JP2006124927A - コンクリート建物の構築方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 鉄骨材やプレキャスト材により自立させた合掌形状の構築物を構築する作業においては、鉄骨材同士やプレキャスト材同士を互いに強固に連結する作業などが大変であり、工事が長期化するという課題があった。
【解決手段】 内側型枠支持装置1で支持された内側型枠5と外側型枠8との間に形成されたコンクリート打設空間10に生コンクリートを打設することでトンネル形状空間の形成されたコンクリート構造体を構築し、内型枠支持装置1を移動して構築済みのコンクリート構造体の端に連続するよう内側型枠と外側型枠とを設置して構築済みのコンクリート構造体と連続するコンクリート構造体を構築し、以下同様にして構築済みのコンクリート構造体と連続するコンクリート構造体を次々と構築していくことにより延長方向に連続するトンネル形状空間を備えたコンクリート建物を構築した。
【選択図】 図1
【解決手段】 内側型枠支持装置1で支持された内側型枠5と外側型枠8との間に形成されたコンクリート打設空間10に生コンクリートを打設することでトンネル形状空間の形成されたコンクリート構造体を構築し、内型枠支持装置1を移動して構築済みのコンクリート構造体の端に連続するよう内側型枠と外側型枠とを設置して構築済みのコンクリート構造体と連続するコンクリート構造体を構築し、以下同様にして構築済みのコンクリート構造体と連続するコンクリート構造体を次々と構築していくことにより延長方向に連続するトンネル形状空間を備えたコンクリート建物を構築した。
【選択図】 図1
Description
本発明はトンネル形状空間を備えたコンクリート建物の構築方法に関する。
トンネル形状空間を備えた建物として、既存施設の上方を覆う空間を備えた大屋根形集合住宅の構築方法が知られている。例えば、鉄骨材により合掌形躯体を形成し、合掌形躯体の斜面に複数の住宅を形成する大屋根形集合住宅の構築方法(例えば、特許文献1等)や、合掌形の移動架台を用いてプレキャスト材を下から積み重ねて行って合掌形住宅を形成する大屋根形集合住宅の構築方法(例えば、特許文献2等)が知られている。
特開2001−27049号公報
特開2000−234446号公報
従来は、下から鉄骨材を組み立てていったり、プレキャスト材を1つ1つ下から積み重ねて行って組み立てていくことで、既存施設の上方を覆う合掌形状の構築物を形成し、この合掌形状の構築物を連続して形成することで、トンネル形状空間を備えた建物を構築している。このように、鉄骨材やプレキャスト材により自立させた合掌形状の構築物を構築する作業においては、鉄骨材同士やプレキャスト材同士を互いに強固に連結する作業などが大変であり、工事が長期化するという課題があった。
本発明のコンクリート建物構築方法は、内側型枠支持装置で支持された内側型枠と内側型枠の外側に設置された外側型枠とを型枠連結具で互いに連結して内側型枠と外側型枠との間に形成されたコンクリート打設空間に生コンクリートを打設することでトンネル形状空間の形成されたコンクリート構造体を構築し、その後、内型枠支持装置を移動して構築済みのコンクリート構造体の端に連続するよう内側型枠と外側型枠とを設置して内側型枠と外側型枠との間に形成されたコンクリート打設空間に生コンクリートを打設することで構築済みのコンクリート構造体と連続するコンクリート構造体を構築し、以下同様にして構築済みのコンクリート構造体と連続するコンクリート構造体を次々と構築していくことにより延長方向に連続するトンネル形状空間を備えたコンクリート建物を構築したことを特徴とする。内側型枠支持装置としてトンネル覆工コンクリート施工用のセントルを用いたことや、外側型枠として外装材を用い、コンクリート打設後に当該外装材を離型せずにそのままコンクリートと一体化させたことも特徴とする。
本発明によれば、内型枠支持装置を移動して次々と連続するようにコンクリート構造体を順次構築していけるので、トンネル形状空間を備えたコンクリート建物の施工が容易となり、工期を短くできる。内側型枠支持装置としてセントルと呼ばれるような装置を用いることで、セントルを保有する施工業者は、内側型枠支持装置の導入コストを不要とできる。コンクリート打設後に外側型枠としての外装材を離型せずにそのままコンクリートと一体化させることで、コンクリート構造体の構築とともにコンクリート建物の外装も形成できる。
本発明の施工方法を図1〜図3に基いて説明する。各図において、1は内側型枠支持装置であり、これは、車輪2付きの移動体3と、移動体3の外周に設けられた複数のジャッキ4,4…と、各ジャッキ4の先端にそれぞれ設けられた内側型枠5,5…とを備える。移動体3は地面6に沿って延長し、縦断面形状が例えば門型に形成されたものである。ジャッキ4は移動体3の外周から離れる方向に伸長するとともに、移動体3の外周に近づく方向に縮退する。内側型枠5はヒンジ機構7により折畳めて収納状態に設定され、かつ、広げられて使用状態に設定される。また、内側型枠5は移動体3の長方向に沿って延長する。
以上の構成の内側型枠支持装置1をコンクリート建物施工場所に配置し、移動体3が動かないように図外のストッパで車輪2の動きを規制しておく。そして、各ジャッキ4を伸ばすとともに各内側型枠5を広げて使用状態に設定し、隣接する内側型枠5同士を図外の連結手段で連結する。内側型枠5の外側に外側型枠8を設置して、内側型枠5と外側型枠8とを型枠連結具9により互いに連結し、さらに、内側型枠5の延長方向の両端側における内側型枠5と外側型枠8との間を図外の堰板で封じて内側型枠5と外側型枠8との間にコンクリート打設空間10を形成する。型枠連結具9は内側型枠5あるいは外側型枠8に設けられた図外の袋ナットとこの袋ナットに締結される連結棒とで構成されて、内側型枠5と外側型枠8とを分離可能に連結するものである。そして、コンクリート打設空間10に生コンクリートを打設する。コンクリートが固まったら、型枠連結具9を外して、外側型枠8、内側型枠5、堰板を離型することで、内側型枠5で形成されたコンクリート内面の内側にトンネル形状空間を有したコンクリート構造体11を構築できる(図2参照)。そして、図3の一点鎖線A1に示すように内側型枠支持装置1を移動して構築済みのコンクリート構造体11の端12に連続するよう内側型枠5と外側型枠8とを設置して上述した要領で内側型枠5と外側型枠8との間にコンクリート打設空間10を形成し、このコンクリート打設空間10にコンクリートを打設することで構築済みのコンクリート構造体11と連続するコンクリート構造体11を構築できる。以下同様に図3に示すように内側型枠支持装置1を順次移動しながらコンクリート構造体11を順次構築していくことにより、トンネル形状空間を備えたコンクリート建物を構築できる。例えば、トンネル形状空間を備えたコンクリート建物として、図4に示すような観覧席15を備えた野球場16を構築できる。即ち、観覧席15の下に連続するトンネル形状空間20を備えた野球場16を構築できる。尚、図4に示すように、この野球場16の観覧席15は外野席に相当する部分がなく、トンネル形状空間20に外から侵入できる構造となっている。したがって、トンネル形状空間20を駐車場及び売店施設等の他目的スペースとして利用できる。
最良の形態では、トンネル形状空間20を備えたコンクリート建物を容易に構築でき、工期を短縮できる。また、内側型枠支持装置1としては例えばトンネルの二次覆工コンクリートを形成する際に用いる「セントル」と呼ばれるような装置を用いることで、「セントル」を保有する施工業者の場合には、内側型枠支持装置1の導入コストを不要とできる。また、例えば外側型枠として外装を形成するプレキャスト外装材を用い、コンクリート打設後に当該プレキャスト外装材を離型せずにそのままコンクリートと一体化させるようにすれば、コンクリート構造体の構築とともにコンクリート建物の外装も形成できる。例えば、植栽用のプレキャスト外装材を用いて建物壁面緑化を実現できる。また、コンクリート打設空間10内に鉄筋を適宜配設することで鉄筋コンクリート構造としてもよい。
上記ではトンネル形状空間を備えたコンクリート建物の例として野球場を挙げたが、本発明によれば、その他の競技場や施設等も同様に構築できる。
1 内側型枠支持装置、5 内側型枠、8 外側型枠、
10 コンクリート打設空間、11 コンクリート構造体、
20 トンネル形状空間。
10 コンクリート打設空間、11 コンクリート構造体、
20 トンネル形状空間。
Claims (3)
- 内側型枠支持装置で支持された内側型枠と内側型枠の外側に設置された外側型枠とを型枠連結具で互いに連結して内側型枠と外側型枠との間に形成されたコンクリート打設空間に生コンクリートを打設することでトンネル形状空間の形成されたコンクリート構造体を構築し、その後、内型枠支持装置を移動して構築済みのコンクリート構造体の端に連続するよう内側型枠と外側型枠とを設置して内側型枠と外側型枠との間に形成されたコンクリート打設空間に生コンクリートを打設することで構築済みのコンクリート構造体と連続するコンクリート構造体を構築し、以下同様にして構築済みのコンクリート構造体と連続するコンクリート構造体を次々と構築していくことにより延長方向に連続するトンネル形状空間を備えたコンクリート建物を構築したことを特徴とするコンクリート建物の構築方法。
- 内側型枠支持装置としてトンネル覆工コンクリート施工用のセントルを用いたことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート建物の構築方法。
- 外側型枠として外装材を用い、コンクリート打設後に当該外装材を離型せずにそのままコンクリートと一体化させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンクリート建物の構築方法。
Priority Applications (1)
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JP2004310659A JP2006124927A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | コンクリート建物の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004310659A JP2006124927A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | コンクリート建物の構築方法 |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2006124927A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102536266A (zh) * | 2012-02-23 | 2012-07-04 | 山东盛大矿业股份有限公司 | 人造巷道顶帮支护方法 |
CN103615264A (zh) * | 2013-11-26 | 2014-03-05 | 华北水利水电大学 | 沙漠暗道两次浇筑式钢模台车和浇筑方法 |
CN104880301A (zh) * | 2014-02-27 | 2015-09-02 | 中国矿业大学 | 一种可适应不同形状巷道支架的试验台结构框架 |
WO2015141907A1 (ko) * | 2014-03-18 | 2015-09-24 | 박준신 | 개구부가 구비된 조립식 콘크리트 주택의 콘크리트 구조물 제조방법 |
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2004
- 2004-10-26 JP JP2004310659A patent/JP2006124927A/ja not_active Withdrawn
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