JP2006124968A - 建築用開閉装置における防犯制御 - Google Patents

建築用開閉装置における防犯制御 Download PDF

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Abstract

【課題】 戸体の外側を開閉するシャッターカーテンを備えた建築用シャッター装置において、シャッターカーテンを開閉する開閉機の制御部に、シャッターカーテンのシャッター抉じ開け検知手段と、戸体の全閉から開放を検知する戸体開放検知手段とを設けて、何れかの検知に基づいて防犯作動をする防犯制御を行うにあたり、操作性を向上する。
【解決手段】 開閉機3の制御部6に、シャッター抉じ開け検知手段と、近接スイッチ9で構成した戸体開放検知手段と、エンコーダ10で構成したシャッター開閉状態検知手段と、防犯作動規制手段とを設け、戸体開放検知信号の入力に基づく防犯作動は、シャッターカーテン1が全閉状態から所定の開放位置H1までのあいだに停止していることの検知に基づいて規制するように構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、建築物の開口部等に設けられる建築用開閉装置における防犯制御の技術分野に属するものである。
一般に、この種の建築用開閉装置のなかには、これがシャッターカーテンを備えたシャッター装置の場合、シャッターカーテンに開閉機を連結し、該開閉機に接続した制御部により開閉機を駆動制御することに基づいて、シャッターカーテンの開閉作動がなされるようにしたものがある。このようなシャッター装置において、近年、鍵や錠等による開放規制装置に加えて、シャッターカーテンの開放を未然に防止する防犯機能を付加することが要求されている。
この改善策として、例えば、開閉機の制御部に、シャッターカーテンが全閉状態あるいは中間停止状態から上方に移動したことを検知して、該検知が、開閉機の非駆動時になされた場合に、これをシャッターカーテンが抉じ開けられたと判断して、シャッター抉じ開け検知信号を出力し、該出力に基づいて例えば赤色灯を点灯する等して、侵入者を威嚇したり、住人に対して注意喚起する防犯制御を行うように構成したものが提唱されている。
特開2002−97878号公報
ところで、シャッター装置は、開口部に設けられた戸体の屋外側を開閉するように設けられることがある。この場合、シャッターカーテンの抉じ開けを検知することとともに、戸体の抉じ開けについても検知して、防犯検知信号を出力できるように構成することが防犯の観点から一層好ましい。そこで、前記開閉機の制御部に、戸体と躯体開口部とのあいだに近接スイッチ等を接続するとともに、該近接スイッチにより戸体が閉鎖状態から開放されたことを検知することに基づいて戸体開放検知信号を出力する戸体開放検知手段を設けて、シャッター抉じ開け検知信号と戸体開放検知信号との両者の信号出力で防犯信号を出力し、該出力に基づいて例えば赤色灯を点灯する等して、侵入者を威嚇したり、住人に対して注意喚起するための防犯信号を出力する構成とした防犯制御が考えられる。しかるに、このようにすると、例えば、昼間だけの外出であって、シャッターカーテンは閉鎖せず戸体のみを全閉状態とした状態では、戸体を抉じ開けられたとしても防犯信号を出力しなくなってしまうという問題がある。そこで、シャッター抉じ開け検知信号と戸体開放検知信号との何れかの信号出力があったときに防犯信号を出力するように構成し、シャッターカーテンが開放され、戸体が全閉状態であるときに、戸体の抉じ開けを検知できるような防犯制御の構成とすることが提唱されるが、このようにした場合、シャッターカーテンを全閉状態にしている状態で戸体を閉鎖状態から開放すると防犯信号を出力してしまい、例えば、通風を確保するべくシャッターカーテンを防犯性を損なわない程度に開放した状態で戸体を開放するような場合にも防犯信号が出力されてしまうことになり、これを回避するためには、防犯制御をいちいちON−OFFさせるような操作が必要になってしまい操作性に劣るという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、開口部に設けた開閉用の戸体の外側を開閉する開閉体を備えた建築用開閉装置において、開閉体を開閉する開閉機の制御部に、開閉体の抉じ開けを検知して開閉体抉じ開け検知信号を出力する開閉体抉じ開け検知手段と、戸体が全閉状態から開放することを検知して戸体開放検知信号を出力する戸体開放検知手段とを設け、開閉体抉じ開け検知信号または戸体開放検知信号の何れかの信号の入力で防犯作動をする防犯制御を行うにあたり、前記制御部に、開閉体の開閉状態を検知する開閉体開閉状態検知手段と、防犯作動規制手段とを設け、戸体開放検知信号の入力に基づく防犯作動は、開閉体が全閉位置から所定の開放位置までのあいだの位置に停止していることの検知に基づいて規制するように構成したものである。
