例えば、対象の香料成分またはそれを含有する外用組成物を皮膚に直接塗布したり、または直接吸入させてよく、あるいは対象の香料成分を配合した芳香剤、消臭剤、アロマキャンドル、インセンス、文房具、財布、バッグ、靴等の任意の雑貨類や、例えば下着、洋服、帽子、ストッキング、靴下等の任意の衣類を介して、その香りを嗅がせてもよい。
尚、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物やそれを配合した対象物、ならびに本発明の美容方法の具体的な適用は、男性ホルモンの調整に関連するものであれば特に限定されない。例えば、テストステロン濃度を上昇させる香料成分を含む場合、骨粗鬆症、高脂血症、体力消耗、更年期障害、月経前症候群などの改善等に適用できる。また、テストステロン濃度を低下させる香料成分を含む場合、にきびの防止または改善、皮脂分泌の抑制、頭皮におけるふけや痒みの防止または改善、養毛、脱毛症の予防または改善、発毛の抑制等に適用できる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
テストステロン濃度に対する香料成分の効果の検討
様々な香料成分の香りを嗅がせた場合と嗅がせない場合での唾液中のテストステロン濃度を経時的に測定し、さまざまな香料がテストステロン濃度に及ぼす効果について検討した。血中のテストステロンは一定の比率で唾液中に移行し、唾液中のテストステロン濃度が血液中のその濃度と高い相関性を有することが分かっており、さらに非侵襲的かつ簡便に検体を採取できることから、唾液中のテストステロン濃度で体液中のテストステロン濃度を代表させた。以下に、その実験手順について具体的に説明する。
唾液の採取
唾液の採取は、室温24℃、湿度50%の恒温室において行った。20代の女性の被験者(各香料2名ずつ)において、まず安静状態で香料を含まないコットンを60分間鼻下につけ、実験開始時およびその後15分ごとに唾液を採取した(対照試料)。その後、30分間安静状態にさせた後、同じ被験者に、各香料を染み込ませたコットンを60分間鼻下につけて香りを嗅がせ、同様に実験開始時およびその後15分ごとに唾液を採取した(香料提示試料)。唾液の採取は、実験開始の30分前にうがいをさせ、唾液採取管に唾液を約2ml採取した。回収した唾液は、分析まで−80℃で凍結保存した。
テストステロン濃度の測定
テストステロンの唾液中の濃度測定は以下の手順で行った。すなわち、−80℃で凍結保存していた唾液試料を解凍し、1000rpmで10分間遠心した後、上清を測定キット付属のアッセイ用バッファで希釈して、唾液中のテストステロン濃度を測定することができるテストステロンELISAキット(R&Dシステムズ社製)で定量した。
対照試料および香料提示試料について、それぞれ0分から60分の間に15分ごと(すなわち、0、15、30、45、60分後の5回)に採取した5つの試料中のテストステロン濃度の平均値を求め、対照試料でのテストステロン濃度、および香料提示試料でのテストステロン濃度とした。各個体について下記の式により相対的テストステロン濃度を算出し、その平均値(各香料n=2)を求めた:

相対的濃度=香料提示試料でのテストステロン濃度/対照試料でのテストステロン濃度

結果を図1に示す。
バジルオイル、クラリセージオイル、ユーカリオイル、ラベンダーオイル、ジンジャーオイル、またはローズオイルの香りを嗅がせた場合に、相対的テストステロン濃度が1より大きくなり、それら香料成分が、テストステロン濃度を上昇させる効果を有することが分かった。
一方、ペチグレインオイル、オリスオイル、ベルガモットオイル、ペッパーオイル、オレンジオイル、ヤロウオイル、カルダモンオイル、またはローズマリーオイルの香りを嗅がせると、相対的テストステロン濃度が1より小さくなり、それら香料成分が、テストステロン濃度を低下させる効果を有することが分かった。
尚、結果は示していないが、同様に評価を行ったナツメグオイル、スターアニスオイル、ゼラニウムオイル、カモミールオイル、ファンネルオイル、およびネロリオイルは、その香を嗅がせても、テストステロン濃度を変化させることができなかった。
以下に、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物の具体的な処方例を実施例として示す。尚、配合量は全て組成物全量に対する質量%で表す。
実施例1
男性ホルモン調整用香料組成物(1)
(1)バジルオイル 5.0
(2)クラリセージオイル 2.0
(3)ラベンダーオイル 3.0
(4)ユーカリオイル 1.5
(5)ジンジャーオイル 0.5
(6)レモンオイル 2.0
(7)ジヒドロミルセノール 3.0
(8)リナロール 5.0
(9)フェニルエチルアルコール 2.0
(10)シトロネロール 1.0
(11)ゲラニオール 0.5
(12)リリアール 1.5
(13)ベータイオノン 2.5
(14)アリルアミルグリコレート 0.3
(15)サンダルウッドオイル 2.0
(16)ヘリオナール 2.5
(17)ヘディオン 20.0
(18)イソEスーパー 10.0
(19)ガラクソライド50%BB 15.0
(20)リナリルアセテート 7.0
(21)アンブロキサン 0.2
(22)トリエチルシトレート 残量

