WO2017057420A1 - 皮脂分泌促進剤及びその利用 - Google Patents
皮脂分泌促進剤及びその利用 Download PDFInfo
- Publication number
- WO2017057420A1 WO2017057420A1 PCT/JP2016/078547 JP2016078547W WO2017057420A1 WO 2017057420 A1 WO2017057420 A1 WO 2017057420A1 JP 2016078547 W JP2016078547 W JP 2016078547W WO 2017057420 A1 WO2017057420 A1 WO 2017057420A1
- Authority
- WO
- WIPO (PCT)
- Prior art keywords
- extract
- component
- sebum secretion
- added
- stirring
- Prior art date
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/96—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
- A61K8/97—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
- A61K8/9728—Fungi, e.g. yeasts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/06—Fungi, e.g. yeasts
- A61K36/07—Basidiomycota, e.g. Cryptococcus
- A61K36/076—Poria
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
- A61K36/23—Apiaceae or Umbelliferae (Carrot family), e.g. dill, chervil, coriander or cumin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
- A61K36/28—Asteraceae or Compositae (Aster or Sunflower family), e.g. chamomile, feverfew, yarrow or echinacea
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
- A61K36/48—Fabaceae or Leguminosae (Pea or Legume family); Caesalpiniaceae; Mimosaceae; Papilionaceae
- A61K36/489—Sophora, e.g. necklacepod or mamani
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
- A61K36/53—Lamiaceae or Labiatae (Mint family), e.g. thyme, rosemary or lavender
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/96—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
- A61K8/97—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
- A61K8/9783—Angiosperms [Magnoliophyta]
- A61K8/9789—Magnoliopsida [dicotyledons]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/16—Emollients or protectives, e.g. against radiation
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
Abstract
【課題】本発明は、皮脂分泌を効果的に促進できる皮脂分泌促進剤等を提供することを目的とする。 【解決手段】センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を含有する皮脂分泌促進剤。
Description
本発明は、皮脂分泌促進剤及びその利用に関する。
皮脂にはトリグリセリド、ワックスエステル、スクアレン、遊離脂肪酸等が含まれている。このような皮脂は皮脂腺から分泌され、皮膚表面に柔軟性を与える、弾力性を与える、保湿性を保つといった作用を有している。また、皮脂は、紫外線等による皮膚表面の損傷を防ぐ、細菌等の異物から皮膚表面を保護するといった重要な役割を果たしている。
一方、皮脂の分泌量は、加齢や薬物投与等の様々な要因により減ることが知られている。皮脂の分泌量の低下は、皮膚表面の柔軟性等が衰える、損傷等に対する皮膚表面の抵抗力が低下するといった悪影響を及ぼし、また、皮膚表面の乾燥や皮脂欠乏性湿疹といった皮膚疾患等の原因にもなる。従って、皮脂分泌を促進させることは重要である。
これまでに、マイタケの抽出物により皮脂の分泌が促進されることが報告されている(特許文献1)。
本発明は、皮脂分泌を効果的に促進できる皮脂分泌促進剤及び該皮脂分泌促進剤を含有する組成物等を提供することを目的とする。
本発明者が前記課題に鑑み鋭意研究を重ねたところ、センキュウの抽出物、クララの抽出物、フキタンポポの抽出物、フユボダイジュの抽出物、ブクリョウの抽出物、ラベンダーの抽出物を用いることによって、皮脂の分泌を向上できることを見出した。本発明は該知見に基づき更に検討を重ねた結果完成されたものであり、下記に掲げるものである。
項1.センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を含有する皮脂分泌促進剤。
項2.項1に記載する皮脂分泌促進剤を含有する、皮脂分泌促進用外用組成物。
項3.前記組成物中、センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を、抽出物の乾燥物換算で0.0001~20重量%含有する、項2に記載の皮脂分泌促進用外用組成物。
項1.センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を含有する皮脂分泌促進剤。
項2.項1に記載する皮脂分泌促進剤を含有する、皮脂分泌促進用外用組成物。
項3.前記組成物中、センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を、抽出物の乾燥物換算で0.0001~20重量%含有する、項2に記載の皮脂分泌促進用外用組成物。
本発明によれば、皮脂の分泌を促進できる。このため、本発明によれば、皮脂分泌低下に伴う皮膚症状を改善できる。
皮脂分泌促進剤
本発明は、センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を含有する皮脂分泌促進剤を提供する。
本発明は、センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を含有する皮脂分泌促進剤を提供する。
本発明の皮脂分泌促進剤に有効成分として含まれる前記抽出物の原料としては、センキュウ(Cnidium officinale)、クララ(Sophora flavescens)、フキタンポポ(Tussilago farfara)、フユボダイジュ(Tilia cordata)、ブクリョウ(Poria cocos)、ラベンダー(Lavandula)が挙げられる。
これらの植物であれば、使用部位は特に限定されないが、好ましくはセンキュウの根茎、クララの根や根の周皮を除いたもの、フキタンポポの花、フユボダイジュの葉や花、ブクリョウの外層を取り除いた菌核、ラベンダーの花が例示される。
本発明の皮脂分泌促進剤の有効成分として、前記抽出物を1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。前記抽出物を2種以上組み合わせて使用する場合、これらの組み合わせは特に限定されず、また、その使用部位も限定されない。
また、前記植物はこの限りにおいて制限されず、前記植物には様々な呼び方が存在することも多く、例えばクララはクジン、Sophora flavescens var. angustifolia、Sophora Angustifoliaなどと表記される場合もあり、例えばフユボダイジュはシナノキなどと表記される場合もあり、本発明はこのような呼称の別も包含する。
前記抽出物は、その製造方法(抽出方法)及び抽出条件等は特に限定されず、従来公知の方法に従えばよい。例えば、前記植物の各部位(全草、花、果実、葉、枝、樹皮、根茎、根、根の周皮を除いたもの、種子、種皮、菌核等)をそのまま、必要に応じて裁断、粉砕または乾燥等したのち、搾取または溶媒抽出によって抽出物を得ることができる。溶媒抽出の方法としては、該分野において公知の方法を採用すればよく、例えば水(温水、熱水を含む)抽出、アルコール抽出、超臨界抽出等の従来公知の抽出方法を利用することができる。
溶媒抽出を行う場合、溶媒としては例えば水;メタノール、エタノール等の低級アルコールや、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の多価アルコール等のアルコール類(無水、含水の別を問わない);アセトン等のケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルム等が挙げられ、このようにして得られた抽出物を特に溶媒抽出物と称することができる。溶媒として好ましくは水、低級アルコール、1,3-ブチレングリコール等(水抽出物、低級アルコール抽出物、1,3-ブチレングリコール抽出物等)であり、より好ましくはエタノール(エタノール抽出物)、1,3-ブチレングリコール(1,3-ブチレングリコール抽出物)、更に好ましくは含水エタノール(含水エタノール抽出物)である。これらの溶媒は1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
得られた抽出物は、そのままの状態で使用してもよく、乾燥させて粉末状や顆粒状等の固形の状態で使用してもよい。また、必要に応じて、得られた抽出物に精製、濃縮処理、高活性画分の分離処理等を施してもよい。本発明を制限するものではないが、精製処理としては、濾過又はイオン交換樹脂や活性炭カラム等を用いた吸着、脱色といった処理を利用できる。また、濃縮処理としては、エバポレーター等の常法を利用できる。また、高活性画分の分離処理としては、ゲル濾過、吸着処理、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、HPLC(High performance liquid chromatography)等の公知の分離処理を利用できる。
また、例えば、得られた抽出物(または精製処理物、濃縮処理物、高活性画分)を、凍結乾燥処理に供して粉末化する方法、必要に応じてデキストリン、コーンスターチ、アラビアゴム等の賦形剤を添加して、スプレードライ処理により粉末化する方法等の従来公知の方法に従って粉末化し、本発明で用いる抽出物としてもよい。また、該抽出物を、必要に応じて純水、エタノール等に溶解して用いてもよい。
前記植物の抽出物として好ましくは、原料となる植物を乾燥、破砕及び/または裁断し、好適な溶媒を使用して抽出、ろ過して得られる抽出物、また、このようにして得られる抽出物を更に乾燥させることにより得られる抽出物が例示される。
なお、本発明において、このように溶媒抽出を経て得た抽出物を特に溶媒抽出物と称することができる。また、本発明を制限するものではないが、前述のように例えば溶媒として水を用いた場合は水抽出物、低級アルコール類を用いた場合は低級アルコール抽出物、エタノールを用いた場合はエタノール抽出物等と称することができる。
本発明を制限するものではないが、一例として抽出物は次のようにして得ることができる。また、別の例として、抽出物は後述の実施例の手順に従って得ることができる。また、本発明において使用する抽出物は市販品でもよく、市販品に対して更に乾燥等の処理を適宜施したものでもよい。
本発明において抽出物は、前記植物を100gあたり、好ましくは前記植物の乾燥物、破砕物及び/または裁断物を100gあたり、抽出溶媒1~50リットルに浸漬させて、任意の温度(例えば15~90℃)で、必要に応じて攪拌しながら、任意の時間(例えば10分~24時間)抽出を行い、次いで濾過することにより得ることができる。
本発明を制限するものではないが、抽出溶媒として含水エタノールを用いた場合の具体的な一例を次に挙げる。本発明では、含水エタノールだけでなく、前述の抽出溶媒も同様に使用できる。
センキュウの抽出物は、センキュウ(好ましくは乾燥させて細切したもの、より好ましくは根茎)を100gあたり、含水エタノール(例えば好ましくは5~99.5容量%エタノール、より好ましくは30~99.5容量%エタノール)1~50リットルに浸漬させて、例えば室温(15℃)~80℃で、必要に応じて攪拌しながら、10分~24時間抽出を行い、次いで濾過することにより得ることができる。
クララの抽出物は、クララ(好ましくは乾燥させて細切したもの、より好ましくはクララの根)を100gあたり、含水エタノール(例えば好ましくは5~99.5容量%エタノール、より好ましくは30~99.5容量%エタノール)1~50リットルに浸漬させて、例えば室温~80℃で、必要に応じて攪拌しながら、10分~24時間抽出を行い、次いで濾過することにより得ることができる。
フキタンポポの抽出物、フユボダイジュの抽出物、ブクリョウの抽出物、ラベンダーの抽出物についても同様に説明でき、フキタンポポ(好ましくは乾燥させて細切したもの、より好ましくは花をそのまままたは周皮の大部分を除いたもの)、フユボダイジュ(好ましくは乾燥させて細切したもの、より好ましくは葉または花)、ブクリョウ(好ましくは乾燥させて細切したもの、より好ましくは外層をほとんど除いた菌核)、またはラベンダー(好ましくは乾燥させて細切したもの、より好ましくは花)を100gあたり、前述と同様に含水エタノール(例えば好ましくは5~99.5容量%エタノール、より好ましく
は30~99.5容量%エタノール)1~50リットルに浸漬させて、例えば室温~80℃で、必要に応じて攪拌しながら、10分~24時間抽出を行い、次いで濾過することにより得ることができる。
は30~99.5容量%エタノール)1~50リットルに浸漬させて、例えば室温~80℃で、必要に応じて攪拌しながら、10分~24時間抽出を行い、次いで濾過することにより得ることができる。
これらについても前述のように1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の皮脂分泌促進剤中の前記抽出物の含有量は、本発明の効果が得られる限り制限されない。本発明を制限するものではないが、皮脂分泌促進剤中、例えば、抽出物は、抽出物の乾燥物換算で0.001~100重量%、好ましくは0.01~70重量%、より好ましくは0.1~50重量%が例示される。前記抽出物を2種以上用いる場合、その合計量が該値を充足する。抽出物の乾燥物は抽出物を凍結乾燥処理することにより得られる。凍結乾燥処理は、一般的なエバポレーターを用いた減圧濃縮及び真空状態での凍結乾燥により行う。
本発明の皮脂分泌促進剤は前記抽出物のみを含有していてもよいが、前記抽出物以外に、本発明の効果を損なわない範囲で更に必要に応じて、溶剤(水、メタノール、エタノール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の多価アルコール等のアルコール類(無水、含水の別を問わない)等)、賦形剤、安定化剤、防腐剤、増粘剤、乳化剤、界面活性剤、結合剤、滑沢剤、吸収促進剤、油分、酸化防止剤、抗炎症剤、清涼剤、保湿剤、キレート剤、皮膜形成剤、pH調整剤、可溶化剤、香料、着色料等の任意の成分を含有してもよい。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、本発明の皮脂分泌促進剤の形態も制限されず、液状、ペースト状、ムース状、乳液状、懸濁液状、クリーム状、軟膏状、ゲル状、固形状(粉末状、顆粒状等を含む)、シート状、エアゾール状、スプレー状、気泡状、貼付剤、リニメント剤、カプセル剤等の各種所望の液状、半固形状、固形状の形態等が例示される。前記任意の成分は、目的とする形態に合わせて適宜選択すればよく、また、各形態に応じた従来公知の方法に従って、前記抽出物及び必要に応じて任意の成分を用いて混合することにより、本発明の皮脂分泌促進剤を製造できる。
本発明によれば皮脂分泌を促進できる。特に、後述の実施例から明らかなように、本発明によれば、細胞に直接作用して、皮脂腺からの皮脂分泌を促進できる。このことから、本発明によれば、皮脂分泌の低下に伴う各種皮膚症状を予防または改善できる。
皮脂分泌促進用外用組成物
本発明は、前記皮脂分泌促進剤を含有する皮脂分泌促進用外用組成物を提供する。
皮脂分泌促進用外用組成物
本発明は、前記皮脂分泌促進剤を含有する皮脂分泌促進用外用組成物を提供する。
該皮脂分泌促進剤は前述の通りである。本発明の皮脂分泌促進用外用組成物は、皮膚に外用形態で適用できる組成物である限り、その形態は制限されない。
該形態として、本発明を制限するものではないが、液状、ペースト状、ムース状、乳液状、懸濁液状、クリーム状、軟膏状、ゲル状、固形状(粉末状、顆粒状等を含む)、シート状、エアゾール状、スプレー状、気泡状、貼付剤、リニメント剤、カプセル剤等の各種所望の液状、半固形状、固形状の形態等が例示される。
また、本発明の皮脂分泌促進用外用組成物の用途としては、本発明を制限するものではないが、化粧水、美容液、乳液、クリーム、ローション、パック、オイル、マッサージクリーム、洗顔クリーム、洗顔ジェル、石鹸、メイク落としクレンジング、ボディーウォッシュ、シャンプー、リンス、トリートメント、育毛剤、養毛剤、ヘアトニック、化粧下地、アイクリーム、ファンデーション、サンスクリーン、日焼け化粧料、チーク、アイシャドウ、アイライナー、口紅、グロス、リップクリーム、浴用剤等をはじめとする各種の化粧料、外用医薬部外品、外用医薬品などが挙げられる。これらは、当業界の通常の方法に従って調製される。
本発明の皮脂分泌促進用外用組成物には、前述の皮脂分泌促進剤に加えて、必要に応じて薬学的または香粧品科学的に許容可能な任意の他の成分を更に配合することができる。他の成分としては、溶剤、賦形剤、安定化剤、防腐剤、増粘剤、乳化剤、界面活性剤、結合剤、吸収促進剤、油分、酸化防止剤、抗炎症剤、清涼剤、保湿剤、美白剤、抗アレルギー剤、損傷治療剤、キレート剤、皮膜形成剤、pH調整剤、可溶化剤、ゲル化剤、軟膏基剤、浸透促進剤、香料、着色料、アミノ酸、ビタミン、酵素、各種皮膚栄養成剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、皮膚保護剤等が例示される。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらは前記各種形態や用途に応じて、当業界の通常の方法に従い適宜選択すればよい。また、各形態に応じた従来公知の方法に従って、前記抽出物及び必要に応じて任意の成分を混合することにより、本発明の皮脂分泌促進用外用組成物を製造できる。
本発明の皮脂分泌促進用外用組成物への前記皮脂分泌促進剤の含有量は、本発明の効果が奏される限り制限されないが、例えば、該組成物中、前記抽出物が、抽出物の乾燥物換算で0.0001~20重量%、好ましくは0.001~10重量%が例示される。前述と同様に、抽出物の乾燥物は抽出物を凍結乾燥処理したものを意味する。
