JP2006133391A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニップ部によって発生される記録紙のカール量を効果的に低減した定着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ヒートローラ41と、該ヒートローラ41に圧接するプレスローラ42とを備え、該ヒートローラ41及びプレスローラ42の圧接面に形成されるニップ部45で記録紙Aを加熱・加圧して、該記録紙A上にトナー像を定着させる定着器ユニット4において、第1記録紙搬送経路11の下流側であってニップ部45の後方に剥離爪46が設けられ、該剥離爪46によって、該ニップ部45で加熱・加圧されてヒートローラ41の外周面41aに沿って搬送された記録紙Aを直ちに剥離する。
【選択図】図3

Description

本発明は、定着装置の技術に関し、より詳細には、定着装置に設けられる剥離爪のヒートローラに対する配置構成を変更して記録紙のカール量を低減させるように構成した定着装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、ヒートローラ及びプレスローラを備えてなる定着装置が設けられており、この定着装置では、ヒートローラとプレスローラとの圧接部(ニップ部)を記録紙が通過する間に、トナー転写後の記録紙がヒートローラによって加熱・加圧されて、記録紙上のトナー画像が定着される。
このような定着装置は、ヒートローラの周面に沿ってニップ部が形成され、ニップ部において記録紙が加熱・加圧される際にヒートローラの周面に付着して、ニップ部を通過した後も巻き付ついてしまう場合があった。かかる状態で記録紙の搬送を継続すると、紙詰まりの原因となっていた。そこで、ヒートローラに付着した記録紙の剥離手段としての剥離爪を設けた定着装置が提案されている。かかる定着装置では、通常、ヒートローラの回転方向下流側(記録紙搬送経路の下流側)であって剥離爪の先端部がヒートローラの周面に当接するように配置される。
また、ヒートローラ及びプレスローラによって加熱・加圧された記録紙は、ニップ部を通過後に、記録紙の搬送方向の両端部に対し、略中央部が上方若しくは下方となるようにカールすることがある。記録紙がカールしたままであると、定着装置その他の周辺機器等に接触しながら記録紙の搬送方向に搬送されて、記録紙が機械内部の部品によりこすれて搬送が乱れたり、汚れたりしてしまうことがあった。また、記録紙のカール量によっては、剥離爪によってもヒートローラの周面から剥離することができずに、上述したような紙詰まり等の搬送不良が生じる場合があった。
かかる観点から、記録紙のカール量を低減し、断面視略直線状に矯正するようにした定着装置等が提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
例えば、特許文献1に開示される定着装置は、剥離爪を少なくとも3つ備えるとともに、剥離爪は剥離面の先端側と剥離爪先端におけるローラの接線とがなす剥離角が、ヒートローラの長手方向中央付近に設けられる剥離爪と、長手方向両端部に設けられる剥離爪とで異なる角度に構成される。そして、ヒートローラから剥離爪によって記録紙が剥離される際に、ヒートローラの長手方向の位置に応じて、剥離爪が記録紙に加える力が異なるように構成することができ、カールを矯正しながら搬送することができる(特許文献1参照)。
また、特許文献2に開示される定着装置は、ニップ部を通過した記録紙に対して、カール付与方向とは逆方向への押圧力を付与するように当接部材を配設し、記録紙のカール量を低減することができる(特許文献2参照)。
特開2003−345163号公報 特開平9−90685号公報
ところで、記録紙のカールは、記録紙がヒートローラの周面に付着若しくは近接している長さに影響を受ける。従来の定着装置では、ニップ部に至ってから剥離爪によってヒートローラから剥離されるまでの距離が長く、記録紙がヒートローラの周面に付着している時間が長かった。そのため、ニップ部通過後もヒートローラによって継続して加熱される結果、記録紙のカール量が多くなり、ヒートローラに沿うようにカールされた記録紙がヒートローラ周面に付着して、剥離爪によっては剥離できずに紙詰まりが起こる場合があった。また、記録紙のカール量が大きくなって、記録紙が周辺機器と接触して、記録紙の搬送が乱れたり汚れたりしてしまう場合があった。
また、該特許文献1及び特許文献2には、確かに、記録紙が剥離爪によってヒートローラから剥離される際にカールを矯正したり、カール方向と逆方向に押圧してカール量を低減したりするような定着装置が開示されているが、いずれの定着装置であっても、ヒートローラの周面へ付着等する記録紙の時間が長いため、カールを十分に矯正することができない場合があった。
そこで、本発明は、定着装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、ニップ部によって発生される記録紙のカール量を効果的に低減した定着装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、ヒートローラと、該ヒートローラに圧接するプレスローラとを備え、該ヒートローラ及びプレスローラの圧接面に形成されるニップ部で記録紙を加熱・加圧して、該記録紙上にトナー像を定着させる定着装置において、記録紙搬送経路の下流側であってニップ部の後方に剥離爪が設けられ、該剥離爪によって、該ニップ部で加熱・加圧されてヒートローラの周面に沿って搬送された記録紙を直ちに剥離するものである。
請求項2においては、前記ニップ部の記録紙搬送経路に対する上流側端部及び下流側端部を前記ヒートローラの周面に沿って結んだ円周長さよりも、該下流側端部及び前記剥離爪の先端と前記ヒートローラの周面との接部をヒートローラの周面に沿って結んだ円周長さが小であるものである。
請求項3においては、前記剥離爪の接部が、前記ニップ部の下流側端部に近接して配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す構成としたので、記録紙がヒートローラに付着若しくは近接する状態を少なくして、カール量を低減して、記録紙がヒートローラに巻き込まれて紙詰まりを起こしたり、カールの矯正ができなくなって印刷不良が生じたりするのを防止できる。
請求項2に示す構成としたので、ニップ部でカールされた記録紙が、ヒートローラの周面の形状に沿ってさらにカールするのを防止して、記録紙のカール量を低減できる。
請求項3に示す構成としたので、ニップ部から排出された後の記録紙がヒートローラの周面に付着若しくは近接している状態を少なくして、記録紙のカール量をより効果的に低減できる。
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明に係る定着器ユニットを備えた画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図、図2は定着器ユニットの構成を示す正面断面図、図3はニップ部及び剥離爪のヒートローラへの当接状態を示す図、図4はニップ部から搬送された記録紙が剥離爪によって剥離されて搬送される状態を示す図、図5は図3の別実施例を示す図である。
まず、本実施例における画像形成装置1の全体構成について、以下に概説する。
図1に示すように、画像形成装置1は給紙カセット5の上方に配置されており、該画像形成装置1の上部には排紙トレイ6が形成されている。画像形成装置1の内部には、給紙カセット5から繰り込まれた記録紙Aを搬送する第1搬送経路11と第2記録紙搬送経路12とが形成されており、該第1記録紙搬送経路11に沿い、第1記録紙搬送経路11の下流側(上方)へ向けて、現像器ユニット2、感光体ユニット3及び定着装置としての定着器ユニット4が配置されている。これらのユニット2・3・4で画像形成部が構成されて、給紙カセット5から繰り込まれた記録紙Aは該画像形成部で画像情報が転写され、定着が行われた後、排紙トレイ6へ排出されるように構成されている。
定着器ユニット4は装置本体1a内の上部に着脱自在に装着されており、該定着器ユニット4の外側方にジャムアクセスカバー7が装置本体1aに対して開閉可能に設けられている。ジャムアクセスカバー7は、定着器ユニット4の長手部分を覆う構成で、装置本体1aの一側部に配置されており、装置本体1aの一側端部の下部位置を中心に上下回動可能に構成されている。
このジャムアクセスカバー7の内側部と定着器ユニット4の外側部との間に第2記録紙搬送経路12が形成されて、記録紙搬送経路11・12でジャムが発生した場合などには、このジャムアクセスカバー7を開いて、装置本体1aの一側部を開放するように構成されている。
次に、本実施例に係る定着器ユニット4について、以下に詳述する。
図2及び図3に示すように、定着器ユニット4は、ヒートローラ41を軸支する第1フレーム43と、プレスローラ42を軸支する第2フレーム44とにフレームが分割構成されている。該第1フレーム43が装置本体1aに着脱自在に取り付けられ、該第1フレーム43の下端部と該第2フレーム44の下端部とを回動自在に係合させて、該第2フレーム44を該第1フレーム43に対して傾倒自在に取り付け、該第1フレーム43の上端部と該第2フレーム44の上端部とを締結することで、定着器ユニット4のフレームが組まれる。
このフレーム43・44が組まれた状態で、プレスローラ42がヒートローラ41に圧接してニップ部45が形成される。このニップ部45に記録紙Aが至る進入経路は、ニップ部45に記録紙Aの先端が到達するまで、記録紙Aの先端面がヒートローラ41の回転面と接触しないように構成されている(図4参照)。そして、この二つのヒートローラ41及びプレスローラ42の間を通る記録紙Aに対して、ニップ圧力を付与する範囲を広く設定し、ヒートローラ41により加熱されて溶融されるトナーを、記録紙Aに押圧して付着させるように構成されている。
このヒートローラ41に対して、記録紙Aの排出側(第1記録紙搬送経路11の下流側)には、ヒートローラ41の外周面41aの形状に沿って搬送される記録紙Aを該外周面41aから剥離するための剥離手段として、剥離爪46が配設されている。該剥離爪46は、鋭角に突出された先端部46aが形成され、該先端部46aがヒートローラ41の外周面41aの接部P3に当接している。この剥離爪46は、第1フレーム43の長手方向に略等間隔に複数個配設され、該第1フレーム43に形成された取付リブ(図略)に回動支点軸47によって回動自在に枢結され、図示せぬ弾性部材によって先端部46aが外周面41a方向に付勢されている。そして、先端部46aにより、記録紙Aがヒートローラ41の外周面41aから剥離され、トナー像が定着された記録紙Aが溶融されたトナーによりヒートローラ41の表面に付着することがないように構成されている。
該剥離爪46は、先端部46aから案内部46bを介して屈曲部にてヒートローラ41側に屈曲され、かかる屈曲部にガイド部材としてのガイドローラ48が配設されている。ガイドローラ48は、剥離爪46本体に対して回動自在に枢支されている。該ガイドローラ48を屈曲部に配設することによって、ヒートローラ41によって加熱・加圧された記録紙Aが搬送される際に屈曲部で押圧されても、ガイドローラ48が連動して回動し、搬送抵抗を低減して搬送が乱れるのを防止し、記録紙A上の未定着トナー画像がこすれて剥がれたり、汚れたりすることを防止できる。
ニップ部45から剥離爪46によって剥離され、ガイドローラ48に沿って搬送される経路を説明すると、図4に示すように、記録紙Aは、第1記録紙搬送経路11に対する上流側端部P1にてニップ部45に至り、該ニップ部45を通過して加熱・加圧された後、該第1記録紙搬送経路11に対する下流側端部P2にてニップ部45から排出される。ニップ部45において、ヒートローラ41及びプレスローラ42との圧接面は、上流側端部P1から下流側端部P2までヒートローラ41の外周面41aの形状に沿った稜線上に形成される。記録紙Aは、この圧接面に沿って湾曲しながら加熱・加圧される。より詳細には、記録紙Aは、ニップ部45において、第1記録紙搬送経路11の前後方向とする正面視で上方に凸状に湾曲(カール)した状態で加熱・加圧される(図4(a))。
ニップ部45でカールした記録紙Aは、下流側端部P2から排出され、ニップ時の形状、すなわちカールした状態に従ってヒートローラ41の外周面41aに沿うようにして第1記録紙搬送経路11の下流方向に搬送される。なお、ヒートローラ41及びプレスローラ42の形状やヒートローラ41の温度等によっては、記録紙Aは、ニップ部45から排出されて剥離爪46によって剥離されるまで、外周面41aに完全に付着している場合もある。そして、記録紙Aは、該ヒートローラ41及びプレスローラ42の回転によって搬送されて、前記接部P3に到達し(図4(a))、接部P3において外周面41aから剥離される(図4(b))。剥離された記録紙Aは、先端が剥離爪46の案内部46bの形状に沿って記録紙Aの搬送方向に搬送され、やがてガイドローラ48に至る。そして、上述のようにガイドローラ48にガイドされて図示せぬ排出ローラ等によって機外に排出される(図4(c))。
なお、本実施例に係る定着器ユニット4は、剥離爪46のガイドローラ48が構成される背部が、第1記録紙搬送経路11に交差するように突出して、ニップ部45から排出された記録紙Aをヒートローラ41の外周面41a側に傾倒しないように支持するとともに、さらに外周面41aから記録紙Aを遠ざけながら搬送するように構成されている。具体的には、ニップ部45の前記上流側端部P1及び下流側端部P2を結んだ基準線を越えて、ガイドローラ48の一部がプレスローラ42側の空間に突出するように構成される。このように構成することで、記録紙Aがヒートローラ41の外周面41a方向に傾倒するのを防止し、ヒートローラ41の外周面41aから遠ざかるように搬送でき、ニップ部45を通過後にヒートローラ41からの熱を受けて記録紙Aがカールするのを防止するとともに、カール量を効果的に低減できる。
そして、本実施例に係る定着器ユニット4は、ニップ部45から排出された記録紙Aを、ヒートローラ41の外周面41aから直ちに剥離させるように構成されている。記録紙Aをヒートローラ41から直ちに剥離するために、フレーム43・44に固定されたヒートローラ41及びプレスローラ42に対して、剥離爪46の先端部46aの当接位置を変更して、記録紙Aが、ニップ部45において加熱・加圧される長さ(時間)に対して、該ニップ部45から搬送されて該先端部46aによって剥離されるまでの長さ(時間)が小となるように構成される。
具体的には、剥離爪46の先端部46aを、ニップ部45の第1記録紙搬送経路11の下流側端部P2に近接させるように配置して、該ニップ部45から排出された記録紙Aが、ヒートローラ41の外周面41aに付着若しくは近接している状態を少なくするように構成される。かかる構成として、少なくとも、ニップ部45の前記上流側端部P1及び下流側端部P2をヒートローラ41の外周面41aに沿って結んだヒートローラ41の円周長さL1よりも、該下流側端部P2及び剥離爪46の前記接部P3を同じくヒートローラ41の外周面41aに沿って結んだヒートローラ41の円周長さL2が小となる(L1>L2)ように構成される。なお、この円周長さL1・L2の対比は、ヒートローラ41及びプレスローラ42の回転速度を一定とした場合、ヒートローラ41の外周面41aに沿って搬送される記録紙Aの長さ(時間)を対比していることと同じである。
記録紙Aは、ニップ部45で加熱・加圧されて、ヒートローラ41の外周面41aの形状に沿うようにカールされるため、ニップ部45を経て剥離爪46の先端部46aに搬送されて剥離されるまで、熱源たるヒートローラ41に付着若しくは近接した状態となる。ヒートローラ41に付着若しくは近接した状態が長いと、記録紙Aのカール量が大きくなってしまい、その後カールを矯正できなくなる。ニップ部45から排出された記録紙Aをヒートローラ41の外周面41aから直ちに剥離するように構成することで、記録紙Aがヒートローラ41に付着若しくは近接した状態を少なくして、記録紙Aのカール量を低減し若しくはカール自体を防止でき、ひいては記録紙Aがヒートローラ41に巻き込んで紙詰まりを起こしたり、カールの矯正ができなくなって印刷不良が生じたりするのを防止できる。
特に、本実施例に示すように、少なくとも円周長さL1より円周長さL2が小となるように構成することが効果的である。すなわち、記録紙Aのカール量は、ニップ圧やヒートローラの温度等が一定であって記録紙Aが一定速度で搬送される場合、ヒートローラ41の外周面41aに付着若しくは近接している時間に依存する。すなわち、かかる時間が長くなると、記録紙Aはそれだけ熱の影響を受け、カール量が大きくなる。そのため、記録紙Aのカール量を低減するには、記録紙Aが外周面41aに当接している時間を短くすればよく、本実施例では、ニップ部45での記録紙Aの加熱・加圧の時間と対比して、該ニップ部45から剥離爪46によって外周面41aから剥離されるまでの時間が小となるように構成したものである。記録紙Aが剥離されるまでの時間を、ニップ部45での加熱・加圧の時間に比して小さくなるような構成とすることで、ニップ部45でカールされた記録紙Aが、ヒートローラ41の外周面41aの形状に沿ってよりカールしてしまうのを効果的に防ぐことができる。
また、定着器ユニット4の構成としては、記録紙Aにトナー像を確実に定着させるために、プレスローラ42のプレス圧を加減して、上流側端部P1と下流側端部P2との間を増減させてニップ部45の範囲を画定し、該ニップ部45の範囲が画定されてから剥離爪46の先端部46aの設位置が決められる。本実施例では、さらに、剥離爪46の配設位置を調節するだけで、ヒートローラ41に付着等する記録紙Aの長さ(時間)を制御して、結果として記録紙Aのカール量を効果的に低減できる。さらに、ヒートローラ41に対して剥離爪46を配置する際に、該剥離爪46の先端部46aと外周面41aとの当接位置(接部P3)を決める際に、少なくとも円周長さL2が円周長さL1となるように調整すればよく、定着器ユニット4の組み立てが容易となる。
なお、剥離爪46の先端部46aの配置を変更して、接部P3がニップ部45の下流側端部P2に近接するように構成することで、ニップ部45から排出された記録紙Aがヒートローラ41の外周面41aに付着等する状態をより短くして、記録紙Aのカール量をより効果的に低減できる。好ましくは、接部P3を下流側端部P2と略一致するまで近接して配置させるのがよい。なお、接部P3を下流側端部P2に近接させるには、剥離爪46による記録紙Aの剥離性能を低下させることなく、剥離爪46の先端部46aをより尖鋭させる必要がある。
図5に、上述した実施例(図3参照)と比較して先端部46aをより尖鋭に突出するように形成した剥離爪146を用いた実施例を、一例として示す。本実施例においては、剥離爪146の先端部146aとヒートローラ41の外周面41aとの接部P4が、破線で示した前記実施例の剥離爪46の接部P3よりもニップ部45の下流側端部P2に近接して配設される。このように、先端部46aをより尖鋭させた剥離爪146を用いることで、下流側端部P2及び接部P4をヒートローラ41の外周面41aに沿って結んだヒートローラ41の円周長さL3が、前記剥離爪46を用いた場合のヒートローラ41の円周長さL2よりも小となるように容易に構成できる(L2>L3)。
本発明に係る定着器ユニットを備えた画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図。 定着器ユニットの構成を示す正面断面図。 ニップ部及び剥離爪のヒートローラへの当接状態を示す図。 ニップ部から搬送された記録紙が剥離爪によって剥離されて搬送される状態を示す図。 図3の別実施例を示す図。
符号の説明
4 定着器ユニット(定着装置)
11 第1記録紙搬送経路
41 ヒートローラ
41a 外周面(周面)
42 プレスローラ
45 ニップ部
46 剥離爪
A 記録紙
P1 上流側端部
P2 下流側端部
P3、P4 接部

Claims (3)

  1. ヒートローラと、該ヒートローラに圧接するプレスローラとを備え、該ヒートローラ及びプレスローラの圧接面に形成されるニップ部で記録紙を加熱・加圧して、該記録紙上にトナー像を定着させる定着装置において、
    記録紙搬送経路の下流側であってニップ部の後方に剥離爪が設けられ、該剥離爪によって、該ニップ部で加熱・加圧されてヒートローラの周面に沿って搬送された記録紙を直ちに剥離することを特徴とする定着装置。
  2. 前記ニップ部の記録紙搬送経路に対する上流側端部及び下流側端部を前記ヒートローラの周面に沿って結んだ円周長さよりも、該下流側端部及び前記剥離爪の先端と前記ヒートローラの周面との接部をヒートローラの周面に沿って結んだ円周長さが小であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記剥離爪の接部が、前記ニップ部の下流側端部に近接して配置されることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
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