本実施例の香料組成物は、体液中のテストステロン濃度を上昇させた。
実施例2
男性ホルモン調整用香料組成物(2)
(1)ベルガモットオイル 20.0
(2)オレンジオイル 10.0
(3)ローズマリーオイル 10.0
(4)カルダモンオイル 1.0
(5)ヤロウオイル 1.5
(6)ペッパーオイル 0.5
(7)オリスコンクリート8% 0.5
(8)ジヒドロミルセノール 1.0
(9)リナロール 3.0
(10)シトロネロール 1.0
(11)ゲラニオール 1.0
(12)リリアール 2.0
(13)アリルアミルグリコレート 0.1
(14)ヘリオナール 1.0
(15)ヘディオン 15.0
(16)イソEスーパー 7.0
(17)ガラクソライド50%BB 10.0
(18)リナリルアセテート 5.0
(19)リラール 2.0
(20)トリエチルシトレート 残量

本実施例の香料組成物は、体液中のテストステロン濃度を低下させた。
以下に、本発明の男性ホルモン調整用香料組成物を含有する外用組成物または雑貨類の典型的な製品形態の処方例を実施例として示す。尚、配合量は全て製品全量に対する質量%で表す。
実施例3
化粧水(処方例1)
(1)グリセリン 2.0
(2)ジプロピレングリコール 2.0
(3)PEG−60 水添ひまし油 0.3
(4)トリメチルグリシン 0.1
(5)防腐剤 適量
(6)キレート剤 適量
(7)染料 適量
(8)香料組成物(実施例1または2) 0.05
(9)精製水 残量
実施例4
化粧水(処方例2)
(1)アルコール 30.0
(2)ブチレングリコール 4.0
(3)グリセリン 2.0
(4)PPG−13デシルテトラデス24 0.3
(5)オクチルメトキシシンナメート 0.1
(6)メントール 0.2
(7)酢酸トコフェロール 0.1
(8)キレート剤 適量
(9)染料 適量
(10)香料組成物(実施例1または2) 0.01
(11)精製水 残量
実施例5
乳液(処方例1)
(1)ステアリン酸 2.0
(2)セチルアルコール 1.5
(3)ワセリン 4.0
(4)スクワラン 5.0
(5)グリセロールトリー2−エチルヘキサン酸エステル 2.0
(6)ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0
(7)ジプロピレングリコール 5.0
(8)PEG1500 0.3
(9)トリエタノールアミン 0.1
(10)防腐剤 適量
(11)香料組成物(実施例1または2) 0.2
(12)精製水 残量
実施例6
乳液(処方例2)
(1)エチルアルコール 10.0
(2)シクロメチコン 0.1
(3)ブチレングリコール 5.0
(4)ジメチコン 3.0
(5)グリセン 0.1
(6)メントール 1.0
(7)トリメチルシロキシケイ酸 0.1
(8)カフェイン 1.0
(9)トリメチルグリシン 1.0
(10)キサンタンガム 0.001
(11)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(12)大豆発酵エキス 1.0
(13)ラウリルベタイン 0.5
(14)カルボマー 0.2
(15)キレート剤 適量
(16)パラベン 適量
(17)安息香酸 適量
(18)香料組成物(実施例1または2) 0.1
(19)酸化鉄 適量
(20)苛性カリ 0.05
(21)グリチルリチン酸ジカルシウム 0.01
(22)塩酸ピリドキシン 0.01
(23)アスコルビン酸グルコシド 0.01
(24)アルブチン 3.0
(25)ユキノシタ抽出液 0.1
(26)水 残量
実施例7
乳液(処方例3)
(1)ブチレングリコール 4.0
(2)プロピレングリコール 4.0
(3)カルボマー 0.2
(4)苛性カリ 0.2
(5)ベヘニン酸 0.5
(6)ステアリン酸 0.5
(7)イソステアリン酸 0.5
(8)ステアリン酸グリセリル 1.0
(9)イソステアリン酸グリセリル 1.0
(10)ベヘニルアルコール 0.5
(11)スクワラン 5.0
(12)トリオクタノイン 3.0
(13)フェニルトリメチコン 2.0
(14)バチルアルコール 0.5
(15)グリチルリチン酸ジカルシウム 0.01
(16)防腐剤 適量
(17)キレート剤 適量
(18)顔料 適量
(19)香料組成物(実施例1または2) 0.15
