JP4929977B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Description

この発明は、車両(自動車)用自動変速装置として、或はポンプ等の各種産業機械の運転速度を調節する為の変速装置として利用する、トロイダル型無段変速機の改良に関する。
自動車用自動変速装置としてトロイダル型無段変速機を使用する事が研究され、例えば非特許文献1に記載されている様に、一部で実施されている。又、トロイダル型無段変速機の構造及び理論等に就いては、非特許文献2に詳しく記載されている。この非特許文献2を含め、従来から多くの文献に記載されて周知の様に、トロイダル型無段変速機は、入力側ディスクと出力側ディスクとの間に複数個のパワーローラを挟持し、これら両ディスクの側面とこれら各パワーローラの周面との転がり接触部で動力の伝達を行なう。この転がり接触部で過度の滑りが発生する事を防止し、効率良く動力の伝達を行なわせるべく、トロイダル型無段変速機には押圧装置を設けている。トロイダル型無段変速機の運転時には、この押圧装置が発生する押圧力に基づいて上記各転がり接触部の面圧を確保する。
この様な押圧装置として従来一般的には、機械式のローディングカム装置を使用していたが、油圧式の押圧装置を使用する事により、上記各転がり接触部の面圧を、運転状況に応じてきめ細かに調節する事が考えられている。この様な油圧式の押圧装置を組み込んだトロイダル型無段変速機に就いても、従来から多くの文献に記載されて知られているが、具体的な構造を記載した文献として、特許文献1がある。この特許文献1には、トロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とを同軸に組み合わせて成る無段変速装置の具体的な構造が記載されている。図3〜4は、この様な特許文献1に記載された無段変速装置を示している。
この無段変速装置は、トロイダル型無段変速機1と、第一〜第三各遊星歯車式変速機2〜4とを組み合わせて成り、互いに同心に、且つ、相対回転自在に支持された、入力軸5と、伝達軸6と、出力軸7とを有する。そして、上記第一、第二両遊星歯車式変速機2、3を上記入力軸5と上記伝達軸6との間に掛け渡す状態で、上記第三遊星歯車式変速機4をこの伝達軸6と上記出力軸7との間に掛け渡す状態で、それぞれ設けている。
このうちのトロイダル型無段変速機1は、それぞれが特許請求の範囲に記載した外側ディスクである1対の入力側ディスク8a、8bと、同じく特許請求の範囲に記載した第二のディスクであり内側ディスクである一体型の出力側ディスク9と、複数のパワーローラ10、10とを備える。尚、上記1対の入力側ディスク8a、8bのうちの一方の入力側ディスク8bが、特許請求の範囲に記載した第一のディスクに対応する。これら両入力側ディスク8a、8bは、それぞれが断面円弧形のトロイド曲面である軸方向片側面同士を互いに対向させた状態で、上記入力軸5のうちで軸方向に離隔した2個所位置に、互いに同心に、且つ、この入力軸5と同期した回転を自在として支持している。又、上記出力側ディスク9は、この入力軸5の中間部周囲で上記両入力側ディスク8a、8b同士の間位置に、それぞれが断面円弧形のトロイド曲面である軸方向両側面をこれら両入力側ディスク8a、8bの軸方向片側面に対向させた状態で、これら両入力側ディスク8a、8bと同心に、且つ、これら両入力側ディスク8a、8bに対する相対回転を自在に支持している。
更に、上記各パワーローラ10、10は、上記出力側ディスク9の軸方向両側面と上記両入力側ディスク8a、8bの軸方向片側面との間に、それぞれ複数個ずつ挟持している。上記各パワーローラ10、10は、それぞれの周面を球状凸面としており、上記両入力側ディスク8a、8bと上記出力側ディスク9との間に挟持した状態で、これら入力側、出力側各ディスク8a、8b、9同士の間での動力を伝達自在としている。又、上記各パワーローラ10、10は、トラニオン11、11の内側面に回転自在に支持している。又、これら各トラニオン11、11は、それぞれの両端部に設けた各枢軸12、12を、ケーシング14内に設置した支持板13a、13bに、揺動並びに軸方向の変位自在に支持している。これら両支持板13a、13bは、上記ケーシング14内に、連結板15とアクチュエータボディー16とを介して支持固定された支持ポスト17、17の両端部に、それぞれ支持されている。
又、これら各支持ポスト17、17の中間部に設けた支持環部18、18同士の間に上記出力側ディスク9を、1対のスラストアンギュラの玉軸受19、19により回転自在に支持している。又、上記出力側ディスク9に、中空回転軸20の基端部(図3の左端部)をスプライン係合させている。そして、この中空回転軸20を、エンジンから遠い側(図3の右側)の入力側ディスク8aの内側に挿通し、上記出力側ディスク9に伝わる動力を取り出し自在としている。更に、上記中空回転軸20の先端部(図3の右端部)で上記入力側ディスク8aの外側面(図3の右側面)から突出した部分に、前記第一遊星歯車式変速機2を構成する為の、第一太陽歯車21を固設している。
一方、上記中空回転軸20の内側に挿通した前記入力軸5の先端部(図3の右端部)でこの中空回転軸20から突出した部分と、上記入力側ディスク8aとの間に、第一キャリア22を掛け渡す様に設けて、この入力側ディスク8aと上記入力軸5とが、互いに同期して回転する様にしている。そして、上記第一キャリア22の軸方向両側面の円周方向等間隔位置(一般的には3〜4個所位置)に、それぞれがダブルピニオン型である前記第一、第二の遊星歯車式変速機2、3を構成する為の遊星歯車23〜25を、回転自在に支持している。更に、上記第一キャリア22の片半部(図3の右半部)周囲に第一リング歯車26を、回転自在に支持している。
上記各遊星歯車23〜25のうち、前記トロイダル型無段変速機1寄り(図3の左寄り)で上記第一キャリア22の径方向に関して内側に設けた遊星歯車23は、上記第一太陽歯車21に噛合している。又、上記トロイダル型無段変速機1から遠い側(図3の右側)で上記第一キャリア22の径方向に関して内側に設けた遊星歯車24は、前記伝達軸6の基端部(図3の左端部)に固設した第二太陽歯車27に噛合している。又、上記第一キャリア22の径方向に関して外側に設けた、残りの遊星歯車25は、上記内側に設けた遊星歯車23、24よりも軸方向寸法を大きくして、これら両遊星歯車23、24に噛合させている。更に、上記残りの遊星歯車25と上記第一リング歯車26とを、互いに噛合させている。
一方、前記第三遊星歯車式変速機4を構成する為の第二キャリア28を、前記出力軸7の基端部(図3の左端部)に結合固定している。そして、この第二キャリア28と上記第一リング歯車26とを、低速用クラッチ29を介して結合している。又、上記伝達軸6の先端寄り(図3の右端寄り)部分に、第三太陽歯車30を固設している。又、この第三太陽歯車30の周囲に、第二リング歯車31を配置し、この第二リング歯車31と前記ケーシング14等の固定の部分との間に、高速用クラッチ32を設けている。更に、この第二リング歯車31と上記第三太陽歯車30との間に配置した複数組の遊星歯車33、34を、上記第二キャリア28に回転自在に支持している。これら各遊星歯車33、34は、互いに噛合すると共に、上記第二キャリア28の径方向に関して内側に設けた遊星歯車33を上記第三太陽歯車30に、同じく外側に設けた遊星歯車34を上記第二リング歯車31に、それぞれ噛合している。
上述の様に構成する無段変速装置の運転時には、エンジンのクランクシャフト(図示せず)により駆動軸35を、トーションダンパ36を介して回転駆動し、更にこの駆動軸35により前記入力軸5を回転駆動する。そして、この入力軸5から1対の入力側ディスク8a、8b、各パワーローラ10、10を介して一体型の出力側ディスク9に伝わった動力を、前記中空回転軸20を通じて取り出す。上記低速用クラッチ29を接続し、上記高速用クラッチ32の接続を断った低速モード時には、前記トロイダル型無段変速機1の変速比を変える事により、上記入力軸5の回転速度を一定にしたまま、前記出力軸7の回転速度を、停止状態を挟んで正転、逆転に変換自在となる。一方、上記低速用クラッチ29の接続を断ち、上記高速用クラッチ32を接続した高速モード時には、上記出力軸7を、車両を前進させる方向に回転させる。そして、この状態では、上記トロイダル型無段変速機1の変速比を増速側に変化させる程、上記出力軸7の回転速度を速くできる。
上述の様な無段変速装置を構成するトロイダル型無段変速機1の運転時には、前述した様に、上記各ディスク8a、8b、9の側面と上記各パワーローラ10、10の周面との転がり接触部(トラクション部)の面圧を確保する必要がある。この為に特許文献1に記載された構造の場合には、上記入力軸5と上記入力側ディスク8bとの間に、油圧式の押圧装置37を設けている。この押圧装置37は、軸方向に拡縮自在とした1対の油圧室38a、38bを備えた、ダブルピストン型である。但し、油圧式の押圧装置は、ダブルピストン型に限らず、図5に示す様な、単一の油圧室38を備えた、所謂シングルピストン型でも良い。要は、必要とする押圧力の最大値と、得られる油圧の最大値との関係で、何れの型式かを選択する。何れの型式を採用した場合でも、油圧式の押圧装置37を備えた構造の場合、上記各油圧室38a、38b内に導入する油圧を制御する事で、上記各トラクション部に付与する面圧を常に適正な値に調節できる。この為、前述した様なローディングカム式の押圧装置に比べ、トロイダル型無段変速機1の効率及び耐久性確保を高次元で図れる。
特許文献1に記載された従来構造の場合には、上記各油圧室38a、38bへの圧油の送り込みは、前記ケーシング14の前端開口部を塞いだ端板39部分に設置した送油ポンプから、上記駆動軸35及び上記入力軸5の中心部に設けた給油孔40a、40bを通じて行なう様に構成している。この為に、この入力軸5の基端部(図3、5の左端部)には、上記給油孔40bに加えて、この給油孔40bとこの入力軸5の外周面とを連通させる通油孔41a、41bも形成している。
押圧装置がダブルピストン型であるかシングルピストン型であるかを問わず、上記駆動軸35及び上記入力軸5に給油孔40a、40b及び通油孔41a、41bを設ける構造の場合、軽量化と耐久性の確保とを両立させる事が難しい事に加えて、コストが嵩む事も避けられない。この理由は、次の通りである。上記入力軸5の基端部には、押圧装置37が発生する押圧力の反力を支承する為、大きな応力が発生する。この様な大きな応力に拘らず、上記給油孔40bや通油孔41a、41bを形成した上記入力軸5の基端部に、亀裂等の損傷が発生するのを防止する為には、この入力軸5の直径を大きくする必要があり、この入力軸5を含むトロイダル型無段変速機が大型化し、重量が嵩む原因となる。又、軸受鋼等の硬質金属製の上記入力軸5の基端部に、上記給油孔40bや通油孔41a、41bを形成する作業は面倒で、加工コストが嵩む原因となる。尚、上記特許文献1の他、特許文献2にも、入力軸を通じて油圧式の押圧装置への圧油の給排を行なう構造が記載されている。上記特許文献2の場合には、支持ポストから押圧装置の油圧室に、入力軸を介して油圧を給排する様に構成している。この様な特許文献2に記載された従来構造の場合には、上記特許文献1に記載された構造の場合に生じる不都合に加えて、シールリングの装着部位が多く、コストが嵩むと言った問題を生じる。
上述の様な事情に鑑み、油圧式の押圧装置37を備えたトロイダル型無段変速機の軽量化、耐久性確保、低コスト化を図れる構造として、特許文献3に記載された構造が知られている。図6は、この特許文献3に記載された、従来構造の第2例を示している。この従来構造の第2例の場合には、入力側ディスク8bを入力軸5に対し、ボールスプライン42により、この入力軸5と同期した回転を自在に、且つ、軸方向の変位自在に支持している。又、上記入力側ディスク8bの内周面に形成した内径側円筒面部43と、上記入力軸5の中間部外周面に形成した外径側円筒面部44とを、油密を保持した状態で摺接させている。そして、支持ポスト17a内に設けた通油路45と、上記入力側ディスク8bの小径側端部にこの入力側ディスク8bを径方向に貫通する状態で形成した第二の通油路46とを、互いに連通させている。トロイダル型無段変速機の運転時に、上記押圧装置37の油圧室38内への圧油の給排は、上記ボールスプライン42を構成する各溝の内側と、上記通油路45と、上記第二の通油路46とを介して行なう。
この様な従来構造の第2例の場合には、特に大きな力を受ける事がない為、硬質金属で造る必要も、肉厚を大きくする必要もない、上記支持ポスト17a内に上記通油路45を設ける代わりに、硬い金属により造る必要がある入力軸5には、前述の図3、5に示した従来構造の様な給油孔40bや通油孔41a、41bを形成する必要はない。従って、上記入力軸5の直径を特に大きくしなくても、上記入力軸5に必要な強度を確保できる他、硬質金属製であるこの入力軸5の加工の面倒も低減できる為、トロイダル型無段変速機の軽量化と耐久性の確保と低コスト化とを図れる。
但し、上記従来構造の第2例の場合には、上記入力側ディスク8bの小径側端部に上記第二の通油路46を形成する為、この入力側ディスク8bの耐久性確保と軽量化とを両立させる面からは不利になる。即ち、トロイダル型無段変速機の技術分野で広く知られている様に、トロイダル型無段変速機の運転時に上記入力側ディスク8bには、各パワーローラ10、10(図4参照)から、繰り返し大きな曲げ応力が加わる。この様に、繰り返し加わる大きな曲げ応力に拘らず、上記第二の通油路46を形成した上記入力側ディスク8bに亀裂等の損傷が発生する事を防止する為には、この入力側ディスク8bの小径側端部に関しても、径方向に関する厚さを十分に確保する必要があり、軽量化を図る面から不利になる。
特開2004−84712号公報 国際公開WO2005/045284号明細書 特開2006−9995号公報 青山元男著、「レッドバッジスーパー図解シリーズ/クルマの最新メカがわかる本」、株式会社三推社/株式会社講談社、平成13年12月20日、p.92−93 田中裕久著、「トロイダルCVT」、株式会社コロナ社、2000年7月13日
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、前述の特許文献3に記載された発明の構造に比べて、より一層の軽量化と耐久性の確保とを両立でき、しかも低コストで造れるトロイダル型無段変速機の構造を実現すべく発明したものである。
本発明のトロイダル型無段変速機は、前述した従来から知られているトロイダル型無段変速機と同様に、第一、第二のディスクと、複数個のパワーローラと、押圧装置と、支持ポストとを備える。
このうちの第一、第二のディスクは、それぞれが断面円弧形である互いの軸方向片側面同士を対向させた状態で、互いに同心に、且つ相対回転自在に支持されている。
又、上記各パワーローラは、上記両ディスクの側面にそれぞれの周面を転がり接触させた状態で、これら両ディスク同士の間に挟持されている。
又、上記押圧装置は、上記第一のディスクを上記第二のディスクに向けて押圧するもので、油圧式である。
更に、上記支持ポストは、上記第二のディスクの端部を回転自在に支持するものである。
特に、本発明のトロイダル型無段変速機に於いては、上記支持ポストの一部で上記第一のディスクと対向する部分に、この第一のディスクと同心の円筒部を設けている。そして、この円筒部をこの第一のディスクの中心孔に、油密に、且つ、軸方向の相対変位を可能に内嵌している。更に、上記通油路と上記油圧室とを、上記円筒部の内側と上記第一のディスクの中心孔とを介して連通させている。
上述の様な本発明のトロイダル型無段変速機を実施する場合に、好ましくは、請求項2に記載した様に、回転軸と、1対の外側ディスクと、一体の、若しくは1対の素子を結合して成る内側ディスクと、複数の支持部材と、複数のパワーローラとを備えた構造を採用する。
このうちの両外側ディスクは、それぞれが断面円弧形である互いの軸方向片側面同士を対向させた状態で上記回転軸のうちの軸方向に離隔した2個所位置に、この回転軸と同期した回転を自在として支持する。
又、上記内側ディスクは、上記回転軸の中間部周囲でこれら両外側ディスクの間部分に、断面円弧形である軸方向両側面を上記各外側ディスクの軸方向片側面に対向させた状態で、上記回転軸に対する相対回転を自在に支持する。
又、上記各支持部材は、軸方向に関して上記内側ディスクの軸方向両側面と上記各外側ディスクの軸方向片側面との間位置にそれぞれ複数個ずつ、上記回転軸に対し捩れの位置にある枢軸を中心とする揺動変位を自在に設ける。
又、上記各パワーローラは、上記各支持部材に回転自在に支持され、球状凸面としたそれぞれの周面を、上記内側ディスクの軸方向両側面と各外側ディスクの軸方向片側面とに転がり接触させる。
又、上記内側ディスクの軸方向両側面と上記両外側ディスクの軸方向片側面との間に、それぞれの中間部に支持環部を有する1対の支持ポストを固定する。又、第二のディスクである上記内側ディスクの軸方向両端部をこれら両支持ポストの支持環部に回転自在に支持し、第一のディスクである、上記1対の外側ディスクのうちの一方の外側ディスクと上記回転軸の一端部との間に油圧式の押圧装置を設ける。
上述の様な、所謂ダブルキャビティ型の構造で本発明を実施する場合には、上記1対の支持ポストのうちの一方の支持ポスト内に通油路を、この一方の支持ポストの一部で上記一方の外側ディスクと対向する部分にこの一方の外側ディスクと同心で上記回転軸の外径よりも大きな内径を有する円筒部を、それぞれ設ける。そして、この円筒部を上記一方の外側ディスクの中心孔に、油密に、且つ、軸方向の変位を可能に内嵌する。更に、上記押圧装置の油圧室と上記一方の支持ポスト内の通油路とを、上記円筒部及び上記一方の外側ディスクの中心孔の内周面と上記回転軸の外周面との間の隙間を介して連通させる。
上述の様な請求項2に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項3に記載した様に、上記円筒部の外周面と上記一方の外側ディスクの中心孔の内周面との間の隙間を第一のシールリングにより、上記一方の支持ポストの支持下部の内周面と回転軸の外周面との間の隙間を第二のシールリングにより、それぞれ油密に、且つ、互いに対向する周面同士の軸方向の相対変位を可能に塞ぐ。
或いは、請求項4に記載した様に、上記一方の外側ディスクの中心孔の内径を、円筒部を内嵌する部分で大きく、この部分よりも押圧装置寄り部分で小さくする。そして、この押圧装置寄り部分で、上記中心孔の内周面と回転軸の外周面とを近接対向させる。更に、この押圧装置寄り部分でこれら中心孔の内周面と回転軸の外周面とのうちの少なくとも一方の周面に、当該周面から径方向に凹んだ凹溝を、上記押圧装置寄り部分の軸方向全長に亙り形成する。
或いは、請求項5に記載した様に、上記油圧式の押圧装置を構成するシリンダ筒を、円輪部と、この円輪部の外周縁から軸方向に折れ曲がった外径側円筒部とを備えたものとする。そして、この円輪部の内周縁部を回転軸に対し、油密に、且つ、この回転軸と同期して回転する様に外嵌固定する。更に、上記外径側円筒部と一方の外側ディスクの外周縁部とを、軸方向の相対変位及び回転力の伝達を可能に係合させる。
上述の様に構成する本発明のトロイダル型無段変速機の場合、軽量化と耐久性の確保とを高次元で両立でき、しかも低コストで造れる。即ち、前述の図6に示した従来構造の第2例と同様に、押圧装置の油圧室内への圧油の給排を、第二のディスクの端部を回転自在に支持する支持ポスト内に設けた給油路を通じて行なう。前述した通りこの支持ポストは、極端に硬い金属で造る必要はないし、通油路を設ける事に伴って、特に肉厚にしたりする必要もない。この為、上記支持ポストの重量が嵩む事はないし、この支持ポストに通油路を形成する作業も容易に行なえて、軽量化と耐久性の確保と低コスト化とを図れる。
しかも本発明のトロイダル型無段変速機の場合には、前述の図6に示した従来構造の第2例の場合とは異なり、第一のディスクの一部に、第二の通油路等の貫通孔を形成する必要がない。この為、この第一のディスクの径方向に関する厚さ寸法を徒に大きくしなくても、この第一のディスクの耐久性を確保できて、この第一のディスクの耐久性確保と軽量化とを容易に両立させる事ができる。
特に、請求項2に記載した様なダブルキャビティ型の構造で本発明を実施すれば、油圧室内への圧油の給排を行なう為の給油孔や通油孔を、回転軸に形成する必要をなくし、この回転軸の径を小さく抑えられて、トロイダル型無段変速機全体としての小型・軽量化を効果的に図れる。又、1対の支持ポストは、内側ディスクを回転自在に支持するのみで、大きなラジアル荷重やアキシアル荷重が作用するものではない。従って、一方の支持ポスト内に通油路を設ける事に伴い、この支持ポストの強度が低下する事が問題となりにくく、この支持ポストを大型化する必要性も乏しく、トロイダル型無段変速機全体としての小型・軽量化を妨げる事はない。
上記請求項2に記載した発明を実施する場合に、請求項3に記載した構成を採用すれば、支持ポスト内に設けた通油路と押圧装置の油圧室との間で、圧油を漏れなく給排できる。この為、圧油を送り出す為のポンプを特に大型化しなくても、上記押圧装置に所望の押圧力を発揮させる事ができて、確実な動作の確保と省エネルギ化とを図れる。特に、請求項4に記載した様に、一方の外側ディスクの中心孔の内周面と回転軸の外周面とのうちの少なくとも一方の周面に凹溝を形成し、この凹溝を通じて上記通油路と上記油圧室との間で圧油の給排を行なわせれば、これら通油路と油圧室との間での圧力損失を抑えて、上記確実な動作の確保と省エネルギ化とを、より高次元で図れる。
更に、請求項5に記載した構成を採用すれば、回転軸から一方の外側ディスクへの回転力の伝達を、押圧装置を構成するシリンダ筒を介して行なえる。従って、上記回転軸の外周面と上記一方の外側ディスクの内周面との間に、前述の図3、5、6に示した従来構造の様なボールスプラインを設ける必要がなくなる。この為、上記回転軸の外周面に雄ボールスプライン溝を、上記一方の外側ディスクの内周面に雌ボールスプライン溝を、それぞれ形成する手間が不要になる他、これら各ボールスプライン溝同士の間にボールを組み付ける作業も不要になり、コスト低減を図れる。更に、上記回転軸のうちで上記一方の外側ディスクの内径側に存在する部分の断面積が、上記雄ボールスプライン溝を形成する事で小さくなる事を防止できて、上記回転軸の強度及び剛性の確保が容易になる。
図1〜2は、本発明の実施の形態の1例を示している。尚、本例の特徴は、次の(1)(2)にある。
(1) 特許請求の範囲に記載した第二のディスク或いは内側ディスクに相当する出力側ディスク9(図3、5、6参照)の端部を回転自在に支持する為の支持ポスト17b内に設けた通油路45aと、油圧式の押圧装置37内の油圧室38a、38bとを連通させる部分の構造。
(2) 特許請求の範囲に記載した回転軸である入力軸5の回転を、同じく第一のディスク或いは一方の外側ディスクである入力側ディスク8bに伝達する部分の構造。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図3〜6に示した各従来構造と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
上記支持ポスト17bは、前述した従来構造の場合と同様に、互いに同心に配置された1対のポスト部47同士を、支持環部18aにより連結して成る。トロイダル型無段変速機を組み立てた状態でこの支持環部18aは、上記入力軸5の中間部周囲に、この入力軸5と同心に配置される。又、この状態で、上記両ポスト部47の中心軸の延長線は、上記入力軸5の中心線と直交する。上記支持環部18aの内径は、上記入力軸5のうちでこの支持環部18aの内径側に存在する部分の外径よりも僅かに大きくしている。そして、上記入力軸5の外周面に形成した係止溝48に係止した第一のシールリング49の外周縁を上記支持環部18aの内周面に摺接させて、この支持環部18aの内周面と上記入力軸5の外周面との間の油密保持を図っている。尚、上記第一のシールリング49を係止する為の係止溝は、上記支持環18aの内周面に形成する事もできる。この場合には、上記入力軸5の外周面に係止溝を形成する必要がなく、この入力軸5の強度及び剛性を確保する面から有利になる。
又、上記支持環部18aの軸方向両側面のうち、前記入力側ディスク8bに対向する面に、この入力側ディスク8bと同心の円筒部50を、全周に亙り設けている。この円筒部50の内径は、上記入力軸5のうちでこの円筒部50の内径側に位置する部分の外径よりも十分に大きい。従って、これら入力軸5の外周面と円筒部50の内周面との間には、円筒状の通油空間51が設けられる。前記通油路45aの端部は、この通油空間51の奥端部(図1の右端部)に開口している。
又、上記円筒部50を上記入力側ディスク8bの中心孔52に、油密に、且つ、軸方向の変位を可能に内嵌している。この中心孔52の内径は、上記円筒部50を内嵌する先半部と、前記押圧装置37寄りの基半部とで異なっている。具体的には、先半部を、内径が上記円筒部50の外径よりも僅かに大きな大径部53とし、基半部を、内径が上記入力軸5の外径よりも僅かに大きな小径部54としている。更に、この小径部54の円周方向等間隔複数個所(図示の例では3個所)に、径方向外方に凹んだ凹溝55、55を、上記小径部54の軸方向全長に亙り形成している。上記円筒部50は上記大径部53に内嵌し、この円筒部50の先端部外周面に形成した係止溝56に係止した第二のシールリング57の外周縁を、上記大径部53の内周面に、全周に亙り摺接させている。以上の構成により、上記通油路45aの端部と、前記押圧装置37の内径側部分とを連通させて、この押圧装置37内の油圧室38a、38bへの圧油の給排を可能としている。
この押圧装置37を構成する為、上記回転軸5の一部にシリンダ筒58を、油密に、且つ、この回転軸5と同期した回転を可能に外嵌している。このシリンダ筒58は、互いに同心に配置された、内径側、外径側両円筒部59、60と、これら両円筒部59、60の軸方向両端縁のうちで上記入力側ディスク8bから遠い側の端縁(図1の左端縁)同士を連続させる円輪部61とを備える。そして、この円輪部61の内周縁部に設けられた上記内径側円筒部59を、上記入力軸5に対し、油密に、且つ、この入力軸5と同期した回転を可能に外嵌固定している。
この為に図示の例では、上記内径側円筒部59の先半部(図1の右半部)内周面の係止溝62に係止したOリング63の内周縁を上記入力軸5の一部外周面に、全周に亙り弾性的に当接させている。又、上記内径側円筒部59の基半部(図1の左半部)内周面に形成した雌スプラインと上記入力軸5の中間部外周面に形成した雄スプラインとをスプライン係合させている。更に、図示は省略するが、上記シリンダ筒58の外側面(図1の左側面)は、上記入力軸5の基端部(図1の左端部)に螺着したローディングナット等の固定部材に突き当てて、上記シリンダ筒58が図1の状態よりも左方に変位しない様にしている。
更に、上記外径側円筒部60の先端縁と前記入力側ディスク8bの外周縁部とを、軸方向の相対変位及び回転力の伝達を可能に係合させている。この為に図示の例では、上記入力側ディスク8bの外周縁部に複数の突起64、64を、円周方向に関して等間隔に形成している。一方、上記外径側円筒部60の先端縁(図1の右端縁)に複数の切り欠き65(又は先端部内周面に複数の凹部を)を、上記各突起64、64と等ピッチで形成している。そして、これら各切り欠き65(又は凹部)にこれら各突起64、64を、円周方向のがたつきなく係合させて、上記シリンダ筒58が上記入力軸5と同期して回転する様に構成している。
上記入力側ディスク8bの外側面(図1の左側面)と前記円輪部61との間には、この入力側ディスク8bの側から順番に、仕切板66とピストン板67とを設けている。このうちのピストン板67は、円輪状ピストン部68の内周縁部に円筒状押圧部69を形成したもので、断面L字形で全体を円環状に形成している。このうちの円筒状押圧部69の先端縁(図1の右端縁)は、上記入力側ディスク8bの外側面内径寄り部分に突き当てて、上記ピストン板67の動きをこの入力側ディスク8bに伝達可能としている。但し、上記円筒状押圧部69の先端縁の円周方向複数個所には切り欠き70を形成して、この円筒状押圧部69の内径側と外径側との間で圧油の給排を可能としている。又、上記円筒状押圧部69の内径は、上記シリンダ筒58の内径側円筒部59の外径よりも少し大きくしている。尚、上記入力側ディスク8bの外側面の内径側半部は外径側半部よりも凹ませて、この入力側ディスク8bの軽量化を図っている。
又、上記仕切板66は、外周縁部に設けた厚肉円筒状の嵌合部71を、上記シリンダ筒58の奥部外径側端部に油密に内嵌して、このシリンダ筒58内に固定している。又、上記仕切板66の内周縁部に形成した係止溝72に、Oリング73とシールリング74とを係止し、このシールリング74の内周面を上記ピストン板67の円筒状押圧部69の外周面に摺接させている。又、上記ピストン板67の円輪状ピストン部68の外周縁部に形成した係止溝75に、Oリング76とシールリング77とを係止し、このシールリング77の外周面を上記嵌合部71の内周面に摺接させている。更に、上記入力側ディスク8bの外周面のうちで外側面寄り部分に形成した係止溝78に、Oリング79とシールリング80とを係止し、このシールリング80の外周面を前記シリンダ筒58の外径側円筒部60内周面に摺接させている。以上の構成により、上記シリンダ筒58の円輪部61と上記円輪状ピストン部68との間に第一の油圧室38aを、この仕切板66と上記入力側ディスク8bとの間に第二の油圧室38bを、それぞれ設けている。このうちの第二の油圧室38b内には、予圧用の板ばね81を設けている。
上述の様に構成する押圧装置37により上記入力側ディスク8bを、前記出力側ディスク9に向け押圧する際には、前記支持ポスト17b内に設けた通油路45aから、前記円筒部50の内径側に設けた通油空間51内に、圧油を吐出する。すると、この圧油は、この通油空間51から、上記入力側ディスク8bの中心孔52(のうちの大径部53及び小径部54に形成した凹溝55、55)を通過して、上記入力側ディスク8bの外側面内径寄り部分と、上記シリンダ筒58の内径側円筒部59の先端面との間に存在する貯油空間82内に送り込まれる。この貯油空間82内に送り込まれた圧油は、更に、上記円筒状押圧部69の内周面と上記内径側円筒部59の外周面との間に存在する円筒状の通油隙間83を通じて上記第一の油圧室38aに送り込まれる他、前記各切り欠き70を通じて、上記第二の油圧室38bに送り込まれる。上記第一の油圧室38a内に送り込まれた油圧に基づいて、前記ピストン板67が上記入力側ディスク8bに向け押圧され、上記円筒状押圧部69の先端縁がこの入力側ディスク8bを上記出力側ディスク9に向け押圧する。又、上記第二の油圧室38b内に送り込まれた油圧に基づいて、上記入力側ディスク8bが、直接出力側ディスク9に向け押圧される。この結果、この入力側ディスク8bが、上記両油圧室38a、38b内に導入された油圧に比例した大きさの力で、上記出力側ディスク9に向け押圧される。
この様な構造を採用する事により得られる作用・効果は、前述した通りであるから、重複する説明は省略する。
本発明の実施の形態の1例を示す、図6の左上部に相当する要部断面図。 入力側ディスクを取り出して内側面側から見た状態で示す斜視図。 従来のトロイダル型無段変速機の第1例を組み込んだ無段変速装置を示す断面図。 図3のA−A断面図。 油圧式の押圧装置を、ダブルピストン型からシングルピストン型に変えた構造を示す、図3の中央左寄り部分に相当する断面図。 従来のトロイダル型無段変速機の第2例を示す、図5と同様の図。
符号の説明
1 トロイダル型無段変速機
2 第一遊星歯車式変速機
3 第二遊星歯車式変速機
4 第三遊星歯車式変速機
5 入力軸
6 伝達軸
7 出力軸
8a、8b 入力側ディスク
9 出力側ディスク
10 パワーローラ
11 トラニオン
12 枢軸
13a、13b 支持板
14 ケーシング
15 連結板
16 アクチュエータボディー
17、17a、17b 支持ポスト
18、18a 支持環部
19 玉軸受
20 中空回転軸
21 第一太陽歯車
22 第一キャリア
23 遊星歯車
24 遊星歯車
25 遊星歯車
26 第一リング歯車
27 第二太陽歯車
28 第二キャリア
29 低速用クラッチ
30 第三太陽歯車
31 第二リング歯車
32 高速用クラッチ
33 遊星歯車
34 遊星歯車
35 駆動軸
36 トーションダンパ
37 押圧装置
38、38a、38b 油圧室
39 端板
40a、40b 給油孔
41a、41b 通油孔
42 ボールスプライン
43 内径側円筒面部
44 外径側円筒面部
45、45a 通油路
46 第二の通油路
47 ポスト部
48 係止溝
49 第一のシールリング
50 円筒部
51 通油空間
52 中心孔
53 大径部
54 小径部
55 凹溝
56 係止溝
57 第二のシールリング
58 シリンダ筒
59 内径側円筒部
60 外径側円筒部
61 円輪部
62 係止溝
63 Oリング
64 突起
65 切り欠き
66 仕切板
67 ピストン板
68 円輪状ピストン部
69 円筒状押圧部
70 切り欠き
71 嵌合部
72 係止溝
73 Oリング
74 シールリング
75 係止溝
76 Oリング
77 シールリング
78 係止溝
79 Oリング
80 シールリング
81 板ばね
82 貯油空間
83 通油隙間

Claims (5)

  1. それぞれが断面円弧形である互いの軸方向片側面同士を対向させた状態で互いに同心に且つ相対回転自在に支持された第一、第二のディスクと、これら両ディスクの側面にそれぞれの周面を転がり接触させた状態でこれら両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、上記第一のディスクを上記第二のディスクに向けて押圧する油圧式の押圧装置と、この第二のディスクの端部を回転自在に支持する支持ポストとを備え、上記押圧装置の油圧室への圧油の給排を、この支持ポスト内に設けた通油路を介して行なうトロイダル型無段変速機に於いて、この支持ポストの一部で上記第一のディスクと対向する部分に設けられた、この第一のディスクと同心の円筒部をこの第一のディスクの中心孔に、油密に、且つ、軸方向の相対変位を可能に内嵌すると共に、上記通油路と上記油圧室とを、上記円筒部の内側と上記第一のディスクの中心孔とを介して連通させた事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 回転軸と、それぞれが断面円弧形である互いの軸方向片側面同士を対向させた状態でこの回転軸のうちの軸方向に離隔した2個所位置に、この回転軸と同期した回転を自在として支持された1対の外側ディスクと、この回転軸の中間部周囲でこれら両外側ディスクの間部分に、断面円弧形である軸方向両側面を上記各外側ディスクの軸方向片側面に対向させた状態で、上記回転軸に対する相対回転を自在に支持された、一体の、若しくは1対の素子を結合して成る内側ディスクと、軸方向に関してこの内側ディスクの軸方向両側面と上記各外側ディスクの軸方向片側面との間位置にそれぞれ複数個ずつ、上記回転軸に対し捩れの位置にある枢軸を中心とする揺動変位を自在に設けられた支持部材と、これら各支持部材に回転自在に支持され、球状凸面としたそれぞれの周面を、上記内側ディスクの軸方向両側面と各外側ディスクの軸方向片側面とに転がり接触させたパワーローラとを備え、上記内側ディスクの軸方向両側面と上記両外側ディスクの軸方向片側面との間に、それぞれの中間部に支持環部を有する1対の支持ポストを固定し、第二のディスクである上記内側ディスクの軸方向両端部をこれら両支持ポストの支持環部に回転自在に支持し、第一のディスクである、上記1対の外側ディスクのうちの一方の外側ディスクと上記回転軸の一端部との間に油圧式の押圧装置を設けると共に、上記1対の支持ポストのうちの一方の支持ポスト内に通油路を、この一方の支持ポストの一部で上記一方の外側ディスクと対向する部分にこの一方の外側ディスクと同心で上記回転軸の外径よりも大きな内径を有する円筒部を、それぞれ設け、この円筒部を上記一方の外側ディスクの中心孔に、油密に、且つ、軸方向の相対変位を可能に内嵌し、更に、上記押圧装置の油圧室と上記一方の支持ポスト内の通油路とを、上記円筒部及び上記一方の外側ディスクの中心孔の内周面と上記回転軸の外周面との間の隙間を介して連通させた、請求項1に記載したトロイダル型無段変速機。
  3. 円筒部の外周面と一方の外側ディスクの中心孔の内周面との間の隙間を第一のシールリングにより、一方の支持ポストの支持環部の内周面と回転軸の外周面との間の隙間を第二のシールリングにより、それぞれ油密に、且つ、互いに対向する周面同士の軸方向の相対変位を可能に塞いでいる、請求項2に記載したトロイダル型無段変速機。
  4. 一方の外側ディスクの中心孔の内径が、円筒部を内嵌する部分で大きく、この部分よりも押圧装置寄り部分で小さく、この押圧装置寄り部分で、上記中心孔の内周面と回転軸の外周面とが近接対向しており、この押圧装置寄り部分でこれら中心孔の内周面と回転軸の外周面とのうちの少なくとも一方の周面に、当該周面から径方向に凹んだ凹溝が、上記押圧装置寄り部分の軸方向全長に亙り形成されている、請求項2〜3のうちの何れか1項に記載したトロイダル型無段変速機。
  5. 円輪部とこの円輪部の外周縁から軸方向に折れ曲がった外径側円筒部とを備え、油圧式の押圧装置を構成するシリンダ筒の内周縁部を回転軸に対し、油密に、且つ、この回転軸と同期して回転する様に外嵌固定すると共に、上記外径側円筒部と一方の外側ディスクの外周縁部とを、軸方向の相対変位及び回転力の伝達を可能に係合させている、請求項2〜4のうちの何れか1項に記載したトロイダル型無段変速機。
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