JP2006127793A - 高圧放電灯点灯装置及び画像表示装置 - Google Patents

高圧放電灯点灯装置及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】始動電圧発生用のLC共振回路をスイッチング周波数の高調波に共振させる高圧放電灯点灯装置において、ランプの電極劣化を抑え、ランプを長寿命化する。
【解決手段】交互にオン・オフされるスイッチング素子Q2,Q3の接続点にインダクタL2とコンデンサC2の直列共振回路を接続し、高圧放電ランプDLとパルストランスPTの2次巻線の直列回路をコンデンサC2と並列に接続し、インダクタL2とコンデンサC2の共振周波数はスイッチング素子Q2,Q3の始動時の駆動周波数の2倍以上高い周波数とし、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きが略一定となるようにスイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数を設定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧放電灯点灯装置、特に高圧放電灯の長寿命化が図れる高圧放電灯点灯装置、および本高圧放電灯点灯装置を用いた投影形の高精細度テレビジョン(HDTV)システムやビデオプロジェクタ等に使用される投影形の画像表示装置に関するものである。
(従来例1)
図13は従来の放電灯点灯装置(特開2003−217888号)の回路図である。以下、その回路構成について説明する。直流電源Eの正極はスイッチング素子Q1とインダクタL1を介して平滑用コンデンサC1の正極に接続されている。コンデンサC1の負極は電流検出用の小抵抗R3を介して直流電源Eの負極に接続されている。直流電源Eの負極はグランドラインに接続されている。スイッチング素子Q1とインダクタL1の接続点には回生電流通電用のダイオードD1のカソードが接続されており、ダイオードD1のアノードは直流電源Eの負極に接続されている。スイッチング素子Q1とインダクタL1およびダイオードD1は降圧チョッパ回路1を構成しており、スイッチング素子Q1が高周波で断続的にオンオフ駆動されることにより、直流電源Eの電圧VE を降圧した電圧が平滑用コンデンサC1に充電される。
平滑用コンデンサC1の電圧VC1は、抵抗R1,R2の直列回路により分圧されて、ランプ電圧Vlaの検出値として乗算回路6の第1の入力となる。また、電流検出用の抵抗R3の両端に生じる電圧は、オペアンプOP1と抵抗R4,R5よりなる増幅器を介してランプ電流Ilaの検出値として乗算回路6の第2の入力となる。乗算回路6は第1の入力と第2の入力を乗算することによりランプ電力を演算し、レギュレータ制御回路7に入力する。ここで、乗算回路6は例えばNJM4200(新日本無線製)を用いた一般的な乗算回路用ICよりなる。また、レギュレータ制御回路7は例えばμPC1094(NEC製)を用いた一般的なPWM制御用ICよりなる。定常点灯時においてはレギュレータ制御回路7は乗算回路6のランプ電力が目標値となるようにスイッチング素子Q1のオンオフを制御する。具体的にはスイッチング素子Q1のオンデューティ(1周期に占めるオン期間の割合)や動作周波数を制御するものである。
平滑用コンデンサC1の両端には、フルブリッジ回路よりなる極性反転回路2が接続されている。極性反転回路2では、スイッチング素子Q2,Q3の直列回路とスイッチング素子Q4,Q5の直列回路が平滑用コンデンサC1の両端に並列に接続されている。スイッチング素子Q2,Q3の接続点とスイッチング素子Q4,Q5の接続点の間には、インダクタL2を介してHIDランプ等の高圧放電ランプDLが接続されており、高圧放電ランプDLの両端にはイグナイタ回路5を介してコンデンサC2が並列接続されている。インダクタL2とコンデンサC2はLC直列共振回路4を構成している。
スイッチング素子Q2,Q3はドライバ回路9からの駆動信号によりオンオフ制御されており、また、スイッチング素子Q4,Q5はドライバ回路10からの駆動信号によりオンオフ制御されている。ドライバ回路9,10は例えばIR2111(IR社)のようなドライバ用ICで構成されており、低圧側のスイッチング素子と高圧側のスイッチング素子を同時にオンしないように駆動するものである。フルブリッジ制御回路8はドライバ回路9,10を制御して、スイッチング素子Q2,Q5のペアが同時にオンする第1の状態と、スイッチング素子Q3,Q4のペアが同時にオンする第2の状態とを高周波または低周波で交番させるものである。なお、直流動作をさせる場合には、前記第1または第2のいずれかの状態を維持するものである。
次に、過出力制御回路3は、平滑用コンデンサC1の電圧VC1を抵抗R6,R7により分圧し、コンパレータCOMP1により基準電圧と比較している。分圧用の抵抗R7にはトランジスタTr1を介して抵抗R10が並列接続されており、トランジスタTr1がタイマ回路11の出力によりオンされると、分圧比が変更される。コンパレータCOMP1の基準電圧は制御電源電圧Vccを抵抗R8,R9により分圧したものである。コンパレータCOMP1の−側入力端子に印加される検出電圧が+側入力端子に印加された基準電圧よりも高くなると、コンパレータCOMP1の出力はLowレベルとなり、この出力を受けてレギュレータ制御回路7はスイッチング素子Q1を間欠動作もしくはオンデューティを狭くするように制御し、コンデンサC1の充電を抑制する。これにより、コンデンサC1の電圧VC1の上限値は、トランジスタTr1のオン、オフに応じてそれぞれ異なる電圧V1、V2に制限される。なお、トランジスタTr1と抵抗R10の直列回路を抵抗R7に代えて抵抗R9に並列に接続する構成としても良く、その場合には、トランジスタTr1のオン、オフと所定電圧V1、V2の大小関係は図13の回路とは逆になる。
なお、放電ランプDLの種類によっては、コンデンサC2の共振電圧よりも更に高い始動電圧が必要なランプもあり、このために、放電ランプDLと直列的に高圧パルス電圧を発生させるためのイグナイタ回路5を設けている。また、極性反転回路2を構成するブリッジ回路は4つのスイッチング素子を用いるフルブリッジ回路に限らず、2つのスイッチング素子の直列回路と2つのコンデンサの直列回路を並列接続して成るハーフブリッジ回路を用いても良い。
図14は図13の回路の動作説明のための波形図であり、フルブリッジ制御回路8による極性反転のための制御信号と、コンデンサC1に得られるチョッパー出力電圧VC1と、放電ランプDLに流れるランプ電流の関係を示している。図14は始動過程の動作を示しており、放電灯点灯装置に点灯信号が入力されると、チョッパー出力電圧VC1が所定の電圧V1に立ち上がり、極性反転回路2は一定時間は周波数fAで高周波動作を継続し、その一定時間が経過すると、周波数fCでの低周波矩形波動作に切り替わる。
この従来例1では、過出力制御回路3にタイマ回路11を設けてあり、極性反転回路2が高周波動作を開始し始めた時点からタイマ回路11により所定の時間を計測し、所定の時間に達したらトランジスタTr1のオン/オフを切り替えて、過出力設定電圧を高い電圧V1から低い電圧V2に切り替えるものである。このチョッパー出力電圧VC1をV1からV2へ低下させるタイミングは、放電ランプDLの始動過程において、点灯後に極性反転回路2が一定期間高周波動作をし、直流もしくは低周波動作へ切り替わるよりも前の所定のタイミングとする。これにより、極性反転回路2が高周波動作から直流もしくは低周波矩形波動作へ切り替わる前の所定のタイミングで、降圧チョッパー1の出力電圧VC1を低下させる。その低下させる度合は、図14のA部で流れるランプ電流が、放電ランプDLで許容される過電流(突入電流)以下となるようにする。
図14の例では、チョッパー出力電圧VC1が所定の電圧V1で、極性反転回路2が周波数fAで高周波動作をしているときに放電ランプDLが点灯し、ランプ電流がピーク値Ila1で流れ始めて、その後、チョッパー出力電圧VC1がV1からV2へ低下すると、ランプ電流のピーク値はIla3に低下する。そして、極性反転回路2が低周波矩形波動作に切り替わると、ランプ電流Ila2、ランプ電圧Vlaとなり、点灯を維持する。極性反転回路2が高周波動作から直流もしくは低周波矩形波動作へ移行した後、放電ランプDLが点灯しなかった場合は、再度、図13の高周波動作から低周波(直流)動作に移行するサイクルをやり直す。その際、タイマ回路11もリセットし、時間を計測し直す。
以上のように、この従来例1では、イグナイタ回路5により高圧パルス電圧が発生され、ランプDLが放電を開始すると、ランプDLのインピーダンスは急激に低下し、図14に示すような三角波状の電流がランプDLに流れる。その後、所定の時間経過後に過出力制御回路3により降圧チョッパ1の出力電圧をV1からV2へ低下させてランプ電流を減少させる。さらに、極性反転回路2を高周波動作から低周波動作へ切り替え、点灯を維持、制御する。定常点灯時は制御回路7は乗算回路6のランプ電力が目標値となるようにスイッチング素子Q1のオン・オフを制御する。
しかし、ランプDLが放電を開始する前はスイッチング素子Q2〜Q5の高周波動作により、インダクタL2とコンデンサC2は直列共振し、共振電流が流れる。通常この共振を利用してイグナイタ回路5の内蔵コンデンサ(図5のCi参照)を充電し、高圧パルスを発生させているが、そのためには数100V以上の高い共振電圧を発生させる必要があり、共振電流は5A以上の高い電流が流れる。
そのためインダクタL2は、高い共振電流を流しても磁気飽和せず、温度上昇も抑えるように大型の形状になってしまい、価格も高価になってしまう。数100kHzの周波数でスイッチング素子Q2〜Q5をスイッチングすれば、共振電圧は確保しつつ共振電流を抑制することはできるが、スイッチング損失が大幅に増加するため、スイッチング素子やドライバ回路の発熱が増えるため現実は困難である。
(従来例2)
そこで、特開2004−146300号では、極性反転回路のスイッチング素子Q2,Q3の接続点に接続されたインダクタL2とコンデンサC2の共振回路を、スイッチング素子Q2,Q3のスイッチング周波数の3倍の高調波成分に対して共振させることにより、インダクタL2とコンデンサC2の共振周波数を高め、インダクタL2の共振電流を下げることを可能とし、インダクタL2の小型化を実現している(図15、図16)。
図15は特開2004−146300号の放電灯点灯装置の回路図である。図中、ACは交流電源、12は昇圧チョッパ回路、13は点灯回路、14は制御回路、15は共振回路、16は力率改善制御回路である。交流電源ACには、ノイズフィルター回路と電路保護素子を介してダイオードブリッジDBの交流入力端が接続されている。ダイオードブリッジDBの直流出力の高圧側にはインダクタL0の一端が接続されている。ダイオードブリッジDBの直流出力の低圧側とインダクタL0の他端との間にはスイッチング素子Q0が接続されている。インダクタL0とスイッチング素子Q0の接続点にはダイオードD0のアノード側が接続されており、ダイオードD0のカソード側とグランド間にはコンデンサC0が接続されている。力率改善制御回路16は、ダイオードブリッジDBから出力される全波整流波形に合わせて昇圧チョッパ回路12のスイッチング素子Q0をON/OFF制御することで、インダクタL0に流れる三角電流波形のピークが全波整流波形を辿るようにPWM信号を送る制御回路である。
点灯回路13は昇圧チョッパ回路12から供給される直流電源を交流に変換してランプDLに供給するために、スイッチング素子Q2〜Q5によりフルブリッジ回路を形成している。スイッチング素子Q2とQ4の各一端が直流電源の高電位側に接続されており、スイッチング素子Q2の他端とスイッチング素子Q3の一端が直列に接続され、スイッチング素子Q4の他端とスイッチング素子Q5の一端が直列に接続されており、スイッチング素子Q3とQ5の各他端がグランドに接続されている。負荷電流を制限するために、スイッチング素子Q4,Q5の接続点とランプDLとの間にインダクタL1が直列に接続されており、負荷電流のリップル成分を除去するためランプDLと並列にコンデンサC1が接続されている。点灯回路13のランプDLは高圧放電灯である。
制御回路14は点灯回路13を構成するスイッチング素子Q2〜Q5を所望の動作に制御するものであり、制御用IC40と駆動回路41,42を備えている。制御用IC40は例えばマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと呼ぶ)で構成されている。駆動回路41,42はマイコンの出力信号によりスイッチング素子Q2〜Q5を駆動するドライバICよりなる。
共振回路15は、ランプDLを始動するための共振電圧を発生するために、前記スイッチング素子Q2とQ3の接続点とランプDLの間に直列に接続されたインダクタL2と、インダクタL2の巻線の一部に一端を接続されたコンデンサC2と、コンデンサC2の他端に直列に接続された抵抗Roとからなる。なお、ダイオードD5,D2は共振回路15に流れる共振電流が電流検出抵抗R3には流れないようにバイパスさせている。
以下、図15の高圧放電灯点灯装置の動作について説明する。まず、高圧放電灯を始動するには、ランプDLの電極間に高電圧を印加して、電極間の絶縁を破壊する必要がある。この放電灯点灯装置においては、インダクタL2とコンデンサC2の共振周波数fo(≒360KHz)の1/3の周波数120KHzで図16のようにスイッチング素子Q2とQ5のペアとスイッチング素子Q3とQ4のペアを交互に夫々略50%のデューティーでオン・オフする。この動作(動作Aとする)をマイコンで設定された回数(50回)繰り返す。そして、動作Aを50回実施した後、ランプの発熱を下げるため、800μsecの間、電圧印加を停止する。次に、この800μsecの経過後、再び動作Aを繰り返す。この動作Aと800μsecの休止動作の組み合わせ(動作Bとする)を20秒間繰り返した後、ランプの発熱を下げるため、2分間、電圧印加を停止する。次に、この2分間の休止後、再び動作Bを繰り返す。この動作Bと2分間の休止動作の組み合わせ(動作Cとする)を30分間繰り返してもランプが点灯しない場合は、回路が動作を停止する。
以下、高電圧印加中にランプが絶縁破壊して、点灯モードへ移行した場合を説明する。上述の動作Aにより、インダクタL2の1次巻線N1とコンデンサC2の接続点にはグランドGNDに対して数KVの共振電圧が発生し、インダクタL2の2次巻線N2を介してN1:N2の巻数比分、昇圧された共振電圧がランプDLに印加され、ランプDLが始動する。このとき、図15で示すインダクタL1の2次巻線からダイオードD3,D4により全波整流された電圧を検出することで、ランプDLの始動を検出し、次の点灯モードへ移行するものである。
ランプDLの絶縁破壊後、制御回路14はスイッチング素子Q2〜Q5のスイッチングモードを切り替える。その動作を以下説明する。
A)制御回路14は、スイッチング素子Q3とQ4のペアをオフ状態、スイッチング素子Q2とQ5のペアをオン状態にして、ランプ電流IDLが所望の電流値に到達するのを電流検出抵抗R3で電圧に変換して検出した後、スイッチング素子Q5をオフする。ランプ電流IDLが0になるゼロクロス点を検出し、スイッチング素子Q5を再びオンし、再度同じ動作を繰り返して、三角波状のランプ電流IDLを流す。
B)制御回路14は次に、スイッチング素子Q2とQ5のペアをオフ状態、スイッチング素子Q3とQ4のペアをオン状態にして、A)の動作に対して逆向きのランプ電流IDLを流す。ランプ電流IDLが所望の電流値に到達するのを電流検出抵抗R3で電圧に変換して検出した後、スイッチング素子Q4をオフする。ランプ電流IDLが0になるゼロクロス点を検出し、スイッチング素子Q4を再びオンし、再度同じ動作を繰り返して、三角波状のランプ電流IDLを流す。
制御回路14は前記A)、B)の動作を100Hz〜200Hzの周波数で交番させて、ランプDLに安定した電力を供給する。出力電力はランプ電力Wlaとランプ電圧Vlaの特性図にもとづいてマイコンにより制御される。
以上の高圧放電灯点灯装置により、従来なかなか飛躍的な小型化のできなかったインダクタンス部品を小型化でき、かつ、始動用高電圧発生のために高調波成分に対して共振させていることによりスイッチング周波数を上げなくて済むので、スイッチングロスも増えることなく、更にはランプ絶縁破壊に必要な高電圧も従来と同レベルを維持することができる。
特開2003−217888号公報 特開2004−146300号公報
図13に示した従来例1の放電灯点灯装置において、図15に示した従来例2のように、インダクタL2とコンデンサC2から成る共振回路を、スイッチング素子Q2,Q3のスイッチング周波数の高次の高調波成分に対して共振させると、ランプ放電後は三角波状のランプ電流波形(基本波)にその共振による共振電流(高調波)が重畳されることになる。その結果、駆動周波数の周期のランプ電流の極性が交番する前後でランプ電流のdi/dtが頻繁に極性を反転させたり、著しく小さくなる場合がある。
これを図18により説明する。図18(a),(b),(c)は、駆動周波数がランプが点灯したときのインダクタL2とコンデンサC2とパルストランスPTの2次巻線インダクタンス成分Lt、ランプインピーダンス(等価的には抵抗Z)から成る合成インピーダンスの共振周波数fxのそれぞれ1/6の場合、1/4の場合、1/5の場合のランプ電流を示している。図中、太線で示した三角波は、スイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数の周期の三角波であり、ランプ電流の基本波である。これに6倍波、4倍波、5倍波の高調波が重畳した波形が図18(a),(b),(c)である。
そのランプ電流が交番する時のdi/dtに着目すると、6倍波が重畳された図18(a)ではランプ電流が交番する前後のdi/dtが略一定である。つまり、図18(a)の場合、ランプ電流が交番する前後のランプ電流の傾きdi/dtは、「正→正」のままで殆ど変化はしない。一方、4倍波が重畳された図18(b)の場合、ランプ電流が交番する前後のランプ電流の傾きdi/dtは、「正(大)→正(小)→正(小)→正(大)」のように変化する。また、5倍波が重畳された図18(c)の場合、ランプ電流が交番する前後のランプ電流の傾きdi/dtは、「正→負→正」のように変化する。
ランプの電極が十分暖まる前に図18(b)または(c)のようなランプ電流が流れると、ランプには一方向しか電流が流れない半波放電状態になり、たとえ電流が流れる場合でも双方向で電流が流れる場合とは実効値が異なることになる。高周波始動では、この高周波電流によりランプの電極を暖め、交流点灯のランプではその後の低周波動作に移行するが、ランプ電流が半波放電状態になると、電極の暖めの度合いが不均衡になり、低周波動作に移行しても暫く半波放電動作を継続したり、極性反転時に高い再点弧電圧を必要として電極に著しいストレスを与え、ランプの短寿命化を引き起こす。
本発明は上記のような従来技術の問題点を解決しようとするものであり、ランプの電極劣化を抑え、ランプの長寿命化を実現することを目的とする。
本発明にあっては、上記の課題を解決するために、図1に示すように、直流電源(コンデンサC1)の両端に接続された一対のスイッチング素子Q2,Q3の直列回路と、前記スイッチング素子Q2,Q3の接続点に一端を接続されたインダクタL2と、前記インダクタL2の他端に一端を接続されたコンデンサC2と、高圧放電ランプDLと直列に接続される2次巻線を備えるパルストランスPTと、前記コンデンサC2と並列に接続されて始動時に前記パルストランスPTの1次巻線にパルス電圧を発生せしめるパルス電圧発生回路50と、ランプ始動時に前記一対のスイッチング素子Q2,Q3を交互にオン・オフ駆動する制御回路8aとを備え、高圧放電ランプDLとパルストランスPTの2次巻線の直列回路は前記コンデンサC2と並列に接続されており、前記インダクタL2とコンデンサC2の共振周波数はスイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数の2倍以上高い周波数であって、図2に示すように、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtが略一定となるようにスイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数を設定したことを特徴とするものである。
本発明によれば、ランプを始動させるためのインダクタとコンデンサの共振周波数は、ランプ始動時の駆動周波数の2倍以上高い周波数としたので、共振用インダクタを小型化でき、放電灯点灯装置を安価にできると共に、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtが略一定となるように制御しているから、ランプ電流が半波放電状態になるのを防ぎ、ランプの寿命を長くできるという効果がある。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る高圧放電灯点灯装置の回路図である。直流電源Eに降圧チョッパ回路1が接続され、降圧チョッパ回路1の出力に、一対のスイッチング素子Q2、Q3の直列回路と、コンデンサC4、C5の直列回路が並列的に接続されている。スイッチング素子Q2とQ3の接続点に、インダクタL2の一端が接続されており、このインダクタL2の他端に一端を直列に接続されたコンデンサC2を備えている。コンデンサC2と並列に、パルストランスPTとパルス電圧発生回路50とを備えたランプ始動用イグナイタ回路5と高圧放電ランプDLが接続されている。コンデンサC2とランプDLはコンデンサC4、C5の接続点側に接続されている。
降圧チョッパ回路1は、スイッチング素子Q1とインダクタL1とダイオードD1、平滑用コンデンサC1を備えている。制御回路7によりスイッチング素子Q1が高周波で断続的にオン・オフ駆動されることにより、直流電源Eの電圧を降圧した電圧がコンデンサC1に充電される。
制御回路8aは、スイッチング素子Q2、Q3のオン・オフ制御を行う。ランプDLが放電を開始する前、制御回路8aは、インダクタL2とコンデンサC2の共振が発生するよう、図16に示すように、デューティが略50%の高周波電圧をスイッチング素子Q2、Q3に印加して駆動する。この高周波の周波数は、インダクタL2とコンデンサC2の共振周波数foのおよそ1/3である。これによりインダクタL2とコンデンサC2の共振の振幅を増幅することができ、インダクタL2とコンデンサC2の接続点に発生する共振電圧によりパルス電圧発生回路50でパルス電圧を発生させ、パルストランスPTでランプDLに高電圧を印加してランプDLを放電させる。
ランプDLが放電を開始すると、インダクタL2とコンデンサC2とパルストランスPTの2次巻線インダクタンス成分Lt、ランプインピーダンスZ(等価的には抵抗Z)から成る合成インピーダンスで決まる電流がランプDLに流れる。
ここで、インダクタL2とコンデンサC2とパルストランスPTの2次巻線インダクタンス成分Lt、ランプインピーダンス(等価的には抵抗Z)から成る合成インピーダンスの共振周波数fxが、インダクタL2とコンデンサC2の共振周波数foの2倍になるように設計した場合において、スイッチング素子Q2、Q3がインダクタL2とコンデンサC2の共振周波数foのおよそ1/3の高周波で駆動されたときのランプ電流は、スイッチング周波数の基本波に6倍波の高調波が重畳されて、図2に示すような波形になる。
このように、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtが略一定となるように制御すると、ランプ電流は半波にならずに済み、放電開始直後に半波放電になっていたとしても速やかに交流波形に移行することができるので、ランプの電極を均等に加熱することができ、ランプの電極劣化を抑制し、その長寿命化が可能になる。
所定の期間、スイッチング素子Q2とQ3が高周波で駆動された後、制御回路8aは1kHz以下の低周波電圧でスイッチング素子Q2、Q3を駆動し、ランプ電流が略矩形波になるように制御する。降圧チョッパ回路1は、ハーフブリッジ回路が低周波動作を開始すると、ランプ電力が目標値となるようにスイッチング素子Q1をオン・オフ制御する。
この実施形態では、スイッチング素子Q2、Q3を駆動する高周波の周波数が、インダクタL2とコンデンサC2の共振周波数foの約1/3に設定されているので、インダクタL2のインダクタンス値を小さくすることができ、その小型化が可能となる。
図1において、直流電源Eは交流電圧を整流したAC−DC変換回路でもよい。スイッチング素子Q2,Q3は、ボディダイオードを内蔵したFETを用いているが、バイポーラトランジスタと回生用の逆方向ダイオードの並列回路で構成してもよい。
また、ランプDLと直列にノイズ対策用インダクタ等の他の部品が接続されていても良い。その場合、ノイズ対策用インダクタ等の他の部品を含めたスイッチング素子Q2、Q3の接続点と、コンデンサC4、C5の接続点間の合成インピーダンスの共振周波数をfxとする。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2の実施形態に係る高圧放電灯点灯装置の回路図である。本実施形態では、商用交流電源ACからダイオードブリッジDBを通して全波整流し、昇圧チョッパ回路12で所定の電圧に昇圧する。昇圧チョッパ回路12は、インダクタL0、スイッチング素子Q0、ダイオードD0、コンデンサC0で構成されている。制御回路16は、入力電流波形が正弦波になるようにスイッチング素子Q0のオン・オフ制御を行い、高い入力力率が得られる。
降圧チョッパ回路1は、第1の実施形態の場合と同様に動作するので、重複する説明は省略する。降圧チョッパ回路1の出力には、スイッチング素子Q2〜Q5で構成されたフルブリッジ回路2が接続されており、スイッチング素子Q2とQ3の接続点とスイッチング素子Q4とQ5の接続点の間に、第1の実施形態のハーフブリッジ回路と同様に、インダクタL2、コンデンサC2、パルストランスPT、ランプDLが接続されている。
制御回路8は、スイッチング素子Q2とQ5のペアが同時にオンする第1の状態と、スイッチング素子Q3とQ4のペアが同時にオンする第2の状態とを高周波または低周波で交番させるものであり、第1の実施形態と同様の周波数でスイッチング素子Q2〜Q5を制御することでランプDLが放電を開始した後、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtを略一定にすることができる。
第1または第2の実施形態において、ランプDLが放電を開始し、ランプDLに高周波電流が流れるときのハーフブリッジ回路またはフルブリッジ回路のスイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数は、ランプDLに高周波電流が流れるときのインダクタL2とコンデンサC2とパルストランスPTの2次巻線インダクタンス成分Lt、ランプインピーダンス(等価的には抵抗Z)から成る合成インピーダンスの共振周波数fxの1/(2n+1)倍(nは自然数)でない周波数とする。
図4は駆動周波数が共振周波数fxの1/5倍の場合のランプ電流波形であるが、この波形図のように、駆動周波数の周期の三角波のランプ電流(基本波)の極性が反転する前後でdi/dtが正→負→正と変化する場合、ランプ電流が交番後のエネルギーが小さいため、ランプ電極からの電子の放出が継続せず、半波放電になりやすい。
第1または第2の実施形態において、ランプDLが放電を開始し、ランプDLに高周波電流が流れるときのハーフブリッジ回路またはフルブリッジ回路のスイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数は、ランプDLに高周波電流が流れるときのインダクタL2とコンデンサC2とパルストランスPTの2次巻線インダクタンス成分Lt、ランプインピーダンス(等価的には抵抗Z)から成る合成インピーダンスの共振周波数fxの1/5倍〜1/7倍の周波数とすると、ランプ電流は図2に示すようなランプ電流が交番する前後でdi/dtが略一定になり、ランプ電流は半波にならずに済み、放電開始直後に半波放電になっていたとしても速やかに交流波形に移行することができる。最も効果が高い駆動周波数は、共振周波数fxの1/6倍の周波数である。
また、駆動周波数を共振周波数fxの1/11倍〜1/13倍、あるいは1/17倍〜1/19倍とした場合も上記と同様にランプ電流が交番する前後でdi/dtが略一定になる。これらの場合の最も効果が高い周波数は、それぞれ1/12倍、1/18倍である。これらの周波数でスイッチング素子Q2,Q3を駆動すると、ランプ電流の半波状態を防止でき、あるいはランプDLが放電直後に半波放電状態になっても速やかに交流波形に移行することができる。
駆動周波数の次数が1/20倍以下の場合にも同様の効果があることが分かっているが、周波数がより低周波になるので、ランプの電極を劣化させる程にランプ電流の実効値が大きくなり過ぎるので、実用的でない。
このように、ランプが始動し高周波電流が流れる時のスイッチング素子の駆動周波数は、ランプが点灯したときのインダクタL2、パルストランスPTのインダクタンス成分Lt、コンデンサC2の共振周波数fxの1/20倍より高い周波数であるので、共振用インダクタL2の小型化を顕著に行うことができるという効果がある。
(第3実施形態)
図5は本発明の第3の実施形態に係る高圧放電灯点灯装置の回路図であり、交流電源AC、ダイオードブリッジDB、昇圧チョッパ回路12、降圧チョッパ回路1は実施形態2と同様である。図6は動作説明のための波形図である。図5、図6を用いて動作を説明する。
この実施形態では、ランプDLが低周波の矩形波点灯する前の高周波期間にスイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数を2つにして放電灯点灯装置が動作を開始した後、一定時間経過後(t1)に高周波の周波数を切り替えて、さらにその後、低周波に切り替える(t2)。これは、パルストランスPTで高電圧を発生させてランプDLを放電させるための周波数fAと、ランプDLが点灯した後ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtが略一定になる周波数fBが一致しない場合に特に有効である。
図5では、まず、スイッチング素子Q2とQ5、Q3とQ4を周波数fAで駆動する。この周波数fAは、インダクタL2とコンデンサC2の共振周波数foの約1/3の周波数で、この結果、インダクタL2とコンデンサC2の接続点の共振は大きくなり、降圧チョッパ回路1の出力電圧Vc1の数倍以上の電圧を発生させることができる。この高い電圧を利用してダイオードDi、抵抗Riを介してコンデンサCiを充電する。コンデンサCiが一定の電圧に充電されると、放電ギャップSGが導通してコンデンサCiのエネルギーがパルストランスPTの1次巻線に印加されて、パルストランスPTの2次巻線に高電圧を発生させてランプDLを放電させる。放電ギャップSGのブレークダウン電圧は通常500V以上で、降圧チョッパ回路1の出力電圧Vc1より高いため、インダクタL2とコンデンサC2の共振を用いなければ放電ギャップSGを導通させることはできない。スイッチング素子Q2,Q3の周波数fAでの駆動は、点灯装置が高周波動作を開始して時間t1まで継続させる。この期間でランプDLの放電を開始させる。
ランプDLが放電を開始すると、ランプDLに電流が流れ始めるが、駆動周波数fAがインダクタL2、コンデンサC2、パルストランスPTの2次巻線インダクタンス成分Lt、ランプインピーダンスZからなる合成インピーダンスの共振周波数の奇数分の一等の、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtが略一定になる条件を満たさない場合、点灯直後は半波放電になりやすい。ランプDLの電極の温度により時間t1まではランプ電流が半波放電状態になったり、途中から次第に全波放電状態に移行したりする(図6参照)。
点灯装置の動作開始後、時間t1になると、スイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数はfAからfBに切り替わる。この周波数fBは、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtが略一定になる周波数である。これにより時間t1までランプ電流が半波放電状態であっても全波放電状態に移行することができる。時間がt2になると、駆動周波数は数百Hzという低周波fCに切り替わり、ランプDLに矩形波の電流が流れる。
このように、スイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数は複数の周波数fA,fBを切り替えて制御するので、高圧パルス発生の条件(fA)と高周波電流によりランプ電極を暖める条件(fB)をそれぞれ最適に設定することができるので、設計の自由度を増すことができる。また、許容差の大きな部品を使用することができるので、点灯装置を安価にすることができる。
図5の制御回路8として、マイコンを用いてフルブリッジ駆動周波数制御を行う場合は次のように制御する。まず、駆動周波数の高周波(数十kHz〜数百kHz)は時間に換算すると半周期が数μs〜数十μs程度となる。これは非常に短い時間のため、汎用のマイコン(例えば、ルネサス製M37540M4)を用いる場合、内蔵されているタイマを用いることは時間的に難しい。そこで、所望の時間(=総サイクル数/クロック周波数)となるように命令コードを複数記述するのが現実的な方法である。
また、駆動周波数の低周波(数Hz〜数kHz)は、時間に換算すると半周期が数百μs以上のため、マイコン内蔵のタイマでも容易に時間がカウントできる。
図6のフルブリッジ駆動周波数制御をマイコンを用いて実現する場合、その制御フローは図7のようになる。
まず、高周波fAの動作が継続している時間を計測するためのカウンタの値をリセットする(S10)。次に所望の周波数fAになるように、スイッチング素子Q2〜Q5のON/OFF時間を設定する(S11A,S11B)。具体的には、ステップS11Aでは、スイッチング素子Q2,Q5をON(制御信号をHighレベル)とし、スイッチング素子Q3,Q4をOFF(制御信号をLowレベル)とする命令を実行する。時間調整のために必要であれば、同じ命令を複数回実行するかNOP命令を必要な回数実行する。これにより、スイッチング素子Q2,Q5がON、スイッチング素子Q3,Q4がOFFである時間が決まる。次に、ステップS11Bではスイッチング素子Q2,Q5をOFF、スイッチング素子Q3,Q4をONとする命令を実行する。時間調整のために必要であれば、同じ命令を複数回実行するかNOP命令を必要な回数実行する。その後、時間計測用のカウンタをインクリメントする(S12)。そして、カウンタの値を設定値と比較する(S13)。カウンタの値が設定値以上の場合は、高周波fAの期間は終了となる。設定値未満の場合は、時間t1が経過していないので、ステップS11Aに戻って、高周波fAの動作を継続する。スイッチング素子Q2,Q5がOFF、スイッチング素子Q3,Q4がONである時間は、ステップS11B→S12→S13の実行時間の総和で決まる。
ここで、高周波fAの動作が継続する時間=所望の周波数fAの1周期にかかる時間×カウンタ回数であるので、高周波fAの動作が継続する時間は、カウンタの回数(S13の設定値)を設定することで決定できる。
次に、高周波fBの動作については高周波fAの動作と同様のフロー(S14〜S17)により駆動制御を行うことで、スイッチング素子Q2〜Q5のON/OFF時間を設定する。ここでは、fB<fAである(図6参照)ので、S15Aの実行サイクルはS11Aの実行サイクルよりも長くなるように、また、S15Bの実行サイクルはS11Bの実行サイクルよりも長くなるように、命令語が記述される。つまり、同じ命令を複数回実行するかNOP命令を必要な回数実行する。
ここでも、高周波fBの動作が継続する時間=所望の周波数fBの1周期にかかる時間×カウンタ回数であるので、高周波fBの動作が継続する時間は、カウンタの回数(S17の設定値)を設定することで決定できる。
低周波fCの動作については、時間的に余裕があるため、マイコン内蔵のタイマを用いて時間をカウントする。まず、タイマをスタートさせる(S18)。その後、タイマの値を設定値と比較する(S19)。タイマの値が設定時間になると、フルブリッジの駆動信号のH/Lを交互に入れ替える(S20)。つまり、スイッチング素子Q2,Q5がON(制御信号がHighレベル)、スイッチング素子Q3,Q4がOFF(制御信号がLowレベル)である第1の状態と、スイッチング素子Q2,Q5がOFF(制御信号がLowレベル)、スイッチング素子Q3,Q4がON(制御信号がHighレベル)である第2の状態とを交互に入れ替える。その後、タイマ値をリセットし(S21)、タイマ値の判別に戻る(S19)。タイマの設定値は、所望の低周波fCの半周期の時間に設定することで、図6に示すように、低周波動作時の正負の各期間を同時間に設定できる。
図6のt1〜t2の期間でランプの2つの電極をほぼ均等に加熱することで、その後の低周波の矩形波点灯に移行したときに、ランプ電流が交番するときの再点弧電圧を下げることができ、電極の劣化を抑えることができる。
なお、パルス電圧発生回路は、図5に例示した回路に限定されるものではないが、これを図1または図3のパルス電圧発生回路50として用いても良い。
(第4実施形態)
図8は本発明の第4の実施形態の動作説明のための波形図である。回路構成は図5と同様である。本実施形態では、高周波駆動期間の周波数fAをfA1からfA2の間でスイープさせ、この動作を所定の回数行う。
図8のフルブリッジ駆動周波数制御をマイコンを用いて実現する場合、その制御フローは図9のようになる。おおまかなフローの説明は、図7の場合と同様である。
高周波fAの周波数を複数段階に設定することで(S11−1A,S11−1B,…,S11−2A,S11−2B)、所望の周波数で高周波スイープをさせることができる。開始周波数fA1を決めるステップ11−1A,S11−1Bと、終了周波数fA2を決めるステップS11−2A,S11−2Bとの間に挿入されたステップS11−1.nA,S11−1.nB(n=1,2,…,8)の命令の実行に要する時間は、それぞれS11−1.mA,S11−1.mB(m=n+1)の命令の実行に要する時間よりも短く、開始周波数fA1から終了周波数fA2に向けて連続的に周波数がスイープされる。これによりインダクタL2とコンデンサC2の共振周波数がばらついても共振のピーク付近では確実に所定の電圧を得ることができ、確実に放電ギャップSGをブレークダウンさせることができる。
LC共振の周波数は、部品のばらつきや温度特性によりばらつくので、特定の周波数で共振させて所定の電圧を得るには、部品のばらつきを数パーセント以内に抑える必要があり、コストアップになるが、本実施形態のように、周波数をスイープさせることで、ばらつきの大きな部品でも所定の共振電圧を得ることができる。
(第5実施形態)
図10は本発明の第5の実施形態の動作説明のための波形図である。回路構成は図5と同様である。本実施形態では、高周波駆動期間の周波数fBをfB1からfB2に切り替える。fB1、fB2は、共にランプが点灯した後、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtが略一定になる周波数であり、fB2はfB1より低周波である。
このように、ランプDLが始動し、高周波電流が流れる時のスイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数は、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtが略一定である複数の周波数fB1,fB2を切り替えて制御するので、ランプ放電直後の電流値と、その後の電流が交番する前後でランプ電流の傾きdi/dtが略一定である高周波電流の実効値の差が大きい場合に、周波数の切り替わる時の電流の変化を小さくすることができる。
図10のフルブリッジ駆動周波数の制御をマイコンを用いて実現する場合、おおまかなフローは、図7や図9の場合と同様であり、高周波fBの周波数設定のルーチンを少なくとも2段階持たせればよい。
この結果、高周波駆動期間t1〜t2の間で、ランプ電流が半波にならず、しかも実効値を段階的に変えることができる。
(第6実施形態)
図11は本発明の第6の実施形態の回路構成であり、図12は動作説明のための波形図である。降圧チョッパ回路1の平滑用コンデンサC1の電圧を抵抗R6とR7、R10により分圧して、出力電圧Vc1の検出値として乗算回路6に入力される。また、電流検出用抵抗R3の両端に生じる電圧を、オペアンプOP1と抵抗R4、R5よりなる増幅器を介して降圧チョッパ回路1を流れる電流の検出値として乗算回路6に入力される。乗算回路6は出力電圧と電流の検出値を乗算することにより出力電力を演算し、スイッチング素子Q1の制御回路7に入力する。
タイマー回路11は、制御回路8とトランジスタTr1に接続されている。制御回路8からタイマー回路11へは極性反転回路2が高周波動作を開始すると信号が入力され、規定の時間t1までトランジスタTr1をオンし、抵抗R10を短絡する。t1時間経過するとタイマー回路11からトランジスタTr1への駆動電流はオフされ、抵抗R7とR10の直列接続となる。その結果、高周波動作を始めてから時間t1までは、降圧チョッパ回路1の出力電圧Vc1を抵抗R6とR7で分圧した電圧が乗算回路6に入力され、時間t1以降は抵抗R6とR7、R10で分圧した電圧が入力される。
放電灯点灯装置が動作を開始した後、降圧チョッパ回路1の出力電圧Vc1はV1に、極性反転回路2の駆動周波数はfAに制御される。パルス電圧発生回路50でパルス電圧を発生させ、パルストランスPTで昇圧した高電圧パルスによりランプDLが絶縁破壊されると、ランプDLに電流が流れ始める。時間t1になるとトランジスタTr1がオフするので、乗算回路6に入力される出力電圧Vc1の検出値が抵抗R6とR7、R10の分圧になるので、降圧チョッパ回路1の出力電圧Vc1はV1より低いV2になり、ランプDLに流れる電流もその分減少する。
その後、時間t2になると、タイマー回路11の出力により極性反転回路2は低周波動作に移行する。降圧チョッパ回路1は、極性反転回路2が低周波動作を開始すると、ランプ電力が目標値となるようにスイッチング素子Q1をオン・オフ制御する。
このように、高周波動作の途中で降圧チョッパ回路1の出力電圧Vc1を切り替えることで、絶縁破壊のためのパルス電圧を発生させるために必要なインダクタL2とコンデンサC2の共振電圧を得ることと、絶縁破壊後にランプに適切な電流を流すことを両立することができる。
(第7実施形態)
図17は本発明の第7の実施形態の概略構成図である。この装置は、リフレクタ21を備えた高圧放電ランプDLと、第1〜第6のいずれかの実施形態の高圧放電灯点灯装置20と、画像を表示する画像表示素子22と、画像表示素子22からの光を集光してスクリーンに投射する光学系23と、これらの構成要素を収納するケース(図示せず)を備えた画像表示装置である。画像表示素子22は透過型であっても良いし、反射型であっても良い。
本発明は、特に短アークの高圧放電灯において寿命改善の効果が高く、本発明の高圧放電灯点灯装置を用いた画像表示装置はランプを長寿命化することができるので、ランプ交換の回数を減らすことができる。
本発明の第1実施形態の放電灯点灯装置の回路図である。 図1の放電灯点灯装置の高周波駆動されたときのランプ電流の波形図である。 本発明の第2実施形態の放電灯点灯装置の回路図である。 図3の放電灯点灯装置の駆動周波数が点灯時共振周波数の1/5倍である場合のランプ電流の波形図である。 本発明の第3実施形態の放電灯点灯装置の回路図である。 図5の放電灯点灯装置の動作説明図である。 図5の放電灯点灯装置の制御回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態の動作説明図である。 本発明の第4実施形態の制御回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態の動作説明図である。 本発明の第6実施形態の放電灯点灯装置の回路図である。 図11の放電灯点灯装置の動作説明図である。 従来例1の構成を示す回路図である。 従来例1の動作説明のための波形図である。 従来例2の構成を示す回路図である。 従来例2の動作説明のための波形図である。 高圧放電灯点灯装置を用いた画像表示装置の概略構成図である。 従来例の課題とその解決手段を説明するための波形図である。
符号の説明
DL 高圧放電ランプ
Q2 スイッチング素子
Q3 スイッチング素子
8a 制御回路
L2 インダクタ
C2 コンデンサ
PT パルストランス

Claims (11)

  1. 直流電源の両端に接続された一対のスイッチング素子の直列回路と、前記スイッチング素子の接続点に一端を接続されたインダクタと、前記インダクタの他端に一端を接続されたコンデンサと、高圧放電ランプと直列に接続される2次巻線を備えるパルストランスと、前記コンデンサと並列に接続されて始動時に前記パルストランスの1次巻線にパルス電圧を発生せしめるパルス電圧発生回路と、ランプ始動時に前記一対のスイッチング素子を交互にオン・オフ駆動する制御回路とを備え、高圧放電ランプとパルストランスの2次巻線の直列回路は前記コンデンサと並列に接続されており、前記インダクタとコンデンサの共振周波数はスイッチング素子の駆動周波数の2倍以上高い周波数であって、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きが略一定となるようにスイッチング素子の駆動周波数を設定したことを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  2. 請求項1において、ランプが始動し高周波電流が流れる時のスイッチング素子の駆動周波数は、ランプが点灯したときのインダクタと、パルストランスの2次巻線と、コンデンサと、ランプから成る合成インピーダンスの共振周波数の1/(2n+1)倍(nは自然数)でないことを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  3. 請求項1または2において、ランプが始動し高周波電流が流れる時のスイッチング素子の駆動周波数は、ランプが点灯したときのインダクタと、パルストランスの2次巻線と、コンデンサと、ランプから成る合成インピーダンスの共振周波数の1/20倍より高い周波数であることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、ランプが始動し高周波電流が流れる時のスイッチング素子の駆動周波数は、ランプが点灯したときのインダクタと、パルストランスの2次巻線と、コンデンサと、ランプから成る合成インピーダンスの共振周波数の1/5倍から1/7倍であることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかにおいて、ランプが始動し高周波電流が流れる時のスイッチング素子の駆動周波数は、ランプが点灯したときのインダクタと、パルストランスの2次巻線と、コンデンサと、ランプから成る合成インピーダンスの共振周波数の1/11倍から1/13倍であることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  6. 請求項1〜3のいずれかにおいて、ランプが始動し高周波電流が流れる時のスイッチング素子の駆動周波数は、ランプが点灯したときのインダクタと、パルストランスの2次巻線と、コンデンサと、ランプから成る合成インピーダンスの共振周波数の1/17倍から1/19倍であることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、スイッチング素子を高周波で駆動する周波数は、複数の周波数を切り替えて制御することを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、ランプが始動し高周波電流が流れる時のスイッチング素子の駆動周波数は、ランプ電流が交番する前後でランプ電流の傾きが略一定に制御される複数の周波数を切り替えて制御することを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、出力電圧を調整することができる直流電源を備え、ランプが始動し高周波電流が流れる期間に、直流電源の出力電圧を切り替えることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、高圧放電ランプは短アークの高圧放電ランプであることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の高圧放電灯点灯装置と、リフレクタを備えた高圧放電ランプと、高圧放電ランプの光を利用して画像を表示する画像表示手段と、画像表示手段からの光を集光してスクリーンに投射する光学系と、これらを収納するケースとを備えたことを特徴とする画像表示装置。
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