JP2009078795A - 自動二輪車 - Google Patents

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Haruhisa Uchida
晴久 内田
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Abstract

【課題】マグネシウム系材料からなるリアフレームを備えた自動二輪車において、部品点数の増加を抑えつつ、リアフレームの電食を抑制することにある。
【解決手段】自動二輪車は、絶縁体で被覆されたマグネシウム系材料からなるリアフレーム20と、平面視においてリアフレーム20のシートレール21L,21Rの間に配置されるバッテリ60と、バッテリ60からシートレール21Lに沿って前後方向に延びるハーネス61aとを備えている。バッテリボックス40は、バッテリ60を支持するバッテリ支持部41と、シートレール21Lに沿って前後方向に延びる側板42Lとを備えている。側板42Lは、シートレール21Lの一部の車両中心側の側方を覆うように、シートレール21Lとハーネス61aとの間に介在している。
【選択図】図12

Description

本発明は、自動二輪車に関する。
自動二輪車は、各種電装品に電力を供給するためにバッテリを備えている。バッテリは比較的大きな車載部品である。そのため、自動二輪車のスリム化を図るために、バッテリは、車両前後方向の中央部分に配置されることが多い。車両前後方向の中央部分は、自動二輪車において最も横幅の大きな部分であるからである。
例えば、メインフレームから後方に延びる左右一対のシートレールと、両シートレールをつなぐクロスメンバとを有するリアフレームを備えた自動二輪車において、左右のシートレールにおける前側部分の間にバッテリボックスを設け、このバッテリボックス内にバッテリを配置したものが知られている。この種の自動二輪車にあっては、バッテリとテールライトとをつなぐハーネス等は、バッテリからシートレールの側方を通って後方に延びている。
ところで、近年、自動車等の軽量化を図るため、マグネシウム合金等のマグネシウム系材料を車両構造部品に利用することが提案されている(例えば特許文献1参照)。そこで、自動二輪車の軽量化を図るため、リアフレームをマグネシウム合金等のマグネシウム系材料で形成することが考えられる。しかし、マグネシウム系材料は、電位的に最も卑である。そのため、マグネシウム系材料で形成されたリアフレームは、そのままでは電食を起こしやすい。そこで、マグネシウム系材料で形成されたリアフレームの表面を絶縁体で被覆することが考えられる。
特開2002−188616号公報
しかしながら、リアフレームの表面を絶縁体で被覆したとしても、リアフレームと他の車両部品とが接触してリアフレーム表面の絶縁体に傷がつき、マグネシウム系材料が部分的に露出してしまうことがある。
特に、バッテリに接続されたハーネスの一部は、リアフレームのシートレールと車体カバーとの間の隙間内にシートレールに沿うように配設されることがあり、シートレールと接触しやすい。また、ハーネスは可撓性を有しているため、当初はシートレールと接触しない所定の位置に配設されていたとしても、その後に位置ずれが生じ、シートレールと接触するようになるおそれがある。さらに、自動二輪車の走行時の振動により、ハーネスとリアフレームとが擦れ合うおそれがある。
ここで、リアフレームにおける接触予想部分、すなわち、他の車両部品との接触が予想される部分に、それぞれ個別に接触防止用のカバーを設けることが考えられる。しかし、リアフレームに対して接触防止用カバーを個々に取り付けたのでは、部品点数が多くなってしまう。そのため、取付構造が複雑になり、また、取付作業が面倒となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、マグネシウム系材料からなるリアフレームを備えた自動二輪車において、部品点数の増加を抑えつつ、リアフレームの電食を抑制することにある。
本発明に係る自動二輪車は、左右一対のシートレールを有し、実質的にその全体が絶縁体で被覆されたマグネシウム系材料からなるリアフレームと、平面視において前記両シートレールの間に配置されるバッテリと、前記シートレールよりも車両中心側において、前記バッテリから前記シートレールに沿って前後方向に延びるハーネスと、を備えた自動二輪車であって、前記シートレールの一部の車両中心側の側方を覆うように前記シートレールと前記ハーネスとの間に介在し、前記シートレールに沿って前後方向に延びる側板を備えたものである。
本発明に係る他の自動二輪車は、左右一対のシートレールを有し、実質的にその全体が絶縁体で被覆されたマグネシウム系材料からなるリアフレームと、平面視において前記両シートレールの間に配置されるバッテリと、前記シートレールよりも車両中心側において、前記バッテリから前記シートレールに沿って前後方向に延びるハーネスと、を備えた自動二輪車であって、前記バッテリを支持するバッテリ支持部と、少なくとも一部が、前記バッテリ支持部よりも後方において、前記シートレールの一部の車両中心側の側方を覆うように前記シートレールと前記ハーネスとの間に介在し、前記シートレールに沿って前後方向に延びる側板と、を備えたものである。
本発明によれば、マグネシウム系材料からなるリアフレームを備えた自動二輪車において、部品点数の増加を抑えつつ、リアフレームの電食を抑制することが可能となる。
《自動二輪車の全体構成》
図1および図2に示すように、実施形態に係る自動二輪車1は、車体フレーム10と、車体フレーム10に支持されたエンジン2と、前輪3と、後輪4と、ハンドル5と、燃料タンク6と、メインシート7と、タンデムシート9とを備えている。自動二輪車1の後側には、テールランプユニット8が設けられている。本実施形態に係る自動二輪車1は、いわゆるモータサイクル型の自動二輪車である。ただし、本発明に係る自動二輪車の種類は特に限定されず、いわゆるモトクロッサ型、モペット型、スクータ型等の自動二輪車であってもよい。なお、以下の説明における前後左右の各方向は、メインシート7に着座したライダーから見た場合の前後左右の各方向をいうものとする。
《車体フレーム》
図3に示すように、車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後方斜め下向きに延びるメインフレーム12と、メインフレーム12の中途部から後方斜め上向きに延びるリアフレーム20とを備えている。詳細は後述するが、本実施形態では、リアフレーム20はマグネシウム合金によって形成されている。
《メインフレーム》
メインフレーム12は、リアフレーム20の材料よりも電位的に貴な材料によって形成されている。本実施形態では、メインフレーム12はアルミニウム合金によって形成されている。メインフレーム12には、リアフレーム20を取り付けるためのブラケット13が設けられている。
《リアフレーム》
図4は、リアフレーム20の平面図である。図4に示すように、リアフレーム20は、左右一対のシートレール21L,21Rと、両シートレール21L,21Rをつなぐクロスメンバ22とを有している。