(20)精製水 残量
実施例8
乳液(処方例4)
(1)グリセリン 3.0
(2)キシリトール 2.0
(3)カルボマー 0.1
(4)苛性カリ 0.1
(5)イソステアリン酸グリセリル 1.0
(6)ステアリン酸グリセリル 0.5
(7)ベヘニルアルコール 1.0
(8)バチルアルコール 1.0
(9)パーム硬化油 2.0
(10)ワセリン 1.0
(11)スクワラン 5.0
(12)オクタン酸エリスリチル 3.0
(13)シクロメチコン 1.0
(14)防腐剤 適量
(15)キレート剤 適量
(16)香料組成物(実施例1または2) 0.2
(17)精製水 残量
(18)トラネキサム酸 1.0
(19)パントテニルエチルエーテル 0.5
(20)ニコチン酸アミド 0.1
(21)トレハロース 0.1
(22)ローズマリーエキス 0.1
(23)ビタミンA 0.1
(24)アスコルビン酸グリコシド 0.001
(25)キイチゴ抽出液 1.0
(26)オウゴン抽出液 0.001
(27)オウバク抽出液 0.01
実施例9
乳液(処方例5)
(1)エタノール 2.0
(2)シクロメチコン 10.0
(3)グリセリン 5.0
(4)ジブチレングリコール 1.0
(5)ジメチコン 1.0
(6)コーンスターチ 4.0
(7)ミネラルオイル 2.0
(8)トリメチルシロキシケイ酸 5.0
(9)ポリエチレングリコール 3.0
(10)乳酸メンチル 0.1
(11)PEG−60水添ヒマシ油 1.0
(12)アミノプロピルジメチコン 1.0
(13)キサンタンガム 0.01
(14)酢酸トコフェロール 0.01
(15)カフェイン 0.1
(16)ヒアルソン酸ナトリウム 0.1
(17)大豆発酵エキス 0.01
(18)ハマメリスエキス 0.01
(19)ドクダミエキス 0.01
(20)カルボマー 0.3
(21)アクリル酸マタクリル酸アルキル共重合体 0.2
(22)HEDTA 適量
(23)防腐剤 適量
(24)香料組成物(実施例1または2) 0.3
(25)顔料 適量
(26)苛性カリ 0.15
(27)アミノメチルプロパノール 0.05
(28)水 残量
実施例10
乳液(処方例6)
(1)エタノール 15.0
(2)シクロメチコン 6.0
(3)ブチレングリコール 0.5
(4)ジメチコン 1.0
(5)グリセリン 1.0
(6)ポリエチレングリコール 1.0
(7)乳酸メンチル 1.0
(8)メントール 0.1
(9)トリメチルシロキシケイ酸 1.0
(10)カフェイン 0.5
(11)トリメチレングリシン 0.1
(12)キサンタンガム 0.1
(13)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(14)大豆発酵エキス 0.01
(15)酢酸トコフェロール 0.05
(16)ラウリルベタイン 0.01
(17)渇藻エキス 0.01
(18)ドクダミエキス 0.01
(19)紅藻エキス 0.01
(20)緑藻エキス 0.01
(21)セルロース沫 1.0
(22)イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.0
(23)イソステアリン酸 1.0
(24)カルボマー 0.1
(25)アクリル酸メタクリル酸アルキル重合体 0.1
(26)EDTA 0.1
(27)メタリン酸ナトリウム 0.1
(28)フェノキシエタノール 0.2
(29)パラベン 0.2
(30)香料組成物(実施例1または2) 0.45
(31)酸化鉄(赤) 0.02
(32)メンチルグリセリルエーテル 0.01
(33)水 残量
実施例11
クリーム(処方例1)
(1)グリセリン 10.0
(2)ブチレングリコール 5.0
(3)カルボマー 0.1
(4)苛性カリ 0.2
(5)ステアリン酸 2.0
(6)スタリン酸グリセリル 2.0
(7)イソステアリン酸グリセリル 2.0
(8)ワセリン 5.0
(9)防腐剤 適量
(10)酸化防止剤 適量
(11)香料組成物(実施例1または2) 0.3
(12)精製水 残量
(13)キレート剤 適量
(14)顔料 適量
(15)ステアリルアルコール 2.0
(16)ベヘニルアルコール 2.0
(17)パーム硬化油 2.0
(18)スクワラン 10.0
(19)4−メトキシサリチル酸K 3.0
