JP2006123081A - 震動ドリル - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力軸とチャックスリーブの付勢とを合理的に行って構造の簡略化と低コストとを達成する。
【解決手段】 震動機構7を備えたインパクトドライバ1において、軸方向へ前後微動可能に設けられたアンビル8の先端には、チャックスリーブ109が所定のストロークで軸方向へ前後移動可能に外装され、その前方でアンビル8に外装されたコイルバネ110によって、前方のボールベアリング69の内輪に当接する後退位置に付勢されている。この後退位置で、チャックスリーブ109の内周に突設した突条111が、アンビル8内のボール112,112を軸心側へ押圧して、挿着孔113へ挿入されたビットを抜け止め固定する。また、後方へ付勢されるチャックスリーブ109がボールベアリング69に当接することで、アンビル8はコイルバネ110によって前進位置に付勢される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハウジングの前方に突設される出力軸に、ハウジングに内設した震動機構によって軸方向へ震動動作を付与可能とした震動ドリルに関する。
震動ドリルとしては、例えば特許文献1に記載の震動機構を備えたものが知られている。これは、モータ駆動で回転するスピンドル(出力軸)を、軸方向で前後へ微動可能に設けると共に、スピンドルに外装したコイルバネ等の付勢手段によって前進位置へ付勢する一方、スピンドルには、一体回転する第一のクラッチを、ハウジング内には、スピンドルが遊挿して第一のクラッチと対向する第二のクラッチを夫々固着して、スピンドルに装着したビットを押し込んでスピンドルを後退させた際には、両クラッチの噛合により、スピンドルに軸方向へ震動動作を付与可能としたものである。
一方、スピンドルへのビットの装着には、同文献に開示のようにスピンドルに設けたチャックを利用する他、スピンドルの先端に外装したチャックスリーブを、所定のストロークで軸方向へ前後移動可能に設けると共に、コイルバネ等の付勢手段によって前後何れか一方側へ付勢し、その付勢によるスライド位置で、スピンドルにその放射方向で移動可能に内設されたボール等の押圧部材をスピンドルの軸心側へ押圧して、スピンドルに設けた挿着孔に挿入されたビットを抜け止め固定可能とする構造も良く採用される。チャックスリーブを付勢に抗して反対側へスライドさせると、チャックスリーブによる押圧部材の押圧が解除されてビットの挿脱が可能となる。
実開昭51−14389号公報
このように、上記震動ドリルにおいては、スピンドルを前進位置へ付勢する付勢手段と、チャックスリーブを付勢する付勢手段とが夫々別個に設けられるため、部品点数が多くなって構造が複雑化し、組付けの手間も増えてコストアップにも繋がっていた。
そこで、請求項1に記載の発明は、出力軸とチャックスリーブの付勢とを合理的に行って構造の簡略化と低コストとを達成できる震動ドリルを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、付勢手段によるチャックスリーブの付勢方向を後方に設定すると共に、その後方でのスライド位置でチャックスリーブをハウジング側へ当接させることで、チャックスリーブの付勢手段によって出力軸を前進位置へ付勢可能としたことを特徴とするものである。
なお、本発明でいう震動ドリルは、回転駆動する出力軸に震動機構のみを付加した専用工具は勿論、インパクトドライバや震動ドライバドリル等、打撃機構やクラッチ機構等の他の機能を主とした工具であって震動機構を併設したものも含む。
請求項1に記載の発明によれば、出力軸の前進位置への付勢とチャックスリーブの後退位置への付勢とを、チャックスリーブに設けた1つの付勢手段のみによって行うことができ、部品点数が少ない合理的な構造となる。よって、組付けの手間が少なくて済み、製造コストも低減可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、震動機構を併設したインパクトドライバの一例を示す縦断面図で、インパクトドライバ1は、左右一対の半割ハウジングからなる本体ハウジング2の後方部(図1の右側を前方とする。)にモータ3を収容し、そのモータ3の前方に、クラッチ機構を備えた遊星歯車減速機構5、打撃機構6、震動機構7を夫々内設して、モータ3のモータ軸4と同軸上の出力軸としてのアンビル8を前方に突出させている。9はモータ3の駆動回路のスイッチ、10は、押し込み操作でスイッチ9をONさせるトリガーである。
遊星歯車減速機構5は、図2,3にも示すように、本体ハウジング2内に固着されてモータ軸4を軸支する円筒状のモータブラケット11と、そのモータブラケット11の前方に連結される一回り大きい円筒状のギヤケース12との内部に収容されている。すなわち、モータ軸4に嵌着したピニオンに噛合し、第一インターナルギヤ13内で回転可能な3つの遊星ギヤ14,14・・と、その遊星ギヤ14を支持するキャリア15と、そのキャリア15の前方の出力軸部に噛合し、第二インターナルギヤ16内で回転可能な次段の3つの遊星ギヤ17,17・・と、その遊星ギヤ17を支持するキャリア部19を有し、アンビル8の後面に同軸で遊挿するスピンドル18とから形成されるもので、モータ軸4の回転を二段階に減速してスピンドル18へ伝達可能としている。
ここで、第一インターナルギヤ13は、モータブラケット11内でボールベアリング20によって回転可能に軸支されており、そのボールベアリング20を保持する速度切替リング21が、図5(B)にも示すように、その外面に軸方向へ突設された3つの突条22,22・・と、モータブラケット11内に対応して凹設された2つの案内溝23,23及び1つのスリット24との嵌合によって、回転を規制された状態で軸方向へ前後移動可能となっている。速度切替リング21の3つの突条22の内、スリット24に嵌合する突条22には、連結片25が放射方向へ突設されて、モータブラケット11の外部に設けられた矩形状のフレーム26内に遊挿している。このフレーム26は、モータブラケット11に外装され、ギヤケース12の後端に当接する前進位置と、本体ハウジング2の内面に設けた段部に当接する後退位置との間で前後移動可能に設けられたリング状の速度切替レバー27へ直交状に連結されるもので、速度切替レバー27の外周には、フレーム26部分を除いて凹溝28が周方向に凹設されている。また、フレーム26内においては、連結片25を挟む格好で前後にコイルバネ29,29が内挿されている。
一方、ギヤケース12の外周には、上面に切替ボタン30を突設した円弧状の切替プレート31が設けられる。この切替プレート31は、図4にも示すように、本体ハウジング2の上面へ左右方向に穿設された横長矩形状の窓32を介して切替ボタン30を外部へ露出させるもので、切替ボタン30が窓32内で移動を規制される範囲でギヤケース12の周方向に移動可能となっている。但し、窓32の左端には、切替ボタン30が後退可能な後退部33が連設されていることから、切替ボタン30を左端で後退部33内へスライドさせれば、切替プレート31を後方へ移動させることができる。また、切替プレート31の上面には、切替ボタン30のみを露出させる矩形状で薄板の保護プレート34がセットされて、切替ボタン30の前後左右のスライド位置にかかわらず、常に窓32の全面を覆って粉塵等の侵入防止を図るようにしている。
切替プレート31の内面には、速度切替レバー27の凹溝28に挿入される結合突起35が突設されて、切替プレート31の前後方向への移動に速度切替レバー27が追従可能となっている。同様に、本体ハウジング2と保護プレート34との間には、後端左右で下方に形成した折り曲げ片37,37が、速度切替レバー27の上端後面に形成された平面L字状の一対のストッパ片38,38の夫々外側で係止する平面コ字状の表示プレート36がセットされて、切替ボタン30が窓32の左端位置で嵌合可能となっている。この表示プレート36は、速度切替レバー27と切替プレート31との連結に寄与すると共に、切替ボタン30の前後に位置する表示片39,39が、切替ボタン30の前後位置に応じて窓32内に交互に露出して、表面に表示された数字を視認可能としている。
