JP2006131354A - 立体保管庫 - Google Patents

立体保管庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2006131354A
JP2006131354A JP2004322720A JP2004322720A JP2006131354A JP 2006131354 A JP2006131354 A JP 2006131354A JP 2004322720 A JP2004322720 A JP 2004322720A JP 2004322720 A JP2004322720 A JP 2004322720A JP 2006131354 A JP2006131354 A JP 2006131354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
traveling carriage
storage rack
lifting
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004322720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4670314B2 (ja
Inventor
Shigeyuki Ihara
茂行 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Environmental Solutions Corp
Original Assignee
JFE Plant and Service Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Plant and Service Corp filed Critical JFE Plant and Service Corp
Priority to JP2004322720A priority Critical patent/JP4670314B2/ja
Publication of JP2006131354A publication Critical patent/JP2006131354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4670314B2 publication Critical patent/JP4670314B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 スタッカクレーン不要とする新たな立体保管庫を提供する。
【解決手段】 本発明の立体保管庫は、奥行方向及び上下方向に複数の荷物を格納する格納スペース4aを有する保管ラック4と、荷物が搭載されると共に荷物を保管ラック4に受け渡す移載機構23,24を有する走行台車5と、上下方向の複数の格納スペース4aに荷物を格納できるように走行台車5を上昇・下降させる昇降搬機6とを備える。走行台車5は、奥行方向の複数の格納スペース4aに荷物を格納できるように昇降搬機6上を奥行方向に走行する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、奥行方向及び上下方向に複数の荷物を格納できる立体保管庫に関する。
図15及び図16は出願人が提案した従来の立体保管庫を示す。保管ラック1には、奥行方向及び上下方向に荷物を格納する複数の格納スペース1aが設けられる。保管ラック1への荷物の収納はスタッカクレーン2により行われる。スタッカクレーン2は、奥行き方向に走行する走行機能を有すると共に、そのマスト2aに沿って荷物を上下方向に昇降させる昇降機能を有する。スタッカクレーン2は奥行き方向の所定位置まで移動し、その後上下方向の所定高さまで荷物を上昇させ、保管ラック1の指定された格納スペース1aに荷物を格納する。
走行台車からスタッカクレーン2への荷物の受け渡しは、以下のように行われる。図16に示されるように、まず荷物が搭載された走行台車3が、保管ラック1の一角に設けられた受渡しスペース1bに移動する。その後、スタッカクレーン2が受渡しスペース1bに移動し、走行台車3から荷物を受け取る。
スタッカクレーン2には、荷物を上部まで吊り上げるためのマスト2aを設ける必要があり、またマスト2aの上部には、吊り上げ用のワイヤロープを掛ける必要がある。それだけではなく、スタッカクレーン2には、保管ラック1の奥行方向に荷物を移動させるための走行装置を設ける必要がある。荷物の昇降機能と走行機能を有するスタッカクレーンは、大型化し易く、構造も複雑になり易い。
また、重量の荷物をスタッカクレーンが搬送する場合、スタッカクレーンのマストの上端を保管ラックで案内する必要があるので、スタッカクレーンは保管ラックから飛び出すことができない。台車からスタッカクレーンに荷物を受け渡す受渡しスペースが、保管ラックの一角に設けられるので、荷物を保管するスペースがその分少なくなってしまう。特に小規模の立体保管庫においては、保管効率の良い安価のもののニーズが強い。
そこで本発明は、スタッカクレーンを不要とする新たな立体保管庫を提供することを目的とする。
以下本発明を説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
上記課題を解決するために、請求項1の発明の立体保管庫は、奥行方向及び上下方向に複数の荷物を格納する格納スペース(4a)を有する保管ラック(4)と、荷物が搭載されると共に荷物を前記保管ラック(4)と受け渡しを行う移載機構(23,24)を有する走行台車(5)と、上下方向の複数の格納スペース(4a)に荷物を格納できるように前記走行台車(5)を上昇・下降させる昇降搬機(6)と、を備え、前記走行台車(5)は、奥行方向の複数の格納スペース(4a)に荷物を格納できるように前記昇降搬機(6)上を奥行方向に走行することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の立体保管庫において、前記昇降搬機(6)は、前記保管ラック(4)の柱(11a)に沿って上昇・下降することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項は2に記載の立体保管庫において、前記保管ラック(4)は、間口方向に2列設けられ、前記昇降搬機(6)は、2列の保管ラック(4)の間に配置されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3いずれかに記載の立体保管庫において、前記走行台車(5)は車輪(5a)を有し、前記昇降搬機(6)の脇の地上には、前記走行台車(5)の車輪(5a)が走行する昇降搬機用レール(9)が設けられ、前記昇降搬機(6)が上昇するときは、前記走行台車(5)の底(5c)を持ち上げることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4いずれかに記載の立体保管庫において、前記走行台車(5)には、前記保管ラック(4)に設けられた位置決め凹部(30)に係合できる突出し部材(29)が設けられることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし5いずれかに記載の立体保管庫において、前記昇降搬機(6)には、チェーン又はワイヤ(15)が懸けられ、前記保管ラック(4)には、前記チェーン又はワイヤ(15)を巻き上げる巻上げ装置(17)が取り付けられることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし6いずれかに記載の立体保管庫において、前記走行台車(5)には、車輪(21a)を有するパレット(21)が載せられると共にこのパレット(21)の車輪(21a)が走行する走行台車レール(22)が設けられ、前記保管ラック(4)には、前記パレット(21)の車輪(21a)が走行するラックレール(27)が設けられることを特徴とする。
請求項8の発明の立体保管庫は、上下方向に複数の荷物を格納する格納スペース(4a)を有する保管ラック(4)と、荷物が搭載されると共に荷物を前記保管ラック(4)と受け渡しを行う移載機構(23,24)を有する走行台車(5)と、上下方向の複数の格納スペース(4a)に荷物を格納できるように前記走行台車(5)を上昇・下降させる昇降搬機(6)と、を備え、前記昇降搬機(6)は、前記保管ラック(4)の柱(11a)に沿って上昇・下降することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、走行台車がスタッカクレーンの走行機能を兼用するので、スタッカクレーンを不要にすることができる。このため保管効率の良い安価な立体保管庫を提供することができる。
請求項2の発明によれば、保管ラックの柱がスタッカクレーンのマストの機能を兼用するので、スタッカクレーンを不要にすることができる。
請求項3の発明によれば、2列の保管ラックの間で昇降搬機が挟まれるので、昇降搬機の上昇及び下降を安定して案内することができる。
請求項4の発明によれば、走行台車が地上に設けた昇降搬機用レールを走行する。走行台車の停止後、昇降搬機が走行台車を持ち上げる際は、昇降搬機が走行台車の底を持ち上げる。このため昇降搬機の上昇後、万一走行台車の車輪が回転しても昇降搬機から走行台車が落下することがない。
請求項5の発明によれば、保管ラックに対して走行台車を正確に位置決めすることができ、走行台車から保管ラックに荷物を確実に受け渡すことができる。
請求項6の発明によれば、昇降搬機を上昇・下降させることができる。
請求項7の発明によれば、走行台車と保管ラックが荷物を受け渡すことができる。
請求項8の発明によれば、保管ラックの柱がスタッカクレーンのマストの機能を兼用するので、スタッカクレーンを不要にすることができる。このため保管効率の良い安価な立体保管庫を提供することができる。
以下添付図面に基づいて、本発明の一実施形態における立体保管庫を説明する。図1は立体保管庫の斜視図を示す。立体保管庫は、複数の格納スペース4aを有する保管ラック4にパレット単位で自動的に荷物の出し入れを行う。荷物は特に限定されるものではないが、この実施形態では重量物として金型を扱う。金型用立体保管庫は比較的小規模なものが多い。従来の立体保管庫では、スタッカクレーンを走らせて荷物を出し入れするのが基本形となっているが、本実施形態ではスタッカクレーンの替わりに、走行台車5と昇降搬機6を作動させる。
走行台車5は荷物を保管ラック4に受け渡す移載機構(詳しくは後述する)を持つ。保管ラック4の外で走行台車5に荷物7が搭載されたら、走行台車5は昇降搬機6に向かって搬入搬出レール8上を奥行方向に走行し、昇降搬機6上に移動する。昇降搬機6の脇にも昇降搬機用レール9が設けられる。走行台車5は、昇降搬機6上を所定の格納スペース4aまで、保管ラック4の奥行方向に移動する。すなわち走行台車5は、荷物を手前の一連目の格納スペース4aに入れるときは手前で止まり、奥の二連目の格納スペース4aに入れるときは奥まで移動する。走行台車5の停止後、昇降搬機6は荷物7を、走行台車5ごと所定の格納スペース4aまで持ち上げる。昇降搬機6が走行台車5を上昇させた後、走行台車5の移載機構が荷物7を格納スペース4aに格納する。
このように作動する走行台車5と昇降搬機6を設けることで、スタッカクレーンを不要にすることができる。また、走行台車5と昇降搬機6との間で荷物7を移し返ることなく、昇降搬機6が荷物7を搭載したままの走行台車5を上昇させるので、従来の立体保管庫のように、走行台車5からスタッカクレーンに荷物を受け渡すための専用スペースを保管ラック4に設ける必要もなくなる。
保管ラック4は、奥行方向に複数連(例えば2連)、上下方向に複数段(例えば5段)の荷物の格納スペース4aを有する。保管ラックは間口方向に昇降搬機を挟んで2列設けられる。
また保管ラック4は、柱11と棚19とを組み合わせて構成される。昇降搬機6に隣接する柱11aには、昇降搬機6を案内するガイドレール12が取り付けられる。昇降搬機6はこのガイドレール12に沿って上昇・下降する。このように構成すると、保管ラック4の柱11aにスタッカクレーンのマストの機能を兼用させることができる。
図2ないし図4は、立体保管庫の詳細図を示す。図2は平面図を、図3は正面図を、図4は図3のIII−III線断面図を示す。図2及び図3に示されるように、矩形枠状の昇降搬機6は、走行台車5から奥行方向の全ての格納スペース4aに荷物を格納することができる奥行方向の長さ(すなわち保管ラック4の奥行方向の長さと等しい長さ)を有し、保管ラック4の格納スペース4aの全長をカバーする。
図2に示されるように、立体保管庫には、走行台車5を保管ラック4に導けるように奥行方向に伸びる搬入搬出レール8が設けられる(図1も参照)。この搬入搬出レール8に連続するように、昇降搬機6の両脇の地上には、奥行方向に伸びる昇降搬機用レール9が設けられる(図5も参照)。
図3に示されるように、矩形状の昇降搬機6の四角には、保管ラック4の柱11aに取り付けたガイドレール12に沿って転がるガイドローラ14が設けられる。また、昇降搬機6の4角にはワイヤ又はチェーン15が懸けられる。ワイヤ又はチェーン15は、保管ラック4の上部に設けたプーリ16を経由して、保管ラック4の屋上に取り付けられた巻上げ装置17に連結される。ワイヤ又はチェーン15の他端は、一列の保管ラック4を挟んで昇降搬機の反対側にぶら下げられたカウンターウェイト18に接続される。巻き上げ装置17を作動させることによって、ワイヤ又はチェーン15が巻き上げられ、昇降搬機6が上昇する。
図4に示されるように、走行台車5は車輪5aを有し、搬入搬出レール8及び昇降搬機用レール9に沿って奥行方向に自走する。図5に示されるように昇降搬機用レール9は、昇降搬機6ではなく、地上に設けられている。これは以下の理由による。昇降搬機用レール9を昇降搬機6に設けた場合は、昇降搬機6の上昇時に走行台車5が昇降搬機用レール9上で動かないようにする安全装置(例えば車輪の回転防止装置、落下防止装置等)が必要になる。これを避けるために図6に示されるように、走行台車5が昇降搬機用レール6上を所定の位置まで走行した後、昇降搬機6が走行台車5を持ち上げる際は、昇降搬機6が走行台車5の底5cを持ち上げる。これにより昇降搬機6の上昇後、万一走行台車5の車輪5aが回転しても昇降搬機6から走行台車5が落下することがない。
走行台車5が搬入搬出レール8から昇降搬機用レール9に乗り移ることができるように、昇降搬機用レール9の高さ及び幅は、搬入搬出レール8に一致される。走行台車5が出入りする側の昇降搬機6の横断部6aは搬入搬出レール8と昇降搬機用レール9との間を横切るため、レールの一部が切り欠かかれたようになる。横断部6aは搬入搬出レール8及び昇降搬機用レール9よりも下に設置され、走行台車5の車輪5aは切り欠き部分を通過するが、走行台車5には複数の車輪5a(例えば片側に4個の車輪)があり、車輪5aは1個ずつこの切り欠き部分を通過するので、1個の車輪5aは浮いたままで切り欠き部分を通過したとしても支障はない。
再び図4に示されるように、走行台車5上にはパレット21が設けられる。パレット21にも車輪21aが設けられ、走行台車5上を間口方向に移動する。すなわち走行台車5上には間口方向に伸びる走行台車レール22が設けられ、パレット21はこの走行台車レール22上を間口方向に走行する。走行台車5には、走行台車5に搭載される荷物7を保管ラック4に渡し、また保管ラック4に格納されている荷物を受け取る移載機構23,24が設けられる。
移載機構23,24は例えばリフタ23と、リフタ23上に設けられるスライドフォーク24とからなる。図7は正面側からみた移載機構の概念図の一例を示す。リフタ23はX字状に組み合わされたリンク機構を有し、スライドフォーク24を走行台車5に対して平行に上昇・下降させる。リフタ23を設けるのは、スライドフォーク24とパレット21とを接続させたり、縁を切ったりするためである。スライドフォーク24は、所謂倍速機構で構成される。ピニオン・ラック機構でセカンドフォーク24aを移動させると、セカンドフォーク24a上に設けられたファーストフォーク24bが倍の距離を移動する。ベースラック24cとファーストフォーク24bとの間には、セカンドフォーク24aを介してチェーン25が巻かれる。
図8はパレット21を示す。図中(A)は平面図を示し、(B)は側面図を示す。パレット21には車輪21aが設けられる。この車輪21aが走行台車レール22及び保管ラック4の各格納スペース4aに設けたラックレール27上を走行する(図3参照)。
図2に示されるように、走行台車5には、保管ラック4に向かって進退可能な突出し部材として突出しピン29が設けられる。保管ラック4の各格納スペース4aの枠には、突出しピン29に係合する凹部30が設けられる。昇降搬機6によって走行台車5を所定の高さまで昇降させた後、走行台車5の突出しピン29を突出させて突出しピン29を保管ラック4の凹部30に係合させる。これにより、保管ラック4の各格納スペース4aに対して走行台車5を正確に位置決めすることができ、パレット21を走行台車5から保管ラック4に確実に移動させることができる。
図9及び図10は入庫手順を示す。パレット21に荷物7を載せた走行台車5が搬入搬出レール8を奥行方向に走行し(図9(1))、そのまま昇降搬機6の脇の昇降搬機用レール9上に乗り、立体保管庫の中に入る(図9(2))。この例では、手前側の一連目の格納スペース4aに荷物を格納するので、走行台車5は手前側で停止する。勿論、2連目の格納スペースに荷物を格納する場合は、奥側まで移動する。
走行台車5が昇降搬機6上に乗ると、昇降搬機6が所定の格納スペース4aまで走行台車5を上昇させる(図9(3))。走行台車5が所定の高さまで上昇したら、突出しピン29を突出させ、突出しピン29を保管ラック4の凹部30に係合させる(図9(4))。その後、昇降搬機6を小下降させて、保管ラック4に走行台車5を預ける(図9(5))。走行台車5が宙ぶらりになった状態で、移載機構のスライドフォーク24を作動し、パレット21を走行台車5から格納スペース4aに移動させる(図9(6))。その後、移載機構のリフタ23を下降させ、スライドフォーク24とパレット21との縁を切る(図10(7))。次に、スライドフォーク24を走行台車5上に戻し(図10(8))、再び昇降搬機6を小上昇させる(図10(9))。走行台車5は突出しピン29を引き込み、昇降搬機6上に自重を預ける(図10(10))。昇降搬機6は空になった走行台車5を最下端まで下降させ、走行台車5は自走して保管ラック4から出る(図10(11)〜(13))。以上の動作で入庫作業が終了する。
