JP2006126437A - トナー - Google Patents
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Abstract
Description
(1)結着樹脂と着色剤とを少なくとも有するトナーであって、該結着樹脂はポリエステルユニットを有しており、かつ該ポリエステルユニットは下記一般式(I)で表されるユニットを用いて得られるものであることを特徴とするトナー。
0≦(x+y)≦6 の関係が成り立つ。)
(2)前記ポリエステルユニットは、アルコール成分と酸成分とを用いることにより得られるものであり、該アルコール成分には前記一般式(I)で表されるユニットが全アルコール成分100molに対して1〜30mol含まれており、該酸成分には2価以上の芳香族カルボン酸が全酸成分100molに対して20〜100mol含まれていることを特徴とする、(1)に記載のトナー。
(3)前記トナー中のテトラヒドロフラン(THF)可溶分をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により分子量分布測定すると、数平均分子量(Mn)が1,000〜40,000であり、重量平均分子量(Mw)が10,000〜1,000,000であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のトナー。
(4)前記トナーは、THF不溶分を0.1〜60質量%以下含有することを特徴とする(1)〜(3)の何れかに記載のトナー。
0≦(x+y)≦6 の関係が成り立つ。)
1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、2−エチル1,3−ヘキサンジオール、水素化ビスフェノ−ルA、また下記(ア)式で表されるビスフェノール誘導体及び下記(イ)式で示されるジオール類が挙げられる。
プロパントリオール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
用いると、帯電安定化の効果が得やすいため好ましい。
酸、1,2,4-シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4-ナフタレントリカルボン酸、ピ
ロメリット酸及びこれらの酸無水物又は低級アルキルエステル等が挙げられる。中でも1,2,4-ベンゼントリカルボン酸及びその無水物が、現像性、耐高温オフセット性に優れ
るため好ましい。
(BaFe12O19)、酸化鉄マグネシウム(MgFe2O4)、酸化鉄マンガン(MnFe2O4)、酸化鉄
ランタン(LaFeO3)、鉄粉(Fe)、コバルト粉(Co)、ニッケル粉(Ni)等が挙げられる。上述した磁性材料を単独で或いは2種以上組合せて使用することができる。特に好適な磁性材料は四三酸化鉄又はγ三二酸化鉄の微粉末である。
ッド4、C.I.アシッドレッド1,C.I.べーシックレッド1,C.I.モーダントレッド30,C.I.ダイレクトブルー1,C.I.ダイレクトブルー2、C.I.アシッドブルー9、C.I.アシッドブルー15,C.I.べーシックブルー3,C.I.べーシックブルー5,C.I.モーダントトブルー7,C.I.ダイレクトグリーン6,C.I.べーシックグリーン4、C.I.べーシックグリーン6等が挙げられる。顔料としては、黄鉛、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、ベンジジンオレンジG、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、ウオッチングレ
ッドカルシウム塩、エオシンレーキ、ブリリアントカーミン3B、マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等が挙げられる。
、C.I.ソルベントバイオレット8,13,14,21,27、C.I.ディスパースバイオレット1などの油溶染料、C.I.ベーシックレッド1,2,9,12,13,14,15,17,18,22,23,24,27,29,32,34,35,36,37,38,39,40、C.I.ベーシックバイオレット1,3,7,10,14,15,21,25,26,27,28などの塩基性染料が挙げられる。
60質量部、より好ましくは0.5〜50質量部含有させるとよい。
離型剤は、結着樹脂100質量部に対して、1〜20質量部程度含有させるとよい。
、0.002〜0.2μmの範囲内のシリカ微粉体を使用するのがよい。
−5、EH−5)、Wacker HDK N 20(WACKER−CHEMIE GNBH社製);(Wacker HDK N 20:V15、N20E、T30、T40)、D−CFine Silica(ダウコーニングCo.社製)、Fransol(Francil社製)。
トラメチルジシロキサン、1,3-ジフェニルテトラメチルジシロキサンおよび1分子当り2から12個のシロキサン単位を有し末端に位置する単位にそれぞれ1個宛のSiに結合した水
酸基を含有するジメチルポリシロキサン等が挙げられる。これらは1種あるいは2種以上の混合物で用いられる。
社製)が使用できる。測定法としては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない前記コールターカウンターTA−II型によりアパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、2μm以上のトナー体積,個数を測定して体積分布と個数分布とを算出し、体積分布から求めた重量基準の重量平均粒径(D4:各チャンネルの中央値をチャンネルの代表値とする)を求める。
装置 LC−GPC 150C(ウォーターズ社製)
カラム KF801,802,803,804,805,806,807(ショウデックス社製)の7連
カラム温度 40℃
solv. THF(テトラヒドロフラン)
(結着樹脂の合成)
(トナーの製造)
C105(サゾール社製ワックス) 5質量部
磁性体粒子 90質量部
(SEMフェレ径=0.14μm, σs=83.7Am2/kg, σr=13.6Am2/kg)
3,5−ジーtーブチルサリチル酸を配位子とするアルミニウム錯体
(配位子:アルミニウム=2:1) 1質量部
粉砕して得た微粉砕品を、気流式分級機で分級し、重量平均径7.5μmのトナー粒子を得た。このトナー分級品100質量部に対して、シリカ微粒子100質量部当りヘキサメチルジシラザン20質量部で疎水化処理したBET比表面積280m2/gの疎水性シリカ微粒子1.0質量部、チタン酸ストロンチウム微粉体3.0質量部をヘンシェルミキサーにて外部添加してトナー1を得た。トナー1の各物性値を表2に示す。
(トナーの評価)
トナーの画像濃度安定性は、キヤノン製デジタル複写機iR−6000を使用し、評価した。複写機の現像器にトナーを入れ、高温高湿(30℃,80%,表中H/Hと記載)
環境に一週間放置する。放置後、印字比率5%のテストチャートを10枚画出しし、画像濃度を測定及び平均値(F)の算出を行った。画像濃度はマクベス濃度計(マクベス社製)でSPIフィルターを使用して、チャートの5mm丸(1.1濃度)の反射濃度を測定して得た値を用いた。次に、常温低湿(23℃,5%,表中N/Lと記載)環境に一週間
放置した後、常温低湿環境下で20万枚の耐久試験を行い、最初(R)と最後の画像濃度(R’)を測定した。耐久後、再び高温高湿(30℃,80%)環境に一週間放置し、評価画像を10枚画出しし、その画像濃度の平均値(F’)を算出した。
の測定を行い、その値の平均値を用いて行った。なお、ランクは下記のように定義した。
ランク4:カブリ0.1以上〜0.5%未満
ランク3:カブリ0.5以上〜1.5%未満
ランク2:カブリ1.5以上〜2.0%未満
ランク1:カブリ2.0%以上
トナーの低温定着性は、キヤノン製複写機NP6085の定着器を取り外し、外部駆動装置及び定着器の温度制御装置を取り付けた定着試験装置にて、プロセススピードは500mm/sに固定し,定着器の温度を変えてベタ黒画像(画像濃度:1.3)を通紙して、定着性試験を行った。
重合仕込み組成を表1のようにする以外は実施例1と同様の操作を行い、結着樹脂2〜9を合成した。次に、結着樹脂2〜9を用いて実施例1と同様の操作を行い、トナー2〜9を得た(トナー2〜9の物性を表2に示す)。トナー2〜9について、実施例1と同様の方法によりトナーの現像性及び低温定着性、耐高温オフセット性についての評価を行った。実施例2〜9として、該評価結果を表3に示す。
ールAエチレンオキサイド2mol付加物を示す。
重合仕込み組成を表1のようにする以外は実施例1と同様の操作を行い、比較用樹脂1を合成した。次に、比較用樹脂1を用いて実施例1と同様の操作を行い、比較用トナー1を得た(比較用トナー1の物性を表2に示す)。比較用トナー1について、実施例1と同様の方法によりトナーの現像性及び低温定着性、耐高温オフセット性についての評価を行った。比較例1として、該評価結果を表3に示す。
実施例1の9,9-ビス(4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレンを下記の化合物例9に変える以外は同様の操作を行い、比較用樹脂2を合成した。次に、比較用樹脂2を用いて実施例1と同様の操作を行い、比較用トナー2を得た(比較用トナー2の物性を表2に示す)。比較用トナー2について、実施例1と同様の方法によりトナーの現像性及び低温定着性、耐高温オフセット性についての評価を行った。比較例2として、該評価結果を表3に示す。
実施例1の9,9-ビス(4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレンを下記の化合物例10に変える以外は同様の操作を行い、比較用樹脂3を合成した。次に、比較用樹脂3を用いて実施例1と同様の操作を行い、比較用トナー3を得た(比較用トナー3の物性を表2に示す)。比較用トナー3について、実施例1と同様の方法によりトナーの現像性及び低温定着性、耐高温オフセット性についての評価を行った。比較例3として、該評価結果を表3に示す。
Claims (4)
- 前記ポリエステルユニットは、アルコール成分と酸成分とを用いることにより得られるものであり、該アルコール成分中に前記一般式(I)で表されるユニットが全アルコール成分100molに対して1〜30mol含まれており、該酸成分中に2価以上の芳香族カルボン酸が全酸成分100molに対して20〜100mol含まれていることを特徴とする、請求項1に記載のトナー。
- 前記トナー中のテトラヒドロフラン(THF)可溶分をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により分子量分布測定すると、数平均分子量(Mn)が1,000〜40,000であり、重量平均分子量(Mw)が10,000〜1,000,000であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。
- 前記トナーは、THF不溶分を0.1〜60質量%以下含有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のトナー。
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