JP2006124928A - 目地止水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】水分がシーリング材を越えて背後に侵入した場合の他への漏水を効果的に防ぐことができ、水分が止水材を越えてその背後に侵入したのを容易に発見することができる目地止水構造を提供する。
【解決手段】目地3に設けられた止水用シーリング材5の背後に、該シーリング材5を越えて侵入した水分を吸収する高分子吸水剤6が備えられている。該高分子吸水剤6の水分吸収による膨張付勢作用によって、前記シーリング材5が目地3の外方に変形等するようになされている。
【選択図】 図1
【解決手段】目地3に設けられた止水用シーリング材5の背後に、該シーリング材5を越えて侵入した水分を吸収する高分子吸水剤6が備えられている。該高分子吸水剤6の水分吸収による膨張付勢作用によって、前記シーリング材5が目地3の外方に変形等するようになされている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建物の外壁目地などに用いられる目地止水構造に関する。
例えば、建物の外壁目地には、漏水を防ぐ目的で、湿式あるいは乾式のシーリング材が設けられており、該シーリング材は、経年的に劣化していくことから、定期的に新しいものと交換していく必要がある。
しかしながら、シーリング材の交換時期の遅れや劣化の早期進行などによってシーリング材に切れなどの不具合を生じ、雨水などの水分がシーリング材を越えて背後に侵入し、他に漏水してしまうことがある。
また、シーリング材に水分侵入の原因となる不具合を生じていても、シーリング材を外観観察をするだけではそれを発見するのが難しく、対応に遅れを生じやすいという問題もある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、水分がシーリング材を越えて背後に侵入した場合の他への漏水を効果的に防ぐことができる目地止水構造を提供することを課題とする。また、本発明は、水分が止水材を越えてその背後に侵入したのを容易に発見することができる目地止水構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、目地に設けられた止水用シーリング材の背後に、該シーリング材を越えて侵入した水分を吸収する高分子吸水剤が備えられていることを特徴とする目地止水構造によって解決される。
この構造では、シーリング材に切れなどの不具合を生じ、雨水などの水分がシーリング材を越えて背後に侵入すると、その水分を高分子吸水剤が吸収保持することによって、他への漏水が防がれる。
そして、上記の目地止水構造において、高分子吸水剤の水分吸収による膨張付勢作用によって、前記シーリング材が目地外方に変形及び/又は変位するようになされている場合は、水分がシーリング材を越えて背後に侵入すると、シーリング材が目地外方に変形及び/又は変位するので、水分がシーリング材を越えて背後に侵入したのを容易に発見することができて、対応を速やかに行うことができる。もちろん、シーリング材が目地外方に変形及び/又は変位をしても、高分子吸水剤が目地を止水状態にするので、対応までの間に漏水を起こすこともない。
本発明は、以上のとおりのものであるから、水分がシーリング材を越えて背後に侵入した場合の他への漏水を効果的に防ぐことができ、また、水分が止水材を越えてその背後に侵入したのを容易に発見することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1(イ)に示す実施形態の目地止水構造は、建物の外壁縦目地に適用した場合のもので、1,1は外壁面材、2,2は下地材であり、目地3内の奥方側には、2次止水材としてのブチル系などの第2シーリング材4が設けられると共に、手前側、即ち屋外側には1次止水材としての変成シリコーン系、アクリル系などの第1シーリング材5が設けられ、そして、第1、第2のシーリング材4,5の間に高分子吸水剤6が備えられている。なお、7は柱などの建物構造部分である。
上記の目地止水構造では、経年劣化などにより第1シーリング材5に切れなどを生じ、雨水が第1シーリング材5を越えてその背後に侵入すると、その雨水を高分子吸水剤6が吸収保持し、他への漏水が防がれる。
そして、高分子吸水剤6は、雨水を吸収保持することによって、図1(ロ)に示すように、膨張し、その膨張付勢力によって第1シーリング材5が目地3の外方に変形し、それによって、雨水が第1シーリング材5を越えてその背後に侵入したのを容易に発見することができて、対応を速やかに行うことができる。対応までの間は、目地3は高分子吸水剤6によって止水されるので、他に漏水してしまうこともない。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、シーリング材4,5が湿式のものである場合を示したが、ガスケットなどの乾式のシーリング材であってもよい。シーリング材は弾性型のものであってもよいし、非弾性型のものであってもよい。2次止水材としての第2シーリング材4の採用は任意である。
また、高分子吸水剤が備えられる位置ないし領域部分を示すシーリング材の「背後」の語は、シーリング材に切れなどの不具合がなければシーリング材が止水を行い、高分子吸水剤は水分吸収を行わず、シーリング材に切れなどの不具合を生じた場合にはじめて高分子吸水剤が水分の吸収を行うような位置ないし領域部分を意味し、シーリング材と高分子吸水剤とが前後に直列状態に配置されているか否かを問わない。
また、上記の実施形態では、高分子吸水剤6が水分を吸収して膨張すると、第1シーリング材5が目地3の外方に変形する場合を示しているが、高分子吸水剤6の膨張によって第1シーリング材5が目地外方に変位するようになされたものであってもよいし、変形と変位をともに行うようになされたものであってもよい。
更に、本発明の目地止水構造は、外壁面材間の目地に限らず、例えば、サッシ枠と外壁面材との間の止水構造として用いることができるものであるし、建物に限らず、浴室やキッチン等の水回りに存在する隙間の止水構造として用いることができるものである。
3…目地
5…シーリング材
6…高分子吸水剤
5…シーリング材
6…高分子吸水剤
Claims (2)
- 目地に設けられた止水用シーリング材の背後に、該シーリング材を越えて侵入した水分を吸収する高分子吸水剤が備えられていることを特徴とする目地止水構造。
- 前記高分子吸水剤の水分吸収による膨張付勢作用によって、前記シーリング材が目地外方に変形及び/又は変位するようになされている請求項1に記載の目地止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004310716A JP2006124928A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 目地止水構造 |
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JP2004310716A JP2006124928A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 目地止水構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=36719934
Family Applications (1)
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JP2004310716A Pending JP2006124928A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 目地止水構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006124928A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106284694A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-01-04 | 中建八局第四建设有限公司 | 一种楼板止水节施工方法 |
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JPS62169106U (ja) * | 1986-04-16 | 1987-10-27 | ||
JPH11324148A (ja) * | 1998-05-19 | 1999-11-26 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 外壁パネルの目地構造 |
-
2004
- 2004-10-26 JP JP2004310716A patent/JP2006124928A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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