JP2006124857A - 自転車搭乗用衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】自転車搭乗用衣服において、着用してハンドルを握ったときの着心地を改善し、かつ空気抵抗を低減できるようにする。
【解決手段】第1袖形成部24b,25bからV字型に切断されて延びるV字切断部33,34を設け縫合した第1縫合部24d,25d、同じく第2縫合部24e,25e、並びに第1と第2縫合部を結ぶ襟口24f,25fを有し、肩部を覆うように配置される左右1対の袖部を備える。1対の袖部において、袖口に対する実質的な垂直二等分線となる第1直線L1と、襟口から乗り手の肩部の頂点に沿って肩口に向かう第2直線L2とが交差する第1角度α1が30°以上90°以下とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、衣服、特に、自転車搭乗時に乗り手が着用するラグラン袖の自転車搭乗用衣服に関する。
自転車、特に、ロードレーサやマウンテンバイクなどの競技用の自転車に搭乗する乗り手が使用する自転車搭乗用衣服として、自転車用ジャージが知られている。従来の多くの自転車用ジャージは、主に襟口から袖部か延びるラグラン袖の形態で製造されている(たとえば、特許文献1参照)。従来の自転車用ジャージは、乗り手の肩部が露出するように両側上部がなだらかな曲線で構成された前身頃及び後ろ身頃と、露出する肩部を覆うように配置される左右1対の袖部とを有している。袖部は、袖口と、袖口と対向して配置される襟口と、袖口の両側から延びる1対の袖形成部と、1対の袖形成部からそれぞれ襟口に延びて前身頃及び後ろ身頃の両側上部に縫合される1対の縫合部とを有している。1対の袖部において、袖口に対する実質的な垂直二等分線となる第1直線と、襟口から乗り手の肩部の頂点に沿って肩口に向かう第2直線とが交差する角度は0から15°程度であり、袖部の袖口は側下方に向いている。
米国特許第15210877号明細書
前記従来の自転車用ジャージでは、袖部の袖口は側下方に向いている。しかし、自転車のハンドル、特に、ロードレーサのドロップハンドルやマウンテンバイクのストレートハンドルを握った状態では、腕がハンドルに向かって前方に伸びるため、袖口は体の前方に向いている。したがって、ハンドルを握った状態では、肩の前側部で袖部にしわが発生して空気抵抗に悪影響を及ぼすとともに、肩の後側部で袖部が引っ張られて窮屈になり、着心地が悪くなる。
本発明の課題は、自転車搭乗用衣服において、着用してハンドルを握ったときの着心地を改善し、かつ空気抵抗を低減できるようにすることにある。
発明1に係る自転車搭乗用衣服は、自転車搭乗時に乗り手が着用するラグラン袖の衣服であって、前身頃と、後ろ身頃と、左右1対の袖部とを備えている。前身頃は、上部両外側に乗り手の肩部が露出するように斜めに湾曲して配置された左右1対の第1袖取付部、及び第1袖取付部の下方で両外側に配置された左右1対の第1前後取付部を有している。後ろ身頃は、上部両外側に乗り手の肩部が露出するように斜めに湾曲して配置された左右1対の第2袖取付部、及び第2袖取付部の下方で両外側に配置され第1前後取付部と連結される左右1対の第2前後取付部を有している。左右1対の袖部は、袖口、袖口の両側から湾曲して延び互いに連結される第1及び第2袖形成部、第1袖形成部からV字型に切断されて延びるV字切断部を有し第1袖取付部に縫合される第1縫合部、第2袖形成部から延び第2袖取付部に縫合される第2縫合部、並びに第1及び第2縫合部を結ぶ襟口を有し、肩部を覆うように配置されるものである。この1対の袖部において、袖口に対する実質的な垂直二等分線となる第1直線と、襟口から乗り手の肩部の頂点に沿って肩口に向かう第2直線とが交差する第1角度が30°以上90°以下である。
この自転車搭乗用衣服では、前身頃と後ろ身頃と1対の袖部とを縫合した状態で着用すると、1対の袖部の第1直線と第2直線とが交差する角度が30度以上90度以下であるとともに、袖部の前身頃との縫合部分である第1縫合部にV字切断部を設けている。ここでは、第1及び第2直線が交差する角度、すなわち肩と袖とが交差する第1角度が30度以上90度以下に設定されることにより、従来のものに比べて第1角度が大きくなり、袖部全体が第1角度に応じて衣服の略縦軸回りの内側すなわち前方に向くことになる。また、V字切断部を設けそれを前身頃と縫合することにより、前方に向いた袖部が衣服の略左右軸回りにさらに前方に向くことになる。これにより、袖部が衣服の前方に向くため、自転車に乗ってハンドルを両手で握り腕が衣服の前方に延びても、肩の後側部が窮屈になりにくくなるとともに、肩の前側部で袖部にしわが発生しにくくなる。このため、ハンドルを握ったときの着心地が改善しかつ空気抵抗も低減する。
発明2に係る自転車搭乗用衣服は、発明1に記載の衣服において、V字切断部は、曲率半径が3mm以上20mm以下の小湾曲部と、小湾曲部と両端から徐々に間隔が拡がるように延び曲率半径が200mm以上600mm以下で外側に凸に湾曲した2つの大湾曲部とを有する。この場合には、両大湾曲部を湾曲した第1袖取付部に縫合したときに、しわが発生しにくくなるともに、小湾曲部を設けることにより、力が作用しても生地が裂けにくくなる。
発明3に係る自転車搭乗用衣服は、発明2に記載の衣服において、両大湾曲部が交差する第2角度は、20度から80度の範囲である。この場合には、両大湾曲部が交差する第2角度が20度から80度の範囲であるので、袖部が前身頃に対して前方により向きやすくなる。ここでは、第2角度が小さいほど袖部は衣服の前方を向く。この第2角度はロードレーサのようにハンドルがサドルより下方に配置されている自転車用の衣服の場合は小さくし、マウンテンバイクのようにハンドルがサドルとほぼ同じ高さにある自転車用の衣服の場合、ロードレーサの場合より大きくするのが好ましい。
発明4に係る自転車搭乗用衣服は、発明1から3のいずれかに記載の衣服において、第1及び第2前後取付部の間に配置され、第1及び第2前後取付部に両端が縫合される左右1対の側部材をさらに備える。この場合には、左右1対の側部材を設けることにより、衣服をより人間の体にフィットさせやすくなり、しわの発生による空気抵抗の増加を抑えることができるとともに、体の両側部で前身頃及び後ろ身頃がより引っ張られにくくなり、着心地がより改善される。
発明5に係る自転車搭乗用衣服は、発明1から4のいずれかに記載の衣服において、第1及び第2袖形成部の間に配置され、第1及び第2袖形成部に縫合される左右1対の下袖部材をさらに備える。この場合には、左右1対の下袖部材を設けることにより、上腕に袖部をよりフィットさせやすくなり、しわの発生による空気抵抗の増加をより抑えることができるとともに、袖部がより引っ張られにくくなり、着心地がより改善される。
本発明によれば、第1及び第2直線の交差角度、すなわち肩と袖とが交差する第1角度が30度以上90度以下に設定されることにより、従来のものに比べて第1角度が大きくなり、袖部全体が第1角度に応じて衣服の略上下軸回りの内側すなわち前方に向くことになる。また、V字切断部を設けそれを前身頃と縫合することにより、前方に向いた袖部が衣服の略左右軸回りにさらに前方に向くことになる。これにより、袖部が衣服の前方に向くため、自転車に乗ってハンドルを両手で握り腕が衣服の前方に延びても、肩の後側部が窮屈になりにくくなるとともに、肩の前側部で袖部にしわが発生しにくくなる。このため、ハンドルを握ったときの着心地が改善しかつ空気抵抗も低減する。
図1及び図2において、本発明の一実施形態による自転車搭乗用衣服である自転車用ジャージ10は、主にロードレーサやマウンテンバイクなどのスポーツ走行を目的とする自転車に搭乗する際に着用される衣服である。自転車用ジャージ10は、袖部分が襟口から延びるラグラン袖の前開きの半袖のジャージである。自転車用ジャージ10は、分割された左右1対の前身頃21,22と、後ろ身頃23と、左右1対の袖部24,25と、前身頃21,22と、後ろ身頃23との間に配置される左右1対の側部材26,27と、左右1対の袖部24,25の下部に配置される下袖部材28,29と、襟部30とを有し、これらの各部を縫合して形成されている。後ろ身頃23の下部には、飲料ボトルなどを収納するためのポケット31が設けられ、分割された前身頃21,22には左右に分割可能なファスナ32が装着されている。
次にファスナ32を除く上記各部の形状について図3により説明する。なお、図3は、たとえば、通気性及び伸縮性を有するポリエステル製のメッシュ入り生地を型紙に沿って裁断して各部が得られた状態を示している。図3では、各部の外側に露出する表地が見えている。また、各部の外周の内側にある細線が縫合線又は折り込み線であり、縫合線又は折り込み線から外周部までの間が縫い代又は折り代となっている。
左右1対の前身頃21,22は、図3右下に示すように、左右が線対称の形状である。前身頃21,22は、上部両外側に乗り手の肩部が露出するように斜めに湾曲して配置された左右1対の第1袖取付部21a,22aと、第1袖取付部21a,22aの下方で両外側に配置された第1前後取付部21b,22bとを各別に有している。また、前身頃21,22は、第1袖取付部21a,21bから内側に折れ曲がって円弧状に湾曲して延びる第1襟ぐり部21c,22cと、第1襟ぐり部21c,22cの内側から下方に延びるファスナ装着部21d,22dと、ファスナ装着部21d,22dと第1前後取付部21b,22bとを結ぶ前下辺部21e,22eとを有している。
第1袖取付部21a,22aは、両外側に向かって斜め下方に延び、外方に凸に湾曲した後に途中で逆方向に湾曲した間延びした概ねS字状の曲線で構成されている。第1前後取付部21b,22bは、第1袖取付部21a,22aから下方に折れ曲がるように形成された折り、僅かに凹んだ湾曲した曲線と直線とを組み合わせた線で構成されている。第1襟ぐり部21c,22cは、内側に向かって下降する円弧状の曲線で構成されている。ファスナ装着部21d,22dには、両前身頃21,22を結合するファスナ32(図1)が取り付けられる。前下辺部21e,22eは、連結される中央部分に向かって上に向かって凸に湾曲する曲線で構成されている。これにより前屈みになってもジャージ10がしわになりにくい。
後ろ身頃23は、図3中央上部に示すように、上部両外側に前記乗り手の肩部が露出するように斜めに湾曲して配置された左右1対の第2袖取付部23a,23bと、第2袖取付部23a,23bの下方で両外側に配置され第1前後取付部21b,22bと側部材26,27を介して連結される左右1対の第2前後取付部23c,23dとを有している。また、後ろ身頃23は、両第2前後取付部23a,23bの下端を結ぶ後下辺部23eと、上部中央に突出して形成された第2襟ぐり部23fとを有している。
第2袖取付部23a,23bは、全体として外方に凸に湾曲して形成され、両外側に向かって斜め下方に延びている。第2前後取付部23c,23dは、内側に向かって僅かに凹んだ曲線で構成されている。後下辺部23eは、連結される中央部分に向かって円弧状に脹らんだ湾曲する曲線で構成されている。したがって後ろ身頃23は前身頃21,22より長くなっている。これにより前屈みになってもジャージ10がパンツを覆うことができる。第2襟ぐり部23fは、上方に突出しかつ円弧状に凹んで形成されている。
左右1対の袖部24,25は、図3左下に示すように、左右が線対称の形状の半袖である。袖部24,25は、前身頃21,22及び後ろ身頃23で露出する肩部を覆うように配置されるものである。袖部24,25は、袖口24a,25aと、袖口24a,25aの両側から折れ曲がって湾曲して延び下袖部材28,29を介して互いに連結される第1袖形成部24b,25b及び第2袖形成部24c,25cと、第1袖形成部24b,25bからV字型に切断されて延びるV字切断部33,34を有し、第1袖取付部21a,22aに縫合される第1縫合部24d,25dと、第2袖形成部24c,25cから延び第2袖取付部23a,23bに縫合される第2縫合部24e,25eと、第1縫合部24d,25d及び第2縫合部24e,25eを結ぶ襟口24f,25fとを有している。
袖口24a,25aは、ほぼ直線で構成されている。第1袖形成部24b,25b及び第2袖形成部24c,25cは、袖口24a,25aの両端から内側に凹んで延びている。第1袖形成部24b,25bは、第2袖形成部24c,25cより前方に配置される。第1袖形成部24b,25bは、第2袖形成部24c,25cより長さが短い。これは、袖口24a,25aを前方に向けて配置するためである。
次に、第1縫合部25dについて図4により説明する。なお、図4では右側の袖部25を示している。左側の袖部24は右側の袖部25に対して線対称であり同様な形状であるので、第1縫合部24dについての説明は省略する。
第1縫合部25dのV字切断部34は、小湾曲部34aと、小湾曲部の両端から徐々に間隔が拡がるように延びる1対の大湾曲部34b,34cとを有している。小湾曲部34aの中心O1からの曲率半径R1は、たとえば、3mm以上20mm以下の範囲、好ましくは5mm以上10mm以下の範囲に設定されており、本実施形態では、7mmとなっている。大湾曲部34bは、小湾曲部34aの一端から湾曲して第1袖形成部25bに向かって延びている。大湾曲部34bの中心O2からの曲率半径R2は、200mm以上600mm以下の範囲、好ましくは300mm以上400mm以下の範囲に設定されており、この実施形態では333mmである。また、大湾曲部34cは、小湾曲部34aの他端から湾曲して襟口25fに向かって延びている。大湾曲部34cの中心O3からの曲率半径R3は、200mm以上600mm以下の範囲、好ましくは300mm以上400mm以下の範囲に設定されており、この実施形態では333mmである。両大湾曲部34b,34cが交差する角度、具体的には、中心O2から大湾曲部34bの中心に向かって引いた半径R2での接線C2と、中心O3から大湾曲部34cの中心に向かって引いた半径R3での接線C3とが交差する角度のうち小さい方の第2角度α2は、20度以上80度以下の範囲が好ましく、この実施形態では、45度となっている。
このような角度範囲でV字切断部34が形成されると、袖部25がジャージ10の小湾曲部34aを中心として略左右軸回りの一方向(ジャージ10を左側から見て時計回り)に持ち上がり、袖口25aが下向きではなくそれより上向きになる。この上向きになる度合いは、第2角度α2が小さくなるほど顕著になる。
また、袖口25aに対する実質的な垂直二等分線となる第1直線L1と、襟口25fから乗り手の肩部の頂点に沿って肩口に向かう第2直線L2とが交差する第1角度α1は、30°以上90°以下の範囲、好ましくは30°以上60°以下の範囲に設定されており、この実施形態では、57度である。第1角度α1が90°を超えると、着用したときに、着用者に圧迫感を与えてしまう。また、第1角度α1が30°未満であると、袖部25が側方を向いてしまい、着用したときにしわがよりやすくなるとともに、引っ張られやすくなる。このような第1角度α1で第1及び第2直線L1,L2が交差することにより、袖部25全体が交差角度に応じて衣服の略縦軸回りの内側すなわち前方に向くことになり、袖口25aが前方を向く。
第2縫合部24e,25eは、図3に示すように、後ろ身頃23の第2袖取付部23a,23bに縫合される滑らかな円弧で形成されている。第2縫合部24e,25eと、第2袖形成部24c,25cとの接合部分は鋭角的に連結されている。
襟口24f,25fは、前身頃21,22の第1襟ぐり部21c,22c及び後ろ身頃23の第2襟ぐり部23fと連続するように途中で折れ曲がって形成されている。これらに、襟部30が被せられて縫合される。
左右1対の側部材26,27は、左右が線対称の形状である。左右1対の側部材26,27は、前身頃21,22の第1前後取付部21b,22bに縫合される第1連結部26a,27aと、第1連結部26a,27aと対向して配置され後ろ身頃23の第2前後取付部23c,23dに縫合される第2連結部26b,27bと、上部に円弧状に凹んで配置された第1袖ぐり部26c,27cと、下部に前上がりに配置された側下辺部26d,27dと、第2連結部26b,27bから湾曲して第1袖ぐり部26c,27cに鋭角的に連結される第3袖取付部26e,27eとを有している。このような側部材26,27を設けると、ジャージ10をより人間の体にフィットさせやすくなり、しわの発生による空気抵抗の増加を抑えることができるとともに、体の両側部で前身頃21,22及び後ろ身頃23が引っ張られにくくなり、着心地がより改善される。
左右1対の下袖部材28,29は、左右が線対称の形状である。左右1対の下袖部材28,29は、袖部24,25の袖口24a,25aの下方に配置される下袖口28a,29aと、下袖口28a,29aの前側から袖部24,25の第1袖形成部24b,25bに沿って延びる第3連結部28b,29bと、下袖口28a,29aの後側から袖部24,25の第2袖形成部24c,25cに沿って延びる第4連結部28c,29cと、第3連結部28b,29b及び第4連結部28c,29cと凸状に連なる第2袖ぐり部28d,29d及び第3袖ぐり部28e,29eとを有している。第3連結部28b,29bは、第1袖形成部24b,25bに縫合される。第4連結部28c,29cは、第2袖形成部24c,25cの袖ぐり側を除く部分に縫合される。第2袖ぐり部28d,29dは、側部材26,27の第1袖ぐり部26c,27cに縫合される。第3袖ぐり部28e,29eは、袖部24,25の第2袖形成部24c,25cの袖ぐり側に縫合される。なお、第2袖形成部24c,25cの袖ぐり側の先端部分は、側部材26,27の第3袖取付部26e,27eに縫合される。このような下袖部材28,29を設けることにより、上腕に袖部24,25をよりフィットさせやすくなり、しわの発生による空気抵抗の増加をより抑えることができるとともに、袖部24,25が引っ張られにくくなり、着心地がより改善される。
このように構成された本発明の一実施形態による自転車用ジャージ10では、袖部24,25を第1角度α1で第1直線L1及び第2直線L2が交差するように形成することにより、袖部24,25を前身頃21,22及び後ろ身頃23に縫合したとき、全体が第1角度α1に応じて衣服の略縦軸回りの内側すなわち前方に向くことになり、袖口25aが前方を向く。そのうえ、第2角度α2で交差するV字切断部34を設け、それを前身頃21,22と縫合することにより、前方に向いた袖部24,25がジャージ10の略左右軸回りにさらに前方に向くことになる。これにより、図5に示されるように、袖部24,25がジャージ10の前方に向いているため、ロードレーサ50などの自転車に前屈みの姿勢で搭乗してドロップハンドル51などのハンドルを両手52で握り、腕53がジャージ10の前方に延びても、肩の後側部が窮屈になりにくくなるとともに、肩の前側部で袖部24,25にしわが発生しにくくなる。このため、ドロップハンドル51を握ったときの着心地が改善しかつ空気抵抗も低減する。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、フィット感をより向上させるために側部材26,27及び下袖部材28,29を設けたが、伸縮性によりフィット感が得られる場合は、それらを設けなくてもよい。
(b)前記実施形態では、脱ぎ着しやすくするために前身頃を2つの部分に分割したが、前身頃を後ろ身頃と同様に一体の生地で構成してもよい。この場合、上部にファスナを設けて脱ぎ着しやすくするのが好ましい。
(c)前記実施形態では、ロードレーサ用の自転車用ジャージを例示したが、本発明に係る自転車搭乗用衣服は、マウンテンバイク用のものやその他の自転車用のものであってもよい。
(d)前記実施形態では、パンツと分離した自転車用ジャージを例に本発明を説明したが、パンツの一体型の自転車搭乗用衣服にも本発明を適用できる。また、半袖を例に説明したが長袖の自転車搭乗用衣服にも本発明を適用できる。
本発明の一実施形態による自転車用ジャージの正面側斜視図。 その背面側斜視図。 その各部分を型紙に沿って生地から裁断した図。 その右側の袖部の拡大図。 本発明に係る自転車用ジャージを着用した乗り手が搭乗した自転車の側面図。
符号の説明
10 自転車用ジャージ
21,22 前身頃
21a,22a 第1袖取付部
22a,23b 第1前後取付部
23 後ろ身頃
23a,23b 第2袖取付部
23c,23d 第2前後取付部
24,25 袖部
24a,25a 袖口
24b,25b 第1袖形成部
24c,25c 第2袖形成部
24d,25d 第1縫合部
24e,25e 第2縫合部
24f,25f 襟口
26,27 側部材
28,29 下袖部材
33,34 V字切断部
33a,34a 小湾曲部
33b,34b、33c,34c 大湾曲部
L1 第1直線
L2 第2直線
α1 第1角度
α2 第2角度

Claims (5)

  1. 自転車搭乗時に乗り手が着用するラグラン袖の自転車搭乗用衣服であって、
    上部両外側に前記乗り手の肩部が露出するように斜めに湾曲して配置された左右1対の第1袖取付部、及び前記第1袖取付部の下方で両外側に配置された左右1対の第1前後取付部を有する前身頃と、
    上部両外側に前記乗り手の肩部が露出するように斜めに湾曲して配置された左右1対の第2袖取付部、及び前記第2袖取付部の下方で両外側に配置され前記第1前後取付部と連結される左右1対の第2前後取付部を有する後ろ身頃と、
    袖口、前記袖口の両側から湾曲して延び互いに連結される第1及び第2袖形成部、前記第1袖形成部からV字型に切断されて延びるV字切断部を有し前記第1袖取付部に縫合される第1縫合部、前記第2袖形成部から延び前記第2袖取付部に縫合される第2縫合部、並びに前記第1及び第2縫合部を結ぶ襟口を有し、前記肩部を覆うように配置される左右1対の袖部とを備え、
    前記1対の袖部において、前記袖口に対する実質的な垂直二等分線となる第1直線と、前記襟口から前記乗り手の肩部の頂点に沿って肩口に向かう第2直線とが交差する第1角度が30°以上90°以下である、自転車搭乗用衣服。
  2. 前記V字切断部は、
    曲率半径が3mm以上20mm以下の小湾曲部と、
    前記小湾曲部の両端から徐々に間隔が拡がるように延び曲率半径が200mm以上600mm以下で外側に凸に湾曲した2つの大湾曲部とを有する、請求項1に記載の自転車搭載用衣服。
  3. 前記両大湾曲部が交差する第2角度は、20度から80度の範囲である、請求項2に記載の自転車搭乗用衣服。
  4. 前記第1及び第2前後取付部の間に配置され、前記第1及び第2前後取付部に両端が縫合される左右1対の側部材をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の自転車搭乗用衣服。
  5. 前記第1及び第2袖形成部の間に配置され、前記第1及び第2袖形成部に縫合される左右1対の下袖部材をさらに備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の自転車搭乗用衣服。
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