JP2006125039A - 自動ドア制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアから離れた場所に居ながらにして、確実にドアの施錠の有無を確認することのできる自動ドア制御システムを提供することにある。
【解決手段】施解錠制御マイコン24は、開閉要求信号からなる受信信号を入力したとき、IDコード信号からなる受信信号が入力されなくなったとき、ドア錠機構7,8に対して施錠駆動信号が出力されたときのいずれかの場合において、ドア制御マイコン33に対して開閉指令信号を出力する。そして、この開閉指令信号が入力されると、ドア制御マイコン33は、ドア開閉駆動信号をモータドライバ部10aに出力する。その結果、ドアの開閉動作(ドアが開く方向と、閉まる方向とに交互に複数回移動する動作)が行われ、デッドボルトとそのボルト受けと衝突音が発生するか否かによりドア錠が施錠されているか否かが示される。このため、家人はドア錠が施錠状態にあることを聴覚的に認識することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動ドア制御システムに係り、詳しくは、所持者の位置を示すために携帯される携帯機を利用して、自動もしくは遠隔操作することによりドアを施解錠する自動ドア制御システムに関するものである。
この種の自動ドア制御システムは、ドアから離れた位置でドア錠の施解錠を行うことができるという利便性があり、従来、こうした自動ドア制御システムとしては、例えば特許文献1及び特許文献2に記載のシステムが提案されている。
この自動ドア制御システムは、その住宅に住む家人が所持する携帯機と、この携帯機との相互通信を可能にして住宅のドアに配設された自動ドア装置とを備えている。ここで、前記自動ドア装置は、ドア周辺の所定領域に対して常にリクエスト信号を出力し、このリクエスト信号に対する応答として前記携帯機から送られる位置信号を受信したときに、ドア錠を解錠するものである。ただし、前記携帯機が前記所定領域から外れた場合には、前記リクエスト信号を受信することができなくなり、同携帯機から位置信号が送信されなくなる。即ち、この場合前記自動ドア装置は、前記携帯機からの位置信号が途絶えたことを受け、前記ドア錠を施錠するようになっている。このように、家人が携帯機を所持して前記所定領域内に進入するだけで、ドア錠は自動的に解錠されることとなる。一方、家人が携帯機を所持して前記所定領域内から領域外に移動した場合、ドア錠は自動的に施錠されることとなる。
特開2004−132130号公報 特開2003−307078号公報
ところで、上記のような自動ドア制御システムでは、例えば電子部品(センサ等)や機械等を介してドア錠の施錠を行っているため、何らかの原因で前記ドア錠の施錠が行われない場合がある。このため一般に、例えば家人がドアのところまで近づいて実際にドアの開作業を行って、ドアが開かないこと、即ち、ドア錠が施錠されていることを確認するような方法がとられている。しかしながら、上記のような自動ドア制御システムの構成では、家人が携帯機を所持したままドアに近づく(所定領域内に進入する)ことになるため、ドア錠の解錠が自動的に行われてしまい、ドア錠の施錠の確認作業が大変不便なものとなっている。
そこで従来、ドア錠の施錠を確認する方法として次のような方法が提案されている。即ち、携帯機を所持した家人が所定領域外に居ながらにして前記ドア錠の施錠を確認するために、音声ガイド、ブザー音及びランプ等を使用するシステムが提案されている。しかし、これら方法における施錠の確認は、電子部品(センサ等)や機械等を介して行われるため、施錠の確認自体の信頼性に欠けるものとなっていた。しかも、このシステムでは、音声ガイド、ブザー音及びランプを使用しているため、音声用IC、ランプ等の部品が必要となり、部品コストの増大が懸念されるものとなっていた。また、ランプを使用した場合には、直射日光が当たる昼間などにランプの点灯の有無を確認することが困難であった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ドアから離れた場所に居ながらにして、確実にドア錠の施錠の有無を確認することのできる自動ドア制御システムを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、所持者の位置を示すために携帯される位置情報提示手段が制御対象のドア周辺に定められた所定領域内にあるか否かを同位置情報提示手段による位置情報に基づき判定して、前記位置情報提示手段が前記所定領域内にあると判定されたときには前記ドアのドア錠を解錠して、前記位置情報提示手段が前記所定領域内にないと判定されたときには前記ドア錠を施錠する自動ドア制御システムにおいて、予め定められた事象が検知されたときには、前記ドアを一乃至複数回だけ開閉動作させることで前記ドア錠を構成するデッドボルトとそのボルト受けとの衝突音の有無として前記ドア錠の施錠の有無を示すことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動ドア制御システムにおいて、前記位置情報提示手段が前記所定領域内にないと判定されたことと予め定められた事象を検知したこととの両立を条件として前記開閉動作が行われることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の自動ドア制御システムにおいて、該自動ドア制御システムを構成する要素の1つとして、前記ドアの開閉動作の始動を指示する開閉要求信号を所定の操作がなされたときに出力する携帯機と、前記開閉要求信号を受信する受信手段とを備え、前記受信手段により前記開閉要求信号が受信されたことを前記予め定められた事象とすることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか1項に記載の自動ドア制御システムにおいて、前記予め定められた事象として、前記ドア錠の施錠を検知することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか1項に記載の自動ドア制御システムにおいて、前記ドアは、同ドアを閉状態に固定するために設けられてドアノブと連動してその固定を解除するラッチを備えるものであり、前記予め定められた事象を検知したときには、前記ドアの開閉動作に先立って同ラッチを強制的に固定解除状態とすることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうちのいずれか1項に記載の自動ドア制御システムにおいて、ドアの開閉の速度を調整するドアクローザと、該ドアクローザと協働して前記ドアを開閉駆動するアクチュエータ手段とが一体に設けられてなることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の自動ドア制御システムにおいて、前記位置情報提示手段に応答を要求するリクエスト信号を前記所定領域に対して出力する発信手段と、前記リクエスト信号に対する応答として前記位置情報提示手段から出力される前記位置情報を含む位置信号を受信する位置信号受信手段とを備え、前記位置情報提示手段が前記所定領域内にあるか否かを前記位置信号受信手段により前記位置信号が受信されたか否かに基づき判定することを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、制御対象とするドアにおけるドア錠が施錠されているか否かが、ドアを開閉動作させることにより衝突音が発生するか否かにより示されることとなる。即ち、ドア錠が施錠されているときには、ドア錠を構成するデッドボルトとそのボルト受けとの衝突音により、ドア錠が施錠状態にあることを聴覚的に認識することができる。一方、ドア錠が解錠状態にあるときには、前記衝突音を発することなくドアが開くことにより、ドア錠が解錠されていることを聴覚的に認識することができる。しかも、この構成によれば、電子部品(センサ等)や機械等を介さずに人為的に施錠の有無の確認が行われるため、ドア錠の施錠の有無を確実に確認することができるようになる。このように、この発明によれば、ドアから離れた場所に居ながらにして確実にドア錠の施錠の有無を確認することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前述した施錠の有無の確認はドア錠の施錠が行われた後に必要となる。このため、上記衝突音の有無による施錠確認の実行条件として、前記位置情報提示手段が前記所定領域内にないこと、即ち、ドア錠の施錠が行われたことを条件とする。従って、より効率的に且つ利便性よく施錠の有無の確認を行うことができるようになる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、携帯機に対して所定の操作が行われることにより、この携帯機からドアの開閉動作の始動を指示する開閉要求信号が出力される。そして、受信手段が開閉要求信号の受信を前記予め定められた事象としてドア錠の施錠を確認するための開閉動作が開始される。即ち、所望のタイミングで前記携帯機に対して前記所定の操作を行ってドア錠の施錠確認を行うことができ、ひいては利便性が向上することになる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記ドア錠の施錠が行われたことを条件として自動的にドアの開閉動作が行われる。このため、前記位置情報提示手段の所持者は、何も操作する必要はなく無駄な待ち時間を省くことができ、一層利便性が向上する。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜請求項4のうちいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、ドアがラッチを備えるものであっても、ラッチを解除してドアの固定を強制的に固定解除状態としてからドアの開閉動作を行うため、確実に該ドア錠が施錠されているか否かを確認することができる。即ち、ラッチが解除されていないときにドアの開閉動作を行うと、たとえドア錠の施錠が行われていなくてもラッチにより開閉動作が固定されるため、ドア錠が施錠されているか否かを正確に確認することができないおそれがあるからである。この点、上記構成によれば、ラッチを解除してドアの開閉動作を行うため、ドア錠が施錠されているときには、ドア錠を構成するデッドボルトとそのボルト受けとが衝突する。従って、確実にドア錠の施錠の有無を確認することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜請求項5のうちいずれか1項に記載の発明に作用に加えて、ドアの開閉の速度を調整するドアクローザには、アクチュエータ手段が一体に設けられている。このため、ドアクローザ及びアクチュエータ手段全体の配置スペースを省スペース化することができる。このため、意匠性の優れたドア及び自動ドア制御システムを提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜請求項6のうちいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、位置情報提示手段がドア周辺の所定領域に進入したか否かを容易に判定することができる。即ち、発信手段は前記所定領域に対してリクエスト信号を出力する。このリクエスト信号に対する応答として位置情報提示手段は位置情報を含む位置信号を出力する。この位置信号を位置信号受信手段が受信するか否かにより、前記位置情報提示手段が所定領域内にあるか否かを判定する。
本発明によれば、ドアから離れた場所に居ながらにして、確実にドア錠の施錠の有無を確認することができる。
以下、本発明を住宅用の自動ドア制御システムに具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。図1は本発明に係る自動ドア制御システム1を備えたドア3の斜視構造を、図2は同ドア3の側面構造をそれぞれ示している。
この図1及び図2に示すように、自動ドア制御システム1は、例えば住宅2の所有者(以下、「家人」という)に所持される携帯機11と、住宅2のドア3内に配設され、携帯機11と相互通信可能な自動ドア装置12とを備えて構成されている。さらに、この自動ドア装置12は、屋外アンテナ部4、屋内アンテナ部5、2つのドア錠機構7,8、ラッチ駆動部9、ドアクローザ10、施解錠制御部21及びドア制御部31を備えて構成されている。
屋外アンテナ部4は、ドア3の屋外側面に露出した状態で設けられ、屋内アンテナ部5はドア3の屋内側面に露出した状態で設けられている。また、屋外アンテナ部4においてドア3と接触する側には、鉄等の金属板からなる電波遮蔽部材(図示略)が設けられている。これら電波遮蔽部材は断面略コ字上に形成され、屋外アンテナ部4及び屋内アンテナ部5をそれぞれ囲うように設けられている。このため、屋外アンテナ部4から出力されるリクエスト信号がドア3の屋内側に出力されてしまうことが規制され、屋内アンテナ部5から出力されるリクエスト信号がドア3の屋外側に出力されてしまうことが規制される。前記リクエスト信号は携帯機11に応答を要求する信号である。
図3はドア3の施解錠部分の拡大断面構造を示している。
図1,図2及び図3に示すように、ドア錠機構7,8はドア3内に配設されており、ドア3の側面3aには、各ドア錠機構7,8の駆動によって出没するデッドボルト7a,8aが配設されている。また、前記デッドボルト7a,8aと対向する住宅2側の側面には、凹部41a,42aが形成され、その凹部41a,42aには例えば金属により凹状に形成されたボルト受け41,42が配設されている。ボルト受け41,42にはデッドボルト7a,8aが挿入可能とされており、デッドボルト7a,8aがドア3の側面3aから突出してボルト受け41,42に挿入された状態がドア3の施錠状態となる。このとき、ドア3の移動方向において互いに対向するボルト受け41,42の内面とデッドボルト7a,8aの外面との間に隙間Sが形成されるように、ボルト受け41,42及びデッドボルト7a,8aはそれぞれ構成されている。一方、デッドボルト7a,8aがドア3の側面3aから突出しておらずボルト受け41,42に挿入されていない状態がドア3の解錠状態となる。また、ドア3の屋内側面には、ドア錠機構7,8を手動で施解錠可能な手動ロック手段7b,8bが設けられている。これら手動ロック手段7b,8bは、一般的な屋内側施解錠用つまみ(サムターン)である。
図1及び図2に示すように、ラッチ駆動部9は、ドア3内におけるドア錠機構7,8間に配設されており、ドア3の側面3aには、ラッチ部9aが突設されている。ラッチ部9aは、ドア3を開けた状態においては図示しないスプリングの弾性力によりドア3の側面3aから常に突出するように設けられている。ドア3の閉動作に伴ってラッチ部9aは住宅2側の側面によりドア3の側面3aに対して没入する方向へ押し戻され、ドア3が完全に閉まったとき住宅2側の側面に設けられた図示しないラッチ受け部に入り込むようになっている。これにより、ドア3は閉状態に固定される。
ラッチ駆動部9は、ドアハンドル(又はドアノブ)6と連動しており、このドアハンドル6が操作されたとき、または同ラッチ駆動部9が駆動したときに、ラッチ部9aは前記スプリングの弾性力に抗してドア3内に没入する。これにより、ドア3の開動作が可能となる。従って、ドア錠機構7,8又は手動ロック手段7b,8bによってドア錠が解錠された状態において、ドアハンドル6が操作されたとき、またはラッチ駆動部9が駆動したとき(即ち、固定解除状態のとき)にドア3を開くことができるようになっている。
ドアクローザ10はドア3の屋内側の上部に配設されており、図示しないアームを介して住宅2側に連結されている。このドアクローザ10は、ドア3の開閉の際にドア3を自動的に閉じるとともにドア3の閉速度を調節することにより該ドア3が急激に閉じることを抑制するものである。
施解錠制御部21はドア3内に配設されており、前記屋外アンテナ部4、屋内アンテナ部5、2つのドア錠機構7,8、ラッチ駆動部9とそれぞれ電気的に接続されている。また、ドア制御部31は屋内におけるドア3の近辺の壁部に配設されており、前記施解錠制御部21及びドアクローザ10と電気的に接続されている。
次に、自動ドア制御システム1の電気的構成について説明する。図4は自動ドア制御システム1の概略構成のブロック図を示したものである。図5は携帯機11と自動ドア装置12の通信領域を示したものである。以下、携帯機11及び自動ドア装置12の順に説明する。
(携帯機11)
図4に示すように、前記携帯機11は、受信回路13、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン14」という)、送信回路15、及び操作スイッチ16を備えている。受信回路13には受信アンテナ17aが接続されており、該受信アンテナ17aを介して受信回路13は自動ドア装置12から出力されるリクエスト信号を受信し、そのリクエスト信号を復調してマイコン14へ送る。マイコン14は、受信回路13からのリクエスト信号が入力されたときに、予め設定された携帯機11側のIDコードと前記リクエスト信号に対するIDコード信号を送信回路15へ出力する。また、操作スイッチ16は携帯機11の表面等に設けられ、同操作スイッチ16は施錠スイッチ16a、解錠スイッチ16b及び確認スイッチ16cを備えている。施錠スイッチ16aが操作された場合、マイコン14は前記IDコードと施錠操作コードとを含む施錠操作信号を送信回路15へ出力し、解錠スイッチ16bが操作された場合、前記IDコードと解錠操作コードとを含む解錠操作信号を送信回路15へ出力するようになっている。また、確認スイッチ16cが操作された場合、マイコン14は前記IDコードと開閉操作コードとを含む開閉要求信号を送信回路15へ出力するようになっている。
送信回路15は、前記IDコード信号、施錠操作信号、解錠操作信号または開閉要求信号を所定周波数の電波に変調して外部に送信するための回路である。送信回路15には送信アンテナ17bが接続されており、この送信アンテナ17bを介して前記IDコード信号、施錠操作信号、解錠操作信号及び開閉要求信号を外部に送信するようになっている。尚、本実施形態において携帯機11は位置情報提示手段を構成し、送信回路15は発信手段を構成する。また、IDコードは位置情報を構成し、IDコード信号、施錠操作信号、解錠操作信号及び開閉要求信号は位置信号を構成する。
(自動ドア装置12)
次に、自動ドア装置12の電気的構成について説明する。図4に示すように、屋外アンテナ部4の内部には送信アンテナ4aと受信アンテナ4bとが配設されている。屋内アンテナ部5の内部には送信アンテナ5aと受信アンテナ5bとが配設されている。送信アンテナ4a,5a及び受信アンテナ4b,5bはそれぞれ施解錠制御部21に電気的に接続されている。この施解錠制御部21は、送信回路22、受信回路23及び施解錠制御用のマイクロコンピュータ(以下、「施解錠制御マイコン24」という)を備えている。
送信回路22には送信アンテナ4a,5aが接続され、受信回路23には受信アンテナ4b,5bが接続されている。送信回路22は、施解錠制御マイコン24から出力されるリクエスト信号を所定周波数の電波に変換し、送信アンテナ4a,5aを介して屋内外におけるドア3の周辺の所定領域A(図2及び図5参照)に出力する。この所定領域Aにおいて携帯機11と施解錠制御部21との相互通信が可能となる。
受信回路23は、携帯機11から出力されたIDコード信号、施錠操作信号、解錠操作信号または開閉要求信号を受信アンテナ4b,5bを介して受信する。そして、受信回路23は、受信したIDコード信号、施錠操作信号、解錠操作信号及び開閉要求信号をパルス信号に復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号を施解錠制御マイコン24へ出力する。尚、本実施形態において、受信回路23は、受信手段及び位置信号受信手段をそれぞれ構成する。
施解錠制御マイコン24は、具体的には図示しないCPU(CENTRAL PROCESSING UNIT)、ROM(READ−ONLY MEMORY)、RAM(RANDOM−ACCESS MEMORY)からなるCPUユニットであり、リクエスト信号を間欠的に出力する。詳述すると、施解錠制御マイコン24は、各送信アンテナ4a,5aから個別のタイミングで択一的にリクエスト信号を出力させる。即ち、一方の送信アンテナ4a(5a)からリクエスト信号が出力されているときには、他方の送信アンテナ5a(4a)からはリクエスト信号が出力されないようになっている。
また、施解錠制御マイコン24(正確には、ROM)には予め設定された住宅2側のIDコードが記録されており、前記受信回路23からの受信信号が入力されたときには、住宅側のIDコードと受信信号に含まれる携帯機11側のIDコードとを比較する。施解錠制御マイコン24は、それらIDコードが一致したときにドア錠機構7,8に対して駆動信号を出力する。詳述すると、施解錠制御マイコン24は、前記IDコード信号または前記解錠操作信号からなる受信信号が入力されたとき、ドア錠機構7,8に対して解錠駆動信号を出力する。ドア錠機構7,8は、解錠駆動信号が入力されるとデッドボルト7a,8aをドア3内に没入させてドア錠を解錠させる(図3参照)。また、施解錠制御マイコン24は、前記施錠操作信号からなる受信信号が入力されたとき、ドア錠機構7,8に対して施錠駆動信号を出力する。ドア錠機構7,8は、施錠駆動信号が入力されるとデッドボルト7a,8aを住宅側のボルト受け41,42に挿入させてドア錠を施錠させる(図3参照)。
前記受信回路23からの受信信号が入力された場合において、住宅側のIDコードと携帯機11側のIDコードとが一致したとき、施解錠制御マイコン24は、ラッチ駆動部9に対して駆動信号を出力する。ラッチ駆動部9はラッチ解除機構9bを備えており、前記駆動信号が入力されると該ラッチ解除機構9bの駆動によりラッチ部9aはドア3内に没入する(図1及び図2参照)。即ち、ドアハンドル6の操作がされることなく、ラッチ部9aはラッチ解除機構9bにより強制的に固定解除状態となる。そして、施解錠制御マイコン24はラッチ駆動部9に対して駆動信号を出力したあと、ドア制御部31に対してドア開指令信号を出力する。
例えば、IDコード信号からなる受信信号が入力されなくなったとき(即ち、携帯機11が所定領域A外に出たとき)、または前記施錠操作信号からなる受信信号が入力されたとき、施解錠制御マイコン24はドア3の開閉状態を検出する図示しない開閉検知センサ(例えばリードスイッチ)からの検出信号に基づき、ドア3の開閉状態を判断する。ドア3が閉状態であると施解錠制御マイコン24が判断した場合には、ドア錠機構7,8に対して施錠駆動信号を出力する。一方、ドア3が開状態であると施解錠制御マイコン24が判断した場合には、ドアクローザ10によってドア3が閉じるまで待機状態となり、このドア3が閉状態となったとき、施解錠制御マイコン24はドア錠機構7,8に対して施錠駆動信号を出力する。ドア錠機構7,8は、施錠駆動信号が入力されるとデッドボルト7a,8aをドア3の側面3aから突出させてドア錠を施錠させる。そしてさらに、施解錠制御マイコン24は、前記施錠駆動信号を出力してから予め設定された時間が経過すると、ドア制御部31に対して開閉指令信号を出力する。また、開閉要求信号からなる受信信号が入力されたときについても、施解錠制御マイコン24はドア制御部31に対して前記開閉指令信号を出力するようになっている。
このドア制御部31はドア制御用のマイクロコンピュータ(以下、「ドア制御マイコン33」という)を備えている。このドア制御マイコン33に前記開閉指令信号が入力されると、ドア制御マイコン33はドア開閉駆動信号をドアクローザ10へ出力する。このドアクローザ10は内部にモータドライバ部10aとモータ10bとからなるドア駆動機構10cを備えており、該モータドライバ部10aに前記ドア開閉駆動信号が入力される。このドア開閉駆動信号を受けてモータドライバ部10aはモータ10bを駆動制御する。即ち、モータドライバ部10aはモータ10bの正回転(ドアが開く回転方向)と逆回転(ドアが閉まる回転方向)とが所定のタイミングで且つ予め設定された回数だけ繰り返されるように、該モータ10bを駆動させる。これにより、ドア3は、ドア3の開く方向と、閉まる方向とに交互に移動する。即ち、ドア3の開閉動作が行われる。尚、このドア3の開閉動作は、ドア錠の施錠状態及びラッチ部9aの突出状態にかかわらず、作動するようになっている。
一方、IDコード信号からなる受信信号が入力されたとき(携帯機が所定領域A内に入ったとき)、又は前記解錠操作信号が入力されたとき、施解錠制御マイコン24はドア制御マイコン33に対してドア開指令信号を出力するようになっている。このドア制御マイコン33に前記ドア開指令信号が入力されると、ドア制御マイコン33はドア開駆動信号をドアクローザ10のモータドライバ部10aへ出力する。そして、モータドライバ部10aはモータ10bを正回転駆動させる。これにより、ドア3は人的操作なしで開動作するようになっている。また、ドアクローザ10はモータ10bの非駆動時には、一般的なドアクローザと同様にドア3を閉じる方向へ付勢するようになっている。尚、本実施形態において、ドア駆動機構10cはアクチュエータ手段を構成する。
(実施形態の作用)
次に、このように構成された自動ドア制御システム1によって行われる一連の動作態様を図4及び図5に従って説明する。
<a>携帯機11と自動ドア装置12との相互通信に基づく動作態様
図4及び図5に示すように、施解錠制御部21の施解錠制御マイコン24からは常に前記所定領域Aに対してリクエスト信号が屋外アンテナ部4及び屋内アンテナ部5を介して出力されている。ドア3が閉じた状態において、この所定領域A内に携帯機11が入ってリクエスト信号を受信すると、携帯機11のマイコン14は送信アンテナ17bを介して該携帯機11側のIDコード信号を出力する。施解錠制御マイコン24は、屋外アンテナ部4又は屋内アンテナ部5並びに受信回路23を介してIDコード信号を受信すると、該IDコード信号に含まれる携帯機11側のIDコードと住宅2側のIDコードとの照合を行う。そして、施解錠制御マイコン24は、この携帯機11側のIDコードと住宅2側のIDコードとが一致すると、ドア錠機構7,8を駆動させてドア錠を解錠させるとともに、ラッチ駆動部9のラッチ解除機構9bを駆動させてラッチ部9aをドア3内に没入させる。そしてさらに、施解錠制御マイコン24は、ドア制御マイコン33に対してドア開指令信号を出力する。このドア開指令信号を受けて、ドア制御マイコン33は、ドアクローザ10のモータ10bを駆動させて、ドア3を開かせる。
この後、携帯機11が所定領域A外に移動すると、該携帯機11はリクエスト信号を受信不能となるので、前記リクエスト信号に対する応答信号であるIDコード信号の送信を停止する。このため、施解錠制御マイコン24はIDコード信号を受信不能となる。こうした場合、ドアクローザ10の付勢力によってドア3が閉じられ、ドア3が完全に閉状態となった後に施解錠制御マイコン24はドア錠を施錠させる。
施解錠制御マイコン24がこのドア錠の施錠を検知する(即ち、前記施錠駆動信号を出力する)と、ドア制御マイコン33に対して開閉指令信号を出力する。すると、ドア制御マイコン33は、前記モータ10bが正回転(ドアが開く回転方向)及び逆回転(ドアが閉まる回転方向)を所定回数だけ且つ交互に繰り返すようにモータドライバ部10aを制御する。その結果、ドア3の開閉動作が複数回行われる。
ドア錠が正常に施錠されているときには、前記デッドボルト7a,8aとそのボルト受け41,42との衝突音が複数回発生する。この衝突音は、デッドボルト7a,8aが前記隙間Sだけ移動し、そのデッドボルト7a,8aがボルト受け41,42に衝突することにより発生するものである。このため、家人はドア3から(所定領域A外まで)離間するだけで、何ら操作を行うことなくドア3を自動的に閉じさせ、ドア錠を施錠させることができ、さらにはドア錠が施錠状態にあることを聴覚的に認識することができる。
<b>携帯機11から送信される開閉要求信号に基づく動作態様
前述したように、自動で施錠状態の確認が行われるものの、任意のタイミングで施錠状態を確認したい場合もある。そのような場合、家人は所定領域A外において携帯機11の確認スイッチ16cを操作することにより確認することができる。つまり、所定領域A内では自動的に解錠されてしまうため確実な確認が困難だからである。
ドア3が閉じられた状態において、家人が携帯機11の確認スイッチ16cを操作すると、マイコン14は携帯機11側のIDコードを含む開閉要求信号を出力する。前記施解錠制御マイコン24がこの開閉要求信号を入力すると、携帯機11側のIDコードと住宅2側のIDコードとの一致を条件として、同施解錠制御マイコン24はドア制御マイコン33に対して開閉指令信号を出力する。すると、ドア制御マイコン33は、前記モータ10bが正回転(ドアが開く回転方向)及び逆回転(ドアが閉まる回転方向)を所定回数だけ且つ交互に繰り返すようにモータドライバ部10aを制御する。その結果、ドア3の開閉動作が複数回行われる。
そして、ドア錠が正常に施錠されているときには、前記デッドボルト7a,8aとそのボルト受け41,42との衝突音が複数回発生する。一方、ドア錠が施錠されていないときには、衝突音が発せられることなく、ドア3が開く。このため、ドア錠が施錠状態にあるか否かを聴覚的に認識することができる。従って、家人はドア3から離れた場所に居ながらにして、ドア錠の施錠確認を任意のタイミングで行うことができる。
(実施形態の効果)
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)施解錠制御マイコン24は、開閉要求信号からなる受信信号を入力したとき、IDコード信号からなる受信信号が入力されなくなったとき、ドア錠機構7,8に対して施錠駆動信号が出力されたときのいずれかの場合において、ドア制御マイコン33に対して開閉指令信号を出力する。そして、この開閉指令信号が入力されると、ドア制御マイコン33は、ドア開閉駆動信号をモータドライバ部10aに出力する。その結果、ドア3の開閉動作(ドア3が開く方向と、閉まる方向とに交互に複数回移動する動作)が行われ、デッドボルト7a,8aとそのボルト受け41,42と衝突音が発生するか否かによりドア錠が施錠されているか否かが示される。このため、家人はドア錠が施錠状態にあることを聴覚的に認識することができる。しかも、この構成によれば、電子部品(センサ等)や機械等を介さずに人為的に施錠の有無の確認が行われるため、ドア3の施錠の有無を確実に確認することができるようになる。このように、この実施形態によれば、ドア3から離れた場所に居ながらにして確実にドア3の施錠の有無を確認することができる。
(2)携帯機11と自動ドア装置12との相互通信に基づくドア3の施錠の確認は、携帯機11が所定領域A外に移動して、ドア錠が施錠された(ドア錠機構7,8に対して施錠駆動信号が出力された)後に行われる。このため、前記相互通信に基づいてドア3の施錠状態の確認動作は、ドア錠が解錠されているときには行われない。従って、より効率的に且つ利便性よく施錠の有無の確認を行うことができるようになる。
(3)また、この場合、自動的にドア3の開閉動作(施錠状態の確認動作)まで行われるため、前記携帯機11の所持者は、何も操作する必要はなく無駄な待ち時間を省くことができ、一層利便性が向上する。
(4)携帯機11の確認スイッチ16cが操作されることにより、この携帯機11からドア3の開閉動作の始動を指示する開閉要求信号が出力される。そして、施解錠制御マイコン24が開閉要求信号からなる受信信号を受信することにより、ドア制御マイコン33に対して開閉指令信号が出力される。この結果、ドア3の施錠を確認するための開閉動作が開始される。従って、所望のタイミングで前記携帯機11に対して前記確認スイッチ16cの操作をすることによりドア3の施錠確認を行うことができ、ひいては利便性が向上する。
(5)本実施形態のようにドア3がラッチ部9aを備えるものであっても、施錠状態の確認動作時には、ラッチ部9aを解除してドア3の固定を強制的に固定解除状態としてからドア3の開閉動作を行うため、確実にドア錠が施錠されているか否かを確認することができる。即ち、ラッチ部9aが解除されていないときにドア3の開閉動作を行うと、たとえドア錠の施錠が行われていなくてもラッチ部9aによりドア3が閉状態に固定されるため、ドア錠が施錠されているか否かを正確に確認することができないおそれがあるからである。この点、上記実施形態によれば、ラッチ部9aを解除してドア3の開閉動作を行うため、ドア錠が施錠されているときには、ドア錠を構成するデッドボルト7a,8aとそのボルト受け41,42とが衝突する。従って、確実にドア錠の施錠の有無を確認することができる。
(6)ドア3の開閉の速度を調整するドアクローザ10には、ドア駆動機構10cが一体に設けられている。このため、ドアクローザ10及びドア駆動機構10c全体の配置スペースを省スペース化することができる。このため、意匠性の優れたドア3及び自動ドア制御システム1を提供することができる。
(別例)
なお、上記実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
・上記実施形態では、位置情報提示手段として携帯機11を使用して、同携帯機11から開閉要求信号を出力するようにしたが、開閉要求信号を出力する出力手段は、携帯機11と一体でなくてもよい。即ち、前記携帯機11とは別体に、前記開閉要求信号を出力するリモートコントローラ(例えば、赤外線を利用するリモートコントローラ)等を所持して同リモートコントローラを操作してもよい。このような構成にした場合、このリモートコントローラの操作により開閉要求信号が出力され、ドア3の施錠状態を確認する開閉動作が行われる。
・上記実施形態では、アクチュエータ手段としてのドア駆動機構10cがドアクローザ10内に配置されているがこれに限らない。例えば、ドア3の底部に車輪を有した駆動手段(モータ等)を備え、前記ドア3の開閉動作をこの駆動手段によって車輪を回転させて床上を走らせることによりドア3を移動させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、位置情報提示手段として携帯機を使用したが、人体の一部を位置情報提示手段としてもよい。即ち、CCD等の撮像デバイスを用いて人体の一部(例えば目)を認証して、家人と認証されたときのみにドア錠の解錠を行うセキュリティシステムなどを使用することができる。上記実施形態はこうしたシステムに対しても適用可能であり、この場合は人体の一部が位置情報提示手段となる。即ち、家人が所定領域内から所定領域A外に移動すると、ドア錠の施錠が行われ、ドア3の施錠を確認するための開閉動作が開始される。このため、家人は何も所持することなく、上記実施形態と同様の効果(1),(2)を有することができる。
・上記実施形態では、ドア錠の施錠を確認する開閉動作を複数回行うようにしたが、回数は任意でよく、1回だけ開閉動作を行うようにしてもよい。
・上記実施形態の自動ドア装置12では、携帯機11と自動ドア装置12との相互通信に基づきドア3の施解錠及び自動によるドア3の開動作(ドア開指令信号に基づく)を行ったが、必ずしも自動によるドア3の開動作の機能は有しなくてもよい。
・上記実施形態では、携帯機11と自動ドア装置12との相互通信に基づいてドア3の施錠状態を確認する開閉動作を行ったり、携帯機11の確認スイッチ16cを操作することによりドア3の施錠状態を確認する開閉動作を行ったりしたが、どちらか一方の機能のみを有した自動ドア制御システム1としてもよい。
・上記実施形態では、操作スイッチ16として、施錠スイッチ16a、解錠スイッチ16b、確認スイッチ16cを備えるようにしたが、確認スイッチ16cを省略してもよい。即ち、所定領域A外において、例えば施錠スイッチ16aを操作したときにのみドア3の施錠状態を確認する開閉動作を行うようにしてもよい。このような構成にした場合、携帯機11の構成を簡素化することができる。
・上記実施形態(実施形態の作用<a>及び<b>)では、ドア3の施錠状態を確認する開閉動作を、自動制御及び遠隔操作に基づいて行うようにしたが、次のように行ってもよい。即ち、ドア3を内側から手動により施錠して、屋内側の所定領域A外から携帯機11の操作スイッチ16(確認スイッチ16c)を操作することによりドア錠の施錠状態を確認する開閉動作を行ってもよい。この場合、ドア錠機構7,8のうち少なくとも一方が施錠されていれば、上記実施形態の効果(4)と同様の効果を得ることができる。
本発明の自動ドア制御システムを備えたドアを示す概略斜視図。 同ドアの概略側面図。 同ドアの施解錠部分を拡大して示す拡大断面図。 自動ドア制御システムの概略構成を示すブロック図。 携帯機と自動ドア装置との通信領域を示す概略平面図。
符号の説明
1…自動ドア制御システム、3…ドア、7a,8a…デッドボルト、10…ドアクローザ、10c…ドア駆動機構(アクチュエータ手段)、11…携帯機(位置情報提示手段)、23…受信回路(受信手段,位置信号受信手段)、41,42…ボルト受け、A…所定領域。

Claims (7)

  1. 所持者の位置を示すために携帯される位置情報提示手段が制御対象のドア周辺に定められた所定領域内にあるか否かを同位置情報提示手段による位置情報に基づき判定して、前記位置情報提示手段が前記所定領域内にあると判定されたときには前記ドアのドア錠を解錠して、前記位置情報提示手段が前記所定領域内にないと判定されたときには前記ドア錠を施錠する自動ドア制御システムにおいて、
    予め定められた事象が検知されたときには、前記ドアを一乃至複数回だけ開閉動作させることで前記ドア錠を構成するデッドボルトとそのボルト受けとの衝突音の有無として前記ドア錠の施錠の有無を示す
    ことを特徴とする自動ドア制御システム。
  2. 請求項1に記載の自動ドア制御システムにおいて、
    前記位置情報提示手段が前記所定領域内にないと判定されたことと予め定められた事象を検知したこととの両立を条件として前記開閉動作が行われる自動ドア制御システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動ドア制御システムにおいて、
    該自動ドア制御システムを構成する要素の1つとして、前記ドアの開閉動作の始動を指示する開閉要求信号を所定の操作がなされたときに出力する携帯機と、
    前記開閉要求信号を受信する受信手段とを備え、
    前記受信手段により前記開閉要求信号が受信されたことを前記予め定められた事象とする自動ドア制御システム。
  4. 請求項1〜請求項3のうちいずれか1項に記載の自動ドア制御システムにおいて、
    前記予め定められた事象として、前記ドア錠の施錠を検知する自動ドア制御システム。
  5. 請求項1〜請求項4のうちいずれか1項に記載の自動ドア制御システムにおいて、
    前記ドアは、同ドアを閉状態に固定するために設けられてドアノブと連動してその固定を解除するラッチを備えるものであり、前記予め定められた事象を検知したときには、前記ドアの開閉動作に先立って同ラッチを強制的に固定解除状態とする自動ドア制御システム。
  6. 請求項1〜請求項5のうちいずれか1項に記載の自動ドア制御システムにおいて、
    ドアの開閉の速度を調整するドアクローザと、
    該ドアクローザと協働して前記ドアを開閉駆動するアクチュエータ手段とが一体に設けられてなる自動ドア制御システム。
  7. 請求項1〜請求項6のうちいずれか1項に記載の自動ドア制御システムにおいて、
    前記位置情報提示手段に応答を要求するリクエスト信号を前記所定領域に対して出力する発信手段と、前記リクエスト信号に対する応答として前記位置情報提示手段から出力される前記位置情報を含む位置信号を受信する位置信号受信手段とを備え、前記位置情報提示手段が前記所定領域内にあるか否かを前記位置信号受信手段により前記位置信号が受信されたか否かに基づき判定する自動ドア制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113173121A (zh) * 2021-04-30 2021-07-27 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车隐藏式把手状态提示系统、方法及汽车

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