JP2006137689A - 多分枝状フッ素化合物、その製造方法およびその用途 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶媒の表面張力低下能力などの界面特性に優れ、かつ環境安全面でも優れ、界面活性剤などとして有用な新規な構造のフッ素化合物およびその製造方法の提供。
【解決手段】ポリアルコールの水酸基のエーテルおよび/またはエステル修飾基として、−(RF2O)n−RF1基(ここで、RF1基はパーフルオロメチル基またはジフルオロメチル基を末端とするフルオロアルキル基であり、(RF2O)はフルオロアルキレンエーテル単位であり、RF1およびRF2はいずれも炭素−炭素結合連鎖部分が最長でも6以下で、直鎖状でも分岐状でもよく、nは0〜20の整数)で示されるフッ素含有基を、前記エーテルおよび/またはエステル結合を介して1分子あたり少なくとも3有する多分枝状フッ素化合物。
【選択図】なし
【解決手段】ポリアルコールの水酸基のエーテルおよび/またはエステル修飾基として、−(RF2O)n−RF1基(ここで、RF1基はパーフルオロメチル基またはジフルオロメチル基を末端とするフルオロアルキル基であり、(RF2O)はフルオロアルキレンエーテル単位であり、RF1およびRF2はいずれも炭素−炭素結合連鎖部分が最長でも6以下で、直鎖状でも分岐状でもよく、nは0〜20の整数)で示されるフッ素含有基を、前記エーテルおよび/またはエステル結合を介して1分子あたり少なくとも3有する多分枝状フッ素化合物。
【選択図】なし
Description
本発明は、撥水撥油剤、界面活性剤、写真発色材料等の原料、情報記録媒体を製造する際の溶剤等として有用な多分枝状フッ素化合物およびその製造方法に関する。
フッ化炭素基を疎水性基として有するフッ素系界面活性剤は、安定性があり、炭化水素系界面活性剤に比してはるかに高い界面活性などの特徴を有すことから、各技術分野から注目され、種々の用途が開発され、その需要が拡大されつつある。フッ素系界面活性剤の種類は、通常の炭化水素系界面活性剤と同様に、その親水性基により、概ねアニオン性、カチオン性、両性、非イオン性に分類される。従来、化審法化学物質番号の付されたフッ素系界面活性剤として、カルボン酸、スルホン酸塩(Li,K,Na)、スルホン酸アミド、リン酸エステル、ベタインなどの形態のパーフルオロアルキル化合物がいくつか知られている。これらは、疎水性基として、一般に炭素数6〜10のパーフルオロアルキル基をもつ。
またたとえば、メタノールなどのアルコールと、パーフルオロオレフィンとのテロマーとして得られるH(CF2CF2)mCH2OH(mは1以上の整数)またはH(C3F6)nCH2OH(n=1または2)などの一般式で示される含フッ素アルコールが知られている(特許文献1〜3など参照)。
界面活性剤としての機能を向上させるため、パーフルオロアルキル基末端に付加する官能基も種々提案されており、たとえば、パーフルオロアルキル基に、開環エポキシを介して水への溶解性の高いアルキルジアミン誘導基を付した含フッ素界面活性剤(特許文献4参照)の開示がある。
またパーフルオロアルキル基にエーテル結合を介して芳香族スルホン酸を付加した含フッ素界面活性剤(特許文献5参照)の開示がある。
さらに側鎖にフッ素含有基を有するフッ素化オキセタンの開環重合により得られる、フッ素含有基を側鎖に有するアルキルオキシ単位の繰返しからなる骨格を含むアルコールの開示もある(特許文献6など参照)。
フッ素化単量体の水性媒質への分散剤に有用であって、テトラフルオロエチレンの重合時に連鎖移動作用がなく高分子量化を達成しうる含フッ素界面活性剤として、炭素数3〜8のパーフルオロアルキル基またはパーフルオロアルコキシ基に、メチレン鎖を介して結合した炭素数1〜4のパーフルオロアルキルカルボン酸またはその塩の開示がある(特許文献7参照)。
特開昭54−154707号公報
特開2000−327607号公報
特開2002−114723号公報
特開2003−183242号公報
特開昭57−164199号公報
米国特許第6479623号明細書
特開平10−212261号公報
本発明は、溶媒の表面張力低下能力などの界面特性に優れ、かつ環境安全面でも優れ、界面活性剤などとして有用な新規な構造のフッ素化合物、その製造方法を提供することを目的としている。
本発明では、ポリアルコールの水酸基のエーテルおよび/またはエステル修飾基として、−(RF2O)n−RF1基(ここで、RF1基はパーフルオロメチル基またはジフルオロメチル基を末端とするフルオロアルキル基であり、(RF2O)はフルオロアルキレンエーテル単位であり、RF1およびRF2はいずれも炭素−炭素結合連鎖部分が最長でも6以下で、直鎖状でも分岐状でもよく、nは0〜20の整数)で示されるフッ素含有基を、前記エーテルおよび/またはエステル結合を介して1分子あたり少なくとも3有する多分枝状フッ素化合物を提供する。
すなわち本発明に係る多分枝状フッ素化合物は、ポリアルコール骨格に、上記フッ素含有基を多枝状に配置させたポリアルコールのエーテルおよび/またはエステル誘導体である。上記したように、アルコール(モノ)のテロメリ化によりフルオロアルキレンを付与したフッ素化合物、あるいは一分子端にイオン性基を有するフルオロアルキルなどの線状含フッ素化合物は知られており、界面活性剤、溶剤などとして種々の用途に利用されているが、フルオロアルキル基を多枝状に配した化合物、特にハイパーブランチ構造の化合物は提案されていない。このように新規な多枝状構造を有し、かつ各フルオロアルキル基が短鎖単位の1つまたはエーテル結合を介して繰り返す構造により、優れた界面特性とともに環境安全性をも有する本発明の多分枝状フッ素化合物は、本発明者の創意によって着想され、達成されたものである。
すなわち本発明に係る多分枝状フッ素化合物は、ポリアルコール骨格に、上記フッ素含有基を多枝状に配置させたポリアルコールのエーテルおよび/またはエステル誘導体である。上記したように、アルコール(モノ)のテロメリ化によりフルオロアルキレンを付与したフッ素化合物、あるいは一分子端にイオン性基を有するフルオロアルキルなどの線状含フッ素化合物は知られており、界面活性剤、溶剤などとして種々の用途に利用されているが、フルオロアルキル基を多枝状に配した化合物、特にハイパーブランチ構造の化合物は提案されていない。このように新規な多枝状構造を有し、かつ各フルオロアルキル基が短鎖単位の1つまたはエーテル結合を介して繰り返す構造により、優れた界面特性とともに環境安全性をも有する本発明の多分枝状フッ素化合物は、本発明者の創意によって着想され、達成されたものである。
本発明に係る多分枝状フッ素化合物は、上記水酸基のエーテルおよび/またはエステル修飾基を、1分子あたり少なくとも3有し、好ましくは6以上、より好ましくは8以上有する構造であることが望ましい。本発明において、上記少なくとも3の修飾基が、ポリアルコールの全水酸基の部分修飾に相当してもよく、全修飾に相当してもよい。ポリアルコール(水酸基)の修飾率は、通常10%以上が好ましい。
本発明に係る多分枝状フッ素化合物が、ポリアルコールの部分エーテルおよび/またはエステルである場合、残余(未修飾)の水酸基は、その一部または全部がアルコキシ化されていてもよい。さらに必要に応じて、残余の水酸基は、カルボン酸イオン(COO−)、スルフォン酸イオン(SO3 −)などの陰イオンを生成しうる親水性基に置換されていてもよい。これら親水基としては、具体的に、カルボン酸基(−COOH)および−COONH2、−COOK、−COONaなどのカルボン酸塩、スルフォン酸基(−SO3H)および−SO3NH2、−SO3K、−SO3Naなどのスルフォン酸塩が挙げられる。
上記のような多分枝状フッ素化合物の製造方法は特に限定されないが、たとえば水酸基を3以上含有するポリアルコールと、エーテル結合を含んでいてもよいパーフルオロオレフィンとを付加反応させるか、またはエーテル結合を含んでいてもよいパーフルオロアシルフルオリドと縮合反応させることにより製造することができる。
上記ポリアルコールは、好ましくは水酸基数が5以上、より好ましくは6以上、最も好ましくは10以上である。
ポリアルコールの入手可能な既製例として、多価アルキレングリコールの縮合オリゴマーが挙げられる。また水酸基含有エポキシまたはオキセタンの開環重合によるポリアルコールを調製することもできる。
ポリアルコールの入手可能な既製例として、多価アルキレングリコールの縮合オリゴマーが挙げられる。また水酸基含有エポキシまたはオキセタンの開環重合によるポリアルコールを調製することもできる。
本発明に係る多分枝状フッ素化合物は、水または有機溶媒の表面張力を低下させる能力を有し、界面活性剤として有用である。
本発明に係る多分枝状フッ素化合物は、安定な化合物であり、枝部は短鎖フッ化炭素単位で構成されるが、多分枝状に配置され、場合によっては該短鎖単位をエーテル結合を介して繰り返していることにより、長鎖フルオロアルキルと同様に優れた界面特性を示し、特に人体内への蓄積性の危険性が少ないとされる6以下の短鎖フッ化炭素単位であることにより、環境安全性に優れた界面活性剤などとして有用である。
以下本発明を具体的に説明する。
本発明に係る多分枝状フッ素化合物は、ポリアルコール骨格に、エーテルまたはエステル結合を介して特定のフッ素含有基を多枝状に配置させたポリアルコールのエーテルおよび/またはエステル誘導体である。