実施例12
クリーム(処方例2)
(1)グリセリン 3.0
(2)ジプロピレングリコール 7.0
(3)ポリエチレングリコール 3.0
(4)ステアリン酸グリセリル 3.0
(5)イソステアリン酸グリセリル 2.0
(6)ステアリルアルコール 2.0
(7)ベヘニルアルコール 2.0
(8)流動パラフィン 7.0
(9)シクロメチコン 3.0
(10)ジメチコン 1.0
(11)オクチルメトキシシンナメート 0.1
(12)ヒアルロン酸Na 0.05
(13)防腐剤 適量
(14)酸化防止剤 適量
(15)香料組成物(実施例1または2) 0.4
(16)精製水 残量
(17)キレート剤 適量
(18)顔料 適量
実施例13
ジェル
(1)エチルアルコール 10.0
(2)グリセリン 5.0
(3)ブチレングリコール 5.0
(4)カルボマー 0.5
(5)アミノメチルプロパノール 0.3
(6)PEG−60水添ヒマシ油 0.3
(7)メントール 0.02
(8)防腐剤 適量
(9)キレート剤 適量
(10)香料組成物(実施例1または2) 0.1
(11)精製水 残量
実施例14
エアゾール(処方例1)
(1)グリセリン 2.0
(2)ジプロピレングリコール 2.0
(3)PEG−60水添ヒマシ油 0.3
(4)HPPCD 1.0
(5)防腐剤 適量
(6)キレート剤 適量
(7)染料 適量
(8)香料組成物(実施例1または2) 0.2
(9)精製水 適量
(10)LPG 残量
実施例15
エアゾール(処方例2)
(1)アルコール 15.0
(2)ブチレングリコール 2.0
(3)グリセリン 1.0
(4)PPG−13デシルテトラデス24 0.1
(5)銀担持ゼオライト 1.0
(6)キレート剤 適量
(7)染料 適量
(8)香料組成物(実施例1または2) 0.15
(9)精製水 残量
(10)LPG 40.0
実施例16
エアゾール(処方例3)
(1)エタノール 60.0
(2)乳酸メンチル 0.1
(3)乳酸ナトリウム 0.1
(4)酢酸トコフェロール 0.01
(5)乳酸 0.01
(6)カフェイン 0.01
(7)ウイキョウエキス 1.0
(8)ハマメリスエキス 1.0
(9)ドクダミエキス 1.0
(10)ジプロピレングリコール 1.0
(11)窒素ガス 0.9
(12)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン 1.0
デシルテトラデシルエーテル
(13)ブチレングリコール 2.0
(14)トコフェロール 0.05
(15)香料組成物(実施例1または2) 0.1
(16)PEG−60水添ヒマシ油 0.1
(17)水 残量
実施例17
シャンプー
(1)ラウリルポリエキシエチレン(3)
硫酸エステルナトリウム塩(30%水溶液) 30.0
(2)ラウリル硫酸エステルナトリウム塩(30%水溶液) 10.0
(3)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
(4)グリセリン 1.0
(5)防腐剤 適量
(6)香料組成物(実施例1または2) 0.5
(7)色素 適量
(8)金属イオン封鎖剤、pH調整剤 適量
(9)精製水 残量
実施例18
リンス
(1)シリコーン油 3.0
(2)流動パラフィン 1.0
(3)セチルアルコール 1.5
(4)ステアリルアルコール 1.0
(5)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7
(6)グリセリン 3.0
(7)香料組成物(実施例1または2) 0.5
(8)色素、防腐剤 適量
(9)精製水 残量
実施例19
ボディーシャンプー
(1)ラウリン酸 2.5
(2)ミリスチン酸 5.0
(3)パルミチン酸 2.5
(4)オレイン酸 2.5
(5)ココイルジエタノールアミド 1.0
(6)グリセリン 20.0
(7)苛性カリ 3.6
(8)染料 適量
(9)香料組成物(実施例1または2) 0.5
(10)金属イオン封鎖剤 適量
(11)精製水 残量
実施例20
フレグランス
(1)アルコール 75.0
(2)精製水 残余
(3)ジプロピレングリコール 5.0
(4)香料組成物(実施例1または2) 10.0
(5)酸化防止剤 8.0
(6)色素 適量
(7)紫外線吸収剤 適量

ここで、「フレグランス」とは、アルコール(例えばエチルアルコール)または水生アルコールに本発明香料組成物を溶解したものである。フレグランスは、本発明香料組成物を1%〜99%質量%含有する。水とアルコールの配合比は50:50〜0:100の範囲である。フレグランスは、溶解剤、柔軟化剤、ヒューメクタン、濃化剤、静菌剤、またはそのほか通常化粧品に用いられる材料を含有することができる。
実施例21
ルームフレグランス
(1)アルコール 80.0
(2)精製水 残余
(3)酸化防止剤 5.0
(4)香料組成物(実施例1または2) 3.0
(5)3−メチルー3メトキシブタノール 5.0
(6)ジベンジリデンソルビトール 5.0
実施例22
インセンス
(1)タブ粉 75.5
(2)安息香酸ナトリウム 15.5
(3)香料組成物(実施例1または2) 5.0
(4)ユーカリオイル 1.0
(5)フェンネルオイル 1.0
(6)精製水 残余
実施例23
入浴剤
(1)硫酸ナトリウム 45.0
(2)炭酸水素ナトリウム 45.0
(3)ヒソップオイル 9.0
(4)香料組成物(実施例1または2) 1.0
実施例24
マッサージ用ジェル
(1)エリスリトール 2.0
(2)カフェイン 5.0
(3)オウバク抽出物 3.0
(4)グリセリン 50.0
(5)カルボキシビニルポリマー 0.4
(6)ポリエチレングリコール400 30.0
(7)エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム 0.1
(8)ポリオキシレン(10)メチルポリシロキサン共重合体 2.0
(9)スクワラン 1.0
(10)水酸化カリウム 0.15
(11)香料組成物(実施例1または2) 1.0
実施例25
マッサージクリーム
(1)固形パラフィン 5.0
(2)ミツロウ 10.0
(3)ワセリン 15.0
(4)流動パラフィン 41.0
(5)1.3−ブチレングリコール 4.0
(6)モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0
(8)ホウ砂 0.2
(9)カフェイン 2.0
(10)防腐剤 適量
(11)酸化防止剤 適量
(12)香料組成物(実施例1または2) 1.0
(13)精製水 残量
実施例26
芳香性繊維
キュプロアンモニウムセルロース溶液(セルロース濃度10重量%、アンモニウム濃度7重量%、銅濃度3.6重量%)に、本発明の香料組成物を内包したマイクロカプセル(粒子径50μm以下、マイクロカプセルに占める精油の割合は50重量%)をセルロース重量に対して0.1〜20重量%の範囲内で添加、混和した後、通常の湿式紡糸方法に従って紡糸し、精錬工程、乾燥工程を経て、芳香性繊維を得た。
これら実施例の外用組成物または雑貨類は、それぞれの製品形態の典型的な使用態様における使用テストにより、体液中のテストステロン濃度を変化させた。
テストステロン濃度に対する香料成分の効果を示すグラフ。

