JP2006132448A - ハイブリッド車用駆動装置、制御装置及びエンジン始動方法 - Google Patents

ハイブリッド車用駆動装置、制御装置及びエンジン始動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 EV走行モードにおいて、確実にそのモータを使用してエンジンを始動させることが可能であるとともに、エンジン始動時にあっては、モータトルクを走行駆動に充分使用できる技術を得る。
【解決手段】 第一クラッチが開放され、モータの駆動力が駆動輪に伝達されるEV走行モードにおいて、変速機により入力軸と出力軸とを接続した際に、出力軸で得られる駆動力を最大とし、且つ、エンジンの始動が可能な最低回転数より高い回転数に前記入力軸の回転数がなる好適変速比に変速機の変速比を設定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、入力軸と出力軸との間で変速比を変えて前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力を駆動輪側へ伝達する変速機と、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記変速機の動作制御を行う制御装置を備えたハイブリッド車のエンジン始動技術に関する。
ハイブリッド車両に搭載される駆動装置におけるエンジン始動時の制御技術として、例えば、下記特許文献1には以下のような技術が記載されている。
この文献に開示の技術では、エンジンと変速機とを接続または分離する接続分離手段と、モータの回転軸に設けられた回転軸回転動力伝達部材と変速機の出力軸に設けられた出力軸回転動力伝達部材とを接続し、モータの駆動力を駆動輪に伝達可能な駆動力伝達手段と、前記接続分離手段によりエンジンと変速機とが分離され、前記駆動力伝達手段によりモータの駆動力が駆動輪に伝達される状態にて、変速機により入力軸と出力軸とを接続した際の入力軸の回転数がエンジンを始動可能な所定回転数以上となるように、変速比を車速に応じて設定し、変速機により入力軸と出力軸とを接続する変速制御手段を設けている。
このように、変速比をエンジン始動可能な所定回転数以上の回転数に設定することで、エンジン始動要求があった場合に、モータからエンジン側にその駆動力の一部を供給して、スタータを備えることなく確実にエンジン始動を行える。
さらに、この変速機における変速を、エンジン始動要求より前の段階で行ってエンジン始動要求を待つことで、エンジン始動要求があった場合には迅速なエンジン始動を行え、モータ駆動のみによるEV走行モードから、エンジン走行モードへの変更を迅速且つスムーズに行える。
さらに、具体的に、この先行技術における変速制御を実施例に基づいて説明すると、当該明細書においては、図3に変速動作における変速段選択のフローが示されており、図2に、車速に応じた変速段の選択状態が示されている。
当該明細書の図2からも判明するように、変速段1st、2nd,3rd,4th,5thの選択は、その下限にあっては、車速に応じてエンジン始動可能回転数を変速機の入力軸側(換言するとモータ回転数)で確保するように実行される。一方、その上限は、従来からの変速段選択の概念に従い、エンジン始動可能回転数が確保される限りにおいてできるだけ高速側の変速段(即ち、ギヤ比が小さい変速段)とする。
本明細書の図5(b)に、当該明細書の図2に示された変速概念を、本願の一実施例である6段変速の駆動装置に適応した場合の変速状況を示した。
特開2003−165358号公報(図2、図3)
しかしながら、上記従来技術によると、エンジン始動を迅速に行うために、入力回転数をエンジン始動が可能な回転数以上となるような変速段を選択するが、この要件のみを満たした条件下で図2に従って変速すると、エンジン始動時の駆動輪側で利用できる駆動力が他の変速段を選択した場合よりも低くなってしまう虞がある。このような状況では、本来利用できる駆動力を充分に利用しえているとは言えず、改良の余地があるとともに、エンジン始動に際して、不快な衝撃等が発生しかねない。
この状況を以下さらに詳細に、本願明細書の図4、5を使用して説明する。
図4は、モータにおけるモータ回転数とモータトルクとの関係を示した図であり、発生トルクは、モータ回転数が低く、その値が一定である定トルク領域と、その領域よりモータ回転数が高い領域で、トルクが回転数の増加に伴って単調減少する減少領域に分かれることが判る。
同図において、エンジンを始動可能な回転数は、エンジン始動可能回転数を一点鎖線で示している。この回転数は通常500〜700rpm程度である。一方、エンジンのクランキングに必要なトルクを破線で示している。このクランキングトルクは100〜200Nm程度である。
さて、図1に示す構造において、モータ1が回転している状態で、本願にいう第一クラッチC1を係合させ、モータトルクの一部をエンジンEのクランキングに使用する場合、モータ1が発生させるトルクの一部はエンジン始動に使用され、その残余分が変速機2の入力軸10に送られ、変速操作後、駆動輪W側に伝達される。
従って、図4において斜線で示す余裕トルクが、モータ1から駆動輪側へ送られるトルクとなる。
先に説明した図5(a)は、横軸に車速を縦軸に変速機2の出力軸4から取り出すことが可能な駆動力を取ったものであり、破線は各ギヤ段でのモータによる駆動力の合算である。実線は、変速機2で選択設定可能な6段の変速段それぞれに関して、余裕トルクが入力軸10に伝導された状態における出力軸4で得られる駆動力を示したものである。
各変速段を経て出力軸4側で得られる駆動力は、図4で説明した余裕トルクのパターンを踏襲しており、エンジン始動可能回転数に対応するエンジン始動可能最低速度から駆動力が一定である定領域と、車速がそれ以上の値を取り、駆動力が減少する減少領域からなる。
異なった変速段に関しては、車速が比較的高い状況において、変速段が低く選択された場合に得られる駆動力が、変速段が高く選択された場合に得られる駆動力を上回る領域があることが判る。この領域を変速段3rdと4thとの場合に関して例示的に図5(a)にURとして示した。但し、この領域は、図5(a)からも判明するように、各変速段とその高速側の変速段との間の全ての変速段間で多少の差はあれ存在する。
さて、先にも示したように、図5(b)は、先行技術に示される変速手法を踏襲して変速をおこなう場合の例を、変速段を6段有する駆動装置に関して示したものであり、図(b)と(a)との比較で判明するように、低い側の変速段(即ち、ギヤ比が大きい変速段)を選択することで高い駆動力が得られるにも拘らず、図5(b)の変速構造を採用すると、変速段の選択において高速側の段への移行が成されている場合があり、この選択手法では、充分にモータ1の能力が利用されていないことがわかる。
本発明の目的は、ハイブリッド車用駆動装置において、モータのみで走行をおこなっているEV走行モードにおいて、確実にそのモータを使用してエンジンを始動させることが可能であるとともに、エンジン始動時にあっては、モータトルクを走行駆動に充分使用できる技術を得ることにある。
上記目的を達成するための、モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、入力軸と出力軸との間で変速比を変えて前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力を駆動輪側へ伝達する変速機と、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記変速機の動作制御を行う制御装置を備えたハイブリッド車用駆動装置の特徴構成は、
前記制御装置に、
第一クラッチが開放され、モータの駆動力が駆動輪に伝達されるEV走行モードにおいて、前記変速機により前記入力軸と前記出力軸とを接続した際に、前記出力軸で得られる駆動力を最大とし、且つ、前記エンジンの始動が可能な最低回転数より高い回転数に前記入力軸の回転数がなる好適変速比に、前記変速機の変速比を設定するエンジン始動変速制御手段を備えたことにある。
この構成にあっては、エンジン始動変速制御手段は、変速機における変速比を、好適変速比に設定する。ここで、好適変速比は、所定の幅を有する変速域であり、変速機の出力軸側で得られる駆動力を、変速比を好適に設定した場合に得られる最大の駆動力に対して、その駆動力を大きく低減することなく、本願の目的を達成することができる所定の範囲として規定される。例えば、中央値に対して高速側に−10〜10%増しの許容幅を有することとなる。
さて、上記好適変速比は、変速機の入力軸側における回転数において、エンジン始動回転数を上まわるため、回転数との関係では、エンジンの始動を良好に行える。さらに、変速機の出力側では、エンジン始動に要する始動トルクをエンジン側に供与する状態で、残余のトルクから最大限の駆動力を引き出せる変速比が選択されているため、エンジン始動に伴い駆動輪側へ伝導される駆動力が不足する駆動力不足量を低減させることができる。
この駆動装置にあっては、エンジン始動を以下に示す手法に従って、実行することとなる。
即ち、モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、入力軸と出力軸との間で変速比を変えて前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力を駆動輪側へ伝達する変速機とを備えたハイブリッド車のエンジン始動方法であって、
第一クラッチが開放され、モータの駆動力が駆動輪に伝達されるEV走行モードにおいて、前記変速機により前記入力軸と前記出力軸とを接続した際に、前記出力軸で得られる駆動力を最大とし、且つ、前記エンジンの始動が可能な最低回転数より高い回転数に前記入力軸の回転数がなる好適変速比に、前記変速機の変速比を設定してハイブリッド車のエンジン始動を行う。
また、制御装置側から見ると、以下の構成を採用するものとなる。
モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、入力軸と出力軸との間で変速比を変えて前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力を駆動輪側へ伝達する変速機とを備えたハイブリッド車用駆動装置に使用され、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記変速機の動作制御を行う制御装置であって、
第一クラッチが開放され、モータの駆動力が駆動輪に伝達されるEV走行モードにおいて、前記変速機により前記入力軸と前記出力軸とを接続した際に、前記出力軸で得られる駆動力を最大とし、且つ、前記エンジンの始動が可能な最低回転数より高い回転数に前記入力軸の回転数がなる好適変速比に、前記変速機の変速比を設定するエンジン始動変速制御手段を備えた構成となる。
そして、前記変速機が有段変速機である場合は、以下の構成とすることが好ましい。
即ち、車速関連情報をパラメータに好適変速段を決定するテーブルを記憶した記憶手段を備え、前記エンジン始動変速制御手段が自車両の車速関連情報および前記記憶手段のテーブルに応じて変速段を前記好適変速段に設定するのである。ここで、車速関連情報とは、車速及び車速と一定の関係(例えば比例関係)にある情報を意味する。この種の情報としては、車速、出力軸回転数、モータ回転数、入力軸回転数等がある。
この構成の場合は、多段変速構造に起因して変速比が固定されていることから、予め各変速段に関して、余裕トルクから得られる駆動力を知ることができる。従って、変速段間で、このような駆動力を最大とする変速段を特定しておき、車速関連情報に応じて、最大の駆動力を得られる変速段を選択するようにする。
このようにすると、多段変速構造の駆動装置において、エンジン始動に伴い駆動輪側へ伝導される駆動力が不足する駆動力不足量を低減させることができる。
この構成は、制御装置としては、以下のように構成されることとなる。
即ち、先に説明した制御装置において、車速関連情報をパラメータに好適変速段を決定するテーブルを記憶した記憶手段を備え、前記エンジン始動変速制御手段が自車両の車速関連情報および前記記憶手段のテーブルに応じて変速段を前記好適変速段に設定する。
さて、これまで説明してきたハイブリッド車用駆動装置において、
前記モータからの駆動力が前記駆動輪側で伝達される状態において、前記第一クラッチを介して前記モータ駆動力の一部を前記エンジンに伝達して前記エンジンの始動を行うことが好ましい。
このように、モータ駆動力が駆動輪に伝達される状態で、エンジン始動を行うことにより、EV走行からエンジン走行へのスムーズな移行を行える。
ここで、エンジン始動要求(例えばアクセルの踏み込み)とエンジン始動のための変速比設定に関しては、その前後を問うものではない。即ち、エンジン始動を行う段階で、変速比設定が本願にいう好適変速比となっていればよい。
以下に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置100のシステム構成の概略を示す概念図である。
本実施形態に係る駆動装置100は、ハイブリッド車両に搭載され、モータ・ジェネレータ(M/G:以降、単にモータとも呼ぶ)1及びエンジンEの一方又は双方の駆動力を駆動輪Wに伝達するとともに、エンジンEの停止時にはモータ・ジェネレータ1の駆動力をエンジンEに伝達してエンジンEの始動を行う装置である。
そこで、この駆動装置100は、モータ・ジェネレータ1、モータ・ジェネレータ1とエンジンEとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチC1、モータ・ジェネレータ1と駆動輪Wとの間に配置され、モータ・ジェネレータ1及びエンジンEの一方又は双方の駆動力の駆動輪W側への伝達又は切断を行う変速機2、及びこれらの動作制御を行う制御装置3を有して構成されている。
変速機2の出力軸4は、下手側でディファレンシャル装置5に接続されており、そこから駆動軸6を介して駆動輪Wに駆動力が伝達される構成となっている。ここで、エンジンEとしては、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関が好適に用いられる。
図1に示すように、この駆動装置100のシステム構成は、駆動力の伝達経路に沿って、エンジンE、第一クラッチC1、モータ・ジェネレータ1、変速機2、駆動輪Wの順に直列に接続された構成として表すことができる。
モータ・ジェネレータ1は、インバータ8により直流から交流に変換されたバッテリ9からの電力の供給を受けて変速機2の入力軸ともなっている中間軸10を回転駆動する。この中間軸10は、一方端が第一クラッチC1を介してエンジンEの図示しないクランクシャフトと同期回転するクランク軸11に接続され、他方端が変速機2の変速機構7に接続されている。
したがって、モータ・ジェネレータ1は、第一クラッチC1を係合した状態ではエンジンEの始動(クランキング)を行うことができ、変速機2の入力軸10と出力軸4とが接続された状態では駆動輪Wの駆動を行うことができる。
モータ・ジェネレータ1は、エンジンE又は駆動輪W側からの駆動力により中間軸10が駆動されている状態では発電機として動作させることができる。この場合、モータ・ジェネレータ1で発電された電力は、インバータ8により交流から直流に変換されてバッテリ9に蓄えられる。
そして、このモータ・ジェネレータ1の動作制御は、M/G制御装置12からの制御信号に基づいて行われる。
第一クラッチC1は、モータ・ジェネレータ1とエンジンEとの間に配置され、モータ・ジェネレータ1により回転駆動される中間軸10と、エンジンEの図示しないクランクシャフトに同期回転するクランク軸11との接続又は分離を行うことにより、エンジンEとモータ・ジェネレータ1との間での駆動力の伝達又は切断を行う。
したがって、エンジンEの停止時には、この第一クラッチC1を係合することによりモータ・ジェネレータ1の駆動力をエンジンEに伝達してエンジンEの始動を行うことができ、エンジンEの動作時には、この第一クラッチC1を係合することによりエンジンEの駆動力が変速機2を介して駆動輪Wに伝達される。
このような第一クラッチC1としては、係合開始から完全係合状態となるまでの間の半係合状態で滑らせながら駆動力の伝達を行うことが可能なクラッチが好適に用いられ、例えば湿式多板クラッチ等が用いられる。この第一クラッチC1の動作制御は、第一クラッチ制御装置13からの制御信号に基づいて行われる。
変速機2は、ここでは、モータ・ジェネレータ1と駆動輪Wとの間に配置され、モータ・ジェネレータ1及びエンジンEの一方又は双方の駆動力により回転駆動される中間軸10からの入力回転を所望の変速比で変速して出力軸4に出力するとともに、その駆動力(回転)の出力軸4への伝達又は切断を行う。
このような変速機2としては、有段又は無段の自動変速機が好適に用いられる。本実施形態においては、変速機2として例えば6段等の有段の自動変速機を用いており、これは中間軸10を介して伝達された入力回転を所望の変速比で変速して出力軸4に出力するための遊星歯車列や、この遊星歯車列の動作制御を行うためのクラッチC−1、C−2,C−3、ブレーキB−1、B−2及びワンウェイクラッチF−1等を有して構成する。
図2に、6段変速を実行できる変速機2の具体的な一実施形態のギヤトレインを、軸間を共通平面内に展開してスケルトンで示す。
この変速機2は、減速回転と非減速回転を入力として複数の変速回転を出力するプラネタリギヤセットGと、プラネタリギヤセットGと軸方向に並べて配設された減速プラネタリギヤG1と、プラネタリギヤセットGの内周側を通る入力軸10と、入力軸10を減速プラネタリギヤG1を介してプラネタリギヤセットGの2つの異なる減速入力要素S2,S3にそれぞれ係脱自在に連結する第1及び第3のクラッチC−1,C−3と、入力軸10をプラネタリギヤセットGの非減速回転入力要素C2(C3)に係脱自在に連結する第2のクラッチC−2とを備える。
この変速機2は、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)車又はリヤエンジン・リヤドライブ(RR)車用の横置式トランスアクスルの形態を採っており、互いに並列的に配置された主軸X、カウンタ軸Y、デフ軸Zの各軸上に変速機構の各要素が配設された3軸構成とされている。そして、主軸X上の入力軸10の周りには、4つの変速要素S2,S3,C2(C3),R2(R3)を有するプラネタリギヤセットGと、減速プラネタリギヤG1と、2つのブレーキB−1,B−2と、3つのクラッチC−1,C−2,C−3とを備える変速機構7が配置されている。
このギヤトレインでは、プラネタリギヤセットGの一方の減速回転の入力要素S3が第1のクラッチC−1により減速プラネタリギヤG1を介して入力軸10に連結され、他方の入力要素S2が第3のクラッチC−3により減速プラネタリギヤG1を介して入力軸10に連結されるとともに、第1のブレーキB−1により変速機ケースMcに係止可能とされ、非減速回転の入力要素C2(C3)が第2のクラッチC−2により入力軸10に連結されるとともに第2のブレーキB−2により変速機ケース14に係止可能とされ、残りの変速要素R2(R3)が出力要素として、主軸X上の出力要素としてのカウンタドライブギヤ15に連結されている。
カウンタ軸Y上には、カウンタギヤ16が配置されている。カウンタギヤ16は、カウンタ軸17に固定され、主軸X上の出力部材としてのカウンタドライブギヤ18に噛合する大径のカウンタドリブンギヤ19と、同じくカウンタ軸17に固定され、カウンタ軸Y上の出力要素としての小径のデフドライブピニオンギヤ20とが配設されており、これらにより主軸X側からの出力を減速するとともに、反転させてディファレンシャル装置5に伝達することで、適宜の最終減速比を得るとともに、入力軸10の回転方向とディファレンシャル装置5からの出力の回転方向を合わせる機能を果たす。
デフ軸Z上には、ディファレンシャル装置5が配設されている。このディファレンシャル装置5からの出力は駆動軸6に伝達され、この出力が最終的なホイール駆動力とされる。
プラネタリギヤセットGは、大径のサンギヤS2と、小径のサンギヤS3と、互いに噛合するロングピニオンP2とショートピニオンP3とを支持するキャリアC2(C3)と、リングギヤR2(R3)とで構成され、ロングピニオンP2が大径のサンギヤS2とリングギヤR2とに噛合し、ショートピニオンP3が小径のサンギヤS3に噛合するラビニヨ式のギヤセットで構成されている。そして、この形態では、大径のサンギヤS2と小径のサンギヤS3が減速回転の入力要素、キャリアC2(C3)が非減速回転の入力要素、リングギヤR2が出力要素とされている。
プラネタリギヤセットGの小径のサンギヤS3は、クラッチC−1に連結され、大径のサンギヤS2は、クラッチC−3に連結されるとともに、バンドブレーキで構成されるブレーキB−1により自動変速機ケースMcに係止可能とされている。また、キャリアC2(C3)は、クラッチC−2を介して入力軸11に連結され、かつ、ブレーキB−2により変速機ケースMcに係止可能とされるとともに、ワンウェイクラッチF−1により変速機ケースMcに一方向回転係止可能とされている。そして、リングギヤR2がカウンタドライブギヤ19に連結されている。
減速プラネタリギヤG1は、その1要素としてのサンギヤS1を変速機ケースMcに固定され、リングギヤR1を入力要素として入力軸11に連結され、キャリアCa1を出力要素としてクラッチC−1及びクラッチC−3を介して、上記の連結関係でプラネタリギヤセットGに連結されている。
図4は、所定の変速段(1st、2nd,3rd,4th,5th、6th)を得るための変速機2に備えられる各クラッチC−1,C−2,C−3及びブレーキB−1,B−2及びワンウェイクラッチF−1の係合及び解放(○印で係合、無印で解放を表す)で達成される変速段を図表化して示したものである。同図には、各変速段に於けるギヤ比を示すとともに、変速段間における変速比の比であるステップを示している。同図に示す(○)は、ワンウェイクラッチF−1の働きにより、ブレーキB−2が実質的に働いているのと同様な状況が実現されていることを示している。
さらに、Pはパーキングを、REVは後進を、Nはニュートラルを示している。
再度、図1に戻って説明を続ける。
本実施形態においては、変速機2の動作制御は、変速機制御装置21からの制御信号に基づいて行われる。
制御装置3は、エンジンEの動作制御を行うエンジン制御装置22、モータ・ジェネレータ1の動作制御を行うM/G制御装置12、第一クラッチC1の動作制御を行う第一クラッチ制御装置13、変速機2の動作制御を行う変速機制御装置21、及び車両全体の動作制御を行う車両制御装置23を備えている。
この車両制御装置23には、中間軸10の回転数を検出する回転数センサ24、変速機2の出力軸4の回転数を検出する車速センサ25、アクセルペダル26の踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセルセンサ27、及びブレーキペダル28の踏み込み量を検出するブレーキセンサ29からの検出信号がそれぞれ入力される構成となっている。
さて、本願独特のエンジン始動に対して良好に対応すべく前記変速機制御装置21に対して、EV走行モードにおいて適切な変速段の選択を指令するためのエンジン始動変速制御手段(図上,単に始動変速制御手段と記載している)s1が車両制御装置23に備えられている。
このエンジン始動変速制御手段s1は、例えば車速センサ25から取り込まれてくる現在の車速(車速関連情報の一種)に対して、エンジン始動に備えた適切な変速段の選択を行うべく選択指令を変速機制御装置21に出力する。この指令を受けた変速機制御装置21は、現状の変速段をチェックし、変速段変更の必要がある場合は、その処理を行う。
エンジン始動変速制御手段s1に対して、先に図5(a)で説明した、車速に基づいた変速段の選択情報を格納した記憶手段としてのメモリmが備えられている。
エンジン始動変速制御手段s1は、このメモリmから現在の走行速度に対応した最適な変速段の選択情報を読み取ることができる。
この選択情報は、これまでも説明してきたように、以下の手法で決定したものである。
まず、各変速段毎に、図4に記載の、モータ回転数に応じて決まる余裕トルクが変速機2の入力軸10に入力される駆動状態において、車速に応じて決まる変速機2の出力軸4で得られる駆動力を予め求める。これが図5(a)に実線で示される各変速段毎のエンジン始動時のEV走行駆動力である。
そして、変速段毎に求められた車速に応じて決まる駆動力に基づいて、駆動力を変速段間で最大とする車速に応じた好適変速段を求める。この好適変速段は、図5(a)において1st、2nd,3rd,4th,5th、6thで示す各領域となる。
ここで、このような各領域1st、2nd,3rd,4th,5th、6thの導出操作は、モータ1、エンジンE及び変速機2が特定されていれば予め行うことが可能であり、メモリmには車速に応じて選択されるべき変速段が格別に記憶されているだけである。
そして、前記エンジン始動変速制御手段s1が車速に応じて変速段をこの好適変速段に設定するように選択指令を出すことで、本願の目的を達成することができる。
次に、本実施形態に係る駆動装置100のエンジン始動時の動作制御について図6に基づいて説明する。
この図は、車がモータ1の駆動力により走行しているEV走行モードにおいて、アクセル踏み込み量等から判断される要求駆動力による走行モードの変更の要否の判断(#4)、若しくはバッテリ残容量に従った走行モードの変更の要否の判断(#5)を実行して、走行モードを適切に保つための動作フローである。
この動作フローを実行することにより、車がEV走行モード(#1:yes)をしている状態で、変速段がエンジン始動に適した変速段に予め選択設定され(#2−1〜#2−5、及び、#3−1〜#3−6)、エンジン始動要求に対応したエンジン始動動作(#7)においてエンジン始動回転数より高い回転数でモータ1によりエンジン始動を実行しながら、駆動輪W側で得られる駆動力を許容される最大のものとできる。
さらに詳細に説明すると、まず、車がEV走行モードにあるか否かが判断される(#1)。EV走行モードにある場合は(#1:yes)は、変速段を適切なものとすべく以下の処理(#2以降)を行うのであり、EV走行モードにない場合は(#1:no)、そのまま処理を終える。
EV走行モードにある場合は(#1:yes)は、車速関連情報がチェックされるとともに(#2−1〜#2−5)、車速関連情報に従って予めメモリmに記憶されている好適変速比に変速機2の変速段が選択される(#3−1〜#3−6)。具体的には、メモリmから車速関連情報をパラメータに好適変速段を決定するテーブルを読み出し、該テーブルと車速関連情報検出手段により検出された自車両の車速関連情報に基づいて変速段を好適変速段に設定する。ここで、車速関連情報とは、車速及び車速と一定の関係(例えば比例関係)にある情報を意味する。この種の情報としては、車速、出力軸回転数、モータ回転数、入力軸回転数等がある。車速を車速関連情報とする場合は、車速センサ25が車速関連情報検出手段となる。
ここで、好適変速段とは図5(a)に示し、その導出手法を先に説明したものである。従って、このハイブリッド車用駆動装置100にあっては、EV走行モードで、エンジン始動に関して適切な変速比が選択されて走行が行われる。
アクセル26が踏み込まれる等、駆動力要求があった場合は、その要求駆動力がEV走行可能範囲か否かが判断される(#4)。要求駆動力がEV走行可能領域を超えている場合(#4:no)は、第一クラッチC1の係合を実行しエンジン始動をモータトルクの一部を利用して行う(#7)。要求駆動力がEV走行可能領域内にある場合(#4:yes)は、バッテリ残容量のチェックを行う(#5)。バッテリ残容量が少ない場合(#5:no)は、第一クラッチC1の係合を実行しエンジンの始動をモータトルクの一部を利用して行う(#7)。バッテリ残容量が十分な場合(#5:yes)は、そのままEV走行モードを維持する(#6)。
このエンジンの始動は具体的には、以下の形態で実行できる。
第一クラッチC1の油圧を油圧検出センサ(図示省略)で検出し、第一クラッチC1を介してエンジンE側に伝達される駆動力(エンジン始動用トルク)を検出された油圧から決定し、アクセル開度に基づいて求められる要求駆動力と決定されたエンジン始動用トルクに基づいて、モータ1の出力トルクを決定する。モータ1の出力トルクを決定する具体的な方法は、アクセル開度に基づいて求められる要求駆動力にエンジン始動用トルクを加えたトルクをモータ1の出力トルクとする。言うまでもないが、モータ1は最大トルク以上のトルクは出力することができない。よって、出力すべきモータトルクが上限トルクを超える場合には、モータトルクは上限トルクとする。これにより、できるだけモータの駆動力により駆動力を出力しながら、エンジンを始動することができる。
また、他の方法としては、余裕トルクから予め決められたクランキングトルク(図4参照)を差し引いたトルクが変速機2に入力されるように、エンジン始動用トルクに基づきトルク制御することも可能である。
この方法は、余裕トルクが要求駆動力未満である場合にエンジンを始動する制御の場合に有利である。これにより、エンジン始動の間に駆動輪へ伝達される駆動力に変化がないので、エンジン始動によるショックを低減することができる。
エンジン始動が完了した場合(#7)には、エンジンEが発生する駆動力が第一クラッチC1、モータ1、変速機2を介して、駆動輪W側に伝達され、車はエンジン走行モードに移行することとなる(#8)。
このようにしてEV走行モードにおいて、エンジン走行モードへの迅速且つ良好な移行を目的とした走行を行える。
〔別実施形態〕
1 上記実施形態においては、変速機が有段変速機で、異なった変速段間の関係で、最大駆動力を得られる変速段が低速側の変速段である場合に関して説明したが、本願発明は無段変速機を備えたハイブリッド車用駆動装置に対しても適応できる。
無段変速機に適応する場合の変速比の選択手法に関して、図7を参照して説明する。図7は、図5(a)に対応する図面であり、図5(a)において実線で示した各変速段の余裕トルクに関する車速と駆動力との関係を一点鎖線で示し、各変速段の受け持つ領域を図5(a)と同様に示している。ただし、この例の場合は、変速機が無段変速機であるため、各変速段に対する領域設定は意味がない。
同図において、実線は各変速段に於ける定駆動力領域と減少領域との境界点Bを包絡して接続したものであり、変速段数の増加(無段変速化)に伴って、余裕トルクからみた、車速に応じて得られる最大駆動力を示すものとなる。
換言すると、無段変速機に対して本願の発明の思想に従って最大の駆動力を得るべく変速比を設定する場合は、図7に実線で示す最大トルクが得られる変速比に変速比を設定すればよい。但し、無段変速の場合は、変速段なる概念は成立しないため、変速比が所定の幅を持った好適変速比域として設定されることとなる。
この例の場合も、車両制御装置23内のメモリmに、図7を参照して決めることが可能な車速に対応した適切な変速比である幅を有する好適変速比を記憶させておくことで、本願発明を実現できる。
即ち、これまで説明してきたように、本願に係るハイブリッド車用駆動装置に備えられる変速機の変速比の選択手法は、第一クラッチが開放され、モータの駆動力が駆動輪に伝達されるEV走行モードにおいて、変速機により入力軸と出力軸とを接続した際に、出力軸で得られる駆動力を最大とし、且つ、エンジンの始動が可能な最低回転数より高い回転数に前記入力軸の回転数がなる好適変速比に、変速機の変速比を設定してハイブリッド車のエンジン始動を行うものとなっている。
これを、変速機に供給されるトルクからみると、モータが発生可能な最大トルクからエンジン始動に必要なクランキングトルクを除いたトルクであって、モータ回転数に応じて決まる余裕トルクが入力軸に入力される状態において、変速機により入力軸と出力軸とを接続した際に、車速に応じて決まる出力軸で得られる駆動力を最大とし、且つ、エンジンの始動が可能な最低回転数より高い回転数に入力軸の回転数がなる好適変速比を、変速機の変速比を設定するものとなっている。
2 上記の実施の形態にあっては、多段変速を行う場合に6段変速の駆動装置に関して説明したが、有段変速機において、その段数を問うものではなく、任意の段数のものに対して適応可能である。
3 上記の実施の形態にあっては、車速関連情報の一例として車速を例に好適変速段を決定する説明をしたが、車速以外にも出力軸回転数、モータ回転数、入力軸回転数など車速と比例関係にある情報(車速関連情報)に置き換え行うこともできる。
ハイブリッド車用駆動装置において、モータのみで走行をおこなっているEV走行モードにおいて、確実にそのモータを使用してエンジンを始動させることが可能であるとともに、エンジン始動時にあっては、モータトルクを走行駆動に充分使用できる技術を得ることができた。
本発明の実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置のシステム構成の概略を示す概念図 本発明が適応される変速機のスケルトン図及び下流側の伝動系統の説明図 図2に示す変速機の各変速段における構成機器の作動状態を示す説明図 モータトルクに関する余裕トルクの説明図 6段変速を実行する場合の本願発明における変速段の選択形態(a)及び従来の変速段の選択形態(b)を示す比較図 EV走行モードにおける変速段の選択フローを示す図 無段変速機を備えたハイブリッド車用駆動装置における変速比の選択決定に使用する車速と駆動力との関係を示す図
符号の説明
100 駆動装置
1 モータ・ジェネレータ(モータ)
2 変速機
3 制御装置
4 出力軸
E エンジン
W 駆動輪
C1 第一クラッチ
m メモリ(記憶手段)
s1 エンジン始動変速制御手段

Claims (6)

  1. モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、入力軸と出力軸との間で変速比を変えて前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力を駆動輪側へ伝達する変速機と、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記変速機の動作制御を行う制御装置を備えたハイブリッド車用駆動装置であって、
    前記制御装置に、
    第一クラッチが開放され、モータの駆動力が駆動輪に伝達されるEV走行モードにおいて、前記変速機により前記入力軸と前記出力軸とを接続した際に、前記出力軸で得られる駆動力を最大とし、且つ、前記エンジンの始動が可能な最低回転数より高い回転数に前記入力軸の回転数がなる好適変速比に、前記変速機の変速比を設定するエンジン始動変速制御手段を備えたハイブリッド車用駆動装置。
  2. 前記変速機が有段変速機であり、
    車速関連情報をパラメータに好適変速段を決定するテーブルを記憶した記憶手段を備え、前記エンジン始動変速制御手段が自車両の車速関連情報および前記記憶手段のテーブルに応じて変速段を前記好適変速段に設定する請求項1記載のハイブリッド車用駆動装置。
  3. 前記モータからの駆動力が前記駆動輪側に伝達される状態において、前記第一クラッチを介して前記モータ駆動力の一部を前記エンジンに伝達して前記エンジンの始動をおこなう請求項1又は2記載のハイブリッド車用駆動装置。
  4. モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、入力軸と出力軸との間で変速比を変えて前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力を駆動輪側へ伝達する変速機とを備えたハイブリッド車用駆動装置に使用され、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記変速機の動作制御を行う制御装置であって、
    第一クラッチが開放され、モータの駆動力が駆動輪に伝達されるEV走行モードにおいて、前記変速機により前記入力軸と前記出力軸とを接続した際に、前記出力軸で得られる駆動力を最大とし、且つ、前記エンジンの始動が可能な最低回転数より高い回転数に前記入力軸の回転数がなる好適変速比に、前記変速機の変速比を設定するエンジン始動変速制御手段を備えた制御装置。
  5. 前記変速機が有段変速機であり、
    車速関連情報をパラメータに好適変速段を決定するテーブルを記憶した記憶手段を備え、前記エンジン始動変速制御手段が自車両の車速関連情報および前記記憶手段のテーブルに応じて変速段を前記好適変速段に設定する請求項4記載の制御装置。
  6. モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、入力軸と出力軸との間で変速比を変えて前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力を駆動輪側へ伝達する変速機とを備えたハイブリッド車のエンジン始動方法であって、
    第一クラッチが開放され、モータの駆動力が駆動輪に伝達されるEV走行モードにおいて、前記変速機により前記入力軸と前記出力軸とを接続した際に、前記出力軸で得られる駆動力を最大とし、且つ、前記エンジンの始動が可能な最低回転数より高い回転数に前記入力軸の回転数がなる好適変速比に、前記変速機の変速比を設定してハイブリッド車のエンジン始動を行うエンジン始動方法。
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