上記多分枝状フッ素化合物の骨格は、水酸基を3以上有するポリアルコールで形成され、該水酸基数は好ましくは5以上、より好ましくは6以上、最も好ましくは10以上である。このようなポリアルコールは、該部分の1分子あたりに占める割合がフッ素含有基の疎水性を損なわない範囲内であれば、公知のものを特に制限することなく例示することができ、骨格部分にエーテル結合を含んでいてもよい。
ポリアルコールとしては、たとえばグリセリン、グリセリン2量体、グリセリン3量体などのグリセリン多量体、ペンタエリスリトール、ペンタエリスリトール2量体、ペンタエリスリトール3量体などのペンタエリスリトール多量体、多価アルキレングリコールの縮合オリゴマー、側鎖に水酸基を有するエポキシまたはオキセタンの開環オリゴマーなどが挙げられる。
本発明に係る多分枝状フッ素化合物は、ポリアルコール骨格に、エーテルまたはエステル結合を介して特定のフッ素含有基を多枝状に配置させたポリアルコールのエーテルおよび/またはエステル誘導体である。
上記多分枝状フッ素化合物の骨格は、水酸基を3以上有するポリアルコールで形成され、該水酸基数は好ましくは5以上、より好ましくは6以上、最も好ましくは10以上である。このようなポリアルコールは、該部分の1分子あたりに占める割合がフッ素含有基の疎水性を損なわない範囲内であれば、公知のものを特に制限することなく例示することができ、骨格部分にエーテル結合を含んでいてもよい。
ポリアルコールとしては、たとえばグリセリン、グリセリン2量体、グリセリン3量体などのグリセリン多量体、ペンタエリスリトール、ペンタエリスリトール2量体、ペンタエリスリトール3量体などのペンタエリスリトール多量体、多価アルキレングリコールの縮合オリゴマー、側鎖に水酸基を有するエポキシまたはオキセタンの開環オリゴマーなどが挙げられる。
このようなグリセリンの縮合体は公知であり、たとえば10量体は、市販品(PG10:ダイセル科学工業株式会社製)として入手可能である。また上記3〜5量体および7〜8量体は、特開2001−114720号公報などに具体的に開示されており、該公報に記載された方法に準じて合成することもできる。
また側鎖に水酸基を有するオキセタンの開環重合オリゴマー(ポリアルコール)としては、たとえば3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン(EHO)の開環重合によるポリアルコール:HO−[−CH2−CH2−C(C2H5)(−OH)−O−]n−H(n=5〜50)を例示することができる。
オキセタンの開環重合オリゴマーは、Macromolecules Rapid Communication 第20巻454などの開示を参照して調製することができる。
オキセタンの開環重合オリゴマーは、Macromolecules Rapid Communication 第20巻454などの開示を参照して調製することができる。
特に、ハイパーブランチ構造の含フッ素化合物を形成するためには、骨格ポリアルコールそのものが通常10以上の水酸基を有している必要がある。上記のうちでも、10以上の水酸基を有するポリアルコールは、実質的にはオリゴマー型ポリアルコールであり、これらは、繰り返し単位で示される飽和炭素結合鎖の骨格ではあるが、前記で示したように水酸基がペンダントした該骨格は立体的に屈曲した構造を有する。
ポリアルコールの水酸基のエーテルおよび/またはエステル修飾基として含まれるフッ素含有基は、−(RF2O)n−RF1基で示されるエーテル結合を含んでいてもよいフルオロアルキル基である。
RF1基はフルオロアルキル基であり、(RF2O)はフルオロアルキレン単位であり、RF1およびRF2は、いずれも直鎖状でも分岐状でもよく、水素を含んでいてもよく、炭素−炭素結合連鎖部分が最長でも6以下、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、最も好ましくは3以下である。nは0〜20の整数であり、nが0の場合には(RF2O)単位を含まない。
上記RF1基は、疎水性確保のために可能な限りフッ素化されたアルキル基であり、詳しくは、パーフルオロ基またはエーテル炭素のβ位にアルコール由来の水素のみ1つ含むフルオロアルキル基である。したがって、RF1基の末端基は、通常、パーフルオロまたは水素原子を1つ含むフルオロアルキル基すなわちパーフルオロメチル基またはジフルオロメチル基である。
RF1基はフルオロアルキル基であり、(RF2O)はフルオロアルキレン単位であり、RF1およびRF2は、いずれも直鎖状でも分岐状でもよく、水素を含んでいてもよく、炭素−炭素結合連鎖部分が最長でも6以下、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、最も好ましくは3以下である。nは0〜20の整数であり、nが0の場合には(RF2O)単位を含まない。
上記RF1基は、疎水性確保のために可能な限りフッ素化されたアルキル基であり、詳しくは、パーフルオロ基またはエーテル炭素のβ位にアルコール由来の水素のみ1つ含むフルオロアルキル基である。したがって、RF1基の末端基は、通常、パーフルオロまたは水素原子を1つ含むフルオロアルキル基すなわちパーフルオロメチル基またはジフルオロメチル基である。
フッ素含有基−(RF2O)n−RF1の全長は、炭素鎖数で2〜60程度が望ましい。このフッ素含有基を構成するアルキルおよび場合によって含まれるアルキレン骨格部分の水素原子は、フルオロ置換率が好ましくは50%以上であり、より好ましくはパーフルオロ置換されているか、または水素原子を1つ残してパーフルオロ置換されている。
このようなフッ素含有基は、アルコールとエーテルまたはエステル形成性であれば、アルコールとの反応部位は特に制限されないフッ素含有化合物から導かれるが、たとえば、パーフルオロオレフィンまたはパーフルオロアシルフルオリドから導くことができる。これらはエーテル結合を含んでいてもよい。
パーフルオロオレフィンとしては、たとえばテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン(CF3CF=CF2:以下、HFPとも記す)などが挙げられる。
エーテル結合を含んでいてもよいパーフルオロオレフィン(以下、パーフルオロビニルエーテルとも別称する)としては、C3F7−O−CF=CF2(以下、PPVEとも記す)、C3F7−O−CF(CF3)CF2−O−CF=CF2(以下、PHVEとも記す)などが挙げられる。
エーテル結合を含んでいてもよいパーフルオロオレフィン(以下、パーフルオロビニルエーテルとも別称する)としては、C3F7−O−CF=CF2(以下、PPVEとも記す)、C3F7−O−CF(CF3)CF2−O−CF=CF2(以下、PHVEとも記す)などが挙げられる。
上記パーフルオロオレフィンから導かれるフッ素含有基−(RF2O)n−RF1は、ポリアルコールのエーテル修飾基を構成し、ポリアルコールへの結合部分であるビニル基由来の炭素原子は、エーテル結合形成時に付加したアルコール由来の水素原子を有する。具体的にはたとえば、CF2=CF−O−C3F7(PPVE)のエーテル付加により形成される修飾基:−(RF2O)n−RF1部分は、−CF2−CHF−O−C3F7で示される。
またパーフルオロアシルフルオリドとしては、ヘキサフルオロプロピレンオキサイド(HFPO)の開環重合オリゴマー:C3F7−O−[CF(CF3)CF2O]n−CF(CF3)C(=O)F(nは0〜5)が挙げられる。より具体的には、HFPOの2量体(パーフルオロ(2−メチル−3−オキサヘキサノイル)フルオライド):C3F7−O−CF(CF3)C(=O)F(以下、(HFPO)2とも記す)、HFPOの3量体(パーフルオロ(2,5−ジメチル−3,6−ジオキサノナノニル)フルオライド):C3F7−O−CF(CF3)CF2−O−CF(CF3)C(=O)F(以下、(HFPO)3とも記す)などが挙げられる。
これらパーフルオロアシルフルオリドは、アルコールとの縮合反応(−HF)により、アシル基がエステル結合のカルボニル部分を構成するため、パーフルオロアシルフルオリドから導かれる修飾基:−(RF2O)n−RF1部分は、通常アルコール由来の水素原子は含まない。
上記パーフルオロオレフィンまたはパーフルオロアシルフルオリドは、公知化合物である。たとえばHFPOは、市販品として入手可能であり、また特開平9−52886号公報に開示される方法などにより製造することができる。
これらパーフルオロオレフィンまたはパーフルオロアシルフルオリドと、ポリアルコールとの反応は、一般的なアルコールとオレフィンとの付加反応、またはアルコールとハロゲン化アシルとの縮合反応の合成方法に準じて行うことができる。
これらパーフルオロオレフィンまたはパーフルオロアシルフルオリドと、ポリアルコールとの反応は、一般的なアルコールとオレフィンとの付加反応、またはアルコールとハロゲン化アシルとの縮合反応の合成方法に準じて行うことができる。
たとえばポリアルコールと、パーフルオロオレフィンとの付加反応は、有機溶媒中で、水の存在下にアルカリ条件で行うことができる。この反応には、相間移動触媒を用いることができ、たとえば4級アンモニウム塩などが好ましく用いられる。
有機溶媒としては、tert−ブタノール等の三級アルコール類、メチル・tert−ブチルエーテル等のエーテル類、スルフォラン、ジメチルスルフォン等の非プロトン系極性溶媒が好ましい。
アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましく使用される。
反応温度は、通常、0℃ないし200℃であり、好ましくは20℃ないし140℃である。
有機溶媒としては、tert−ブタノール等の三級アルコール類、メチル・tert−ブチルエーテル等のエーテル類、スルフォラン、ジメチルスルフォン等の非プロトン系極性溶媒が好ましい。
アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましく使用される。
反応温度は、通常、0℃ないし200℃であり、好ましくは20℃ないし140℃である。
またポリアルコールと、パーフルオロアシルフルオリドとの縮合反応は、ジメチルスルフォン等の非プロトン系極性溶媒を反応溶媒として、ポリアルコールと、パーフルオロアシルフルオリドを−40℃ないし100℃の温度でフッ化ナトリウム等の受酸剤存在下で混合することで行うことができる。
本発明に係る多分枝状フッ素化合物は、上記修飾基としてのフッ素含有基:−(RF2O)n−RF1を、エーテル結合またはエステル結合のみを介して有していてもよく、場合によってはエーテル結合およびエステル結合の両方を介して有していてもよい。またエーテルおよび/またははエステル結合を介した同一分子内の3以上のフッ素含有基は、互いに同じであってもよく、異なっていてもよい。
また多分枝状フッ素化合物は、水酸基のエーテルおよび/またはエステル修飾基を、1分子あたり少なくとも3有するが、好ましくは5以上、より好ましくは8以上有するハイパーブランチ構造であることが望ましい。
この少なくとも3の修飾基は、ポリアルコール(原料)の全水酸基の部分修飾に相当してもよく、全修飾に相当してもよい。
ポリアルコールのエーテルまたはエステル修飾率は、原料ポリアルコールの構造、その水酸基数、修飾基の構造などによっても異なり、また所望の特性によっても異なるが、通常20%以上であり、好ましくは50%以上である。
この少なくとも3の修飾基は、ポリアルコール(原料)の全水酸基の部分修飾に相当してもよく、全修飾に相当してもよい。
ポリアルコールのエーテルまたはエステル修飾率は、原料ポリアルコールの構造、その水酸基数、修飾基の構造などによっても異なり、また所望の特性によっても異なるが、通常20%以上であり、好ましくは50%以上である。
ポリアルコールのエーテルまたはエステル修飾率は、1H−NMRおよび19F−NMRスペクトル測定により、1Hのピークと19Fのピークとの比率より求めることができる。ポリアルコールが、オリゴマーである場合の修飾率は、各分子の平均修飾率を意味する。
以下に、本発明に係る多分枝状フッ素化合物の好適例として、ハイパーブランチモデルを具体的にいくつか示す。なお以下の例示化合物は、説明のためのモデル表記であって、多分枝状フッ素化合物はこれら構造になんら限定されるものではない。
(1)グリセリンオリゴマーのPPVEエーテル誘導体:
(2)PG10の50%PPVEエーテル誘導体:
(3)EHO10量体(HPEHO)の部分PPVEエーテル誘導体:
(4)PG10の(HFPO)3の部分エステル誘導体:
(1)グリセリンオリゴマーのPPVEエーテル誘導体:
(2)PG10の50%PPVEエーテル誘導体:
(3)EHO10量体(HPEHO)の部分PPVEエーテル誘導体:
(4)PG10の(HFPO)3の部分エステル誘導体:
多分枝状フッ素化合物が、ポリアルコールの部分エーテルおよび/またはエステルである場合、残余(未修飾)の水酸基は、その一部または全部がアルコキシ化されていてもよい。
未修飾水酸基をそのまま有する化合物またはそのアルコキシ誘導体は、非イオン性界面活性剤である。
多分枝状フッ素化合物は、必要に応じて、残余の水酸基をイオン性に修飾してカチオン性、あるいはアニオン性界面活性剤に誘導してもよい。残余の水酸基は、たとえばカルボン酸基、スルフォン酸基、4級アンモニウム基などの親水性基に置換されていてもよい。
未修飾水酸基をそのまま有する化合物またはそのアルコキシ誘導体は、非イオン性界面活性剤である。
多分枝状フッ素化合物は、必要に応じて、残余の水酸基をイオン性に修飾してカチオン性、あるいはアニオン性界面活性剤に誘導してもよい。残余の水酸基は、たとえばカルボン酸基、スルフォン酸基、4級アンモニウム基などの親水性基に置換されていてもよい。
上記構造のフッ素含有基を有する多分枝状フッ素化合物は、溶媒の表面張力を低下させる能力に優れ、各種溶媒の界面特性を変化させることができる。本発明の多分枝状フッ素化合物を界面活性剤として使用する場合、溶媒の種類、使用目的などによっても使用量は異なるが、長鎖パーフルオロ基を有する線状構造のフッ素系界面活性剤と同様、極少量でその効果を発現することができる。
次に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[例1]
<ポリアルコールのエステル修飾>
フッ化ナトリウム(NaF)の3.2gと、ジメチルアセトアミド(以下、DMAc)の29.3gに溶解したグリセリン10量体(ダイセル科学工業株式会社製、分子あたりの水酸基数12:以下、PG10)の6.4gとを、200mLの4つ口フラスコに入れ、氷浴中、N2バブリングしながら撹拌し、ヘキサフルオロプロピレンオキサイド3量体(COFCF(CF3)OCF2CF(CF3)OC3F7)(以下、(HFPO)3)の27.7gを、5℃以下を保ちながら約1時間かけて滴下した。一晩室温で撹拌し、溶媒を真空留去した後、AK−225(商品名:アサヒクリンAK−225、CF3CF2CHCl2とCClF2CF2CHClFとの混合溶媒)に溶解し、ろ過して塩を取り除き、溶媒を再度真空留去し、このAK−225への溶解、ろ過による塩の除去、溶媒の真空留去を再度行うことにより、エステル誘導体を(収量1.70g)得た。
[例1]
<ポリアルコールのエステル修飾>
フッ化ナトリウム(NaF)の3.2gと、ジメチルアセトアミド(以下、DMAc)の29.3gに溶解したグリセリン10量体(ダイセル科学工業株式会社製、分子あたりの水酸基数12:以下、PG10)の6.4gとを、200mLの4つ口フラスコに入れ、氷浴中、N2バブリングしながら撹拌し、ヘキサフルオロプロピレンオキサイド3量体(COFCF(CF3)OCF2CF(CF3)OC3F7)(以下、(HFPO)3)の27.7gを、5℃以下を保ちながら約1時間かけて滴下した。一晩室温で撹拌し、溶媒を真空留去した後、AK−225(商品名:アサヒクリンAK−225、CF3CF2CHCl2とCClF2CF2CHClFとの混合溶媒)に溶解し、ろ過して塩を取り除き、溶媒を再度真空留去し、このAK−225への溶解、ろ過による塩の除去、溶媒の真空留去を再度行うことにより、エステル誘導体を(収量1.70g)得た。
得られた物質のIRスペクトル、1H−NMRスペクトル、19F−NMRスペクトルから、PG10の(HFPO)3エステル誘導体であることを確認した。1H−NMRおよび19F−NMRスペクトル測定により求めたエステル化率は、61.8%であった。
[例2]
<ポリアルコールのエステル修飾>
NaFの3.2gと、DMAcの50.3gに溶解した5.4gのPG10を、250mLのPFAフラスコに入れ、氷浴中、撹拌し、5℃以下を保ちながらヘキサフルオロプロピレンオキサイド2量体(COFCF(CF3)OC3F7)(以下、(HFPO)2)の14.4gを1時間かけ滴下した。滴下終了後、N2バブリングをしながら、2日間撹拌した。
溶媒を真空留去した後、AK−225に溶解し、ろ過して塩を取り除き、溶媒を再度真空留去することにより、エステル誘導体(収量16.30g)を得た。
<ポリアルコールのエステル修飾>
NaFの3.2gと、DMAcの50.3gに溶解した5.4gのPG10を、250mLのPFAフラスコに入れ、氷浴中、撹拌し、5℃以下を保ちながらヘキサフルオロプロピレンオキサイド2量体(COFCF(CF3)OC3F7)(以下、(HFPO)2)の14.4gを1時間かけ滴下した。滴下終了後、N2バブリングをしながら、2日間撹拌した。
溶媒を真空留去した後、AK−225に溶解し、ろ過して塩を取り除き、溶媒を再度真空留去することにより、エステル誘導体(収量16.30g)を得た。
得られた物質のIRスペクトル、1H−NMRスペクトル、19F−NMRスペクトルから、PG10の(HFPO)3エステル誘導体であることを確認した。1H−NMRおよび19F−NMRスペクトル測定により求めたエステル化率は、48.1%であった。
[例3]
<ポリアルコールのエーテル修飾>
(1)ハイパーブランチポリアルコール:HPEHOの合成
100mLの4つ口フラスコに、滴下ロートと三方コックを取り付け、N2置換を行った。グリセリンの0.34gとクロロホルムの10gを入れ、−5℃以下で30分間撹拌した後、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン(EHO)の15.0gと、BF3・O(C2H5)2の1.89gを1時間かけて滴下した(途中、クロロホルムの10mLを追加した)。滴下終了後、室温で2時間撹拌を行い、水を添加し、重曹水で中和すると、白色物質が析出した。メタノール+クロロホルム溶液に溶解させ、その中に水を加え撹拌した。相分離した水相を抜き、さらに水を加え撹拌した。この水洗を3回行った後、高真空下、100℃で1時間、さらに室温で2日間乾燥した。EHOの開環10量体であるハイパーブランチポリ(3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン)(HPEHO)を白色固体で12.49g得た。収率は、81.3%であった。
<ポリアルコールのエーテル修飾>
(1)ハイパーブランチポリアルコール:HPEHOの合成
100mLの4つ口フラスコに、滴下ロートと三方コックを取り付け、N2置換を行った。グリセリンの0.34gとクロロホルムの10gを入れ、−5℃以下で30分間撹拌した後、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン(EHO)の15.0gと、BF3・O(C2H5)2の1.89gを1時間かけて滴下した(途中、クロロホルムの10mLを追加した)。滴下終了後、室温で2時間撹拌を行い、水を添加し、重曹水で中和すると、白色物質が析出した。メタノール+クロロホルム溶液に溶解させ、その中に水を加え撹拌した。相分離した水相を抜き、さらに水を加え撹拌した。この水洗を3回行った後、高真空下、100℃で1時間、さらに室温で2日間乾燥した。EHOの開環10量体であるハイパーブランチポリ(3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン)(HPEHO)を白色固体で12.49g得た。収率は、81.3%であった。
(2)HPEHOのエーテル修飾
100mLのオートクレーブに、ジオキサンの24.5gで膨潤させた上記で得られたHPEHOの6.05g、2.3gの水に溶解させたKOHの3.04g、相間移動触媒(C4H9)4NBrの0.0547g、ヘキサンの5.02g、パーフルオロプロピレンビニルエーテル(PPVE)の16.2gを加え、撹拌しながらゆっくり80℃まで昇温し、4時間反応させた。
相分離した有機相を大過剰の水に投入し、得られた沈殿物を3回水洗した後、100℃で一晩真空乾燥し、10.85gの白色ワックスが得られた。収率は49%であった。
得られた白色ワックスの1H−NMRスペクトル、19F−NMRスペクトルから、HPEHOのPPVEエーテル付加体(HPEHOの水酸基に50%の割合でPPVEが付加(−CF2CHFOC3F7)していること)が確認できた。
100mLのオートクレーブに、ジオキサンの24.5gで膨潤させた上記で得られたHPEHOの6.05g、2.3gの水に溶解させたKOHの3.04g、相間移動触媒(C4H9)4NBrの0.0547g、ヘキサンの5.02g、パーフルオロプロピレンビニルエーテル(PPVE)の16.2gを加え、撹拌しながらゆっくり80℃まで昇温し、4時間反応させた。
相分離した有機相を大過剰の水に投入し、得られた沈殿物を3回水洗した後、100℃で一晩真空乾燥し、10.85gの白色ワックスが得られた。収率は49%であった。
得られた白色ワックスの1H−NMRスペクトル、19F−NMRスペクトルから、HPEHOのPPVEエーテル付加体(HPEHOの水酸基に50%の割合でPPVEが付加(−CF2CHFOC3F7)していること)が確認できた。
[例4]
<PG10のエーテル修飾>
2リットルの反応器に、水の271g、tert−BuOHの166mL、KOHの103g、相間移動触媒(C4H9)4NBrの1.8g、水酸基数12のグリセリン10量体(PG10)の98.2gを加え、30℃に保ちながら、PPVEの502gを3日間かけて徐々に加え反応させた。下層を水洗で精製し、乾燥し、収量235.26g(収率49%)で目的物を得た。得られた物質の1H−NMRスペクトル、19F−NMRスペクトルから、PG10のPPVEエーテル付加体であることを確認した。1H−NMR、19F−NMR測定から求めたPG10の水酸基へのPPVE修飾率は90%であった。
<PG10のエーテル修飾>
2リットルの反応器に、水の271g、tert−BuOHの166mL、KOHの103g、相間移動触媒(C4H9)4NBrの1.8g、水酸基数12のグリセリン10量体(PG10)の98.2gを加え、30℃に保ちながら、PPVEの502gを3日間かけて徐々に加え反応させた。下層を水洗で精製し、乾燥し、収量235.26g(収率49%)で目的物を得た。得られた物質の1H−NMRスペクトル、19F−NMRスペクトルから、PG10のPPVEエーテル付加体であることを確認した。1H−NMR、19F−NMR測定から求めたPG10の水酸基へのPPVE修飾率は90%であった。
[例5]
例1〜4と同様の方法で、PG10またはHBEHOを、図1〜2中に示す含フッ素化合物(パーフルオロオレフィンまたはパーフルオロアシルフルオリド)でそれぞれエーテルまたはエステル修飾して、PG10−PPVE、PG10−PHVE、PG10−(HFPO)2、PG10−(HFPO)3、PG10−HFP、HBEHO−PPVEを得た。各図中、各誘導体に付したカッコ内数値は修飾率を示す。
得られた多分枝状フッ素化合物を、水またはPGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート)に添加し、各溶媒の添加量(質量%)に対する表面張力(mM/m)を測定した。
得られた測定結果を、グラフで図1〜2に示す。
水およびPGMEAの表面張力に対し、多分枝状フッ素化合物の添加により、それぞれ表面張力が低下することが確認された。
例1〜4と同様の方法で、PG10またはHBEHOを、図1〜2中に示す含フッ素化合物(パーフルオロオレフィンまたはパーフルオロアシルフルオリド)でそれぞれエーテルまたはエステル修飾して、PG10−PPVE、PG10−PHVE、PG10−(HFPO)2、PG10−(HFPO)3、PG10−HFP、HBEHO−PPVEを得た。各図中、各誘導体に付したカッコ内数値は修飾率を示す。
得られた多分枝状フッ素化合物を、水またはPGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート)に添加し、各溶媒の添加量(質量%)に対する表面張力(mM/m)を測定した。
得られた測定結果を、グラフで図1〜2に示す。
水およびPGMEAの表面張力に対し、多分枝状フッ素化合物の添加により、それぞれ表面張力が低下することが確認された。
本発明に係る多分枝状フッ素化合物は、たとえば界面活性剤、撥水撥油剤、その中間体原料として、写真発色材料の原料などとして、さらにはレーザーによる情報書き込みおよび/または読み取り可能な情報記録媒体を製造する際の溶剤、レジストなどの添加剤として有用である。
Claims (3)
- ポリアルコールの水酸基のエーテルおよび/またはエステル修飾基として、−(RF2O)n−RF1基(ここで、RF1基はパーフルオロメチル基またはジフルオロメチル基を末端とするフルオロアルキル基であり、(RF2O)はフルオロアルキレンエーテル単位であり、RF1およびRF2はいずれも炭素−炭素結合連鎖部分が最長でも6以下で、直鎖状でも分岐状でもよく、nは0〜20の整数)で示されるフッ素含有基を、前記エーテルおよび/またはエステル結合を介して1分子あたり少なくとも3有する多分枝状フッ素化合物。
- 請求項1に記載の多分枝状フッ素化合物からなる界面活性剤。
- 水酸基を3以上含有するポリアルコールと、
エーテル結合を含んでいてもよいパーフルオロオレフィンとを付加反応させるか、またはエーテル結合を含んでいてもよいパーフルオロアシルフルオリドと縮合反応させる請求項1に記載の多分枝状フッ素化合物の製造方法。
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---|---|---|---|---|
WO2008099873A1 (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-21 | Daikin Industries, Ltd. | フルオロエーテル系界面活性剤を用いた電極塗工用組成物 |
JP2010509442A (ja) * | 2006-11-09 | 2010-03-25 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | フルオロポリエーテル酸または塩および短鎖フッ素系界面活性剤を含む重合剤を用いるフッ素化モノマーの水性重合 |
WO2011102439A1 (ja) * | 2010-02-22 | 2011-08-25 | セントラル硝子株式会社 | ジフルオロ酢酸エステルの製造方法 |
KR101498327B1 (ko) * | 2011-12-13 | 2015-03-03 | 주식회사 엘지화학 | 신규한 불소계 고분자 및 이의 제조방법 |
JP2021004281A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | ユニマテック株式会社 | 含フッ素オリゴマー、その製造法およびそれを有効成分とする表面改質剤 |
-
2004
- 2004-11-11 JP JP2004327665A patent/JP2006137689A/ja not_active Withdrawn
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