図11及び図12は出庫手順を示す。出庫手順は上述の入庫手順とは基本的に逆の作業になる。まず空の走行台車5が搬入搬出レール8を奥行方向に走行し(図11(1))、保管ラック4の中に入って行く(図11(2))。この例では、手前側の一連目の格納スペース4aから荷物を出庫するので、走行台車5は手前側で停止する。走行台車5が昇降搬機6上に乗ると、昇降搬機6が所定の格納スペース4aまで走行台車5を上昇させる(図11( 3))。走行台車5が所定の高さまで上昇したら、突出しピン29を突出させ、突出しピン29を保管ラック4の凹部30に係合させる(図11(4))。その後、昇降搬機6を小下降させて、保管ラック4に走行台車5の自重を預ける(図11(5))。この状態で移載機構のスライドフォーク24を作動し、スライドフォーク24を走行台車の下方まで伸ばす(図11(6))。そしてリフタ23を上昇させ、スライドフォーク24とパレット21とを接続する(図12(7))。パレット21を走行台車5上に引き込み、走行台車5上に荷物を移動させる(図12(8))。再び昇降搬機6を小上昇させ(図12(9))、走行台車5の突出しピン29を引き込み、昇降搬機6上に走行台車5の自重を預ける(図12(10))。昇降搬機6は荷物を搭載した走行台車5を最下端まで下降させ、その後、走行台車5は自走して保管ラック4から出る(図12(11)〜(13))。以上の動作で出庫作業が終了する。
図13及び図14は本発明の立体保管庫の応用例を示す。図13は平面図を示し、図14は立面図を示す。この応用例では、上記保管ラック4、走行台車5及び昇降搬機6を備える立体保管庫の1ユニットの奥行方向に複数の保管ラック棟31,32を建てている。複数の保管ラック棟31,32のそれぞれには、昇降搬機33が設けられる。このように立体保管庫を構成すると、一台の走行台車5で全ての保管ラック4,31,32に荷物を格納できる。この応用例は、保管ラック棟31と保管ラック棟32との間に、例えばトラックが通過するための通路を空ける必要がある場合に有効である。従来のスタッカクレーンを使用する立体保管庫だと、スタッカクレーンのマストの上端も案内する必要があるので、保管ラック棟と保管ラック棟とを分離することは不可能である。しかしこの応用例では、保管ラック棟31と保管ラック棟32との間に台車5が走行するためレール34を設けるだけで、走行台車5が複数の保管ラック棟31,32に移動できる。ここで、走行台車5が移動するレール34を電車のレールのようにすると、踏み切りをトラックが通過するようにトラックもレール34上を横切ることができる。
なお本発明は上記実施形態に限られることなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々に変更できる。例えば、保管ラックの格納スペースの個数は、保管ラックの設置場所、荷物の格納数に応じて様々に設定できる。保管ラックは間口方向に一列のみ設けられてもよい。さらに保管ラックは、奥行方向に一連のみの格納スペースを持っていてもよい。この場合、走行台車は昇降搬機上を奥行方向の一定位置まで移動すればいい。
また、走行台車の移載機構は保管ラックの格納スペースに荷物を格納できるものであれば、上記形態に限られることがない。格納される荷物は重量物に限られることなく、軽量物であってもよい。
本発明の一実施形態における立体保管庫の斜視図。 立体保管庫の平面図。 立体保管庫の正面図。 図3のIII−III線断面図。 昇降搬機とレールとの関係を示す斜視図。 昇降搬機と走行台車を示す側面図。 正面側からみた移載機構の概念図。 パレットを示す図(図中(A)は平面図を示し、図中(B)は側面図を示す)。 入庫手順を示す図。 入庫手順を示す図。 出庫手順を示す図。 出庫手順を示す図。 立体保管庫の応用例の平面図。 立体保管庫の応用例の立面図。 従来の立体保管庫の平面図。 従来の立体保管庫の立面図。
符号の説明
4…保管ラック
4a…格納スペース
5…走行台車
5a…走行台車の車輪
5c…走行台車の底
6…昇降搬機
8…搬入搬出レール
9…昇降搬機用レール(レール)
11a…柱
12…ガイドレール
15…チェーン又はワイヤ
17…巻上げ装置
21…パレット
21a…パレットの車輪
22…走行台車レール
23…リフタ(移載機構)
24…スライドフォーク(移載機構)
27…ラックレール
30…突出しピン(突出し部材)
30…凹部

Claims (8)

  1. 奥行方向及び上下方向に複数の荷物を格納する格納スペースを有する保管ラックと、
    荷物が搭載されると共に荷物を前記保管ラックと受け渡しを行う移載機構を有する走行台車と、
    上下方向の複数の格納スペースに荷物を格納できるように前記走行台車を上昇・下降させる昇降搬機と、を備え、
    前記走行台車は、奥行方向の複数の格納スペースに荷物を格納できるように前記昇降搬機上を奥行方向に走行することを特徴とする立体保管庫。
  2. 前記昇降搬機は、前記保管ラックの柱に沿って上昇・下降することを特徴とする請求項1に記載の立体保管庫。
  3. 前記保管ラックは、間口方向に2列設けられ、
    前記昇降搬機は、2列の保管ラックの間に配置されることを特徴とする請求項2に記載の立体保管庫。
  4. 前記走行台車は車輪を有し、
    前記昇降搬機の脇の地上には、前記走行台車の車輪が走行する昇降搬機用レールが設けられ、
    前記昇降搬機が上昇するときは、前記走行台車の底を持ち上げることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の立体保管庫。
  5. 前記走行台車には、前記保管ラックに設けられた位置決め凹部に係合できる突出し部材が設けられることを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の立体保管庫。
  6. 前記昇降搬機には、チェーン又はワイヤが懸けられ、
    前記保管ラックには、前記チェーン又はワイヤを巻き上げる巻上げ装置が取り付けられることを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の立体保管庫。
  7. 前記走行台車には、車輪を有するパレットが載せられると共にこのパレットの車輪が走行する走行台車レールが設けられ、
    前記保管ラックには、前記パレットの車輪が走行するラックレールが設けられることを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の立体保管庫。
  8. 上下方向に複数の荷物を格納する格納スペースを有する保管ラックと、
    荷物が搭載されると共に荷物を前記保管ラックと受け渡しを行う移載機構を有する走行台車と、
    上下方向の複数の格納スペースに荷物を格納できるように前記走行台車を上昇・下降させる昇降搬機と、を備え、
    前記昇降搬機は、前記保管ラックの柱に沿って上昇・下降することを特徴とする立体保管庫。
JP2004322720A 2004-11-05 2004-11-05 立体保管庫 Expired - Fee Related JP4670314B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004322720A JP4670314B2 (ja) 2004-11-05 2004-11-05 立体保管庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004322720A JP4670314B2 (ja) 2004-11-05 2004-11-05 立体保管庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006131354A true JP2006131354A (ja) 2006-05-25
JP4670314B2 JP4670314B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=36725242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004322720A Expired - Fee Related JP4670314B2 (ja) 2004-11-05 2004-11-05 立体保管庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4670314B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107867528A (zh) * 2017-11-03 2018-04-03 徐州德坤电气科技有限公司 一种自动化立体仓储系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0190708U (ja) * 1987-12-07 1989-06-14
JPH06115625A (ja) * 1992-10-09 1994-04-26 Tekuman:Kk 多段物品棚用作業ステージの昇降装置
JPH11199013A (ja) * 1998-01-08 1999-07-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金型交換システム
JP2001065185A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Nissei Ltd 機械式駐車装置
JP2002284305A (ja) * 2001-03-22 2002-10-03 Fujitec Co Ltd 縦列型格納装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0190708U (ja) * 1987-12-07 1989-06-14
JPH06115625A (ja) * 1992-10-09 1994-04-26 Tekuman:Kk 多段物品棚用作業ステージの昇降装置
JPH11199013A (ja) * 1998-01-08 1999-07-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金型交換システム
JP2001065185A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Nissei Ltd 機械式駐車装置
JP2002284305A (ja) * 2001-03-22 2002-10-03 Fujitec Co Ltd 縦列型格納装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107867528A (zh) * 2017-11-03 2018-04-03 徐州德坤电气科技有限公司 一种自动化立体仓储系统
CN107867528B (zh) * 2017-11-03 2023-06-30 徐州德坤电气科技有限公司 一种自动化立体仓储系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4670314B2 (ja) 2011-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6926107B2 (ja) 高層ラック倉庫における貯蔵品の積入れおよび積出しまたは積替えのための搬送兼引渡しシステム、およびラック操作機
KR101733544B1 (ko) 화물 비상 반출이 가능한 물류 자동창고 시스템
CA3099204A1 (en) Storage system
MX2013000037A (es) Sistema para transportar mercancias colocadas en dispositivos auxiliares.
TWI337974B (en) Stacker crane
US3883013A (en) Apparatus of applying skids of grating structure and removing the same
JP2012501932A (ja) 特にisoコンテナを荷役するためのブリッジまたはガントリクレーン
JP5294865B2 (ja) マルチレベル駐車場及び方法
US11498757B2 (en) Storage system
KR101398929B1 (ko) 반송차 시스템
RU2323149C1 (ru) Транспортная система склада высокоплотного ярусного хранения груза на поддонах
JP4670314B2 (ja) 立体保管庫
WO2019238698A1 (en) Storage system
JPH0952604A (ja) 倉庫内の収容物自動出入れシステム
JPS6032006Y2 (ja) 立体倉庫における搬送装置
JPH0485202A (ja) 自動倉庫
CN218113859U (zh) 立体仓库系统
JP5653134B2 (ja) 連立型エレベータ式駐車装置
CN216406326U (zh) 一种带缓存区的双托盘式立体停车库
TWI565640B (zh) Automatic Warehouse and Its Operation
JP2000264406A (ja) 横渡し機能付き自動倉庫
JP4136898B2 (ja) 連立型エレベータ式駐車装置
JP2009270252A (ja) エレベータ式駐車装置
KR20060131590A (ko) 크로스 랙과 크로스 랙을 구비한 물류시스템 및 크로스랙을 구비한 주차시스템
JP6448907B2 (ja) オーバーヘッド式運搬格納装置、及び自動格納・取出し式の資材収容庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070817

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080513

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110103

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees