JP2010127382A - ベルト式無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊星歯車機構による回転差動を利用したベルト式無段変速機において、逆入力遮断機能を備えつつ、且つ、無段変速機全体の効率を低下させないようにする。
【解決手段】プライマリ側とセカンダリ側の各プーリ2,7と、そのプーリ幅を可変とするための可動機構20と、駆動装置5と、その駆動装置5の駆動力を前記可動機構20に伝達するギヤ機構30とを備え、前記可動機構20は、複列の遊星歯車23p1,23p2を有する遊星歯車機構23と、その遊星歯車機構23の回転差動により雄ねじ部材22aと雌ねじ部材22bとを相対回転させて前記プーリ幅を変化させるねじ機構22とを備え、前記駆動装置5と、その駆動装置5の駆動力の前記遊星歯車機構23への入力ギヤである第一のリングギヤ23r1との間に、前記第一のリングギヤ23r1から前記駆動装置5への回転を遮断する逆入力遮断装置40を設けた構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、特に、車両用のベルト式無段変速機に関するものである。
近年、自動車等、各種車両の駆動系にベルト式無段変速機が採用されている。
従来のベルト式無段変速機としては、主動側のプーリと、車輪に動力を伝達する出力軸に連結された従動側のプーリとの間に、伝達ベルトが巻き付けられたものがある。
主動側のプーリ、従動側のプーリは、それぞれ、通常、固定シーブと可動シーブとから構成されたV溝プーリが採用される。
固定シーブは、プーリ軸に対して軸方向に拘束されており、また、可動シーブは、軸方向に移動可能となっている。エンジンの回転数に応じて伝達される入力軸からの回転トルクは、そのプーリ軸、及び固定シーブと可動シーブとからなるプーリに伝達される。
可動シーブがプーリ軸に対して軸方向に移動すると、主動側V溝プーリの溝幅が無段階で変化し、これに伴い伝達ベルトの巻付け径が変化することにより、無段階で変速比が変化する。
その主動側のプーリ、従動側のプーリの各可動シーブを軸方向に移動させる手段として、一般にアクチュエータが用いられる。
そのアクチュエータとして、例えば、電動モータと、ボールねじ機構とを備え、前記ボールねじ機構の移動ねじ体が、前記電動モータ側から伝達された回転動力を受けて軸方向に送られ、この移動ねじ体の軸方向推進力を受けて前記可動シーブが軸方向に移動するように構成されたものがある。
例えば、特許文献3に記載のベルト式無段変速機では、モータの回転が入力されるスライダギヤが、第一ベアリングを介して可動シーブの背後に回転自在に取付けられている。スライダギヤには雌ねじ部材が設けられており、その雌ねじ部材に螺合する雄ねじ部材が、ハウジングに対して回転不能に取付けられている。
また、前記ハウジング及び雄ねじ部材と、前記固定シーブと可動シーブとを支持する従動側のプーリ軸とは、第二ベアリングを介して回転自在であり、その第二ベアリングは、プーリ軸に対して軸方向移動不能に取付けられている。
この構造では、第一ベアリング及び第二ベアリングには、固定シーブと可動シーブにてベルトを押圧する荷重(クランプ荷重)に等しい軸方向荷重が作用し、且つ、プーリの回転速度(従動側のプーリの回転速度)にて回転する。
この回転は、高荷重下での高速回転となり、そのため、第一ベアリング及び第二ベアリングにおける動力損失が大きいといえる。また、このようなストローク機構を、主動側のプーリと従動側のプーリの両方に設けた場合、あるいは、伝達ベルトとして金属ベルトを用いた場合には、その動力損失はさらに顕著なものとなる(例えば、特許文献1,2,3参照)。
このようなことから、クランプ荷重を支持する軸受の個数を減らし、且つ、軸受回転速度を低減させるために、遊星歯車による回転差動を利用したベルト式無段変速機の技術も開示されている。例えば、図18に示すように、可動シーブを動作させるねじ機構12,15に加え、遊星歯車機構13,16を採用したものがある。
この例では、プライマリシャフト(主動側のプーリ軸)1及びセカンダリシャフト(従動側のプーリ軸)6は、それぞれ、図示しないハウジングに回転自在に支持され、固定シーブ2a,7aと可動シーブ2b、7bからなるプライマリプーリ(主動側のプーリ)2、セカンダリプーリ(従動側のプーリ)7を備えている。
プライマリ側及びセカンダリ側の各可動シーブ2b、7bの背後には、ねじ機構(ボールねじ)12,15が設けられている。
このねじ機構12,15は、それぞれ対応する可動シーブ2b,7bに固定されている雄ねじ部材12a,15a、及びその雄ねじ部材12a,15aにボールを介して螺合している雌ねじ部材12b,15bからなる。これら雌ねじ部材12b,15bは、それぞれ図示しないスラストベアリングを介して、各プーリ軸1,6と一体に回転するフランジに当接している。
プライマリ側の遊星歯車機構13は、二個のサンギヤ13s1,13s2、二個のリングギヤ13r1,13r2、及び一個のキャリア13cに支持されると共に前記二個のサンギヤ13s1,13s2及びリングギヤ13r1,13r2にそれぞれ噛合している複数のピニオン(遊星歯車)13p1,13p2を有している複列遊星歯車機構からなる。
第一のサンギヤ13s1は、ハウジングにスプライン連結されて回転を規制され、また、第二のリングギヤ13r2が、ボールねじ12の雌ねじ部材12bにスプライン連結され、且つ、第一のリングギヤ13r1が雄ねじ部材12aに連結され、さらに、キャリア13cはフリーに支持されている。
セカンダリ側の遊星歯車機構16も、プライマリ側と同様に、二個のサンギヤ16s1,16s2、二個のリングギヤ16r1,16r2、及び一個のキャリア16cに支持された複数のピニオン(遊星歯車)16p1,16p2を有している複列遊星歯車機構からなる。
第一のサンギヤ16s1は、ハウジングにスプライン連結されて回転を規制され、また、第二のリングギヤ16r2が、ボールねじ15の雌ねじ部材15bにスプライン連結され、且つ、第一のリングギヤ16r1が雄ねじ部材15aに連結され、さらに、キャリア16cがフリーに支持されている点も同様である。
なお、この例では、前記プライマリ側及びセカンダリ側の両遊星歯車機構13,16を連結するように中間軸3が配置されており、この中間軸3には、ベルト挟圧手段を構成するオイルプレッシャカップリング4と、変速操作手段を構成するモータ5とが配設されている。さらに、前記中間軸3とプライマリ側のプーリ軸1及びセカンダリ側のプーリ軸6の間には、それぞれ、軸3a,3bとが配置されている。
すなわち、前記プライマリ側及びセカンダリ側の各第一のサンギヤ13s1,16s1は、ハウジングに対して回転不能に固定され、各第二のサンギヤ13s2,16s2はモータによって駆動され、さらに、各ピニオン13p1,13p2;16p1,16p2をそれぞれ支持するキャリア13c、16cは回転自在である。
また、各第一のリングギヤ13r1,16r1は、ねじ機構12,15の雄ねじ部材12a,15aに連結され、各第二のリングギヤ13r2,16r2は、雌ねじ部材12b、15bに連結され、さらに、その雄ねじ部材12a,15aは可動シーブ2b,7bに相対回転不能に設けられ、また、スラスト軸受が雌ねじ部材12b,15bと、前記プーリ軸1、前記プーリ軸6との間に設けられている。
この構成により、前記モータ5が回転することで、前記中間軸3、軸受3a,3b、ねじ機構12,15及び各遊星歯車機構13,16を介して、前記各第二のサンギヤ13s2,16s2に回転力が伝達される。その各第二のサンギヤ13s2,16s2の回転によって、雄ねじ部材12a,15aと雌ねじ部材12b,15bとが相対回転し、可動シーブ2b,7bが軸方向に移動する。
このとき、クランプ荷重を受けるスラスト軸受は軸方向に1箇所であり、その回転速度は、雄ねじ部材12a,15a(プライマリシャフト1、セカンダリシャフト6)と雌ねじ部材12b,15bとの相対回転速度であり、プーリ軸(プライマリシャフト1、セカンダリシャフト6)の回転速度に比べて低いものとなる。なお、変速比が一定の場合には、スラスト軸受の回転数はゼロである(例えば、特許文献4参照)。
さらに、前記可動シーブの背面側に設けた前記ねじ機構、前記遊星歯車機構に加え、モータからの回転伝達経路上にウォーム減速機を備えることにより、逆入力遮断機能を期待したものもある(例えば、特許文献5参照)。
特開2007−263285号公報(第7頁第1図) 特開平2−154848号公報 特開2003−97656号公報(第3−4頁段落0015−0018、第9頁第8図) 特開平8−285033号公報(第6頁段落0038−0039、第12頁第1図) 特開2001−12572号公報
上記図18に示すベルト式無段変速機によれば、高荷重を受けるスラスト軸受の個数を減らし、さらに、軸受の回転速度を低減させることで、プーリ可動機構における動力損失を低減させることができる。
しかし、この構成では、プーリ荷重による逆回転入力を遮断する機構が設けられていないため、例えば、一定変速比に保持した状態で運転する場合でも、その変速比を一定に保持するのに必要なモータトルクを得るため、電流印加を継続する必要がある。このため、電力消費量が大きくなるという問題がある。
その点、ウォーム減速機を備えた前記ベルト式無段変速機によれば逆入力遮断機能が期待できるので、電力消費量が大きくなるという前記問題を回避できる。
しかし、一般的に、逆入力遮断機能が得られるウォーム減速機となれば、その正効率も低いため、変速比を変化させる場合のモータ消費電力が大きく、無段変速機全体の効率を低下させてしまうという問題がある。
そこで、この発明は、遊星歯車機構による回転差動を利用したベルト式無段変速機において、逆入力遮断機能を備えつつ、且つ、無段変速機全体の効率を低下させないようにすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、プライマリ側とセカンダリ側の各プーリ軸に軸方向不動に支持された固定シーブと軸方向移動可能に支持された可動シーブとを有するプーリと、前記各可動シーブを軸方向へ移動させて前記固定シーブとの間のプーリ幅を可変とする可動機構とを備え、少なくともプライマリ側に、前記可動シーブを軸方向に移動させるための駆動力を発生する駆動装置と、前記駆動装置の駆動力を前記可動機構に伝達するギヤ機構とを備え、プライマリ側の前記可動機構は、二組の遊星歯車、二組のサンギヤ及び二組のリングギヤとを有する遊星歯車機構と、軸周り相対回転することにより軸方向へ相対移動する雄ねじ部材と雌ねじ部材とを有するねじ機構を備え、前記第一のリングギヤは回転可能に支持され、その第一のリングギヤには前記ギヤ機構を介して前記駆動装置の駆動力が伝達されてその駆動力によって回転し、前記第二のリングギヤはハウジングに回転不能に固定されており、前記第一の遊星歯車及び前記第二の遊星歯車は、回転自在に支持される同一のキャリアによって支持され、前記第一のサンギヤ及び第二のサンギヤのうち一方が前記雄ねじ部材に一体成型又は一体に回転可能に連結されて、前記雄ねじ部材と雌ねじ部材との軸方向相対移動により前記可動シーブが軸方向へ移動して前記プーリ幅が可変とするようになっており、前記駆動装置と前記第一のリングギヤとの間に、前記第一のリングギヤから前記駆動装置への回転の伝達を遮断する逆入力遮断装置を設けたことを特徴とするベルト式無段変速機の構成を採用した。
また、この可動機構は、プライマリ側とセカンダリ側の両方のプーリに対して設けることもできる。
すなわち、その構成は、上述のプライマリ側の構成に加え、セカンダリ側に、前記可動シーブを軸方向に移動させるための駆動力を発生する駆動装置と、前記駆動装置の駆動力を前記可動機構に伝達するギヤ機構とを備え、セカンダリ側の前記可動機構は、二組の遊星歯車、二組のサンギヤ及び二組のリングギヤとを有する遊星歯車機構と、軸周り相対回転することにより軸方向へ相対移動する雄ねじ部材と雌ねじ部材とを有するねじ機構を備え、前記第一のリングギヤは回転可能に支持され、その第一のリングギヤには前記ギヤ機構を介して前記駆動装置の駆動力が伝達されてその駆動力によって回転し、前記第二のリングギヤはハウジングに回転不能に固定されており、前記第一の遊星歯車及び前記第二の遊星歯車は、回転自在に支持される同一のキャリアによって支持され、前記第一のサンギヤ及び第二のサンギヤのうち一方が前記雄ねじ部材に一体成型又は一体に回転可能に連結されて、前記雄ねじ部材と雌ねじ部材との軸方向相対移動により前記可動シーブが軸方向へ移動して前記プーリ幅が可変とするようになっており、前記駆動装置と前記第一のリングギヤとの間に、前記第一のリングギヤから前記駆動装置への回転の伝達を遮断する逆入力遮断装置を設けたことを特徴とするベルト式無段変速機の構成を採用することができる。
これらの手段を採用したことにより、遊星歯車機構による回転差動を利用したベルト式無段変速機において、逆入力遮断機能を備えつつ、且つ、無段変速機全体の効率を低下させないようにすることができる。
なお、上記特許文献1において、駆動装置であるモータの回転軸と可動シーブとの間の回転伝達経路中に、モータから可動シーブへの入力を伝達し、かつ逆入力を遮断する機能を発揮するローラクラッチが配置されているが、この発明は、遊星歯車機構を備えることによりプーリ軸を支持する各軸受の動力損失を低減させた構成からなるベルト式無段変速機において、逆入力遮断装置を設けた点が新規な点であり、さらに、その逆入力遮断装置を、前記駆動装置と前記遊星歯車機構の第一のリングギヤとの間に設けた特徴点を備えている。
また、上記の各構成において、プライマリ側とセカンダリ側にそれぞれ前記駆動装置が設けられ、プライマリ側の前記可動機構とセカンダリ側の前記可動機構に、別々の前記駆動装置から駆動力が伝達される構成を採用することができる。
あるいは、プライマリ側の前記可動機構とセカンダリ側の前記可動機構に、同一の前記駆動装置から駆動力が伝達される構成とすることもできる。同一の駆動装置から駆動力が伝達される構成とすれば、単一の駆動装置をプライマリ側とセカンダリ側に共用できるので、装置を簡略化し得るとともに、プライマリ側とセカンダリ側の各プーリの動作時期を合致させやすいという利点がある。
このとき、前記可動シーブと前記雄ねじ部材又は雌ねじ部材との間に、前記可動シーブ軸方向に押圧する弾性部材を備えている構成とすることができる。
また、これらの各構成において、セカンダリ側の前記可動機構は、前記可動シーブを油圧により前記固定シーブ側に押圧する加圧機構を備えた構成とすることもできる。あるいは、セカンダリ側の前記可動機構は、前記可動シーブを弾性部材の弾性力により前記固定シーブ側に押圧する加圧機構を備えた構成とすることができる。
さらに、他の構成として、セカンダリ側の前記可動機構は、前記可動シーブを前記固定シーブ側に押圧するトルクカムを備えた加圧機構を備えている構成とすることができる。
これらの各構成において、前記第一のリングギヤ及び前記第二のリングギヤの歯数を、それぞれZO1,ZO2とし、前記第一のサンギヤ及び前記第二のサンギヤの歯数をそれぞれZS1,ZS2とした場合において、
O1/ZS1=ZO2/ZS2
が成り立つように設定された構成を採用することができる。
また、これらの各構成において、遊星歯車機構とねじ機構の採用し得る構成としては、例えば、前記第一のサンギヤは、前記プーリ軸に軸周り相対回転不能且つ軸方向相対移動不能に設けられ、その第一のサンギヤには、前記雄ねじ部材が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第二のサンギヤは前記プーリ軸に軸周り相対回転可能に設けられ、その第二のサンギヤには、前記雌ねじ部材が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記雌ねじ部材と前記可動シーブとの間にスラスト軸受を設けた構成を採用することができる。
また、他の構成としては、前記第一のサンギヤは、前記プーリ軸に軸周り相対回転可能に設けられ、その第一のサンギヤには、前記雄ねじ部材が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第二のサンギヤには、前記雌ねじ部材が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記雌ねじ部材と前記可動シーブとが一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第一のサンギヤと前記プーリ軸との間にスラスト軸受を設けた構成を採用することができる。
さらに、他の構成としては、前記第一のサンギヤは、前記プーリ軸に軸周り相対回転不能且つ軸方向相対移動不能に設けられ、前記第二のサンギヤは、前記プーリ軸に軸周り相対回転可能に設けられ、その第二のサンギヤには、前記雄ねじ部材が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記雌ねじ部材と前記可動シーブとが一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第一のサンギヤと前記第二のサンギヤとの間にスラスト軸受を設けた構成を採用することができる。
さらに、他の構成としては、前記第一のサンギヤは、前記プーリ軸に軸周り相対回転不能且つ軸方向相対移動不能に設けられ、前記第二のサンギヤは、前記プーリ軸に軸周り相対回転可能に設けられ、その第二のサンギヤには、前記雌ねじ部材が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記雄ねじ部材と前記可動シーブとが一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第一のサンギヤと前記第二のサンギヤとの間にスラスト軸受を設けた構成を採用することができる。
このように、可動機構にスラスト軸受を備えたことによって、固定シーブと可動シーブにてベルトを押圧する荷重(クランプ荷重)に対する動力損失を低減できるとともに、その耐久性を高めることができる。
また、前記逆入力遮断装置の構成としては、例えば、同軸上に設けた入力軸と出力軸とをハウジングに支持し、前記出力軸を前記ハウジングに軸方向相対移動可能とし、その出力軸に摩擦ディスクを一体回転可能に設けてその摩擦ディスクを入力軸に設けたフランジに向かって付勢し、前記摩擦ディスクの外径部に軸周りに形成された円錐状の摩擦面を設け、前記摩擦面に接触する固定摩擦面を前記ハウジングに設け、前記摩擦ディスクと前記フランジとの間に、前記入力軸と前記出力軸との軸周り相対回転時に前記摩擦ディスクを前記フランジから離反させる方向に移動させるトルクカム手段を設けた構成を採用することができる。
また、前記逆入力遮断装置の他の構成としては、同軸上に設けた入力軸と出力軸とをハウジングに支持し、前記出力軸を前記ハウジングに軸方向相対移動可能とし、その出力軸にクラッチディスクを一体回転可能に設けてそのクラッチディスクを入力軸に設けたフランジに向かって付勢し、前記クラッチディスクに周方向に沿って凹凸を設け、前記凹凸に噛み合う凹凸を前記ハウジングに設け、前記クラッチディスクと前記フランジとの間に、前記入力軸と前記出力軸との軸周り相対回転時に前記クラッチディスクを前記フランジから離反させる方向に移動させるトルクカム手段を設けた構成を採用することができる。
さらに、前記逆入力遮断装置の他の構成としては、同軸上に設けた入力軸と出力軸とをハウジングに支持し、前記ハウジングには円筒内周面が形成され、前記出力軸は、円筒内周面との間で周方向両側に狭小な楔空間を形成するカム面を外周に有し、前記楔空間に周方向一対で収まるローラと、前記一対のローラを前記楔空間に保持した状態で前記入力軸と一体回転する保持器と、前記一対のローラの間に介在してこれらを前記楔空間に係合する向きに付勢する弾性部材とから構成されており、前記保持器は、前記駆動装置側から伝達された駆動力により前記入力軸とともに回転して前記一対のローラのうち回転方向後側のローラを押して前記楔空間との係合を解除し、前記入力軸と前記出力軸とが回転方向に係合する構成を採用することができる。
さらに、前記逆入力遮断装置の他の構成としては、前記逆入力遮断装置は、外輪内に同軸上に設けた入力軸と出力軸とを軸周り相対回転可能に支持し、螺旋状のコイルバネ部の両端に係止部を設けた弾性部材を前記外輪内に配置し、前記入力軸及び前記出力軸は、前記係止部に係合する係合部をそれぞれ有して、前記駆動装置側から伝達された駆動力により前記入力軸が軸周り一方向へ回転することにより、その入力軸の前記係合部が前記係止部を周方向に押してコイルバネ部を縮径させて前記外輪から離脱させ前記出力軸へ前記入力軸の回転が伝達されるようにし、前記出力軸が前記入力軸に対して軸周り一方向へ回転することにより、前記出力軸の係合部が前記係止部を周方向に押してコイルバネ部を拡径させて前記外輪に係合させ前記出力軸から入力軸への回転の伝達を遮断する構成を採用することができる。
この発明は、以上のように、遊星歯車機構による回転差動を利用したベルト式無段変速機において、逆入力遮断機能を備えつつ、且つ、無段変速機全体の効率を低下させないようにすることができる。
この発明の実施形態を、以下、図面に基づいて説明する。
(第一の実施形態)
図1及び図2に、第一の実施形態のベルト式無段変速機を示す。なお、図3は、その第一の実施形態の変形例である。図1から図3は、いずれもプライマリ側(主動軸側)のプーリを示しているが、この構成を、セカンダリ側(従動軸側)のプーリに採用することもできる。この点は、以下の図4〜図6の各実施形態においても同様である。
このベルト式無段変速機は、図1に示すように、ハウジング17に対して軸受1a,1bを介してプライマリ側のプーリ軸1が回転自在に支持されている。そのプライマリ側のプーリ軸1に、固定シーブ2aが、軸方向不動、軸周り一体回転可能に支持され、同じく、そのプーリ軸1に、可動シーブ2bが、軸方向溝に嵌るボール2cを介して、軸方向移動可能、軸周り一体回転可能に支持されている。
固定シーブ2aと可動シーブ2bとは、その軸方向対向面が、それぞれ、内径側から外径側に向かうにつれて徐々に他方のシーブから遠ざかる傾斜面となっており、その傾斜面によって、図中に示すように、軸周り全周に亘って断面V字型を成すプーリ2を構成している。
また、このプライマリ側のプーリ2は、前記可動シーブ2bを軸方向へ移動させることにより、前記固定シーブ2aと前記可動シーブ2bとの間のプーリ幅を可変とする機能を有する可動機構A(可動機構20)とを備えている。
さらに、前記可動シーブ2bを軸方向に移動させるための駆動力を発生するモータ(駆動装置)5と、前記モータ5の回転力(駆動力)を、前記可動機構Aに伝達するギヤ機構
30を備えている。
なお、駆動装置5としては、この実施形態で示すモータ5の他、前記可動機構20を動作させることができる機能を有する周知の他の駆動装置5を採用し得る。以下、他の実施形態においても同様である。
前記可動機構Aは、二組の遊星歯車23p1,23p2、二組のサンギヤ23s1,23s2、及び二組のリングギヤ23r1,23r2とを有する遊星歯車機構23と、軸周り相対回転することにより軸方向へ相対移動する雄ねじ部材22aと雌ねじ部材22bとを有するねじ機構(ボールねじ機構)22を備えている。
前記第一のリングギヤ23r1は、ハウジング17に対して回転可能に支持されている。また、前記第二のリングギヤ23r2は、ハウジング17に回転不能に固定されている。
前記第一の遊星歯車23p1及び前記第二の遊星歯車23p2は、同一の遊星支持軸23aに一体回転可能に支持されている。この遊星支持軸23aによって支持された複列の遊星歯車23p1,23p2が、軸周り複数組設けられている。
また、その各遊星支持軸23aは、ハウジング17に対して回転自在に支持される同一のキャリア23cによって支持され、そのキャリア23cの軸周り回転とともに、軸周りに移動する。すなわち、前記第一の遊星歯車23p1及び前記第二の遊星歯車23p2の回転中心が、軸周りに移動する。
前記第一のサンギヤ23s1は、スプライン等を介して前記プーリ軸1に取付けられ、そのプーリ軸1に対して軸周り相対回転不能、且つ軸方向相対移動不能に設けられている。
また、その第一のサンギヤ23s1には、前記ねじ機構22を構成する雄ねじ部材22aが一体成型されている。なお、第一のサンギヤ23s1と雄ねじ部材22aとを別体で形成し、その別体の第一のサンギヤ23s1と雄ねじ部材22aとを連結して一体に軸周り回転するようにしてもよい。以下、各実施形態の雄ねじ部材とサンギヤとの関係において同様である。
また、前記第二のサンギヤ23s2には、前記ねじ機構22を構成する雌ねじ部材22bが一体成型されている。その雌ねじ部材22bは、螺旋状に伸びる周方向溝に嵌るボール22cを介して、前記雄ねじ部材22aに噛み合っているため、前記第二のサンギヤ23s2は、前記プーリ軸1に軸周り相対回転可能である。
なお、第二のサンギヤ23s2と雌ねじ部材22bとを別体で形成し、その別体の第二のサンギヤ23s2と雌ねじ部材22bとを連結して一体に軸周り回転するようにしてもよい。以下、各実施形態の雌ねじ部材とサンギヤとの関係において同様である。
また、前記雌ねじ部材22bと前記可動シーブ2bとの間に、スラスト軸受22dが設けられている。雌ねじ部材22bと可動シーブ2bとは、そのスラスト軸受22dを介して軸周り相対回転可能であるとともに、軸方向への荷重が伝達される。このスラスト軸受22dの構成としては、周知の構造のものを採用することができる。
なお、前記第一のサンギヤ23s1と前記雌ねじ部材22bとが一体成型又は一体に回転可能に連結されている構成も考えられる。その場合、第二のサンギヤ23s2が、前記雄ねじ部材22aと一体成型又は一体に回転可能に連結されている構成となり、その雄ねじ部材22aと前記可動シーブ2bとの間に、前記スラスト軸受22dが設けられた構成を採用することができる。
この状態で、第一の遊星歯車23p1は、第一のリングギヤ23r1及び第一のサンギヤ23s1に噛み合っており、第二の遊星歯車23p2は、第二のリングギヤ23r2及び第二のサンギヤ23s2に噛み合っている。
その第一のリングギヤ23r1には、前記ギヤ機構30を介してモータ5の回転力が伝達されて、その駆動力によって第一のリングギヤ23r1が回転するようになっている。
そのギヤ機構30は、前記第一のリングギヤ23r1に噛み合うギヤ32と、モータ5の回転が伝達される回転軸41に設けられたギヤ42に噛み合うギヤ33とを、同一の回転軸31に備えている。回転軸31は、ハウジング17に対して軸受31a,31bを介して回転自在に支持されている。
また、前記モータ5の回転が伝達される回転軸41の途中に(すなわち、前記モータ5と前記第一のリングギヤ23r1との間に)、前記第一のリングギヤ23r1から前記駆動装置5への回転の伝達を遮断する逆入力遮断装置40が設けられている。逆入力遮断装置40としては、前記第一のリングギヤ23r1から前記駆動装置5への回転の伝達を遮断する機能を有する種々の構成を採用してよいが、その例については後述する。
なお、この逆入力遮断装置40は、例えば、図3に示すように、回転軸31の途中に設けても良い。
また、この実施形態では、前記第一のリングギヤ23r1及び前記第二のリングギヤ23r2の歯数を、それぞれZO1,ZO2とし、前記第一のサンギヤ23s1及び前記第二のサンギヤ23s2の歯数をそれぞれZS1,ZS2とし、
O1/ZS1=ZO2/ZS2
が成り立つように設定されているが、他のギヤ比を採用することは差し支えない。
この構成によって、モータ5が回転すれば、回転軸41,31を通じて、その回転力が第一のリングギヤ23r1に伝達され、その第一のリングギヤ23r1に噛み合う第一の遊星歯車23p1は、遊星支持軸23aを支持するキャリア23cとともにプーリ軸1の軸周りに回転(公転)しようとする。
キャリア23c及び遊星支持軸23aがプーリ軸1の軸周りに回転(公転)すると、第一の遊星歯車23p1は、プーリ軸1に軸周り不動に固定された第一のサンギヤ23s1に噛み合っているので、その第一の遊星歯車23p1は、(例えば、プーリ軸1が回転していない状態であれば停止状態である)第一のサンギヤ23s1と、回転する第一のリングギヤ23r1との間で、遊星支持軸23a周りに回転(自転)しながら、プーリ軸1の軸周りに回転(公転)する。
それとともに、同じ遊星支持軸23aに支持された第二の遊星歯車23p2も、遊星支持軸23a周りに回転(自転)しながら、プーリ軸1の軸周りに回転(公転)する。
このとき、第二の遊星歯車23p2は、ハウジング17に固定の第二のリングギヤ23r2に噛み合っているので、その不動の第二のリングギヤ23r2と回転自在の第二のサンギヤ23s2との間で、第二の遊星歯車23p2から第二のサンギヤ23s2へ回転が伝達される。
この回転の伝達により、前記雄ねじ部材22aと雌ねじ部材22bとの間に軸周り相対回転を生じさせる。前記雄ねじ部材22aと雌ねじ部材22bとの軸周り相対回転により、前記可動シーブ2bが軸方向へ移動して前記プーリ幅が変化する。
モータ5が逆方向に回転した際の作用については、前記と逆の作用であるので、説明を省略する。以下、各実施形態において同様である。
この構成において、前記モータ5と前記第一のリングギヤ23r1との間に、前記第一のリングギヤ23r1から前記駆動装置5への回転の伝達を遮断する逆入力遮断装置40が設けられているから、例えば、一定変速比に保持した状態で運転する場合でも、電流印加を継続する必要がなく、無段変速機全体の効率を低下させない。
なお、図1のプーリ2は、プーリ幅が最大になって、駆動ベルトVが内径側に移動した状態を示し、図2及び図3のプーリ2は、プーリ幅が最小になって、駆動ベルトVが外径側に移動した状態を示す。
(第二の実施形態)
第二の実施形態を図4に示す。この図4は、プライマリ側(主動軸側)のプーリを示しているが、この構成を、セカンダリ側(従動軸側)のプーリに採用することもできる点は、前述の実施形態と同様である。
この実施形態は、前記第一の実施形態との差異点を中心に説明すると、前述の可動機構Aに代えて可動機構B(可動機構20)を備えたものである。
可動機構Bの第一のサンギヤ23s1は、軸受24を介して、前記プーリ軸1に軸周り相対回転可能に支持されている。
その第一のサンギヤ23s1には、雄ねじ部材22aが一体成型されている。また、前記第二のサンギヤ23s2には、雌ねじ部材22bが一体成型されている。
前記雌ねじ部材22bと前記可動シーブ2bとは一体に回転可能に連結されている。なお、前記雌ねじ部材22bと前記可動シーブ2bとを一体成型した構成も考えられる。
前記第一のサンギヤ23s1と前記プーリ軸1にナット21を介して固定したフランジ1cとの間には、スラスト軸受22eが設けられている。その他の基本的な構成は、第一の実施形態と同様である。
この構成によって、モータ5が回転すれば、回転軸41,31を通じて、その回転力が第一のリングギヤ23r1に伝達され、その第一のリングギヤ23r1に噛み合う第一の遊星歯車23p1は、遊星支持軸23aを支持するキャリア23cとともにプーリ軸1の軸周りに回転(公転)しようとする。
キャリア23c及び遊星支持軸23aがプーリ軸1の軸周りに回転(公転)すると、第二の遊星歯車23p2は、ハウジング17に固定の第二のリングギヤ23r2と、可動シーブ2bと一体に回転する第二のサンギヤ23s2に噛み合っているので、その不動の第二のリングギヤ23r2と第二のサンギヤ23s2との間で、第二の遊星歯車23p2から第二のサンギヤ23s2へ回転が伝達される。
このとき、第一の遊星歯車23p1は、プーリ軸1に軸周り回転可能に支持された第一のサンギヤ23s1に噛み合っており、駆動力によって回転する第一のリングギヤ23r1と、プーリ軸1の軸周りに回転自在の第一のサンギヤ23s1との間で、第一の遊星歯車23p1から第一のサンギヤ23s1へと回転が伝達される。
この回転の伝達は、第二の遊星歯車23p2が噛み合う第二のリングギヤ23r2がハウジング17に固定であることによって、第一のサンギヤ23s1と第二のサンギヤ23s2との間で回転差を生じさせ、その回転差により、前記雄ねじ部材22aと雌ねじ部材22bとの間に軸周り相対回転を生じさせる。前記雄ねじ部材22aと雌ねじ部材22bとの軸周り相対回転により、前記可動シーブ2bが軸方向へ移動して前記プーリ幅が変化する。
なお、図4のプーリ2は、プーリ幅が最大になって、駆動ベルトVが内径側に移動した状態を示す。
(第三の実施形態)
第三の実施形態を図5に示す。この図5は、プライマリ側(主動軸側)のプーリ2を示している。
この実施形態を、前述の実施形態との差異点を中心に説明すると、前述の可動機構A,Bに代えて可動機構C(可動機構20)を備えたものである。
可動機構Cの第一のサンギヤ23s1は、スプライン等を介して、プーリ軸1に対して軸周り相対回転不能、且つ軸方向相対移動不能に設けられている。
また、前記第二のサンギヤ23s2は、軸受24を介して、前記プーリ軸1に軸周り相対回転可能に設けられている。
前記第二のサンギヤ23s2には、雄ねじ部材22aが一体成型されている。また、可動シーブ2bには、雌ねじ部材22bが一体回転可能に連結されている。なお、この可動シーブ2bと雌ねじ部材22bとは一体成型してもよい。
前記第一のサンギヤ23s1と前記第二のサンギヤ23s2との間には、スラスト軸受22eが設けられている。その他の基本的な構成は、第一の実施形態と同様である。
この構成によって、モータ5が回転すれば、回転軸41,31を通じて、その回転力が第一のリングギヤ23r1に伝達され、その第一のリングギヤ23r1に噛み合う第一の遊星歯車23p1は、遊星支持軸23aを支持するキャリア23cとともにプーリ軸1の軸周りに回転(公転)しようとする。
キャリア23c及び遊星支持軸23aがプーリ軸1の軸周りに回転(公転)すると、第一の遊星歯車23p1は、プーリ軸1に軸周り不動に固定された第一のサンギヤ23s1に噛み合っているので、その第一の遊星歯車23p1は、(例えば、プーリ軸1が回転していない状態であれば停止状態である)第一のサンギヤ23s1と、回転する第一のリングギヤ23r1との間で、遊星支持軸23a周りに回転(自転)しながら、プーリ軸1の軸周りに回転(公転)する。
それとともに、同じ遊星支持軸23aに支持された第二の遊星歯車23p2も、遊星支持軸23a周りに回転(自転)しながら、プーリ軸1の軸周りに回転(公転)する。
このとき、第二の遊星歯車23p2は、ハウジング17に固定の第二のリングギヤ23r2に噛み合っているので、その不動の第二のリングギヤ23r2と回転自在の第二のサンギヤ23s2との間で、第二の遊星歯車23p2から第二のサンギヤ23s2へ回転が伝達される。
この回転の伝達により、前記雄ねじ部材22aと雌ねじ部材22bとの間に軸周り相対回転を生じさせる。
すなわち、雄ねじ部材22aとプーリ軸1(前記第一のサンギヤ23s1、可動シーブ2b、及び雌ねじ部材22bと一体に回転するプーリ軸1)との相対回転により、前記可動シーブ2bが軸方向へ移動して前記プーリ幅が変化する。
(第四の実施形態)
第四の実施形態を図6に示す。この図6は、プライマリ側(主動軸側)のプーリを示している。
前述の実施形態との差異点を中心に説明すると、前述の可動機構A,B,Cに代えて可動機構D(可動機構20)を備えたものである。
可動機構Dの前記第一のサンギヤ23s1は、スプライン等を介して、プーリ軸1に対して軸周り相対回転不能、且つ軸方向相対移動不能に設けられている。
また、前記第二のサンギヤ23s2は、軸受24を介して、前記プーリ軸1に軸周り相対回転可能に設けられている。
前記第二のサンギヤ23s2には、雌ねじ部材22bが一体成型されている。また、可動シーブ2bには、雄ねじ部材22aが一体成型されている。なお、この可動シーブ2bと雄ねじ部材22aとは、別体で形成したものを一体回転可能に連結してもよい。
前記第一のサンギヤ23s1と前記第二のサンギヤ23s2との間には、スラスト軸受22eが設けられている。その他の基本的な構成は、第一の実施形態と同様である。
この構成によって、モータ5が回転すれば、回転軸41,31を通じて、その回転力が第一のリングギヤ23r1に伝達され、その第一のリングギヤ23r1に噛み合う第一の遊星歯車23p1は、遊星支持軸23aを支持するキャリア23cとともにプーリ軸1の軸周りに回転(公転)しようとする。
キャリア23c及び遊星支持軸23aがプーリ軸1の軸周りに回転(公転)すると、第一の遊星歯車23p1は、プーリ軸1に軸周り不動に固定された第一のサンギヤ23s1に噛み合っているので、その第一の遊星歯車23p1は、(プーリ軸1が回転していなければ)不動の第一のサンギヤ23s1と回転する第一のリングギヤ23r1との間で、遊星支持軸23a周りに回転(自転)しながら、プーリ軸1の軸周りに回転(公転)する。
それとともに、同じ遊星支持軸23aに支持された第二の遊星歯車23p2も、遊星支持軸23a周りに回転(自転)しながら、プーリ軸1の軸周りに回転(公転)する。
このとき、第二の遊星歯車23p2は、ハウジング17に固定の第二のリングギヤ23r2に噛み合っているので、その不動の第二のリングギヤ23r2と回転自在の第二のサンギヤ23s2との間で、第二の遊星歯車23p2から第二のサンギヤ23s2へ回転が伝達される。
この回転の伝達により、前記雄ねじ部材22aと雌ねじ部材22bとの間に軸周り相対回転を生じさせる。
すなわち、雄ねじ部材22aとプーリ軸1(前記第一のサンギヤ23s1、可動シーブ2b、及び雌ねじ部材22bと一体に回転するプーリ軸1)との相対回転により、前記可動シーブ2bが軸方向へ移動して前記プーリ幅が変化する。
(セカンダリ側の可動機構20の構成)
つぎに、図7(a)〜(c)は、いずれもセカンダリ側(従動側)の可動機構20を示している。
図7(a)に示す可動機構20は、セカンダリ側の可動シーブ7bを油圧により固定シーブ7a側に押圧する加圧機構50を備えたものである。
セカンダリ側のプーリ軸6に、ナット53aを介してケース53が取り付けられている。このケース53によって、可動シーブ7bの背面に、油圧室52が形成されている。
図中の符号54は出力用のギヤを示し、符号6a,6bはハウジング17にプーリ軸6を回転可能に支持する軸受である。
一般に、セカンダリ側よりもプライマリ側の方が大きなクランプ力を必要とするため、上記各実施形態のように、プライマリ側のみをモータ5によってプーリ幅を可変とし、セカンダリ側をこのような油圧式としても、ポンプ駆動損失低減(CVTの効率向上)が可能である。
なお、この例では、油圧の動作に加えて、コイルバネ51a等の弾性部材51によって、可動シーブ7bを固定シーブ7a側に押圧している。油圧と弾性部材51による弾性力の併用によって、クランプ力が確保されている。
つぎに、図7(b)に示す可動機構20は、セカンダリ側の可動シーブ7bを、弾性部材51の弾性力により前記固定シーブ7a側に押圧する加圧機構50を備えたものである。油圧を用いずに、弾性部材51による弾性力によって、クランプ力が確保されている。
さらに、図7(c)に示す可動機構20は、セカンダリ側の可動シーブ7bを、固定シーブ7a側に押圧するトルクカム57を備えた加圧機構50を備えたものである。
トルクカム57の構成は、可動シーブ7bは、プーリ軸6に対して軸周り回転可能に支持されている。カム部材55は、プーリ軸6に対して軸周り相対回転不能、且つ、軸方向相対移動不能である。また、カム部材56は、可動シーブ7bに対して軸周り相対回転不能である。
カム部材55,56の軸直交断面は、図8に示すように、先端に丸みを帯びた三角形状の突起56aと、それが嵌る凹部55aとが相互に噛み合う形状となっている。
駆動ベルトVが、図7(c)に示すように、プーリ7の外径寄りに位置する場合において、トルクカム57は、図8(a)に示す状態となっている。プライマリ側のプーリ2の動作に伴って、駆動ベルトVがプーリ7の内径方向に移動しようとすると、その駆動ベルトVからのクランプ力(反力)によって、可動シーブ7bが固定シーブ7aから離れる方向に移動する。このとき、トルクカム57は、例えば、図8(b)に示す状態となって、可動シーブ7bを固定シーブ7a側に押圧し続けるようになっている。
なお、この例では、トルクカム57の動作に加えて、コイルバネ51d等の弾性部材51によって、可動シーブ7bを固定シーブ7a側に押圧している。トルクカム57と弾性部材51による弾性力の併用によって、クランプ力が確保されている。
もちろん、セカンダリ側の可動機構20として、モータ5によって動作する可動機構20、すなわち、前述の各実施形態に示す可動機構A,B,C,D等を採用することもできる。
(ベルト式無段変速機の全体構成)
図9〜図13は、ベルト式無段変速機の全体構成、及びそのベルト式無段変速機を搭載した自動車の動力伝達経路の一部を示すスケルトン図である。
図9に示す構成は、プライマリ側の可動機構20として、モータ5によって動作する可動機構Aを備え、セカンダリ側の可動機構20として、油圧やトルクカム、弾性部材の弾性力、あるいはそれらの組合わせによって作用する加圧機構50を備えたものを採用した構成である。
図中の符号60は、トルクコンバータ等の発進装置を示し、その発進装置60から右側に伸びる軸は、図示しない原動機に通じている。符号61は、前後進切り換え装置である。
また、セカンダリ側のプーリ軸6は、ギヤ機構73、デファレンシャルギヤ70および車軸71を介して車輪72に動力を伝達する。
つぎに、図10に示す構成は、プライマリ側の可動機構20として、モータ5によって動作する可動機構Aを備え、セカンダリ側の可動機構20として、同じくモータ5によって動作する可動機構Aを備えたものである。
この例では、セカンダリ側の可動シーブ7bを、前記固定シーブ7a側に押圧する弾性部材51を配置している。すなわち、可動シーブ7bと雌ねじ部材22bとの間に、前記可動シーブ7bを軸方向に押圧する弾性部材51を備えている。弾性部材51としては、例えば、コイルバネ等のバネ部材を採用することができる。
可動機構Aの動作に加え、弾性部材51による弾性力によって、クランプ力が確保されている。
プライマリ側とセカンダリ側にそれぞれモータ5,5’が設けられ、プライマリ側の前記可動機構Aとセカンダリ側の前記可動機構Aに、別々のモータ5,5’から駆動力が伝達されるようになっている。
なお、図では、セカンダリ側において、モータ5’、及びそのモータ5’の回転が伝達される回転軸31’,41’、逆入力遮断装置40’、ギヤ32’,33’,42’等に「’(ダッシュ)」を付して、プライマリ側のモータ5、回転軸31,41、逆入力遮断装置40、ギヤ32,33,42等と区別している。
つぎに、図11に示す構成は、プライマリ側の前記可動機構Aと、セカンダリ側の前記可動機構Aに、同一のモータ5から駆動力が伝達されるようにしたものである。
すなわち、例えば、図12,13に示すように、セカンダリ側の前記回転軸31’のギヤ33’に、中間軸(カウンターシャフト)34のギヤ36が噛み合っており、プライマリ側の前記回転軸31のギヤ33に、前記中間軸34のギヤ35が噛み合っている構成とすることができる。
この構成によって、プライマリ側、セカンダリ側の各可動機構20に対して、同一のモータ5から駆動力が伝達されるので、装置を簡略化し得るとともに、プライマリ側とセカンダリ側の各プーリ2,7の動作時期を合致させやすいという利点がある。
(逆入力遮断装置の構成)
図14〜図17に、それぞれ、逆入力遮断装置40の例を示す。これらのいずれの逆入力遮断装置40についても、上記の各実施形態において使用することができる。また、これに示す逆入力遮断装置40以外の構成からなる逆入力遮断装置を採用してもよい。
例えば、図14に示す逆入力遮断装置40は、摩擦円錐クラッチ43を備えたものである。
その構成は、同軸上に設けた入力軸40aと出力軸40bとを、ハウジング40cに対して回転可能に支持している。
入力軸40aは、モータ5の回転軸側に接続されて、モータ5の回転が入力されるようになっている。出力軸40bは、前記可動機構20に通じる前記ギヤ機構30に接続される。
前記出力軸40bは、前記ハウジング40cに軸方向相対移動可能である。また、出力軸40bには摩擦ディスク43bが設けられ、その摩擦ディスク43bは出力軸40bと一体回転可能に設けられている。
その摩擦ディスク43bは、皿バネ等の弾性部材43cによって、入力軸40aに設けたフランジ43dに向かって付勢されている。
また、前記摩擦ディスク43bの外径部に、軸周りに円錐状の摩擦面43fが設けられている。この例では、摩擦面43fは、入力軸40a側に向かうにつれて内径寄りに近づくテーパ面となっている。
さらに、前記摩擦面43fに面接触する固定摩擦面43eが、ハウジング40c内に固定されたリング部材43aに設けられている。
前記摩擦ディスク43bと前記フランジ43dとの間に、前記入力軸40aと前記出力軸40bとの軸周り相対回転時に前記摩擦ディスク43bを前記フランジ43dから離反させる方向に移動させる機能を有するトルクカム手段44が設けられている。
トルクカム手段44は、例えば、入力軸40aと出力軸40bの対向面に、それぞれに周方向の一端から他端に向けて溝深さが次第に浅くなる一対の円弧状のカム溝を設け、そのカム溝の溝底面の傾斜方向が相違するようにして対向位置に配置する。
その一対のカム溝間にボールを組込み、出力軸40b側のカム溝に対する入力軸40a側のカム溝の相対回転により、ボールを各カム溝の浅溝側の端部に転がり移動させて、出力軸40bを入力軸40aから離反する方向に移動させるようにしたものを採用することができる。
また、トルクカム手段44の他の例として、例えば、入力軸40aのフランジ43dと、出力軸40bの摩擦ディスク43bの対向面に、それぞれ一対の円弧状のカム突起を周方向で対向するよう設け、その一対のカム突起の対向端部に互いに接触する傾斜カム面を形成し、出力軸40b側の傾斜カム面に対する入力軸40a側の傾斜カム面の接触回転によるカム作用により、出力軸40bを入力軸40aから離反する方向に移動させるようにしたものであってもよい。
モータ5からの回転力が伝達されて入力軸40aが回転すると、前記トルクカム手段44の作用によって、摩擦ディスク43bが入力軸40aのフランジ43dから遠ざかる方向へ移動し、これによって、面接触状態であった前記摩擦面43fと固定摩擦面43eとが離反して、入力軸40aから出力軸40bへと回転力が伝達される状態となる。
また、可動機構20側から回転力が入力されると、出力軸40bの回転により、前記トルクカム手段44による摩擦ディスク43bの前記離反方向への押圧が解除され、摩擦ディスク43bはフランジ43d側に近づく方向に移動する。
この移動によって、前記摩擦面43fと固定摩擦面43eとが面接触して、出力軸40bから入力軸40aへの回転力の伝達が遮断される。
つぎに、図15に示す逆入力遮断装置40は、前記摩擦円錐クラッチ43に代えて、ドグクラッチ45を採用したものである。
モータ5からの回転力が伝達されて入力軸40aが回転すると、前記トルクカム手段44の作用によって、出力軸40bに設けたクラッチディスク45bが入力軸40aのフランジ45dから遠ざかる方向へ移動し、これによって、噛み合った状態であった前記クラッチディスク45b側の凹凸と、ハウジング40cに設けたリング部材45aに形成された凹凸とが離反して、その凹凸同士の噛み合いが解除される。凹凸同士の噛み合いの解除によって、入力軸40aから出力軸40bへと回転力が伝達される状態となる。
また、可動機構20側から回転力が入力されると、出力軸40bの回転により、前記トルクカム手段44によるクラッチディスク45bの前記離反方向への押圧が解除され、クラッチディスク45bはフランジ45d側に近づく方向に移動する。
この移動によって、クラッチディスク45b側の凹凸と、リング部材45aの凹凸とが噛み合って、出力軸40bから入力軸40aへの回転力の伝達が遮断される。
つぎに、図16に示す逆入力遮断装置40は、ローラ式クラッチ47を備えたものである。
その構成は、同軸上に設けた入力軸40aと出力軸40bとをハウジング46に回転可能に支持している。
ハウジング46には、入力軸40a及び出力軸40bの軸線と同一中心を有する円筒内周面46aが形成されている。
前記出力軸40bは、前記円筒内周面46aとの間で周方向両側に狭小な楔空間を形成するカム面47cをその外周に有している。その楔空間に、周方向一対で収まる円筒ころからなるローラ47a,47aと、前記一対のローラ47a,47aを前記楔空間に保持した状態で前記入力軸40aと一体回転する保持器47dと、前記一対のローラ47a,47aの間に介在してこれらを前記楔空間に係合する向きに付勢する弾性部材47bとから構成されている。
出力軸40bの外周は断面六角形状に形成されており、面取りされた各角部の両側が前記カム面47cとなっている。
これにより、前記円筒内周面46aと前記出力軸40bの外周との間には、前記楔空間が周方向等配で形成されている。
保持器47dは、前記入力軸40aの出力軸40b側の端部としてカップ状で一体に設けられ、入力軸40aが回転すると保持器47dも一体に回転する。
また、保持器47dの出力軸40b側の端面から、軸方向に突出するように係合突起部47eが設けられている。
この係合突起部47eは、図16に示すように、出力軸40bの入力軸40a側の端面に形成された係合穴47fに、径方向隙間をもって軸方向に嵌合されている。
図16では、前記モータ5と前記可動シーブ2b,7bとが停止した状態を示している。この状態では、弾性部材47bの弾性力により保持器47dが中立状態となる。このため、保持器47dの係合突起部47eと出力軸40bの係合穴47fとの間に生じる径方向隙間は、その係合突起部47eの全周に均一で生じた状態である。
また、このとき、保持器47dの各ポケットと、前記一対のローラ47a,47aとの間の周方向ポケット隙間は、前記一対のローラ47a,47aの周方向両側に生じる。さらに、このとき、前記径方向隙間は、前記周方向ポケット隙間よりも大きく設定されている。
図16に示す状態から、モータ5がいずれかの方向に回転して入力軸40aが回転すると、入力軸40aと一体の保持器47dが、軸周り一方向に一体に回転する。やがて、保持器47dは、前記周方向ポケット隙間を超えた周長を回転すると、回転方向後側のローラ47aを前記楔空間から押し出し、その係合を解除する。
さらに、保持器47dが周方向に前記径方向隙間を超えた周長を回転すると、係合突起部47eが係合穴47fの内壁と係合し、入力軸40a、保持器47d、出力軸40bが同方向に一体に回転し、入力軸40aから出力軸40bに回転力が伝達される。これは、モータ5が逆回転した場合も同様である。
逆に、可動機構20側から出力軸40bに回転力が入力されると、前記モータ5及び可動シーブ2b,7bが停止している状態では、前記一対のローラ47a,47aが前記楔空間に係合しており、出力軸40bが逆入力を受けて自ら回転しようとしても瞬時に回転が拘束される。このため、出力軸40bの逆入力回転は、入力軸40aに伝達されず、モータ5に達する前に遮断される。
さらに、図17に示す逆入力遮断装置40は、コイルバネによる拡縮径作用を利用した遮断装置49を採用したものである。
ケーシング等に固定された外輪46内に、同軸上に設けた入力軸40aと出力軸40bとが、軸周り相対回転可能に支持されている。
その入力軸40aと出力軸40bとの間に、螺旋状のコイルバネ部48aの両端に、内径側に突出する係止部48b,48bを設けた弾性部材48が配置される。弾性部材48は、前記外輪46内に位置している。
前記入力軸40a及び前記出力軸40bは、前記係止部48bに係合する係合部40d,40eをそれぞれ有している。この例では、図17(a)に示すように、係合部40d,40eは、入力軸40aと出力軸40bとの対向面に、それぞれ一対の円弧状の突起として形成されている。
また、両係合部40d,40eは、図17(b)に示すように、前記入力軸40a及び前記出力軸40bの軸心を挟んで向かい合う位置になるように噛み合った状態となり、その噛み合った状態において、両円弧状突起の周方向端部間の隙間に、前記係止部48bが入り込んだ状態となる。
モータ5からの回転力が伝達されて入力軸40aが軸周り一方向へ回転すると、その入力軸40aの前記係合部40dが前記係止部48bを周方向に押してコイルバネ部48aを縮径させる。この縮径により、コイルバネ部48aは前記外輪46から離脱し、前記出力軸40bへ前記入力軸40aの回転が伝達される状態となる。
また、前記可動機構20側からの入力により、出力軸40bが前記入力軸40aに対して軸周り一方向へ回転することにより、前記出力軸40bの係合部40eが前記係止部48bを周方向に押してコイルバネ部48aを拡径させる。この拡径により、コイルバネ部48aは前記外輪46に係合し、前記出力軸40bから入力軸40aへの回転の伝達が遮断される。
第一の実施形態を示すプライマリ側の全体図 図1の要部拡大図 第一の実施形態の変形例を示すプライマリ側の全体図 第二の実施形態を示すプライマリ側の全体図 第三の実施形態を示すプライマリ側の全体図 第四の実施形態を示すプライマリ側の全体図 (a)〜(c)は、セカンダリ側の可動機構の例を示す要部拡大図 (a)〜(b)は、図7(c)におけるトルクカムの作用図 ベルト式無段変速機の全体構成を示すスケルトン図 ベルト式無段変速機の全体構成を示すスケルトン図 ベルト式無段変速機の全体構成を示すスケルトン図 図11における駆動装置の詳細図 図11における駆動装置の詳細図 逆入力遮断装置の例を示す断面図 逆入力遮断装置の例を示す断面図 逆入力遮断装置の例を示す断面図 逆入力遮断装置の例を示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図 従来例のベルト式無段変速機の全体構成を示すスケルトン図
符号の説明
1 プーリ軸(プライマリシャフト)
1a,1b,3a,3b 軸受
2,7 プーリ
2a,7a 固定シーブ
2b,7b 可動シーブ
2c,22c ボール
3,34 中間軸(カウンターシャフト)
5 モータ(駆動装置)
6 プーリ軸(セカンダリシャフト)
12,15,22 ねじ機構(ボールねじ機構)
12a,15a,22a 雄ねじ部材
12b,15b,22b 雌ねじ部材
13,16,23 遊星歯車機構
13c,16c,23c キャリア
13s1,16s1,23s1 第一のサンギヤ
13s2,16s2,23s2 第二のサンギヤ
13p1,16p1,23p1 第一の遊星歯車
13p2,16p2,23p2 第二の遊星歯車
13r1,16r1,23r1 第一のリングギヤ
13r2,16r2,23r2 第二のリングギヤ
17 ハウジング
18,19,24 軸受
20,A,B,C,D 可動機構
21 ナット
22d,22e,23d スラスト軸受
23a 遊星支持軸
30 ギヤ機構
31,41 回転軸
32,33,42 ギヤ
40 逆入力遮断装置
40a 入力軸
40b 出力軸
43 摩擦円錐クラッチ
44 トルクカム手段
45 ドグクラッチ
50 加圧機構

Claims (17)

  1. プライマリ側とセカンダリ側の各プーリ軸(1,6)に軸方向不動に支持された固定シーブ(2a,7a)と軸方向移動可能に支持された可動シーブ(2b、7b)とを有するプーリ(2,7)と、前記各可動シーブ(2b,7b)を軸方向へ移動させて前記固定シーブ(2a,7a)との間のプーリ幅を可変とする可動機構(20)とを備え、少なくともプライマリ側に、前記可動シーブ(2b)を軸方向に移動させるための駆動力を発生する駆動装置(5)と、前記駆動装置(5)の駆動力を前記可動機構(20)に伝達するギヤ機構(30)とを備え、
    プライマリ側の前記可動機構(20)は、二組の遊星歯車(23p1,23p2)、二組のサンギヤ(23s1,23s2)及び二組のリングギヤ(23r1,23r2)とを有する遊星歯車機構(23)と、軸周り相対回転することにより軸方向へ相対移動する雄ねじ部材(22a)と雌ねじ部材(22b)とを有するねじ機構(22)を備え、
    前記第一のリングギヤ(23r1)は回転可能に支持され、その第一のリングギヤ(23r1)には前記ギヤ機構(30)を介して前記駆動装置(5)の駆動力が伝達されてその駆動力によって回転し、前記第二のリングギヤ(23r2)はハウジング(17)に回転不能に固定されており、前記第一の遊星歯車(23p1)及び前記第二の遊星歯車(23p2)は、回転自在に支持される同一のキャリア(23c)によって支持され、前記第一のサンギヤ(23s1)及び第二のサンギヤ(23s2)のうち一方が前記雄ねじ部材(22a)に一体成型又は一体に回転可能に連結されて、前記雄ねじ部材(22a)と雌ねじ部材(22b)との軸方向相対移動により前記可動シーブ(2b,7b)が軸方向へ移動して前記プーリ幅が可変とするようになっており、
    前記駆動装置(5)と前記第一のリングギヤ(23r1)との間に、前記第一のリングギヤ(23r1)から前記駆動装置(5)への回転の伝達を遮断する逆入力遮断装置(40)を設けたことを特徴とするベルト式無段変速機。
  2. セカンダリ側に、前記可動シーブ(7b)を軸方向に移動させるための駆動力を発生する駆動装置(5)と、前記駆動装置(5)の駆動力を前記可動機構(20)に伝達するギヤ機構(30)とを備え、
    セカンダリ側の前記可動機構(20)は、二組の遊星歯車(23p1,23p2)、二組のサンギヤ(23s1,23s2)及び二組のリングギヤ(23r1,23r2)とを有する遊星歯車機構(23)と、軸周り相対回転することにより軸方向へ相対移動する雄ねじ部材(22a)と雌ねじ部材(22b)とを有するねじ機構(22)を備え、
    前記第一のリングギヤ(23r1)は回転可能に支持され、その第一のリングギヤ(23r1)には前記ギヤ機構(30)を介して前記駆動装置(5)の駆動力が伝達されてその駆動力によって回転し、前記第二のリングギヤ(23r2)はハウジング(17)に回転不能に固定されており、前記第一の遊星歯車(23p1)及び前記第二の遊星歯車(23p2)は、回転自在に支持される同一のキャリア(23c)によって支持され、前記第一のサンギヤ(23s1)及び第二のサンギヤ(23s2)のうち一方が前記雄ねじ部材(22a)に一体成型又は一体に回転可能に連結されて、前記雄ねじ部材(22a)と雌ねじ部材(22b)との軸方向相対移動により前記可動シーブ(2b,7b)が軸方向へ移動して前記プーリ幅が可変とするようになっており、
    前記駆動装置(5)と前記第一のリングギヤ(23r1)との間に、前記第一のリングギヤ(23r1)から前記駆動装置(5)への回転の伝達を遮断する逆入力遮断装置(40)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  3. プライマリ側とセカンダリ側にそれぞれ前記駆動装置(5)が設けられ、プライマリ側の前記可動機構(20)とセカンダリ側の前記可動機構(20)に、別々の前記駆動装置(5)から駆動力が伝達されることを特徴とする請求項2に記載のベルト式無段変速機。
  4. プライマリ側の前記可動機構(20)とセカンダリ側の前記可動機構(20)に、同一の前記駆動装置(5)から駆動力が伝達されることを特徴とする請求項2に記載のベルト式無段変速機。
  5. セカンダリ側の前記可動機構(20)は、前記可動シーブ(7b)と前記雄ねじ部材(22a)又は雌ねじ部材(22b)との間に、前記可動シーブ(7b)を軸方向に押圧する弾性部材(51)を備えていることを特徴とする請求項3又は4に記載のベルト式無段変速機。
  6. セカンダリ側の前記可動機構(20)は、前記可動シーブ(7b)を油圧により前記固定シーブ(7a)側に押圧する加圧機構(50)を備えることを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  7. セカンダリ側の前記可動機構(20)は、前記可動シーブ(7b)を弾性部材(51)の弾性力により前記固定シーブ(7a)側に押圧する加圧機構(50)を備えることを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  8. セカンダリ側の前記可動機構(20)は、前記可動シーブ(7b)を前記固定シーブ(7a)側に押圧するトルクカムを備えた加圧機構(50)を備えることを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  9. 前記第一のリングギヤ(23r1)及び前記第二のリングギヤ(23r2)の歯数を、それぞれZO1,ZO2とし、前記第一のサンギヤ(23s1)及び前記第二のサンギヤ(23s2)の歯数をそれぞれZS1,ZS2とし、
    O1/ZS1=ZO2/ZS2
    が成り立つように設定されたことを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載のベルト式無段変速機。
  10. 前記第一のサンギヤ(23s1)は、前記プーリ軸(1,6)に軸周り相対回転不能且つ軸方向相対移動不能に設けられ、その第一のサンギヤ(23s1)には、前記雄ねじ部材(22a)が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第二のサンギヤ(23s2)は前記プーリ軸(1,6)に軸周り相対回転可能に設けられ、その第二のサンギヤ(23s2)には、前記雌ねじ部材(22b)が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記雌ねじ部材(22b)と前記可動シーブ(2b,7b)との間にスラスト軸受(22d)を設けたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載のベルト式無段変速機。
  11. 前記第一のサンギヤ(23s1)は、前記プーリ軸(1,6)に軸周り相対回転可能に設けられ、その第一のサンギヤ(23s1)には、前記雄ねじ部材(22a)が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第二のサンギヤ(23s2)には、前記雌ねじ部材(22b)が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記雌ねじ部材(22b)と前記可動シーブ(2b,7b)とが一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第一のサンギヤ(23s1)と前記プーリ軸(1,6)との間にスラスト軸受(22e)を設けたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載のベルト式無段変速機。
  12. 前記第一のサンギヤ(23s1)は、前記プーリ軸(1,6)に軸周り相対回転不能且つ軸方向相対移動不能に設けられ、前記第二のサンギヤ(23s2)は、前記プーリ軸(1,6)に軸周り相対回転可能に設けられ、その第二のサンギヤ(23s2)には、前記雄ねじ部材(22a)が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記雌ねじ部材(22b)と前記可動シーブ(2b,7b)とが一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第一のサンギヤ(23s1)と前記第二のサンギヤ(23s2)との間にスラスト軸受(22e)を設けたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載のベルト式無段変速機。
  13. 前記第一のサンギヤ(23s1)は、前記プーリ軸(1,6)に軸周り相対回転不能且つ軸方向相対移動不能に設けられ、前記第二のサンギヤ(23s2)は、前記プーリ軸(1,6)に軸周り相対回転可能に設けられ、その第二のサンギヤ(23s2)には、前記雌ねじ部材(22b)が一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記雄ねじ部材(22a)と前記可動シーブ(2b,7b)とが一体成型又は一体に回転可能に連結され、前記第一のサンギヤ(23s1)と前記第二のサンギヤ(23s2)との間にスラスト軸受(22e)を設けたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載のベルト式無段変速機。
  14. 前記逆入力遮断装置(40)は、同軸上に設けた入力軸(40a)と出力軸(40b)とをハウジング(40c)に支持し、前記出力軸(40b)を前記ハウジング(40c)に軸方向相対移動可能とし、その出力軸(40b)に摩擦ディスク(43b)を一体回転可能に設けてその摩擦ディスク(43b)を入力軸(40a)に設けたフランジ(43d)に向かって付勢し、前記摩擦ディスク(43b)の外径部に軸周りに形成された円錐状の摩擦面(43f)を設け、前記摩擦面(43f)に接触する固定摩擦面(43e)を前記ハウジング(40c)に設け、前記摩擦ディスク(43b)と前記フランジ(43d)との間に、前記入力軸(40a)と前記出力軸(40b)との軸周り相対回転時に前記摩擦ディスク(43b)を前記フランジ(43d)から離反させる方向に移動させるトルクカム手段(44)を設けたことを特徴とする請求項1から13のいずれか一つに記載のベルト式無段変速機。
  15. 前記逆入力遮断装置(40)は、同軸上に設けた入力軸(40a)と出力軸(40b)とをハウジング(40c)に支持し、前記出力軸(40b)を前記ハウジング(40c)に軸方向相対移動可能とし、その出力軸(40b)にクラッチディスク(45b)を一体回転可能に設けてそのクラッチディスク(45b)を入力軸(40a)に設けたフランジ(45d)に向かって付勢し、前記クラッチディスク(45b)に周方向に沿って凹凸を設け、前記凹凸に噛み合う凹凸を前記ハウジング(40c)に設け、前記クラッチディスク(45b)と前記フランジ(45d)との間に、前記入力軸(40a)と前記出力軸(40b)との軸周り相対回転時に前記クラッチディスク(45b)を前記フランジ(45d)から離反させる方向に移動させるトルクカム手段(44)を設けたことを特徴とする請求項1から13のいずれか一つに記載のベルト式無段変速機。
  16. 前記逆入力遮断装置(40)は、同軸上に設けた入力軸(40a)と出力軸(40b)とをハウジング(40c)に支持し、前記ハウジング(40c)には円筒内周面(46a)が形成され、前記出力軸(40b)は、円筒内周面(46a)との間で周方向両側に狭小な楔空間を形成するカム面(47c)を外周に有し、前記楔空間に周方向一対で収まるローラ(47a,47a)と、前記一対のローラ(47a,47a)を前記楔空間に保持した状態で前記入力軸(40a)と一体回転する保持器(47d)と、前記一対のローラ(47a,47a)の間に介在してこれらを前記楔空間に係合する向きに付勢する弾性部材(47b)とから構成されており、前記保持器(47d)は、前記駆動装置(5)側から伝達された駆動力により前記入力軸(40a)とともに回転して前記一対のローラ(47a,47a)のうち回転方向後側のローラ(47a)を押して前記楔空間との係合を解除し、前記入力軸(40a)と前記出力軸(40b)とが回転方向に係合することを特徴とする請求項1から13のいずれか一つに記載のベルト式無段変速機。
  17. 前記逆入力遮断装置(40)は、外輪(46)内に同軸上に設けた入力軸(40a)と出力軸(40b)とを軸周り相対回転可能に支持し、螺旋状のコイルバネ部(48a)の両端に係止部(48b,48b)を設けた弾性部材(48)を前記外輪(46)内に配置し、前記入力軸(40a)及び前記出力軸(40b)は、前記係止部(48b)に係合する係合部(40d,40e)をそれぞれ有して、前記駆動装置(5)側から伝達された駆動力により前記入力軸(40a)が軸周り一方向へ回転することにより、その入力軸(40a)の前記係合部(40d)が前記係止部(48b)を周方向に押してコイルバネ部(48a)を縮径させて前記外輪(46)から離脱させ前記出力軸(40b)へ前記入力軸(40a)の回転が伝達されるようにし、前記出力軸(40b)が前記入力軸(40a)に対して軸周り一方向へ回転することにより、前記出力軸(40b)の係合部(40e)が前記係止部(48b)を周方向に押してコイルバネ部(48a)を拡径させて前記外輪(46)に係合させ前記出力軸(40b)から入力軸(40a)への回転の伝達を遮断することを特徴とする請求項1から13のいずれか一つに記載のベルト式無段変速機。
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