Claims (13)

  1. 体液中のテストステロン濃度を変化させる1種または2種以上の香料成分を含む、男性ホルモン調整用香料組成物。
  2. 前記香料成分が、体液中のテストステロン濃度を上昇させる香料成分であることを特徴とする請求項1記載の香料組成物。
  3. 前記香料成分が、バジルオイル、クラリセージオイル、ユーカリオイル、ラベンダーオイル、ジンジャーオイル、およびローズオイルよりなる群から選択されることを特徴とする請求2項記載の香料組成物。
  4. 前記香料成分が、体液中のテストステロン濃度を低下させる香料成分であることを特徴とする請求項1記載の香料組成物。
  5. 前記香料成分が、ペチグレインオイル、オリスオイル、ベルガモットオイル、ペッパーオイル、オレンジオイル、ヤロウオイル、カルダモンオイル、およびローズマリーオイルより成る群から選択されることを特徴とする請求項4記載の香料組成物。
  6. 請求項1から5いずれか1項記載の香料組成物を含む外用組成物。
  7. 化粧料であることを特徴とする請求項6記載の外用組成物。
  8. 請求項1から5いずれか1項記載の香料組成物を含む雑貨類または衣類。
  9. 体液中のテストステロン濃度を変化させる1種または2種以上の香料成分の香りを嗅がせることによって男性ホルモンを調整する美容方法。
  10. 前記香料成分が、体液中のテストステロン濃度を上昇させる香料成分であることを特徴とする請求項9記載の美容方法。
  11. 前記香料成分が、バジルオイル、クラリセージオイル、ユーカリオイル、ラベンダーオイル、ジンジャーオイル、およびローズオイルよりなる群から選択されることを特徴とする請求項10記載の美容方法。
  12. 前記香料成分が、体液中のテストステロン濃度を低下させる香料成分であることを特徴とする請求項9記載の美容方法。
  13. 前記香料成分が、ペチグレインオイル、オリスオイル、ベルガモットオイル、ペッパーオイル、オレンジオイル、ヤロウオイル、カルダモンオイル、およびローズマリーオイルより成る群から選択されることを特徴とする請求項12記載の美容方法。
JP2004328946A 2004-11-12 2004-11-12 男性ホルモン調整用香料組成物 Active JP5404985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004328946A JP5404985B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 男性ホルモン調整用香料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004328946A JP5404985B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 男性ホルモン調整用香料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006137707A true JP2006137707A (ja) 2006-06-01
JP5404985B2 JP5404985B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=36618754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004328946A Active JP5404985B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 男性ホルモン調整用香料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5404985B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256996A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Kao Corp 月経前及び/又は月経中の身体的及び/又は精神的不快の緩和剤
WO2011152006A1 (ja) 2010-05-31 2011-12-08 株式会社資生堂 皮膚温度上昇剤、並びにそれを含有する化粧料、食品、及び雑貨
JP2012041361A (ja) * 2011-10-31 2012-03-01 Kao Corp 月経前及び/又は月経中の身体的及び/又は精神的不快の緩和剤
EP2572582A1 (en) * 2010-05-19 2013-03-27 Novejarque Conde, José Antonio Formulation for preserving cosmetic products
CN103355796A (zh) * 2013-07-31 2013-10-23 吴江市欧冠纺织有限公司 一种散发清香的面料
JP2017066106A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 小林製薬株式会社 皮脂分泌促進剤及びその利用
WO2018193651A1 (ja) * 2017-04-18 2018-10-25 株式会社マザー&チャイルド 男性の衝動性抑制及びリラックスの作用を合わせ有する芳香用組成物

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03174497A (ja) * 1989-12-01 1991-07-29 Lion Corp 液体洗浄剤組成物
JP2002265977A (ja) * 2000-12-25 2002-09-18 Shiseido Co Ltd 交感神経活性化香料組成物
JP2003528821A (ja) * 2000-01-10 2003-09-30 メイア エイニ 局所適用のための薬学的および化粧用の担体または組成物
JP2003334212A (ja) * 2002-05-20 2003-11-25 Maikooru Kk 美顔用発熱体
WO2004009749A1 (en) * 2002-07-20 2004-01-29 Givaudan Sa Fragrance composition
JP2004131680A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Kao Corp 透明又は半透明柔軟剤用香料組成物、及び柔軟剤組成物
JP2005097266A (ja) * 2003-08-11 2005-04-14 Gunze Ltd 更年期不定愁訴緩和剤及び繊維製品
JP2005179601A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Kao Corp 高再認率香料組成物
JP2005298487A (ja) * 2004-03-16 2005-10-27 Shiseido Co Ltd 女性ホルモン調節機能調整用香料組成物

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03174497A (ja) * 1989-12-01 1991-07-29 Lion Corp 液体洗浄剤組成物
JP2003528821A (ja) * 2000-01-10 2003-09-30 メイア エイニ 局所適用のための薬学的および化粧用の担体または組成物
JP2002265977A (ja) * 2000-12-25 2002-09-18 Shiseido Co Ltd 交感神経活性化香料組成物
JP2003334212A (ja) * 2002-05-20 2003-11-25 Maikooru Kk 美顔用発熱体
WO2004009749A1 (en) * 2002-07-20 2004-01-29 Givaudan Sa Fragrance composition
JP2005533883A (ja) * 2002-07-20 2005-11-10 ジボダン エス エー フレグランス組成物
JP2004131680A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Kao Corp 透明又は半透明柔軟剤用香料組成物、及び柔軟剤組成物
JP2005097266A (ja) * 2003-08-11 2005-04-14 Gunze Ltd 更年期不定愁訴緩和剤及び繊維製品
JP2005179601A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Kao Corp 高再認率香料組成物
JP2005298487A (ja) * 2004-03-16 2005-10-27 Shiseido Co Ltd 女性ホルモン調節機能調整用香料組成物

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256996A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Kao Corp 月経前及び/又は月経中の身体的及び/又は精神的不快の緩和剤
EP2572582A1 (en) * 2010-05-19 2013-03-27 Novejarque Conde, José Antonio Formulation for preserving cosmetic products
EP2572582A4 (en) * 2010-05-19 2014-05-07 Conde Jose Antonio Novejarque FORMULATION FOR PRESERVING COSMETICS PRODUCTS
WO2011152006A1 (ja) 2010-05-31 2011-12-08 株式会社資生堂 皮膚温度上昇剤、並びにそれを含有する化粧料、食品、及び雑貨
JP2012041361A (ja) * 2011-10-31 2012-03-01 Kao Corp 月経前及び/又は月経中の身体的及び/又は精神的不快の緩和剤
CN103355796A (zh) * 2013-07-31 2013-10-23 吴江市欧冠纺织有限公司 一种散发清香的面料
JP2017066106A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 小林製薬株式会社 皮脂分泌促進剤及びその利用
WO2017057420A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 小林製薬株式会社 皮脂分泌促進剤及びその利用
WO2018193651A1 (ja) * 2017-04-18 2018-10-25 株式会社マザー&チャイルド 男性の衝動性抑制及びリラックスの作用を合わせ有する芳香用組成物
JP2018177723A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 株式会社マザー&チャイルド 男性の衝動性抑制及びリラックスの作用を合わせ有する芳香用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5404985B2 (ja) 2014-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4889954B2 (ja) 女性ホルモン調節機能調整用香料組成物
JP4805589B2 (ja) エストロゲン様作用剤
CN104274359B (zh) 一种含有帕拉梅拉精油的护发组合物
JP4918225B2 (ja) 揮発性ステロイド生成抑制用デオドラント剤、揮発性ステロイド生成抑制用デオドラント製剤、繊維防臭剤、および繊維デオドラント処理方法
WO2009119099A1 (ja) 皮膚血流改善剤および皮膚温度上昇剤
CN103347492B (zh) 含有乌龙茶提取物及/或甜茶提取物的加龄臭抑制剂
JP2006052198A5 (ja)
JP5404985B2 (ja) 男性ホルモン調整用香料組成物
JP2008247894A (ja) ストレス応答力改善剤
WO2012108494A1 (ja) 多価アルコールを含有する消臭剤
JP5851398B2 (ja) 交感神経抑制剤
JP4837930B2 (ja) 抗エストロゲン作用剤
JP6097342B2 (ja) 交感神経活性化剤、並びにそれを含有する交感神経活性化用化粧料及び交感神経活性化用食品
JP5000964B2 (ja) テストステロン5α−リダクターゼ活性阻害剤、アンドロゲンレセプター拮抗剤、その用途、及びアンドロゲン活性発現の抑制方法
WO2022112419A1 (en) Anti-hair-loss composition
CN116583257A (zh) 包含(生物)-链烷二醇的组合物
JP2005029776A (ja) 香料組成物
JP2007008862A (ja) Dhea産生促進剤、美容方法およびdhea産生促進剤の使用方法
JPH0665045A (ja) 皮膚外用剤
JP4934242B2 (ja) 皮膚化粧料
JP3503879B2 (ja) 化粧料
JP2009203179A (ja) 皮膚外用剤
JPH01149706A (ja) 色白化粧料
JP2008044910A (ja) プロラクチン濃度調整剤及び調整方法
JP2005068043A (ja) 皮膚柔軟化剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110902

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110922

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5404985

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250