JP2008038986A - シェル型ニードル軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングに圧入する場合のすわりを良くし圧入時の不具合を減少させることができるシェル型ニードル軸受を提供する。
【解決手段】シェル型外輪15bの軸線方向端部外周にはテーパ面153a(又は152a)が形成されているので、ハウジング6の開口の軸線とシェル型ニードル軸受15Aの軸線とが傾いていても、ハウジング6の開口に対してシェル型ニードル軸受15Aを押し込む際に、テーパ面153a(又は152a)により開口への導入が案内されるため、開口に対するシェル型外輪15bの倒れやかじりなどを抑制でき、たとえ汎用の工具Jを用いてもスムーズな組付けを行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、カーエアコンのコンプレッサ、自動変速機用遊星歯車機構、事務機器等に用いられると好適なシェル型ニードル軸受に関する。
例えばカーエアコン用コンプレッサ(カークーラコンプレッサともいう)の一タイプとして、容量可変式のコンプレッサが知られている。一般的に、容量可変式のコンプレッサは、ハウジングに対して駆動軸をラジアル軸受により回転自在に支持し、この駆動軸に対して斜板を傾斜角度可変に連結し、この斜板に対し揺動板を摺動自在に取付けてある。斜板と揺動板との間にはスラスト軸受が配置されている。揺動板には、複数のピストンロッドの一端が円周方向等間隔に取付けてあり、このピストンロッドの他端はピストンに連結している。このピストンは、ハウジング内に設けられたシリンダの内部で摺動するように設けられ、このシリンダのボア内に流入される冷媒ガスを圧縮し吐出するようにしている。つまり、斜板が回転すると、揺動板が、いわゆるみそすり的動作をし、ピストンロッドを介してピストンを軸線方向に往復運動させ、冷媒ガスを圧縮し吐出するようになっている(特許文献1参照)。
特開2002−266754号公報 特開2004−84707号公報 特開2004−162873号公報
ところで、カーエアコン用コンプレッサ等には、シェル型外輪を備えたシェル型ニードル軸受が用いられる場合がある(特許文献2、3参照)。ここで、特許文献2、3に示すように、シェル型ニードル軸受においては、ころと保持器を収容した後に、円筒状の外輪の端部を折り曲げてシェル型とし、それらが脱落しないようにしている。しかるに、シェル型ニードル軸受をハウジングに圧入する際は、適切な取り付け治具すなわち案内及び圧入位置のストッパを付けた取り付け治具を使用しハンドプレスを用いて圧入することが一般的である。
しかしながら、自動車補機類、事務機器等の組立ラインにおいて必ずしも前述のような適切な取り付け治具を使用できるとは限らず、汎用の工具を用いて無理矢理、シェル型ニードル軸受をハウジングに圧入せざるを得ない場合がある。かかる場合、シェル型ニードル軸受とハウジングとの間に倒れやかじりなどが発生し、組み付け不良を招く恐れもある。これに対し、特許文献2,3には、ハウジング圧入時の不具合を解消する技術について、開示も示唆もしていない。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、ハウジングに圧入する場合のすわりを良くし圧入時の不具合を減少させることができるシェル型ニードル軸受を提供することを目的とする。
本発明のシェル型ニードル軸受は、ころと、前記ころが転動するシェル型外輪とを少なくとも有するシェル型ニードル軸受において、
前記シェル型外輪の軸線方向端部外周にはテーパ面が形成されていることを特徴とする。
本発明のシェル型ニードル軸受によれば、前記シェル型外輪の軸線方向端部外周にはテーパ面が形成されているので、ハウジングの開口に対して前記シェル型ニードル軸受を押し込む際に、前記テーパ面により開口への導入が案内されるため、開口に対する前記シェル型外輪の倒れやかじりなどを抑制でき、たとえ汎用の工具を用いてもスムーズな組付けを行うことができる。
前記シェル型外輪は、軸線方向両端部は内側に折り返されており、且つ軸線方向両端部外周に前記テーパ面が形成されていると、前記シェル型外輪の剛性が向上し、又いずれの端部からハウジングに挿入することもできるので、挿入方向を誤った誤組などの恐れを回避できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかるシェル型ニードル軸受が組み込まれたカーエアコンのコンプレッサの断面図であり、図2は、図1の構成を矢印II方向に見た図である。
図1において、コンプレッサ1を構成するハウジング6は、中央の短円筒状の本体7をヘッドケース8と斜板ケース9とで軸線方向(図1の左右方向)両側から挟持し、更に複数本の結合ボルト(図示せず)により結合されて一体となっている。ヘッドケース8の内側には、低圧室10、10と高圧室11とが設けられている。尚、高圧室11内は勿論、低圧室10、10内も正圧である。又、本体7とヘッドケース8との間には平板状の隔壁板12が挟持されている。図1で複数に分割されている如く表されている低圧室10、10は互いに連通しており、ヘッドケース8の外面に設けられた単一の吸入ポート13(図2)に連通している。又、高圧室11は、ヘッドケース8に設けられた吐出ポート(図示せず)に通じている。吸入ポート13がエバポレータ(不図示)の出口に、不図示の吐出ポートをコンデンサ(不図示)の入口に、それぞれ連通させている。
ハウジング6内にはシャフト14を、本体7と斜板ケース9とに掛け渡す状態で、回転自在に支持している。より具体的には、シャフト14の両端部を1対のラジアルニードル軸受15A、15Bにより、本体7と斜板ケース9とに対して回転自在に支持すると共に、1対のスラストニードル軸受16A、16Bにより、このシャフト14に加わるスラスト荷重を支承自在としている。
スラストニードル軸受16Aは、複数のころ16aと、これを軸線方向(図1で左右方向)に挟持する軌道輪16b、16cと、ころ16aを保持する保持器16dとを有している。スラストニードル軸受16Bは、複数のころ16eと、これを軸線方向(図1で左右方向)に挟持する軌道輪16f、16gと、ころ16eを保持する保持器16hとを有している。
本実施の形態にかかるシェル型ニードル軸受であるラジアルニードル軸受15Aは、複数のころ15aと、シェル型外輪15bと、ころ15aを保持する保持器15cとを有している。ラジアルニードル軸受15Bは、複数のころ15dと、外輪(軌道輪)15eと、ころ15dを保持する保持器15fとを有している。
スラストニードル軸受16Aは、本体7の一部と上記シャフト14の一端部(図1の右端側)に形成した段部17との間に、皿ばね18を介して設けている。又、スラストニードル軸受16Bは、シャフト14の中間部外周面に外嵌固定した円板部19と斜板ケース9との間に配置している。ハウジング6を構成する本体7の内側でシャフト14の周囲部分には、複数(例えば図示の例では、円周方向等間隔に6個)のシリンダ孔20、20を形成している。この様に本体7に形成した、複数のシリンダ孔20、20の内側には、それぞれピストン21、21の先半部(図1の右半部)に設けた摺動部22、22を、軸方向の変位自在に嵌装している。
ここでは、シリンダ孔20、20の底面とピストン21、21の先端面(図1の右端面)との間に設けられた空間を、圧縮室23とする。又、斜板ケース9の内側に存在する空間は、斜板室24とする。シャフト14の中間部外周面でこの斜板室24内に位置する部分おいて、斜板25を、シャフト14に対して所定の傾斜角度を持たせて固定し、この斜板25がシャフト14と共に回転する様にしている。斜板25の円周方向複数個所と、各ピストン21、21とは、それぞれ1対ずつのスライディングシュー26、26により連結されている。この為、これら各スライディングシュー26、26の内側面(互いに対向する面)は平坦面として、同じく平坦面である斜板25の両側面外径寄り部分に摺接するようになっている。又、これら各スライディングシュー26、26の外側面(相手スライディングシュー26と反対側面)は球状凸面としている。更に、その内側面を斜板25の両側面に当接させた状態で、これら両スライディングシュー26、26の外側面を単一球面上に位置させている。一方、各ピストン21、21の基端部(前記隔壁板12から遠い側の端部で、図1の左端部)には、スライディングシュー26、26及び斜板25と共に、駆動力伝達機構を構成する連結部27、27を、各ピストン21、21と一体に形成している。そして、これら各連結部27、27に、一対のスライディングシュー26、26を保持する為の保持部28、28を形成している。又、これら各保持部28、28には、各スライディングシュー26、26の外側面と密に摺接する球状凹面を、互いに対向させて形成している。
又、本体7の一部内周面で、各連結部27、27の外端部に整合する部分には、各ピストン21、21毎にそれぞれ1対ずつのガイド面(図示せず)を、円周方向に離隔して形成している。各連結部27、27の外端部は、このガイド面に案内されて、ピストン21、21の軸方向(図1の左右方向)の変位のみ自在である。従って、各ピストン21、21も、各シリンダ孔20、20内に、斜板25の回転に伴う各ピストン21、21の中心軸回りの回転を防止されて、軸方向の変位のみ自在(回転不能)に嵌装されている。この結果、各連結部27、27は、シャフト14の回転による斜板25の揺動変位に伴って各ピストン21、21を軸方向に押し引きし、各摺動部22、22をシリンダ孔20、20内で軸方向に往復移動させる。
一方、低圧室10及び高圧室11と各シリンダ孔20、20とを仕切るべく、本体7とヘッドケース8との突き合わせ部に挟持している隔壁板12には、低圧室10と各シリンダ孔20、20とを連通させる吸入孔29、29と、高圧室11と各シリンダ孔20、20とを連通させる吐出孔30、30とを、それぞれ軸線方向に貫通する状態で形成している。従って、各吸入孔29、29及び各吐出孔30、30の一端(図1の左端)でシリンダ孔20、20側の開口は、何れも各ピストン21、21の先端面と対向する。又、各シリンダ孔20、20内で、各吸入孔29、29の一端と対向する部分には、低圧室10から各シリンダ孔20、20に向けてのみ冷媒ガスを流す、リード弁式の吸入弁31、31を設けている。又、高圧室11内で、各吐出孔30、30の他端(図1の右端)開口と対向する部分には、各シリンダ孔20、20から高圧室11に向けてのみ冷媒ガスを流す、リード弁式の吐出弁32を設けている。この吐出弁32には、各吐出孔30、30から離れる方向への変位を制限する、ストッパ33を付設している。
上述の様に構成するコンプレッサ1のシャフト14は、車両のエンジン(不図示)により無端ベルト42を介して回転駆動される。この為に、図示の例の場合は、ハウジング6を構成する斜板ケース9の外側面(図1の左側面)中央に設けた支持筒部34の周囲に従動プーリ35を、複列ラジアル玉軸受36により、回転自在に支持している。この従動プーリ35は、断面コ字形で全体を円環状に構成しており、斜板ケース9の外側面に固定したソレノイド37を、従動プーリ35の内部空間に配置している。一方、シャフト14の端部で支持筒部34から突出した部分には取付ブラケット38を固定しており、この取付ブラケット38の周囲に磁性材製の環状板39を、板ばね40を介して支持している。この環状板39はソレノイド37への非通電時には、板ばね40の弾力により、図に示す様に従動プーリ35から離隔しているが、ソレノイド37への通電時にはこの従動プーリ35に向け吸着されて、この従動プーリ35からシャフト14への回転力の伝達を自在とする。即ち、ソレノイド37と環状板39と板ばね40とにより、従動プーリ35とシャフト14とを係脱する為の電磁クラッチ41を構成している。又、車両のエンジンのクランクシャフト(不図示)の端部に固定した駆動プーリと従動プーリ35との間には、無端ベルト42を掛け渡している。
本実施の形態にかかるカーエアコンのコンプレッサの動作について説明する。車室内の冷房或は除湿を行なう為、カーエアコンを作動させた場合には、電磁クラッチ41を動作させて従動プーリ35とシャフト14とを係合させ、それにより無端ベルト42を介して、車両のエンジンの動力をシャフト14に伝達し、これを回転駆動する。この結果、斜板25が回転して、複数のピストン21、21を構成する摺動部22、22をそれぞれシリンダ孔20、20内で往復移動させる。そして、この様な摺動部22、22の往復移動に伴って、吸入ポート13から吸引された冷媒ガスが、低圧室10、10内から各吸入孔29、29を通じて圧縮室23内に吸い込まれる。この冷媒ガスは、これら各圧縮室23内で圧縮されてから、吐出孔30、30を通じて高圧室11に送り出され、吐出ポートより吐出される。その後、高温・高圧の冷媒ガスはコンデンサで冷却され液冷媒となった後、急激に膨張させられ、低温・低圧の霧状冷媒となってエバポレータに流れ、ここで車室内に供給される空気を冷却し、その後冷媒ガスとなってコンプレッサに吸入される。
図3は、ラジアルニードル軸受15Aの拡大断面図である。図4は、図3の構成の矢印IV部を示す図である。図5は、図3の構成の矢印V部を示す図である。図3において、板材を折り曲げて一体的に形成されるシェル型外輪15bは、円筒状の本体151と、その軸線方向両端に設けられた折り曲げ部152,153とを有する。本体151の内周面が、ころ15aの軌道面となる。
図3で左側(ボトム側という)の折り曲げ部152は、本体151に対して折り曲げられたとき、内部に空間が生じないように径方向に押しつぶされている。折り曲げ部152は、図4に示すように、本体151の外周面になめらかな曲面を介して接続するテーパ面(円錐面)152aと、シェル型外輪15bの軸線に直交しテーパ面152aになめらかな曲面を介して接続する側面152bと、折り曲げられた先端の端面152cとを有している。所定の加工を施された端面152cは、破断面等に見られる凹凸のない形状であって、ころ15aの端面に対して傾いたテーパ状となっていて、最外径位置でころ15aとの間隔が最小となっているので、ころ15aの転動時におけるシェル型外輪15bとの接触を少なくして摩擦を低減できる。
テーパ面152aのテーパ角(本体151の外周面とのなす角)αは、5〜25度であると好ましい。テーパ角αが5度未満であると、ラジアルニードル軸受15Aをハウジング6に圧入する際の嵌合幅を十分確保できず、ハウジングの座りが十分でなく、これに対しテーパ角αが25度を超えると、スムーズなハウジングへの圧入が困難となって組付性が低下するからである。テーパ面152aの軸線方向長さは、シェル型外輪15bの軸線方向の5〜15%(通常は1.5〜3.5mm)程度であると好ましい。特に、テーパ面152aが、端面152cより軸線方向外側にあると、外輪軌道面に与える影響を抑えることができる。
一方、図3で右側(カール側という)の折り曲げ部153は、折り曲げ部152の板厚t2より薄い板厚t3を有し、本体151に対して内側に折り曲げられたとき、内部に空間Sを形成するようになっている。折り曲げ部153は、図5に示すように、本体151の外周面になめらかな曲面を介して接続するテーパ面(円錐面)153aと、シェル型外輪15bの軸線に直交しテーパ面153aになめらかな曲面を介して接続する側面153bと、折り曲げられた先端の端面153cとを有している。所定の加工を施された端面153cは、破断面等に見られる凹凸のない形状であって、ころ15aの端面に対して傾いたテーパ状となっていて、最外径位置でころ15aとの間隔が最小となっているので、ころ15aの転動時におけるシェル型外輪15bとの接触を少なくして摩擦を低減できる。
テーパ面153aのテーパ角(本体151の外周面とのなす角)αは、5〜25度であると好ましい。テーパ角αが5度未満であると、ラジアルニードル軸受15Aをハウジング6に圧入する際の嵌合幅を十分確保できず、ハウジングの座りが十分でなく、これに対しテーパ角αが25度を超えると、スムーズなハウジングへの圧入が困難となって組付性が低下するからである。テーパ面153aの軸線方向長さは、シェル型外輪15bの軸線方向の5〜15%(通常は1.5〜3.5mm)程度であると好ましい。更に、図3に示すように、端面152cと端面153cとの距離Bは、ころ15aの全長Aに対して、ころ長さの1/100程度(通常は0.05〜0.15mm)長くなっていると好ましい。特に、テーパ面153aが、端面153cより軸線方向外側にあると、外輪軌道面に与える影響を抑えることができる。
尚、折り曲げ部152,153は、いずれもプレスにより形成されるが、まずボトム側である折り曲げ部152が形成され、その後、カール側である折り曲げ部153が形成される。ボトム側では、素材を金型で抑えダイスで密着させているため、精度よくテーパ面152a、側面152bが形成される。それに対し、カール側では、複数段階に分けてプレスを行い整形している。カール側の板厚t3は薄いので、複数段階でプレスを行ってボトム側と同様にテーパ面153a、側面153bを形成すると、内部に空間Sが生じる。従って、ボトム側の方が、高精度な形状を容易に創成できるといえる。よって、挿入の方向性を揃える場合には、ボトム側(折り曲げ部152の端面152b)を押して、カール側(折り曲げ部153のテーパ面153a)からハウジングに挿入するのが好ましい。
図6は、本実施の形態にかかるシェル型ニードル軸受をハウジングに組み付ける状態を示した断面図である。組み付け時には、シェル型ニードル軸受15Aの端部をハウジング6の開口内に挿入し、反対側の端部を円筒状の治具Jで押圧する。本実施の形態によれば、シェル型外輪15bの軸線方向端部外周にはテーパ面153a(又は152a)が形成されているので、図6に示すように、ハウジング6の開口の軸線とシェル型ニードル軸受15Aの軸線とが傾いていても、ハウジング6の開口に対してシェル型ニードル軸受15Aを押し込む際に、テーパ面153a(又は152a)により開口への導入が案内されるため、開口に対するシェル型外輪15bの倒れやかじりなどを抑制でき、たとえ汎用の工具Jを用いてもスムーズな組付けを行うことができる。更に、シェル型外輪15bは、軸線方向両端部が折り返されており、且つ軸線方向両端部外周にテーパ面152a及び153aが形成されているので、シェル型外輪15bの剛性が向上し、又いずれの端部からハウジングに挿入することもできるので、挿入方向を誤った誤組などの恐れを回避できる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その発明の範囲内で変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、シェル型ニードル軸受は、カークーラコンプレッサに限らず、自動車用の変速機や事務機器など、各種の機械に適用できる。
本実施の形態にかかるニードル軸受が組み込まれたカーエアコンのコンプレッサの断面図である。 図1の構成を矢印II方向に見た図である。 ラジアルニードル軸受15Aの断面図である。 図3の構成の矢印IV部を示す図である。 図3の構成の矢印V部を示す図である。 本実施の形態にかかるシェル型ニードル軸受をハウジングに組み付ける状態を示した断面図である。
符号の説明
1 カーエアコンのコンプレッサ
6 ハウジング
14 シャフト
15A、15B ラジアルニードル軸受
16A、16B スラストニードル軸受

Claims (2)

  1. ころと、前記ころが転動するシェル型外輪とを少なくとも有するシェル型ニードル軸受において、
    前記シェル型外輪の軸線方向端部外周にはテーパ面が形成されていることを特徴とするシェル型ニードル軸受。
  2. 前記シェル型外輪は、軸線方向両端部は内側に折り返されており、且つ軸線方向両端部外周に前記テーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシェル型ニードル軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023042603A1 (ja) * 2021-09-16 2023-03-23 Ntn株式会社 シェル形ころ軸受およびシェル形ころ軸受の固定構造

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