JP2006126266A - 画像形成方法 - Google Patents

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JP2006126266A JP2004310873A JP2004310873A JP2006126266A JP 2006126266 A JP2006126266 A JP 2006126266A JP 2004310873 A JP2004310873 A JP 2004310873A JP 2004310873 A JP2004310873 A JP 2004310873A JP 2006126266 A JP2006126266 A JP 2006126266A
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Yasutaka Iwamoto
康敬 岩本
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英樹 杉浦
Akihiro Koban
昭宏 小番
Tomoyuki Ichikawa
智之 市川
Takuya Saito
拓也 斉藤
Shinya Nakayama
慎也 中山
Koichi Sakata
宏一 坂田
Masaru Mochizuki
賢 望月
Osamu Uchinokura
理 内野倉
Hisashi Nakajima
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Abstract

【課題】 電子写真画像形成方法において、現像剤が2成分現像剤で球形のトナーを使用したカラー用重合トナーを用いても、クリーニング工程がブレードクリーニング方式でも良好な残留トナークリーニング性を達成でき、解像度、転写性が良好な画像形成方法を得ることである。
【解決手段】 帯電、静電潜像の形成、2成分現像剤による現像工程、転写工程、トナー像定着工程、クリ−ニング工程を有する画像形成方法において、該トナー粒子は少なくとも結着樹脂、着色剤、荷電制御剤及び外添剤からなり、前記現像工程では初期現像剤に含まれるトナー粒子に添加する外添剤は補給トナーに添加する外添剤より大きな粒径のものを含有し、その外添剤の総量は補給用トナー粒子と同等もしくは多く添加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真用の主としてカラー現像に使用されるトナーを利用した画像形成方法に関し、特に球形トナーとその残留トナークリーニング性の改良を行った画像形成方法に関する。
一般に電子写真用に使用される球形のトナーは、解像度が良好、トナー転写性が良好などの優位性があり、近年、カラー重合トナーとしての商品化が活発に行われている。このような球形のトナーはクリーニング工程で潜像担持体に弾性体を当接して弾性体のエッジ部で残留トナーを削ぎ取るブレードクリーニング方式では残留トナーがエッジ部をすり抜けるためクリーニング性が良くないことが報告されている。(例えば、非特許文献1、2参照)。
本願はトナーを使用する画像形成方法、装置において、クリーニング工程がブレードクリーニング方式でも良好なクリーニング性を達成する方法に関するもので、静電潜像を現像する際の現像剤は2成分に限定する。
一般にトナー粒子は少なくとも着色剤、結着樹脂、荷電制御剤等からなるトナー粒子に外添剤を添加したものから構成されている。このようなトナーを使用して潜像担持体に形成されたトナー像に転写部材に転写する際、トナー像に強い力が加えられないようにするため、本発明者は粒子径が異なる2個の粒子を含有し、トナーの転写を良好に行うと共に大きな粒子によりブレードクリーニングを良好にする特許を出願してある(例えば、特許文献1参照)。本願はその更なる改良技術である。
2成分現像剤はキャリアとトナーを混合して初期剤とする。複写によりトナーが2成分現像剤から消費されると消費された量のトナーを補給する(補給トナー)。その中で初期剤のトナー粒子のトナー粒子母体に添加する外添剤は補給トナーに添加する外添剤より大きな粒径のものを含有し、その外添剤の総量は補給用トナー粒子と同等もしくは多く添加する。また、その外添剤は1種類以上を添加する。その粒径は異なる組み合わせも含ませる。
特に初期に添加するトナーの外添剤は現像剤の撹拌により一部の外添剤は積極的に剥がれやすい状態にする。その方法の例としては適度な力により外添剤をトナー粒子母体に付着させる。その方法により、その外添剤が比較的容易に離脱するように混合条件を選択すると、よい効果がえられる。また、外添剤は粒径の大きい粒子はトナー母体粒子に付着しにくい傾向があるのでそのような外添剤とそれより小さい粒子の組み合わせにより好適な効果が得られる。
その外添剤はクリーニングブレード先端部に溜まり、クリーニングブレードから転写の際に残留したトナーがすり抜けるのを防止して、クリーニング不良を発生させない。初期剤のトナーから離脱した外添剤はクリーニングブレード先端の摩耗も防止してトナーのすり抜けを発生させない。また、その外添剤はブレード先端でボールベアリングのような効果によりブレードの先端の摩耗を防止して、トナーのすり抜けを発生させない。
しかし、トナー母体に付着した外添剤の挙動は、粒径の大きい外添剤がトナー母体粒子に強く付着していると、その外添剤の付着したトナー粒子によりブレード先端の摩耗が促進され、クリーニングブレードからトナーがすり抜けて、クリーニング不良を発生させる要因となる。
一方、粒径が大きな外添剤の添加は転写の際、スペーサ効果でトナーに強い力が加わらないので転写不良が発生しにくい。また、トナーを保管時に凝集乃至固まるのを防止できる。けれども粒径が大きな外添剤の量が多すぎると、帯電性が不安になったりするのでブレードクリーニング性、転写性が良好の範囲で極力、添加する量は減らしたいという状況がある。
従来技術として、不定形粒子を現像部に供給する装置を配置して、ブレードクリーニングでの球形トナーのクリーニングを良好にする方法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
また、フルカラートナーのブレードクリーニング性をトナー粒子の中に特定の添加剤を添加して良好に行なる方法が提案されている(例えば特許文献3参照)。
また、トナー粒子の中に球形と不定形の粒子を混在させてクリーニング性を良好に行なう方法も提案されている(例えば特許文献4参照)。
さらに、ブレードクリーニング法で使用するトナーの添加剤を特定のものを用いてクリーニングを良好に行なう方法が提案されている(例えば特許文献5参照)。
ブレードクリーニング法で使用するトナーの添加剤を特定のものを用いてクリーニングを良好に行なう方法も提案されている(例えば特許文献6参照)。
また、ポリエステル樹脂からなるフルカラートナーの中で少なくとも1種のトナーが磁性体を有するトナーの組み合わせにより紙幣をオリジナルとしてカラー複写した場合、本物の紙幣とカラー複写物を容易に区別することができるという記載がある(例えば特許文献7参照)。
特開平9−204064号公報 特開2001−166659号公報 特開平05−249741号公報 特開平11−065163号公報 特第2704776号公報 特許第3230006号公報 特許第2938957号公報 電子写真学会年次大会(通算68回)"Japan Hardcopy‘92"論文集、主催・電子写真学会,P101の「粉砕および懸濁重合トナーの粉体特性」(落合他) 電子写真学会年次大会(通算67回)、"Japan Hardcopy‘91"論文集、主催・電子写真学会,P21の「重合トナーの非磁性1成分プロセスへの適応技術」(竹澤他)
本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、主として球形トナーを使用する画像形成方法において、現像剤が2成分現像剤で球形のトナーを使用したカラー用重合トナーを用いても、クリーニング工程がブレードクリーニング方式でも良好な残留トナークリーニング性を達成でき、解像度、転写性が良好な画像形成方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、少なくとも静電潜像担持体上を帯電する工程、該静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程、該静電潜像をキャリア粒子とトナー粒子からなる2成分現像剤によって現像する工程、該静電潜像担持体上に形成されたトナー像は転写工程で1回もしくは複数回にわたって、中間転写部材を介して、又は中間転写部材を介さないで転写部材上に転写し、その後、静電潜像担持体はクリ−ニング工程でクリ−ニングして、静電潜像担持体は次の静電潜像の形成に備え、トナ−像は最終的な転写部材に転写された後、定着工程により熱及び圧力を付与してトナー像を定着する画像形成方法において、該トナー粒子は少なくとも結着樹脂、着色剤、荷電制御剤及び外添剤からなり、前記現像工程では初期現像剤に含まれるトナー粒子に添加する外添剤は補給トナーに添加する外添剤より大きな粒径のものを含有し、その外添剤の総量は補給用トナー粒子と同等もしくは多く添加する画像形成方法を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記トナー粒子の前記外添剤の粒径は異なる組み合わせを少なくとも1種類以上を有する請求項1記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記トナー粒子の結着樹脂はポリエステルである請求項1記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記トナー粒子の結着樹脂はポリオールである請求項1記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記トナー粒子の着色剤は互いに異なるイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックからなるカラートナーであることを特徴とする請求項1乃至4項のいずれかに記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記トナー粒子は離型剤を含有している請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記静電潜像担持体のクリ−ニング工程はブレードクリーニング法である請求項1項に記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、前記静電潜像担持体の潜像を現像する際に交互電界を印加する請求項1または7記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、前記潜像担持体はアモルファスシリコン感光体である請求項1、7、8のいずれか1項に記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、前記帯電工程における帯電装置は潜像担持体に帯電部材を接触させ、当該帯電部材に電圧を印加することによって帯電を行う帯電装置である請求項1記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、前記定着装置は発熱体を具備する加熱体と、前記加熱体と接触するフイルムを介して前記加熱体と圧接する加圧部材とを有し、前記フイルムと前記加圧部材の間に未定着画像を形成させた被記録材を通過させて加熱する定着装置である請求項1記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、前記定着装置が定着ベルトとローラ対からなるものでトナー像を定着する請求項1記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、磁性金属から構成されて電磁誘導により加熱される加熱ローラと、前記加熱ローラと平行に配置された定着ローラと、前記加熱ローラと前記定着ローラとに張り渡され、前記加熱ローラにより加熱されるとともにこれらのローラによって回転される無端帯状のトナー加熱媒体と、前記トナー加熱媒体を介して前記定着ローラに圧接されるとともに、前記トナー加熱媒体に対して順方向に回転して定着ニップ部を形成する加圧ローラとを有する定着装置である請求項1項乃至10のいずれか1項に記載の画像形成方法を特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、現像手段と、感光体、帯電手段、クリ−ニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカ−トリッジにおいて、前記現像手段は、トナーを保持し、該トナーは、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のトナーであるプロセスカ−トリッジを使用する画像形成方法を特徴とする。
本発明によれば、少なくとも静電潜像担持体上を帯電する工程、該静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程、該静電潜像をキャリア粒子とトナー粒子からなる2成分現像剤によって現像する工程、該静電潜像担持体上に形成されたトナー像は転写工程で1回もしくは複数回にわたって、中間転写部材を介して、又は中間転写部材を介さないで転写部材上に転写し、その後、静電潜像担持体はクリ−ニング工程でクリ−ニングして、静電潜像担持体は次の静電潜像の形成に備え、トナ−像は最終的な転写部材に転写された後、定着工程により熱及び圧力を付与してトナー像を定着する画像形成方法において、該トナー粒子は少なくとも結着樹脂、着色剤、荷電制御剤及び外添剤からなり、前記現像工程では初期現像剤に含まれるトナー粒子に添加する外添剤は補給トナーに添加する外添剤より大きな粒径のものを含有し、その外添剤の総量は補給用トナー粒子と同等もしくは多く添加することを特徴とする画像形成方法により、初期剤の離脱した大きな粒径の外添剤により、ブレードクリーニングブレード先端からトナーがすり抜けるのを防止しクリーニング性を良好にすることが可能となる。
また、結着樹脂をポリエステルまたは、ポリオールにすることにより、キャリア表面へのトナー汚染等を防止することが可能となる。
さらに、トナー粒子母体に離型剤を含有して、定着部材へのトナー付着を防止して、合わせて定着部材に付帯したあるクリーニング部材のよごれを防止することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を詳細に説明するものとする。
本発明に使用するトナーの構成材料である着色剤、荷電制御剤、結着樹脂を以下に例示する。
1.着色剤
ブラック用着色剤としては、カーボンブラック、スピリットブラック、アニリンブラック(C.I.PIGMENT BLACK 1)等がある。
イエロー用着色剤としては、
C.I.PIGMENT YELLOW 1
Symuler Fast Yellow GH−B(大日本インキ)
C.I.PIGMENT YELLOW 3
Symuler Fast Yellow 10GH(大日本インキ)
C.I.PIGMENT YELLOW 12
Lionol Yellow GRO (東洋インキ)
Symuler Fast Yellow GF(大日本インキ)
C.I.PIGMENT YELLOW 13
Symuler Fast Yellow GRF(大日本インキ)
C.I.PIGMENT YELLOW 14
Symuler Fast Yellow 5GF(大日本インキ)
C.I.PIGMENT YELLOW 17
Symuler Fast Yellow 8GF(大日本インキ)
Lionol Yellow FGN―T(東洋インキ)
C.I.PIGMENT YELLOW 154
Chromofine Yellow 2080(大日精化)
C.I.PIGMENT YELLOW 180
PV Fast Yellow HG(クラリアント)
などがある。
マゼンタ用着色剤としては、
C.I.PIGMENT RED 5
Symuler Fast Red 4188N(大日本インキ)
C.I.PIGMENT RED 22
Seikafast Scarlet G(大日精化)
Symuler Fast Scarlet BG(大日本インキ)
C.I.PIGMENT RED 48:1
Lionol Red 2B FG−3303−G(東洋インキ)
Symuler Red 3109(大日本インキ)
C.I.PIGMENT RED 57:1
Lionol Red 6B FG−4215(東洋インキ)
Symuler Brilliant Carmine 6B273(大日本インキ)
PV Rubine L6B (クラリアント)
C.I.PIGMENT RED 112
Oriental Fast Red GR(東洋インキ)
C.I.PIGMENT RED 114
Pollux Pink PM−2B(スミカカラー)
C.I.PIGMENT RED 122
Hostaperm Pink E 02(クラリアント)
Fastogen Super Magenta R(大日本インキ)
C.I.PIGMENT RED 166
Fastogen Super Red R(大日本インキ)
C.I.PIGMENT RED 184
Permanent Rubin F6B(クラリアント)
などがある。
シアン用着色剤としては、
C.I.PIGMENT BLUE 15:3
Chromo fine Blue 4920(大日精化)
Fastogen Blue FGF(大日本インキ)
Lionol Blue FG−7351(東洋インキ)
C.I.PIGMENT BLUE 16
Heliogen Blue 16(BASF)
C.I.PIGMENT GREEN 7
Phthalocyanine Green(東洋インキ)
C.I.PIGMENT GREEN 36
Cyanine Green 2 YL(東洋インキ)などがある。
着色剤量は結着樹脂100重量部に対して、0.1〜50重量部、より好ましくは0.5〜25重量部が適当である。
2.荷電制御剤
本発明のトナーにおいて、荷電制御剤の例としては、ニグロシン染料、含クロム錯体、第4級アンモニウム塩等が用いられ、これらはトナー粒子の極性により使い分けする。カラートナーの場合、トナーの色調に影響を与えない無色又は淡色のものが好ましく、例えば、サリチル酸金属塩又はサリチル酸誘導体の金属塩で金属がCr、Al、Ni、Co、Fe、Ti、Mn、Si、Sn、Zn(例えば、ボントロンE84、オリエント社製)が挙げられる。電荷制御剤量は、結着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、より好ましくは0.2〜7重量部である。
3.結着樹脂
(1)ポリエステル樹脂
Figure 2006126266
(式中、R1は、炭素数2〜4のアルキレン基でありx,yは正の整数であり、その和の平均値は2〜16である。)
Figure 2006126266
Figure 2006126266
(式中、R2,R3は炭素数4〜20の飽和もしくは不飽和の炭化水素基である。)
一般式(1)で示されるジオール成分と2価以上の多価カルボン酸、その無水物及びその低級アルキルエステルからなる群から選ばれる一般式(2)、又は(3)で示される2価カルボン酸もしくはその無水物を含有する酸成分、もしくは、トリメリット酸もしくはその無水物を含有する酸成分とを縮合重合して得られるポリエステル樹脂である。また、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸マレイン酸、フマル酸およびそれらの無水物、およびそれらの低級アルキルエステル等の化合物が使用できる。また、一般式(2)又は(3)で示される化合物として、n-ドデセニルコハク酸、n-ドデシルコハク酸、n-ブチルコハク酸、イソ-ドデセニルコハク酸、イソ-オクチルコハク酸等のコハク酸の誘導体があげられる。特に、トナーとして、低温時の画像定着性が十分で発色性及び光沢も良好である。また、前記一般式(1)で示されるジオールの例としてはポリオキシプロピレン(2,2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエステル(2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシルフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン等が挙げられる。
(2)ポリオール樹脂の例
ポリオール樹脂は各種のタイプの物が使用でき、本発明に用いられるものとして次の物が特に好ましい。ポリオール樹脂として、エポキシ基と、2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物もしくはそのグリシジルエーテルと、エポキシ基と反応する活性水素を分子中に1個を有する化合物と、エポキシ基と反応する活性水素を分子中に2個以上を有する化合物を反応してなるポリオールを使用することが好ましい。さらに、エポキシ基は数平均分子量の相違する少なくとも2種以上のビスフェノールA型エポキシ樹脂であることが特に好ましい。このポリオール樹脂は良好な画像光沢、透明性を付与し、ローラ定着であれば耐オフセット性効果がある。
本発明に用いられるエポキシ樹脂は好ましくはビスフェノールAやビスフェノールF等のビスフェノールとエピクロールヒドリンを結合してえられるものである。エポキシ樹脂は安定した定着特性をえるために数平均分子量が相違する少なくとも2種類以上のビスフェノールA型エポキシ樹脂で低分子量成分の数平均分子量が360〜2000であり、高分子量成分の数平均分子量が3000〜10000であることが好ましい。さらに、低分子量成分が20〜50wt%、高分子量成分が5〜40wt%であることが好ましい。低分子量成分が多すぎたり、分子量が360よりさらに低分子の場合は光沢が出すぎたり、さらには保存性が良好でなかったりする。また、高子量成分が多すぎたり、分子量が10000よりさらに高分子の場合は画像光沢が不足したり、定着性の悪化の可能性がある。
本発明で用いられる化合物として、2価のフェノールのアルキレンオキサイド付加物としては以下の物が例示される。エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及びこれらの混合物とビスフェノールAやビスフェノールF等のビスフェノールとの反応生成物が挙げられる。えられた付加物をエピクロルヒドリンやβ―メチルエピクロルヒドリンでグリシジル化して用いても良い。特に下記一般式(4)で表わされるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物のグリシジルエーテルが好ましい。
Figure 2006126266
また、n,mは繰り返し単位の数であり、各々1以上であって、n+m=2〜6である。
また、2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物もしくはそのグリシジルエーテルがポリオール樹脂に対して10〜40wt%含まれていることが好ましい。ここで量が少ないとカールが増すなどの不具合が生じ、また、n+mが7以上であったり量が多すぎると、光沢がですぎたり、さらには保存性の悪化の可能性がある。本発明で用いられるエポキシ基と反応する活性水素を分子中に1個を有する化合物としては1価フェノール類、2級アミン類、カルボン酸類等である。すなわち、フェノール、クレゾール、イソプロピルフェノール、アミノフェノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノール、キシレン、p-クミールフェノール等が挙げられる。2級アミン類としてはジエチルアミン、ジオプロピルアミン、ジブチルアミン,N-メチル(エチル)ピペラジン等が挙げられる。また、カルボン酸類としてはプロピオン酸等があげられる。
本発明の主鎖にエポキシ樹脂部とアルキレンオキサイド部を有するポリオール樹脂を得るためには種々の原材料の組み合わせが可能である。例えば、両末端グリシジル基のエポキシ樹脂と両末端グリシジル基の2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物をジハイライドやジイソシアネート、ジアミン、ジチオール、多価フェノール、ジカルボン酸と反応させることによりえることができる。このうち、2価フェノールを反応させるのが反応安定性の点から最も好ましい。また、ゲル化しない範囲で多価フェノール類や多価カルボン酸類を2価フェノールと併用するのも好ましい。ここで、多価フェノール類、多価カルボン酸類の量は全量に対して15%以下、好ましくは10%以下であるトリス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、1-〔α-メチル-α(4-ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼンが例示される。多価カルボン酸類としてはマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、テレフタル酸、トリメリット酸、無水トリメリット酸が例示される。また、これらのポリエステル樹脂やポリオール樹脂は高い架橋密度をもたせると、透明性や光沢度がえられにくくなり、好ましくは非架橋もしくは弱い架橋(THF不溶分5%以下)とすることが好ましい。
本発明のトナーにおいて、流動性、潜像担持体へのフイルミング、粉砕性、保存安定性、帯電性などの改善のために他の樹脂を併用しても良い。例えば、一例としては、ポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン/p−クロロスチレン共重合体、スチレン/プロピレン共重合体、スチレン/ビニルトルエン共重合体、スチレン/ビニルナフタレン共重合体、スチレン/アクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリル酸エチル共重合体、スチレン/アクリル酸ブチル共重合体、スチレン/アクリル酸オクチル共重合体、スチレン/メタクリル酸メチル共重合体、スチレン/メタクリル酸エチル共重合体、スチレン/メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン/α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/ビニルメチルケトン共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/イソプレン共重合体、スチレン/マレイン酸共重合体等のスチレン系共重合体;ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸ブチル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸ブチル等のアクリル酸エステル系単重合体やその共重合体;ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等のポリビニル誘導体;ポリウレタン系重合体、ポリアミド系重合体、ポリイミド系重合体、脂肪族または脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂などが挙げられ、単独あるいは混合して使用できるが特にこれらに限定するものではない。
(3)離型剤
常温で固体又は半固体の有機物(環球法の軟化点50〜160℃程度)で重量平均分子量は50000以下の物が好ましい。例えば、動物系ワックス(みつろう、鯨らう、羊毛らう)植物系ワックス(カルナウバワックスキャンデリラワックス、木らう、ライスワックス、さとうきびワックス)鉱物系ワックス(モンタンワックス、リグナイトワックス)石油系ワックス(パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロタム)合成炭化水素(フィシャー・トロプシュワックス及び誘導体、オレフィン族炭化水素及び誘導体)変性ワックス(モンタンワックス誘導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロクリスタルワックス誘導体)水素化ワックス(硬化ひまし油、硬化菜種油)脂肪酸アミド(ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド)ケトン、アミン、イミン、エステル(1価アルコール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル)塩素化炭化水素、アルファオレフイン、合成動物蝋などである。
(4)外添剤の例
コロイド状シリカ、疎水性シリカ、金属酸化物(酸化チタン、酸化すず、酸化アンチモン、酸化アルミニウム、酸化鉄、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムなど)、窒化物(窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ジルコニウム)、炭化物(炭化ケイ素、炭化ホウ素、炭化ジルコニウム)も良い。これらの粒子は表面に疎水基を有するものが特に好ましいので必要に応じて、流動性向上、摩擦帯電安定性の面から疎水化処理、シランカプリング剤、シリコンオイル、チタンカップリング剤等で処理した物であっても良い。
この表面を処理する方法としては例えば、処理する材料を溶剤に溶解し、その溶液中にその外添剤を分散する。その後濾別もしくはスプレードライ法により溶剤を除去し、加熱により硬化後解砕する方法、又は、流動化ベッド装置により、処理する材料を溶剤に溶解し、処理する外添剤にスプレー塗布した後加熱乾燥させて溶剤を除去し、被膜を硬化した後解砕する方法で行う。外添剤の粒径(1次粒子径)は0.005〜5μmが好ましく、より好ましくは0.01〜4.5μmがよい。外添剤の混合割合はトナー母体粒子・100重量部に対して、0.05〜8.5部が好ましくより好ましくは0.07〜7.5部がよい。大きな粒子と小さな粒子の混合割合は前記の範囲で任意に調整する。また、添加する外添剤は添加量、粒径及び表面処理剤が同一、又は異なる2種類以上の物を添加しても良い。
例えば、粒径が異なる種類の物を添加して最終転写部材(紙)にトナー像を転写する際に粒径が大きい外添剤によりスペーサー効果で過度にトナーが、転写ローラ等で押さえつけられないので、文字像が中抜けの画像となったりしない。大きい粒子の添加によりブレードクリーニング性が良好になる。また、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリフッ化ビニリデン等のポリマー微粒子及びそれら微粒子を疎水化処理、帯電調整処理したものを添加しても良い。
前記の外添剤をトナー粒子(トナー母体)と混合するには実質的に粉砕が生じないようにして行う。例えば、水平円筒型混合機、V型混合機、2重円錐型混合機、高速流動型混合機、円錐型スクリュー混合機、回転円盤型混合機などを使用する。トナーに添加する外添剤の種類、表面処理剤の種類及びその量、また、混合条件を調整することでトナーの流動性が良く、現像スリーブへ現像剤が安定して供給でき、画像濃度が安定した複写がえられる。更にブレードクリーニング性、ブレード摩耗、帯電部材への汚れ、定着部材への汚れ等を生じさせない。
本発明に使用されるトナーの製造方法として種々の公知の方法、またはそれらを組み合わせた方法で製造することができる。例えば、混練・粉砕法では結着樹脂と着色剤など必要とされる物を乾式混合して、エクストルーダー、2本ロール、3本ロールなどで加熱溶融混練後、冷却して固化する。そして、この物は気流を発生させる超音速ノズル内の気流撹乱で粒子相互の衝突粉砕と、ノズル前方に設置した衝突板(セラミック)に固体・気体の混合物を衝突させて、粉砕を行う。具体的には超音速ジェットミル粉砕機(I式、I2式ミル等)で粉砕する。さらに必要なら分級機で分級してトナーを得る。
このようなトナーの形状は角のある不定形であるのは前記で述べた。そこで前記粉砕・分級トナーに対して、熱風または機械的エネルギーを付与することでトナー表面は角が取れて、不定形から限りなく球形トナーに近づくような処理を行っても良い。こうした形になるとトナー粒子の流動性が良くなる。また、重合法によるトナーであると限りなく球形トナーに近いトナー粒子がえられる。例えば、懸濁重合法、乳化重合法、分散重合、溶解懸濁、エステル伸長重合法などを用いることができる。特に、重合トナーは球形であるのでトナー粒子の流動性、トナー粒子の転写性がよい。また、シャープな粒径分布がえられ画像の解像度が特に良好となる。
本発明のトナーの粒径は3〜10μmがよく10μmを超えると、なめらかな階調が得られにくく、解像度も低下する。また、現像部内で攪拌によるトナー粒子の摩擦帯電(Q/M)がすみやかに立ち上がりにくい。反面3μm未満であると摩擦帯電(Q/M)の立ち上がりは良好であるが、トナー飛散やキャリア表面を汚染する傾向が顕著となる。トナー粒径の測定は、COULTER COUNTER MODEL TAII型(コールター社製)により、個数分布、体積分布を出力するインターフェイスを接続して、100μmのアパチャー(細孔)を用いる。まず、電解水溶液に界面活性剤を加えた中に、トナー測定試料を分散させる。前記試料を別の1%NaCl電解液に注入し、アパチャーチューブのアパチャーの両側に電極がおかれている電解液を通して両電極間に電流を流して、この抵抗変化から2〜40μmの粒子の粒度分布を測定して、体積平均分布から体積平均粒径を求める。本発明はトナー粒径と合わせトナー粒径分布も大切である。5μm以下の粒径を有するトナー粒子は60個数%以下であることが望ましい。これ以上であると、2成分現像剤ではキャリア粒子にトナーが付着する。または1成分現像ではトナー搬送部材乃至トナー層規制部材の表面にトナーが付着しやすくなり、補給されてくるトナーに対して効率よく帯電しないためマシン内へトナー飛散、画像部へ地汚れを発生しやすくなってしまう。また、トナー粒子同士が凝集しやすくなり、滑らかな画像が得られにくく、文字部において中抜けが発生したりする。また、トナーを保存中に固まったりしやすくなる。また、16μm以上の粒径のトナー粒子が2体積%以下であることが望ましい。これ以上であると、解像度の低下、画像のザラツキが顕著になる。また、現像されたトナーが転写紙に転写されにくくなり、文字部であれば中抜けが発生し易くなる。
キャリア粒径は25〜65μm、より好ましくは35〜60μmがよい。65μm超過であると、ベタ均一性が悪く、ベタ部にキャリアの引っかき傷が生じる。また、絵の原稿をコピーした場合、画像の先端部(コピー紙の排紙方向に対して)にエッジ効果が生じる。ドット再現性がよくない、ザラツキ感がよくない等の画像品質の低下が見られる。逆に、25μm未満であると、被覆層の形成時に造粒し易く、かたまり状のキャリアが多量にできてしまい、製造時のトラブルが生じる。また、現像スリーブからキャリア飛散、画像部へのキャリア付着が著しくなる。
(5)キャリアの例
本発明において使用されるキャリアとしては、酸化鉄粉、Ni−Znフェライト、Cu−Znフェライト、Baフェライト、Srフェライト、Zn−Feフェライト、Mn−Zn−Feフェライト、Mn−Mg−Feフェライト、Ca−Mn−Feフェライト、Ca−Mg−Feフェライト、Li−Feフェライト、マグネタイト、ガラスビーズ、鉄粉、Ni粉、Co粉、樹脂ビーズ等、30〜60μmの粒子径を有するものが用いられる。キャリア粒度分布は250メッシュ以上の粗粉量が20%以上であると画像のザラ付き感が著しくなる。また、画像の解像力がよくなくなる。また、補給されたトナーがすみやかにキャリアと帯電しにくいために地汚れが発生する。350メッシュの微粉量が25%以上であるとキャリア付着の発生が多くなる。また、現像剤の流動性が悪くなり現像が滑らかに遂行できない。また、本発明で使用されるキャリアは、コートキャリアであってもよい。この場合のキャリアコーティング用の離型性樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、及びクロロスルホン化ポリエチレン;ポリビニル及びポリビニリデン系樹脂、例えばポリスチレン、アクリル樹脂(例えばポリメチルメタクリレート)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル及びポリビニルケトン;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;スチレン−アクリル酸共重合体;オルガノシロキサン結合からなるストレートシリコーン樹脂のようなシリコーン樹脂又はその変性品(例えばアルキド樹脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリウレタン等による変性品);弗素樹脂、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン等の重合体又は共重合体;ポリアミド;ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート;ポリウレタン;ポリカーボネート;アミノ樹脂、例えば尿素−ホルムアルデヒド樹脂;エポキシ樹脂等が挙げられる。中でもスペントトナーのキャリアへの付着防止の点で好ましいのはアクリル樹脂、シリコーン樹脂又はその変性品、弗素樹脂、特にシリコーン樹脂又はその変性品である。ここでのシリコーン樹脂には、従来知られているいずれのシリコーン樹脂であってもよく、下記式で示されるオルガノシロキサン結合のみからなるストレート・シリコンおよびアルキシド、ポリエステル、エポキシ、ウレタンなどで変性したシリコーン樹脂などが挙げられる。
Figure 2006126266
(上記式中R1は水素原子、炭素原子1〜4のアルキル基またはフェニル基、R2およびR3は水素基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、フェニル基、フェノキシ基、炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原子数2〜4のアルケニルオキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、エチレンオキシド基、グリシジル基または下記式で示される基である。)
Figure 2006126266
(上記、R4およびR5はヒドロキシル基、カルボキシル基、炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシル基、炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原子数2〜4のアルケニルオキシ基、フェニル基、フェノキシ基、k、l、m、n、o、pは1以上の整数を示す。)
上記各置換基は未置換のもののほか、例えばアミノ基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、メルカプト基、アルキル基、フェニル基、エチレンオキシド基、グリシジル基、ハロゲン原子のような置換基を有していてもよい。
以上のような離型性樹脂の使用量は、キャリア芯材100重量部当り0.5〜50重量部程度が適当である。
樹脂層の形成法としては、従来と同様、キャリア核体粒子の表面に噴霧法、浸漬法等の手段で樹脂を塗布すればよい。例として、転動による傾斜パン、ドラム、流動層、可動スプレー、通気による流動層(噴霧乾燥、振動、ドラフト管、可動ドラフト管)、噴流層(噴流流動層)、転動流動層(スリット付き回転円板)、撹拌混合による(撹拌羽根、高速剪断、垂直撹拌翼、偏心撹拌翼)等によりキャリア芯材に樹脂の被覆を行なう。
更に、本発明で使用されるコートキャリアは、その被覆層にキャリア抵抗を調製するために導電材を分散させたものであってもよい。この場合の導電性材料の具体例としては、下記のものが挙げられる。
(イ)白色系導電材
ETC−52(TiO2系)チタン工業社製
KV400(TiO2系)チタン工業社製
ECR−72(TiO2系)チタン工業社製
ECTR−82(TiO2系)チタン工業社製
500W(TiO2系)石原産業社製
300W(TiO2系)石原産業社製
S−1(TiO2系)石原産業社製
W−1(SnO2系)三菱金属社製
23K(ZnO)白水化学社製
導電性亜鉛華No.1(ZnO)本荘ケミカル社製
導電性亜鉛華No.2(ZnO)本荘ケミカル社製
W−10(TiO_系)三菱金属社製
デントールWK−100(導電性繊維)大塚化学社製
デントールWK−200(導電性繊維)大塚化学社製
デントールWK−300(導電性繊維)大塚化学社製
MEC300(SnO2系)帝国化工社製
MEC500(SnO2系)帝国化工社製
(ロ)カーボン
Black Pearls 2000,VULCANXC−72(キャボット社製)ケッチェンblack EC・DJ500,ケッチェンblack EC・DJ600(ライオンアクゾ社製)デンカblack粒状、デンカblack粉状(電気化学工業社製)CONDUCTEX975,CONDUCTEX SC(コロンビアカーボン社製)などがある。
また、カップリング剤を添加してもよい。それは、カップリング剤の添加によりキャリア芯材と被覆層の接着性が良くなり、層が現像部の撹拌によっても剥がれない。また、帯電量の調整ができる。例えば、高温高湿の条件下では水分の影響で帯電量は発生しにくいがカップリング剤の添加により良好な帯電量が確保できる。
シランカップリング剤の例としては商品名:SH6020(γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン)、SZ6023(γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン)、SH6026(アミノシラン)、SZ6030(γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン)、SZ6032(N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン・塩酸塩)、SZ6050(アミノシラン)、SZ6040(γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)、SH6062(γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)、SZ6070(メチルトリメトキシシラン)、SZ6072(メチルトリエトキシシラン)、SZ6075(ビニルトリアセトキシシラン)、SZ6076(γ−クロロプロピルトリメトキシシラン)、SZ6079(ヘキサメチルジシラザン)、SZ6083(γ−アニリノプロX24(トリメチルクロロシラン)等以上は東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、KA1003(ビニルクロルシラン)、KBC1003(ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン)、KBM1003(ビニルトリメトキシシラン)、KBE1003(ビニルトリエトキシシラン)、KBM503(γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン)、KBM303(β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン)、KBM403(γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)、KBM402(γ−グリシドキシプロピルメチルエトキシシラン)、KBM603(N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)、KBM602(N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン)、KBM903(γ−アミノプロピルトリエトキシシラン)、KBM803(γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)、KBM573(N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)、KBM703(γ−クロロプロピルトリメトキシシラン)等以上信越化学工業社製、また、アルミニウム系カップリング剤、チタン系カップリング剤を用いてもよい。
更にフッ素系樹脂としての例をつけ加える。キャリア被覆層形成に使用されるフッ素含有単量体としては、ビニリデンフルオライド、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、フッ素原子を置換してなるビニルエーテル、フッ素原子を置換してなるビニルケトンがあり、その重合体としては、ビニリデンフルオロライド−テトラフルオロエチレン共重合体、ビニリデンフルオロライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、パーフルオロアルキルビニルエーテル−ビニリデンフルオロライド−テトラフルオロエチレン共重合体、ビニリデンフルオロライド重合体、テトラフルオロエチレン共重合体、フッ素原子を置換してなるビニルエーテルを含有する重合体、フッ素原子を置換してなるビニルケトンを含有する重合体、フッ素化アルキルアクリレート重合体又はフッ素化アルキルメタアクリレート重合体がある。
前記フッ素含有単量体と共重合する成分としては、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸ベンジル、メタクリル酸ベンジル、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン等がある。
上記重合体及び共重合体は単独で被覆材として使用できるが、他の樹脂成分を含有してもよい。他の樹脂成分としては、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸ベンジル、メタクリル酸ベンジル、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、酢酸ビニルの重合体、また任意の種類以上の単量体から重合された共重合体がある。
導電性物質及びカップリング剤の量はシリコーン樹脂100重量部に対して0.05〜70重量部、より好ましくは0.1〜50重量部である。
また、本発明はキャリア粒子が球状粒子でその表面状態が溶融した不連続相により凹凸部を形成したものからなり、その表面に樹脂被覆層を設け、被覆後の球状粒子表面の凹凸部が判別することができるほどの被覆層を有したものからなる物でも良い。したがって、芯材の表面は凸部であっても被覆層を存在させて、キャリア抵抗が適度に保たれて、スペント化を押さえて長寿命(高耐久性)となるキャリアを提供する。つまり芯材の凹凸の円周形状は維持させた被覆層を設けて、凸部は被覆層が凹部より薄い。反面、凹部は被覆層が厚くなっている。
このような構成にすることでその凸部の存在によって、キャリアの抵抗の上昇を適度に抑制し、かつ、凹部と凸部の存在によって、トナーとの帯電の立ち上り性を良好に保ち、かつ、スペント・トナーの付着を発生させない。凸部に一部分でも露出部分があるとその部分のキャリアにトナーの付着が発生して、帯電量の低下、トナー飛散の発生の要因につながる。また、芯材の表面の円周形状にそわないで殻のように被覆層を設けると(たまごのイメージで黄身が芯材)スペント・トナーの付着はない。そして、被覆層も厚くなるので現像部で使用している際、被覆層の膜削れが多く発生しても全く問題ない。
しかし、キャリア抵抗は高くなるとか、帯電量が上昇するとか、画像濃度が低くなるとか、エッジ効果が発生して、ラインコピーでは問題ないがソリッドコピーでは画像の中心部が薄くなる不具合がカラー・コピーに顕著に発生する。本発明は凸部の存在により特にキャリア抵抗の上昇を適度に押さえて、凹部の存在バランスによりトナーとの帯電性を良好に保ち、長寿命(高耐久性)キャリアを提供する。特にこのようなキャリアでトナーとキャリアを組み合わせた2成分現像剤は帯電量分布が均一で帯電不良、地汚れ、トナー飛散、画像濃度不足、画像の中でベタ部のボソツキ、クリーニング不良、等を解消する。
ここでのキャリアは結着樹脂中に磁性体を分散させた“磁性体分散型キャリア粒子”であってもよい。磁性体分散型キャリア粒子の場合、結着樹脂としては、ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体等)、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又はスチレン置換体を含む単重合体又は共重合体)、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェニール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、ケトン樹脂、エチレンーエチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、シリコーン樹脂、例えばF200、F250、F300、R900、R902、R925、E500、E600、SH6018、DC6−2230など(トーレ・ダウコ−ニング社製)、更に、信越化学社製のKR271、KR255、KR251、トーレシリコン社製のSR2400、SR2406等があり、また変性シリコーン樹脂としては、信越化学社製のKR206(アルキッド樹脂変性品)、KR3093(アクリル樹脂変性品)、ES1001N(エポキシ樹脂変性品)、トーレシリコン社製のSR2115(エポキシ樹脂変性品)、SR2110(アルキッド樹脂変性品)等がある。
磁性微粉末としては磁性を示すあらゆる材料が挙げられる。例えば鉄、ニッケル、コバルト等の金属、金属酸化物、合金等である。しばしば使用される材料として、四三酸化鉄、三二酸化鉄、コバルト添加酸化鉄、フェライト、ニッケル微粉末等がある。磁性微粉末は場合によってはカラーの磁性体であってもよい。磁性体分散型キャリア粒子は導電材が分散して含有されていてもよい。
次に、キャリア粒子の抵抗に関して説明する。キャリア粒子の体積固有抵抗は108〜1014Ω・cmがよい。1014Ω・cm超過であると、エッジ効果が大きく、ザラツキ感が大きい。文字コピーでは特に大きな問題はないが、カラー・コピーであると、絵をコピーした場合、上記の不具合が生じる。また、現像時にキャリアの穂がかたくなり、スジ・ムラが生じ易い。108Ω・cm未満であると、キャリア付着を生じ易く、潜像担持体に小さな傷が生じると潜像が乱れて画像品質が低下する。
固有抵抗の測定法は次の通りである。面積10cm2(長さ4cm、巾2.5cm)の電極板2枚を2mmの間隔で対向させて形成されるセル内に、サンプルを溢れる程度に流入せしめた後、この状態で高さ15mmの位置から平板上に落下させるタッピング操作を30回繰返して、サンプルをセル内に充填する。次にセル上の余分なサンプルを除去してから、20℃、60%RHの環境下で電極板に500V/cmの直流電界に相当する電圧を印加して固有抵抗を求める。キャリアの粒径分布は粒子によるレーザ光の前方向回折光強度の角度分布が粒子径の関数であることを利用した公知の装置で測定する。
この2成分現像装置では現像の層厚は105〜975μm程度に規制し、潜像担持体と現像スリーブの間に直流及び/又は交流バイアス電圧をかけて現像が行なわれることが好ましい。特に交流バイアスによりトナーがバイアスに応じて往復運動をすることで高濃度の画像がえられる。また、非画像部ではトナーがバイアスに応じて往復運動をすることで地汚れがない高品質の画像がえられる。
次に、ベルト定着を例として定着装置を図1に示す。ベルト6は定着ローラ1と支持ローラ7により挟持されている。定着ローラ1は加圧ローラ5とローラ対を構成している。ここでの圧力は0.02〜6kg/cm2、より好ましくは0.1〜4kg/cm2程度をかける。ランプ8により支持ローラ7の表面を加熱して、ベルト6に熱を供給する。必要に応じて、定着ローラ1若しくは加圧ローラ5にもランプ8を設けても良い。定着ローラ1及び加圧ローラ5はアルミニウム、ステンレス、鉄、銅等の金属性中空ローラ芯の外周面に耐熱離型層11を設ける。耐熱離型層11はシリコンゴム(低温加硫シリコンゴム、室温加硫シリコンゴム、高温加硫シリコンゴム等)、フッ素ゴム、4フッ化エチレン樹脂、4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合樹脂、4フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂、4フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニールエーテル共重合樹脂などのものを任意に選んで単層又は複層の構造にして設ける。ゴム層の硬度は20〜80度(JISK6301)とし、より好ましくは25〜75度がよい。ゴム弾性体層の層厚は0.25〜20mm、より好ましくは0.70〜17mmが良い。
クリーニング部材3は定着ローラ1の表面の微少オフセット(トナー付着物)、紙の紙粉、その他の異物をクリーニングするものである。その材質は耐熱離型層11より離型性がよくないものを選ぶ。ランプ8は図示しないサーミスターにより温度をコントロールするランプである。分離爪4は紙10が定着ローラ1に巻き付くのを防ぐものである。オイル塗布部材2はシリコンオイル含浸フェルト、オイル供給ローラを設けてその物にオイルの塗布、フェルトにオイルを供給して、それによりオイルを塗布する等により離型性をもたせるかまたは補助するものである。
ベルト6はフイルム材としての例では厚みが10〜35μmの耐熱性フイルムであるのが望ましい。例えば、ポリエステル、ポリフルオロエチレンーポリフルオロプロピレン共重合体(PFA)、ポリイミド、ポリエーテルイミド等に必要に応じて、導電材を添加した離型層を5〜15μm程度被覆する。またはニッケル製ベルトに前記記載の定着ローラ1に使用する耐熱離層など、又はフイルム材に設ける離型層からなるものを0.05〜1mm程度を設けたものからなる。紙10上のトナー9はベルト6で予備加熱されて、トナー9は溶融された状態で定着ローラ1と加圧ローラ5のローラ対で定着される。
次のようなトナー処方により表1、表2の実施例1に示すブラックトナーを得た。
Figure 2006126266
Figure 2006126266
結着樹脂:ポリエステル樹脂(ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物テレフタル酸、コハク酸誘導体から合成されたポリエステル):100部
離型剤:カルナバワックス:5部
荷電制御剤:アゾ錯体染料:2部
着色剤:カーボンブラック(#44 三菱化学):13部
上記の処方量にて、ミキサーで予備混練を行なう。そのものを2本ロールミルで溶融混練を実施する。次にこのものを冷却後約0.5〜3mmに粗粉砕した後IDS2型ジェット粉砕機で粉砕した。そして、分級して平均粒径7.75μ、5μ以下の個数%が12.85、16μ以上の体積%が0.07のトナーを得た。
初期剤用トナーとして、前記トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を1.1部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を5.1部の割合をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。
また、補給用トナーは前記トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を0.9部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を2.5部の割合をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。
一方、キャリアは下記処方によりコーテング液を調整した。
シリコン樹脂SR2411(トーレダウコーニング社製):300部
トルエン:1200部
上記液を回転円盤型流動層コーテング装置に、平均粒径50μmのフェライトキャリア5Kgと共に入れ、キャリアを被覆した。その後この被覆物を装置より取り出して、250℃で2時間加熱し、膜を熟成した。複写機にセットしてテストするため、トナ−濃度が5%になるように前記初期剤用トナ−とキャリアの合計量が1000gになるように計量して現像剤を作成した。その500gをイマジオネオ450(リコー製複写機)の現像部にセットする。また、前記補給用トナーもセットして、100000枚の通紙テストをした。そのテスト結果を表3に記載する。
Figure 2006126266
実施例2は表1のように実施例1と同じようにテストした。そのテスト結果を表3に記載する。
次のようなトナー処方によりカラートナーを得た。
結着樹脂 :ポリエステル樹脂(ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物テレフタル酸、コハク酸誘導体から合成されたポリエステル):100部
荷電制御剤 :サリチル酸亜鉛塩(ボントロンE84、オリエント化学):2部
着色剤 :イエロー着色剤:C.I.ピグメントイエロー180(PV Fast Yellow HG(クラリアント)): 5部
:マゼンタ着色剤:C.I.ピグメントレッド122(HostapermPink E(クラリアント)):4部
:シアン着色剤:C.I.ピグメントブルー15:3(LionolBlueFG−7351(東洋インキ)): 2部
:ブラック着色剤:カーボンブラック(#44 三菱化学):7.5部
各色のトナーの製法は各処方量にて、ミキサーで予備混練を行なう。そのものを3本ロールミルで溶融混練を実施する。次にこのものを冷却後約0.5〜3mmに粗粉砕した後IDS2型ジェット粉砕機で粉砕した。そして、分級して平均粒径7.75μ、5μ以下の個数%が12.85、16μ以上の体積%が0.07のトナーを得た。前記各色に対して、前記トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を1.1部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を5.1部の割合と平均粒径0.015μmの酸化チタン微粉体(イソブチルトリメトキシシラン処理)を0.5部をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。また、補給用トナーは前記トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を1.0部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を1.5部と平均粒径0.015μmの酸化チタン微粉体(イソブチルトリメトキシシラン処理)を0.5部の割合をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。
一方、キャリアは下記処方によりコーテング液を調整した。
シリコン樹脂SR2411(トーレダウコーニング社製):300部
トルエン:1200部
上記液を回転円盤型流動層コーテング装置に、平均粒径50μmのフェライトキャリア5Kgと共に入れ、キャリアを被覆した。その後この被覆物を装置より取り出して、250℃で2時間加熱し、膜を熟成した。複写機にセットしてテストするため、トナ−濃度が5%になるように前記初期剤用トナ−とキャリアの合計量が1000gになるように計量して現像剤を作成した。その380gをイマジオカラー2800(リコー製複写機)にセットする。また、前記補給用トナーもセットして、100000枚の通紙テストをした。そのテスト結果を表3に記載する。
実施例3において、離型剤(カルナバワックス)・5部をトナー処方に更に加えた以外は実施例3と同じようにしてトナーを作成した。また、実施例3と同じ外添剤を添加して、テスト用初期剤と補給用トナーを作成した。このものをイマジオカラー2800(リコー製複写機)の定着部を図1のように改造して、100000枚の通紙テストをした。表3のような結果をえた。
実施例4において、初期剤のトナーの外添剤のみ次のように混合条件が弱い混合機にかえた。トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を1.1部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を5.1部の割合と平均粒径0.015μmの酸化チタン微粉体(イソブチルトリメトキシシラン処理)0.5部をV型混合機で混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。補給用トナーは実施例4と同じトナーを使用する。このものをイマジオカラー2800(リコー製複写機)の定着部を図1のように改造して、100000枚の通紙テストをした。表3のような結果をえた。
実施例5において、初期剤のトナーの外添剤のみ次のようにかえた。トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を1.1部と平均粒径0.015μmの酸化チタン微粉体(イソブチルトリメトキシシラン処理)0.5部をヘンシェルミキサーで混合する。更に、その混合物の中に平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を5.1部加えて、最初の混合より弱い力のV型混合機で混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。このものをイマジオカラー2800(リコー製複写機)の定着部を図1のように改造して、100000枚の通紙テストをした。表3のような結果をえた。
実施例4において、イマジオカラー4000(リコー製複写機)の定着部を図1の装置にかえた以外は実施例4と同じトナーで同じようにテストした結果、実施例4と同じ結果をえた。
実施例3において、トナー及びキャリアは実施例3と同じ物を使用する。そして、各色トナーでトナー濃度が7%になるように前記初期剤用トナ−とキャリアの合計量が1000gになるように計量して現像剤を作成した。その280gをイプシオカラー8100(リコー製複写機)にセットする。また、前記補給用トナーもセットして、100000枚の通紙テストをした。そのテスト結果を表3に記載する。
実施例4において、トナーの外添剤の混合は次のようにした。各色に対して、前記トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を1.1部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(シリコンオイル処理)を5.1部の割合と平均粒径0.015μmの酸化チタン微粉体(イソブチルトリメトキシシラン処理)0.5部をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。また、補給用トナーは前記トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を1.0部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(シリコンオイル処理)を1.5部と平均粒径0.015μmの酸化チタン微粉体(イソブチルトリメトキシシラン処理)を0.5部の割合をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。トナー及びキャリアは実施例4と同じ物を使用する。そして、各色トナーでトナ−濃度が7%になるように前記初期剤用トナ−とキャリアの合計量が1000gになるように計量して現像剤を作成した。その280gをイプシオカラー8100(リコー製複写機)にセットする。また、前記補給用トナーもセットして、100000枚の通紙テストをした。そのテスト結果を表3に記載する。
次のようにして重合トナーを作成した。
ブラックトナー例
スチレンモノマー:90部
メタクリル酸n−ブチル:55部
帯電制御剤(サリチル酸亜鉛塩:ボントロンE84、オリエント化学社製):3、5部
着色剤(カーボンブラック#44、三菱化学社製):7.5部
上記を配合し、重合開始剤(2,2−アゾビスイソブチロニトリル)と共に反応容器に入れて重合を行ない、粒径6.8μmのところで重合を停止して、この造粒した粒子を水洗した後乾燥して重合トナー粒子を得た。外添剤は実施例3と同じものを添加して負帯電性の現像用トナーを作成した。一方、キャリアは実施例3のキャリアを使用して、トナ−濃度が5%になるように前記トナ−とキャリアの合計量が1000gになるように計量して現像剤を作成した。
イエロートナー例
スチレンモノマー:90部
メタクリル酸n−ブチル:55部
帯電制御剤(サリチル酸亜鉛塩:ボントロンE84、オリエント化学社製):3.5部
着色剤(PV Fast Yellow HG、クラリアント社製):5部
上記を配合し、重合開始剤(2,2−アゾビスイソブチロニトリル)と共に反応容器に入れて重合を行ない、粒径6.8μmのところで重合を停止して、この造粒した粒子を水洗した後乾燥して重合トナー粒子を得た。外添剤は実施例3と同じものを添加して負帯電性の現像用トナーを作成した。一方、キャリアは実施例3のキャリアを使用して、トナ−濃度が5%になるように前記トナ−とキャリアの合計量が1000gになるように計量して現像剤を作成した。
マゼンタトナー例
スチレンモノマー:90部
メタクリル酸n−ブチル:55部
帯電制御剤(サリチル酸亜鉛塩:ボントロンE84、オリエント化学社製):3.5部
着色剤 (Hostaperm Pink E、ヘキスト社製):4部
上記を配合し、重合開始剤(2,2−アゾビスイソブチロニトリル)と共に反応容器に入れて重合を行ない、粒径6.8μmのところで重合を停止して、この造粒した粒子を水洗した後乾燥して重合トナー粒子を得た。外添剤は実施例3と同じものを添加して負帯電性の現像用トナーを作成した。一方、キャリアは実施例3のキャリアを使用して、トナ−濃度が5%になるように前記トナ−とキャリアの合計量が1000gになるように計量して現像剤を作成した。
シアントナー例
スチレンモノマー:90部
メタクリル酸n−ブチル:55部
帯電制御剤(サリチル酸亜鉛塩:ボントロンE84、オリエント化学社製):3.5部
着色剤(Lionol Blue FG−7351、東洋インキ社製):2.5部
上記を配合し、重合開始剤(2,2−アゾビスイソブチロニトリル)と共に反応容器に入れて重合を行ない、粒径6.8μmのところで重合を停止して、この造粒した粒子を水洗した後乾燥して重合トナー粒子を得た。外添剤は実施例3と同じものを添加して負帯電性の現像用トナーを作成した。一方、キャリアは実施例3のキャリアを使用して、トナ−濃度が5%になるように前記トナ−とキャリアの合計量が1000gになるように計量して現像剤を作成した。各色の現像剤はその380gをイマジオカラー2800(リコー製複写機)にセットする。また、前記補給用トナーもセットして、100000枚の通紙テストをした。そのテスト結果を表3に記載する。
磁性体分散型キャリアを下記のようにして調製した。
スチレン/n−ブチルメタクリレート(70:30):100部
共重合体
磁性体(EPT1000、戸田工業社製):70部
上記を2本ロールで溶融混練した後、40μmのキャリアを得た。トナーは実施例1のものを用いて実施例1と同じ方法で現像剤を作成し、実施例1と同じテストをしたところ、同じような結果が得られた。
スチレン/n−ブチルメタクリレートにかえてシリコーン樹脂100部を用いた以外は実施例11と同じ方法で現像剤を作成し及びテストしたところ、実施例12と同じような結果が得られた。
磁性体分散型キャリアを下記のようにして調製した。
スチレン/n−ブチルメタクリレート(70:30):100部
共重合体
磁性体(EPT1000、戸田工業社製):70部
上記を2本ロールで溶融混練した後、40μmのキャリアを得た。トナーは実施例1のものを用いて実施例4と同じ方法で現像剤を作成し、実施例4と同じテストをしたところ、同じような結果が得られた。
スチレン/n−ブチルメタクリレートにかえてシリコーン樹脂100部を用いた以外は実施例4と同じ方法で現像剤を作成し及びテストしたところ、実施例4同じような結果が得られた。
トナ−は実施例4のものを使用した。一方、キャリアは下記処方によりコ−ティング液を調整し芯材に被覆した。ヒドロキシル基を有するアクリル樹脂の合成例:攪拌機にて、攪拌しながら窒素気流中でキシレン700g、ブタノール300gを仕込み、100℃に昇温し、スチレン400g、メチルメタクリレート160g、n−ブチルアクリレート200g、メタクリル酸30g、2−ヒドロキシエチルアクリレート100g及重合開始剤として、アゾビスイソブチロニトリル10gの混合物を5時間かけて滴下した。その後内容物を更に6時間反応させて、固形分50%の樹脂をえた。(水酸価:41KOHmg/g、数平均分子量1400)
Cu-Znフェライト(パウダーテック社、平均粒径50μm、F-300):1000部
完全置換型メチル化ベンゾグアナミン(重合度1.65、固形分77%):2.6部
アクリル樹脂(上記合成品:固形分50%):10部
トルエン:300部
上記メチル化グアナミンとアクリル樹脂とトルエンを混合してコーティングを調整した。上記フェライトを投入した流動床式コーティング装置の温度を約60℃に保ちコーティング液を噴霧した。スプレー終了後、約10分乾燥させ取り出した。次にこのキャリアを電気炉にて150℃で1時間処理し、冷却後解砕して膜厚0.2μmの樹脂被覆キャリアをえた。このキャリアおよびトナ−を用いて、実施例4と同じようにテストしたところ実施例4と同じ結果をえた。
トナ−は実施例4のものを使用した。一方、キャリアは下記処方によりコ−ティング液を調整し芯材に被覆した。ヒドロキシル基を有するアクリル樹脂の合成例:攪拌機にて、攪拌しながら窒素気流中でキシレン700g、ブタノール300gを仕込み、100℃に昇温し、スチレン400g、メチルメタクリレート160g、n−ブチルアクリレート200g、メタクリル酸30g、2−ヒドロキシエチルアクリレート100g及重合開始剤として、アゾビスイソブチロニトリル10gの混合物を5時間かけて滴下した。その後内容物を更に6時間反応させて、固形分50%の樹脂をえた。(水酸価:41KOHmg/g、数平均分子量1400)
Cu-Znフェライト(パウダーテック社、平均粒径50μm、F-300):1000部
完全置換型メチル化ベンゾグアナミン(重合度1.65、固形分77%):2.6部
アクリル樹脂(上記合成品:固形分50%):10部
導電剤:ケチェンブラックECDJ600(ライオンアクゾ社製):2.5部
トルエン:300部
上記メチル化グアナミンとアクリル樹脂とトルエンを混合してコーティングを調整した。上記フェライトを投入した流動床式コーティング装置の温度を約60℃に保ちコーティング液を噴霧した。スプレー終了後、約10分乾燥させ取り出した。次にこのキャリアを電気炉にて150℃で1時間処理し、冷却後解砕して膜厚0.2μmの樹脂被覆キャリアをえた。このキャリアおよびトナ−を用いて、実施例4と同じようにテストしたところ実施例4と同じ結果を得た。
実施例4において、初期剤のトナー外添剤の中で平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)の添加量を5.1部から3.0部にかえた。また、補給用トナーの外添剤の中で平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)の添加量を1.5部から0.8部にかえた以外は実施例4と同じようにしてテストをしたところ表3のような結果がえられた。
実施例4において、各色トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を1.1部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を3.0部の割合と平均粒径0.015μmの酸化チタン微粉体(イソブチルトリメトキシシラン処理)を0.5部をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。また、補給用トナーは前記トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を1.0部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を0.8部と平均粒径0.015μmの酸化チタン微粉体(イソブチルトリメトキシシラン処理)を0.5部の割合をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。そして、実施例4と同じようにテストしたところ表3のような結果を得た。
(比較例1)
次のようなトナー処方によりブラックトナーを得た。
結着樹脂:ポリエステル樹脂(ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物テレフタル酸、コハク酸誘導体から合成されたポリエステル):100部
離型剤:カルナバワックス:5部
荷電制御剤:アゾ錯体染料:2部
着色剤:カーボンブラック(#44 三菱化学):13部
上記の処方量にて、ミキサーで予備混練を行なう。そのものを2本ロールミルで溶融混練を実施する。次にこのものを冷却後約0.5〜3mmに粗粉砕した後IDS2型ジェット粉砕機で粉砕した。そして、分級して平均粒径7.75μ、5μ以下の個数%が12.85、16μ以上の体積%が0.07のトナーを得た。
初期剤用トナーとして、前記トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を1.1部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を1.1部の割合をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。また、補給用トナーは前記トナー100重量部に対して、平均粒径0.015μmのシリカ微粉体(ジメチルシロキサン処理)を0.9部と平均粒径0.140μmのシリカ微粉体(ヘキサメチルジシラザン処理)を0.9部の割合をヘンシェルミキサーで混合してからフルイがけをしてトナーを作成した。一方、キャリアは下記処方によりコーテング液を調整した。
シリコン樹脂SR2411(トーレダウコーニング社製):300部
トルエン:1200部
上記液を回転円盤型流動層コーテング装置に、平均粒径50μmのフェライトキャリア5Kgと共に入れ、キャリアを被覆した。その後この被覆物を装置より取り出して、250℃で2時間加熱し、膜を熟成した。複写機にセットしてテストするため、トナ−濃度が5%になるように前記初期剤用トナ−とキャリアの合計量が1000gになるように計量して現像剤を作成した。その500gを イマジオネオ450(リコー製複写機)の現像部にセットする。また、前記補給用トナーもセットして、1000枚の通紙でやや画像にクリーニング不良に伴う汚れがみられた。更に、10000枚の通紙を続けると、画像に黒いスジが発生した。クリーニングブレードを取り出して、電子顕微鏡(SEM)でブレード先端を観察するとブレードの深さ方向に傷があり、その傷と画像の黒いスジが対応していた。また、その汚れに伴いローラ帯電部のクリーニング部材、定着部のクリーニング部材の汚れが著しかった。
本発明のトナーを使用するベルト定着装置を示す構成図である。
符号の説明
1 定着ローラ
2 加圧ローラ
3 クリーニング部材
4 分離爪
6 ベルト
7 支持ローラ
8 ランプ
9 トナー
10 紙
11 耐熱離型層

Claims (14)

  1. 少なくとも静電潜像担持体上を帯電する工程と、該静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程と、該静電潜像をキャリア粒子とトナー粒子からなる2成分現像剤によって現像する工程と、該静電潜像担持体上に形成されたトナー像は転写工程で1回もしくは複数回にわたって、中間転写部材を介して、又は中間転写部材を介さないで転写部材上に転写し、その後、静電潜像担持体はクリ−ニング工程でクリ−ニングして、静電潜像担持体は次の静電潜像の形成に備え、トナ−像は最終的な転写部材に転写された後、定着工程により熱及び圧力を付与してトナー像を定着する画像形成方法において、
    該トナー粒子は少なくとも結着樹脂、着色剤、荷電制御剤及び外添剤からなり、前記現像工程では初期現像剤に含まれるトナー粒子に添加する外添剤は補給トナーに添加する外添剤より大きな粒径のものを含有し、その外添剤の総量は補給用トナー粒子と同等もしくは多く添加することを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記トナー粒子の前記外添剤の粒径は異なる組み合わせを少なくとも1種類以上を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 前記トナー粒子の結着樹脂はポリエステルであることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  4. 前記トナー粒子の結着樹脂はポリオールであることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  5. 前記トナー粒子の着色剤は互いに異なるイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックからなるカラートナーであることを特徴とする請求項1乃至4項のいずれかに記載の画像形成方法。
  6. 前記トナー粒子は離型剤を含有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成方法。
  7. 前記静電潜像担持体のクリ−ニング工程はブレードクリーニング法であることを特徴とする請求項1項に記載の画像形成方法。
  8. 前記静電潜像担持体の潜像を現像する際に交互電界を印加することを特徴とする請求項1または7記載の画像形成方法。
  9. 前記潜像担持体はアモルファスシリコン感光体であることを特徴とする請求項1、7、8のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  10. 前記帯電工程における帯電装置は潜像担持体に帯電部材を接触させ、当該帯電部材に電圧を印加することによって帯電を行う帯電装置であることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  11. 前記定着装置は発熱体を具備する加熱体と、前記加熱体と接触するフイルムを介して前記加熱体と圧接する加圧部材とを有し、前記フイルムと前記加圧部材の間に未定着画像を形成させた被記録材を通過させて加熱する定着装置であることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  12. 前記定着装置が定着ベルトとローラ対からなるものでトナー像を定着することを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  13. 磁性金属から構成されて電磁誘導により加熱される加熱ローラと、前記加熱ローラと平行に配置された定着ローラと、前記加熱ローラと前記定着ローラとに張り渡され、前記加熱ローラにより加熱されるとともにこれらのローラによって回転される無端帯状のトナー加熱媒体と、前記トナー加熱媒体を介して前記定着ローラに圧接されるとともに、前記トナー加熱媒体に対して順方向に回転して定着ニップ部を形成する加圧ローラとを有する定着装置であることを特徴とする請求項1項乃至10のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  14. 現像手段と、感光体、帯電手段、クリ−ニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカ−トリッジにおいて、前記現像手段は、トナーを保持し、該トナーは、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のトナーであるプロセスカ−トリッジを使用することを特徴とする画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015022110A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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