そして、このようにすることにより、開閉体の抉じ開けと戸体が閉鎖状態から開放することの何れかの検知で防犯作動を行うものでありながら、開閉体が全閉状態から所定の開放位置まで開放した状態において、戸体を開放しても防犯作動をすることはなく、防犯性に優れるうえ、操作性に優れた開閉装置とすることができる。
請求項2の発明は、請求項1において、開閉体抉じ開け検知信号の入力に基づく防犯作動は、開閉体が開放された位置が予め設定される所定の開放位置よりも閉鎖側であることの検知に基づいて規制するように構成したものであり、このようにすることにより、誤動作をなくすことができて操作性に優れ、しかも、防犯性を損なうことのない開閉装置とすることができる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、防犯作動は、制御部に接続された警報装置を鳴動する構成としたものであり、このようにすることにより、不審者の近傍で警報装置を駆動することができ、不審者に対し効果的に威嚇することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3において、建築用開閉装置はシャッターカーテンを備えたシャッター装置とし、前記シャッターカーテンは、複数枚のスラットを通風機能を備えて連装したものに構成されているものであり、このようにすることにより、シャッターカーテンの閉鎖状態で通風を確保しながら防犯性を損なうことがなく、機能性と操作性とが合致した優れたシャッター装置とすることができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかにおいて、防犯作動が規制される開閉体の全閉位置から所定の開放位置は、人の侵入を規制する範囲に設定されているものであり、このようにすることにより、操作性のよいものでありながら、防犯性を損なうことがない。
請求項1の発明とすることにより、防犯性および操作性に優れた建築用開閉装置とすることができる。
請求項2の発明とすることにより、誤動作をなくすことができて操作性に優れ、しかも、防犯性を損なうことのない開閉装置とすることができる。
請求項3の発明とすることにより、不審者の近傍で警報装置を駆動することができ、不審者に対し効果的に威嚇することができる。
請求項4の発明とすることにより、防犯性を損なうことなく、機能性と操作性とが合致した優れたシャッター装置とすることができる。
請求項5の発明とすることにより、操作性のよいものでありながら、防犯性を損なうことがない。
つぎに、本発明の実施の形態の一例について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の開口部、詳しくは、住宅の窓部の屋外側に面して設けられたシャッター装置(本発明の建築用開閉装置に相当する)のシャッターカーテン(本発明の開閉体に相当する)であって、該シャッターカーテン1は、開口部上方に配されたシャッターケース2に内装された巻取りドラム(図示せず)に巻装されている。前記巻取りドラムは、シャッターケース2に収納された開閉機3に連動連結されており、該開閉機3の正逆駆動に伴い、シャッターカーテン1の巻き出し、巻き取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン1は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール4の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
また、本実施の形態のシャッターカーテン1は、複数枚のスラット1aを上下方向に連装して構成されており、例えば、シャッターカーテン1の全閉姿勢での停止時において、隣接するスラット1a間に空隙を形成して通風可能な姿勢を維持できる通風型(採光型)シャッターカーテン1に構成されている。
5はガイドレール4の屋内側部位に配された操作スイッチであって、該操作スイッチ5には、開放用操作スイッチPBU、閉鎖用操作スイッチPBD、停止用操作スイッチPBSがそれぞれ設けられている。また、シャッターケース2内には、開閉機3を駆動制御するべく開閉機3に接続される制御部6が設けられており、該制御部6はマイクロコンピュータで構成され、前記各操作スイッチPBU、PBD、PBSが接続されている。