よって、窓32の左端位置で切替ボタン30を操作して切替プレート31を前後移動させると、速度切替レバー27及び速度切替リング21を介して、ボールベアリング20と第一インターナルギヤ13とが追従して前後移動することになる。ここでは、第一インターナルギヤ13の前進位置では、一段目の遊星ギヤ14とキャリア15とに同時に噛合して両者を一体化させ、後退位置では、遊星ギヤ14のみと噛合してキャリア15から離れる。第一インターナルギヤ13の後端外周には、噛み合い歯40,40・・が周方向に等間隔で突設されて、第一インターナルギヤ13の後退位置で、モータブラケット11の底面に突設された噛み合い歯41,41・・と係合して、第一インターナルギヤ13の回転を規制するようになっている。従って、第一インターナルギヤ13の後退位置では、モータ3のモータ軸4の回転が、第一インターナルギヤ13内で公転する遊星ギヤ14によってキャリア15へ減速して伝わり、遊星歯車減速機構5によって二段階に減速される低速モードとなり、第一インターナルギヤ13の前進位置では、モータ軸4の回転がキャリア15へダイレクトに伝わる高速モードとなる。
このとき表示プレート36は、切替ボタン30の前進位置では、後方の表示片39を窓32の後退部33内に露出させて、高速モードであることを示す数字「2」を表示させ、切替ボタン30の後退位置では、前方の表示片39を窓32内に露出させて、低速モードであることを示す数字「1」を表示させる。また、第一インターナルギヤ13がスライドしてキャリア15や噛み合い歯41と噛合する際、互いの歯の位置が合わないようなことがあっても、速度切替レバー27がコイルバネ29,29の弾性変形によって適正位置へ移動できるため、切替操作自体は常にスムーズに行える。そのままコイルバネ29,29による付勢は続いているため、モータ軸4が回転した際の適正な噛み合い位置で第一インターナルギヤ13及び速度切替リング21が適正な前後位置へスライドすることになる。
また、第二インターナルギヤ16も、スピンドル18のキャリア部19を軸支するボールベアリング42を保持してギヤケース12内で回転可能に設けられ、その前面に、周方向の前後面が傾斜面となる係合突起43,43・・が、周方向へ等間隔で突設されている。第二インターナルギヤ16の前方には、押圧リング44が、その外面に形成した軸方向の突条45,45・・と、ギヤケース12内面に凹設した図示しない凹溝との嵌合によって、回転を規制された状態で軸方向へ移動可能に収容されて、第二インターナルギヤ16と対向する後面に、係合突起43,43・・と係合可能な同形状の係合突起46,46・・が、周方向へ等間隔で突設されている。一方、押圧リング44の前方には、一対のプッシャ47,47によって前端が受けられるコイルバネ50が配されて、押圧リング44を後方へ付勢可能となっている。このプッシャ47,47は、ギヤケース12の外側面へ軸心を中心に点対称に設けられて、内面に突設したストッパ片48,48を、ギヤケース12に形成された開口51,51を通してギヤケース12内に突出させる板状体で、このストッパ片48,48がワッシャ52を介してコイルバネ50の前端を受けることになる。プッシャ47,47の外面には、雄ネジ部49が夫々形成されている。
よって、第二インターナルギヤ16は、コイルバネ50による付勢力で得られる押圧リング44との係合で回転を規制されることになる。本体ハウジング2の前方でギヤケース12には、内周に雌ネジ部を形成した筒状のチェンジリング53が回転可能に外装されて、プッシャ47,47の雄ネジ部49と螺合していることから、チェンジリング53の回転操作によってプッシャ47,47を軸方向へネジ送り移動させると、コイルバネ50を軸方向に伸縮させて押圧リング44への付勢力を変更することができる。ギヤケース12の前端外周には、リーフスプリング54が嵌着されて、チェンジリング53の前端内周に形成された歯55,55・・と係合して、チェンジリング53の回転操作時にクリック作用が得られるようになっている。56は、チェンジリング53の前方でギヤケース12へネジ止め固定され、アンビル8を軸支するハンマーケースで、ハンマーケース53の前方部分には、リング状でゴム製のバンパー114が嵌着されて、ネジの目かくしと共に、インパクトドライバ1の前方部の当接による被加工材の損傷防止を図っている。
