JP2003012495A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2003012495A
JP2003012495A JP2001205790A JP2001205790A JP2003012495A JP 2003012495 A JP2003012495 A JP 2003012495A JP 2001205790 A JP2001205790 A JP 2001205790A JP 2001205790 A JP2001205790 A JP 2001205790A JP 2003012495 A JP2003012495 A JP 2003012495A
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nicotinic acid
nicotinic
acid
cosmetic
alcohol
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Yasushi Sumida
康史 炭田
Osamu Tanno
修 丹野
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アトピー性皮膚炎、敏感肌等に伴う肌荒れを予
防又は改善することができる化粧料を提供する。 【解決手段】(A)ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、ニ
コチニックアルコール、ニコチニックアルコール塩から
なる群より選択される1種又は2種以上と、(B)炎症
抑制効果を有する植物の圧搾物又は抽出物とを含有する
ことを特徴とする化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関し、更
に詳しくは、アトピー性皮膚炎、敏感肌等に伴う肌荒れ
を予防又は改善することができる化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】きめ細かく、みずみずしい肌は、健康で
若々しいという印象を与え、また皮膚科学的にも好まし
い状態といえるが、肌は、常に外界からの様々な刺激、
環境の変化にさらされており、ときとしてかさかさした
り、表面に細かい鱗屑の認められる「肌荒れ」状態とな
る。
【0003】「肌荒れ」状態となる一因として、角質層
のバリア機能を担っている角質細胞間脂質の減少が考え
られ、従来、肌荒れを予防又は改善するために、化粧料
において、ニコチン酸及びその誘導体、ニコチニックア
ルコール及びその塩等の角質細胞間脂質の合成促進剤が
配合されてきた。
【0004】一方、食生活の欧米化、生活環境の変化、
ストレスの増大等に伴い、アトピー性皮膚炎、敏感肌等
の皮膚疾患になる人が増加し、深刻な問題となってい
る。これらアトピー性皮膚炎及び敏感肌の一因としても
角質細胞間脂質の減少が考えられる。しかしながら、こ
のような皮膚疾患に伴う肌荒れを予防又は改善しようと
した場合、上記の様な角質細胞間脂質の合成促進剤を単
に配合するだけでは不十分であり、また他に有効な予防
又は改善法も見つかっていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、アトピー性皮膚炎、敏感肌等に伴う肌荒れを予
防又は改善することができる化粧料を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の事情
に鑑み、鋭意研究した結果、ニコチン酸、ニコチン酸誘
導体、ニコチニックアルコール、ニコチニックアルコー
ル塩からなる群より選択される1種又は2種以上と、炎
症抑制効果を有する植物の圧搾物又は抽出物とを含有す
る化粧料が、アトピー性皮膚炎、敏感肌等に伴う肌荒れ
の予防又は改善に有効であることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、(A)ニコチン酸、ニ
コチン酸誘導体、ニコチニックアルコール、ニコチニッ
クアルコール塩からなる群より選択される1種又は2種
以上と、(B)炎症抑制効果を有する植物の圧搾物又は
抽出物とを含有することを特徴とする化粧料である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。
【0009】本発明で用いられるニコチン酸(ナイアシ
ン)及びニコチニックアルコールは、化粧品原料として
公知の物質である。
【0010】本発明で用いられるニコチン酸誘導体は、
下記一般式(1)、(2)、(3)又は(4)で表され
る化合物である。これらのニコチン酸誘導体は合成品又
は天然から抽出されたものでも良く、具体的には、メチ
ルニコチン酸、エチルニコチン酸、ベンジルニコチン
酸、ニコチン酸アミド、クエン酸ニカメタート、ニコチ
ン酸トコフェロール、キノリン酸、ピリジン3,5−ジ
カルボン酸、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリ
ン酸、ニコチン酸モノヌクレオチド等が挙げられる。
【0011】
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【0012】本発明で用いられるニコチニックアルコー
ル塩は、下記一般式(5)で表される化合物である。こ
れらニコチニックアルコールは合成品又は天然から抽出
されたものでも良く、具体的には、酒石酸ニコチニック
アルコール等が挙げられる。
【0013】
【化5】
【0014】本発明で用いられる(A)ニコチン酸、ニ
コチン酸誘導体、ニコチニックアルコール、ニコチニッ
クアルコール塩からなる群より選択される1種又は2種
以上の配合量は、化粧料の総量を基準として、0.00
1〜5.0質量%(以下、%と略記する)が好ましく、
特に好ましくは0.1〜2.0%である。0.001%
未満では本発明の目的とする効果が十分得られない場合
があり、また5.0%を超えて配合しても、配合量に見
合った効果が得られない場合がある。
【0015】本発明の植物の圧搾物又は抽出物は、化粧
料において炎症抑制効果を目的として使用されるものを
用いることができる。特に好ましいものとして、アルニ
カ、アロエ、イチョウ、インチンコウ、ウスベニアオ
イ、オウゴン、オウバク、オウレン、オトギリソウ、ガ
イヨウ、カミツレ、カンゾウ、キョウニン、クマザサ、
ゲンチアナ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア、
サンザシ、サンシシ、シャクヤク、ジュウヤク、シラカ
バ、セイヨウノコギリソウ、センキュウ、ソウハクヒ、
チンピ、テンチャ、トウキンセンカ、冬虫夏草、トウニ
ン、トウヒ、トゲナシ、ニンジン、ビワ、ブッチャーズ
ブルーム、ベニバナ、ペパーミント、マロニエ、ムクロ
ジ、モモ葉、ヤグルマソウ、ヨクイニン、ヨモギ、レイ
シを挙げることができ、1種単独又は2種以上を組み合
わせて用いることができる。
【0016】本発明で用いられる植物の圧搾物又は抽出
物は、植物体の各種部位(全草、地上部、花、果実、果
皮、葉、枝、幹、茎、樹皮、根茎、根皮、塊茎、根、種
子、菌核、子実体、菌糸体等)をそのまま又は粉砕後、
搾取したものか、そのまま又は粉砕後、溶媒で抽出した
ものである。
【0017】抽出溶媒としては、水、アルコール類(例
えば、メタノール、無水エタノール、エタノール等の低
級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール等の多価アルコール)、アセトン等のケト
ン類、エチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、
酢酸エチルエステル等のエステル類、キシレン、ベンゼ
ン、クロロホルム等の有機溶媒を、1種単独又は2種類
以上を任意に組み合わせて使用することができる。
【0018】本発明で用いられる植物の圧搾物又は抽出
物は、配合する化粧料の剤型・形態により乾燥、濃縮、
又は希釈等を任意に行い調整すれば良い。
【0019】尚、製造方法は特に制限されるものはない
が、通常、常温、常圧下での溶媒の沸点の範囲であれば
良く、抽出後は濾過又はイオン交換樹脂を用い、吸着・
脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状と
すれば良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利用
できるが、必要ならば、その効果に影響のない範囲で更
に脱臭、脱色等の精製処理を加えても良く、脱臭・脱色
等の精製処理手段としては、活性炭カラム等を用いれば
良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を
任意に選択して行えば良い。
【0020】本発明で用いられる(B)炎症抑制効果を
有する植物の圧搾物又は抽出物の配合量は、化粧料の総
量を基準として、成分固形分換算で0.0001〜1.
0%が好ましく、特に好ましくは0.001〜0.1%
である。0.0001%未満では本発明の目的とする効
果が十分得られない場合があり、また1.0%を超えて
配合しても、配合量に見合った効果が得られない場合が
ある。
【0021】本発明の化粧料は、上述した成分を必須の
構成成分とするが、当該組成物には本発明の目的を達成
する範囲で他の成分、例えば、陰イオン性界面活性剤、
両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、粘剤、油剤、
粉体(顔料、色素、樹脂)、防腐剤、香料、保湿剤、生
理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パ
ール化剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、酵素等の
成分を適宜配合することができる。以下に配合成分の具
体例を示すが、これらに限られるものではない。
【0022】陰イオン性界面活性剤としては、α−アシ
ルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ
ルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ア
ルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミ
ド硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルアミドエーテル硫酸
塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アル
キロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、
スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステ
ル等が挙げられる。
【0023】両性界面活性剤としては、グリシン型、ア
ミノプロピオン酸型、カルボキシベタイン型、スルホベ
タイン型、スルホン酸型、硫酸型、リン酸型等が挙げら
れ、好適なものとして2−アルキル−N−カルボキシメ
チル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が例示でき
る。
【0024】非イオン性界面活性剤としては、脂肪酸ア
ルカノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルエステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル、アルキルアミンオキシド等が挙げら
れる。
【0025】粘剤の例としては、アクリル酸アミド及び
その誘導体、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性
カルボキシビニルポリマー、セルロース、ケラチン及び
コラーゲン又はその誘導体、アルギン酸カルシウム、プ
ルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサ
ンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、
ローメトキシルペクチン、グァーガム、アラビアゴム、
結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、ト
ラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、
カードラン、ジェランガム、デキストラン等が挙げられ
る。
【0026】油剤としては、通常化粧料に用いられる揮
発性及び不揮発性の油剤、溶剤及び樹脂が挙げられ、常
温で液体、ペースト、固体であっても構わない。油剤の
例としては、例えばセチルアルコール、イソステアリル
アルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコ
ール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソ
ステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪
酸、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、ミ
リスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ミリ
スチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸へキシルデ
シル、モノステアリン酸グリセリン、トリオクタン酸グ
リセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレ
ングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステ
ル類、ステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステ
リル、分岐脂肪酸コレステリル等のコレステロールエス
テル、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化
水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロ
ウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ
油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、ジメチル
ポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン等のシリコーン油等が挙げられ
る。
【0027】粉体の例としては、赤色201号、黄色4
号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレ
ーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロ
ンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セ
ルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、
ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸
化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔
料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイ
カ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等
のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、ア
ルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒
化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、
棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)に特
に制限はない。
【0028】生理活性成分としては、皮膚に塗布した場
合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられ
る。例えば、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、
抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥
剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒
促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等
が挙げられる。
【0029】本発明の化粧料は、常法に従って製造する
ことができる。また、本発明の化粧料は、一般の皮膚化
粧料に限定されるものではなく、医薬部外品、指定医薬
部外品、外用医薬品等を包含するものであり、その剤型
も目的に応じて任意に選択することができる。すなわ
ち、クリーム、軟膏、乳液、溶液、ゲル等の剤型やパッ
ク、ローション、パウダー、スティック等の形態とする
ことができる。
【0030】
【実施例】次に、実施例によって本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。尚、配合量は全て質量%である。
【0031】評価例1 アトピー性皮膚炎モデルマウス
を用いた評価 表1に示す組成の化粧水(実施例1、比較例1〜2)及
び表2に示す組成のクリーム(実施例2、比較例3〜
4)を常法により調整し、それぞれ10匹のアトピー性
皮膚炎モデルマウス(NC/Ngaマウス、12週齢)
に、1日2回、適量を塗布した。そして1ヶ月連用後の
肌状態を肉眼所見にて判定し、下記判定基準の評点の合
計にて評価した。結果を表1及び表2に併せて示す。
尚、アトピー性皮膚炎モデルマウスは、既知の文献[臨
皮51(5増):41−45、1997]に記載されて
いるマウスで、アトピー性皮膚炎に酷似した皮膚炎を自
然発症したものである。このマウスにはアトピー性皮膚
炎の典型的臨床所見とされる、湿疹形成、発赤、浮腫、
潰瘍形成、角層の乾燥、肥厚等が観察される。
【0032】
【0033】評価例2 敏感肌に伴う肌荒れを自覚して
いる被験者による評価 自分が敏感肌であり、また肌が荒れていると自覚してい
る被験者30名に、表1に示す組成の化粧水(実施例
1、比較例1〜2)及び表2に示す組成のクリーム(実
施例2、比較例3〜4)を、1日2回、適量を前腕内側
部に塗布し、1ヶ月連用後の肌状態をそれぞれの被験者
による自己申告により判定した。尚、各被験者は左右の
腕に異なった試料を塗布し、それぞれの試料に対し、1
0例の評価が行えるようにした。判定基準は上記同様で
あり、評点の合計にて評価した。結果を表1及び表2に
併せて示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】表1及び表2より、本発明の化粧料である
実施例1〜2は、本発明の構成要件を満たさない比較例
1〜4の化粧料と比較して、優れたアトピー性皮膚炎の
改善効果及び敏感肌に伴う肌荒れの改善効果を有するこ
とがわかる。
【0037】実施例3 下記に示す組成の化粧水を常法により調製した。上記評
価例1及び評価例2により評価したところ、アトピー性
皮膚炎の改善効果及び敏感肌に伴う肌荒れの改善効果に
優れたものであった。 (質量%) エタノール 10.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 1.0 グリセリン 3.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 ジプロピレングリコール 3.0 リン酸1カリウム 0.05 リン酸2ナトリウム 0.05 エデト酸2ナトリウム 0.05 メチルパラベン 0.1 ニコチン酸アミド 0.5 クエン酸ニカメタート 0.1 ニコチニックアルコール 0.1 オトギリソウエキス [オトギリソウ抽出液BG(丸善製薬社製)] 0.5 カミツレエキス [カミツレ抽出液BG(丸善製薬社製)] 0.5 サルビアエキス [サルビア抽出液BG(丸善製薬社製)] 0.5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 計 100.0
【0038】実施例4 下記に示す組成のクリームを常法により調製した。上記
評価例1及び評価例2により評価したところ、アトピー
性皮膚炎の改善効果及び敏感肌に伴う肌荒れの改善効果
に優れたものであった。 (質量%) ステアリン酸 2.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 セタノール 3.0 コレステロール 0.5 ワセリン 2.0 スクワラン 10.0 流動パラフィン 10.0 ジメチルポリシロキサン 1.0 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 N−ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 1.0 グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 3.0 ニコチン酸アミド 1.0 ベンジルニコチン酸 0.1 シャクヤクエキス [ファルコレックス シャクヤクB(一丸ファルコス社製)] 1.0 シラカバエキス [バーチエキストラクト(一丸ファルコス社製)] 1.0 サンザシエキス [ファルコレックス サンザシB(一丸ファルコス社製)] 1.0 アルニカエキス [ファルコレックス アルニカ(一丸ファルコス社製)] 1.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 計 100.0
【0039】尚、いずれの実施例の化粧料を使用した場
合にも、皮膚に発赤、炎症、その他副作用と考えられる
症状は発現せず、本発明に係る化粧料は安全性にも優れ
ることが明らかであった。
【0040】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明の化粧料は、
アトピー性皮膚炎、敏感肌等に伴う肌荒れを予防又は改
善することができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/00 A61P 17/00 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB28 AB29 AC01 AC02 AC07 AC10 AC11 AC12 AC24 AC30 AC42 AC43 AC48 AC53 AC66 AC851 AC852 AD15 AD49 4C086 AA01 BC19 EA16 MA02 MA63 NA05 ZA89 4C088 AB11 AB12 AB13 AB22 AB60 AB76 AB86 BA07 BA08 MA02 MA08 MA63 NA05 ZA89

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、
    ニコチニックアルコール、ニコチニックアルコール塩か
    らなる群より選択される1種又は2種以上と、(B)炎
    症抑制効果を有する植物の圧搾物又は抽出物とを含有す
    ることを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 ニコチン酸誘導体及びニコチニックアル
    コール塩が、メチルニコチン酸、エチルニコチン酸、ベ
    ンジルニコチン酸、ニコチン酸アミド、クエン酸ニカメ
    タート、ニコチン酸トコフェロール、キノリン酸、ピリ
    ジン3,5ジカルボン酸、ニコチンアミドアデニンジヌ
    クレオチドリン酸、ニコチン酸モノヌクレオチド、酒石
    酸ニコチニックアルコールからなる群より選択される1
    種又は2種以上であることを特徴とする請求項1記載の
    化粧料。
  3. 【請求項3】 植物が、アルニカ、アロエ、イチョウ、
    インチンコウ、ウスベニアオイ、オウゴン、オウバク、
    オウレン、オトギリソウ、ガイヨウ、カミツレ、カンゾ
    ウ、キョウニン、クマザサ、ゲンチアナ、ゲンノショウ
    コ、コンフリー、サルビア、サンザシ、サンシシ、シャ
    クヤク、ジュウヤク、シラカバ、セイヨウノコギリソ
    ウ、センキュウ、ソウハクヒ、チンピ、テンチャ、トウ
    キンセンカ、冬虫夏草、トウニン、トウヒ、トゲナシ、
    ニンジン、ビワ、ブッチャーズブルーム、ベニバナ、ペ
    パーミント、マロニエ、ムクロジ、モモ葉、ヤグルマソ
    ウ、ヨクイニン、ヨモギ、レイシからなる群より選択さ
    れる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の化粧料。
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