JP2006131449A - ガラス棒状体の加工装置およびこれを用いたガラス棒状体の加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガラス棒状体の火炎研磨において、ガラス棒状体の表面に生じる曇りを抑制するガラス棒状体の加工装置およびこれを用いたガラス棒状体の加工方法を提供する。
【解決手段】 ガラス棒状体10をその軸の周りに回転自在に支承する支承部21と、ガラス棒状体10に対峙し、かつ、その長手方向に沿って移動自在な酸水素バーナ23と、酸水素バーナ23と同期して移動され、少なくともその進行方向後方に配された酸水素バーナ23の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子のガラス棒状体10表面への再付着による曇りを抑制する仕切部材22とを備えているガラス棒状体の加工装置20を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガラス棒状体の加工装置およびこれを用いたガラス棒状体の加工方法に関するものであり、特に、光ファイバ用母材の表面を火炎研磨する際に用いられるガラス棒状体の加工装置およびこれを用いたガラス棒状体の加工方法に関するものである。
光ファイバ用母材を製造するには、まず、VAD(Vapor phase Axial Deposition)法などにより、出発部材にガラス微粒子の原料ガスを酸水素火炎とともに吹き付けてスート体を形成する。次いで、このスート体を電気炉などにより1200℃程度で脱水した後、1500℃程度で焼結して、透明ガラス化することにより、ガラス棒状体を作製する。次いで、ガラス棒状体を所定の外径になるように延伸して、外付け法などにより、その外周にガラス微粒子を外付けして光ファイバ用多孔質母材を作製する。その後、この光ファイバ用多孔質母材を脱水、焼結して、光ファイバ用母材を得る。
光ファイバ用母材の製造においては、通常、光ファイバ用母材の製造過程にあるガラス棒状体および光ファイバ用多孔質母材を脱水、焼結して得られた光ファイバ用母材の表面に存在する傷や異物を除去する必要がある。そのため、前記のガラス棒状体および光ファイバ用母材を延伸する前、および、これを脱水、焼結した後に、酸水素火炎により、ガラス棒状体および光ファイバ用母材の表面の火炎研磨を行う。以下、説明を簡略化するために、光ファイバ用母材の製造過程にあるガラス棒状体および光ファイバ用多孔質母材を脱水、焼結して得られた光ファイバ用母材をガラス棒状体と総称する。
図6は、従来の光ファイバ用母材の加工装置を示す模式図である。
ガラス棒状体100の表面を火炎研磨するには、ガラス棒状体100を、光ファイバ用母材の加工装置(以下、「光ファイバ用母材加工装置」と略す。)110に設けられた把持部111で把持し、その光軸を中心として、第一のモータ112によって回転させる。この状態で、加工装置110に設けられた酸水素バーナ113を、第二のモータ114によってガラス棒状体100の長手方向に沿って移動させながら、酸水素バーナ113から吹き出す酸水素火炎をガラス棒状体100の表面に吹き付けることにより、ガラス棒状体100の表面を加熱する。これにより、ガラス棒状体100の表面をなす石英ガラスが熱分解されて、ガラス棒状体100の表面に存在する傷や異物が除去される。
従来の火炎研磨方法によれば、分解された石英ガラスの一部が酸化ケイ素(SiO)となって蒸発するが、蒸発した酸化ケイ素は大気中の酸素と結合し、二酸化ケイ素(SiO)からなるガラス微粒子となって、再びガラス棒状体の表面に付着する。このガラス棒状体の表面に再び付着したガラス微粒子により、ガラス棒状体の表面が白く曇るという問題があった(例えば、特許文献1参照。)。
そこで、この問題を解決するために、熱量の低い酸水素火炎によりガラス棒状体の表面を加熱すると、その表面の曇りを除去できるものの、加熱時間が不十分である場合には、曇りを完全に除去できなかった。一方、必要以上に加熱時間を長くすると、再び曇りが生じるという問題があった。
また、酸化ケイ素の蒸発量を抑制するために、酸水素火炎の熱量を低くすると、ガラス棒状体の表面に存在する傷や異物を取り除くことができないだけでなく、ガラス棒状体の焼き鈍しが不完全となり、ガラス棒状体内部に大きな歪みが残るという問題があった。
さらに、ガラス棒状体の表面の曇りを除去するために、火炎研磨とは別に曇り取り処理を施すと工程が増えるため、結果として製造コストの上昇を招いていた。
特開2000−203861号公報
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、ガラス棒状体の火炎研磨において、ガラス棒状体の表面に生じる曇りを抑制するガラス棒状体の加工装置およびこれを用いたガラス棒状体の加工方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、ガラス棒状体をその軸の周りに回転自在に支承する支承手段と、前記ガラス棒状体に対峙し、かつ、その長手方向に沿って移動自在な加熱手段と、該加熱手段と同期して移動され、少なくともその進行方向後方に配された前記加熱手段の加熱により前記ガラス棒状体から飛散するガラス微粒子のガラス棒状体表面への再付着による曇りを抑制する曇り抑制手段とを備えているガラス棒状体の加工装置を提供する。
上記構成のガラス棒状体の加工装置において、前記曇り抑制手段は前記ガラス棒状体を挿通するための中心孔を有する円盤状の仕切部材であることが好ましい。
上記構成のガラス棒状体の加工装置において、前記曇り抑制手段は前記ガラス棒状体を挿通するための貫通孔を有する円筒状の遮蔽部材であることが好ましい。
上記構成のガラス棒状体の加工装置において、前記曇り抑制手段は半円盤状の仕切部材であり、該仕切部材が前記ガラス棒状体の前記加熱手段により加熱される部分と、それ以外の部分の少なくとも一部とを仕切ることが好ましい。
上記構成のガラス棒状体の加工装置において、前記曇り抑制手段は半円筒状の遮蔽部材であり、該遮蔽部材が前記ガラス棒状体の前記加熱手段により加熱される部分と、それ以外の部分の少なくとも一部とを仕切ることが好ましい。
上記構成のガラス棒状体の加工装置において、前記曇り抑制手段は、その外周から延び、前記加熱手段に取り付けられている支持部を備え、前記加熱手段とともに前記ガラス棒状体の長手方向に沿って移動自在であることが好ましい。
上記構成のガラス棒状体の加工装置において、前記ガラス棒状体が光ファイバ用母材であってもよい。
上記構成のガラス棒状体の加工装置において、前記加熱手段が酸水素バーナであることが好ましい。
上記構成の上記構成のガラス棒状体の加工装置において、前記ガラス棒状体の加工が前記加熱手段の加熱による前記ガラス棒状体の表面研磨であることが好ましい。
本発明は、ガラス棒状体をその軸の周りに回転させつつ、前記ガラス棒状体に対峙させた加熱手段をガラス棒状体の長手方向に沿って移動させてガラス棒状体を加熱するとともに、少なくとも前記加熱手段の進行方向後方に配された曇り抑制手段を、前記加熱手段の移動速度に同期させ、前記加熱手段に追従させて、前記加熱手段の加熱により前記ガラス棒状体から飛散するガラス微粒子の再付着による前記ガラス棒状体表面の曇りを抑制するガラス棒状体の加工方法を提供する。
本発明のガラス棒状体の加工装置によれば、加熱手段によるガラス棒状体の表面の研磨において、加熱手段の進行方向の後方に、加熱手段と同期するように、曇り抑制手段が設けられているから、加熱手段の加熱によりガラス棒状体から飛散するガラス微粒子が、ガラス棒状体の表面へ再付着することにより、ガラス棒状体に生じる曇りを抑制することができる。さらに、ガラス棒状体の表面の曇り取り処理を行う必要がなくなり、従来の方法に比べて、処理時間および製造コストを大幅に削減することができる。なお、ガラス棒状体内部の残留歪は、従来と同等であり、仕切部材や遮蔽部材を設置したことによる影響はない。
本発明のガラス棒状体の加工装置の加工方法によれば、加熱手段によるガラス棒状体の表面の研磨において、加熱手段の進行方向の後方に、加熱手段と同期するように、曇り抑制手段を加熱手段に追従させることにより、ガラス棒状体の表面を研磨して、ガラス棒状体の表面の傷や異物を除去するとともに、加熱手段の加熱によりガラス棒状体から飛散するガラス微粒子が、再びガラス棒状体の表面へ付着するのを抑制することができる。また、ガラス棒状体内部の残留歪は、従来の方法によって研磨した場合と同等であり、仕切部材を設けたことによる影響はない。
以下、本発明を実施したガラス棒状体の加工装置およびこれを用いたガラス棒状体の加工方法について、図面を参照して説明する。
(第一の実施形態)
本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第一の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第一の実施形態を示す模式図である。
図1中、符号10はガラス棒状体、20はガラス棒状体の加工装置、21は支承部、22は仕切部材、23は酸水素バーナ、24は第一のモータ、25は第二のモータ、26は支持部、27はボールネジをそれぞれ示している。
この光ファイバ用母材の加工装置20は、支承部21と、仕切部材22と、酸水素バーナ23と、第一のモータ24と、第二のモータ25と、支持部26と、ボールネジ27とから概略構成されている。
支承部21は、ガラス棒状体10を、その軸10aを中心として回転自在に支承するように設けられている。
また、ガラス棒状体10は、支承部21で支承された状態で、第一のモータ24によって、軸10aを中心として回転されるようになっている。
また、酸水素バーナ23は、ガラス棒状体10に対峙するように配されており、ボールネジ27を介して、第二のモータ25によって、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。
酸水素バーナ23の進行方向の後方には、その中心部に、ガラス棒状体10を挿通するための中心孔22aを有する円盤状の仕切部材22が設けられている。この仕切部材22は、その外周から延び、酸水素バーナ23に取り付けられている支持部26を備えている。これにより、仕切部材22は、酸水素バーナ23の移動速度に同期して、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。
仕切部材22の大きさは、酸水素バーナ23の大きさ、酸水素バーナ23から吹き出す火炎の熱量(温度)などに応じて適宜調整される。
仕切部材22の材質は、酸水素バーナ23から吹き出す酸水素火炎の熱によって変形しないものであれば特に限定されず、金属、ガラス、セラミックスなどいかなるものでも用いられる。
この実施形態のガラス棒状体の加工装置20によれば、酸水素バーナ23の進行方向の後方に、酸水素バーナ23と同期するように、かつ、ガラス棒状体10の外周の少なくとも一部を囲むように仕切部材22が設けられているから、酸水素バーナ23の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、ガラス棒状体10の表面へ再付着することにより、ガラス棒状体10に生じる曇りを抑制することができる。
なお、この実施形態では、ガラス棒状体10の表面へ再付着することにより、ガラス棒状体10に生じる曇りを抑制する曇り抑制手段として、円盤状の仕切部材22を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、ガラス棒状体の一部が分解されて生じたガラス微粒子が、ガラス棒状体の表面における酸水素バーナから吹き出す酸水素火炎によって加熱されてない部分に飛散して、その部分に付着するのを遮ることができる形状であればいかなる形状の曇り抑制手段でも適用することができる。
また、この実施形態では、曇り抑制手段として、酸水素バーナ23の進行方向の後方に設けられた1つの仕切部材22を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、曇り抑制手段が、少なくとも酸水素バーナの進行方向の後方に設けられていればよい。したがって、曇り抑制手段が、酸水素バーナの進行方向の前方にも設けられていてもよい。
また、この実施形態では、加熱手段として、酸水素バーナ23を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、加熱手段として、ガスバーナやプラズマ火炎などを用いてもよい。
次に、図1を参照して、この実施形態のガラス棒状体の加工装置を用いたガラス棒状体の加工方法を説明する。
まず、VAD法などの公知により作製されたガラス棒状体10の軸10aを、ガラス棒状体の加工装置20の支承部21に装着する。
この状態で、第一のモータ24により、ガラス棒状体10を、軸10aを中心に回転させながら、ガラス棒状体10に対峙させた酸水素バーナ23を、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させて、ガラス棒状体10を加熱する。また、この酸水素バーナ23と支持部26を介して一体に設けられ、酸水素バーナ23の進行方向後方に配された仕切部材22を、酸水素バーナ23の移動速度に同期させ、かつ、酸水素バーナ23に追従させてガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させる。なお、仕切部材22は、ボールネジ27を介して、第二のモータ25の動力により移動される。
ところで、酸水素バーナ23の加熱により、ガラス棒状体10の表面を研磨することによって、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するためには、ガラス棒状体10の表面の長手方向の単位長さ当たりにおいて、必要な研磨量(g/mm)を維持するとともに、ガラス棒状体10の内部に大きな歪を残さないように、ガラス棒状体10の内部まで十分に熱を伝達しなければならない。これに加えて、酸水素バーナ23による加熱により発生するガラス微粒子がガラス棒状体10の表面に再び付着しないようにしなければならない。
そこで、この実施形態では、酸水素バーナ23の進行方向の後方に、酸水素バーナ23と同期するように、ガラス棒状体10の外周の少なくとも一部を囲むように仕切部材22を酸水素バーナ23に追従させることにより、ガラス棒状体10の表面を研磨して、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するとともに、酸水素バーナ23の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、再びガラス棒状体10の表面へ付着するのを抑制することができる。また、ガラス棒状体10内部の残留歪は、従来の方法によって研磨した場合と同等であり、仕切部材22を設けたことによる影響はない。
(第二の実施形態)
本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第二の実施形態について説明する。
図2は、本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第二の実施形態を示す模式図である。
図2中、符号10はガラス棒状体、30はガラス棒状体の加工装置、31は支承部、32は遮蔽部材、33は酸水素バーナ、34は第一のモータ、35は第二のモータ、36は支持部、37はボールネジをそれぞれ示している。
この光ファイバ用母材の加工装置30は、支承部31と、仕切部材32と、酸水素バーナ33と、第一のモータ34と、第二のモータ35と、支持部36と、ボールネジ37とから概略構成されている。
支承部31は、ガラス棒状体10を、その軸10aを中心として回転自在に支承するように設けられている。
また、ガラス棒状体10は、支承部31で支承された状態で、第一のモータ34によって、軸10aを中心として回転されるようになっている。
また、酸水素バーナ33は、ガラス棒状体10に対峙するように配されており、ボールネジ37を介して、第二のモータ35によって、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。
酸水素バーナ33の進行方向の後方には、ガラス棒状体10を挿通するための貫通孔32aを有する円筒状の遮蔽部材32が設けられている。この遮蔽部材32は、その外周から延び、酸水素バーナ33に取り付けられている支持部36を備えている。これにより、遮蔽部材32は、酸水素バーナ33の移動速度に同期して、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。
遮蔽部材32の大きさは、酸水素バーナ33の大きさ、酸水素バーナ33から吹き出す火炎の熱量(温度)などに応じて適宜調整される。
遮蔽部材32の材質は、酸水素バーナ33から吹き出す酸水素火炎の熱によって変形しないものであれば特に限定されず、金属、ガラス、セラミックスなどいかなるものでも用いられる。
この実施形態のガラス棒状体の加工装置30によれば、酸水素バーナ33の進行方向の後方に、酸水素バーナ33と同期するように、かつ、ガラス棒状体10の外周の少なくとも一部を囲むように遮蔽部材32が設けられているから、酸水素バーナ33の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、ガラス棒状体10の表面へ再付着することにより、ガラス棒状体10に生じる曇りを抑制することができる。
なお、この実施形態では、ガラス棒状体10の表面へ再付着することにより、ガラス棒状体10に生じる曇りを抑制する曇り抑制手段として、円筒状の遮蔽部材32を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、ガラス棒状体の一部が分解されて生じたガラス微粒子が、ガラス棒状体の表面における酸水素バーナから吹き出す酸水素火炎によって加熱されてない部分に飛散して、その部分に付着するのを遮ることができる形状であればいかなる形状の曇り抑制手段でも適用することができる。
また、この実施形態では、曇り抑制手段として、酸水素バーナ33の進行方向の後方に設けられた1つの遮蔽部材32を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、曇り抑制手段が、少なくとも酸水素バーナの進行方向の後方に設けられていればよい。したがって、曇り抑制手段が、酸水素バーナの進行方向の前方にも設けられていてもよい。
また、この実施形態では、加熱手段として、酸水素バーナ33を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、加熱手段として、ガスバーナやプラズマ火炎などを用いてもよい。
次に、図2を参照して、この実施形態のガラス棒状体の加工装置を用いたガラス棒状体の加工方法を説明する。
まず、VAD法などの公知により作製されたガラス棒状体10の軸10aを、ガラス棒状体の加工装置30の支承部31に装着する。
この状態で、第一のモータ34により、ガラス棒状体10を、軸10aを中心に回転させながら、ガラス棒状体10に対峙させた酸水素バーナ33を、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させて、ガラス棒状体10を加熱する。また、この酸水素バーナ33と支持部36を介して一体に設けられ、酸水素バーナ33の進行方向後方に配された遮蔽部材32を、酸水素バーナ33の移動速度に同期させ、かつ、酸水素バーナ33に追従させてガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させる。なお、遮蔽部材32は、ボールネジ37を介して、第二のモータ35の動力により移動される。
ところで、酸水素バーナ33の加熱により、ガラス棒状体10の表面を研磨することによって、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するためには、ガラス棒状体10の表面の長手方向の単位長さ当たりにおいて、必要な研磨量(g/mm)を維持するとともに、ガラス棒状体10の内部に大きな歪を残さないように、ガラス棒状体10の内部まで十分に熱を伝達しなければならない。これに加えて、酸水素バーナ33による加熱により発生するガラス微粒子がガラス棒状体10の表面に再び付着しないようにしなければならない。
そこで、この実施形態では、酸水素バーナ33の進行方向の後方に、酸水素バーナ33と同期するように、ガラス棒状体10の外周の少なくとも一部を囲むように遮蔽部材32を酸水素バーナ33に追従させることにより、ガラス棒状体10の表面を研磨して、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するとともに、酸水素バーナ33の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、再びガラス棒状体10の表面へ付着するのを抑制することができる。また、ガラス棒状体10内部の残留歪は、従来の方法によって研磨した場合と同等であり、遮蔽部材32を設けたことによる影響はない。
(第三の実施形態)
本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第三の実施形態について説明する。
図3は、本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第三の実施形態を示す模式図である。
図3中、符号10はガラス棒状体、40はガラス棒状体の加工装置、41は支承部、42は遮蔽部材、43は酸水素バーナ、44は第一のモータ、45は第二のモータ、46は支持部、47はボールネジをそれぞれ示している。
この光ファイバ用母材の加工装置40は、支承部41と、仕切部材42と、酸水素バーナ43と、第一のモータ44と、第二のモータ45と、支持部46と、ボールネジ47とから概略構成されている。
支承部41は、ガラス棒状体10を、その軸10aを中心として回転自在に支承するように設けられている。
また、ガラス棒状体10は、支承部41で支承された状態で、第一のモータ44によって、軸10aを中心として回転されるようになっている。
また、酸水素バーナ43は、ガラス棒状体10に対峙するように配されており、ボールネジ47を介して、第二のモータ45によって、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。
酸水素バーナ43の進行方向の後方には、ガラス棒状体10を挿通するための貫通孔42aを有する円筒状の遮蔽部材42が設けられている。この遮蔽部材42は、その外周から延び、酸水素バーナ43に取り付けられている支持部46を備えている。これにより、遮蔽部材42は、酸水素バーナ43の移動速度に同期して、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。また、遮蔽部材42は、外径の異なる円筒状の部材42A、42B、42C、42Dが連接されてなり、ガラス棒状体10の長手方向に沿って伸縮自在となっている。これにより、遮蔽部材42が、ガラス棒状体10の酸水素バーナ43による加熱が終了した部分を全て覆うので、酸水素バーナ43の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、ガラス棒状体10の表面へ再付着するのを完全に防止することができる。
遮蔽部材42の大きさは、酸水素バーナ43の大きさ、酸水素バーナ43から吹き出す火炎の熱量(温度)などに応じて適宜調整される。
遮蔽部材42の材質は、酸水素バーナ43から吹き出す酸水素火炎の熱によって変形しないものであれば特に限定されず、金属、ガラス、セラミックスなどいかなるものでも用いられる。
なお、この実施形態では、加熱手段として、酸水素バーナ43を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、加熱手段として、ガスバーナやプラズマ火炎などを用いてもよい。
次に、図3を参照して、この実施形態のガラス棒状体の加工装置を用いたガラス棒状体の加工方法を説明する。
まず、VAD法などの公知により作製されたガラス棒状体10の軸10aを、ガラス棒状体の加工装置40の支承部41に装着する。
この状態で、第一のモータ44により、ガラス棒状体10を、軸10aを中心に回転させながら、ガラス棒状体10に対峙させた酸水素バーナ43を、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させて、ガラス棒状体10を加熱する。また、この酸水素バーナ43と支持部46を介して一体に設けられ、酸水素バーナ43の進行方向後方に配された遮蔽部材42を、酸水素バーナ43の移動速度に同期させ、かつ、酸水素バーナ43に追従させてガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させる。なお、遮蔽部材42は、酸水素バーナ43の移動にともなって伸び、ガラス棒状体10の酸水素バーナ43による加熱が終了した部分を全て覆う。また、遮蔽部材42は、ボールネジ47を介して、第二のモータ45の動力により移動される。
ところで、酸水素バーナ43の加熱により、ガラス棒状体10の表面を研磨することによって、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するためには、ガラス棒状体10の表面の長手方向の単位長さ当たりにおいて、必要な研磨量(g/mm)を維持するとともに、ガラス棒状体10の内部に大きな歪を残さないように、ガラス棒状体10の内部まで十分に熱を伝達しなければならない。これに加えて、酸水素バーナ33による加熱により発生するガラス微粒子がガラス棒状体10の表面に再び付着しないようにしなければならない。
そこで、この実施形態では、遮蔽部材42によって、ガラス棒状体10の酸水素バーナ43による加熱が終了した部分を全て覆って、ガラス棒状体10の表面を研磨して、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するとともに、酸水素バーナ43の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、再びガラス棒状体10の表面へ付着するのを抑制することができる。また、ガラス棒状体10内部の残留歪は、従来の方法によって研磨した場合と同等であり、遮蔽部材42を設けたことによる影響はない。
(第四の実施形態)
本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第四の実施形態について説明する。
図4は、本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第四の実施形態を示す模式図であり、(b)は(a)に示すガラス棒状体の長手方向と垂直な方向に沿う断面模式図である。
図4中、符号10はガラス棒状体、50はガラス棒状体の加工装置、51は支承部、52は仕切部材、53は酸水素バーナ、54は第一のモータ、55は第二のモータ、56は支持部、57はボールネジ、58は排気口をそれぞれ示している。
この光ファイバ用母材の加工装置50は、支承部51と、仕切部材52と、酸水素バーナ53と、第一のモータ54と、第二のモータ55と、支持部56と、ボールネジ57と、排気口58とから概略構成されている。
支承部51は、ガラス棒状体10を、その軸10aを中心として回転自在に支承するように設けられている。
また、ガラス棒状体10は、支承部51で支承された状態で、第一のモータ54によって、軸10aを中心として回転されるようになっている。
また、酸水素バーナ53は、ガラス棒状体10に対峙するように配されており、ボールネジ57を介して、第二のモータ55によって、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。
酸水素バーナ53の進行方向の後方には、ガラス棒状体10の酸水素バーナ53により加熱される部分と、それ以外の部分の少なくとも一部とを仕切る半円盤状の仕切部材52が設けられている。この仕切部材52は、その外周から延び、酸水素バーナ53に取り付けられている支持部56を備えている。これにより、仕切部材52は、酸水素バーナ53の移動速度に同期して、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。
仕切部材52の大きさは、酸水素バーナ53の大きさ、酸水素バーナ53から吹き出す火炎の熱量(温度)などに応じて適宜調整される。
仕切部材52の材質は、酸水素バーナ53から吹き出す酸水素火炎の熱によって変形しないものであれば特に限定されず、金属、ガラス、セラミックスなどいかなるものでも用いられる。
さらに、ガラス棒状体10を挟んで酸水素バーナ53と対向するように、酸水素バーナ53の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子を吸引するための排気口58が配されている。
この実施形態のガラス棒状体の加工装置50によれば、酸水素バーナ53の進行方向の後方に、酸水素バーナ53と同期するように、かつ、ガラス棒状体10の外周の少なくとも一部を囲むように仕切部材52が設けられているとともに、ガラス棒状体10を挟んで酸水素バーナ53と対向する位置に排気口58が配されているから、酸水素バーナ53の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、ガラス棒状体10の表面へ再付着することにより、ガラス棒状体10に生じる曇りを抑制することができる。
なお、この実施形態では、ガラス棒状体10の表面へ再付着することにより、ガラス棒状体10に生じる曇りを抑制する曇り抑制手段として、半円盤状の仕切部材52を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、ガラス棒状体の一部が分解されて生じたガラス微粒子が、ガラス棒状体の表面における酸水素バーナから吹き出す酸水素火炎によって加熱されてない部分に飛散して、その部分に付着するのを遮ることができる形状であればいかなる形状の曇り抑制手段でも適用することができる。
また、この実施形態では、曇り抑制手段として、酸水素バーナ53の進行方向の後方に設けられた1つの仕切部材52を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、曇り抑制手段が、少なくとも酸水素バーナの進行方向の後方に設けられていればよい。したがって、曇り抑制手段が、酸水素バーナの進行方向の前方にも設けられていてもよい。
また、この実施形態では、加熱手段として、酸水素バーナ53を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、加熱手段として、ガスバーナやプラズマ火炎などを用いてもよい。
次に、図4を参照して、この実施形態のガラス棒状体の加工装置を用いたガラス棒状体の加工方法を説明する。
まず、VAD法などの公知により作製されたガラス棒状体10の軸10aを、ガラス棒状体の加工装置50の支承部51に装着する。
この状態で、第一のモータ54により、ガラス棒状体10を、軸10aを中心に回転させながら、ガラス棒状体10に対峙させた酸水素バーナ53を、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させて、ガラス棒状体10を加熱する。また、この酸水素バーナ53と支持部56を介して一体に設けられ、酸水素バーナ53の進行方向後方に配された仕切部材52を、酸水素バーナ53の移動速度に同期させ、かつ、酸水素バーナ53に追従させてガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させる。なお、仕切部材52は、ボールネジ57を介して、第二のモータ55の動力により移動される。また、酸水素バーナ53によってガラス棒状体10を加熱している間は、排気口58によって、酸水素バーナ53の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子の吸引を継続する。
ところで、酸水素バーナ53の加熱により、ガラス棒状体10の表面を研磨することによって、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するためには、ガラス棒状体10の表面の長手方向の単位長さ当たりにおいて、必要な研磨量(g/mm)を維持するとともに、ガラス棒状体10の内部に大きな歪を残さないように、ガラス棒状体10の内部まで十分に熱を伝達しなければならない。これに加えて、酸水素バーナ53による加熱により発生するガラス微粒子がガラス棒状体10の表面に再び付着しないようにしなければならない。
そこで、この実施形態では、仕切部材52によって、ガラス棒状体10の酸水素バーナ53により加熱される部分と、それ以外の部分との少なくとも一部とを仕切って、ガラス棒状体10の表面を研磨して、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するとともに、酸水素バーナ53の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、再びガラス棒状体10の表面へ付着するのを抑制することができる。また、ガラス棒状体10内部の残留歪は、従来の方法によって研磨した場合と同等であり、仕切部材52を設けたことによる影響はない。
(第五の実施形態)
本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第五の実施形態について説明する。
図5は、本発明に係るガラス棒状体の加工装置の第五の実施形態を示す模式図であり、(b)は(a)に示すガラス棒状体の長手方向と垂直な方向に沿う断面模式図である。
図5中、符号10はガラス棒状体、60はガラス棒状体の加工装置、61は支承部、62は遮蔽部材、63は酸水素バーナ、64は第一のモータ、65は第二のモータ、66は支持部、67はボールネジ、68は排気口をそれぞれ示している。
この光ファイバ用母材の加工装置60は、支承部61と、遮蔽部材62と、酸水素バーナ63と、第一のモータ64と、第二のモータ65と、支持部66と、ボールネジ67と、排気口68とから概略構成されている。
支承部61は、ガラス棒状体10を、その軸10aを中心として回転自在に支承するように設けられている。
また、ガラス棒状体10は、支承部61で支承された状態で、第一のモータ64によって、軸10aを中心として回転されるようになっている。
また、酸水素バーナ63は、ガラス棒状体10に対峙するように配されており、ボールネジ67を介して、第二のモータ65によって、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。
酸水素バーナ63の進行方向の後方には、ガラス棒状体10の酸水素バーナ63により加熱される部分と、それ以外の部分の少なくとも一部とを仕切る半円筒状の遮蔽部材62が設けられている。この遮蔽部材62は、その外周から延び、酸水素バーナ63に取り付けられている支持部66を備えている。これにより、遮蔽部材62は、酸水素バーナ63の移動速度に同期して、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動自在となっている。
遮蔽部材62の大きさは、酸水素バーナ63の大きさ、酸水素バーナ63から吹き出す火炎の熱量(温度)などに応じて適宜調整される。
遮蔽部材62の材質は、酸水素バーナ63から吹き出す酸水素火炎の熱によって変形しないものであれば特に限定されず、金属、ガラス、セラミックスなどいかなるものでも用いられる。
さらに、ガラス棒状体10を挟んで酸水素バーナ63と対向するように、酸水素バーナ63の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子を吸引するための排気口68が配されている。
この実施形態のガラス棒状体の加工装置60によれば、酸水素バーナ63の進行方向の後方に、酸水素バーナ63と同期するように、かつ、ガラス棒状体10の外周の少なくとも一部を囲むように遮蔽部材62が設けられているとともに、ガラス棒状体10を挟んで酸水素バーナ63と対向する位置に排気口68が配されているから、酸水素バーナ63の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、ガラス棒状体10の表面へ再付着することにより、ガラス棒状体10に生じる曇りを抑制することができる。
なお、この実施形態では、ガラス棒状体10の表面へ再付着することにより、ガラス棒状体10に生じる曇りを抑制する曇り抑制手段として、半円筒状の遮蔽部材62を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、ガラス棒状体の一部が分解されて生じたガラス微粒子が、ガラス棒状体の表面における酸水素バーナから吹き出す酸水素火炎によって加熱されてない部分に飛散して、その部分に付着するのを遮ることができる形状であればいかなる形状の曇り抑制手段でも適用することができる。
また、この実施形態では、曇り抑制手段として、酸水素バーナ63の進行方向の後方に設けられた1つの遮蔽部材62を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、曇り抑制手段が、少なくとも酸水素バーナの進行方向の後方に設けられていればよい。したがって、曇り抑制手段が、酸水素バーナの進行方向の前方にも設けられていてもよい。
また、この実施形態では、加熱手段として、酸水素バーナ63を例示したが、本発明のガラス棒状体の加工装置はこれに限定されない。本発明のガラス棒状体の加工装置にあっては、加熱手段として、ガスバーナやプラズマ火炎などを用いてもよい。
次に、図5を参照して、この実施形態のガラス棒状体の加工装置を用いたガラス棒状体の加工方法を説明する。
まず、VAD法などの公知により作製されたガラス棒状体10の軸10aを、ガラス棒状体の加工装置60の支承部61に装着する。
この状態で、第一のモータ64により、ガラス棒状体10を、軸10aを中心に回転させながら、ガラス棒状体10に対峙させた酸水素バーナ53を、ガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させて、ガラス棒状体10を加熱する。また、この酸水素バーナ63と支持部66を介して一体に設けられ、酸水素バーナ53の進行方向後方に配された遮蔽部材62を、酸水素バーナ63の移動速度に同期させ、かつ、酸水素バーナ63に追従させてガラス棒状体10の長手方向に沿って移動させる。なお、仕切部材62は、ボールネジ67を介して、第二のモータ65の動力により移動される。また、酸水素バーナ63によってガラス棒状体10を加熱している間は、排気口68によって、酸水素バーナ63の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子の吸引を継続する。
ところで、酸水素バーナ63の加熱により、ガラス棒状体10の表面を研磨することによって、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するためには、ガラス棒状体10の表面の長手方向の単位長さ当たりにおいて、必要な研磨量(g/mm)を維持するとともに、ガラス棒状体10の内部に大きな歪を残さないように、ガラス棒状体10の内部まで十分に熱を伝達しなければならない。これに加えて、酸水素バーナ63による加熱により発生するガラス微粒子がガラス棒状体10の表面に再び付着しないようにしなければならない。
そこで、この実施形態では、遮蔽部材62によって、ガラス棒状体10の酸水素バーナ63により加熱される部分と、それ以外の部分との少なくとも一部とを仕切って、ガラス棒状体10の表面を研磨して、ガラス棒状体10の表面の傷や異物を除去するとともに、酸水素バーナ63の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子が、再びガラス棒状体10の表面へ付着するのを抑制することができる。また、ガラス棒状体10内部の残留歪は、従来の方法によって研磨した場合と同等であり、遮蔽部材62を設けたことによる影響はない。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
VAD法により作製した外径80mmのガラス棒状体を用意した。
図1に示したようなガラス棒状体の加工装置20により、このガラス棒状体10の表面を研磨した。
ガラス棒状体10の表面の研磨において、酸水素バーナ23の進行方向の後方に、酸水素バーナ23と同期するように、ガラス棒状体10の外周の少なくとも一部を囲む仕切部材22を酸水素バーナ23に追従させた。
酸水素バーナ23の加熱によるガラス棒状体10の表面の長手方向の単位長さ当たりの研磨量Gを0.17g/mmとなるように、酸水素バーナ23から吹き出す酸水素火炎の熱量を調整した。
その結果、本実施例では、ガラス棒状体10の表面の研磨によって生じたガラス微粒子は仕切部材22の内側(バーナ側)に付着し、ガラス棒状体10の表面には全く曇りを生じなかった。また、ガラス棒状体10の内部の残留歪は、従来と同等であり、仕切部材22を設置したことによる影響はなかった。
なお、ガラス棒状体10の内部の残留歪みを、直交ニコル法により検査した。ただし、ガラス棒状体10の内部の残留歪みの検査方法は、これに限定されるものではない。ガラス棒状体10の内部の残留歪みの検査方法としては、平行ニコル法、円偏光法、セナルモン法などの検査方法も用いることができる。
(実施例2)
VAD法により作製した外径80mmのガラス棒状体を用意した。
図2に示したようなガラス棒状体の加工装置30により、このガラス棒状体10表面を研磨した。
ガラス棒状体10の表面の研磨において、酸水素バーナ33の進行方向の後方に、酸水素バーナ33と同期するように、ガラス棒状体10の外周の少なくとも一部を囲む遮蔽部材32を酸水素バーナ33に追従させた。
酸水素バーナ33の加熱によるガラス棒状体10の表面の長手方向の単位長さ当たりの研磨量Gを0.17g/mmとなるように、酸水素バーナ33から吹き出す酸水素火炎の熱量を調整した。
その結果、本実施例では、ガラス棒状体10の表面の研磨によって生じたガラス微粒子は遮蔽部材32の表面に付着し、ガラス棒状体10の表面には全く曇りを生じなかった。また、ガラス棒状体10の内部の残留歪は、従来と同等であり、遮蔽部材32を設置したことによる影響はなかった。
(実施例3)
VAD法により作製した外径80mmのガラス棒状体を用意した。
図4に示したようなガラス棒状体の加工装置50により、このガラス棒状体10表面を研磨した。
ガラス棒状体10の表面の研磨において、酸水素バーナ53の進行方向の後方に、酸水素バーナ53と同期するように、ガラス棒状体10の酸水素バーナ53により加熱される部分と、それ以外の部分との少なくとも一部とを仕切る仕切部材52を設け、この仕切部材52を酸水素バーナ53に追従させた。また、酸水素バーナ53によってガラス棒状体10を加熱している間は、排気口58によって、酸水素バーナ53の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子の吸引を継続した。
酸水素バーナ53の加熱によるガラス棒状体10の表面の長手方向の単位長さ当たりの研磨量Gを0.17g/mmとなるように、酸水素バーナ53から吹き出す酸水素火炎の熱量を調整した。
本実施例では、酸水素バーナ53によるガラス棒状体10の表面の研磨において、酸水素バーナ53と、仕切部材52との距離を90mmに保った。一方、ガラス棒状体10と、仕切部材52との間の隙間を3mm〜35mmの範囲で変化させた。
その結果、この隙間が5mm未満では、酸水素バーナ53による加熱で生じたガラス微粒子がガラス棒状体10に付着した。このような現象は、仕切部材52の表面に付着したガラス微粒子が煽られて再度飛散し、ガラス棒状体10の表面に付着することに起因している。また、作業時に、仕切部材52にガラス棒状体10を接触させて、ガラス棒状体10の表面を傷付けてしまった。
一方、隙間が30mmを超えると、ガラス棒状体10の表面を傷付けることはなかったものの、ガラス棒状体10の表面にガラス微粒子が付着してしまった。このような現象は、ガラス棒状体10と仕切部材52との間の隙間が広過ぎて、この隙間をガラス微粒子が通過してしまうことに起因している。
また、隙間が5mm以上、30mm以下では、ガラス微粒子は全て、仕切部材52の酸水素バーナ53側の表面に付着し、ガラス棒状体10の表面には曇りが全く生じなかった。
なお、ガラス棒状体10の内部の残留歪も従来技術と同程度であった。
次に、酸水素バーナ53によるガラス棒状体10の表面の研磨において、ガラス棒状体10と、仕切部材52との間の隙間を10mmに保った。一方、酸水素バーナ53と、仕切部材52との距離を60mm〜120mmの範囲で変化させた。
その結果、この距離が70mm未満では、酸水素バーナ53による加熱で生じたガラス微粒子がガラス棒状体10に付着しなかったものの、仕切部材52に付着したガラス微粒子が酸水素バーナ53の火炎の熱によって固化してしまった。
一方、距離が100mmを超えると、仕切部材52よりも酸水素バーナ53に近いガラス棒状体10の表面にガラス微粒子が付着してしまった。
また、距離が70mm以上、100mm以下では、ガラス微粒子は全て、仕切部材52の酸水素バーナ53側の表面に付着し、ガラス棒状体10の表面には曇りが全く生じなかった。さらに、仕切部材52の表面に付着したガラス微粒子は固化しなかったので、仕切部材52を繰り返し利用することが可能であった。
なお、ガラス棒状体10の内部の残留歪も従来技術と同程度であった。
(実施例4)
VAD法により作製した外径80mmのガラス棒状体を用意した。
図5に示したようなガラス棒状体の加工装置60により、このガラス棒状体10表面を研磨した。
ガラス棒状体10の表面の研磨において、酸水素バーナ63の進行方向の後方に、酸水素バーナ63と同期するように、ガラス棒状体10の酸水素バーナ63により加熱される部分と、それ以外の部分との少なくとも一部とを仕切る遮蔽部材62を設け、この遮蔽部材62を酸水素バーナ63に追従させた。また、酸水素バーナ63によってガラス棒状体10を加熱している間は、排気口68によって、酸水素バーナ63の加熱によりガラス棒状体10から飛散するガラス微粒子の吸引を継続した。
酸水素バーナ63の加熱によるガラス棒状体10の表面の長手方向の単位長さ当たりの研磨量Gを0.17g/mmとなるように、酸水素バーナ63から吹き出す酸水素火炎の熱量を調整した。
本実施例では、酸水素バーナ63によるガラス棒状体10の表面の研磨において、酸水素バーナ63と、遮蔽部材62との距離を90mmに保った。一方、ガラス棒状体10と、遮蔽部材62との間の隙間を3mm〜35mmの範囲で変化させた。
その結果、この隙間が5mm未満では、酸水素バーナ63による加熱で生じたガラス微粒子がガラス棒状体10に付着した。このような現象は、遮蔽部材62の表面に付着したガラス微粒子が煽られて再度飛散し、ガラス棒状体10の表面に付着することに起因している。また、作業時に、遮蔽部材62にガラス棒状体10を接触させて、ガラス棒状体10の表面を傷付けてしまった。
一方、隙間が30mmを超えると、ガラス棒状体10の表面を傷付けることはなかったものの、ガラス棒状体10の表面にガラス微粒子が付着してしまった。このような現象は、ガラス棒状体10と遮蔽部材62との間の隙間が広過ぎて、この隙間をガラス微粒子が通過してしまうことに起因している。
また、隙間が5mm以上、30mm以下では、ガラス微粒子は全て、遮蔽部材62の酸水素バーナ63側の表面に付着し、ガラス棒状体10の表面には曇りが全く生じなかった。
なお、ガラス棒状体10の内部の残留歪も従来技術と同程度であった。
次に、酸水素バーナ63によるガラス棒状体10の表面の研磨において、ガラス棒状体10と、遮蔽部材62との間の隙間を10mmに保った。一方、酸水素バーナ63と、遮蔽部材62との距離を60mm〜120mmの範囲で変化させた。
その結果、この距離が70mm未満では、酸水素バーナ63による加熱で生じたガラス微粒子がガラス棒状体10に付着しなかったものの、遮蔽部材62に付着したガラス微粒子が酸水素バーナ63の火炎の熱によって固化してしまった。
一方、距離が100mmを超えると、遮蔽部材62よりも酸水素バーナ63に近いガラス棒状体10の表面にガラス微粒子が付着してしまった。
また、距離が70mm以上、100mm以下では、ガラス微粒子は全て、遮蔽部材62の酸水素バーナ63側の表面に付着し、ガラス棒状体10の表面には曇りが全く生じなかった。さらに、遮蔽部材62の表面に付着したガラス微粒子は固化しなかったので、遮蔽部材62を繰り返し利用することが可能であった。
なお、ガラス棒状体10の内部の残留歪も従来技術と同程度であった。
(比較例)
VAD法により作製した外径80mmのガラス棒状体を用意した。
図6に示したような光ファイバ用母材の加工装置110により、このガラス棒状体100の表面を火炎研磨した。
ガラス棒状体100の表面の研磨において、ガラス棒状体100の表面の酸水素バーナ113によって加熱されていない部分を遮蔽部材などによって覆うことなく、また、ガラス棒状体100の表面において酸水素バーナ113で加熱されている部分およびその近傍と、酸水素バーナ113で加熱されていない部分とを仕切部材などによって仕切ることもしなかった。
酸水素バーナ113の加熱によるガラス棒状体100の表面の長手方向の単位長さ当たりの研磨量Gを0.17g/mmとなるように、酸水素バーナ113から吹き出す酸水素火炎の熱量を調整した。
その結果、本比較例では、ガラス棒状体の表面にガラス微粒子が付着して、ガラス棒状体の表面が白く曇ってしまった。
本発明のガラス棒状体の加工装置および加工方法は、シングルモードファイバ、分散シフトファイバ、カットオフシフトファイバ、分散補償ファイバのみならず、いかなる種類の光ファイバの製造に用いられる光ファイバ用母材の加工にも適用可能である。
また、本発明のガラス棒状体の加工装置および加工方法は、気相軸付法(VAD法)、外付け法(OVD法)、内付け法(CVD法、MCVD法、PCVD法)、あるいは、ロッドインチューブ法など、あらゆる光ファイバ用母材の加工方法にも適用できる。
本発明に係る光ファイバ用母材の加工装置の第一の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る光ファイバ用母材の加工装置の第二の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る光ファイバ用母材の加工装置の第三の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る光ファイバ用母材の加工装置の第四の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る光ファイバ用母材の加工装置の第五の実施形態を示す模式図である。 従来の光ファイバ用母材の加工装置を示す模式図である。
符号の説明
10・・・ガラス棒状体、20,30,40,50,60・・・光ファイバ用母材の加工装置、21,31,41,51,61・・・支承部、22,52・・・仕切部材、23,33,43,53,63・・・酸水素バーナ、24,34,44,54,64・・・第一のモータ、25,35,45,55,65・・・第二のモータ、26,36,46,56,66・・・支持部、27,37,47,57・・・ボールネジ、32,42,62・・・遮蔽部材、58,68・・・排気口。

Claims (10)

  1. ガラス棒状体をその軸の周りに回転自在に支承する支承手段と、前記ガラス棒状体に対峙し、かつ、その長手方向に沿って移動自在な加熱手段と、該加熱手段と同期して移動され、少なくともその進行方向後方に配された前記加熱手段の加熱により前記ガラス棒状体から飛散するガラス微粒子のガラス棒状体表面への再付着による曇りを抑制する曇り抑制手段とを備えていることを特徴とするガラス棒状体の加工装置。
  2. 前記曇り抑制手段は前記ガラス棒状体を挿通するための中心孔を有する円盤状の仕切部材であることを特徴とする請求項1に記載のガラス棒状体の加工装置。
  3. 前記曇り抑制手段は前記ガラス棒状体を挿通するための貫通孔を有する円筒状の遮蔽部材であることを特徴とする請求項1に記載のガラス棒状体の加工装置。
  4. 前記曇り抑制手段は半円盤状の仕切部材であり、該仕切部材が前記ガラス棒状体の前記加熱手段により加熱される部分と、それ以外の部分の少なくとも一部とを仕切ることを特徴とする請求項1に記載のガラス棒状体の加工装置。
  5. 前記曇り抑制手段は半円筒状の遮蔽部材であり、該遮蔽部材が前記ガラス棒状体の前記加熱手段により加熱される部分と、それ以外の部分の少なくとも一部とを仕切ることを特徴とする請求項1に記載のガラス棒状体の加工装置。
  6. 前記曇り抑制手段は、その外周から延び、前記加熱手段に取り付けられている支持部を備え、前記加熱手段とともに前記ガラス棒状体の長手方向に沿って移動自在であることを特徴とする請求項1に記載のガラス棒状体の加工装置。
  7. 前記ガラス棒状体が光ファイバ用母材であることを特徴とする請求項1に記載のガラス棒状体の加工装置。
  8. 前記加熱手段が酸水素バーナであることを特徴とする請求項1に記載のガラス棒状体の加工装置。
  9. 前記ガラス棒状体の加工が前記加熱手段の加熱による前記ガラス棒状体の表面研磨であることを特徴とする請求項1に記載のガラス棒状体の加工装置。
  10. ガラス棒状体をその軸の周りに回転させつつ、前記ガラス棒状体に対峙させた加熱手段をガラス棒状体の長手方向に沿って移動させてガラス棒状体を加熱するとともに、少なくとも前記加熱手段の進行方向後方に配された曇り抑制手段を、前記加熱手段の移動速度に同期させ、前記加熱手段に追従させて、前記加熱手段の加熱により前記ガラス棒状体から飛散するガラス微粒子の再付着による前記ガラス棒状体表面の曇りを抑制することを特徴とするガラス棒状体の加工方法。


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