一方、第二インターナルギヤ16の外周には、図6(A)にも示すように、外周に軸方向へ突設した突条58,58・・と、ギヤケース12の後端内面に凹設した凹溝59,59・・との嵌合によって、回転を規制されたリング状のクラッチ切替レバー57が軸方向へ前後移動可能に外装され、クラッチ切替レバー57の前進位置で、その内周に設けた係合歯60,60・・と、第二インターナルギヤ16の後方外周に設けた係合歯61,61・・とが係合して、コイルバネ50による付勢力にかかわらず、第二インターナルギヤ16の回転を規制可能となっている。クラッチ切替レバー57の外面には、一対の連結突起62,62が放射方向に点対称位置で突設されて、ギヤケース12へ軸方向に形成されたスリット63,63を貫通してギヤケース12の外部へ突出している。
ギヤケース12の外周には、ギヤケース12より一回り大きい半筒状の切替ケース64が回転可能に外装されている。この切替ケース64は、後端の切欠部分に切替プレート31が嵌合して、切替プレート31の周方向のスライドに追従して一体に回転するもので、後端部分に点対称位置で形成された一対のクラッチ切替溝65,65に、クラッチ切替レバー57の連結突起62が夫々挿入している。各クラッチ切替溝65は、図5(A)に示すように、切替ケース64の周方向に沿った第一溝66と、その第一溝66から所定距離後方に位置する同じく周方向の第二溝67と、第一溝66と第二溝67とを接続する傾斜溝68とから形成されて、切替ケース64の回転に伴い、スリット63内で周方向への移動を規制される連結突起62をクラッチ切替溝65内で相対的に移動させることで、連結突起62を介してクラッチ切替レバー57を外部から前後移動させることができる。ここでは、連結突起62が第一溝66に位置する状態でクラッチ切替レバー57の前進位置、第二溝67に位置する状態でクラッチ切替レバー57の後退位置となる。
打撃機構6は、ギヤケース12の前端に設けた小筒部12a及びハンマーケース56にボールベアリング69,69を介して軸支されるアンビル8と、そのアンビル8の後面へ同軸で遊挿されるスピンドル18と、スピンドル18に外装されるハンマー70と、スピンドル18に装着されたカップワッシャ71によって後端を受けられてハンマー70を前方へ付勢するコイルバネ72とを備える。ハンマー70は、図6(B)にも示すように、スピンドル18の外周面でV字状に形成された一対のカム溝73,73と、ハンマー70の内周面で軸方向に形成された連結溝74,74とに跨って嵌挿される2つのスチールボール75,75とによってスピンドル18へ連結されると共に、コイルバネ72により、スチールボール75がカム溝73の前端(V字の先端)及び連結溝74の後端に位置する前進位置に付勢されている。ハンマー70の前面には、アンビル8の後端へ放射状に延設された一対のアーム76,76に係合可能な前方から見て扇状の一対の係合爪77,77が突設されて、図1に示すハンマー70の前進位置では、係合爪77,77がアーム76,76と係合してハンマー70とアンビル8とを一体回転させる。
ハンマー70には、二面幅の嵌合によって、補助リング78が一体回転且つ軸方向へは単独で移動可能に外装されている。この補助リング78の前面には、ハンマー70の係合爪77,77の外周へ連続状に連なる円弧状の補助爪79,79が突設されて、前進位置では、ハンマー70の係合爪77,77と共にアーム76,76へ係合する。また、補助リング78の外周には、周方向に凹溝80が凹設されている。一方、切替ケース64には、軸方向へ形成された一対のスリット81,81内で、中央に筒体82aを嵌着した四角形状のガイド体82,82が前後移動可能に収容され、各ガイド体82の筒体82aに嵌入された段付ピン83が、図5(A)及び図6(B)に示すように、ギヤケース12に形成された一対のインパクト切替溝84,84を貫通して、補助リング78の凹溝80に先端を遊挿させている。
このインパクト切替溝84は、ギヤケース12の周方向に形成された第一溝85と、第一溝85の途中で後方へV字状に折曲する第二溝86とから形成されて、切替ケース64の回転に伴い、スリット81内で周方向への移動を規制されるガイド体82,82と共に段付ピン83,83をインパクト切替溝84、84内で移動させることで、段付ピン83を介して補助リング78を外部から前後移動させることができる。ここでは、段付ピン83が第一溝85内に位置する状態で補助リング78の前進位置、第二溝86のV字の先端に位置する状態で補助リング78の後退位置が得られる。なお、インパクト切替溝84内では、段付ピン83に外装される格好のガイド体82の筒体82aが摺動することになる。このような筒体82aと段付ピン83とによる二重構造にしたのは、段付ピン83の強度を確保して段付ピン83によるインパクト切替溝84内での摺動と補助リング78の移動とを確実に行うためである。
震動機構7は、ハンマーケース56に内設されている。震動機構7は、ボールベアリング69,69の間でアンビル8へ一体に嵌着される第一カム87と、その後方でアンビル8へ別体に外装され、ボール88,88・・及びフラットワッシャ89によって後方への移動を規制される第二カム90と、第二カム90の後方でギヤケース12の小筒部12a内にあって、第二カム90の外周に形成された係止歯91,91・・と噛合可能な係止歯92,92・・を前端に有するリング状の震動切替レバー93とを有し、第一カム87と第二カム90との互いの対向面には、当接状態で互いに噛み合うカム歯94,95・・が夫々形成されている。
震動切替レバー93は、図6(C)にも示すように、外周に突設した突起96,96・・と、小筒部12aの内面に設けた凹部97,97・・との嵌合によって回転を規制された状態で小筒部12a内で前後移動可能に保持され、突起96,96間で同じく外周へ放射状に突設した一対の連結突起98,98を、小筒部12aに設けたスリット99,99を貫通させて、切替ケース64の前端に突設した一対の円弧状のガイド板100,100に遊挿させている。各ガイド板100における連結突起98の遊挿部分には、図7にも示すように、切替ケース64の周方向に沿った第一溝102と、その第一溝102の途中で前方へ台形状に折曲する第二溝103とからなる震動切替溝101が形成されて、切替ケース64の回転に伴い、スリット99内で周方向への移動を規制される連結突起98,98を震動切替溝101,101内で相対的に移動させることで、連結突起98を介して震動切替レバー93を外部から前後移動させることができる。ここでは、連結突起98が第一溝102に位置する状態で震動切替レバー93の後退位置、第二溝103の台形の前端に位置する状態で震動切替レバー93の前進位置が得られる。
なお、ここでは切替ケース64が合成樹脂製であることから、ガイド板100における第二溝103の後縁を含む部分をスチール製のプレート104,104で夫々別体に形成して震動切替溝101の強度を確保している。
次に、切替ボタン30の操作に伴う切替ケース64の回転位置と、それに伴って得られる動作モードとを説明する。
まず、図7に示すように、切替ボタン30が窓32の左端(図4の上側。アンビル8を前として説明している。以下同じ)の第一のスライド位置となる切替ケース64の第一の回転位置では、クラッチ切替溝65においては、クラッチ切替レバー57の連結突起62を第一溝66の右端に位置させる。よって、クラッチ切替レバー57は前進位置にあって第二インターナルギヤ16の回転を規制する。また、インパクト切替溝84においては、段付ピン83を第一溝85の左端に位置させる。よって、補助リング78は前進位置にあってアーム76と係合している。さらに、震動切替溝101においては、連結突起98を第一溝102の右端に位置させる。よって、震動切替レバー93は後退位置にあって第二カム90から離れている。
従って、ここでは、第二インターナルギヤ16はクラッチ切替レバー57によって直接空転を阻止され、アンビル8は補助リング78を介してスピンドル18と一体回転するドリルモードとなる。このとき、第二カム90は回転フリーとなるため、第一カム87と当接しても震動は発生しない。
次に、図8に示すように、切替ボタン30が第一のスライド位置から、窓32の左右寸法の約3分の1だけ右側に移動する切替ケース64の第二の回転位置では、クラッチ切替溝65と震動切替溝101とにおいては、連結突起62,98は夫々変わらず第一溝66,102内にあるため、クラッチ切替レバー57の前進位置、震動切替レバー93の後退位置は変わらない。しかし、インパクト切替溝84においては、段付ピン83が第二溝86内に進入してV字の先端に移動する。よって、補助リング78は後退してアーム76から離れる。
従って、この切替ボタン30の第二のスライド位置では、第二インターナルギヤ16はアンビル8への負荷にかかわらず空転を阻止され、第二カム90も回転フリーで震動は発生しないが、スピンドル18とアンビル8とはハンマー70を介して連結されるインパクトモードとなる。
次に、図9に示すように、切替ボタン30が第二のスライド位置から、同様に窓32の左右寸法の約3分の1だけ右側に移動する切替ケース64の第三の回転位置では、クラッチ切替溝65においては連結突起62は変わらず第一溝66内にある。しかし、インパクト切替溝84においては、段付ピン83が再び第一溝85内に進入して、補助リング78を前進位置に移動させる。また、震動切替溝101においては、連結突起98が第二溝103内に進入して台形の前端に移動する。よって、震動切替レバー93は前進して第二カム90の回転を規制する。
従って、この切替ボタン30の第三のスライド位置では、第二インターナルギヤ16はアンビル8への負荷にかかわらず空転を阻止され、アンビル8はスピンドル18と一体回転する。アンビル8は、アンビル8に外装されてギヤケース12の小筒部12aに保持されるナイロンワッシャ105にアーム76,76の前面が当接する前進位置と、スピンドル18前端の段部にアーム76,76の後面が当接する後退位置との間で前後方向へ微動可能に収容されていることから、アンビル8の後退位置では、アンビル8と共に回転する第一カム87が、震動切替レバー93により回転規制される第二カム90と当接する震動ドリルモードとなる。
そして、図10に示すように、切替ボタン30が窓32の右端に位置する切替ケース64の第四の回転位置では、クラッチ切替溝65においては、連結突起62は傾斜溝68の案内によって第二溝67内に移動して、クラッチ切替レバー57を後退させる。また、インパクト切替溝84においては、段付ピン83は第一溝85の右端にあるため、補助リング78の前進位置は変わらない。しかし、震動切替溝101においては、連結突起98は第二溝103から再び後退して第一溝102の左端に移動する。よって、震動切替レバー93は後退して第二カム90から離れる。
従って、この切替ボタン30の第四のスライド位置では、アンビル8はスピンドル18と一体回転して打撃が発生せず、第二カム90も回転フリー状態で震動も発生しないが、クラッチ切替レバー57の後退によって第二インターナルギヤ16はコイルバネ50の付勢力によってのみ固定されるクラッチモードとなる。
なお、切替ボタン30内には、図3及び図6(A)に示すように、スチールボール106が、コイルバネ107と共に収容されて、スチールボール106を切替プレート31の裏面へ向けて突出付勢している。ギヤケース12の外周面には、上記切替ボタン30の4つのスライド位置に対応した凹部108,108・・が前後に二列凹設されていることから、切替ボタン30のスライド操作時には、各動作モード位置及び速度切替位置に対応したクリック作用が得られる。
一方、アンビル8の先端外周には、チャックスリーブ109が所定のストロークで軸方向へ前後移動可能に外装され、その前方でアンビル8に外装された付勢手段としてのコイルバネ110によって、前方のボールベアリング69の内輪に当接する後退位置に付勢されている。この後退位置で、チャックスリーブ109の内周に突設した突条111が、アンビル8内でその放射方向で移動可能に内挿された押圧部材としてのボール112,112を軸心側へ押圧し、アンビル8の軸心に設けられた断面六角形の挿着孔113内へ突出させて、挿着孔113へ挿入された図示しないビットを抜け止め固定する。チャックスリーブ109をコイルバネ110の付勢に抗して前方へスライドさせると、突条111によるボール112の押圧が解除されるため、挿着孔113へのビットの挿脱が可能となる。
特にここでは、後方へ付勢されるチャックスリーブ109がボールベアリング69に当接することで、常態ではアンビル8はコイルバネ110の付勢によって前進位置にあって、第一カム87と第二カム90とを非接触状態に維持している。アンビル8に装着したビットをネジ頭部等へ押し当ててアンビル8を後退させると、第一カム87と第二カム90とのカム歯94,95同士が当接する。
なお、アンビル8の後退によって、ボールベアリング69に当接するチャックスリーブ109が相対的に前進することになるが、前進距離は僅かであってボール112への押圧状態は変わらないため、ビットの抜け止め固定は維持される。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1においては、まず、切替ボタン30を第一のスライド位置に操作して図7のドリルモードを選択し、この状態でトリガー10を押し込み操作してスイッチ9をONさせると、モータ3が駆動してモータ軸4が回転する。すると、モータ軸4の回転は、遊星歯車減速機構5で減速され、スピンドル18へ伝達される。スピンドル18は、ハンマー70に加えて、前進位置の補助リング78によってもアンビル8に連結されているため、アンビル8は常にスピンドル18と一体的に回転し、打撃機構6においてインパクトは発生しない。また、震動機構7においても、震動切替レバー93がフリーであることから、アンビル8が後退しても震動は発生しない。よって、アンビル8に装着したドリルビット等による穿孔作業が可能となる。このとき、前述のように第二インターナルギヤ16はクラッチ切替レバー57で回転を規制されているため、クラッチ機構は働かず、アンビル8への負荷にかかわらずアンビル8の回転は継続する。
次に、切替ボタン30を第二のスライド位置に操作して図8のインパクトモードを選択し、スイッチ9をONさせると、スピンドル18の回転はハンマー70を介してアンビル8へ伝わる。よって、アンビル8に挿着したドライバビットによってねじ締めを行う際、アンビル8への負荷が高まると、スチールボール75,75をスピンドル18のカム溝73,73に沿って後方へ転動させながら、コイルバネ72の付勢に抗してハンマー70が後退し、アンビル8のアーム76,76から離れる。しかし、アーム76,76から係合爪77,77が離れた瞬間、コイルバネ72の付勢によって再びスピンドル18と共に回転しながら前進し、係合爪77,77をアーム76,76へ再係合させる。このハンマー70のアンビル8に対する離脱と係合との繰り返しにより、アンビル8へは回転方向へ間歇的に衝撃(インパクト)が発生し、増し締めが行われる。このときも震動機構7において震動は発生せず、第二インターナルギヤ16の固定によってクラッチ機構も働かない。
次に、切替ボタン30を第三のスライド位置に操作して図9の震動ドリルモードを選択し、スイッチ9をONさせると、ハンマー70とアンビル8とが補助リング78によって連結されるため、打撃機構6においてインパクトは発生せず、第二インターナルギヤ16の固定によってクラッチ機構も働かない。しかし、震動機構7においては、第二カム90が震動切替レバー93によって回転規制されるため、ドリルビット等を押し当ててアンビル8を後退させると、アンビル8と一体回転する第一カム87が第二カム90に当接し、カム歯94,95同士の干渉によってアンビル8には軸方向へ震動が発生する。
そして、切替ボタン30を第四のスライド位置に操作してクラッチモードを選択し、スイッチ9をONさせると、ハンマー70とアンビル8との補助リング78による連結状態は変わらず、打撃機構6においてインパクトは発生しない。また、第二カム90もフリーとなるため、アンビル8が後退しても震動機構7において震動は発生しない。しかし、遊星歯車減速機構5においては、クラッチ切替レバー57による第二インターナルギヤ16の回転規制が解除されるため、ねじ締めが進んでアンビル8及びスピンドル18への負荷が、コイルバネ50による押圧力を超えると、第二インターナルギヤ16の係合突起43が押圧リング44を前方へ押し出して係合突起46を乗り越えさせることで第二インターナルギヤ16が空転し、ねじ締めを終了させる。このクラッチ作動トルクは、チェンジリング53の回転操作によってコイルバネ50の圧縮量を変更することで調整可能である。
なお、上記各動作モードでは、前述のように、通常は窓32による切替ボタン30の案内によって、切替プレート31は前方位置で左右にスライドするため、速度切替リング21と共に第一インターナルギヤ13は回転フリー状態で前進位置にあって、遊星ギヤ14とキャリア15とを結合させる高速モードでアンビル8は回転する。
一方、ドリルモードの第一のスライド位置でのみ切替ボタン30を後退させれば、速度切替リング21と共に第一インターナルギヤ13が後退して回転を規制され、遊星ギヤ14のみと噛合する。よって、低速モードでアンビル8は回転する。すなわち、ドリルモードの場合でのみアンビル8の高速/低速の切り替えが可能となっている。
このように、上記形態のインパクトドライバ1によれば、コイルバネ110によるチャックスリーブ109の付勢方向を後方に設定すると共に、その後方でのスライド位置でチャックスリーブ109を本体側のボールベアリング69へ当接させることで、コイルバネ110によってアンビル8を前進位置へ付勢可能としたことで、アンビル8の前進位置への付勢とチャックスリーブ109の後退位置への付勢とを、チャックスリーブ109に設けた1つのコイルバネ110のみによって行うことができ、部品点数が少ない合理的な構造となる。よって、組付けの手間が少なくて済み、製造コストも低減可能となる。
なお、チャックスリーブの付勢手段は、コイルバネの他、板バネや弾性体等の他の部材やこれらの組み合わせによって構成しても良く、チャックスリーブのハウジング側への当接は、ボールベアリングに限らず、ハンマーケースやワッシャー等の他の場所であっても差し支えない。押圧部材はボール以外にローラ等も採用できる。
また、上記形態では、ドリルモード、インパクトモード、震動ドリルモード、クラッチモードとの4つの動作モードを選択できるインパクトドライバで説明しているが、震動機構とチャックスリーブによるビットの挿着構造とを備えた電動工具であれば、震動ドライバドリル等の他の電動工具でも差し支えないし、勿論震動機構のみを備えた震動ドリルであっても良い。このような専用工具の場合は、上記形態のように第二カムの回転規制とその解除とを切り替える手段は必要なく、第二カムは常にハウジング内で固定されることになる。
インパクトドライバの縦断面図である。 内部機構の分解斜視図である。 内部機構の分解斜視図である。 インパクトドライバの平面図である。 (A)はギヤケース部分の側面図、(B)はA−A線断面図である。 (A)はB−B線断面図、(B)はC−C線断面図、(C)はD−D線断面図である。 上はドリルモードでのギヤケース部分の側面図、下はその縦断面図(但しチェンジリング及びハンマーケースは図示)である。 上はインパクトモードでのギヤケース部分の側面図、下はその縦断面図(但しチェンジリング及びハンマーケースは図示)である。 上は震動ドリルモードでのギヤケース部分の側面図、下はその縦断面図(但しチェンジリング及びハンマーケースは図示)である。 上はクラッチモードでのギヤケース部分の側面図、下はその縦断面図(但しチェンジリング及びハンマーケースは図示)である。
符号の説明
1‥インパクトドライバ、2‥本体ハウジング、3‥モータ、4‥モータ軸、5‥遊星歯車減速機構、6‥打撃機構、7‥震動機構、8‥アンビル、12‥ギヤケース、13‥第一インターナルギヤ、16‥第二インターナルギヤ、18‥スピンドル、21‥速度切替リング、27‥速度切替レバー、30‥切替ボタン、31‥切替プレート、32‥窓、44‥押圧リング、53‥チェンジリング、57‥クラッチ切替レバー、62,98‥連結突起、64‥切替ケース、65‥クラッチ切替溝、70‥ハンマー、78‥補助リング、83‥段付ピン、84‥インパクト切替溝、87‥第一カム、90‥第二カム、93‥震動切替レバー、101‥震動切替溝。

Claims (1)

  1. ハウジングの前方に、モータの駆動で回転する出力軸を、軸方向で前後へ微動可能に突設して、前記ハウジング内に、前記出力軸の後退位置で前記出力軸に軸方向への震動を付与可能な震動機構を設ける一方、前記出力軸の先端に、所定のストロークで軸方向へ前後移動可能で、付勢手段により前後何れか一方のスライド位置へ付勢されるチャックスリーブを外装し、そのチャックスリーブの前記スライド位置で、前記出力軸にその放射方向で移動可能に内設された押圧部材を前記出力軸の軸心側へ押圧して、前記出力軸の挿着孔に挿入したビットを抜け止め固定可能とした震動ドリルであって、
    前記付勢手段による前記チャックスリーブの付勢方向を後方に設定すると共に、その後方でのスライド位置で前記チャックスリーブを前記ハウジング側へ当接させることで、前記付勢手段によって前記出力軸を前進位置へ付勢可能としたことを特徴とする震動ドリル。
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