そして、操作スイッチ5の開放用、閉鎖用、停止用の各操作スイッチPBU、PBD、PBSを押し操作した場合に、制御部6に対して開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号の各信号をそれぞれ出力するように設定されている。
また、前記開閉機3には、上下限リミットスイッチLSU、LSDがそれぞれ設けられており、シャッターカーテン1が全開または全閉姿勢に達する少し前位置に位置することに伴い、上下限検知信号を制御部6に出力するように設定されている。
さらに、開閉機3には、負荷検知機7(例えば開閉機3の電流値の検知機等)が設けられており、該負荷検知機7は、シャッターカーテン1を開閉作動するべく開閉機3が駆動している過程で開閉機3に生じる負荷を検知してその負荷検知信号を制御部6に出力するように設定されている。そして、制御部6には負荷検知手段が設けられ、前記負荷検知信号に基づいて負荷値の変化を監視するように設定されており、シャッターカーテン1が障害物や床面に当接する等して負荷値が変化し、該負荷値の変化量が予め設定される変化量を越えた(予め設定される負荷の大きさを越えた)過負荷状態となった場合に、過負荷検知信号の入力と判断するように設定されている。
そして、前記制御部6は、前記開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号、上下限検知信号、過負荷検知信号の各信号の入力に伴い、開閉機3に対して対応する駆動指令(開放駆動指令、閉鎖駆動指令、停止指令)を出力して、後述するような開閉機3の駆動制御に基づいてシャッターカーテン1の開閉作動を行うように設定されている。
一方、8は、シャッターカーテン1で閉鎖される住宅の窓部に設けられるサッシ窓を構成する左右一対の戸体であって、これら戸体8は、戸体8の四周に設けたドア枠8aが、躯体開口部に嵌着されたサッシ枠8bに形成された図示しないレールに沿って左右方向に移動することにより、開口部を閉鎖する全閉姿勢から、一方の戸体8が他方の戸体8に積層して開口部の半部を開放する全開姿勢とのあいだを開閉移動するように構成されている。そして、サッシ枠8bとドア体8とには、左右上方部位に位置して本発明の戸体開放検知手段としての近接スイッチ9が設けられている。つまり、サッシ枠8b側にはスイッチ回路を備えた近接スイッチ本体部9aが設けられ、各戸体ドア枠8a側には近接スイッチ本体部9aを励磁してスイッチ回路を閉回路とする磁性部材9bが設けられており、戸体1が全閉姿勢になることに基づいて近接スイッチ9のスイッチ回路を切り換える(本実施の形態では閉回路に切り換える構成であるが、開回路に切り換える構成であってもよい)ように設定されている。そして、近接スイッチ9は、スイッチ回路を閉回路状態から開成すること、即ち、戸体8が開放することに伴う切り換え変化をもって戸体開放検知信号を制御部6に出力するように設定されている。
さらに、本実施の形態の開閉機3には、シャッター開閉状態検知手段(本発明の開閉体開閉状態検知手段に相当する)、および、シャッター抉じ開け検知手段(本発明の開閉体抉じ開け検知手段に相当する)とを兼用する構成部材としてエンコーダ10が設けられている。該エンコーダ10は、シャッターカーテン1の変位に伴いパルス信号を制御部6に出力するように設定されており、制御部6は、エンコーダ10から出力されるパルス信号をカウントし、該カウント値に基づいてシャッターカーテン1の開口部における閉鎖状態(閉鎖位置、開放状態(開放量))を検知するように設定され、該構成が本発明のシャッター開閉状態検知手段に相当している。
そして、制御部6は、戸体開放検知手段(近接スイッチ9)から戸体開放検知信号が入力された場合に、本発明の警報装置に相当するブザー装置11に対して防犯信号を出力して、これによってブザー装置11を鳴動させる防犯作動を行うように防犯制御をするように設定されているが、このとき、制御部6において、開閉機3が駆動していない状態(負荷検知手段が非検知状態)であって、エンコーダ10からの検知値に基づいてシャッターカーテン1の停止している開放位置Hが、シャッターカーテン1の全閉状態(全閉位置)から予め設定される開放位置H1までのあいだに位置している(H≦H1)と判断された場合では、戸体開放検知信号の入力を無視し、防犯信号のブザー装置11への出力を停止してブザーを鳴動させる防犯作動を規制するように設定されており、該構成が本発明の防犯作動規制手段に相当している。
ここで、シャッターカーテン1の前記予め設定される全閉状態から所定の開放位置H1までのあいだの位置とは、人の侵入を防ぐことができ、かつ、通風には支障のない程度の位置に設定されており、該所定の開放位置H1は使用環境等、適宜条件に基づいて自由に設定することが可能である。
また、シャッター抉じ開け検知手段は、開閉機3が駆動していない状態(負荷検知手段が非検知状態)であるときに、シャッターカーテン1の開放に基づいてエンコーダ10から出力があった場合、制御部6はこれをカウントし、該カウント値が予め設定されるカウント値に達する(所定量の開放がなされた状態であって、該所定量の開放とは、前記防犯作動規制手段を実行するときに基準となるシャッターカーテンの所定の開放位置H1と同じ開放位置であっても、また、異なる開放位置であってもよく、自由に設定することができる)ことに伴い、シャッターカーテン1が抉じ開けられたと判断して、シャッター抉じ開け検知信号を出力するように設定されている。そして、該シャッター抉じ開け検知信号の出力に基づいて、制御部6は、防犯信号をブザー装置11に防犯信号を出力してブザーを鳴動する防犯作動をする防犯制御を行うように設定されている。
ここで、本実施の形態では、ブザー装置11は、制御部6に接続された副制御部(副制御部)6aに設けられているが、制御部6に直接設けたり、制御部6近傍のシャッターケース2に別途設けることも可能である。そして、本実施の形態の副制御部6aには、防犯信号を外部に出力するアウトプットが設けられており、該アウトプットを利用することにより、汎用のホームセキュリティーシステムに接続して防犯信号を送信することが可能となっており、このようにすることにより、ブザー鳴動による不審者への威嚇とともに、該不審者の侵入の報知を警備会社への通報や、住人への通報等の防犯作動にリンクせしめることが可能となり、一層高度、かつ、広範な防犯体制を確立することができる。
つぎに、制御部6における開閉機3の駆動制御と、防犯制御との制御手順について、図3のブロック図、そして、図4、5のフローチャート図に基づいて説明する。
まず、開閉機3の駆動制御の手順について説明する。
操作スイッチ5からの指令信号の入力に伴い、制御部3は開閉機3の駆動制御を行うが、指令信号が閉鎖指令信号である場合、制御部3は開閉機3に対して閉鎖駆動指令を出力する。そして、停止指令信号の入力がなく、過負荷検知信号の入力がない状態で、下限検知信号の入力がなされた場合では、シャッターカーテン1は全閉姿勢に変姿したと判断して、全閉停止制御を行うように設定されている。一方、制御部6に停止指令信号の入力があった場合では、開閉機3に対して直ちに停止指令を出力してシャッターカーテン1を停止させ、また、下限検知信号の入力のない状態で過負荷検知信号の入力がなされた場合では、制御部6はシャッターカーテン1が障害物に当接したと判断し、障害物検知制御を行うように設定されている。
尚、全閉停止制御、および、障害物検知制御は汎用の制御手順とすることができ、ここでの説明は省略する。
これに対し、操作スイッチ5からの指令信号が開放指令信号である場合、制御部3は開閉機3に対して開放駆動指令を出力する。そして、停止指令信号の入力がなく、過負荷検知信号の入力がない状態で、上限検知信号の入力がなされた場合では、シャッターカーテン1は全開姿勢に変姿したと判断して、全開停止制御を行うように設定されている。一方、制御部6に停止指令信号の入力があった場合では、開閉機3に対して直ちに停止指令を出力してシャッターカーテン1を停止させ、また、上限検知信号の入力のない状態で過負荷検知信号の入力がなされた場合では、制御部6はシャッターカーテン1が障害物に当接した(シャッターカーテン1が引っ張られている状態)と判断し、障害物検知制御を行うように設定されている。
つぎに、制御部6による防犯制御について説明する。
前記防犯制御において、制御部6は、開閉機3が駆動中であるか否かを判断するが、該判断は、本実施の形態では、開閉機3の作動中の負荷を検知する負荷検知手段7に基づいて検知するように設定されている。そして、開閉機3が駆動中(作動中)でなく、停止していると判断した場合に、続いてエンコーダ10からのカウント値を監視し、該カウント値からシャッターカーテン1が予め設定された所定量の開放(上動)があった(シャッター抉じ開け検知信号の入力)と判断した場合、これを不審者にシャッターカーテン1を抉じ開けられたとして、制御部6は、防犯信号をブザー装置11に出力してブザーを鳴動させるように設定されている。
一方、シャッター抉じ開け検知信号の入力がなく、近接スイッチ9により戸体8が閉鎖状態から開放したことの戸体開放検知信号の入力がなされると、制御部6は、シャッターカーテン1の閉鎖状態をエンコーダ10のカウント値から判断する。そして、シャッターカーテン1の開放位置Hが、予め設定される開放位置H1よりも大きく開放されている(H>H1)と判断した場合では、戸体8の開放は不審者によるものと判断して、防犯信号をブザー装置11(副制御部6a側)に出力してブザーを鳴動する防犯作動を行わしめるように設定されている。
これに対し、戸体開放検知信号の入力がなされ、かつ、シャッターカーテン1の開放位置Hが、予め設定される開放位置H1よりも下方位置(開放量が小さい)である(H≦H1)と判断した場合では、シャッターカーテン1の開放位置は不審者による侵入は困難な状態であり、内部者(家人)が通風のために戸体8を開放したと判断して、防犯信号の出力を規制し(あるいは戸体開放検知信号の入力を無視し)て、ブザーを鳴動させる防犯作動を規制するように設定されている。
これによって、シャッターカーテン1が予め設定される開放位置H1よりも大きく(高い位置で)開放されて停止している場合では、戸体8の開放に伴いブザーの鳴動(防犯作動)がなされて有効な防犯を行えるが、開放位置Hが所定の開放位置H1よりも低い位置で開放している状態、あるいは、全閉状態であって、かつ、シャッターカーテン1の隣接するスラット1a間に隙間が形成された状態とした状態において、戸体8を開放して通風を確保するような操作をする場合では、戸体8を開放してもブザーが鳴動する防犯作動をすることがないので、操作性のよいものとすることができる。
尚、シャッターカーテン1が予め設定される開放位置H1よりも大きく開放している状態では、戸体8を全閉状態から開放した場合にブザーが鳴動することになるが、内部の者が意図的に開放しようとする場合では、近接スイッチ9と制御部6とのあいだをONーOFF切り換えするスイッチを設けることにより、戸体8を開放したときブザーの鳴動を回避する構成とすることもできる。尚、前記近接スイッチ9と制御部6とのあいだを切り換えるスイッチは別途設けることなく、操作スイッチ5の例えば停止用操作スイッチPBSに兼用させる構成とすることも可能である。
叙述の如く構成された本形態において、窓部を、戸体8と、該戸体8の屋外側に配されるシャッターカーテン1とにより開閉する場合に、シャッターカーテン1の抉じ開けが検知された場合、また、戸体8が開放された場合に、防犯作動としてブザー装置11が鳴動する。これによって、戸体8だけを閉鎖して外出したような場合であっても、戸体8を不審者に開放されてしまったような場合に防犯信号が出力してブザー装置11が鳴動するため、侵入者を威嚇したり、近隣の者に報知する等して防犯効果を得ることができる。そのうえ、このものでは、戸体8の開放作動がなされることにより防犯作動を行う構成でありながら、シャッターカーテン1が全閉位置から予め設定される開放位置H1に至るまでのあいだに位置した状態で停止しているときには、戸体8を閉鎖状態から開放したとしても、該状態は、内部の者が通風等のために意図的に開放したものとして防犯作動(ブザーの鳴動)が規制される。これによって、通風確保等のためにいちいち戸体8に設けた近接スイッチ9をON−OFF切り換えすることなく、戸体8を開放操作できて、操作性の向上を図れる。
また、シャッター抉じ開け検知信号の入力があったときは、戸体8の開閉状態と、シャッターカーテン1の開放状態とにかかわらず防犯作動がなされるので、防犯性を一層高めることができる。
しかも、このものでは、防犯作動は、開閉機3の制御部6に接続されたブザー装置11を鳴動させる構成としたので、シャッターカーテン1や戸体8(窓部)近傍にいる不審者の威嚇が効果的であるとともに、在宅者や近隣に報知することもできる。
また、このものでは、通風型のシャッター装置に防犯作動規制手段を設けたので、シャッターカーテン1を全閉状態とし、かつ、スラット1a間に隙間を形成した状態として戸体8を開放する操作を行う場合に、いちいち近接スイッチ9の接続切り換えするための操作スイッチを切り換える必要がなくなって、防犯性に優れたものでありながら、機能性と操作性とが向上して、一層優れた製品とすることができる。
しかも、戸体8が開放しても防犯作動しない(ブザーが鳴らない)シャッターカーテン1の開放範囲を、全閉姿勢から人の侵入を規制できる範囲としたので、シャッターカーテン1の抉じ開けをしない限り戸体8から家内に侵入することはなく、この状態でシャッターカーテン1が抉じ開けられた場合では、シャッター抉じ開け検知信号が出力して、防犯信号がブザー装置11を鳴動させることになって防犯性を損なうことがない。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、建築用開閉装置としては、これが例えばシャッター装置の場合、開閉体としてのシャッターカーテンを、全閉姿勢でスラット間に所定の間隙が形成される構成のものとした場合(前記第一の実施の形態のシャッター装置)では、シャッター開閉状態検知手段を、シャッターカーテンの全閉姿勢から開放したことを検知する近接スイッチやリミットスイッチとすることができ、このようにした場合、シャッターカーテンの全閉時において、開閉機の非作動時において前記各スイッチのスイッチ切り換えを検知してこれを抉じ開けと判断するように構成するとともに、該シャッターカーテンの全閉状態のときに、戸体が開放されたことの検知では防犯作動規制手段により防犯作動を規制するように構成できる。
尚、この場合では、シャッターカーテンのスラットが、全閉姿勢で傾斜するブラインド型のシャッター装置であってもよい。
そして、通風機能を備えない一般的なシャッターカーテンである場合、シャッターカーテンを開放した状態で戸体の開放をすることにより室内への通風を確保でき、この場合に、シャッターカーテンが全閉状態から予め設定される開放位置までのあいだに停止している状態で出力される戸体開放検知信号を、防犯作動規制手段により無視する構成としてもよく、このようにすることで、操作性のよいものにできる。
また、本発明を実施するにあたり、建築用開閉装置としては、前記シャッター装置の他に、左右方向に開閉する雨戸装置、サッシ等の開閉戸装置等を用いた構成であっても実施することが可能である。
また、戸体開放検知手段としては、近接スイッチの他にリミットスイッチを用いて構成することも可能である。
さらには、シャッター抉じ開け検知手段としては、エンコーダの他に、ポテンショメータに基づく検知、シャッターカーテンが予め設定された開放位置に達することでスイッチ切り換えするリミットスイッチ、シャッターカーテンの下端部に設けられた座板スイッチ等により、開閉機の非作動時におけるシャッターカーテンの上動を検知することができ、これらの検知に基づいてシャッター抉じ開けとすることができる。
また、防犯制御を実行するにあたり、抉じ開け検知信号の入力がなされた場合に、開閉体の開放位置が予め設定される任意の開放位置よりも閉鎖側であると判断された場合では、防犯作動をしないように構成することもでき、このようにすることにより、開閉体が僅かに上動するような防犯上問題とはならないような開放の場合では、防犯作動をさせることがなく、煩わしさを解消できるものでありながら防犯性に優れ、しかも、操作性が一層向上した優れた開閉装置とすることができる。
窓部に設けられる建築用シャッター装置とサッシ窓との構成を説明するパターン図である。 建築用シャッター装置の概略分解斜視図である。 制御部における制御状態を説明するブロック図である。 制御部における駆動制御の制御手順を説明するフローチャート図である。 制御部における防犯制御の制御手順を説明するフローチャート図である。
符号の説明
1 シャッターカーテン
2 シャッターケース
3 開閉機
5 操作スイッチ
6 制御部
6a 副制御部
7 負荷検知手段
8 戸体
9 近接スイッチ
10 エンコーダ
11 ブザー装置

Claims (5)

  1. 開口部に設けた開閉用の戸体の外側を開閉する開閉体を備えた建築用開閉装置において、開閉体を開閉する開閉機の制御部に、開閉体の抉じ開けを検知して開閉体抉じ開け検知信号を出力する開閉体抉じ開け検知手段と、戸体が全閉状態から開放することを検知して戸体開放検知信号を出力する戸体開放検知手段とを設け、開閉体抉じ開け検知信号または戸体開放検知信号の何れかの信号の入力で防犯作動をする防犯制御を行うにあたり、前記制御部に、開閉体の開閉状態を検知する開閉体開閉状態検知手段と、防犯作動規制手段とを設け、戸体開放検知信号の入力に基づく防犯作動は、開閉体が全閉位置から所定の開放位置までのあいだの位置に停止していることの検知に基づいて規制するように構成した建築用開閉装置における防犯制御。
  2. 請求項1において、開閉体抉じ開け検知信号の入力に基づく防犯作動は、開閉体が開放された位置が予め設定される所定の開放位置よりも閉鎖側であることの検知に基づいて規制するように構成した建築用開閉装置における防犯制御。
  3. 請求項1または2において、防犯作動は、制御部に接続された警報装置を鳴動する構成とした建築用開閉装置における防犯制御。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、建築用開閉装置はシャッターカーテンを備えたシャッター装置とし、前記シャッターカーテンは、複数枚のスラットを通風機能を備えて連装したものに構成されている建築用開閉装置における防犯制御。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、防犯作動が規制される開閉体の全閉位置から所定の開放位置は、人の侵入を規制する範囲に設定されている建築開閉装置における防犯制御。
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