JP2006125456A - シェル型ニードル軸受の製造方法 - Google Patents

シェル型ニードル軸受の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
コストを大幅に増大させることなく、シェル型のニードル軸受を製造できるシェル型ニードル軸受の製造方法を提供する。
【解決手段】
中空円筒部材の所定の範囲を焼き鈍した後に、ローラ111,111を回転させながら、そのテーパ面111a、111aを中空円筒部材に近接させることによって、テーパ面111a、111aにより中空円筒部材の端部を折り曲げてフランジを形成するので、シェル15cの端部を一度に塑性加工させることなく、徐々に折り曲げることで、割れなどの不具合を回避できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カーエアコンのコンプレッサや自動変速機用遊星歯車機構等に用いられると好適なシェル型ニードル軸受の製造方法に関する。
例えばカーエアコン用コンプレッサ(カークーラコンプレッサともいう)の一タイプとして、容量可変式のコンプレッサが知られている。一般的に、容量可変式のコンプレッサは、ハウジングに対して駆動軸をラジアル軸受により回転自在に支持し、この駆動軸に対して斜板を傾斜角度可変に連結し、この斜板に対し揺動板を摺動自在に取付けてある。斜板と揺動板との間にはスラスト軸受が配置されている。揺動板には、複数のピストンロッドの一端が円周方向等間隔に取付けてあり、このピストンロッドの他端はピストンに連結している。このピストンは、ハウジング内に設けられたシリンダの内部で摺動するように設けられ、このシリンダのボア内に流入される冷媒ガスを圧縮し吐出するようにしている。つまり、斜板が回転すると、揺動板が、いわゆるみそすり的動作をし、ピストンロッドを介してピストンを軸線方向に往復運動させ、冷媒ガスを圧縮し吐出するようになっている(特許文献1参照)。
特開2002−266754号公報 特開平8−232948号公報
ところで、カーエアコン用コンプレッサ等にはシェル型のニードル軸受が用いられる場合がある(特許文献2参照)。ここで、特許文献2に示すように、シェル型のニードル軸受は、ころと保持器を収容した後に、円筒状のシェルの端部にフランジを形成して、それらが脱落しないようにしている。従って、シェル型のニードル軸受の組立時には、シェルの端部を折り曲げる塑性加工が必要となる。しかるに、シェルの内周面は、ころが転動する軌道面ともなるので、その早期摩耗を抑制すべく、焼き入れ処理が行われる。ところが、シェルの全体に焼き入れ処理を施すと、例えばポンチ等を用いてシェルの端部に力を加え、これを折り曲げる際に割れ等の破損が生じる恐れがある。
これに対し、シェルの端部にメッキを施すことで、焼き入れによる効果を抑制し、端部の折り曲げ時における割れ等を抑制することも考えられる。しかしながら、メッキ処理施設は、環境保護の観点から設置コストが比較的高くなり、それが製品コストに跳ね返るので好ましくないという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、コストを大幅に増大させることなく、シェル型のニードル軸受を製造できるシェル型ニードル軸受の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のシェル型ニードル軸受の製造方法は、ころと、前記ころを保持する保持器と、前記保持器を囲うシェルとを有するシェル型ニードル軸受の製造方法において、中空円筒部材を焼き入れ処理後、所定の範囲を焼き鈍した後に転造カシメを行ってシェルを形成することを特徴とする。
本発明のシェル型ニードル軸受の製造方法によれば、ころと、前記ころを保持する保持器と、前記保持器を囲うシェルとを有するシェル型ニードル軸受の製造方法において、中空円筒部材を焼き入れ処理後、所定の範囲を焼き鈍した後に転造カシメを行ってシェルを形成するので、焼き鈍し工程と転造工程の相乗効果によって、シェル端部の割れを抑制できる。尚、ここで「転造カシメ」とは、転動体により加工対象物を押圧しながら塑性変形を行うことをいうものとする。
尚、本発明の製造方法を実行するに当たっては、以下のような製造装置を用いると好ましい。かかる製造装置は、例えばテーパ面を有する一対のローラを備えており、前記ローラを回転させながら、そのテーパ面を中空円筒部材に近接させることによって、前記テーパ面により前記中空円筒部材の端部を折り曲げてフランジを形成するので、前記シェルの端部を一度に塑性加工させることなく、徐々に折り曲げることで、割れなどの不具合を回避できる。
前記ローラの間隔を調整できるようになっていると、ニードル軸受のシェルの異なる外径に対応できるので好ましい。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかるシェル型ニードル軸受が組み込まれたカーエアコンのコンプレッサの断面図であり、図2は、図1の構成をII方向に見た図である。
図1において、コンプレッサ1を構成するハウジング6は、中央の短円筒状の本体7をヘッドケース8と斜板ケース9とで軸線方向(図1の左右方向)両側から挟持し、更に複数本の結合ボルト(図示せず)により結合されて一体となっている。ヘッドケース8の内側には、低圧室10、10と高圧室11とが設けられている。尚、高圧室11内は勿論、低圧室10、10内も正圧である。又、本体7とヘッドケース8との間には平板状の隔壁板12が挟持されている。図1で複数に分割されている如く表されている低圧室10、10は互いに連通しており、ヘッドケース8の外面に設けられた単一の吸入ポート13(図2)に連通している。又、高圧室11は、ヘッドケース8に設けられた吐出ポート(図示せず)に通じている。吸入ポート13がエバポレータ(不図示)の出口に、不図示の吐出ポートをコンデンサ(不図示)の入口に、それぞれ連通させている。
ハウジング6内にはシャフト14を、本体7と斜板ケース9とに掛け渡す状態で、回転自在に支持している。より具体的には、シャフト14の両端部を1対のラジアルニードル軸受15A、15Bにより、本体7と斜板ケース9とに対して回転自在に支持すると共に、1対のスラストニードル軸受16A、16Bにより、このシャフト14に加わるスラスト荷重を支承自在としている。
スラストニードル軸受16Aは、複数のころ16aと、これを軸線方向(図1で左右方向)に挟持する軌道輪16b、16cと、ころ16aを保持する保持器16dとを有している。スラストニードル軸受16Bは、複数のころ16eと、これを軸線方向(図1で左右方向)に挟持する軌道輪16f、16gと、ころ16eを保持する保持器16hとを有している。
本実施の形態にかかるシェル型のラジアルニードル軸受15Aは、複数のころ15aと、シェル(軌道輪)15bと、ころ15aを保持する保持器15cとを有している。ラジアルニードル軸受15Bは、複数のころ15dと、外輪(軌道輪)15eと、ころ15dを保持する保持器15fとを有している。
スラストニードル軸受16Aは、本体7の一部と上記シャフト14の一端部(図1の右端側)に形成した段部17との間に、皿ばね18を介して設けている。又、スラストニードル軸受16Bは、シャフト14の中間部外周面に外嵌固定した円板部19と斜板ケース9との間に配置している。ハウジング6を構成する本体7の内側でシャフト14の周囲部分には、複数(例えば図示の例では、円周方向等間隔に6個)のシリンダ孔20、20を形成している。この様に本体7に形成した、複数のシリンダ孔20、20の内側には、それぞれピストン21、21の先半部(図1の右半部)に設けた摺動部22、22を、軸方向の変位自在に嵌装している。
ここでは、シリンダ孔20、20の底面とピストン21、21の先端面(図1の右端面)との間に設けられた空間を、圧縮室23とする。又、斜板ケース9の内側に存在する空間は、斜板室24とする。シャフト14の中間部外周面でこの斜板室24内に位置する部分おいて、斜板25を、シャフト14に対して所定の傾斜角度を持たせて固定し、この斜板25がシャフト14と共に回転する様にしている。斜板25の円周方向複数個所と、各ピストン21、21とは、それぞれ1対ずつのスライディングシュー26、26により連結されている。この為、これら各スライディングシュー26、26の内側面(互いに対向する面)は平坦面として、同じく平坦面である斜板25の両側面外径寄り部分に摺接するようになっている。又、これら各スライディングシュー26、26の外側面(相手スライディングシュー26と反対側面)は球状凸面としている。更に、その内側面を斜板25の両側面に当接させた状態で、これら両スライディングシュー26、26の外側面を単一球面上に位置させている。一方、各ピストン21、21の基端部(前記隔壁板12から遠い側の端部で、図1の左端部)には、スライディングシュー26、26及び斜板25と共に、駆動力伝達機構を構成する連結部27、27を、各ピストン21、21と一体に形成している。そして、これら各連結部27、27に、一対のスライディングシュー26、26を保持する為の保持部28、28を形成している。又、これら各保持部28、28には、各スライディングシュー26、26の外側面と密に摺接する球状凹面を、互いに対向させて形成している。
又、本体7の一部内周面で、各連結部27、27の外端部に整合する部分には、各ピストン21、21毎にそれぞれ1対ずつのガイド面(図示せず)を、円周方向に離隔して形成している。各連結部27、27の外端部は、このガイド面に案内されて、ピストン21、21の軸方向(図1の左右方向)の変位のみ自在である。従って、各ピストン21、21も、各シリンダ孔20、20内に、斜板25の回転に伴う各ピストン21、21の中心軸回りの回転を防止されて、軸方向の変位のみ自在(回転不能)に嵌装されている。この結果、各連結部27、27は、シャフト14の回転による斜板25の揺動変位に伴って各ピストン21、21を軸方向に押し引きし、各摺動部22、22をシリンダ孔20、20内で軸方向に往復移動させる。
一方、低圧室10及び高圧室11と各シリンダ孔20、20とを仕切るべく、本体7とヘッドケース8との突き合わせ部に挟持している隔壁板12には、低圧室10と各シリンダ孔20、20とを連通させる吸入孔29、29と、高圧室11と各シリンダ孔20、20とを連通させる吐出孔30、30とを、それぞれ軸線方向に貫通する状態で形成している。従って、各吸入孔29、29及び各吐出孔30、30の一端(図1の左端)でシリンダ孔20、20側の開口は、何れも各ピストン21、21の先端面と対向する。又、各シリンダ孔20、20内で、各吸入孔29、29の一端と対向する部分には、低圧室10から各シリンダ孔20、20に向けてのみ冷媒ガスを流す、リード弁式の吸入弁31、31を設けている。又、高圧室11内で、各吐出孔30、30の他端(図1の右端)開口と対向する部分には、各シリンダ孔20、20から高圧室11に向けてのみ冷媒ガスを流す、リード弁式の吐出弁32を設けている。この吐出弁32には、各吐出孔30、30から離れる方向への変位を制限する、ストッパ33を付設している。
上述の様に構成するコンプレッサ1のシャフト14は、車両のエンジン(不図示)により無端ベルト42を介して回転駆動される。この為に、図示の例の場合は、ハウジング6を構成する斜板ケース9の外側面(図1の左側面)中央に設けた支持筒部34の周囲に従動プーリ35を、複列ラジアル玉軸受36により、回転自在に支持している。この従動プーリ35は、断面コ字形で全体を円環状に構成しており、斜板ケース9の外側面に固定したソレノイド37を、従動プーリ35の内部空間に配置している。一方、シャフト14の端部で支持筒部34から突出した部分には取付ブラケット38を固定しており、この取付ブラケット38の周囲に磁性材製の環状板39を、板ばね40を介して支持している。この環状板39はソレノイド37への非通電時には、板ばね40の弾力により、図に示す様に従動プーリ35から離隔しているが、ソレノイド37への通電時にはこの従動プーリ35に向け吸着されて、この従動プーリ35からシャフト14への回転力の伝達を自在とする。即ち、ソレノイド37と環状板39と板ばね40とにより、従動プーリ35とシャフト14とを係脱する為の電磁クラッチ41を構成している。又、車両のエンジンのクランクシャフト(不図示)の端部に固定した駆動プーリと従動プーリ35との間には、無端ベルト42を掛け渡している。
本実施の形態にかかるカーエアコンのコンプレッサの動作について説明する。車室内の冷房或は除湿を行なう為、カーエアコンを作動させた場合には、電磁クラッチ41を動作させて従動プーリ35とシャフト14とを係合させ、それにより無端ベルト42を介して、車両のエンジンの動力をシャフト14に伝達し、これを回転駆動する。この結果、斜板25が回転して、複数のピストン21、21を構成する摺動部22、22をそれぞれシリンダ孔20、20内で往復移動させる。そして、この様な摺動部22、22の往復移動に伴って、吸入ポート13から吸引された冷媒ガスが、低圧室10、10内から各吸入孔29、29を通じて圧縮室23内に吸い込まれる。この冷媒ガスは、これら各圧縮室23内で圧縮されてから、吐出孔30、30を通じて高圧室11に送り出され、吐出ポートより吐出される。その後、高温・高圧の冷媒ガスはコンデンサで冷却され液冷媒となった後、急激に膨張させられ、低温・低圧の霧状冷媒となってエバポレータに流れ、ここで車室内に供給される空気を冷却し、その後冷媒ガスとなってコンプレッサに吸入される。
図3は、ラジアルニードル軸受15Aを製造する製造装置の側面図である。図3において、台座101上に、ラジアルニードル軸受15Aを保持する保治具102が配置され、また台座101に対して垂直方向に可動なステージ103と、ステージ103を駆動する第1モータ104が配置されている。
ステージ103は、回転軸105と、回転軸105を回転駆動する第2モータ106を搭載している。回転軸105の下端には、治具110が取り付けられている。
図4は、治具110の断面図である。治具110は、上面の孔110aに回転軸105を嵌合してなり、回転軸105と共に一体的に回転し、且つステージ103(図3)と共に上下に移動するようになっている。
治具110の下面には、一対の開口110b、110bが形成されている。各開口110b内には、ローラ111が配置されており、一対のローラ111、111は、治具110の側面から開口110b、110bを貫通するように取り付けられた軸112の周囲に配置され、軸受113,113により回転自在に支持されている。軸112内には、軸受113,113に潤滑油を供給する油路112aが形成されている。
ローラ111,111は、その外周面に、治具110の半径方向内方に向かうにつれ縮径したテーパ面111a,111aを有している。図4に示す断面において、テーパ面111a、111aは円弧状となっており、後述する中空円筒部材の塑性変形を円滑に行えるようになっている。又、ローラ111,111は、軸受113,113と一体的に、開口110b、110b内で軸112の軸線方向に沿って移動可能となっている。但し、治具110の側面から挿入される当接棒114,114により、その半径方向外方への移動が制限される。
ラジアルニードル軸受15Aを製造する場合、焼き入れ処理前の生材の状態で、中空円筒部材の一方の端部のみを半径方向内方に押圧してフランジを形成する。その後、かかる中空円筒部材を焼き入れ処理するが、フランジを形成していない端部は、焼き鈍し処理をする。
図5(a)は、フランジ折り曲げ前のラジアルニードル軸受15Aの斜視図であり、図5(b)は、フランジ折り曲げ後のラジアルニードル軸受15Aの斜視図である。シェル15bを形成する中空円筒部材の焼き鈍し範囲は、シェル15bを形成した際に、図5(b)に示すフランジ15mと外周面15nとの境界15pを含むことが好ましく、すなわち図5に示すように、中空円筒部材の端部より所定の範囲Δ以上にわたって焼きなますことが望ましい。
更に、保持器15c内にころ15aを装填し、処理後の中空円筒部材に挿入して、焼き鈍しした端部側を治具110に対向させる形で、保治具102の保持孔102aに嵌合固定する(図4参照)。
ここで、当接棒114,114により半径方向外方の移動が制限された状態で、治具110のローラ111,111のテーパ面111a、111aが、丁度中空円筒部材の端面を押圧する位置になるように、当接棒114,114の突き出し量をシェルの外径に応じて調整する。かかる状態から、第1のモータ104と第2のモータ106とを駆動して、治具110を回転させながら、中空円筒部材に接近させる。
ローラ111,111が中空円筒部材の端面に接触した後、その端面に沿って回転移動しながら、テーパ面111a、111aにより徐々に押圧して、半径方向内方に折り曲げるように塑性変形(転造カシメ)を行うことで、ラジアルニードル軸受15Aにおけるシェル15bの他方フランジを形成することができる。このようにして、ラジアルニードル軸受15を製造できる。
即ち、本実施の形態によれば、ローラ111,111を回転させながら、そのテーパ面111a、111aを中空円筒部材に近接させることによって、テーパ面111a、111aにより中空円筒部材の端部を折り曲げてフランジを形成するので、シェル15cの端部を一度に塑性加工させることなく、徐々に折り曲げることで、割れなどの不具合を回避できる。
更に、本実施の形態によれば、中空円筒部材の端部を焼き入れ処理後に焼き鈍しすることで、塑性変形時の割れなどを抑制できる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その発明の範囲内で変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、シェル型ニードル軸受は、カークーラコンプレッサに限らず、自動車用の変速機など、各種の機械に適用できる。
本実施の形態にかかるニードル軸受が組み込まれたカーエアコンのコンプレッサの断面図である。 図1の構成をII方向に見た図である。 ラジアルニードル軸受15Aを製造する製造装置の側面図である。 治具110の断面図である。 図5(a)は、フランジを折り曲げ前のラジアルニードル軸受15Aの斜視図であり、図5(b)は、フランジ折り曲げ後のラジアルニードル軸受15Aの斜視図である。
符号の説明
1 カーエアコンのコンプレッサ
6 ハウジング
14 シャフト
15A、15B ラジアルニードル軸受
16A、16B スラストニードル軸受
101 台座
102 保治具
103 ステージ
104 第1のモータ
105 回転軸
106 第2のモータ
110 治具
111,111 ローラ
112 軸

Claims (1)

  1. ころと、前記ころを保持する保持器と、前記保持器を囲うシェルとを有するシェル型ニードル軸受の製造方法において、
    中空円筒部材を焼き入れ処理後、所定の範囲を焼き鈍した後に転造カシメを行ってシェルを形成することを特徴とするシェル型ニードル軸受の製造方法。
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