リアフレーム20は、マグネシウムを50重量%以上含む材料、すなわちマグネシウム系材料によって形成されている。リアフレーム20は、マグネシウムを90重量%以上含む材料で形成されていることが好ましく、ここでは、リアフレーム20はマグネシウム合金によって形成されている。リアフレーム20の製造方法は特に限定されないが、本実施形態では、リアフレーム20はマグネシウム合金製の鋳造品である。
リアフレーム20の表面は、絶縁体で被覆されている。なお、絶縁体は、リアフレーム20の表面に付加された絶縁材であってもよく、リアフレーム20の母材(すなわち、マグネシウム合金)の表面を、絶縁性を有するように改質することによって形成してもよい。すなわち、絶縁体は、改質された母材の一部であってもよい。本実施形態では、リアフレーム20には、電食防止のために表面処理が施されている。表面処理の種類は特に限定されないが、例えば、クロム酸クロム処理(クロメート処理)、燐酸クロム処理、燐酸マンガン処理等の表面処理を好適に利用することができる。また、リアフレーム20の表面に、蒸着等によって絶縁性の膜を形成してもよく、絶縁性を有する塗料を塗布してもよい。このようにリアフレーム20の表面を絶縁体で被覆することにより、リアフレーム20の電食を抑制することができる。
図4に示すように、リアフレーム20のシートレール21Lの後側部分には、下方に凹んだ窪み25が形成されている。また、この窪み25の前後には、ねじ孔26がそれぞれ形成されている。
図3に示すように、シートレール21Lの前端の上部および下部には、メインフレーム12のブラケット13に締結される締結部80が設けられている。なお、図3では右側のシートレール21Rは図示されていないが、右側のシートレール21Rにも同様の締結部80が設けられている。以下では、左側のシートレール21Lの締結部80のみについて説明する。
図5(a)および(b)に示すように、締結部80は、リアフレーム20(厳密には、シートレール21L)の側面部21Aと連続しているが、側面部21Aよりも横幅(すなわち、左右方向の幅)の広い部分である。上側の締結部80および下側の締結部80には、それぞれ貫通孔23が形成されている。締結部80の左右方向の一端側および他端側における貫通孔23の周囲には、座面81が形成されている。図5(a)に示すように、締結部80には、凹部82が形成されている。凹部82は、締結部80における貫通孔23の半径方向の外側の部分に形成されており、貫通孔23側に凹んでいる。また、凹部82は、締結部80における貫通孔23の軸方向(図5(a)における左右方向)の中途部分に形成されている。
なお、本実施形態では、シートレール21Lにおける上側の締結部80は側面部21Aの左側に位置し、下側の締結部80は側面部21Aの右側に位置している。図示は省略するが、シートレール21Rにおける上側の締結部80は側面部21Aの右側に位置し、下側の締結部80は側面部21Aの左側に位置している。すなわち、上側の締結部80は車両の外側に位置し、下側の締結部80は車両の中心側に位置している。しかし、上側の締結部80および下側の締結部80の位置は特に限定される訳ではない。上側の締結部80と下側の締結部80とは、本実施形態のように側面部21Aに対して互いに反対の側に位置していてもよく、あるいは、側面部21Aに対して同一の側に位置していてもよい。
図5(a)に示すように、締結部80の凹部82の両側部分の肉厚B1,B2は、シートレール21Lの側面部21Aの肉厚Cに実質的に等しい。ここで、「肉厚が実質的に等しい」とは、鋳造時の凝固割れが生じない程度に等しいことを言い、例えば、一方の厚みが他方の厚みの0.5〜2倍程度であることを言う。なお、シートレール21Lの側面部21Aの肉厚は、側面部21Aの箇所によってばらつきがあるが、ここでは、側面部21Aの肉厚Cとして、シートレール21Lの前端部における平均の肉厚を考えることとする。また、本実施形態では、締結部80における貫通孔23の半径方向の厚み(詳しくは、凹部82の底面と貫通孔23の内周面との間の厚み)B3も、側面部21Aの肉厚Cに実質的に等しい。
図5(b)に示すように、仮に締結部80の端部に角部80bが存在しているとすると、この角部80bは無駄な部分(いわゆる駄肉)となる。ところが、本実施形態では、締結部80の端部80aは、丸まった形となっており、角部80bが排除されている。このように角部80bを排除することにより、締結部80における厚肉部の発生を抑制することができる。したがって、本実施形態では、凹部82を形成したことに加え、角部80bを排除したことによっても、リアフレーム20の鋳造時における凝固割れが生じにくくなっている。
詳細は後述するが、図6、図7、および図8に示すように、リアフレーム20の締結部80は、ボルト71によって、メインフレーム12のブラケット13に固定されている。すなわち、リアフレーム20は、締結部80の貫通孔23(図5(a)参照)を挿通するボルト71によって、メインフレーム12のブラケット13に締結されている。
《メインフレームとリアフレームとの締結構造》
次に、図9、図10、および図11を参照しながら、メインフレーム12とリアフレーム20との締結構造70について説明する。なお、リアフレーム20の上側の締結構造70と下側の締結構造とは同一であるので、以下では上側の締結構造70のみについて説明する。
図9および図11に示すように、締結構造70は、ボルト71とワッシャ72とカラー73とを有している。上述したように、リアフレーム20の締結部80には、貫通孔23が形成されている(図11参照)。メインフレーム12のブラケット13には、締結孔15が形成されている。本実施形態では、締結孔15は、後述するボルト71の軸部71aがねじ込まれる孔である。本実施形態の締結孔15には、図示しないねじ溝が形成されている。ただし、締結孔15は、ねじ溝が形成されていない孔であってもよい。締結孔15の形状は、締結具に応じて適宜設定することができる。貫通孔23の内径は、締結孔15の内径よりも大きくなっている。
ボルト71は、マグネシウム系材料と異なる材料からなっており、本実施形態では鉄製である。ただし、ボルト71の材料は鉄に限らず、例えばステンレス等の他の材料であってもよい。ボルト71は、先端側の一部にねじ71cが設けられた軸部71aと、軸部71aの根元側に設けられかつ軸部71aよりも大径の頭部71bとを有している。
カラー73は、アルミニウム系材料からなっており、本実施形態では、アルミニウム合金によって形成されている。カラー73は、ボルト71の軸部71aの周囲の一部を覆うことによって、軸部71aとリアフレーム20の貫通孔23の内周面との間に介在する。カラー73の具体的形状は特に限定されないが、本実施形態では、図10に示すように、カラー73は断面C字状に形成されている。カラー73をボルト71の軸部71aに嵌め込んでいない状態では、カラー73の内径は軸部71aの外径よりも小さくなる。一方、カラー73は、断面C字状に形成されていることから、人の力によって容易に拡径させることができ、拡径後は縮径する方向に復元力が発生する。このように、本実施形態によれば、カラー73を断面C字状に形成することにより、カラー73を軸部71aに嵌め込むことが容易になる。すなわち、カラー73を軸部71aに嵌め込む際には、指でカラー73を拡径させることによって、カラー73の軸部71aへの挿入が容易になる。また、カラー73を軸部71aに挿入した後は、カラー73を指から離すことによって、カラー73は自らの復元力によって縮径し、軸部71aに固定される。なお、本実施形態では、カラー73は軸部71aに嵌め込まれているだけであり、接着剤等は用いていない。すなわち、カラー73と軸部71aとは接合されている訳ではない。ただし、カラー73と軸部71aとを接合することも可能である。
ワッシャ72は、アルミニウム系材料からなり、本実施形態ではアルミニウム合金製である。図9に示すように、ワッシャ72は、ボルト71の軸部71aに貫通されており、ボルト71の頭部71bとカラー73との間に配置されている。また、図11に示すように、ワッシャ72は、ボルト71の締結後に、頭部71bとリアフレーム20との間に介在するものである。ワッシャ72は、カラー73と別体である。すなわち、ワッシャ72はカラー73から分離可能であり、カラー73から独立して回転可能である。
リアフレーム20をブラケット13に固定する際には、リアフレーム20の貫通孔23とブラケット13の締結孔15とを位置合わせした後、予めワッシャ72およびカラー73を組み付けたボルト71を、貫通孔23および締結孔15にねじ込む。この際、ワッシャ72とカラー73とは別体であるので、ボルト71とカラー73とが一体となって回転している場合であっても、ワッシャ72がボルト71と一体となって回転することはない。そのため、ボルト71の締め付け時にボルト71とワッシャ72とが相対回転するので、締め付けトルクの損失を低減させることができる。
《バッテリボックス》
図12に示すように、リアフレーム20の内側には、バッテリボックス40が配置されている。図13はバッテリボックス40の平面図、図14はバッテリボックス40の側面図である。バッテリボックス40は、マグネシウム系材料と接触しても実質的に電食を生じさせないような材料で形成されている。バッテリボックス40の材料としては、非金属材料が好ましい。本実施形態では、バッテリボックス40は、合成樹脂によって一体成形されている。
図13に示すように、本実施形態に係るバッテリボックス40は、前後方向長さが左右方向長さよりも長いものである。バッテリボックス40は、バッテリ60(図12参照)を支持するバッテリ支持部41を有している。また、バッテリボックス40は、前後方向に延びる左右の側板42L,42Rを有している。側板42L,42Rは、底板43から直立している。左側の側板42Lは、バッテリ支持部41の左側から後方に向かって延びている。右側の側板42Rは、バッテリ支持部41よりも後方において、前後方向に延びている。本実施形態では、左側の側板42Lはバッテリボックス40の左端に位置し、右側の側板42Rはバッテリボックス40の右端に位置している。本実施形態のバッテリボックス40には、左側の側板42Lよりも左側に突出する部分はなく、また、右側の側板42Rよりも右側に突出する部分もない。ただし、バッテリボックス40の形状は特に限定される訳ではない。
図12に示すように、バッテリボックス40は、リアフレーム20のクロスメンバ22(図4参照)の上側かつシートレール21L,21Rの内側に配置されている。右側の側板42Rは、右側のシートレール21Rの左側を覆っている。一方、左側の側板42Lは、左側のシートレール21Lの右側を覆っている。すなわち、側板42L,42Rは、シートレール21L,21Rの車両中心側の側方を覆うように配置されており、シートレール21L,21Rに沿って前後方向に延びている。
また、図13に示すように、本実施形態に係るバッテリボックス40は、ECU(Electric Control Unit)62(図12参照)を支持するECU支持部44を有している。ECU支持部44は、バッテリ支持部41よりも後側に設けられている。言い換えると、バッテリ支持部41の後側部分が後方に延長され、ECU支持部44を構成している。
また、バッテリボックス40におけるECU支持部44の後側には、工具が収容される空間(以下、工具収容空間という)45aを区画するツールボックス部45が設けられている。ツールボックス部45は下方に凹んでおり、このツールボックス部45内に各種の工具が収納される。このように、本実施形態では、バッテリ支持部41の後側部分が更に後方に延長され、ツールボックス部45を構成している。
《ツールバンド》
図12に示す符号90はツールバンドである。ツールバンド90は、ツールボックス部45に収容される工具等を押さえつけることによって固定する。図15(a)および(b)に示すように、本実施形態では、ツールバンド90はゴムによって一体成形されている。すなわち、ツールバンド90は、その全体がゴムによって形成されている。ツールバンド90は、第1の止め輪91と、第2の止め輪92と、第1の止め輪91と第2の止め輪92とを連結する連結部93とを有している。
《ハーネス》
図12に示すように、バッテリ60には、複数のハーネス61が接続されている。一部のハーネス61aは、左側のシートレール21Lの内側において、当該シートレール21Lに沿って前後方向に延びている。ハーネス61aは、バッテリ60からテールランプユニット8に向かって延びている。
なお、本明細書において、「前後方向に延びている」とは、全体として前後に延びていることを意味している。そのため、一部に湾曲または屈曲した部分があったとしても、全体として前後に延びている場合には、「前後方向に延びている」ことになる。また、厳密な意味で前後方向に延びている場合だけでなく、一部または全部が斜め前後方向に延びている場合であっても、ここでいう「前後方向に延びている」に含まれる。
このように、ハーネス61aはシートレール21Lに沿って配設されているが、本実施形態によれば、バッテリボックス40の側板42Lがシートレール21Lとハーネス61aとの間に介在しているので、ハーネス61aとシートレール21Lとの接触が防止されている。
《規制部》
図19、図20、または、図21に示すように、バッテリボックス40には、規制部49が設けられている。規制部49は、例えば、バッテリボックス40に一体式に形成されたリブ形状の部位である。ただし、規制部49は、バッテリボックス40に一体式に形成されなくてもよい。つまり、規制部49は、バッテリボックス40に取り付けられる形態であってもよい。この場合、規制部49は、例えば板形状を有し、バッテリボックス40に接着される。また、規制部49が板形状を有し、蝶番部材を介してバッテリボックス40に取り付けられる形態であってもよい。さらに、規制部49が板形状を有し、別にバッテリボックス40に一体式に形成されたリブ形状の取付部に板形状の規制部49が狭持される形態であってもよい。
規制部49は、押圧部47と受け部48とを有している。押圧部47は、内壁46に設けられている。内壁46は、車幅方向に関して側板42Lと対向する位置に設けられている。すなわち、本実施形態において、押圧部47は、内壁46に形成されたリブ形状の部位である。ただし、押圧部47は、側板42Lに形成されたリブ形状の部位であってもよい。一方、受け部48は、内壁46と底板43とに渡って形成されている。もしくは、受け部48は、側板42Lと底板43とに渡って形成されている。
ハーネス61は、側板42Lと内壁46とで、車体の幅方向(図19のS方向)の移動が規制される。また、ハーネス61は、押圧部47と受け部48とで、車体の上下方向(図19のL方向)の移動が規制される。これにより、ハーネス61は、自動二輪車1の走行時等にバッテリボックス40において暴れる、言い換えるとばたつく、ことが抑制される。
複数のハーネス61は、メインハーネス61eと、メインハーネス61eとは異なる第2ハーネス62とを有している。メインハーネス61eは、複数のワイヤハーネス66eが束ねられた構成である。第2ハーネス62は、複数のワイヤハーネスが束ねられた構成である。メインハーネス61eに束ねられるワイヤハーネス66eと、第2ハーネス62に束ねられる前記複数のワイヤハーネスとは、それぞれ別のワイヤハーネス66である。第2ハーネス62には、ハーネス62pおよびハーネス62qとが含まれる。なお、図19および図20等において、ハーネス62pおよびハーネス62qに束ねられる前記複数のワイヤハーネスは、簡潔に記載されている。すなわち、ハーネス62pおよびハーネス62qに束ねられる前記複数のワイヤハーネスは、複数をまとめて1本であるように記載されている。
《収容ケース》
ハーネス61の一部は、収容ケース65を有している。収容ケース65は、ハーネス61が延びる方向の一部を収容する。図19、図20、または、図21において、収容ケース65は、メインハーネス61eの一部を収容している。ただし、収容ケース65は、ハーネス61の一部であれば、メインハーネス61eの一部を含んでいなくてもよい。収容ケース65は、L方向において受け部48と押圧部47との間に配置される。これにより、収容ケース65は、バッテリボックス40において、L方向の移動が規制される。収容ケース65は、ハーネス61が延びる方向の直角断面において、押圧部47に接する上面部65aを有している。また、収容ケース65は、ハーネス61が延びる方向の直角断面において、受け部48に接する下面部65bを有している。
収容ケース65は、S方向において側板42Lと内壁46との間に配置される。これにより、収容ケース65は、バッテリボックス40において、S方向の移動が規制される。収容ケース65は、ハーネス61が延びる方向の直角断面において、側板42Lに接する側面部65cを有している。また、収容ケース65は、ハーネス61が延びる方向の直角断面において、内壁46に接する側面部65dを有している。
図19および図20に示すように、バッテリボックス40とシートレール21Lとの間には、車両前後方向に延びるハーネス配索通路63が形成されている。さらに、ハーネス配索通路63には、L方向において、収容ケース65とバッテリボックス40の底板43との間に空間64が形成されている。第2ハーネス62は、バッテリボックス40において、空間64を通るように配置される。また、バッテリ60の下部と底板43との間には、防振シート39が介在されている。防振シート39は、ゴム等の弾性部材によって形成されている。
押圧部47は、爪部47jとガイド部47iとを有している。爪部47jは、内壁46の上縁からハーネス配索通路63に突出するように形成されている。ガイド部47iは、爪部47jに続いて上方に延びるように形成されている。爪部47jは、L方向と異なる方向に弾性変形が可能である。
収容ケース65がハーネス配索通路63内に配置される際、収容ケース65は押圧部47のガイド部47iに沿うように上側から押し込まれる。すると、押圧部47はS方向内側に弾性変形する。収容ケース65がさらに押し込まれると、収容ケース65の下面部65bが受け部48に当接するとともに、上面部65aに爪部47jが係止する。これにより、収容ケース65は、押圧部47と受け部48とで、上下方向の移動が規制される。
図21に示すように、押圧部47は、バッテリボックス40において2つ設けられている。しかし、押圧部47の数量は特に限定されない。押圧部47は一つであってもよく、3つ以上設けられていてもよい。押圧部47がバッテリボックス40において一つ設けられる場合、収容ケース65の上面においていずれかの位置に配置されてもよく、収容ケース65のほぼ全長に渡って覆う形状であってもよい。
《シートロック装置》
タンデムシート9(図1参照)は、取り外しが可能に形成されている。図16および図17に示すように、自動二輪車1には、タンデムシート9をロックするシートロック装置50が設けられている。シートロック装置50は、左右方向に延びる回転軸51と、回転軸51と共に回転するように回転軸51に取り付けられたフック52と、回転軸51をシートレール21L上に回転自在に支持する軸受構造53と、フック52と係合するロックバー54とを備えている。図示は省略するが、ロックバー54はタンデムシート9の内側に固定されている。そのため、フック52は、ロックバー54を介してタンデムシート9と間接的に係合する。ただし、フック52は、タンデムシート9の一部と係合するもの、言い換えると、タンデムシート9と直接的に係合するものであってもよい。
図16に示すように、回転軸51には、回転軸51と共に回転するレバー55の一端部が取り付けられている。レバー55の他端部には、係合子56が回転自在に係合している。シートロック装置50は、インナワイヤ57aおよびアウタチューブ57bを有するケーブル57を備えている。アウタチューブ57bの一端部は、ストッパ58によって固定されている。インナワイヤ57aの一端部は、アウタチューブ57bの一端部から突出している。インナワイヤ57aの一端部には、係合子56が固定されている。図12に示すように、アウタチューブ57bの他端部(すなわち、前側の端部)もストッパ58によって固定されている。アウタチューブ57bの他端部からも、インナワイヤ57aの他端部が突出している。インナワイヤ57aの他端部には、レバー59が係止されている。
タンデムシート9のロックを解除する際には、レバー59を回転させることによってインナワイヤ57aを他端側(すなわち、前側)に引っ張る。すると、図16に示すように、インナワイヤ57aの一端側に固定された係合子56が他端側に引っ張られ、この係合子56を介してレバー55が図16における時計回り方向に回転する。その結果、回転軸51も時計回り方向に回転する。これにより、回転軸51に取り付けられたフック52も時計回り方向に回転し、フック52がロックバー54から外れ、タンデムシート9のロックが解除される。図17に示すように、フック52には、フック52をロック位置側に付勢するばね69が取り付けられている。なお、ロック位置とは、フック52がロックバー54と係合する位置(すなわち、図16に示す位置)のことである。レバー59(図12参照)から手を離すと、このばね69によってフック52がロック位置に復帰する。それに伴い、インナワイヤ57aが一端側に引っ張られ、レバー59が初期の位置に復帰する。
《軸受構造》
図12および図17に示すように、回転軸51の左端部は、軸受構造53によって回転自在に支持されている。回転軸51の右端部は、軸受37によって回転自在に支持されている。次に、図18を参照しながら、シートロック装置50の回転軸51を回転自在に支持する軸受構造53について説明する。
前述したように、リアフレーム20のシートレール21Lには、下方に凹んだ窪み25が形成されている(図4も参照)。また、窪み25の前後には、ねじ孔26がそれぞれ形成されている。
窪み25には、軸受部材31が嵌め込まれている。軸受部材31は、マグネシウム系材料と接触していても実質的に電食を発生させない材料によって形成されている。なお、マグネシウム系材料と接触していても実質的に電食を発生させない材料とは、マグネシウム系材料と電位差の少ない材料、または絶縁材料(例えば樹脂、ゴム、アルマイト皮膜、塗装皮膜など)をいう。本実施形態では、軸受部材31は非金属材料からなっており、特に、樹脂材料からなっている。ただし、軸受部材31の材料が樹脂材料に限定されないことは勿論である。軸受部材31の下側部分31aは、シートレール21Lの窪み25内に嵌め込まれている。本実施形態では、窪み25の断面は逆台形状に形成されており、軸受部材31の下側部分31aは、窪み25の断面形状に応じた逆台形状の断面形状を有している。軸受部材31の上側部分31bは、下側部分31aと上下対称の略台形状の断面形状を有しており、上側部分31bの上面には、円弧状の窪み32が形成されている。
回転軸51は、軸受部材31の窪み32に支持されている。回転軸51は、マグネシウムよりも電位的に貴な金属材料からなっており、本実施形態では、回転軸51は鉄系材料からなっている。
回転軸51の上側には、アルミニウム系材料からなる押さえ部材33が配置されている。本実施形態では、押さえ部材33はアルミニウム合金によって形成されている。押さえ部材33の中央部33aは、アーチ状に形成されている。この中央部33aの下側には、上側に凹んだ円弧状の凹部34が形成されている。この凹部34には、回転軸51の上側部分が嵌り込んでいる。これにより、回転軸51は、押さえ部材33の凹部34と軸受部材31の窪み32との間に挟まれ、回転自在に支持されている。押さえ部材33の前後の両側には、ねじ孔35が形成された平坦部33bが設けられている。平坦部33bの下面は、シートレール21Lの上面と接触している。なお、押さえ部材33とシートレール21Lとは直接接触しているが、押さえ部材33はアルミニウム合金によって形成されているので、実質上、シートレール21Lに電食は発生しない。
押さえ部材33のねじ孔35とシートレール21Lのねじ孔26とには、ねじ36が挿通されている。これらのねじ36によって、押さえ部材33がシートレール21Lに固定されている。そして、押さえ部材33がシートレール21Lに固定されることによって、回転軸51と軸受部材31とは、押さえ部材33とシートレール21Lとの間に挟み込まれている。言い換えると、回転軸51は、押さえ部材33によって軸受部材31側に押さえつけられた状態で、軸受部材31に回転自在に支持されている。
《実施形態の効果》
以上のように、本実施形態に係るバッテリボックス40は、リアフレーム20のシートレール21Lに沿って前後方向に延びる側板42Lを備えており、その側板42Lは、シートレール21Lの一部の車両中心側の側方を覆うように、シートレール21Lとハーネス61aとの間に介在している。ハーネス61aは可撓性を有しており、配設時や自動二輪車1の走行時等にばたつくおそれがあり、他の部品と接触しやすい。そのため、そのままでは、マグネシウム合金製のシートレール21Lがハーネス61aと接触し、シートレール21Lの一部に電食が発生するおそれがある。しかし、本実施形態によれば、側板42Lによって、ハーネス61aとシートレール21Lとの接触を確実に防止することができる。したがって、シートレール21Lにおける電食を防止することができる。また、本実施形態によれば、シートレール21Lに対して接触防止用のカバーを個々に取り付ける場合と異なり、部品点数の増加を招くことがない。したがって、リアフレーム20に対して多数の接触防止用カバーを個々に取り付ける場合と異なり、取付構造の複雑化や取付作業の繁雑化を招くおそれがない。
なお、本実施形態では、バッテリ60を支持するバッテリボックス40の一部を後方に延長し、側板42L,42Rを形成することとした。しかし、本発明に係る自動二輪車の内部カバーは、必ずしもバッテリ60の一部でなくてもよい。すなわち、本発明に係る自動二輪車の内部カバーは、シートレール21Lとハーネス61aとの間に介在し、シートレール21Lに沿って前後方向に延びる側板42Lを有していれば足り、必ずしもバッテリ支持部41を有していなくてもよい。このような内部カバーであっても、前述した効果を得ることができる。
ただし、側板42Lをバッテリボックス40の一部とすることにより、部品点数の削減を促進することができる。
なお、前記実施形態では、ハーネス61aが左側の側板42Lの内側を通って前後方向に延びている場合について説明した。しかし、一部のハーネスが、右側の側板42Rの内側を通って前後方向に延びていてもよいことは勿論である。この場合、シートレール21Rと前記ハーネスとの接触が側板42Rによって防止される。
本実施形態において、側板42には、規制部49が設けられている。規制部49は、ハーネス61のリアフレーム20に対する相対移動を規制する。規制部49は、受け部48と押圧部47とを有している。すなわち、ハーネス61は、受け部48および押圧部47により、上下方向(L方向)の移動が規制される。これにより、ハーネス61は、リアフレーム20に対して暴れることはなく、叩き音や擦れによる損傷を防止できる。
本実施形態において、バッテリボックス40には、車幅方向(S方向)に関して側板42と対向する位置に内壁46が設けられている。ハーネス61は、側板42と内壁46とで、リアフレーム20に対して車幅方向(S方向)の移動が規制される。これにより、ハーネス61は、リアフレーム20に対して暴れることがより確実に防止される。
本実施形態において、ハーネス61は、ハーネス61が延びる方向の一部を収容する収容ケース65を有している。収容ケース65は、受け部48と押圧部47とで上下方向(L方向)の移動が規制される。つまり、ハーネス61は、収容ケース65を有していることにより、リアフレーム20に対する移動をより確実に規制することができる。
また、本実施形態において、押圧部47は、上下方向(L方向)と異なる方向に弾性変形が可能である。そのため、収容ケース65は、バッテリボックス40において、簡単に取り付けられる。つまり、自動二輪車1の組み付けは容易である。
収容ケース65は、ハーネス61が延びる方向の直角断面において、押圧部47に接する上面部65aと、受け部48に接する下面部65bとを有している。そのため、ハーネス61は、上面部65aにおいて確実に押圧部47と接触することができる。また、ハーネス61は、下面部65bにおいて確実に受け部48と接触することができる。これにより、ハーネス61は、より確実に上下方向(L方向)の移動が規制される。
本実施形態において、収容ケース65とバッテリボックス40の底板43との間には、空間64が形成されている。ハーネス61は、複数のワイヤハーネス66eを束ねたメインハーネス61eを有している。また、ハーネス61は、メインハーネス61eに束ねられるワイヤハーネス66eと異なる複数のワイヤハーネスを束ねた第2ハーネスを有している。第2ハーネス62は、バッテリボックス40において、空間64を通るように配置される。第2ハーネス62が空間64に配置されることにより、空間64のスペースを有効利用することができる。また、第2ハーネス62の上下方向(L方向)の移動は、収容ケース65と底板43とが規制する。そのため、第2ハーネス62は、上下方向(L方向)の移動が規制される。
また、本実施形態によれば、バッテリボックス40におけるバッテリ支持部41の後方に、リアフレーム20から仕切られた工具収容空間45aを区画するツールボックス部45が形成されている。工具収容空間45aに収容される金属製の工具がリアフレーム20と接触すると、リアフレーム20の表面が傷つき、電食を招きやすい。ところが、本実施形態によれば、ツールボックス部45がリアフレーム20を工具収容空間45aから隔離するので、工具とリアフレーム20との接触を確実に防止することができる。したがって、リアフレーム20の電食を効果的に防止することができる。また、本実施形態によれば、ツールボックス部45はバッテリボックス40の一部分である。そのため、部品点数の増加を招くおそれもない。
本実施形態によれば、バッテリボックス40は非金属材料からなっている。したがって、たとえバッテリボックス40とリアフレーム20とが接触しても、その接触部分において電池が形成されることがない。そのため、リアフレーム20の電食を防止することができる。また、ハーネス61とバッテリボックス40とが擦れ合ったとしても、ハーネス61の損傷は生じにくい。
特に、本実施形態によれば、バッテリボックス40は合成樹脂からなっている。したがって、前述した効果を顕著に発揮させることができる。また、本実施形態では、バッテリボックス40の一部が後方に延長されており、従来のバッテリボックスよりも大型化している。しかし、バッテリボックス40は合成樹脂からなっているので、そのように大型化されているにも拘わらず、自動二輪車1の重量の増大は抑制される。
《変形例1》
前記実施形態において、収容ケース65は、バッテリボックス40の内壁46に設けられた規制部49によって、図19に示すL方向の移動が規制されていた。規制部49は、押圧部47と受け部48とを有している。つまり、収容ケース65は、押圧部47と受け部48とによって、L方向の移動が規制されていた。しかし、収容ケース65は、規制部49が設けられていない場合でもL方向の移動が規制される。以下では、バッテリボックス40において規制部49が設けられていない場合で、収容ケース65のL方向の移動が規制される構成について説明する。なお、前記実施形態と同一の構成要件については同符号を付し、説明を省略する。
図22に示すように、メインハーネス61eは、シートレール21Lよりも車両中心側において、バッテリ60からシートレール21Lに沿って前後方向に延びている。バッテリボックス40には、側板42Lと内壁46とが設けられている。側板42Lは、シートレール21Lに沿って前後方向に延びている。内壁46は、車幅方向に関して側板42Lと対向する位置に設けられている。
《収容ケース》
ハーネス61は、一部において、収容ケース65を有している。図22において、収容ケース65は、メインハーネス61eの一部を収容している。ただし、収容ケース65は、ハーネス61の一部であれば、メインハーネス61eの一部を含んでいなくてもよい。収容ケース65は、S方向において側板42Lと内壁46との間に配置される。これにより、収容ケース65は、バッテリボックス40において、S方向の移動が規制される。収容ケース65は、メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、側板42Lに接する側面部65cを有している。また、収容ケース65は、メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、内壁46に接する側面部65dを有している。側板42Lと側面部65cとの接触、および、内壁46と側面部65dとの接触は、図22に示すように、直線状であることに限定されない。側板42Lと側面部65cとの接触、および、内壁46と側面部65dとの接触は、曲線(湾曲および屈曲)状であってもよい。つまり、側面部65cと側面部65dとは、それぞれ側板42Lと内壁46との接触面に沿った形状を有している。
収容ケース65は、ゴム等の弾性部材で形成されている。そのため、収容ケース65は、図22のS方向の幅またはL方向の幅が変化可能である。例えば、収容ケース65が弾性変形をしていない状態を定常状態と便宜的に称する。収容ケース65が定常状態であるとき、収容ケース65のS方向の幅は、常に、収容ケース65の側面部65cおよび側面部65dの部分における側板42Lと内壁46との間のS方向の幅よりも大きい。言い換えると、収容ケース65が定常状態であるとき、側板42Lと内壁46との間のS方向の幅は、収容ケース65の側面部65cおよび側面部65dとの部分において、常に、収容ケース65のS方向の幅よりも小さい。
収容ケース65は、メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、S方向に延びる上面部65aを有している。また、収容ケース65は、メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、S方向に延びる下面部65bを有している。この場合、収容ケース65は、上面部65aおよび下面部65bのS方向の幅が変化する。
収容ケース65がハーネス配索通路63内に配置される際、収容ケース65は、側板42Lと内壁46とに沿うように上側から押し込まれる。すると、収容ケース65の下面部65bがS方向内側に弾性変形する。収容ケース65は、上面部65aが側板42Lおよび内壁46に挟まれるまで、さらに押し込まれる。前述したように、収容ケース65が定常状態であるとき、側板42Lと内壁46との間のS方向の幅は、収容ケース65の側面部65cおよび側面部65dとの部分において、常に、収容ケース65のS方向の幅よりも小さい。そのため、収容ケース65が側板42Lおよび内壁46に挟まれると、収容ケース65は側板42Lと内壁46との間において図22の左右方向に広がろうとする。つまり、収容ケース65は、側面部65cにおいて側板42Lを図22の右側へ押すように作用する。また、収容ケース65は、側面部65dにおいて内壁46を図22の左側へ押すように作用する。これにより、収容ケース65と側板42Lとには、側面部65cと側板42Lとの間において、摩擦力が生ずる。また、収容ケース65と内壁46とには、側面部65dと内壁46との間において、摩擦力が生ずる。前記摩擦力により、収容ケース65は、L方向の移動が規制される。したがって、収容ケース65は、S方向の移動が規制されるとともに、L方向の移動が規制される。
《変形例2》
前記変形例において、収容ケース65は、側板42Lと内壁46とによって、図22に示すS方向またはL方向の移動が規制されていた。しかし、収容ケース65は、内壁46が設けられていない場合でもS方向またはL方向の移動が規制される。以下では、バッテリボックス40において内壁46が設けられていない場合で、収容ケース65のS方向またはL方向の移動が規制される構成について説明する。なお、前記実施形態等と同一の構成要件については同符号を付し、説明を省略する。
図23に示すように、バッテリボックス40には、側板42Lと規制部49とが設けられている。側板42Lは、シートレール21Lに沿って前後方向に延びている。規制部49は、押圧部47と受け部48とを有している。押圧部47は、側板42Lに設けられている。本変形例において、押圧部47は、側板42Lに形成されたリブ形状の部位である。一方、受け部48は、底板43に形成されている。
押圧部47は、爪部47jとガイド部47iとを有している。爪部47jは、側板42Lの上縁からハーネス配索通路63に突出するように形成されている。ガイド部47iは、爪部47jに続いて上方に延びるように形成されている。爪部47jは弾性変形が可能であるかは限定されない。
《収容ケース》
ハーネス61は、一部において、収容ケース65を有している。図23において、収容ケース65は、メインハーネス61eの一部を収容している。ただし、収容ケース65は、ハーネス61の一部であれば、メインハーネス61eの一部を含んでいなくてもよい。収容ケース65は、L方向において押圧部47と受け部48との間に配置される。これにより、収容ケース65は、バッテリボックス40において、L方向の移動が規制される。収容ケース65は、メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、押圧部47に接する上面部65aを有している。また、収容ケース65は、メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、受け部48に接する下面部65bを有している。さらに、収容ケース65は、メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、側板42Lに面した側面部65cを有している。メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、収容ケース65のうち、側面部65cのS方向に反対側の面は、側面部65dである。押圧部47と上面部65aとの接触、および、受け部48と下面部65bとの接触は、図23に示すように、押圧部47と上面部65aとの接触、および、受け部48と下面部65bとのみの接触に限定されない。メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、爪部47jは、例えば上面部65aと側面部65cとにカギ状に接触する形状を有していてもよい。この場合、押圧部47は、上面部65aと側面部65cとに接触する。また、メインハーネス61eが延びる方向の直角断面において、受け部48は、下面部65bと側面部65dとにカギ状に接触する形状を有していてもよい。この場合、受け部48は、下面部65bと側面部65dとに接触する。さらに、爪部47jのS方向の長さは、上面部65aのS方向に渡って覆う長さであってもよい。
収容ケース65は、ゴム等の弾性部材で形成されている。そのため、収容ケース65は、図23のS方向の幅またはL方向の幅が変化可能である。収容ケース65が定常状態であるとき、収容ケース65のL方向の幅は、常に、収容ケース65の上面部65aおよび下面部65bの部分における押圧部47の爪部47jと受け部48との間のL方向の幅よりも大きい。言い換えると、収容ケース65が定常状態であるとき、爪部47jと受け部48との間のL方向の幅は、収容ケース65の上面部65aおよび下面部65bとの部分において、常に、収容ケース65のL方向の幅よりも小さい。
収容ケース65がハーネス配索通路63内に配置される際、収容ケース65は、押圧部47と受け部48とに沿うように左側から押し込まれる。すると、収容ケース65の側面部65cおよび側面部65dがL方向内側に弾性変形する。前述したように、収容ケース65が定常状態であるとき、爪部47jと受け部48との間のL方向の幅は、収容ケース65の上面部65aおよび下面部65bとの部分において、常に、収容ケース65のL方向の幅よりも小さい。そのため、収容ケース65が押圧部47および受け部48に挟まれると、収容ケース65は押圧部47と受け部48との間において図23の上下方向に広がろうとする。つまり、収容ケース65は、上面部65aにおいて押圧部47を図23の上側へ押すように作用する。また、収容ケース65は、下面部65bにおいて受け部48を図23の下側へ押すように作用する。これにより、収容ケース65と押圧部47とには、上面部65aと押圧部47との間において、摩擦力が生ずる。また、収容ケース65と受け部48とには、下面部65bと受け部48との間において、摩擦力が生ずる。前記摩擦力により、収容ケース65は、S方向の移動が規制される。したがって、収容ケース65は、L方向の移動が規制されるとともに、S方向の移動が規制される。
《本明細書における用語等の定義》
本明細書において、「マグネシウム系材料」とは、マグネシウムを50重量%以上含有する材料をいい、典型的には、マグネシウムを90重量%以上含有する材料である。
本明細書において、「絶縁体で被覆された」とは、絶縁性を有する別の材料を母材の表面に付加する場合だけでなく、母材に表面処理を施すことによって母材の表面部に絶縁性を与える場合も含まれる。なお、「実質的にその全体が絶縁体で被覆された」とは、必ずしもその全体が絶縁体で被覆されていなくてもよいことを意味している。
また、本明細書において、「前後方向に延びる」とは、全体として前後に延びている状態を意味する。そのため、一部に湾曲または屈曲した部分があったとしても、全体として前後に延びている場合には、「前後方向に延びている」ことになる。また、厳密な意味で前後方向に延びている場合だけでなく、一部または全部が斜め前後方向に延びている場合であっても、ここでいう「前後方向に延びている」に含まれる。
本明細書において、「車載部品」は、例としてバッテリ60を収容したバッテリボックス40を記載している。しかし、本発明の車載部品は、これに限られるものではなく、例えばリザーバタンクであってもよい。また、本発明の車載部品は、エアクリーナケースであってもよく、リアタイヤの上面に設けられたリアフェンダの一部であってもよい。
本発明は、自動二輪車について有用である。
自動二輪車の側面図である。 自動二輪車の平面図である。 車体フレームの側面図である。 リアフレームの平面図である。 (a)は(b)のVa−Va線断面図、(b)はリアフレームの前側部分の側面図である。 メインフレームおよびリアフレームの平面図である。 リアフレームの上側の締結部付近の斜視図である。 リアフレームの下側の締結部付近の斜視図である。 ワッシャおよびカラーを組み付けた状態のボルトの側面図である。 カラーの正面図である。 メインフレームおよびリアフレームの締結構造の断面図である。 自動二輪車におけるリアフレームおよびその内側部分の平面図である。 バッテリボックスの平面図である。 バッテリボックスの側面図である。 (a)はツールバンドの平面図、(b)は(a)のXVb−XVb線断面図である。 シートロック装置の側面図である。 シートロック装置の一部の斜視図である。 軸受構造の断面図である。 バッテリボックスに配置されたハーネスの断面図(図21のF部)である。である。 バッテリボックスに配置されたハーネスの断面図(図21のR部)である。 バッテリボックスに配置されたハーネスの斜視図である。 変形例1に係るバッテリボックスに配置されたハーネスの断面図である。 変形例2に係るバッテリボックスに配置されたハーネスの断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
20 リアフレーム
21L,21R シートレール
40 バッテリボックス(車載部品)
41 バッテリ支持部
42L,42R 側板
45 ツールボックス部
45a 工具収容空間
47 押圧部
48 受け部
49 規制部
60 バッテリ
61 ハーネス
61a ハーネス
61e メインハーネス(第1のハーネス)
62 第2ハーネス(第2のハーネス)
62p,62q 第2ハーネス(第2のハーネス)
64 内壁(第2の側板)
65 収容ケース(収容部)
65a 上面部(第1の面部)
65b 下面部(第2の面部)
65c 側面部(第3の面部)
65d 側面部(第4の面部)

Claims (18)

  1. 左右一対のシートレールを有し、実質的にその全体が絶縁体で被覆されたマグネシウム系材料からなるリアフレームと、
    平面視において前記両シートレールの間に配置されるバッテリと、
    前記シートレールよりも車両中心側において、前記バッテリから前記シートレールに沿って前後方向に延びるハーネスと、
    を備えた自動二輪車であって、
    前記シートレールの一部の車両中心側の側方を覆うように前記シートレールと前記ハーネスとの間に介在し、前記シートレールに沿って前後方向に延びる側板を備えている自動二輪車。
  2. 前記側板は、前記リアフレームに搭載された車載部品に設けられている、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記側板には、前記ハーネスの前記リアフレームに対する相対移動を規制する規制部が設けられている、
    請求項2に記載の自動二輪車。
  4. 前記規制部は、前記ハーネスを所定の方向に押圧する押圧部と、前記押圧部によって押圧される前記ハーネスを受けることによって前記ハーネスが前記所定の方向へ移動することを規制する受け部と、を有している、
    請求項3に記載の自動二輪車。
  5. 前記車載部品には、車幅方向に関して前記側板と対向する位置に第2の側板が設けられ、
    前記ハーネスは、前記側板と前記第2の側板との間に配置されている、
    請求項4に記載の自動二輪車。
  6. 前記ハーネスは、前記ハーネスが延びる方向の一部を収容する収容部を有し、
    前記収容部は、前記受け部と前記押圧部との間に配置されている、
    請求項4に記載の自動二輪車。
  7. 前記押圧部は、前記所定の方向と異なる方向に弾性変形する、
    請求項6に記載の自動二輪車。
  8. 前記収容部は、前記ハーネスが延びる方向の直角断面において、前記押圧部に接する第1の面部と前記受け部に接する第2の面部とを有している、
    請求項6に記載の自動二輪車。
  9. 前記収容部と前記車載部品との間に空間が形成され、
    前記ハーネスは、複数の電線を束ねた第1のハーネスと、前記第1のハーネスに束ねられる前記電線と異なる複数の電線を束ねた第2のハーネスと、を有し、
    前記第2のハーネスは、前記空間を通るように配置されている、
    請求項6に記載の自動二輪車。
  10. 前記車載部品には、車幅方向に関して前記側板と対向する位置に第2の側板が設けられ、
    前記ハーネスは、前記ハーネスが延びる方向の一部を収容する収容部を有し、
    前記収容部は、前記側板と前記第2の側板との間に挟まれている、
    請求項2に記載の自動二輪車。
  11. 前記収容部は、
    弾性部材で形成され、
    前記ハーネスが延びる方向の直角断面において、前記側板に接する第3の面部と前記第2の側板に接する第4の面部とを有し、
    弾性変形していない定常状態であるとき、車幅方向の幅が前記収容部の前記第3の面部および前記第4の面部の部分における前記側板と前記第2の側板との間の車幅方向の幅よりも大きい、
    請求項10に記載の自動二輪車。
  12. 前記ハーネスは、前記ハーネスが延びる方向の一部を収容する収容部を有し、
    前記収容部は、前記押圧部と前記受け部との間に挟まれている、
    請求項4に記載の自動二輪車。
  13. 前記収容部は、
    弾性部材で形成され、
    前記ハーネスが延びる方向の直角断面において、前記押圧部に接する第1の面部と前記受け部に接する第2の面部とを有し、
    弾性変形していない定常状態であるとき、前記所定の方向の幅が前記収容部の前記第1の面部および前記第2の面部の部分における前記押圧部と前記受け部との間の前記所定の方向の幅よりも大きい、
    請求項12に記載の自動二輪車。
  14. 左右一対のシートレールを有し、実質的にその全体が絶縁体で被覆されたマグネシウム系材料からなるリアフレームと、
    平面視において前記両シートレールの間に配置されるバッテリと、
    前記シートレールよりも車両中心側において、前記バッテリから前記シートレールに沿って前後方向に延びるハーネスと、
    を備えた自動二輪車であって、
    前記バッテリを支持するバッテリ支持部と、
    少なくとも一部が、前記バッテリ支持部よりも後方において、前記シートレールの一部の車両中心側の側方を覆うように前記シートレールと前記ハーネスとの間に介在し、前記シートレールに沿って前後方向に延びる側板と、
    を備えた自動二輪車。
  15. 前記側板を有し、前記バッテリを収納するバッテリボックスを備えている、
    請求項14に記載の自動二輪車。
  16. 前記側板における前記バッテリ支持部よりも後方の一部分は、前記リアフレームから仕切られた工具収容空間を区画するツールボックス部を形成している、
    請求項15に記載の自動二輪車。
  17. 前記バッテリボックスは、非金属材料からなっている、
    請求項15に記載の自動二輪車。
  18. 前記バッテリボックスは、合成樹脂からなっている、
    請求項17に記載の自動二輪車。
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