JP2006132549A - 無段変速機 - Google Patents

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【課題】スナップリングを排除して部品点数および組付工数を削減し、トルク伝達性能に優れたローラスプライン部を備えた無段変速機を提供する。
【解決手段】固定シーブ11aがプーリ軸10に一体形成され、可動シーブ11bがプーリ軸10にローラスプライン部13を介して軸方向に移動自在にかつ一体回転可能に支持される。ローラスプライン部13は、プーリ軸10の外周面に形成された軸方向のスプライン溝13aと、可動シーブ11bの内周面に形成された軸方向のスプライン溝13bと、両スプライン溝の間に摺動自在に配置されたローラ14とで構成される。スプライン溝13aはフライスカッタにより加工されたものであり、スプライン溝13aの終端部に、スプライン溝の終端部のR面13cを除去する幅の直交溝13dを形成する。ローラ14の軸方向位置を、プーリ軸10に取り付けられた規制部材12bと、直交溝13dの端面とで規制する。
【選択図】 図4

Description

本発明は無段変速機、特に可動シーブを固定シーブに対して軸方向に摺動自在にかつ一体回転可能に支持するローラスプライン部の構造に関するものである。
一般に、ベルト式無段変速機のプーリは、固定シーブがプーリ軸に一体形成または固定され、可動シーブがプーリ軸に軸方向に摺動自在にかつ一体回転可能に支持された構造となっている。このように可動シーブをプーリ軸に対して軸方向に摺動自在に、かつ一体回転可能に支持するため、ボールスプラインが使用されている。しかし、ボールスプラインの場合、プーリ軸および可動シーブに設けられたスプライン溝とボールとの接触が点接触であるため、トルク伝達上不利であるという問題がある。
そこで、特許文献1に記載のように、ローラスプラインを用いた無段変速機が提案されている。この無段変速機では、図9に示すように、固定シーブ100と一体構造のプーリ軸101の外周面にスプライン溝102を形成し、プーリ軸101上に摺動自在に支持された可動シーブ103の内周面にもスプライン溝104を形成し、両スプライン溝102,104の間にローラ105を配置してある。ローラ105を用いた場合には、ローラ105とスプライン溝102,104との接触が線接触となるので、ボールを用いた場合に比べてトルク伝達性能が向上する。
ところで、上記構造の無段変速機の場合、ローラ105の軸方向移動を規制するため、可動シーブ103の内周面に一対のスナップリング106,107が装着されている。軸方向外側のスナップリング106はローラ105が外部へ抜けるのを防止するためであり、軸方向内側のスナップリング107はローラ105がスプライン溝102のR面102aに乗り上げるのを防止するためである。すなわち、プーリ軸101のスプライン溝102は一般にフライスカッタによる切削加工により形成されるが、スプライン溝102の終端部の溝底にはカッタの円弧に沿ったR面102aが必然的に形成される。このようなR面102aにローラ105が乗り上げると、軸方向の移動が阻害されるため、ローラ105の乗り上げを軸方向内側のスナップリング107で規制している。
しかしながら、上記のような2本のスナップリング106,107を可動シーブ103の内周に配設すると、部品点数が増えるだけでなく、組付工数の増加を招くことになる。しかも、軸方向外側のスナップリング106を装着する部位に不要な軸方向スペースSが存在するため、スペース効率が悪くなり、軸方向寸法の増加を招く結果となる。
さらに、2個のスナップリング106,107の間にローラ105が配置されるので、ローラ105の軸方向寸法が制約され、トルク伝達の面で不利であるという欠点がある。可動シーブ103の軸方向寸法を長くすれば、ローラ105の軸長を長くできるが、これではプーリ、ひいては無段変速機の軸方向寸法の増大を招く結果となる。
特開2001−30801号公報
そこで、本発明の目的は、スナップリングを排除して部品点数および組付工数を削減するとともに、トルク伝達性能に優れたローラスプライン部を備えた無段変速機を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、固定シーブがプーリ軸に一体形成あるいは固定されるとともに、可動シーブがプーリ軸にローラスプライン部を介して軸方向に移動自在にかつ一体回転可能に支持されたプーリを備え、上記ローラスプライン部は、上記プーリ軸の外周面に形成された軸方向のスプライン溝と、上記可動シーブの内周面に形成された軸方向のスプライン溝と、両スプライン溝の間に摺動自在に配置されたローラとで構成された無段変速機において、上記プーリ軸に形成されたスプライン溝はその終端部にR面が残るように加工されたものであり、上記スプライン溝の終端部に、このスプライン溝と直交し、かつスプライン溝の終端部に残るR面を除去する幅の直交溝が形成され、上記ローラの軸方向位置は、上記プーリ軸に取り付けられ、上記可動シーブの反固定シーブ側への移動を規制する規制部材と、上記直交溝の端面とで規制されていることを特徴とする無段変速機を提供する。
本発明では、第1に、プーリ軸のスプライン溝の加工時にスプライン溝の終端部に必然的に残るR面へのローラの乗り上げを防止するため、スプライン溝の終端部にスプライン溝と直交する溝を加工し、R面を除去している。直交溝の幅はR面を除去できる幅である。スプライン溝の加工方法としては、例えばフライスカッタと呼ばれる円盤状カッタで加工してもよいし、ボールエンドミルで加工してもよい。いずれの場合も、スプライン溝の終端に工具の曲面に沿ったR面が残る。
第2に、ローラの軸方向位置を規制するため、一端側はプーリ軸に取り付けられた規制部材で規制し、他端側は直交溝の端面で規制している。規制部材は可動シーブの反固定シーブ側への移動を規制する部材であり、可動シーブの背面側に設けられる油圧サーボのシリンダでもよいし、ピストンでもよい。
このように構成することで、従来のような2個のスナップリングを可動シーブの内周面に取り付ける必要がなく、部品点数の削減、組付工数の削減を実現できる。また、ローラの軸方向位置をプーリ軸に取り付けられた規制部材と直交溝の端面とで規制しているので、ローラの収納位置をスプライン溝の奥側(固定シーブ側)へ延長できる。そのため、プーリの軸方向寸法を増大させずにローラの軸長を長くでき、トルク伝達性能が向上するとともに、ローラ抜けに対しても有利である。
請求項2のように、可動シーブが固定シーブ側へ最大限移動した状態で、ローラの重心が可動シーブ内に位置するように、可動シーブから露出するローラの部位に軽量部を形成しておくのがよい。
ローラの軸長を、規制部材の取付位置から直交溝の端面までの軸方向距離に近く設定すれば、ローラの軸方向の動きを規制でき、可動シーブの軸方向の動きが円滑になる。ただし、可動シーブが固定シーブ側へ最大限移動した状態では、ローラの一部が可動シーブから露出するため、回転に伴う遠心力によってローラがスプライン溝に対して傾く可能性がある。
このような傾きを防止するため、可動シーブから露出するローラの部位に軽量部を形成しておけば、ローラの軸心が可動シーブ内に常に位置しているため、ローラの傾きを防止できる。
以上のように、本発明によれば、プーリ軸に形成されるスプライン溝の終端部にスプライン溝と直交する溝を加工し、R面を除去したため、R面へのローラの乗り上げを防止できる。また、プーリ軸に取り付けられた規制部材と直交溝の端面とでローラの軸方向位置を規制するため、スナップリングが不要になり、部品点数の削減、組付工数の削減を実現できる。さらに、ローラの軸方向位置をプーリ軸に取り付けられた規制部材と直交溝の端面とで規制しているので、ローラの軸長を長くでき、可動シーブとプーリ軸との間のトルク伝達性能が向上するとともに、ローラ抜けを確実に防止できる。
以下に、本発明の実施の形態を、実施例を参照して説明する。
図1〜図3は本発明にかかる無段変速機の一例を示す。
この実施例の無段変速機はFF横置き式の自動車用変速機であり、大略、エンジン出力軸1によりトルクコンバータ2を介して駆動される入力軸3、入力軸3の回転を正逆切り替えて駆動軸10に伝達する前後進切替装置4、駆動プーリ11と従動プーリ21と両プーリ間に巻き掛けられたVベルト15とからなる無段変速装置A、従動軸20の動力を出力軸32に伝達するデファレンシャル装置30などで構成されている。入力軸3と駆動軸10とは同一軸線上に配置され、従動軸20とデファレンシャル装置30の出力軸32とが入力軸3に対して平行でかつ非同軸に配置されている。したがって、この無段変速機は全体として3軸構成とされている。
この実施例で用いられるVベルト15は、一対の無端状張力帯と、これら張力帯に支持された多数のブロックとで構成された公知の金属ベルトである。
無段変速機を構成する各部品は変速機ケース5の中に収容されている。トルクコンバータ2と前後進切替装置4との間には、オイルポンプ6が配置されている。このオイルポンプは、図3に示すように、変速機ケース5に固定されたオイルポンプボデー7と、オイルポンプボデー7に対して固定されたオイルポンプカバー8と、オイルポンプボデー7とオイルポンプカバー8との間に収容されたポンプギヤ9とで構成されている。ポンプギヤ9はトルクコンバータ2のポンプインペラ2aにより駆動される。なお、トルクコンバータ2のタービンランナ2bは入力軸3に連結されている。
前後進切替装置4は、図3に示すように、遊星歯車機構40と前進用ブレーキ50と後進用クラッチ51とで構成され、遊星歯車機構40のサンギヤ41が入力部材である入力軸3に連結され、リングギヤ42が出力部材である駆動軸10に連結されている。遊星歯車機構40はシングルピニオン方式であり、前進用ブレーキ50はピニオンギヤ43を支えるキャリア44と変速機ケース5との間に設けられ、後進用クラッチ51はキャリア44とサンギヤ41との間に設けられている。後進用クラッチ51を解放して前進用ブレーキ50を締結すると、入力軸3の回転が逆転され、かつ減速されて駆動軸10へ伝えられる。逆に、前進用ブレーキ50を解放して後進用クラッチ51を締結すると、遊星歯車機構40のキャリア44とサンギヤ41とが一体に回転するので、入力軸3と駆動軸10とが直結される。
前後進切替装置4の構造について具体的に説明する。キャリア44には、前進用ブレーキ50のクラッチハブと後進用クラッチ51のクラッチドラムとを兼ねる円筒部44aが設けられており、この円筒部44aがエンジン側へ突出している。円筒部44aの外周には前進用ブレーキ50のブレーキディスク50aが配置され、円筒部44aの内周には後進用クラッチ51のクラッチディスク51aが配置されている。ここで、ブレーキディスク50とは摩擦ディスクとプレート部材の両方を含むものであり、クラッチディスク51aとは摩擦ディスクとプレート部材の両方を含むものである。前進用ブレーキ50のピストン50bは、変速機ケース5に形成された油圧室50cに供給される油圧により作動され、ピストン50bによってブレーキディスク50aは締結される。ピストン50bの圧力によって押されたブレーキディスク50aの端部を支える反力部材として、静止部材であるオイルポンプカバー8から円筒状のシリンダ部8aが一体に突設されている。
サンギヤ41のエンジン側側部には、後進用クラッチ51のクラッチハブとなる円筒部41aが一体に突設されており、この円筒部41aの外周に後進用クラッチ51のクラッチディスク51aが支持されている。オイルポンプカバー8の前後進切替装置4に面する側面には凹型の油圧室51bが形成され、この油圧室51bに供給される油圧によりピストン51cが作動され、後進用クラッチ51は締結される。ピストン51cは断面コ字形に形成されており、クラッチディスク51aと対面するピストン51cの側面には、相対回転を許容するスラストベアリング52が配置されている。そのため、ピストン51cの軸方向圧力はクラッチディスク51aに効果的に伝達され、かつピストン51cが後進用クラッチ51のクラッチディスク51aと連れ回りするのが防止される。なお、クラッチディスク51aの背後にはキャリア44が配置されているため、ピストン51cの圧力によって押されたクラッチディスク51aの端部をキャリア44の端面で支えることができる。
無段変速装置Aの駆動プーリ11は、駆動軸(プーリ軸)10上に一体に形成された固定シーブ11aと、駆動軸10上にローラスプライン部13を介して軸方向移動自在に、かつ一体回転可能に支持された可動シーブ11bと、可動シーブ11bの背後に設けられた油圧サーボ12とを備えている。ローラスプライン部13については、後で詳しく説明する。可動シーブ11bの外周部には、背面側へ延びるピストン部12aが一体に形成され、このピストン部12aの外周部が駆動軸10に固定されたシリンダ12bの内周部に摺接している。可動シーブ11bとシリンダ12bとの間に油圧サーボ12の作動油室12cが形成され、この作動油室12cへの油圧を制御することにより、変速制御が実施される。
従動プーリ21は、従動軸(プーリ軸)20上に一体に形成された固定シーブ21aと、従動軸20上にローラスプライン部23を介して軸方向移動自在に、かつ一体回転可能に支持された可動シーブ21bと、可動シーブ21bの背後に設けられた油圧サーボ22とを備えている。このローラスプライン部23の構造は、駆動プーリ11のローラスプライン部13と同様である。可動シーブ21bの外周部には、背面側へ延びるシリンダ部22aが一体に形成され、このシリンダ部22aの内周部に従動軸20に固定されたピストン22bが摺接している。可動シーブ21bとピストン22bとの間に油圧サーボ22の作動油室22cが形成され、この作動油室22cの油圧を制御することにより、トルク伝達に必要なベルト推力が与えられる。なお、作動油室22cには初期推力を与えるスプリング24が配置されている。
従動軸20の一端部はエンジン側に向かって延び、この一端部に出力ギヤ27aが固定されている。出力ギヤ27aはデファレンシャル装置30のリングギヤ31に噛み合っており、デファレンシャル装置30から左右に延びる出力軸32に動力が伝達され、車輪が駆動される。
ここで、ローラスプライン部13の構造について、図4〜図7を参照しながら詳しく説明する。
図4に示すように、駆動軸10の外周面には軸方向のスプライン溝13aが形成され、このスプライン溝13aと対向する可動シーブ11bの内周面にも軸方向のスプライン溝13bが形成され、両スプライン溝13a,13bの間にローラ14が摺動自在に配置されている。スプライン溝13a,13bおよびローラ14は周方向に適数個(例えば3個)配置されている。駆動軸10に形成されたスプライン溝13aはフライスカッタにより加工されたものであり、図4に二点鎖線で示すように、加工時はスプライン溝13aの終端部にR面13cが残る。なお、スプライン溝13aの加工はフライスカッタを用いる場合に限らず、ボールエンドミルと呼ばれる棒状カッタを使用してもよい。ボールエンドミルを使用した場合は、スプライン溝13aの終端部に球面状のR面が残る。スプライン溝13aの終端部には、このスプライン溝13aと直交し、かつR面13cを除去する幅の直交溝13dが形成されている。この直交溝13dは、図6に示すようにフライスカッタにより部分的に形成されたR溝に限るものではなく、駆動軸10の全周に形成された周溝でもよい。このようにスプライン溝13aのR面13cが除去されているため、ローラ14がR面13cへ乗り上げるのが防止される。
ローラ14の軸方向位置は、駆動軸10に固定されたシリンダ12bの内周部(ワッシャ16)と、直交溝13dの端面とで規制される。ローラ14の軸長はスプライン溝13aの長さとほぼ同長に設定されているため、可動シーブ11bが軸方向に移動した時、ローラ14は殆ど移動することがない。シリンダ12bの内側にはワッシャ16が配置され、ローラ14はワッシャ16に当接して軸方向移動が規制される。シリンダ12bは、駆動軸10の一端部を変速機ケース5に対して回転自在に支持するベアリング17の内側レース17aとともに、ロックナット18により駆動軸10に締結されている。
この実施例のローラ14は、図7に示すように、中央部に大径部14aを持ち、一端側に小径部14bを持ち、他端側に大径部14aより小径で小径部14bより大径な中径部14cを持つ構造となっている。大径部14aは可動シーブ11bのスプライン溝13aの内面に当接して可動シーブ11bを回転方向に支える役割を果たす。中径部14cは必要に応じて設けられるが、ここでは直交溝13dと対応する部分に形成される。小径部14bはローラ14の一端側を軽量化し、ローラ14の重心位置をできるだけスプライン溝13bの奥側とするためのものである。図5に示すように可動シーブ11bが固定シーブ11a側へ移動したとき、ローラ14の一部が外部に露出し、回転に伴う遠心力でローラ14が傾く可能性があるが、ローラ14の外部に露出した部分は小径部14bのために軽量であり、ローラ14の重心位置が常に可動シーブ11b内に位置しているため、遠心力が作用してもローラ14の傾きを防止できる。
なお、小径部14bに代えて、図8に示すように、ローラ14’の一端部に中空穴14dを形成しても同様の効果を発揮できる。
さらに、中径部14cを省略して大径部14aとしても良い。
本発明は上記実施例に限定されるものではない。
上記実施例では、可動シーブの反固定シーブ側への移動を規制し、かつローラの軸方向移動を規制する規制部材として、駆動軸10に固定されたシリンダ12bあるいは従動軸20に固定されたピストン22bを用いたが、可動シーブの後方への動きを規制するためプーリ軸に固定された部品であれば、いかなる部品でも規制部材とすることができる。
また、上記実施例では、ローラ14の一端部に軽量部として小径部14bまたは穴14dを設けたが、可動シーブが固定シーブ側へ最大限移動した状態でローラが傾かない寸法に設定されておれば、ローラを全長に亘って一定の外径を持つ円柱形部品としてもよい。
本発明にかかる無段変速機の一例の展開断面図である。 図1に示す無段変速機のスケルトン図である。 図1に示す無段変速機の前後進切替装置の詳細断面図である。 駆動プーリのLow時の拡大断面図である。 駆動プーリのHigh時の拡大断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 ローラの一例の側面図である。 ローラの他の例の側面図である。 従来のプーリのローラスプライン部の断面図である。
符号の説明
3 入力軸
4 前後進切替装置
11 駆動プーリ
11a 固定シーブ
11b 可動シーブ
12b シリンダ(規制部材)
13 ローラスプライン部
13a スプライン溝
13b スプライン溝
13c R面
13d 直交溝
14 ローラ
15 ベルト
21 従動プーリ
23 ローラスプライン部
30 デファレンシャル装置
32 出力軸

Claims (2)

  1. 固定シーブがプーリ軸に一体形成あるいは固定されるとともに、可動シーブがプーリ軸にローラスプライン部を介して軸方向に移動自在にかつ一体回転可能に支持されたプーリを備え、
    上記ローラスプライン部は、上記プーリ軸の外周面に形成された軸方向のスプライン溝と、上記可動シーブの内周面に形成された軸方向のスプライン溝と、両スプライン溝の間に摺動自在に配置されたローラとで構成された無段変速機において、
    上記プーリ軸に形成されたスプライン溝はその終端部にR面が残るように加工されたものであり、
    上記スプライン溝の終端部に、このスプライン溝と直交し、かつスプライン溝の終端部に残るR面を除去する幅の直交溝が形成され、
    上記ローラの軸方向位置は、上記プーリ軸に取り付けられ、上記可動シーブの反固定シーブ側への移動を規制する規制部材と、上記直交溝の端面とで規制されていることを特徴とする無段変速機。
  2. 上記可動シーブが固定シーブ側へ最大限移動した状態で、上記ローラの重心が可動シーブ内に位置するように、可動シーブから露出する上記ローラの部位に軽量部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機。
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