本発明によれば、該皮脂分泌促進用外用組成物を皮膚に適用することによって、皮脂腺からの皮脂分泌を促進できる。特に、後述の実施例から明らかなように、本発明によれば、細胞に直接作用して、皮脂腺からの皮脂分泌を促進できる。このことから、本発明によれば、皮脂分泌の低下に伴う各種皮膚症状を予防または改善できる。
本発明の皮脂分泌促進用外用組成物は、皮膚に適用することによって使用される。該組成物を適用する量ならびに回数については、特に制限されない。例えば、配合される成分の種類や濃度、使用者の年齢、性別、症状の程度、適用形態、期待される程度などに応じて、一日に一回若しくは数回の頻度で適当量を、全身の皮膚や所望の皮膚に部分的に適用すればよい。
以下、実施例を示して本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
1.抽出物等の調製
以下の手順に従い、各種植物の抽出物等を調製した。
1.抽出物等の調製
以下の手順に従い、各種植物の抽出物等を調製した。
センキュウの抽出物に関して、市販のセンキュウ抽出物(商品名センキュウ抽出液-JC、丸善製薬社製)100gを、エバポレーターを用いて30分間減圧濃縮してエタノールを除去した後、真空状態で15時間凍結乾燥を行い、粉末固形物3.1gを得た。次いで、DMSO(Dimethyl sulfoxide)に、前述のようにして得た抽出物(粉末固形物)を10、100、200μg/μLになるように溶かして、センキュウ抽出物含有組成物を得た。
クララの抽出物に関して、市販のクララ抽出物(商品名クジン抽出液AL-J、丸善製薬社製)100gを、エバポレーターを用いて30分間減圧濃縮してエタノールを除去した後、真空状態で15時間凍結乾燥を行い、粉末固形物1.4gを得た。次いで、DMSOに、前述のようにして得た抽出物(粉末固形物)を10、100、200μg/μLになるように溶かして、クララ抽出物含有組成物を得た。
フキタンポポの抽出物に関して、市販のフキタンポポ抽出物(商品名フキタンポポ抽出液、丸善製薬社製)100gを、エバポレーターを用いて30分間減圧濃縮してエタノールを除去した後、真空状態で15時間凍結乾燥を行い、粉末固形物2gを得た。次いで、DMSOに、前述のようにして得た抽出物(粉末固形物)を10、100、200μg/μLになるように溶かして、フキタンポポ抽出物含有組成物を得た。
フユボダイジュの抽出物に関して、市販のフユボダイジュ抽出物(商品名シナノキ抽出液、丸善製薬社製)100gを、エバポレーターを用いて30分間減圧濃縮してエタノールを除去した後、真空状態で15時間凍結乾燥を行い、粉末固形物1.4gを得た。次いで、DMSOに、前述のようにして得た抽出物(粉末固形物)を10、100、200μg/μLになるように溶かして、フユボダイジュ抽出物含有組成物を得た。
ブクリョウの抽出物に関して、市販のブクリョウ抽出物(商品名ブクリョウ抽出液、丸善製薬社製)100gを、エバポレーターを用いて30分間減圧濃縮してエタノールを除去した後、真空状態で15時間凍結乾燥を行い、粉末固形物0.4gを得た。次いで、DMSOに、前述のようにして得た抽出物(粉末固形物)を10、100、200μg/μLになるように溶かして、ブクリョウ抽出物含有組成物を得た。
ラベンダーの抽出物に関して、市販のラベンダー抽出物(商品名ラベンダー抽出液、ラベンダー抽出液LA-J、丸善製薬社製)100gを、エバポレーターを用いて30分間減圧濃縮してエタノールを除去した後、真空状態で15時間凍結乾燥を行い、粉末固形物4gを得た。次いで、DMSOに、前述のようにして得た抽出物(粉末固形物)を10、100、200μg/μLになるように溶かして、ラベンダー抽出物含有組成物を得た。
2.皮脂分泌促進活性評価
・ハムスター脂腺細胞の培養
正常ハムスター皮脂腺細胞(商品名:凍結Ha-SE(製品番号:KB-4009)、倉敷紡績社より購入)を解凍し、細胞数約10,000cells/cm2となるよう培養容器へ播種し、インキュベーター(37℃、5%CO2)でほぼ密集(confluent)になるまで培養した。細胞培養には、hEGF(human Epidermal Growth Factor)(10ng/ml)、ウシ胎児血清(FBS)(8%V/V)、ヒト血清(HS)(2%V/V)を添加した皮脂腺細胞増殖用培地(製品名:HuMedia-BG(製品番号:KB-2150S)、倉敷紡績社より購入)を使用し、2日間培養した。
2.皮脂分泌促進活性評価
・ハムスター脂腺細胞の培養
正常ハムスター皮脂腺細胞(商品名:凍結Ha-SE(製品番号:KB-4009)、倉敷紡績社より購入)を解凍し、細胞数約10,000cells/cm2となるよう培養容器へ播種し、インキュベーター(37℃、5%CO2)でほぼ密集(confluent)になるまで培養した。細胞培養には、hEGF(human Epidermal Growth Factor)(10ng/ml)、ウシ胎児血清(FBS)(8%V/V)、ヒト血清(HS)(2%V/V)を添加した皮脂腺細胞増殖用培地(製品名:HuMedia-BG(製品番号:KB-2150S)、倉敷紡績社より購入)を使用し、2日間培養した。
次いで、増殖したハムスター皮脂線細胞をHEPES(4-(2-hydroxyethyl)-1-piperazineethanesulfonic acid)緩衝液(倉敷紡績社より購入)で洗浄後、トリプシン/EDTA溶液(倉敷紡績社より購入)を用いて培養皿より剥離し、トリプシン中和液(倉敷紡績社より購入)で中和後、約25,000cells/cm2の細胞数になるよう24ウエルプレートに播種し、1日置きに皮脂腺細胞増殖用培地(製品名:HuMedia-BG(製品番号:KB-2150S)500μlを交換しながら5日間培養した。
・抽出物の添加
前述のようにして調製した各組成物2μLを、ウシ胎児血清(FBS)(8%V/V)、ヒト血清(HS)(2%V/V)を添加した皮脂腺細胞分化誘導用培地(製品名:HuMedia-BD(製品番号:KB-2250S)、倉敷紡績社より購入)1998μLに添加し、合計2000μLとした。このようにして得た混合物500μLを、前述のプレートのウエルに添加し、37℃で17日間培養した。
・抽出物の添加
前述のようにして調製した各組成物2μLを、ウシ胎児血清(FBS)(8%V/V)、ヒト血清(HS)(2%V/V)を添加した皮脂腺細胞分化誘導用培地(製品名:HuMedia-BD(製品番号:KB-2250S)、倉敷紡績社より購入)1998μLに添加し、合計2000μLとした。このようにして得た混合物500μLを、前述のプレートのウエルに添加し、37℃で17日間培養した。
ポジティブコントロールとして、DMSOにインシュリン(倉敷紡績社より購入)を10μg/μLになるように溶かして混合液を得て、次いで、得られた混合液2μLを、前述と同様に皮脂腺細胞分化誘導用培地1998μLに添加して得た混合物を、前記ウエルに添加し、培養した。ネガティブコントロールとして、DMSO2μLを、前述と同様に皮脂腺細胞分化誘導用培地1998μLに添加して得た混合物を、前記ウエルに添加し、培養した。
・細胞数の測定、脂質合成量の測定、及び脂質合成量の算出
前記培養後、使用説明書に従い、各ウエルに細胞数測定溶液(商品名:細胞数測定溶液WST-8、倉敷紡績社より購入)を添加し、37℃で30分間インキュベートした。次いで、上清0.2ml/ウエルを96ウエルプレートにそれぞれ移し、吸光度を吸光度測定器機(型番 GENios Spectra FLUOR plus、メーカー名 TEKAN、波長450nm)を用いて測定することにより、細胞数を測定した。テトラゾリウム塩の還元により生じたホルマザン産物を検出することによって細胞数を測定できる。
・細胞数の測定、脂質合成量の測定、及び脂質合成量の算出
前記培養後、使用説明書に従い、各ウエルに細胞数測定溶液(商品名:細胞数測定溶液WST-8、倉敷紡績社より購入)を添加し、37℃で30分間インキュベートした。次いで、上清0.2ml/ウエルを96ウエルプレートにそれぞれ移し、吸光度を吸光度測定器機(型番 GENios Spectra FLUOR plus、メーカー名 TEKAN、波長450nm)を用いて測定することにより、細胞数を測定した。テトラゾリウム塩の還元により生じたホルマザン産物を検出することによって細胞数を測定できる。
脂質合成量については、脂質合成測定キット(商品名:脂質合成測定キットSE-3001、倉敷紡績社より購入)を用いて、使用説明書に従い、オイルレッドO染色を行った。具体的には、PBS(-)緩衝液で細胞を2回洗浄し、10%ホルマリン溶液を添加し、室温で10分間静置することで細胞を固定し、PBS(-)緩衝液で細胞を2回洗浄した。次いで、オイルレッドO溶液の溶媒である60%イソプロパノールをあらかじめ加え1分間室温で静置し、続いてオイルレッドO溶液を添加し、室温で30分間静置し、細胞を染色した。その後、60%イソプロパノールで2回細胞を洗浄し、100%イソパノールを添加し、室温で5分間浸透した後、上清0.2ml/ウエルを96ウエルプレートに移し、吸光度を吸光度測定器機(波長520nm)を用いて測定することにより、脂質合成量を測定した。
下記の式に従って、細胞当たりの蓄積された脂質合成量を算出した。
脂質合成量=吸光度520nm(脂質合成量測定値)/吸光度450nm(細胞数測定値)
・結果
結果を図1に示す。図1から明らかなように、前述の抽出物において、濃度依存的に、皮脂産生量が増加した。
脂質合成量=吸光度520nm(脂質合成量測定値)/吸光度450nm(細胞数測定値)
・結果
結果を図1に示す。図1から明らかなように、前述の抽出物において、濃度依存的に、皮脂産生量が増加した。
オイルレッドO染色は疎水性色素であり、脂質との親和性が高く、皮脂の主成分であるトリグリセリド、コレステロール等を染色する。また、皮脂線は全分泌である。更に、図1は、脂質量を細胞数で除した値を示していることから、細胞当たりの脂質量を示している。また、ネガティブコントロールの値を1とした場合、図1には示さないがポジティブコントロールでは細胞当たりの脂質量が有意に増加した。
このことから、前記抽出物によって皮脂腺細胞中の脂肪滴が成長し、皮脂の分泌が促進されたことが実証された。
このことから、前記抽出物は皮脂分泌促進作用を有していることが確認された。
処方例
下記の処方例及び説明に従い、センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を含有する皮脂分泌促進用外用組成物を製造した。該抽出物を含有する皮脂分泌促進用外用組成物によれば、皮脂分泌を促進できる。
・化粧水
下記表1の組成に従い、各成分を混合することにより、化粧水を得た。
処方例
下記の処方例及び説明に従い、センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を含有する皮脂分泌促進用外用組成物を製造した。該抽出物を含有する皮脂分泌促進用外用組成物によれば、皮脂分泌を促進できる。
・化粧水
下記表1の組成に従い、各成分を混合することにより、化粧水を得た。
・乳液
下記表2の組成に従い各成分を混合、加熱することにより、80℃以上に加熱したA成分とB成分を得た。次いでA成分とB成分を撹拌混合し、これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて更に撹拌混合して、乳液を得た。
下記表2の組成に従い各成分を混合、加熱することにより、80℃以上に加熱したA成分とB成分を得た。次いでA成分とB成分を撹拌混合し、これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて更に撹拌混合して、乳液を得た。
・クリーム
下記表3の組成に従い各成分を混合、加熱することにより、80℃以上に加熱したA成分とB成分を得た。次いでA成分とB成分を撹拌混合し、これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて更に撹拌混合して、クリームを得た。
下記表3の組成に従い各成分を混合、加熱することにより、80℃以上に加熱したA成分とB成分を得た。次いでA成分とB成分を撹拌混合し、これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて更に撹拌混合して、クリームを得た。
・ボディシャンプー
下記表4の組成に従い各成分を混合し、80℃に加温して均一に溶解したA成分とB成分を得た。次いでA成分にB成分を加えて撹拌混合しながら室温まで冷却した。これにC成分を加えてボディシャンプーを得た。
下記表4の組成に従い各成分を混合し、80℃に加温して均一に溶解したA成分とB成分を得た。次いでA成分にB成分を加えて撹拌混合しながら室温まで冷却した。これにC成分を加えてボディシャンプーを得た。
・石けん
下記表5の組成に従い各成分を混合し、80℃に加温して均一に溶解したA成分とB成分を得た。次いでA成分にB成分を加えてケン化した。これを撹拌しながら50℃まで冷却し、これにC成分を加えた。これを型に流し込み冷却した後、室温で数日間乾燥させ、十分に乾燥したものを型から取り出して石けんを得た。
下記表5の組成に従い各成分を混合し、80℃に加温して均一に溶解したA成分とB成分を得た。次いでA成分にB成分を加えてケン化した。これを撹拌しながら50℃まで冷却し、これにC成分を加えた。これを型に流し込み冷却した後、室温で数日間乾燥させ、十分に乾燥したものを型から取り出して石けんを得た。
・アンチリンクルクリーム
下記表6の組成に従い各成分を混合し、80℃に加温して均一に溶解したA成分とB成分を得た。次いで、A成分をホモミキサーで攪拌しながら、B成分を徐々に加えて乳化した。これをパドル攪拌しながら冷却し、50~35℃でC成分を加えて攪拌し、アンチリンクルクリームを得た。
下記表6の組成に従い各成分を混合し、80℃に加温して均一に溶解したA成分とB成分を得た。次いで、A成分をホモミキサーで攪拌しながら、B成分を徐々に加えて乳化した。これをパドル攪拌しながら冷却し、50~35℃でC成分を加えて攪拌し、アンチリンクルクリームを得た。
・サンスクリーンクリーム
下記表7の組成に従い各成分を混合し、80℃に加温して均一に溶解したA成分とB成分を得た。次いで、B成分をホモミキサーで攪拌しながら、A成分を徐々に加えて乳化した。これをパドル攪拌しながら冷却し、50℃前後でC成分を加え、35~30℃で攪拌を止めて、サンスクリーンクリームを得た。
下記表7の組成に従い各成分を混合し、80℃に加温して均一に溶解したA成分とB成分を得た。次いで、B成分をホモミキサーで攪拌しながら、A成分を徐々に加えて乳化した。これをパドル攪拌しながら冷却し、50℃前後でC成分を加え、35~30℃で攪拌を止めて、サンスクリーンクリームを得た。
・美容液
下記表8の組成に従い各成分を混合して、A~D成分をそれぞれ室温で溶解し、A成分を攪拌しながら、B成分を徐々に加えて粘稠性液体とし、次いでC、D成分を加えて均一にして、美容液を得た。
下記表8の組成に従い各成分を混合して、A~D成分をそれぞれ室温で溶解し、A成分を攪拌しながら、B成分を徐々に加えて粘稠性液体とし、次いでC、D成分を加えて均一にして、美容液を得た。
・ファンデーション
下記表9の組成に従い、A成分とB成分を80℃で混合し、A成分を攪拌しながらB成分を徐々に加えて乳化した。次いで、攪拌しながら冷却し、50℃でC成分を加え、40~35℃で攪拌を止めて、ファンデーションを得た。
下記表9の組成に従い、A成分とB成分を80℃で混合し、A成分を攪拌しながらB成分を徐々に加えて乳化した。次いで、攪拌しながら冷却し、50℃でC成分を加え、40~35℃で攪拌を止めて、ファンデーションを得た。
・シャンプー
下記表10の組成に従い、A成分とB成分を70℃で加熱溶解し、A成分にB成分を加えて攪拌して混合した。次いで、攪拌しながら冷却し、50℃以下でC成分を加え、40~35℃で攪拌を止めて、シャンプーを得た。
下記表10の組成に従い、A成分とB成分を70℃で加熱溶解し、A成分にB成分を加えて攪拌して混合した。次いで、攪拌しながら冷却し、50℃以下でC成分を加え、40~35℃で攪拌を止めて、シャンプーを得た。
・リンス
下記表11の組成に従い、A成分とB成分を80℃で加熱溶解し、A成分を攪拌しながらB成分を徐々に加えて乳化した。次いで、攪拌しながら冷却し、50℃以下でC成分を加え、40~35℃で攪拌を止めて、リンスを得た。
下記表11の組成に従い、A成分とB成分を80℃で加熱溶解し、A成分を攪拌しながらB成分を徐々に加えて乳化した。次いで、攪拌しながら冷却し、50℃以下でC成分を加え、40~35℃で攪拌を止めて、リンスを得た。
・ヘアトリートメント
下記表12の組成に従い、A成分とB成分を80℃で加熱溶解し、B成分を攪拌しながらA成分を徐々に加えて乳化した。次いで、攪拌しながら冷却し、50℃以下でC成分を加え、40~35℃で攪拌を止めて、ヘアトリートメントを得た。
下記表12の組成に従い、A成分とB成分を80℃で加熱溶解し、B成分を攪拌しながらA成分を徐々に加えて乳化した。次いで、攪拌しながら冷却し、50℃以下でC成分を加え、40~35℃で攪拌を止めて、ヘアトリートメントを得た。
・ヘアリキッド
下記表13の組成に従い、A成分を室温で混合し、均一に溶解した。次いで、混合して得たB成分をA成分に攪拌しながら加えて均一にし、ヘアリキッドを得た。
下記表13の組成に従い、A成分を室温で混合し、均一に溶解した。次いで、混合して得たB成分をA成分に攪拌しながら加えて均一にし、ヘアリキッドを得た。
・ボディクリーム
下記表14の組成に従い、A成分とB成分を70℃で加熱溶解した。A成分をB成分に加えてホモミキサーで均一に分散し、攪拌しながら冷却した。40℃となった後にC成分を加えて、均一に攪拌しながら室温まで冷却し、ボディクリームを得た。
下記表14の組成に従い、A成分とB成分を70℃で加熱溶解した。A成分をB成分に加えてホモミキサーで均一に分散し、攪拌しながら冷却した。40℃となった後にC成分を加えて、均一に攪拌しながら室温まで冷却し、ボディクリームを得た。
・リップクリーム
下記表15の組成に従い、A成分を均一にプレミックスし、B成分に加えて均一に混合した。ここにC成分を加えてゆっくり攪拌しながら70~80℃まで加熱し、D、E成分を少しずつ加えた。均一に攪拌し、型に流し入れ、リップクリームを得た。
下記表15の組成に従い、A成分を均一にプレミックスし、B成分に加えて均一に混合した。ここにC成分を加えてゆっくり攪拌しながら70~80℃まで加熱し、D、E成分を少しずつ加えた。均一に攪拌し、型に流し入れ、リップクリームを得た。
・クレンジングクリーム
下記表16の組成に従い、A成分、B成分をそれぞれ80℃で加熱溶解し、65℃に保った。A成分を攪拌しながらB成分を徐々に加え乳化した。これらを攪拌しながら冷却し、50℃以下でC成分を加えて、40~30℃で攪拌を止め、クレンジングクリームを得た。
下記表16の組成に従い、A成分、B成分をそれぞれ80℃で加熱溶解し、65℃に保った。A成分を攪拌しながらB成分を徐々に加え乳化した。これらを攪拌しながら冷却し、50℃以下でC成分を加えて、40~30℃で攪拌を止め、クレンジングクリームを得た。
・クレンジングオイル
下記表17の組成に従い、各成分を均一に混合して、クレンジングオイルを得た。
下記表17の組成に従い、各成分を均一に混合して、クレンジングオイルを得た。
・洗顔フォーム
下記表18の組成に従い、A成分、B成分をそれぞれ80℃で加熱溶解する。C成分は室温で溶解する。A成分を撹拌しながらB成分を徐々に加えて均一溶解し、次いでC成分を加え均一にする。これらを攪拌しながら冷却し、35~30℃で攪拌を止めて、洗顔フォームを得た。
下記表18の組成に従い、A成分、B成分をそれぞれ80℃で加熱溶解する。C成分は室温で溶解する。A成分を撹拌しながらB成分を徐々に加えて均一溶解し、次いでC成分を加え均一にする。これらを攪拌しながら冷却し、35~30℃で攪拌を止めて、洗顔フォームを得た。
・バスミルク
下記表19の組成に従い、A成分、B成分をそれぞれ70℃で加熱溶解する。A成分をホモミキサーでかき混ぜながらB成分を加えて乳化した。その後、パドルでかき混ぜながら30℃まで冷却し、バスミルクを得た
下記表19の組成に従い、A成分、B成分をそれぞれ70℃で加熱溶解する。A成分をホモミキサーでかき混ぜながらB成分を加えて乳化した。その後、パドルでかき混ぜながら30℃まで冷却し、バスミルクを得た
・化粧水
下記表20の組成に従い、B成分を室温で混合し、そこにA成分を加えて撹拌混合し、化粧水を得た。
下記表20の組成に従い、B成分を室温で混合し、そこにA成分を加えて撹拌混合し、化粧水を得た。
・美容液
下記表21の組成に従い、B成分及びC成分を撹拌混合し、D成分を加えてpH6に調整した。次いで、A成分を加えてホモミキサーで撹拌し、更に所定量のE成分を加えた後、均一にして美容液を得た。
下記表21の組成に従い、B成分及びC成分を撹拌混合し、D成分を加えてpH6に調整した。次いで、A成分を加えてホモミキサーで撹拌し、更に所定量のE成分を加えた後、均一にして美容液を得た。
・クリーム
下記表22の組成に従い、A成分を80℃に加熱して混合した油相と、B成分を80℃に加熱して混合した水相をそれぞれ調製した後、それらを混合してホモミキサーで乳化した。40℃まで撹拌冷却した後に、所定量のC成分を添加し、更に30℃まで撹拌冷却することによりクリームを得た。
下記表22の組成に従い、A成分を80℃に加熱して混合した油相と、B成分を80℃に加熱して混合した水相をそれぞれ調製した後、それらを混合してホモミキサーで乳化した。40℃まで撹拌冷却した後に、所定量のC成分を添加し、更に30℃まで撹拌冷却することによりクリームを得た。
Claims (3)
- センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を含有する皮脂分泌促進剤。
- 請求項1に記載する皮脂分泌促進剤を含有する、皮脂分泌促進用外用組成物。
- 前記組成物中、センキュウ、クララ、フキタンポポ、フユボダイジュ、ブクリョウ及びラベンダーからなる群より選択される少なくとも1種の抽出物を、抽出物の乾燥物換算で0.0001~20重量%含有する、請求項2に記載の皮脂分泌促進用外用組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015195252A JP6920787B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 皮脂分泌促進剤及びその利用 |
JP2015-195252 | 2015-09-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
WO2017057420A1 true WO2017057420A1 (ja) | 2017-04-06 |
Family
ID=58423925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
PCT/JP2016/078547 WO2017057420A1 (ja) | 2015-09-30 | 2016-09-27 | 皮脂分泌促進剤及びその利用 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6920787B2 (ja) |
WO (1) | WO2017057420A1 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000169359A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-06-20 | Kao Corp | セラミド産生促進剤 |
JP2003171310A (ja) * | 2002-05-02 | 2003-06-20 | Noevir Co Ltd | 皮膚バリア機能強化剤 |
JP2003292432A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-15 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2004339113A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ストレスによる肌荒れ予防改善剤 |
JP2005330286A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Amorepacific Corp | 皮膚保湿用化粧料組成物 |
JP2006137707A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Shiseido Co Ltd | 男性ホルモン調整用香料組成物 |
JP2008007411A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | トランスグルタミナーゼ産生促進剤および表皮角化正常化剤 |
JP2010150237A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-07-08 | Kose Corp | セラミド産生促進剤、並びに該セラミド産生促進剤を用いた医薬品組成物、皮膚外用剤、化粧料組成物、及び化粧料 |
JP2012036162A (ja) * | 2010-08-12 | 2012-02-23 | Septem Soken:Kk | セラミド合成促進剤及びそれを含有する皮膚外用剤 |
-
2015
- 2015-09-30 JP JP2015195252A patent/JP6920787B2/ja active Active
-
2016
- 2016-09-27 WO PCT/JP2016/078547 patent/WO2017057420A1/ja active Application Filing
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000169359A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-06-20 | Kao Corp | セラミド産生促進剤 |
JP2003292432A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-15 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2003171310A (ja) * | 2002-05-02 | 2003-06-20 | Noevir Co Ltd | 皮膚バリア機能強化剤 |
JP2004339113A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ストレスによる肌荒れ予防改善剤 |
JP2005330286A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Amorepacific Corp | 皮膚保湿用化粧料組成物 |
JP2006137707A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Shiseido Co Ltd | 男性ホルモン調整用香料組成物 |
JP2008007411A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | トランスグルタミナーゼ産生促進剤および表皮角化正常化剤 |
JP2010150237A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-07-08 | Kose Corp | セラミド産生促進剤、並びに該セラミド産生促進剤を用いた医薬品組成物、皮膚外用剤、化粧料組成物、及び化粧料 |
JP2012036162A (ja) * | 2010-08-12 | 2012-02-23 | Septem Soken:Kk | セラミド合成促進剤及びそれを含有する皮膚外用剤 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
TAISUKE SEKI: "An investigation on the effect of Kampoh crude drugs on the lipogenesis of skin", FRAGRANCE JOURNAL, vol. 22, no. 10, October 1994 (1994-10-01), pages 86 - 92 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6920787B2 (ja) | 2021-08-18 |
JP2017066106A (ja) | 2017-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI581809B (zh) | 用於刺激magp-1以改善皮膚外觀之組合物及方法 | |
CN111093621A (zh) | 包含铁皮石斛花提取物的化妆料组合物 | |
KR20230147028A (ko) | 대마 줄기 추출물을 유효성분으로 포함하는 항노화, 항염 또는 피부재생용 조성물 | |
KR102300581B1 (ko) | 식물추출물 또는 이의 분획물을 유효성분으로 함유하는 피부 상태 개선용 조성물 | |
JP2015027998A (ja) | 保湿剤、皮膚バリア機能改善剤、タイトジャンクション形成促進剤、trpv4発現上昇剤、細胞内カルシウム濃度上昇剤、細胞内カルシウム濃度上昇剤、脂質合成促進剤、血流改善剤及びクマ改善剤 | |
KR102019592B1 (ko) | 칡 추출물을 함유하는 열노화 방지용 화장료 조성물 | |
JP2002363088A (ja) | エラスターゼ活性阻害剤又は化粧料組成物 | |
KR102214985B1 (ko) | 식물추출물 또는 이의 분획물을 유효성분으로 함유하는 피부 상태 개선용 조성물 | |
TW201615203A (zh) | 用於預防掉髮或加速頭髮生長之包含傘形花序蒿萃取之組合物 | |
JP2003104865A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2020502172A (ja) | 漢方薬抽出物を有効成分として含む化粧料組成物 | |
KR102445830B1 (ko) | 밀싹추출물을 유효성분으로 포함하는 피부 보습용 화장료 조성물 | |
KR102014395B1 (ko) | 블랙커민(Nigella sativa)추출물을 유효성분으로 포함하는 화장료 조성물 | |
KR101934976B1 (ko) | 고욤나무 잎 및 울금 추출물의 혼합물을 유효성분으로 함유하는 피부장벽강화용 조성물 | |
CN105943414B (zh) | 包括野山参培养根油作为活性成分的化妆品组合物,其制备方法及使用其的化妆方法 | |
TW201618803A (zh) | 用於預防掉髮或加速頭髮生長之包含高山黃芩萃取之組合物 | |
JP2010222273A (ja) | 養毛剤組成物 | |
JP2016069341A (ja) | 皮膚バリア機能改善剤、細胞間接着構造の形成促進剤、タイトジャンクション形成促進剤及びtrpv4遺伝子の発現亢進剤 | |
KR20150105721A (ko) | 구기자나무의 복합추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 노화 억제 화장료 조성물 | |
KR20190049067A (ko) | 커피 실버스킨 및 커피박 추출물을 유효성분으로 함유하는 화장료 조성물 | |
KR20180082058A (ko) | 천연 복합 추출물을 유효성분으로 포함하는 각질 박리용 화장료 조성물 | |
WO2017057420A1 (ja) | 皮脂分泌促進剤及びその利用 | |
JP2009249366A (ja) | コラーゲン産生促進剤、及び老化防止用皮膚外用剤 | |
JP2002284648A (ja) | 育毛剤組成物 | |
JP6732495B2 (ja) | 皮脂分泌抑制用組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
121 | Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application |
Ref document number: 16851591 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |
|
NENP | Non-entry into the national phase |
Ref country code: DE |
|
122 | Ep: pct application non-entry in european phase |
Ref document number: 16851591 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |