JP2005330286A - 皮膚保湿用化粧料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚保湿用化粧料組成物の提供。
【解決手段】有効成分としてセンキュウ根の抽出物;オウギ根の抽出物、どんぐり(クヌギ)果実の抽出物、山茱萸(サンシュウ)果実の抽出物、何首烏(ツルドクダミ)葉、根、実の抽出物、金銀花(スイカズラ)の花の抽出物及びコガネバナ抽出物からなる群より選ばれる1種以上を含有することによって、皮膚変化によって女性に多く発生する肌のつっぱり感、肌荒れ、弾力不足などの皮膚乾燥現象を改善させることができる皮膚保湿用化粧料組成物に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚保湿用化粧料組成物に関し、より詳細には、有効成分としてセンキュウ抽出物;オウギ抽出物またはどんぐり抽出物;及び山茱萸抽出物、何首烏抽出物、金銀花抽出物及びコガネバナ抽出物からなる群より選ばれる1種以上を含有することによって、皮膚変化に伴い女性に多く発生する肌のつっぱり感、肌荒れ、弾力不足などの皮膚乾燥現象を改善することができる皮膚保湿用化粧料組成物に関する。
皮膚は、外部から順に表皮、真皮、皮下組織の3つの層に大別され、体内の諸器官を気温及び湿度変化、紫外線、その他の物理的又は化学的な外部環境の刺激から保護する機能を有する。特に、表皮は、人体内部の水分蒸発を防止する重要な役目をする。
前記表皮は、外部から順に角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分けられる。角質層の細胞は、レンガのような役目をし、角質細胞間の細胞間脂質は、モルタルのように作用して、皮膚バリア(障壁)を構成する(J. Invest. Dermatol. 80(Suppl.), 44-49. 1983)。また、健常人の角質細胞には、高濃度の自然保湿因子(Natural Moisturing Factor, NMF)が存在し、これが皮膚の水分保有を助ける。例えば、アミノ酸のような物質は、水溶性であるため、效果的に水分と結合して、皮膚が乾燥することを抑制する(J. Invest. Dermatol. 54, 24-31, 1970)。
しかしながら、近年、環境の変化や生活パターンの変化に伴う冷暖房の人為的な温度調節、社会生活で発生する各種ストレスや環境汚染に伴う皮膚ストレス、化粧習慣に伴う頻繁な洗顔及び加齢に伴う自然な皮膚老化などの様々な原因により、角質層の水分が減少し、皮膚が乾燥して、表面が荒くなり、皮膚がかさかさし、しっとり感が低下し、活気がないように見えるなどの現象が発生し、皮膚保湿剤の必要が増加している。
従来、保湿剤として、水分を吸収する性質のある湿潤剤(humectant)や水分蒸発を防止する被覆性保湿剤(Occlusive Moisturizer)を使用して、角質層における水分保有を増加させる方法が行われてきた。前記湿潤剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、1、3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、2−ピロリドン−5−カルボン酸ナトリウムなどの物質が挙げられるが、これらは、皮膚への塗布時、べたつき感が激しかったり、ねばねば感が残るという短所がある。また、被覆性保湿剤には、セラミドなどの脂質成分や必須脂肪酸及び脂質複合体などが使われたが(J.Invest.Dermatol.(5), 731-740,1994)、乳化剤型の安定度を維持するのが困難で、透明なゲル状の製品の製造には適さないという短所がある。
しかしながら、最近になって、角質層の分化が皮膚水分の乾燥を防ぐのに重要であるという主張が提起され、基底層の角質形成細胞から最外郭の角質層の角質細胞に発達する分化過程が正常に行わなければ、皮膚の水分保有バリアとしての役目をすることができないという事実が明らかになった。すなわち、角化の過程で、細胞は、自然保湿因子と細胞間脂質を生成するようになり、その結果、角質層は、堅固で且つ柔軟になって、防御壁としての機能をすることができるようになる。加齢に伴う、皮膚の乾燥傾向を生理的観点から見れば、角質層の脱落時間が長くなったり、表皮細胞の脂質合成能力が低下して、皮膚角質層の保湿因子と脂質の量が減少するものと解析できる。したがって、角質形成細胞の分化を促進させることによって、皮膚バリアの強化を誘導して、皮膚の水分維持機能及び外部環境からの保護機能を増進させることができる新しいアプローチが可能となる。
これより、本発明者らは、皮膚保湿効果に優れ、且つ皮膚への塗布時、べたつき感やねばねば感がなく、剤型安定度に優れた化粧料組成物を研究した。その結果、センキュウ抽出物;オウギ抽出物またはどんぐり抽出物;及び山茱萸抽出物、何首烏抽出物、金銀花抽出物及びコガネバナ抽出物からなる群より選ばれる1種以上を含有する化粧料を製造し、人の皮膚への塗布時、実際に皮膚保湿効果が優れていることを確認した。そして、このような保湿効果が角質形成細胞の分化を促進させ、皮膚バリアの強化を誘導し、皮膚水分維持機能を向上させることを明らかにすることによって、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の目的は、有効成分としてセンキュウ抽出物;オウギ抽出物またはどんぐり抽出物;及び山茱萸抽出物、何首烏抽出物、金銀花抽出物及びコガネバナ抽出物からなる群より選ばれる1種以上を含有することによって、皮膚に対する保湿効果が優れていて、肌のつっぱり感、肌荒れ、水分不足現象を改善させることができる皮膚保湿用化粧料組成物を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明にかかる皮膚保湿用化粧料組成物は、センキュウ抽出物;オウギ抽出物またはどんぐり抽出物;及び山茱萸抽出物、何首烏抽出物、金銀花抽出物及びコガネバナ抽出物からなる群より選ばれる1種以上を含有することを特徴とする。
より好ましくは、本発明にかかる皮膚保湿用化粧料組成物は、センキュウ抽出物0.001〜20重量%;オウギ抽出物0.001〜20重量%、またはどんぐり抽出物0.001〜40重量%;及び何首烏抽出物0.001〜20重量%、山茱萸抽出物0.001〜20重量%、金銀花抽出物0.001〜20重量%及びコガネバナ抽出物0.001〜20重量%から1種以上を含有することを特徴とする。
本発明にかかる化粧料組成物は、何首烏、山茱萸、センキュウ及びオウギ抽出物を含有するものであって、皮膚の角質形成細胞の分化を促進し、且つ皮膚バリア機能を回復させ、肌のつっぱり感、肌荒れを解消し、肌弾力を増加させる効果があるため、皮膚保湿用化粧料として有用に使用できる。
以下、本発明についてより詳細に説明する。
本発明に使われるセンキュウ抽出物は、Cnidium Officinale Root Extractであり、Cnidium Officinale Makino.の根、幹などから抽出した成分であって、一般的に傷治療、皮膚再生、抗菌作用を必要とする部位に使用する成分である。
本発明において、センキュウ抽出物の含量は、0.001〜20重量%が好ましく、0.001重量%未満では、皮膚に対する効果が微弱であり、20重量%を超えると、、異臭があり、皮膚刺激感が高くて、化粧料に適しない。
本発明に使われるオウギ抽出物は、Astragalus membranaceusまたはAstragalus mongholicusの根から抽出した成分であって、アストラガラロサイド類(astragalosides)のサポニンとアストラガラン(astragalan)系統の多糖類、ケンフェロール(kaempferol)、ケルセチン(quercetin)、イソラムネチン(isorhamnetin)、カリコシン(calycosin)、フォルムオノネチン(formononetin)、ラムノシトリン(rhamnocitrin)、クマタケニン(kumatakenin)などのフラボノイド類、アスパラギン、グルタミン酸、プロリン、β−アミノブチル酸、アルギニン、アラニンなどのアミノ酸類を含有し、皮膚組織の再生を促進し、免疫機能を補強して、外部刺激に対する防御力を高め、血液循環を促進して、皮膚への栄養供給を円滑にする効果がある。
本発明において、オウギ抽出物の含量は、0.001〜20重量%が好ましい。0.001重量%未満では、皮膚に対する効果が微弱であり、20重量%を超えると、剤型内に沈殿が生じる恐れがあるので、化粧料に適しない。
本発明に使われるどんぐり抽出物は、Quercus Acutissima Extractで、優れた皮膚保護効果として各種有害環境から皮膚を保護する保護膜の役割を果たす成分である。
本発明において、どんぐり抽出物の含量は、0.001〜40重量%が好ましい。0.001重量%未満では、皮膚に対する効果が微弱であり、40重量%を超えると、異臭がして化粧料に適しない。
本発明に使われる何首烏抽出物は、Polygonum Multiflorum Root Extractであり、Polygonum Multiflorum Thunbの葉、根、実などから抽出した成分であって、一般的に湿疹やアレルギー症状を示す各種皮膚疾患に使われる成分である。
本発明において、何首烏抽出物の含量は、0.001〜20重量%が好ましい。0.001重量%未満では、皮膚に対する効果が微弱であり、20重量%を超えると、異臭が激しくて、化粧料に適しない。
本発明に使われる山茱萸抽出物は、Cornus Officinalis Fruit Extractであり、Cornus Officinalis sieb. et. Zucc.の実から抽出した成分であって、一般的に傷治療及び細胞保護活性、細胞増殖、新陳代謝促進などの効果を発揮するために使われる成分である。
本発明において、山茱萸抽出物の好ましい含量は、0.001〜20重量%である。0.001%未満では、皮膚に対する効果が微弱であり、20重量%を超えると、水に溶解し難く、べたつき感があり化粧料に適しない。
本発明に使われる金銀花抽出物は、スイカズラ抽出物(Honeysuckle Extract)で、一般に皮膚損傷抑制、抗炎作用の効果を有する成分である。
本発明において、金銀花抽出物の含量は、0.001〜20重量%である。0.001%未満では、皮膚に対する効果が微弱であり、20重量%を超えると、水に溶解し難く、べたつき感があり化粧料に適しない。
本発明に使われるコガネバナ抽出物は、Scutellaria Bicalensis Extractで、抗炎、抗菌作用を有する成分である。
本発明において、コガネバナ抽出物の含量は、0.001〜20重量%である。0.001%未満では、皮膚に対する効果が微弱であり、20重量%を超えると、水に溶解し難く、べたつき感があり化粧料に適しない。
上記各抽出物の抽出溶媒は特に限定されないが、例えばブチレングリコール等を用いることができる。
以下、実施例及び試験例により本発明を具体的に説明するが、本発明がこれらの例に限定されるものではない。
[製造例1]オウギ抽出物(Astrgalus membranaceus Root extract)の製造
乾燥膜莢オウギまたはモンゴルオウギの根400gに精製水1000g、ブチレングリコール1000gを加えたあと、冷却コンデンサ付きの抽出機で2時間の間70℃で加熱して抽出した。この抽出物を室温で2日間放置した後300mesh濾過布で濾した後、0.45μmフィルタで濾過してオウギ抽出物を得た。
[製造例2]コガネバナ抽出物(Scutellaria bicaelnsis extract)の製造
乾燥コガネバナの根400gに精製水1000g、ブチレングリコール1000gを加えたあと、冷却コンデンサ付きの抽出機で2時間の間70℃で加熱して抽出した。この抽出物を室温で2日間放置した後300mesh濾過布で濾した後、0.45μmフィルタで濾過してコガネバナ抽出物を得た。
[製造例3]金銀花抽出物(Honeysuckle Extract)の製造
乾燥金銀花の花400gに精製水500g、ブチレングリコール1500gを加えたあと、冷却コンデンサ付きの抽出機で2時間の間70℃で加熱して抽出した。この抽出物を室温で2日間放置した後300mesh濾過布で濾した後、0.45μmフィルタで濾過して金銀花抽出物を得た。
[製造例4]センキュウ抽出物(Cindium Officinale Root Extract)の製造
乾燥センキュウの根400gに精製水1000g、ブチレングリコール1000gを加えたあと、冷却コンデンサ付きの抽出機で2時間の間70℃で加熱して抽出した。この抽出物を室温で2日間放置した後300mesh濾過布で濾した後、0.45μmフィルタで濾過してセンキュウ抽出物を得た。
[製造例5]どんぐり抽出物(Quercus Acutissima extract)の製造
乾燥どんぐり400gに精製水1500g、ブチレングリコール500gを加えたあと、冷却コンデンサ付きの抽出機で2時間の間70℃で加熱して抽出した。この抽出物を室温で2日間放置した後300mesh濾過布で濾した後、0.45μmフィルタで濾過してどんぐり抽出物を得た。
[製造例6]山茱萸抽出物(Cornus Officinalis Fruit extract)の製造
乾燥山茱萸の実400gに精製水1000g、ブチレングリコール1000gを加えたあと、冷却コンデンサ付きの抽出機で2時間の間70℃で加熱して抽出した。この抽出物を室温で2日間放置した後300mesh濾過布で濾した後、0.45μmフィルタで濾過して山茱萸抽出物を得た。
[製造例7]何首烏抽出物(Polygonum Multiflorum Root Extract)の作製
乾燥何首烏の根400gに精製水1000g、ブチレングリコール1000gを加えたあと、冷却コンデンサ付きの抽出機で2時間の間70℃で加熱して抽出した。この抽出物を室温で2日間放置した後300mesh濾過布で濾した後、0.45μmフィルタで濾過して何首烏抽出物を得た。
[試験例1]角質形成細胞の分化促進効果
ヒトの角質形成細胞を培養用フラスコに入れ、培養して、約80%程度に成長させた後、下記表1の試料を各々5ppmの濃度で添加して、4日間処理した。次に、尿素(urea)やSDS(sodium dodecyl sulfate)のような変性剤及びβ−メルカプトエタノール(β−mercaptoethanol)のような還元剤を混合して、溶解される蛋白質を除去した。その後、残った角質層の310nmにおける吸光度を測定して、ペプチド濃度を分析し、陰性対照群である蒸留水を基準(0%)として各試料による増加量を比較した。結果を下記表1に示す。
Figure 2005330286
前記表1の結果から、本発明に使われた物質は、角質形成細胞の分化促進効果が非常に優れていることを確認することができた。
[実施例1〜7及び比較例1〜3]皮膚保湿用化粧料の製造
下記表2の組成で、成分1〜8の水相パートと、成分9〜12のアルコールパートを各々室温で溶解した後、水相を攪拌しながら、アルコールパートを水相に徐々に添加して可溶化した。次に、アルコールパートの添加が完了した後、3〜5分程度攪拌を続けた後、真空脱気して、化粧料の製造を完成した。
Figure 2005330286
[試験例2]皮膚バリア機能の回復効果
無毛マウス(hairless mouse)の皮膚にアセトンを反復的に塗布して、バリア機能を損傷させた後、表皮水分損失量(TEWL, transdermal water loss)をServomed社(スウェーデン)evaporimeter EP1で測定し、4.0g/m/hに到達したところで、前記表2の組成物が含有された試料を5cm面積に塗布した後、表皮水分損失量を1時間、2時間、4時間、8時間経過後に表皮水分損失量を測定し、減少度を評価することによって、バリア機能が回復する程度を評価した。この際、公知の脂質混合物(セラミド(ceramide): コレステロール(cholesterol):脂肪酸(fatty acid)の2:1:1混合物)を陽性対照群として使用した。結果は、初期損傷されたバリア状態での表皮水分損失量を基準(100%)にして、時間による変化を比較した。結果を下記表3に示す。
Figure 2005330286
前記結果から明らかなように、本発明にかかる実施例1〜7の皮膚バリア機能の回復効果が比較例1〜3に比べて非常に優れていることを確認することができる。
[試験例3]皮膚水分含量の増加効果
前記表2の組成で製造した化粧料について皮膚保湿力の改善効果を実験した。
まず、皮膚疾患のない20〜30代の140名を対象にして、1グループ当たり20名ずつ7つのグループに分けて、各グループに各々前記試験例2と同様に実施例1〜7及び比較例1〜3並びに陽性対照群を提供し、毎日2回ずつ1ケ月間顔及び前膊部に塗布するようにした。塗布開始前に予め恒温、恒湿条件(24度、湿度40%)でcorneometer(CM820 courage Khazaka electronic GmbH, Germany)を用いて皮膚伝導度を測定して、基本値を求め、1週、2週、4週経過後及び塗布中止後2週経過(総6週経過)後の皮膚伝導度を測定し、その増加率を評価した。結果を下記表4に示す。
Figure 2005330286
皮膚伝導度は、皮膚水分量に比例するため、前記表4の結果から、実施例1〜3の皮膚水分含量の増加効果が非常に優れていることを確認することができた。また、実施例2〜3の場合、使用中止2週後(総6週後)にも他の例に比べて水分含量が高く維持されていることから、長期的(継続的)な保湿効果があることが分かった。
[試験例4]
前記試験例3の試験対象者に対して実施例1〜7及び比較例1〜3を使用した後の肌のつっぱり感、肌荒れ、肌弾力変化についてアンケート調査を行うことによって、主観的な効能評価を実施した。アンケート調査は、肌のつっぱり感、肌荒れ、肌弾力変化の各項目について製品の効果に対する満足度を1〜5点(数字が大きいほど満足度が高い)に区分して表示した。結果を下記表5に示す。
Figure 2005330286
前記表5の結果から明らかなように、本発明にかかる実施例1〜7はが比較例1〜3に比べて肌のつっぱり感、肌荒れ、肌弾力を改善する効果が非常に優れていることが分かった。

Claims (2)

  1. 有効成分としてセンキュウ抽出物;オウギ抽出物またはどんぐり抽出物;及び 山茱萸抽出物、何首烏抽出物、金銀花抽出物及びコガネバナ抽出物からなる群より選ばれる1種以上を含有することを特徴とする皮膚保湿用化粧料組成物。
  2. 前記有効成分として組成物の総重量に対し、センキュウ抽出物0.001〜20重量%;オウギ抽出物0.001〜20重量%またはどんぐり抽出物0.001〜40重量%; 及び 何首烏抽出物0.001〜20重量%、山茱萸抽出物0.001〜20重量%、金銀花抽出物0.001〜20重量%及びコガネバナ抽出物0.001〜20重量%からなる群より選ばれる1種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の皮膚保湿用化粧料組成物。
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