JP2006130543A - タレットパンチプレス - Google Patents

タレットパンチプレス Download PDF

Info

Publication number
JP2006130543A
JP2006130543A JP2004324196A JP2004324196A JP2006130543A JP 2006130543 A JP2006130543 A JP 2006130543A JP 2004324196 A JP2004324196 A JP 2004324196A JP 2004324196 A JP2004324196 A JP 2004324196A JP 2006130543 A JP2006130543 A JP 2006130543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nibbling
punch
die
press
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004324196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4547234B2 (ja
Inventor
Nobutaka Arima
宜孝 有馬
Takeshi Kawashima
猛 川島
Kinshiro Naito
欽志郎 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2004324196A priority Critical patent/JP4547234B2/ja
Publication of JP2006130543A publication Critical patent/JP2006130543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4547234B2 publication Critical patent/JP4547234B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 ワークWに対してニブリングを行う場合に、作業時間を短くして、作業能率が向上する。
【解決手段】 複数のパンチ金型ステーション23の中にニブリング用パンチ金型Pnを装着可能なニブリング用パンチ金型ステーション23nが含まれ、複数のダイ金型ステーション27の中にニブリング用ダイ金型Dnを装着可能なニブリング用ダイ金型ステーション27nが含まれ、油圧シリンダ31におけるピストンロッド33に第1ストライカー35が連結され、油圧シリンダ31のプレス能力よりも低いプレス能力を有しかつ上下方向へ移動可能な可動ロッド65を備えたリニアモータ57,59が設けられ、可動ロッド65に第2ストライカー71が連結されたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、板状のワークに対して種々のプレス加工を行うタレットパンチプレスに関する。
一般的なタレットパンチプレスについて説明すると、次のようになる。
即ち、前記タレットパンチプレスは、板状のワークに対して打ち抜き加工、成型加工等の種々のプレス加工を行う機械であって、プレス本体をベースとして具備している。
そして、前記プレス本体の上部には、円形状の上部タレットが回転可能に設けられており、この上部タレットは、パンチ金型を装着可能な複数のパンチ金型ステーションを周方向に沿って備えている。ここで、前記上部タレットは、回転によって所定のパンチ金型ステーションを加工位置に割り出しできるように構成されている。
また、前記プレス本体の下部には、円形状の下部タレットが前記上部タレットに上下に対向しかつ回転可能に設けられており、この下部タレットは、ダイ金型を装着可能な複数のダイ金型ステーションを周方向に沿って備えている。ここで、前記下部タレットは、回転によって所定のパンチ金型ステーションを加工位置に割り出しできるように構成されている。
更に、前記プレス本体における前記上部タレットの上方には、メインプレス駆動装置としての油圧シリンダが設けられており、この油圧シリンダは、上下方向へ移動可能なピストンロッドをメインプレス用可動子として備えている。そして、前記油圧シリンダにおける前記ピストンロッドには、ストライカーが連結されており、このストライカーは、前記加工位置に割り出した前記パンチ金型をステーションに装着された前記パンチ金型を上方向から押圧するものである。
従って、板状のワークを前記加工位置に対して位置決めすると共に、前記上部タレット及び前記下部タレットを回転させて、所定のパンチ金型ステーション及び所定のダイ金型ステーションを前記加工位置に割り出す。そして、前記油圧シリンダによって前記ストライカーを下方向へ移動させて、前記ストライカーによって所定のパンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型を上方向から押圧する。これによって、所定のパンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型と、所定のダイ金型ステーションに装着された前記ダイ金型との協働により、ワークに対して打ち抜き加工、成型加工等のプレス加工を行うことができる。なお、前記ストライカーを下方向へ移動させた後に、前記油圧シリンダによって前記ストライカーを上方向へ移動させて、元の位置に復帰させる。
ワークに対してニブリングを行う場合には、まず、前述のように、ワークに対して打ち抜き加工を行って、ワークに穴を形成する。そして、ワークを僅かに移動させつつ、前記油圧シリンダによって前記ストライカーを繰り返して上下方向へ往復移動させる。これによって、ワークに所定の形状のスリット又は切欠き等を形成することができる。ここで、ワークに対してニブリングを効率よく行うためには、前記ストライカーを高速で往復移動させることが必要である。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1に示すものがある。
特開2001−71059号公報
ところで、ワークに対して種々のプレス加工を行うためには、前記タレットパンチプレスにプレス能力の高い前記油圧シリンダを用いる必要がある。一方、前記油圧シリンダのプレス能力を高くすると、前記油圧シリンダの容積が大きくなる等して、前記ストライカーの移動速度を速くすることが困難になる。そのため、ワークに対してニブリングを行う場合に、作業時間が長くなって、作業能率が低下するという問題がある。
本発明の第1の特徴は、プレス本体と;
前記プレス本体の上部に回転可能に設けられ、パンチ金型を装着可能な複数のパンチ金型ステーションを周方向に沿って備え、前記複数のパンチ金型ステーションの中にニブリング用パンチ金型を装着可能なニブリング用パンチ金型ステーションが含まれてあって、回転によって所定のパンチ金型ステーションを加工位置に割り出しできるように構成された円形状の上部タレットと;
前記プレス本体の下部に前記上部タレットに上下に対向しかつ回転可能に設けられ、ダイ金型を装着可能なダイ金型ステーションを周方向に沿って備え、前記複数のダイ金型ステーションの中にニブリング用ダイ金型を装着可能なニブリング用ダイ金型ステーションが含まれてあって、回転によって所定のダイ金型ステーションを前記加工位置に割り出しできるように構成された円形状の下部タレットと;
前記プレス本体に設けられ、上下方向へ移動可能なメインプレス用可動子を備えたメインプレス駆動装置と;
前記メインプレス駆動装置における前記メインプレス用可動子に連結され、前記加工位置に割り出した前記パンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型を上方向から押圧する第1ストライカーと;
前記メインプレス駆動装置のプレス能力よりも低いプレス能力を有してあって、上下方向へ移動可能なニブリング用可動子を備えたニブリング用アクチュエータと;
前記ニブリング用アクチュエータにおける前記ニブリング用可動子に連結され、前記加工位置に割り出した前記ニブリング用パンチステーションに装着された前記ニブリング用パンチ金型を上方向から押圧する第2ストライカーと;
を具備したことである。
なお、通常のプレス加工を行う場合における前記加工位置と、ニブリングを行う場合における前記加工位置は、同じ位置でなくても構わない。
本発明の第1の特徴によると、板状のワークを前記加工位置に対して位置決めすると共に、前記上部タレット及び前記下部タレットを回転させて、所定のパンチ金型ステーション及び所定のダイ金型ステーションを前記加工位置に割り出す。そして、前記メインプレス駆動装置によって前記第1ストライカーを下方向へ移動させて、前記第1ストライカーによって所定のパンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型を上方向から押圧する。これによって、所定のパンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型と、所定のダイ金型ステーションに装着された前記ダイ金型との協働により、ワークに対して打ち抜き加工、成型加工等のプレス加工を行うことができる。なお、前記第1ストライカーを下方向へ移動させた後に、前記メインプレス駆動装置によって前記第1ストライカーを上方向へ移動させて、元の位置に復帰させる。
ワークに対してニブリングを行う場合には、板状のワークを前記加工位置に対して位置決めすると共に、前記上部タレット及び前記下部タレットを回転させて、前記ニブリング用パンチ金型ステーション及び前記ニブリング用ダイ金型ステーションを前記加工位置に割り出す。そして、前記ニブリング用アクチュエータによって前記第2ストライカーを下方向へ移動させて、前記第2ストライカーによって前記ニブリング用パンチ金型を上方向から押圧する。これによって、前記ニブリング用パンチ金型と前記ニブリング用ダイ金型との協働によりワークに対して打ち抜き加工を行って、ワークに穴を形成する。
更に、ワークを僅かに移動させつつ、前記ニブリング用アクチュエータによって前記第2ストライカーを繰り返して上下方向へ往復移動させる。これによって、前記ニブリング用パンチ金型と前記ニブリング用ダイ金型との協働によりワークに所定の形状のスリット又は切欠き等を形成することができる。
ここで、前記メインプレス駆動装置ではなく、前記メインプレス駆動装置のプレス能力より低い前記ニブリング用アクチュエータによって前記第2ストライカーを上下方向へ移動させているため、前記メインプレス駆動装置のプレス能力の大きさに拘わりなく、前記第2ストライカーの移動速度を容易に速くすることができる。
本発明の第2の特徴は、プレス本体と;
前記プレス本体の上部に回転可能に設けられ、パンチ金型を装着可能な複数のパンチ金型ステーションを周方向に沿って備えてあって、回転によって所定のパンチ金型ステーションを加工位置に割り出しできるように構成された円形状の上部タレットと;
前記プレス本体の下部に前記上部タレットに上下に対向しかつ回転可能に設けられ、ダイ金型を装着可能なダイ金型ステーションを周方向に沿って備えてあって、回転によって所定のダイ金型ステーションを前記加工位置に割り出しできるように構成された円形状の下部タレットと;
前記プレス本体に設けられ、上下方向へ移動可能なメインプレス用可動子を備えたメインプレス駆動装置と;
前記メインプレス駆動装置における前記メインプレス用可動子に連結され、前記加工位置に割り出した前記パンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型を上方向から押圧する第1ストライカーと;
前記上部タレットの近傍に配置され、ニブリング用パンチ金型を装着可能なニブリング用パンチ金型ステーションと;
前記下部タレットの近傍に配置され、ニブリング用ダイ金型を装着可能なニブリング用ダイ金型ステーションと;
前記メインプレス駆動装置のプレス能力よりも低いプレス能力を有してあって、上下方向へ移動可能なニブリング用可動子を備えたニブリング用アクチュエータと;
前記ニブリング用アクチュエータにおける前記ニブリング用可動子に連結され、前記ニブリング用パンチ金型を上方向から押圧する第2ストライカーと;
を具備したことである。
本発明の第2の特徴によると、板状のワークを前記加工位置に対して位置決めすると共に、前記上部タレット及び前記下部タレットを回転させて、所定のパンチ金型ステーション及び所定のダイ金型ステーションを前記加工位置に割り出す。そして、前記メインプレス駆動装置によって前記第1ストライカーを下方向へ移動させて、前記第1ストライカーによって所定のパンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型を上方向から押圧する。これによって、所定のパンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型と、所定のダイ金型ステーションに装着された前記ダイ金型との協働により、ワークに対して打ち抜き加工、成型加工等のプレス加工を行うことができる。なお、前記第1ストライカーを下方向へ移動させた後に、前記メインプレス駆動装置によって前記第1ストライカーを上方向へ移動させて、元の位置に復帰させる。
ワークに対してニブリングを行う場合には、板状のワークをニブリング用金型(前記ニブリング用パンチ金型及び前記ニブリング用ダイ金型)に対して位置決めする。そして、前記ニブリング用アクチュエータによって前記第2ストライカーを下方向へ移動させて、前記第2ストライカーによって前記ニブリング用パンチ金型を上方向から押圧する。これによって、前記ニブリング用パンチ金型と前記ニブリング用ダイ金型との協働によりワークに対して打ち抜き加工を行って、ワークに穴を形成する。
更に、ワークを僅かに移動させつつ、前記ニブリング用アクチュエータによって前記第2ストライカーを繰り返して上下方向へ往復移動させる。これによって、前記ニブリング用パンチ金型と前記ニブリング用ダイ金型との協働によりワークに所定の形状のスリット又は切欠き等を形成することができる。
ここで、前記メインプレス駆動装置ではなく、前記メインプレス駆動装置のプレス能力より低い前記ニブリング用アクチュエータによって前記第2ストライカーを上下方向へ移動させているため、前記メインプレス駆動装置のプレス能力の大きさに拘わりなく、前記第2ストライカーの移動速度を容易に速くすることができる。
請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項の発明によれば、前記メインプレス駆動装置のプレス能力の大きさに拘わりなく、前記第2ストライカーの移動速度を容易に速くすることができるため、ワークに対してニブリングを行う場合に、作業時間を短くして、作業能率が向上する。
本発明の実施形態について図1から図7を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の要部を示す断面図であって、図2は、図1におけるI-I線に沿った図であって、図3は、図1におけるII-II線に沿った図であって、図4は、本発明の実施形態に係わるタレットパンチプレスの側面図であって、図5は、図4におけるIII-III線に沿った図である。なお、図面中において、「FF」は、前方向を指してあって、「FR」は、後方向を指してあって、「L」は、左方向を指してあって、「R」は、右方向を指している。
図4及び図5に示すように、本発明の実施形態に係わるタレットパンチプレス1は、板状のワークWに対して打ち抜き加工、成型加工等の種々のプレス加工を行う機械であって、プレス本体3をベースとしており、このプレス本体3は、上下に対向した上部フレーム5と下部フレーム7を備えている。
下部フレーム7には、ワークWを支持する固定テーブル9が設けられており、下部フレーム7における固定テーブル9の左右両側には、一対の可動テーブル11,13が前後方向(換言すれば、Y軸方向)へ移動可能に設けられている。また、一対の可動テーブル11,13には、左右方向(換言すれば、X軸方向)へ延びたキャレッジベース15が一体的に設けられており、キャレッジベース15及び一対の可動テーブル11,13は、Y軸サーボモータ(図示省略)の駆動によってY軸方向へ一体的に移動するものである。更に、キャレッジベース15には、キャレッジ17がX軸サーボモータ(図示省略)の駆動によってX軸方向へ移動可能に設けられており、このキャレッジ17には、ワークWをクランプする複数のクランパ19が設けられている。
上部フレーム5の後部には、円形状の上部タレット21が回転可能に設けられており、この上部タレット21は、パンチ金型Pを装着可能な複数のパンチ金型ステーション23を周方向に沿って備えてあって、複数のパンチ金型ステーション23の中には、ニブリング用パンチ金型Pnを装着可能なニブリング用パンチ金型ステーション23nが含まれている。また、下部フレーム7の後部には、円形状の下部タレット25が上部タレット21に上下に対向しかつ回転可能に設けられており、この下部タレット25は、ダイ金型Dを装着可能な複数のダイ金型ステーション27を周方向に沿って備えてあって、複数のダイ金型ステーション27の中には、ニブリング用ダイ金型Dnを装着可能なニブリング用ダイ金型ステーション27nが含まれている。そして、上部タレット21及び下部タレット25は、共通のタレット用サーボモータ(図示省略)の駆動によって同期して回転するものであって、回転によって所定のパンチ金型ステーション23及び所定のダイ金型ステーション27を加工位置29に割り出しできるように構成されている。
上部フレーム5における上部タレット21の上方には、メインプレス駆動装置としての油圧シリンダ31が設けられており、この油圧シリンダ31は、例えば20000kgfから50000kgfのプレス能力を有してあって、上下方向へ移動可能なピストンロッド33をメインプレス用可動子として備えている。そして、油圧シリンダ31におけるピストンロッド33には、第1ストライカー35が適宜の中間部材を介して連結されており、この第1ストライカー35は、加工位置29に割り出したパンチ金型ステーション23に装着されたパンチ金型Pを上方向から押圧するものである。
ここで、ニブリング用パンチ金型Pnの具体的な構成は、次のようになる。即ち、図1に示すように、上部タレット21におけるニブリング用パンチ金型ステーション23nに形成した上部装着孔37には、パンチガイド39が上下方向へ移動可能に設けられており、上部タレット21における上部装着孔37の周辺には、筒状のパンチガイド39を上方向へ付勢可能な複数のリフタースプリング41が設けられている。また、パンチガイド39には、パンチボディ43が上下方向へ移動可能に設けられており、このパンチボディ43の先端には、ニブリング用ダイ金型Dnのダイ孔45に進入可能な刃部47が形成されている。更に、パンチボディ43における刃部47の上側には、スラスト荷重受け部49が形成されており、パンチガイド39の下部には、スラスト荷重受け部49を案内するガイド部51が形成されている。そして、パンチボディ43の上部には、パンチヘッド53が一体的に設けられており、このパンチヘッド53とパンチガイド39の上部との間には、パンチボディ43を上方向へ付勢可能なストリッパスプリング55が設けられており、このストリッパスプリング55の付勢力は、複数のリフタースプリング41の付勢力よりも大きいものである。
図1から図3に示すように、上部タレット21におけるニブリング用パンチ金型ステーション23nの近傍には、一対のリニアモータ57,59が対称的に設けられており、各々のリニアモータ57(59)は、上部タレット21に形成した貫通孔61にガイドブッシュ63を介して上下方向へ移動可能に設けられた可動ロッド65と、上部タレット21における貫通孔61の上側縁部に固定されかつ可動ロッド65を囲む筒状の固定ブロック67とをそれぞれ備えている。また、一対のリニアモータ57,59のプレス能力は、油圧シリンダ31のプレス能力よりも低く、例えば850kgf(換言すれば、各々のリニアモータ57(59)のプレス能力は、例えば425kgf)である。そして、一対のリニアモータ57,59における可動ロッド65には、可動アーム69が一体的に連結されており、この可動アーム69の中央部には、ニブリング用パンチ金型Pnにおけるパンチヘッド53を上方向から押圧する第2ストライカー71が設けられてる。
また、可動アーム69には、上下に延びた検出ロッド73が設けられており、上部タレット21における一方のリニアモータ57の近傍には、検出スリーブ75が設けられている。そして、検出スリーブ75の内部には、検出ロッド73の高さ位置、換言すれば、第2ストライカー71の高さ位置を検出する例えばLVDT等の高さ検出器77が内蔵されている。
上部タレット21におけるニブリング用パンチ金型ステーション23nの近傍には、固定アダプタ79がブラケット81を介して設けられており、この固定アダプタ79は、一対のリニアモータ57,59における固定ブロック67及び高さ検出器77にケーブル83,85,87を介して電気的に接続してある。また、上部フレーム5における上部タレット21の上方には、エアシリンダ89が設けられており、このエアシリンダ89は、上下方向へ移動可能なピストンロッド91を備えている。そして、エアシリンダ89におけるピストンロッド91には、可動アダプタ93がブラケット95を介して連結されており、この可動アダプタ93は、電源(図示省略)に電気的に接続されてあって、ニブリング用パンチ金型ステーション23nが加工位置29に割り出されたときに、下方向へ移動させることによって固定アダプタ79に電気的に接続できるように構成されている。
次に、本発明の実施形態の作用について説明する。
複数のクランパ19によって板状のワークWをクランプした状態の下で、前記X軸サーボモータの駆動によってキャレッジ17をX軸方向へ移動させ、前記Y軸サーボモータの駆動によってキャレッジベース15及び一対の可動テーブル11,13をX軸方向へ移動させることにより、ワークWをX軸方向及びY軸方向へ移動させて、加工位置29に対して位置決めする。また、前記タレット用サーボモータの駆動によって上部タレット21及び下部タレット25を同期して回転させて、所定のパンチ金型ステーション23及び所定のダイ金型ステーション27を加工位置29に割り出す。そして、油圧シリンダ31によって第1ストライカー35を下方向へ移動させて、第1ストライカー35によって所定のパンチ金型ステーション23に装着されたパンチ金型Pを上方向から押圧する。これによって、所定のパンチ金型ステーション23に装着されたパンチ金型Pと、所定のダイ金型ステーション27に装着されたダイ金型Dとの協働により、ワークWに対して打ち抜き加工、成型加工等のプレス加工を行うことができる。なお、第1ストライカー35を下方向へ移動させた後に、油圧シリンダ31によって第1ストライカー35を上方向へ移動させて、元の位置に復帰させる。
ワークWに対してニブリングを行う場合には、前述のように、ワークWを加工位置に対して位置決めすると共に、上部タレット21及び下部タレット25を同期して回転させて、ニブリング用パンチ金型ステーション23n及びニブリング用ダイ金型ステーション27nを加工位置29に割り出す。次に、エアシリンダ89によって可動アダプタ93を下方向へ移動させて、固定アダプタ79に電気的に接続する。そして、一対のリニアモータ57,59によって第2ストライカー71を下方向へ移動させて、第2ストライカー71によってニブリング用パンチ金型Pnにおけるパンチヘッド53を上方向から押圧する。これによって、ニブリング用パンチ金型Pnとニブリング用ダイ金型Dnとの協働によりワークWに対して打ち抜き加工を行って、ワークWに穴を形成する。
更に、ワークWを僅かにX軸方向及び/又はY軸方向移動させつつ、一対のリニアモータ57,59によって第2ストライカー71を繰り返して上下方向へ往復移動させる。これによって、ニブリング用パンチ金型Pnとニブリング用ダイ金型Dnとの協働によりワークWに所定の形状のスリット又は切欠き等を形成することができる。
ここで、油圧シリンダ31ではなく、油圧シリンダ31のプレス能力より低い一対のリニアモータ57,59によって第2ストライカー71を上下方向へ移動させているため、油圧シリンダ31のプレス能力の大きさに拘わりなく、第2ストライカー71の移動速度を容易に速くすることができる。
従って、本発明の実施形態によれば、油圧シリンダ31のプレス能力の大きさに拘わりなく、第2ストライカー71の移動速度を容易に速くすることができるため、ワークWに対してニブリングを行う場合に、作業時間を短くして、作業能率が向上する。
(変形例)
次に、本発明の実施形態の変形例について図6及び図7を参照して簡単に説明する。
図6は、本発明の実施形態の変形例に係わるタレットパンチプレスの一部を示す平面図であって、図7は、図6におけるIV-IV線に沿った図である。
図6及び図7に示すように、複数のパンチ金型ステーション23の中にニブリング用パンチ金型ステーション23nが含まれる代わりに、上部タレット21の近傍には、支持アーム99が設けられると共に、この支持アーム99には、ニブリング用パンチ金型Pnを装着可能なニブリング用パンチ金型ステーション101が配置されている。また、複数のダイ金型ステーション27の中にニブリング用ダイ金型ステーション27nが含まれる代わりに、下部タレット23の近傍には、ニブリング用ダイ金型Dnを装着可能なニブリング用ダイ金型ステーション103が配置されている。更に、一対のリニアモータ57,59、第2ストライカー71を用いる代わりに、上部フレーム5における上部タレット3の近傍には、上下方向へ移動可能なニブリング用可動子105を備えたリニアモータ107が設けられると共に、ニブリング用可動子105の先端部(下端部)には、ニブリング用パンチ金型Pnを上方向から押圧する第2ストライカー109が設けられている。そして、本発明の実施形態に係わる変形例おいても、前述と同様の作用、効果を奏する。
なお、本発明は、前述の発明の実施形態の説明に限るものではなく、例えば、ピストンロッド33を備えた油圧シリンダ31の代わりに、クランク軸とコネクティングロッドとモータとを備えたメインプレス駆動装置を用いる等、適宜の変更を行うことにより、その他種々の態様で実施可能である。
本発明の実施形態の要部を示す断面図である。 図1におけるI-I線に沿った図である。 図1におけるII-II線に沿った図である。 本発明の実施形態に係わるタレットパンチプレスの側面図である。 図4におけるIII-III線に沿った図である。 本発明の実施形態の変形例に係わるタレットパンチプレスの一部を示す平面図である。 図6におけるIV-IV線に沿った図である。
符号の説明
P パンチ金型
Pn ニブリング用パンチ金型
D ダイ金型
Dn ニブリング用ダイ金型
W ワーク
1 タレットパンチプレス
3 プレス本体
21 上部タレット
23 パンチ金型ステーション
23n ニブリング用パンチ金型ステーション
25 下部タレット
27 ダイ金型ステーション
27n ニブリング用ダイ金型ステーション
29 加工位置
31 油圧シリンダ
33 ピストンロッド
35 第1ストライカー
57 リニアモータ
59 リニアモータ
65 可動ロッド
67 固定ブロック
71 第2ストライカー

Claims (3)

  1. プレス本体と;
    前記プレス本体の上部に回転可能に設けられ、パンチ金型を装着可能な複数のパンチ金型ステーションを周方向に沿って備え、前記複数のパンチ金型ステーションの中にニブリング用パンチ金型を装着可能なニブリング用パンチ金型ステーションが含まれてあって、回転によって所定のパンチ金型ステーションを加工位置に割り出しできるように構成された円形状の上部タレットと;
    前記プレス本体の下部に前記上部タレットに上下に対向しかつ回転可能に設けられ、ダイ金型を装着可能なダイ金型ステーションを周方向に沿って備え、前記複数のダイ金型ステーションの中にニブリング用ダイ金型を装着可能なニブリング用ダイ金型ステーションが含まれてあって、回転によって所定のダイ金型ステーションを前記加工位置に割り出しできるように構成された円形状の下部タレットと;
    前記プレス本体に設けられ、上下方向へ移動可能なメインプレス用可動子を備えたメインプレス駆動装置と;
    前記メインプレス駆動装置における前記メインプレス用可動子に連結され、前記加工位置に割り出した前記パンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型を上方向から押圧する第1ストライカーと;
    前記メインプレス駆動装置のプレス能力よりも低いプレス能力を有してあって、上下方向へ移動可能なニブリング用可動子を備えたニブリング用アクチュエータと;
    前記ニブリング用アクチュエータにおける前記ニブリング用可動子に連結され、前記加工位置に割り出した前記ニブリング用パンチステーションに装着された前記ニブリング用パンチ金型を上方向から押圧する第2ストライカーと;
    を具備したことを特徴とするタレットパンチプレス。
  2. プレス本体と;
    前記プレス本体の上部に回転可能に設けられ、パンチ金型を装着可能な複数のパンチ金型ステーションを周方向に沿って備えてあって、回転によって所定のパンチ金型ステーションを加工位置に割り出しできるように構成された円形状の上部タレットと;
    前記プレス本体の下部に前記上部タレットに上下に対向しかつ回転可能に設けられ、ダイ金型を装着可能なダイ金型ステーションを周方向に沿って備えてあって、回転によって所定のダイ金型ステーションを前記加工位置に割り出しできるように構成された円形状の下部タレットと;
    前記プレス本体に設けられ、上下方向へ移動可能なメインプレス用可動子を備えたメインプレス駆動装置と;
    前記メインプレス駆動装置における前記メインプレス用可動子に連結され、前記加工位置に割り出した前記パンチ金型ステーションに装着された前記パンチ金型を上方向から押圧する第1ストライカーと;
    前記上部タレットの近傍に配置され、ニブリング用パンチ金型を装着可能なニブリング用パンチ金型ステーションと;
    前記下部タレットの近傍に配置され、ニブリング用ダイ金型を装着可能なニブリング用ダイ金型ステーションと;
    前記メインプレス駆動装置のプレス能力よりも低いプレス能力を有してあって、上下方向へ移動可能なニブリング用可動子を備えたニブリング用アクチュエータと;
    前記ニブリング用アクチュエータにおける前記ニブリング用可動子に連結され、前記ニブリング用パンチ金型を上方向から押圧する第2ストライカーと;
    を具備したことを特徴とするタレットパンチプレス。
  3. 前記ニブリング用アクチュエータは、リニアモータであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタレットパンチプレス。
JP2004324196A 2004-11-08 2004-11-08 タレットパンチプレス Expired - Fee Related JP4547234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004324196A JP4547234B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 タレットパンチプレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004324196A JP4547234B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 タレットパンチプレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006130543A true JP2006130543A (ja) 2006-05-25
JP4547234B2 JP4547234B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=36724538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004324196A Expired - Fee Related JP4547234B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 タレットパンチプレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4547234B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013510003A (ja) * 2009-11-10 2013-03-21 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 工作機械のプレス駆動装置および加工方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05317991A (ja) * 1991-09-17 1993-12-03 Murata Mach Ltd パンチホルダ及びタレット装置
JPH07171636A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Nisshinbo Ind Inc プレス装置における高速ニブリング機構
JP2001038438A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Amada Co Ltd 製品搬出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05317991A (ja) * 1991-09-17 1993-12-03 Murata Mach Ltd パンチホルダ及びタレット装置
JPH07171636A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Nisshinbo Ind Inc プレス装置における高速ニブリング機構
JP2001038438A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Amada Co Ltd 製品搬出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013510003A (ja) * 2009-11-10 2013-03-21 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 工作機械のプレス駆動装置および加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4547234B2 (ja) 2010-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6043230B2 (ja) ナックルブラケットの製造装置及び製造方法
CN102470419A (zh) 毛刺除去方法及装置
CN102554007A (zh) 一种板料拉深渐进复合成形装置
JP2008043991A (ja) リニアモータ搭載プレス機械
CN102581113B (zh) 汽车防撞梁冲切机
JP4547234B2 (ja) タレットパンチプレス
JP2009202228A (ja) 穴あけ加工装置
CN213197913U (zh) 一种用于冲切纸浆模塑制品侧面异形孔的装置
CN112676439B (zh) 一种冲焊一体化夹持装置
CN210755478U (zh) 一种用于生产挡圈的切割装置
JP4532869B2 (ja) ミクロジョイント切断装置
JP2000351024A (ja) タレットパンチプレス
CN210651033U (zh) 一种安装孔生成模具
CN107824894B (zh) 相贯口去毛刺装置
JP3946564B2 (ja) パンチプレスによる立ち上げ、立ち下げ加工方法およびその方法に使用するパンチ金型並びにダイ金型
JP4573390B2 (ja) ワーク位置決め方法
CN211990552U (zh) 一种电动工具齿轮箱零件冲压模具
CN214078841U (zh) 电机异形轴的冲压工装
CN212527996U (zh) 自动冲孔切割设备
JP2018192486A (ja) パンチプレス及び切断加工方法
JP6330017B1 (ja) パンチ・レーザ複合加工機によるワークの加工方法及びパンチ・レーザ複合加工機
CN214162055U (zh) 汽车连接件用侧切模具
CN216884321U (zh) 一种线路板加工切料装置
CN217492569U (zh) 一种推出导向套的加工装置
KR20150062868A (ko) 프레스의 다이 쿠션 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100622

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100705

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees