JP2006137090A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置において、画像形成装置の制御を行うプログラムのアップデートを簡単に行う。
【解決手段】サービス用の特殊紙にエンジンファームウェアの内容を書き込んだ、超小型メモリチップを取り付け、給紙中に特殊紙内のメモリタグ内の情報を読み取ることにより、エンジンファームウェア・コントローラファームウェアのアップデートを行う。
【選択図】 図1
【解決手段】サービス用の特殊紙にエンジンファームウェアの内容を書き込んだ、超小型メモリチップを取り付け、給紙中に特殊紙内のメモリタグ内の情報を読み取ることにより、エンジンファームウェア・コントローラファームウェアのアップデートを行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、記録媒体に画像を形成する例えば電子写真プリンタ、電子写真複写機、インクジェット式プリンタおよびワードプロセッサなどの画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置の実行プログラム書き替え方法には、PCカードを装置本体に挿入し、書き替えるものがある(例えば、特許文献1、2参照。)。
従来例として、多色画像形成装置の構造と画像形成装置の制御プログラム書き換え方法とを、その作用とともに図12〜図18を参照して説明する。
図12は、従来の画像形成装置の断面図である。像担持体100上に光学ユニット107により各色毎に形成された潜像は各色現像器Dy、Dc,Dm,Dkにより現像像化され、転写ベルト103の外周上に複数回転写されて、多色画像が形成される。ここで、転写ベルト103上に高圧を印加し、トナーを転写ベルト103上に転写している。次に、給紙カセット101または給紙トレー106から給紙された印刷媒体記録紙102は、図12に示す紙パスにより搬送され、転写ベルト103から多色画像を再転写される。
その後、印刷媒体102は、搬送ローラ111により搬送され、定着ユニット104で定着され、排紙部109に排出される。ここで、各色現像器は、その両端に回転支軸を有し、各々が該軸を中心に回転可能に現像器機構部110に保持され、各現像器は現像器選択のための回転がなされる。また、112は転写ベルト103上のトナーを清掃するクリーニングユニット、113aは像担持体100からの廃トナーを保持するための廃トナーユニット、114は、紙パス上の印刷媒体102の種類を検知する紙種検知部である。
図13は従来例装置の画像形成、制御プログラム書き換えに関係する制御系のブロック図である。なお、同図は画像形成、制御プログラム書き換えに関係する制御のみを示したもので、その他の制御は示していない。
10は画像形成装置本体を示す。21は、コントローラ3よりプリント開始指示信号(S4)および画像データ(S5)および印字パラメータ設定指示信号(S9)を受け取り、印刷媒体搬送および画像形成、紙種検知制御を行うための制御部であり、4は本画像形成装置10へ信号S8により画像データを送出するホストコンピュータであり、3は本画像形成装置10内にあり、ホストコンピュータより送出された画像データを展開するコントローラで、展開した画像データをS4、S5および、S9により、制御部21に送出する。
また、制御部21は、コントローラ3に対し、各色画像データの同期を行う画像形成同期信号S6を送出する。また、制御部21は、コントローラ3に対し、エンジン状態がプリント開始可能である状態を示す信号S7を送出する。
印刷媒体搬送制御部22は、制御部21より信号S10によって送られた印刷媒体搬送信号によりモータ23を駆動し印刷媒体搬送の制御を行い、モータ23は印刷媒体を搬送するためのローラ等25を機械的に駆動する。
107は、制御部21より信号S11によって送られたスキャナ駆動信号によりスキャナの回転を行い、レーザ光を像担持体100に対し発光し、像担持体100上に画像を形成する光学ユニットである。また、113bは、像担持体100を含んだ交換可能なカートリッジであり、内部に、制御部21と電気的に接続された画像形成パラメータを保持し、寿命等の情報を記録する、EEPROM31を含んでいる。EEPROM31と、制御部21間は、信号S34および、信号S35により読み書き可能となっている。
次に、EEPROM31の内部情報について説明する。図14において、EEPROM31は、画像形成パラメータを保持する領域として、個々のカートリッジに固有な、カートリッジID番号401と、ドラムの感度を保持する402の領域を持つ。この2つの領域は読み出しのも可能となっている。また、寿命等を記録する領域には、ドラムの回転時間を保持する領域403と、プリント枚数を保持する領域404を持つ。制御部21は、これらの領域のアクセスを行うことにより、カートリッジ113bの寿命判断を行っている。
図15は、従来例の4色印字1枚を行う場合の制御部21の動作を示すフローチャートである。このフローチャートを説明する。コントローラ3からの印字指示信号S4を待つ(S202)。印字指示信号S4を受け取ると、スキャナ107の回転を開始し(S203)、紙搬送のためのモータの駆動を開始する(S204)。その後、EEPROM31から、画像形成パラメータを読み出し(S205)、総合的な画像形成パラメータを決定し、画像形成動作を行う(S206)。用紙の排出が終了した後(S207)、モータ、スキャナを停止し(S208)、EEPROM31に感光ドラム回転時間および、プリント枚数を書き込む(S209)。
次に、図16に、従来例の制御部21内制御ソフトウェアのアップデート方法を示す。制御部21内には、電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ32と、RAM33を持っている。フラッシュメモリ32内には、制御部21を動作させる実行プログラムを保持している。制御部21は、フラッシュメモリ32内の実行プログラムに従い、印字動作を行っている。また、34は、インターネット、イントラネット等でホストコンピュータ4に接続されたWebサーバであり、フラッシュメモリ32内の実行プログラム公開している。ここで、実行プログラムを書き換える場合、ユーザは、ホストコンピュータ4からWebサーバへ行き、最新の実行プログラムダウンロードする。さらにホストコンピュータ4からコントローラ3に対し、実行プログラムを転送した後、フラッシュメモリ32の内容を変更する。また、Webサーバの代わりに、CD−ROM等の物理媒体を介して、郵送などで、ユーザに配布することもある。
図17は従来例の実行プログラムのアップデート方法を示したフローチャートである。このフローチャートを説明する。ユーザがWebサーバ34からアップデートする実行プログラムをホストコンピュータ4にダウンロードし(S242)、実行プログラムをホストコンピュータ4からコントローラ3に転送する(S243)。次に、コントローラ3から制御部21に実行プログラムデータを転送し(S244)、制御部21は、実行プログラムを書き換え(S245)、実行プログラム書き換え終了後、コントローラ3は制御部21をリセットし(S246)、終了する。
図18は、従来例の実行プログラムを書き換える制御部21のフローチャートである。本フローチャートは、実行プログラムデータを分割し、コントローラ3から、制御部21に送出する場合のものである。電源ON後、プリンタの初期化を行い(S222)、フラッシュメモリの内容をチェックする。もしフラッシュメモリの内容が異常であった場合、フラッシュメモリの書き換えが必要なため、強制的にフラッシュメモリ書き換えモードに移行する。正常であった場合、通常の印字動作モードに移行する(S223)。通常の印字モード中、コントローラ3からフラッシュメモリの書き換え指示があった場合、書き換えモードに移行し(S225)、書き換え指示が無かった場合、通常の印字モードで動作する(S224)。次に、フラッシュメモリ書き換えモードに移行し(S226)、通常の印字動作を受け付けなくする。
次に、コントローラ3からのフラッシュメモリ32書き換え開始指示が来るまで待ち(S227)、フラッシュメモリ書き換え開始指示がきた後、フラッシュメモリを書き換えるためのプログラムをRAM33に転送する(S228)。これは、フラッシュメモリ自体を書き換えるため、RAM33上でプログラムを実行しフラッシュメモリの書き換えを行うためである。RAM33へのプログラム転送が終了した後、制御部21はコントローラ3に対し、フラッシュメモリデータ受付可能を報知する(S229)。コントローラ3から初期化指示があったか判定し(S231)、初期化指示があった場合、制御部21のリセット処理を行う(S230)。初期化指示が無かった場合、コントローラ3からフラッシュメモリ書き換えデータ(実行プログラム)を受け付け(S232)、フラッシュメモリ内容を書き換える(S233)。フラッシュメモリの書き換えが完了したならS229に行く。
以上のようにして画像形成装置10内の制御部21の実行プログラムを書き換え、ユーザは、画像形成装置の実行プログラムを最新のものにアップデートすることを実現していた。
特開平08−166883号公報
特開2000−20290号公報
このように上記従来例においてユーザは、画像形成装置10内の制御部21の実行プログラムを書き換え、画像形成装置の実行プログラムを最新のものにアップデートすることを実現していた。
しかしながら、従来、ユーザが、ホストコンピュータ、インターネット、PCカード又はCD−ROM等の媒体を介して、制御部21の実行プログラムをアップデートしていたため、ユーザがアクションを起こさないと、制御部21の実行プログラムを変更することが出来なかった。また、サービスマンがプログラムのアップデートを行う場合、パソコン等のプログラム書き換え治具が必要であった。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、印字を行う記録媒体に非接触で読み取り可能なメモリを付し、そのメモリに制御部21の実行プログラムを格納しておき、その実行プログラムを読み出して、制御部21内のフラッシュメモリに搭載したプログラムを書き換えることで、外部から特別な処理を行うことなく、実行プログラムをアップデート可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムを読み出す読み出し手段と、画像形成装置を制御する制御プログラムを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶した制御プログラムを書き換える制御プログラム書き換え手段を有し、前記読み出し手段により、前記記録媒体から制御プログラムを読み出し、前記制御プログラム書き換え手段により、前記記憶手段内の制御プログラムを書き換えることを特徴とする画像形成装置。
(2)記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出す読み出し手段と、画像形成装置を制御する制御プログラムを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶した制御プログラムを書き換える制御プログラム書き換え手段を有し、前記読み出し手段により、前記記録媒体から制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出し、前記属性情報を判断した結果、報前記制御プログラム書き換え手段により前記記憶手段内の制御プログラムを書き換えることを特徴とする画像形成装置。
(3)前記画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出す読み出し手段は、画像形成装置と接触することなく、画像形成装置本体から読み取り可能であることを特徴とする前記(1)または(2)記載の画像形成装置。
(4)前記記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報は、前記記録媒体上の記録媒体メモリに配置されることを特徴とする前記(1)〜(3)いずれかに記載の画像形成装置。
(5)前記記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報は、前記記録媒体上の記録媒体メモリに配置され、前記記録媒体メモリは、非接触で画像形成装置本体から読み取り、書き込み可能であることを特徴とする前記(1)〜(3)いずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記属性情報は、前記制御プログラムのバージョン情報であることを特徴とする前記(2)記載の画像形成装置。
(7)記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出す読み出し手段と、画像形成装置を制御する制御プログラムを記憶した複数の記憶手段と、前記記憶手段に記憶した制御プログラムを書き換える制御プログラム書き換え手段を有し、前記読み出し手段により、前記消耗品から制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出し、前記属性情報を判断した結果、前記制御プログラム書き換え手段により前記記憶手段内の1つあるいは、複数の制御プログラムを書き換えることを特徴とする画像形成装置。
(8)複数の記録媒体に記録された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出す読み出し手段と、画像形成装置を制御する制御プログラムを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶した制御プログラムを書き換える制御プログラム書き換え手段を有し、前記読み出し手段により、前記複数の記録媒体から制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出し、前記属性情報を判断した結果、前記制御プログラム書き換え手段により前記記憶手段内の制御プログラムを書き換えることを特徴とする画像形成装置。
(9)前記記録媒体は、複数の画像形成装置の制御プログラムを保持していることを特徴とする前記(1)〜(8)いずれかに記載の画像形成装置。
本発明によれば、記録媒体に付属したメモリに画像形成装置の実行プログラムを保持し、画像形成装置がプログラムを自動的に書き換えることにより、ユーザの手を煩わせることなく、また、特別な外部から特別な機器を用いることなく、最新の実行プログラムを維持することが出来る。
以下、本発明に係る画像形成装置および装置ユニットを図面に則して更に詳しく説明する。なお、図12ないし図18に示した従来例との共通個所には、同一番号を付して、説明を省略する。
本発明の第1の実施形態は、記録媒体である、シート上もしくは、シート内に画像形成装置制御部から非接触の状態で読み取りおよび書き込み可能な不揮発性のメモリ(以下、記録媒体メモリとする)を取り付けておく。この記録媒体メモリには、工場・販売会社において、特定の画像形成装置実行プログラムを記憶させておく。記録媒体を印字したとき、記録媒体内に画像形成装置実行プログラムが格納されていた場合、画像形成装置内の実行プログラムと、記録媒体内の実行プログラムを比較し、記録媒体内の実行プログラムの方が新しかった場合、実行プログラムを記録媒体から、画像形成装置内のフラッシュメモリにダウンロードし、画像形成装置内の実行プログラムを最新にアップデートするものである。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に参照して詳細に説明する。なお、図12ないし図18に示した従来例との共通個所には同一番号を付して説明を省略する。
なお、通常の印字モードにおいて、制御部51は、従来例と同様の印字動作を行う。コントローラ3は、ホストコンピュータ4から受信した印刷データS8を基に画像データを生成し、ビデオ信号S5として、同期信号や制御信号S9、印刷開始を指示する信号S4を制御部51に送信するとともに、制御部51から状態を示す信号S7,S9を受信する。
制御部51は、受信したビデオ信号や同期信号に基づいて、記録紙搬送制御部22を制御して(信号S10)搬送系のモータ23を駆動し、そのモータ23により搬送部のローラ等25を駆動する。また、搬送された記録紙が所定の記録位置に達したなら、光学ユニット107にビデオ信号S11を送り、ビデオ信号で変調されたレーザビームを発信すると共に、ビデオ信号をラスタライン上で操作するための回転多面鏡を走査速度に応じた速度で回転させる。そのレーザビームにより感光ドラム100が走査され、静電潜像が形成された後、トナー現像、熱定着というプロセスを経て画像が印刷媒体上に固定される。
図1は、第1実施形態の画像形成、実行プログラムのアップデートに関する、プリンタ10内の制御系のブロック図である。なお、同図は画像形成、実行プログラムのアップデートに関係する制御のみを示したもので、その他の制御は示していない。ここで、51は本実施例の制御部、50は、制御部51の実行プログラムを含んだ記録媒体メモリである。ここで、制御部51から出力された信号はシリアル信号に変換された後に変復調部52にて変調され、アンテナ2を介して記録媒体メモリ50に対して読み出し、書き込みを行う。
記録媒体搬送路に近接して設けられたアンテナ2と、記録媒体上または記録媒体内の記録媒体メモリ50の位置関係と構成について、図2により説明する。図1において、アンテナ2は、記録媒体113の搬送位置の搬送停止位置から、記録媒体メモリ50に対して非接触で電力の供給やデータの読み取りが可能となる位置に配置され、非接触の状態で記録媒体メモリ50に対し電力供給を行うと同時に情報の送受信を行う。記録媒体メモリ50は、図3に示すように記録媒体113上に配置されている。
<制御部と印刷媒体メモリ間の通信>
ここで、制御部51と、記録媒体メモリ50間のワイヤレスで通信の詳細を述べる。
ここで、制御部51と、記録媒体メモリ50間のワイヤレスで通信の詳細を述べる。
制御部51から出力された信号は、シリアル信号に変換された後に変復調部52にて変調され、アンテナ2を介して記録媒体メモリ50に伝送される。
図4は、変復調部52のブロック図である。同図において、制御部51は、クロック信号(以下「SCK信号」という)221と、データ出力信号(以下「DO」という)222と、データ入力信号(以下「DI」という)223と、記録媒体メモリ50を制御する電磁波の発信を指示する信号(以下「RFON」という)220を、次段のパラレル−シリアル変換部(以下P−S変換部という)213に送出する。
P−S変換部213は、制御部51からの出力信号を、調歩同期信号、つまりスタートビット(ST)とストップビット(SP)を付加してシリアル信号231に変換する。シリアル信号231は、ASK部214に入力されデジタル振幅変調(ASK:Amplitude Shift Keying)信号212となる。ASK部214は、所定の搬送波(又はキャリア)と称する正弦波を発振する発振部215(発振周波数:f1kHz)とアナログスイッチ部216で構成される。発振部215は、制御部51から送出される発振イネーブル信号1004(OSC_EN)が『HIGH』で発振、『LOW』で発振停止となる。
復調部219には、後述する記録媒体メモリ50からのAKS変調されたDO信号が入力され、入力されたASK信号が復調されて、その復調された信号は波形整形部218でデジタル信号に変換されて、制御部51に入力される。
図5は、記録媒体メモリ50のブロック図である。同図において、前述したアンテナ2から送出したASK信号212を、電磁波受信手段としての受信コイル235が電磁誘導により受信し、復調部237と電源生成部242に送られる。ここで、受信コイル235とコンデンサ236とで共振回路を構成し、所定周波数(f1kHz)の電磁波のみ復調部237と電源生成部242に送出する役割を果たしている。電源生成部242は、整流回路と+3V以上にならないためのクランプ回路とで構成されて、ASK信号212で受信コイル235が励起されることにより発生する交流電圧を整流して、+3Vの電源を生成する。復調部237は、ASK信号212を復調して、その復調した信号249を波形整形部238でデジタル信号250に変換する。そして、次段のS−P変換部239で、スタートビットとストップビットを含んだシリアル信号から、SCK信号259とDI信号260(EEPROM240のデータ入力ピンDIに入力される)を生成する。
EEPROM240は、読み出しモードの際は、データ出力ピンDOから信号261を送出するが、その出力信号261は、S−P変換部239をへて信号253としてASK部244に入力されて、ASK変調された信号256に変換される。ASK部244は発振部245とアナログスイッチ246とで構成される。なお、ASK部244の発振部245の発振周波数(f2kHz)は、図5の発振部215の周波数とは異なるものを使用する。
なお、読み出しモード/書き込みモードといったモードは、制御部51からデータ信号とは別途出力される書き込み信号や読み出し信号等により指定することもできる。その場合には、EEPROM240は指定されたモードに従って読み出し/書き込みを行うことになる。
図6は、記録媒体メモリ50に保持する内容を示した図である。90は、記録媒体メモリが保持している実行プログラムのバージョン情報、91は、実行プログラムをリリースした日付、92は、制御部51に書き込む実行プログラム、93は、記録媒体特有の画像形成パラメータ(記録媒体の種類、重さ等)、94は、記録媒体固有のID、95は記録媒体メモリ50から、実行プログラムをダウンロードした日付である。ここで、93は、記録媒体の製造工場で書き込まれ、90、91、92、94、記録媒体の製造工場はまた、画像形成装置の販売サービスセンター等で書き込まれる。95は、実行プログラムを書き換える動作を実行するときに、随時更新される。
次に、通常モードからの、制御部51内の実行プログラムアップデートの方法を図7のフローチャートを使用して説明する。通常の画像形成動作を開始し(S160)、記録媒体読み取り可能位置で一時記録媒体を停止する(S161)。記録媒体に実行プログラムアップデート用のメモリが存在すると判断した場合(S162)、記録媒体メモリ50内の実行プログラムバージョン情報90および、日付情報91と、制御部51内の実行プログラムバージョンと、保持している日付情報を比較し、記録媒体113内のバージョンの方が新しいバージョンでかつ新しい日付であった場合(S163)、実行プログラムのアップデートを行うため、S164に行く。新しいバージョンおよび日付で無かった場合、通常の印字動作を行い(S168)、そのまま終了する(S169)。S164では、記録媒体メモリ50から、実行プログラム92を、フラッシュメモリ書き換え手段37を経由して、フラッシュメモリ32に転送する。次に、制御部51は、転送データに従い、フラッシュメモリを書き換える(S165)。最後に、書き換え終了後、制御部51は、記録媒体メモリの書き換え日付領域に対し、実行プログラムを書き換えた日付を書き込み(S166)、リセット動作を行う(S167)。
本実施例では、画像形成動作開始後、記録媒体を一時停止しているが、記録媒体の搬送開始前に記録媒体メモリ50を読み取り可能な位置に、アンテナ2を配置しても良い。
以下、本発明の第2の実施形態を図面に参照して詳細に説明する。なお、図12ないし図18に示した従来例および図1ないし図7に示した第1の実施例との共通個所には同一番号を付して説明を省略する。
本発明の第2の実施形態は、画像形成装置内に複数の制御手段があり、その何れかに書き換えるべきフラッシュメモリがあった場合の処理を特徴とするものである。
図8は、第2実施形態の画像形成、実行プログラムのアップデートに関する、プリンタ10内の制御系のブロック図である。なお、同図は画像形成、実行プログラムのアップデートに関係する制御のみを示したもので、その他の制御は示していない。
ここで、71は本実施例の制御部、制御部71内には、光学ユニット107等を制御するメインCPU72と、記録紙搬送制御部22を制御するサブCPU73とから構成されている。サブCPU73中には、フラッシュメモリ32が搭載されており、メインCPU72の実行プログラムの書き換えおよび、フラッシュメモリ74内に保持している、サブCPUの実行プログラムも、メインCPU72からの書き換えが可能な構成となっている。
図9は、記録媒体メモリ50に保持する内容を示した図である。170は、記録媒体メモリが保持しているメインCPUの実行プログラムのバージョン情報、171は、メインCPUの実行プログラムをリリースした日付、172は、制御部71のメインCPUに書き込む実行プログラム、173は、記録媒体メモリが保持しているサブCPUの実行プログラムのバージョン情報、174は、サブCPUの実行プログラムをリリースした日付、175は、制御部71のサブCPUに書き込む実行プログラム、176は、記録媒体113の画像形成パラメータ、177は、記録媒体固有のID、178は記録媒体メモリ39から、実行プログラムをダウンロードした日付である。ここで、170、171、172、173、174は、記録媒体の製造工場で書き込まれ、178は、画像形成装置が印字動作あるいは、実行プログラムを書き換える動作を実行するときに、随時更新される。
ここで、メインCPU72は、記録媒体113内の記録媒体メモリ50内の実行プログラムが新しくなっていると確認したとき、まず、メインCPUの実行プログラムのアップデートを行う。その後、サブCPUの実行プログラムのアップデートを行う。
ここでは、制御部71内のメインCPUからサブCPUに対してプログラム変更を行うことに関して説明したが、もちろん、メインCPUからコントローラ3の実行プログラム変更を行っても良い。
以下、本発明の第3の実施形態を図面に参照して詳細に説明する。なお、図12ないし図18に示した従来例および図1ないし図7に示した第1の実施例および、図8ないし図9に示した第2の実施例との共通個所には同一番号を付して説明を省略する。
本発明の第3の実施形態は、記録媒体上に複数の記録媒体メモリが存在し、それぞれに、実行プログラムの一部を保持している場合の処理を特徴とするものである。
図10は第3の実施例の画像形成、関係する制御系のブロック図である。なお、同図は画像形成、実行プログラム書き換えに関係する制御のみを示したもので、その他の制御は示していない。ここで、制御部54は、画像形成、および、実行プログラム書き換えを行う。52は、記録媒体メモリ65、66,67,68と信号を送受信する変復調部であり、55はアンテナ、制御部54は、アンテナ55を経由し、記録媒体113を搬送中に順次、記録媒体メモリ65、66、67、68の内容を読み書きする。
図11は、記録媒体メモリ65、66、67、68に保持する内容を示した図である。651、661、671、681は、カートリッジメモリが保持している実行プログラムのバージョン情報、652、662、672、682は、制御部54に書き込む実行プログラムの一部(ここでは、64KByte)、653、663、673、683は、は記録媒体の画像形成パラメータ、654、664、674、684は、記録媒体固有のIDである。
ここで、制御部54は、全ての記録媒体メモリのバージョンを確認する。確認したバージョンの全てが同一であるとき、フラッシュメモリ内のバージョンと比較し、新しい実行プログラムをフラッシュメモリに転送することにより、最新の実行プログラムとすることが出来る。
3 コントローラ
4 ホストコンピュータ
10 画像形成装置(プリンタ)
22 記録紙搬送制御部(印刷媒体搬送制御部)
21、51、54、71、 装置印字動作を行う制御部
50 記録媒体メモリ
100 像担持体(感光ドラム)
101 給紙カセット
102 印刷媒体
104 定着ユニット
106 給紙トレー
107 光学ユニット(スキャナ)
4 ホストコンピュータ
10 画像形成装置(プリンタ)
22 記録紙搬送制御部(印刷媒体搬送制御部)
21、51、54、71、 装置印字動作を行う制御部
50 記録媒体メモリ
100 像担持体(感光ドラム)
101 給紙カセット
102 印刷媒体
104 定着ユニット
106 給紙トレー
107 光学ユニット(スキャナ)
Claims (9)
- 記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムを読み出す読み出し手段と、画像形成装置を制御する制御プログラムを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶した制御プログラムを書き換える制御プログラム書き換え手段を有し、前記読み出し手段により、前記記録媒体から制御プログラムを読み出し、前記制御プログラム書き換え手段により、前記記憶手段内の制御プログラムを書き換えることを特徴とする画像形成装置。
- 記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出す読み出し手段と、画像形成装置を制御する制御プログラムを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶した制御プログラムを書き換える制御プログラム書き換え手段を有し、前記読み出し手段により、前記記録媒体から制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出し、前記属性情報を判断した結果、報前記制御プログラム書き換え手段により前記記憶手段内の制御プログラムを書き換えることを特徴とする画像形成装置。
- 前記画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出す読み出し手段は、画像形成装置と接触することなく、画像形成装置本体から読み取り可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報は、前記記録媒体上の記録媒体メモリに配置されることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報は、前記記録媒体上の記録媒体メモリに配置され、前記記録媒体メモリは、非接触で画像形成装置本体から読み取り、書き込み可能であることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の画像形成装置。
- 前記属性情報は、前記制御プログラムのバージョン情報であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 記録媒体に保持された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出す読み出し手段と、画像形成装置を制御する制御プログラムを記憶した複数の記憶手段と、前記記憶手段に記憶した制御プログラムを書き換える制御プログラム書き換え手段を有し、前記読み出し手段により、前記消耗品から制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出し、前記属性情報を判断した結果、前記制御プログラム書き換え手段により前記記憶手段内の1つあるいは、複数の制御プログラムを書き換えることを特徴とする画像形成装置。
- 複数の記録媒体に記録された画像形成装置の制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出す読み出し手段と、画像形成装置を制御する制御プログラムを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶した制御プログラムを書き換える制御プログラム書き換え手段を有し、前記読み出し手段により、前記複数の記録媒体から制御プログラムおよび制御プログラムの属性情報を読み出し、前記属性情報を判断した結果、前記制御プログラム書き換え手段により前記記憶手段内の制御プログラムを書き換えることを特徴とする画像形成装置。
- 前記記録媒体は、複数の画像形成装置の制御プログラムを保持していることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2004328941A JP2006137090A (ja) | 2004-11-12 | 2004-11-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006137090A true JP2006137090A (ja) | 2006-06-01 |
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Family Applications (1)
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2004
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |