JP2006125510A - クランプ部材の共締構造 - Google Patents

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大輔 稲垣
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Abstract

【課題】組付性に優れるとともに的確な締結構造を実現するクランプ部材の共締構造を提供する。
【解決手段】少なくとも2つのクランプ部材11,12を重ね合せて締結固定する。一方のクランプ部材11の端部に凹部11bを設けるとともに、他方のクランプ部材12の端部に凹部11bに係合可能な爪部12bを形成し、凹部11bおよび爪部12bを係合させて両クランプ部材11,12を重ね合せて締結固定する。凹部11bはU字型の切欠きにより形成され、爪部12bはT字型の突片状に形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば乗用車等の車両において車体各部に配設され、引き回されるワイヤもしくはケーブル類等を固定するためのクランプ部材の共締構造に関する。
この種の車両において、たとえばブレーキまわり等をはじめとして車体各部にワイヤもしくはケーブル類が配設され、引き回される。これらのワイヤもしくはケーブルを固定する方法としてクランプ手段が用いられる。その場合、たとえば相互に隣接配置されるワイヤもしくはケーブルにあっては、配設スペースあるいは組付性等を考慮してクランプ部材を所謂、共締することがある。
たとえば、それぞれワイヤもしくはケーブルが係着する2つのクランプ部材を重ね合せて、それらが固定されるべきボディ所定部位に単一のボルトにて締着する。この場合、2つのクランプ部材を重ね合せた状態で保持し、ボルトを挿通させる際に相互に位置ずれしないように行われる。また、従来の固定方法として、一方のクランプ部材に穴を開けるとともに、他方のクランプ部材からL字型のツメを引っ掛ける等の方法が知られている。
特開平10−217948号公報 特開2000−108884号公報
しかしながら、2つのクランプ部材を重ね合せて固定する方法もしくは構造では、組付に際してそれらのクランプ部材を挟んでいる手を離すと、クランプ部材同士が離れてしまう。つまり共締で組み付ける際には、つねに2つのクランプ部材を位置ずれしないように重ね合せた状態で保持しておかなければならず、組付作業性さらにはその作業効率は必ずしも良好ではなかった。
なお、特許文献1等にはこの種のブレーキ等に関連するホースの取付構造が開示されている。たとえば、特許文献1に記載のブレーキホース取付構造では、車体フレームに固着した燃料タンクブラケットにブレーキホースブラケットを設け、該ブレーキホースブラケットにブレーキホースの一端を固定するようにしている。
本発明はかかる実情に鑑み、組付性に優れるとともに的確な締結構造を実現するクランプ部材の共締構造を提供することを目的とする。
本発明のクランプ部材の共締構造は、少なくとも2つのクランプ部材を重ね合せて締結固定するクランプ部材の共締構造であって、一方のクランプ部材の端部に凹部を設けるとともに、他方のクランプ部材の端部に前記凹部に係合可能な爪部を形成し、前記凹部および前記爪部を係合させて両クランプ部材を重ね合せて締結固定することを特徴とする。
また、本発明のクランプ部材の共締構造において、前記他方のクランプ部材の爪部は、両クランプ部材が締結される相手部材に対して当接し得るように形成され、その当接により前記相手部材に対して回り止めされることを特徴とする。
また、本発明のクランプ部材の共締構造において、前記一方のクランプ部材の凹部はU字型の切欠きにより形成され、前記他方のクランプ部材の爪部はT字型の突片状に形成されることを特徴とする。
本発明によれば、一方のクランプ部材の凹部に他方のクランプ部材の爪部を係合させ、両者を一体化したかたちで重ね合せることで、位置ずれすることなく保持される。ボルトの締込め時には他方のクランプ部材の爪部が、相手部材に当接することで回り止めされ、2つのクランプ部材を円滑かつ適性に締結固定することができる。
以下、図面に基づき、本発明によるクランプ部材の共締構造の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるクランプ部材の共締構造の要部構成を示している。この実施形態では相互に共締されるクランプ部材11とクランプ部材12を有し、これらが相手部材であるブラケット10に締結固定されるものとする。
ここで、この実施形態においては自動車のブレーキシステムまわりに本発明を適用し、そのブレーキシステムに配設され、引き回されるワイヤもしくはケーブルを固定するためのクランプ部材の例とする。その例として図2は、後輪を支持するリヤサスペンションまわりの概略構成を示しており、この例ではトーションビーム式のサスペンション100に後輪101が支持される。
図2において、後輪101はサスペンション100のトーションビーム102によって支持される。この実施形態のブレーキシステムでは、ABS(アンチロックシステム)のセンサ機構(車輪速センサ)に接続されるワイヤ103と、パーキングブレーキ用のブレーキシュー104に連結され、これを駆動するためのケーブル105を有する。これらワイヤ103およびケーブル105は、トーションビーム102の適所を引き回され、図示例の部位でクランプ部材11およびクランプ部材12を介して、トーションビーム102に設けたブラケット10に固定される。
この場合、クランプ部材11およびクランプ部材12のそれぞれ一端側にワイヤ103およびケーブル105が係着し、それぞれの他端側でブラケット10に締結固定される。なお、ワイヤ102はABSの制御装置に接続され、またケーブル105は、パーキングブレーキを操作するための操作レバー(図示せず)に接続される。
さて、図1においてブラケット10、クランプ部材11およびクランプ部材12にはそれぞれ、締着用のボルト13(図4参照)を挿通するための挿通孔10a,11aおよび12aが形成されている。これらの部材は、たとえば薄鋼板(たとえば、SP材もしくはSPC材等)で形成され、ブラケット10はトーションビーム102の適所から鍵状に立ち上がり、平坦な締着部10bを有する。クランプ部材11およびクランプ部材12についても薄鋼板等により形成され、ブラケット10の締着部10bと略同等程度の幅を有している。
特に、一方のクランプ部材11の端部に凹部11bを設けるとともに、他方のクランプ部材12の端部に凹部11bに係合可能な爪部12bが形成される。そして、凹部11bおよび爪部12bを係合させて、両クランプ部材11,12を重ね合せて締結固定するようになっている。
この実施形態ではクランプ部材11の凹部11bは、典型的にはU字型の切欠きにより形成される。クランプ部材12の爪部12bは、典型的にはT字型の突片状に形成され、クランプ部材12の端部から適度に突出した後、下方に折曲される。爪部12bのT字型のくびれ部位の幅は、クランプ部材11の凹部11bの内幅よりも適度に狭くなるように設定されている。また、「T」字の上部横辺部位(横線部分)は、ブラケット10の締着部10bの周縁部に当接し得るように形成される。
上記構成において、クランプ部材11およびクランプ部材12を用いてワイヤ103およびケーブル105を実装する際、まず、図3のようにクランプ部材11の凹部11bにクランプ部材12の爪部12b(くびれ部位)を係合させる。2つのクランプ部材11およびクランプ部材12をこのように係合させることで、両者は一体化したかたちで重ね合せられ、この状態を片手で保持するができる。このときクランプ部材11およびクランプ部材12のそれぞれ挿通孔11aおよび12aは略整合しており、両者は位置ずれすることなく保持される。
つぎに、クランプ部材11およびクランプ部材12の挿通孔11aおよび12aに、締着用のボルト13を挿通する。この場合、2つの挿通孔11aおよび12aは略位置合せされているため、ボルト13を容易かつ的確に挿通することができる。さらに、そのボルト13をブラケット10の挿通孔10aに挿通しながら、クランプ部材11およびクランプ部材12をブラケット10の締着部10bにセットする。あるいはこの場合、クランプ部材11およびクランプ部材12を締着部10bにセットしてから、そこにボルト13を挿通してもよく、これらいずれの場合もクランプ部材12の爪部12bが締着部10bの周縁部に対応配置される。
ボルト13を締め込む際、爪部12bがブラケット10の締着部10bの周縁部に当接するため、クランプ部材11およびクランプ部材12は回り止めされる。ボルト13の締込め時にクランプ部材11およびクランプ部材12が空回り等することがなく、したがって円滑かつ適性に、2つのクランプ部材11およびクランプ部材12をブラケット10に締結固定することができる(図4)。このように2つクランプ部材11およびクランプ部材12を位置ずれすることなく、しかも回り止めされるようにしたことで組付性を大幅に向上することができる。
以上、本発明を実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
たとえば、クランプ部材11およびクランプ部材12の材質は、上記実施形態の場合に限らず、その他の材料を使用可能であり、またクランプ部材11の凹部11bあるいはクランプ部材12の爪部12bの具体的形状は、図示例のものに限定されず、凹凸嵌合し得るその他の形状を採用可能である。
また、クランプ部材の数量として、たとえばクランプ部材11と実質的に同様に構成される第3(あるいは第4)のクランプ部材を追加し、計3つ以上のクランプ部材を共締する場合にも適用可能である。
また、適用対象としてブレーキシステムのワイヤ/ケーブルの例を説明したが、ABSを持たない場合にも同様な作用効果を奏する上、ブレーキシステムに限らず、その他の車両部位のワイヤ類等に対しても同様に適用することができる。さらには、自動車の場合に限らず、その他の機械装置等に対して本発明は有効に適用可能である。
本発明によるクランプ部材の共締構造の要部構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るリヤサスペンションまわりの概略構成を示す斜視図である。 本発明によるクランプ部材の共締構造における作用を示す斜視図である。 本発明の実施形態にクランプ部材の共締時の作用を示す斜視図である。
符号の説明
10 ブラケット
10a,11a,12a 挿通孔
10b 締着部
11,12 クランプ部材
11b 凹部
12b 爪部
13 ボルト
103 ワイヤ
105 ケーブル

Claims (3)

  1. 少なくとも2つのクランプ部材を重ね合せて締結固定するクランプ部材の共締構造であって、
    一方のクランプ部材の端部に凹部を設けるとともに、他方のクランプ部材の端部に前記凹部に係合可能な爪部を形成し、前記凹部および前記爪部を係合させて両クランプ部材を重ね合せて締結固定することを特徴とするクランプ部材の共締構造。
  2. 前記他方のクランプ部材の爪部は、両クランプ部材が締結される相手部材に対して当接し得るように形成され、その当接により前記相手部材に対して回り止めされることを特徴とする請求項1に記載のクランプ部材の共締構造。
  3. 前記一方のクランプ部材の凹部はU字型の切欠きにより形成され、前記他方のクランプ部材の爪部はT字型の突片状に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のクランプ部材の共締構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010215121A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Toyo Tire & Rubber Co Ltd バックドアダンパ
CN102706241A (zh) * 2012-06-14 2012-10-03 无锡市麦希恩机械制造有限公司 卡扣的安装结构

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